JPH04135084A - レーザ加工機における加工制御装置 - Google Patents

レーザ加工機における加工制御装置

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JPH04135084A
JPH04135084A JP90253957A JP25395790A JPH04135084A JP H04135084 A JPH04135084 A JP H04135084A JP 90253957 A JP90253957 A JP 90253957A JP 25395790 A JP25395790 A JP 25395790A JP H04135084 A JPH04135084 A JP H04135084A
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machining
cutting
processing
workpiece
command
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JP90253957A
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Masaki Ito
正樹 伊藤
Yoshihisa Yamaoka
山岡 良久
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Yamazaki Mazak Corp
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Yamazaki Mazak Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (a)、産業上の利用分野 本発明は、ワークの円弧加工を種々の精度で適正に行な
うように加工制御することが出来るレーザ加工機におけ
る加工制御装置に関する。
(b)、従来の技術 第6図はレーザ加工機によるワークの丸穴加工の切断経
路の一例を示す図である。
従来、レーザ加工機を用いて、第6図に示すように、板
状のワークに対して所定の送り速度V1で加工半径R1
の丸穴加工を行なう際には、必然的にサーボ応答の遅れ
に起因して半径減少が生じる。即ち、実際に切断加工さ
れる丸穴の加工半径R1’が、第6図に示すように、指
令された丸穴の加工半径R1より小さくなってしまう。
この際の半径減少量、即ち加工誤差ΔR(=R1−R1
”)は、一般に AR=に−V12/R1・−−−−−■と表わされる。
ここで、kはレーザ加工機に固有の定数である。即ち、
丸穴加工時の加工誤差ΔRは、送り速度v1の2乗に比
例し、加工半径R1に反比例する。従って、切断加工す
べき丸穴の加工半径R1が小さくなる程、送り速度v1
を遅くしなければ加工誤差ΔRが大きくなって所定の許
容値AVを越えてしまうこととなる。そこで、丸穴加工
時の加工誤差ΔRを許容値AV以下に抑えるため、切断
加工すべき丸穴の加工半径R1に応じて送り速度v1に
リミットをかけていた。
(C)0発明が解決しようとする問題点しかし、許容値
AVはパラメータ設定であり、作業者が該許容値AVを
任意に変更することは出来ず、丸穴加工時の加工誤差Δ
Rを規制する許容値AVは常に一定の値となる。従って
、高精度を要求されるワークの丸穴加工の場合も、あま
り高精度を必要としないワークの丸穴加工の場合も、同
じ加工誤差ΔRで加工されてしまい、1台のレーザ加工
機では多様なニーズに対応出来ない不都合があった。
また、特に、切断加工すべき丸穴の加工半径R1が小さ
い場合には、加工誤差ΔRを許容値AV以下に抑えるた
めに送り速度v1が遅くなるので、レーザ出力値、レー
ザ周波数、デユーティ等のレーザ出力条件がそのままで
は、レーザ光の単位面積当りの照射エネルギー量が増大
し、入熱過多が原因でドロス等の加工不良が発生する危
険性があった。
本発明は、上記事情に鑑み、レーザ加工機によるワーク
の丸穴加工等の円弧加工に際して、要求される種々の加
工精度に対応することが出来ると共に、入熱過多に起因
する加工不良の発生を未然に防止し得るように加工制御
することが出来るレーザ加工機における加工制御装置を
提供することを目的とする。
(d)1問題点を解決するための手段 即ち、本発明は、所定の加工半径(R1)の円弧加工を
指示する円弧加工指令(CU C2)の格納された加工
プログラム(PRG)を格納したメモリ手段(25)を
青し、前記メモリ手段(25)に格納された加工プログ
ラム(PRG)中の円弧加工指令(CU C2)に基づ
いてワークの円弧加工を実行する加工手段(3,11,
12)を設けたレーザ加工機(1)において、ワークの
円弧加工の際の加工精度(PA)を任意に設定・指令し
得る円弧加工精度設定指令手段(23,25)を設け、
前記円弧加工精度設定指令手段(23,25)により設
定・指令された加工精度(PA)に基づいて、前記メモ
リ手段(25)に格納された加工プログラム(PRG)
中の円弧加工指令(CU C2)に基づく円弧加工の加
工半径(R1)に対応した切断速度(vl)を演算する
切断速度演算手段(32)を設け、前記切断速度演算手
段(32)により演算された切断速度(vl)に基づい
て前記メモリ手段(25)に格納された加工プログラム
(PRG)中の円弧加工指令(CUC2)に基づく円弧
加工の際の加工条件(CD)を設定する加工条件設定手
段(35)を設け、前記加工条件設定手段(35)によ
り設定された加工条件(CD)で前記メモリ手段(25
)に格納された加工プログラム(PRG)中の円弧加工
指令(CU C2)に基づく円弧加工をワークに対して
実行するように前記加工手段(3,11,12)に対し
て指令する加工制御手段(26,27,29)を設けて
構成される。
なお、括弧内の番号等は、図面における対応する要素を
示す便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記
載に限定拘束されるものではない。以下のr(e)、作
用jの欄についても同様である。
(e)1作用 上記した構成により、本発明は、レーザ加工機(1)に
よりワークの円弧加工を行なう際に、任意に設定・指令
された加工精度(PA)に基づいて円弧加工の加工半径
(R1)に対応した切断速度(vl)が決定され、該決
定された切断速度(vl)に基づいて円弧加工時の加工
条件(CD)が設定されるように作用する。
(f)、実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1図は本発明によるレーザ加工機における加工制御装
置の一実施例を示す制御ブロック図、第2図は第1図に
示す加工制御装置が装着されたレーザ加工機の一例を示
す斜視図、第3図は加工条件ファイルの一例を示す模式
第4図は加工プログラムの一例を示す図、第5図はワー
クの円弧加工の際の切断経路の一例を示す図である。
レーザ加工機1は、第2図に示すように、機体2を有し
ており、機体2には、上部にワーク搭載面3aの形成さ
れたテーブル3がX軸方向である矢印A、B方向に移動
駆動自在に支持されている。また、機体2にはコラム5
がテーブル3の上方に跨る形で設けられており、コラム
5の前面には制御盤6が装着されている。また、コラム
5にはサドル7が、Y軸方向である矢印C,D方向に移
動駆動自在に支持されており、サドル7には加工ヘッド
9がZ軸方向である矢印E、F方向、即ち上下方向に移
動駆動自在に支持されている。加工ヘッド9にはレーザ
光伝送装置10が、コラム5内に格納されたレーザ発振
器11と加工ヘッド9を接続する形で設けられており、
加工ヘッド9の下端には加工トーチ12が設けられてい
る。更に、加工トーチ12の下部には射出口12aが下
方、即ち前記テーブル3のワーク搭載面3aに向けて形
成されている。
ところで、レーザ加工機1には、第2図に示すように、
本発明によるレーザ加工機における加工制御装置20が
装着されており、該加工制御装置20は、第1図に示す
ように、主制御部21を有している。主制御部21には
バス線22を介してキーボード等の入力部23、加工プ
ログラムメモリ25、加工制御部26、軸制御部27、
レーザ発振制御部29、送り速度演算部32、加工条件
ファイルメモリ33.加工条件設定部35及びパラメー
タメモリ34等が接続している。加工制御部26には、
第1図に示すように、レジスタメモリ26aが設けられ
ており、レーザ発振制御部29には前記レーザ発振器1
1が接続している。
また、軸制御部27には、前記テーブル3をX軸方向(
矢印A、B方向)に移動駆動する駆動モータ39、前記
サドル7をY軸方向(矢印C,D方向)に移動駆動する
駆動モータ36、前記加工ヘッド9をZ軸方向(矢印E
、F方向)に移動駆動する駆動モータ37がそれぞれ接
続している。
また、第1図に示す加工制御装置2oの加工条件ファイ
ルメモリ33には、複数個の加工条件ファイルPCFが
、加工すべきワークの板種(軟鋼(冷間)、軟鋼(熱間
)、アルミニウム等)及び板厚(0,8mm、1.2m
m、1.6mm等)に基づいて分類されて、それぞれ特
有のアドレスADRを付された形で格納されている。以
下、加工条件ファイルPCFの一例として、板種が軟鋼
(冷間)で板厚が1.6mmであるワークに関する加工
条件ファイルPCFについて説明するが、他の加工条件
ファイルPCFについても同様である。
即ち、板種が軟鋼(冷間)で板厚が1.6mmのワーク
に関する加工条件ファイルPCFは、第3図に示すよう
に、rsPccl、6JなるアドレスADRを有してお
り、該加工条件ファイルPCFはピアシング条件表PT
及び切断条件表CTから構成されている。ピアシング条
件表PTには。
当該ワーク(即ち、1.6mm厚の軟鋼(冷間)のワー
ク)に対してピアシング動作を行なう際の最適なピアシ
ング条件PDが格納されている。即ち、該ピアシング条
件表PT中の「出力(W)」の桁にはレーザ出力値PD
、としてr500Jが、「周波数(Hり Jの桁にはレ
ーザ周波数PD2としてr250Jが、「デユーティ(
%)」の桁にはデユーティPD3、即ちパルスの周期に
対するパルス幅の割合として「20」が、「ドウエル(
S)」の桁にはピアシングの完了待ち時間PD、として
ro、5Jが、「ガス種」の桁にはアシストガスの種類
PD5として「酸素」が、更に「ガス圧(kg/am2
) Jの桁にはアシストガスの圧力PD。
としてr2.OJが、それぞれ格納されている。
従って、出力500W、周波数2508Zでデユーティ
20%のレーザ光を圧力2.0kg/cm2の酸素と共
に0.5秒間だけ照射した場合に、レーザ加工機1は前
記ワーク(即ち、1.6mm厚の軟鋼(冷間)のワーク
)に対して最適なピアシング動作を行なうことが出来る
ことを示している。
また、第3図に示す加工条件ファイルPCF中の切断条
件表CTは、複数行の切断条件ステップC5から構成さ
れており、各切断条件ステップCSにおいては、「速度
(mm/m1n) Jの桁に「5000J、r4000
J、r3000J 、・・・「250」等の数値がワー
ク切断速度WC5として格納されており、更にワーク切
断速度WC8の図中右方には、当該ワーク切断速度WC
8でワークの切断動作を行なう際の最適な切断条件CD
が格納されている。例えば、「速度(mm/m1n) 
Jの桁にワーク切断速度WC8としてr500]が格納
された第1切断条件ステップC81には、「出力(W)
」の桁にレーザ出力値CD、としてrlooOJが、「
周波数(Hχ)」の桁にレーザ周波数CD2としてr2
000Jが、「デユーティ(%)」の桁にデユーティC
D3として「100」が、「ガス種」の桁にアシストガ
スの種類CD4として「酸素」が、「ガス圧(kll/
am2) Jの桁にアシストガスの圧力CDsとしてr
2.OJが、更に「補正(mm) Jの桁にビーム径補
正値CD6としてro、07Jが、それぞれ格納されて
いることから、前記ワーク、即ち1.6mm厚の軟鋼(
冷間)のワークを5000mm/minの速度で切断す
る際には、出力1000W、周波数2000Hzでデユ
ーティ100%のレーザ光を圧力2゜0kg/c+n2
の酸素と共に、切断経路から0.07mmだけオフセッ
トした状態を維持しつつ照射した場合に、レーザ加工機
1は前記ワークに対して最適な切断動作を行なうことが
出来ることを示している。このことは、切断条件表CT
中の「速度(mm/m1n) Jの桁にワーク切断速度
WCSとしてr5000J以外の数値(例えば、r40
00Jr3000J、r250」)が格納されている切
断条件ステップC5についても同様である。
レーザ加工機1は以上のような構成を有するので、レー
ザ加工機1を用いて板状のワークの加工を行なう際には
、作業者は、加工すべきワークを第2図に示すレーザ加
工機1のテーブル3のワーク搭載面3a上に載置し、そ
の状態で、第1図に示す入力部23を介して、加工すべ
きワークに対応したワーク番号WHO(例えば、「00
001J)、加工すべきワークの板積及び板厚にそれぞ
れ対応した板積番号KN及び板厚番号TN並びに当該ワ
ークの円弧加工に際して許容し得る切断経路の最大ズレ
量、即ち円弧加工の際の加工精度PA(例えば、0.0
1mm、0.3mm等)を入力して、主制御部21に対
して加工プログラムPRGの作成及び該加工プログラム
PRGに基づく加工を指令する。すると、主制御部21
は、前記入力された加工精度PAを加工制御部26に対
して出力し、加工制御部26は、該出力された加工精度
FAをレジスタメモリ26a内に格納する。
同時に、主制御部21は、前記入力されたワーク番号W
NOに対応した加工プログラムPRGを加工プログラム
メモリ25から読み出し、該読み出された加工プログラ
ムPRG中に前記入力された板積番号KN及び板厚番号
TNをパラメータとしてローディングして、ワークの板
積及び板厚に対応した加工プログラムPRGを作成する
こうして、加工すべきワークの板積番号KN及び板厚番
号TNがローディングされた加工プログラムPRGは、
例えば第4図に示すように、複数個の加ニステップPS
から構成されており、図中最上段の第1加ニステツプP
SIには、当該加工プログラムPRGに特有のワーク番
号WHOとしてro  0OOIJが格納されている。
第1加ニステツプPS1の直下段の第2加ニステツプP
S2には、加工条件選択指令PCCとしてrG22 I
 I J 4Jが格納されており、該加工条件選択指令
PCCrG22 I I J4J中の「G22」は、当
該第2加ニステツプPS2が加工条件の選択を指令する
ステップであることを意味する。また、■コードに続く
数字は、前記入力された板積番号KNであり、「1」な
る板積番号KNは、加工すべきワークの板種が軟鋼(冷
間)であることを意味する。更に、Jコードに続く数字
は、前記入力された板厚番号TNであり、「4」なる板
厚番号TNは、加工すべきワークの板厚が1.6mmで
あることを意味する。
また、第4図に示す加工プログラムPRG中の第2加ニ
ステツプPS2の下方には、上から5段目の第5加ニス
テツプPSSから始まるピアシング指令ブロックPCB
が格納されている。ピアシング指令ブロックPCB内の
最上段の第5加ニステツプPS5には、ピアシング指令
PLCとしてr(:、76Jが格納されていることから
、当該第5加ニステツプPS5は、第2加ニステツプP
S2中で指令された板積番号KN及び板厚番号TNに基
づき、対応する加工条件ファイルPCFを読み出し、該
読み出された加工条件ファイルPCFのピアシング条件
表PT中の各数値等をピアシング条件PDとして読み込
み、該読み込まれたピアシング条件PDに基づいて、第
5図に示す第1基準点P1においてピアシング動作を行
なうことを指示している。
また、ピアシング指令ブロックPCBの下方には、上か
ら8段目の第8加ニステツプPSIから始まる切断指令
ブロックCCBが格納されておす、切断指令ブロックC
CB内の最上段の第8加ニステツプPS8には切断指令
CUCよとして「G01XOY60F5000Jが格納
されている。
該切断指令CU C1r G OI X OY 60 
F 5000」中のrGOIJは直線補間動作を意味し
、Xコード及びYコードに続く数字はそれぞれ、直線補
間終了点のX座標及びY座標を表わし、更に、Fコード
に続く数字は前記ワーク切断速度WC5を表わしている
。従って、当該第8加ニステツプPS8は、前記ピアシ
ング動作を行なった第1基準点P1から第5図上方であ
る矢印C方向に、所定のプログラム原点を基準としてY
軸の正方向、即ち矢印C方向に60mmだけ離れた点、
即ち第5図に示す第2基準点P2まで5000mm/w
inの速度で直線状に切断することを指示している。
また、第4図に示す加工プログラムPRG中の第8加ニ
ステツプPS8の直下段の第9加ニステツプPS9には
切断指令CU C2として「G02X:3 oY’13
0R30Jが格納されており、該切断指令CUC2rG
O2X30Y90R30J中の「G02」は時計方向の
円弧補間動作を意味し、Xコード及びYコードに続く数
字はそれぞれ、円弧補間終了点のX座標及びY座標を表
わし、更に、Rコードに続く数字は円弧補間の加工半径
R1を表わしている。従って、当該第9加ニステップP
S、は、前記第2基準点P2から、所定のプログラム原
点を基準としてX軸の正方向、即ち矢印B方向ニ30m
rn、Y軸の正方向、即ち矢印C方向に90mmだけ離
れた点、即ち第5図に示す第3基準点P3まで時計方向
に30mmの加工半径R1で円弧状に切断することを指
示している。
更に、第4図に示す加工プログラムPRG中の第9加ニ
ステツプPS9の直下段の第10加ニステツプPSIO
には切断指令CUC3として「G01X50F3000
Jが格納されており、該切断指令CU C3r G O
I X 50 F 3000 J中のrGOIJは直線
補間動作を意味し、Xコードに続く数字は直線補間終了
点のX座標を表わし、更に、Fコードに続く数字は前記
ワーク切断速度WC5を表わしている。従って、当該第
10加工ステップPS10は、前記第3基準点P3から
第5図右方である矢印B方向に、所定のプログラム原点
を基準としてX軸の正方向、即ち矢印B方向に50mm
、Y軸の正方向、即ち矢印C方向に90mmだけ離れた
点、即ち第5図に示す第4基準点P4まで3000mm
/winの速度で直線状に切断することを指示している
こうして、加工すべきワークの板積及び板厚に対応した
加工プログラムPRGが作成されたところで、第1図に
示す主制御部21は加工制御部26に対して、該作成さ
れた加工プログラムPRGに基づくワークの加工の実行
を指令する。これを受けて加工制御部26は、前記作成
された加工プログラムPRGで指令された加工条件選択
指令PCC中のIコードに続く板積番号KN及びJ−−
ドに続く板厚番号TN(第4図に示す加工プログラムP
RGの場合には「1」及び「4」)に対応したアドレス
ADR(板積番号KNが「1」で板厚番号TNが「4」
である場合にはrspccl、6J)を生成する。更に
、加工制御部26は、該生成されたアドレスADRを有
する加工条件ファイルPCFを加工条件ファイルメモリ
33から読み出し、該読み出された加工条件ファイルP
CF中に格納されたピアシング条件PD及び切断条件C
Dに基づいて、前記作成された加工プログラムPRGに
基づくワークの加工を実行する。
即ち、まず、第4図に示す加工プログラムPRG中の第
2加ニステツプPS2においては、加工条件選択指令p
ccとしてrG22 I I J 4Jが格納されてい
ることから、加工制御部26は、これから行なう加工が
板厚1.6mmの軟鋼(冷間)のワークに対する加工で
あることを認識し、該加工に対応したアドレスADRで
あるrsPccl。
6」を検索キーとして、板厚1.6mmの軟鋼(冷間)
のワークに関する加工条件ファイルPCF、即ち第3図
に示す加工条件ファイルPCFを加工条件ファイルメモ
リ33から読み出す。
次に、加工制御部26は、第4図に示す加工プログラム
PRG中のピアシング指令ブロックPCB内の最上段の
9J5加ニステツプPS6に格納されたピアシング指令
PLCrG76Jに基づいて、前記読み出された加工条
件ファイルPCF(即ち、第3図に示す加工条件ファイ
ルPCF)中のピアシング条件表PT内に格納された複
数個のピアシング条件PD、即ち「出力(W)Jの桁に
レーザ出力値PD1として格納されたr500J「周波
数(I(り Jの桁にレーザ周波数PD2として格納さ
れた「250」、「デユーティ(%)」の桁にデユーテ
ィPD3として格納された「20」「ドウエル(S)」
の桁にピアシングの完了待ち時間PD4として格納され
たro、5J、「ガス種jの桁にアシストガスの種類P
D5として格納された「酸素」及び「ガス圧(kg/c
m2) Jの桁にアシストガスの圧力PD、として格納
されたr2.0」をレーザ発振制御部29に対して出力
して、ピアシング動作の開始を指令する。すると、レー
ザ発振制御部29はレーザ発振器11を介して、テーブ
ル3のワーク搭載面3a上のワークに対して前記出力さ
れたピアシング条件PDに基づくレーザ発振動作を行な
い、その結果、第5図に示すように、ワーク上の第1基
準点P1において、これ等出力されたピアシング条件P
Dに基づくピアシング動作が行なわれる。
こうして、ワーク上の第1基準点P1においてピアシン
グ動作が終了した後、加工制御部26は、第4図に示す
加工プログラムPRG中の切断指令ブロックCCB内の
最上段の第8加ニステップps、において、切断指令C
UC,rGo I X0Y60F5000J中のFコー
ドに続くワーク切断速度WC3rsoooJに基づいて
、前記読み出された加工条件ファイルPCF (即ち、
第3図に示す加工条件ファイルPCF)中の切断条件表
CT内に格納された複数個の切断条件ステップC5の内
、「速度(mm/m1n) Jの桁にワーク切断速度W
C5としてr5000Jが格納された第1切断条件ステ
ップC3Iを選択する。次いで、加工制御部26は、該
選択された第1切断条件ヌテップC8,の各切断条件C
Dの内、「出力(W)」の桁にレーザ出力値CD□とし
て格納された「1000」、「周波数(Hり Jの桁に
レーザ周波数CD2として格納されたr 2000 、
j、「デユーティ (%)」の桁にデユーティcD3と
して格納されたrloOJ、「ガス種」の桁にアシスト
ガスの種類CD、とじて格納された「酸素」及び「jf
ス圧(kg/am2) Jの桁にアシストガスの圧力C
D5として格納されたr2.OJ をレーザ発振制御部
29に対して出力して、レーザ発振動作の開始を指令す
る。同時に、加工制御部26は、前記選択された第1切
断条件ステップcs1の各切断条件CDの内、「補正(
mm) Jの桁にビーム径補正値CD6として格納され
たro、07J及び切断指令cUC,rGOIXOY6
0F5000」に基づいて、ワーク上の第1基準点P1
から第2基準点P2への切断経路を演算し、該演算され
た切断経路に基づく制御指令を軸制御部27に対して出
力する。
すると、レーザ発振制御部29はレーザ発振器11を介
して、前記出力された切断条件CDに基づくレーザ発振
動作を行なうと共に、軸制御部27は、前記出力された
制御指令に基づいて、駆動モータ36を介してサドル7
をY軸の正方向、即ち第2図矢印C方向に適宜移動駆動
する。その結果、テーブル3のワーク搭載面3a上のワ
ークに対して、第5図に示すように、第1基準点P1か
ら矢印C方向に第2基準点P2まで一直線状に、前記出
力された切断条件CDに基づくワークの切断動作が行な
われ、ここで、第8加ニステツプPS8内の切断指令C
U Cr ’ G OI X OY 60 F 500
0」に基づく切断動作が終了する。
こうして、ワークが第2基準点P2まで切断されたとこ
ろで、加工制御部26は、第4図に示す加工プログラム
PRG中の第9加ニステップPS、に格納された切断指
令CU Cz r G O2X 30Y90R30Jに
基づく切断動作に移行する。即ち、加工制御部26は、
該切断指令CUC2「Go 2X30Y90R30J中
のrGO2Jに基づいて、これから円弧加工動作に移行
することを認識し、当該切断指令CUC2rGo 2X
30Y90R30J中のRコードに続く加工半径R1(
即ち、r30」)及び前記レジスタメモリ26a内に格
納された加工精度PA、即ち作業者が入力部23を介し
て入力した加工精度PAを送り速度演算部32に対して
出力して、これから行なう円弧加工の際の適正な送り速
度V1を演算するように指令する。これを受けて送り速
度演算部32は、レーザ加工機1のテーブル3及びサド
ル7の慣性並びにこれ等テーブル3及びサドル7をそれ
ぞれ駆動する駆動モータ39及び36の駆動特性に基づ
いて決定された、レーザ加工機1に固有の定数kをパラ
メータメモリ34から読み出し、該読み出された定数k
並びに前記出力された加工半径R1及び加工精度PAに
基づいて、これから行なう円弧加工の際の適正な送り速
度v1を次式7式% により演算する。なお、この式■は、前述の「(b)、
従来の技術」の欄で説明した式■、即ち加工半径R1の
円弧加工を送り速度v1で行なったときに生じる加工誤
差ΔRを表わす式■を■1について解き、ΔR=PAを
代入したものである。即ち、式■は、所定の加工精度P
Aが与えられたときに、加工半径R1の円弧加工を該与
えられた加工精度PAの範囲内の加工誤差ΔRで行なう
ことが出来る最大の送り速度を当該円弧加工の際の適正
な送り速度v1として定義する式である。
こうして、これから行なう円弧加工の際の適正な送り速
度V1が演算されたところで、送り速度演算部32は該
演算された送り速度■1を加工制御部26に出力し、加
工制御部26は、該出力された送り速度V1を加工条件
設定部35に対して出力して、これから行なう円弧加工
、即ち送り速度v1での円弧加工の際の最適な加工条件
を設定するように指令する。これを受けて加工条件設定
部35は、前記読み出された加工条件ファイルPCF 
(即ち、第3図に示す加工条件ファイルPCF)に基づ
いて、前記出力された送り速度v1に一致したワーク切
断速度WC8が格納された切断条件ステップC5内の各
切断条件CD、即ち「出力(W)」の桁に格納されたレ
ーザ出力値CD1、「周波数0h)Jの桁に格納された
レーザ周波数CD2、「デユーティ(%)」の桁に格納
されたデユーティCD3、「ガス種」の桁に格納された
アシストガスの種類CD 4、「ガス圧(kg/cm2
) Jの桁に格納されたアシストガスの圧力CD 5及
び「補正(non) Jの桁に格納されたビーム径補正
値CD6を、これから行なう円弧加工の際の加工条件と
して読み込む。
なお、第3図に示す加工条件ファイルPCF中に、前記
出力された送り速度V1に一致したワーク切断速度WC
5が格納された切断条件ステップO8が存在しない場合
には、次のようにして加工条件を設定する。即ち、切断
条件CDの内、アシストガスの種類CD4については、
前記出力された送り速度v1に最も近いワーク切断速度
WC8が格納された切断条件ステップC8内のアシスト
ガスの種類CD4を読み込み、該読み込まれたアシスト
ガスの種類CD 4を加工条件として設定する。また、
切断条件CDの内、レーザ出力値CD1、レーザ周波数
CD2、デユーティCD3、アシストガスの圧力CD6
及びビーム径補正値CD sについては、前後の切断条
件ステップcs、cs内の各切断条件CDに基づいて比
例配分法によリレーザ出力値CD、、レーザ周波数CD
2、デユーティCD 3、アシストガスの圧力CD5及
びビーム径補正値CD6を算出し、これ等算出された値
を加工条件として設定する。例えば、前記出力された送
り速度V1が1200mm/minである場合には、第
3図に示すように、ワーク切断速度WC5が1000m
m/minであるときの最適なレーザ出力値CD1が1
00OWであり、ワーク切断速度WCSが1500mm
/minであるときのi&適なレーザ出力値CDIが1
00OWであることから、1200mm/In1nの送
り速度■1に対応したレーザ出力値CD、を100OW
と算出する。また、ワーク切断速度WCSが1000m
m/minであるときの最適なレーザ周波数CD、は1
00Hzであり、ワーク切断速度WCSが1500mm
/minであるときの最適なレーザ周波数CD zは1
50Hzであることから、1200mm/winの送り
速度V1に対応したレーザ周波数CD、を ((1200−1000)/(1500−1000))
X(150100)+100=120Hzと算出する。
また、ワーク切断速度WC8が1000mm/winで
あるときの最適なデユーティCD3は25%であり、ワ
ーク切断速度WC5が1500mm/minであるとき
の最適なデユーティCD3は30%であることから、同
様の比例配分法により、1200mm/minの送り速
度v1に対応したデユーティCD 3を27%と算出す
る。また、ワーク切断速度WCSが1000mm/mi
nであるときの最適なアシストガスの圧力CD sは4
.0kg/Cm”であり、ワーク切断速度WCSが15
00a+m/mnであるときの最適なアシストガスの圧
力CD5は4 、0 kg/ c+n2であることから
、同様の比例配分法により、1200mm/minの送
り速度v1に対応したアシストガスの圧力CD aを4
.0kg/Cm”と算出する。更に、ワーク切断速度W
C8が1000mm/minであるときの最適なビーム
径補正値CD aは0−07mmであり、ワーク切断速
度WC5が1500mm/minであるときの最適なビ
ーム径補正値CD6は0.07nooであることから、
同様の比例配分法により、1200mm/minの送り
速度v1に対応したビーム径補正値CD、を0゜07m
mと算出する。
こうして、これから行なう送り速度v1での円弧加工の
際の最適な加工条件が設定されたところで、加工条件設
定部35は、該設定された加工条件を当該送り速度v1
と共に加工制御部26に対して出力する。すると、加工
制御部26は、前記出力された加工条件の内のレーザ出
力に関する条件、即ちレーザ出力値CDl、レーザ周波
数CD2、デユーティCD3、アシストガスの種類CD
4及びアシストガスの圧力CD5をレーザ発振制御部2
9に対して出力して、レーザ発振動作の実行を指令する
と共に、前記圧力された加工条件の内のビーム径補正値
CD7及び切断指令CUC2「Go 2X30Y90R
30Jに基づいて、ワーク上の第2基準点P2から第3
基準点P3への切断経路を演算し、該演算された切断経
路に基づく制御指令を前記出力された送り速度v1と共
に軸制御部27に対して出力する。すると、レーザ発振
制御部29はレーザ発振器11を介して、前記出力され
た加工条件、即ち第2基準点P2がら第3基準点P3に
至る円弧加工の送り速度v1に適合した加工条件に基づ
くレーザ発振動作を行なう。
方、軸制御部27は前記出力された制御指令及び送り速
度V1に基づいて、駆動モータ39を介してテーブル3
をワークと共にX軸の負方向、即ち第2図矢印C方向に
適宜移動駆動すると同時に、駆動モータ36を介してサ
ドル7をY軸の正方向、即ち第2図矢印C方向に適宜移
動駆動する。すると、テーブル3のワーク搭載面3a上
のワークに対して、第5図に示すように、第2基準点P
2がら第3基準点P3まで送り速度v1で加工半径R1
の円弧曲線状に、前記出力された加工条件に基づくワー
クの切断動作が行なわれる。
この際、実際に切断加工される円弧の加工半径R1’は
、サーボ応答の遅れに起因して必然的に、第5図に示す
ように、加工プログラムPRG中の第9加ニステップP
S、で指令された円弧加工の加工半径R1(即ち、r3
0J)より小さくなってしまい、所定の加工誤差ΔR(
=R1−R1′)を生じつつ第2基準点P2から第3基
準点P3まで円弧加工が行なわれていく。しかし、該円
弧加工の送り速度v1は、既に述べたように、作業者が
入力部23を介して入力して設定した加工精度PAに基
づいて加工半径R1に対応した形で適正に、即ち当該加
工半径R1の円弧加工を前記設定された加工精度FAの
範囲内の加工誤差ΔRで行なうことが出来る最大速度と
なるように決定されているので、加工誤差ΔRが該加工
精度PAを越えてしまうような事態は発生せず、第2基
準点P2から第3基準点P3への加工半径R1の円弧加
工は、所望の加工精度FAで迅速に行なわれる。また、
該円弧加工の際の加工条件は、当該円弧加工の送り速度
v1に適合した形で設定されているので、入熱過多によ
ってワークの加工不良が発生するようなことはない。こ
うして、ワークの切断動作が第3基準点P3に達したと
ころで、第9加ニステップPS、内の切断指令CUC2
rGo 2X30Y90R30Jに基づく円弧加工動作
が終了する。
こうして、第4図に示す加工プログラムPRG中の第9
加ニステツプPS9内の切断指令CUC2rGO2X3
0Y90R30Jに基づく円弧加工動作が終了したとこ
ろで、加工制御部26は、第10加ニステツプPS1o
に格納された切断指令CUC3rGOIX50F300
0Jに基づく切断動作に移行する。即ち、加工制御部2
6は、当該切断指令CUC3rG01X50F3000
J中のFコードに続くワーク切断速度WC3r3000
」に基づいて、前記読み出された加工条件ファイルPC
F (即ち、第3図に示す加工条件ファイルPCF)中
の切断条件表CT内に格納された複数個の切断条件ステ
ップC8の内、「速度(mm/m1n)Jの桁にワーク
切断速度WC8として「3000Jが格納された第3切
断条件ステップC53を選択する。次いで、加工制御部
26は、該選択された第3切断条件ステップC53の各
切断条件CDの内、「出力(W)」の桁にレーザ出力値
CD□として格納された「1ooo」、「周波数(Hz
) Jの桁にレーザ周波数cD2として格納されたr5
00J、「デユーティ (%)」の桁にデユーティCD
3として格納された「7o」、「ガス種」の桁にアシス
トガスの種類CD4として格納された「酸素」及び「ガ
ス圧(1g7cm2) Jの桁にアシストガスの圧力C
D、として格納されたr2.5Jをレーザ発振制御部2
9に対して出力して、レーザ発振動作の開始を指令する
。同時に、加工制御部26は、前記選択された第3切断
条件ステップC53の各切断条件CDの内、「補正(m
m) Jの桁にビーム径補正値CD8として格納された
rO,07J及び切断指令CUC3rG01X50F3
000Jに基づいて、ワーク上の第3基準点P3から第
4基準点P4への切断経路を演算し、該演算された切断
経路に基づく制御指令を軸制御部27に対して出力する
すると、レーザ発振制御部29はレーザ発振器11を介
して、前記出力された切断条件CDに基づくレーザ発振
動作を行なうと共に、軸制御部27は、前記出力された
制御指令に基づいて、駆動モータ39を介してテーブル
3をワークと共にX軸の負方向である矢印A方向に適宜
移動駆動する。その結果、テーブル3のワーク搭載面3
a上のワークに対して、第5図に示すように、第3基準
点P3から矢印B方向に第4基準点P4まで一直線状に
、前記出力された切断条件CDに基づくワークの切断動
作が行なわれ、ここで、第10加ニステツプPS1゜内
の切断指令CU C3r G OlX50F3000J
に基づくワークの切断動作が終了する。
なお、上述の実施例においては、ワークの加工に際して
、円弧加工の加工精度PAを作業者が入力部23を介し
て入力することにより設定した場合について説明したが
、加工プログラムPRG中に加工精度PAを指令するス
テップを予め格納しておき、該加工プログラムPRGに
より指令された加工精度PAに基づいて加工半径R1に
対応した送り速度V1を設定することも勿論可能である
(g)1発明の詳細 な説明したように、本発明によれば、所定の加工半径R
1の円弧加工を指示する切断指令CUC2等の円弧加工
指令の格納された加工プログラムPRGを格納した加工
プログラムメモリ25等のメモリ手段を有し、前記メモ
リ手段に格納された加工プログラムPRG中の円弧加工
指令に基づいてワークの円弧加工を実行するテーブル3
、レーザ発振器11、加工トーチ12等の加工手段を設
けたレーザ加工機1において、ワークの円弧加工の際の
加工精度PAを任意に設定・指令し得る入力部23、加
工プログラムメモリ25等の円弧加工精度設定指令手段
を設け、前記円弧加工精度設定指令手段により設定・指
令された加工精度PAに基づいて、前記メモリ手段に格
納された加工プログラムPRG中の円弧加工指令に基づ
く円弧加工の加工半径R1に対応した送り速度Vl等の
切断速度を演算する送り速度演算部32等の切断速度演
算手段を設け、前記切断速度演算手段により演算された
切断速度に基づいて前記メモリ手段に格納された加工プ
ログラムPRG中の円弧加工指令に基づく円弧加工の際
の切断条件CD等の加工条件を設定する加工条件設定部
35等の加工条件設定手段を設け、前記加工条件設定手
段により設定された加工条件で前記メモリ手段に格納さ
れた加工プログラムPRG中の円弧加工指令に基づく円
弧加工をワークに対して実行するように前記加工手段に
対して指令する加工制御部26、軸制御部27、レーザ
発振制御部29等の加工制御手段を設けて構成したので
、レーザ加工機1によりワークの円弧加工を行なう際に
、任意に設定・指令された加工精度PAに基づいて円弧
加工の加工半径R1に対応した切断速度を決定し、更に
、該決定された切断速度に適応した加工条件を設定する
ことが出来る。その結果、レーザ加工機1により加工す
べきワークに要求される種々の加工精度FAに応じて、
該ワークの円弧加工を常に適正に、即ち前記加工精度P
Aを維持し得る範囲内で最大限の切断速度で、かつ入熱
過多に起因する加工不良を生じることなく実行するよう
に制御することが可能となる。従って、例えばカメラや
時計等の精密機器を構成する部品の円弧加工のように、
高精度を要求される円弧加工の場合には、円弧加工精度
設定指令手段により加工精度を高精度に設定指令するこ
とにより所望の高精度で円弧加工を行なうことが出来、
高品位なワークを生産することが出来る。また、例えば
板金の箱の円弧加工のように、あまり高精度を必要とし
ない円弧加工の場合には、円弧加工精度設定指令手段に
より加工精度を低精度に設定指令することによりワーク
の品質よりも生産性を重視した形でワークの円弧加工を
迅速に行なうことが可能となり、1台のレーザ加工機1
で多種多様なニーズに対応可能とする加工制御装置20
を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるレーザ加工機における加工制御装
置の一実施例を示す制御ブロック図、第2図は第1図に
示す加工制御装置が装着されたレーザ加工機の一例を示
す斜視図、第3図は加工条件ファイルの一例を示す模式
第4図は加工プログラムの一例を示す図、第5図はワー
クの円弧加工の際の切断経路の一例を示す図、 第6図はレーザ加工機によるワークの丸穴加工の切断経
路の一例を示す図である。 27・・・・・・加工制御手段(軸制御部)29・・・
・加工制御手段(レーザ発振制御部)32・・・・切断
速度演算手段(送り速度演算部)35・・・加工条件設
定手段(加工条件設定部)CD・・・・加工条件(切断
条件) CU C2・・・・円弧加工指令(切断指令)PA・・
・・加工精度 PRG・・・・・加工プログラム R1・・・・・加工半径 ■1・・・・・切断速度(送り速度) 1・・・・・・レーザ加工機 3・・・・・・加工手段(テーブル) 11・・・・・加工手段(レーザ発振器)12・・・・
・・加工手段(加工トーチ)20・・・・・・加工制御
装置 23・・・・・・円弧加工精度設定指令手段(久方部)
25・・・・・・メモリ手段、円弧加工精度設定指令手
段(加工プログラムメモリ) 26・・・・・・加工制御手段(加工制御部)出願人 
 ヤマザキマザック株式会社 代理人   弁理士   相1)伸二 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 所定の加工半径の円弧加工を指示する円弧加工指令の格
    納された加工プログラムを格納したメモリ手段を有し、 前記メモリ手段に格納された加工プログラム中の円弧加
    工指令に基づいてワークの円弧加工を実行する加工手段
    を設けたレーザ加工機において、 ワークの円弧加工の際の加工精度を任意に設定・指令し
    得る円弧加工精度設定指令手段を設け、 前記円弧加工精度設定指令手段により設定指令された加
    工精度に基づいて、前記メモリ手段に格納された加工プ
    ログラム中の円弧加工指令に基づく円弧加工の加工半径
    に対応した切断速度を演算する切断速度演算手段を設け
    、 前記切断速度演算手段により演算された切断速度に基づ
    いて前記メモリ手段に格納された加工プログラム中の円
    弧加工指令に基づく円弧加工の際の加工条件を設定する
    加工条件設定手段を設け、 前記加工条件設定手段により設定された加工条件で前記
    メモリ手段に格納された加工プログラム中の円弧加工指
    令に基づく円弧加工をワークに対して実行するように前
    記加工手段に対して指令する加工制御手段を設けて構成
    したレーザ加工機における加工制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3778103A4 (en) * 2018-03-26 2021-05-26 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. LASER CUTTING DEVICE AND LASER CUTTING PROCESS

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3778103A4 (en) * 2018-03-26 2021-05-26 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. LASER CUTTING DEVICE AND LASER CUTTING PROCESS
US11612963B2 (en) 2018-03-26 2023-03-28 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Laser cutting device including machining condition tables and laser cutting method thereof

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