JPH04134672U - 可変アキシヤルピストンポンプのロツカーカム潤滑構造 - Google Patents

可変アキシヤルピストンポンプのロツカーカム潤滑構造

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Publication number
JPH04134672U
JPH04134672U JP5066491U JP5066491U JPH04134672U JP H04134672 U JPH04134672 U JP H04134672U JP 5066491 U JP5066491 U JP 5066491U JP 5066491 U JP5066491 U JP 5066491U JP H04134672 U JPH04134672 U JP H04134672U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rocker cam
arc
cradle
cam
rocker
Prior art date
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Pending
Application number
JP5066491U
Other languages
English (en)
Inventor
利幸 赤坂
Original Assignee
株式会社小松製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社小松製作所 filed Critical 株式会社小松製作所
Priority to JP5066491U priority Critical patent/JPH04134672U/ja
Publication of JPH04134672U publication Critical patent/JPH04134672U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロッカーカム角度が小さい時にロッカーカム
の円弧状凸面がクレードルの円弧状凹面より大きく浮き
上ることがないようにする。 【構成】 ロッカーカム8の円弧状凸面14をクレード
ル13の円弧状凹面17に沿って揺動自在とし、この円
弧状凸面14に油溝15を形成し、円弧状凹面17に補
助油溝20を形成してロッカーカム8の角度が大きい時
には有効溝長さを長くし、ロッカーカム8の角度が小さ
い時には有効溝長さを短かくできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、可変アキシャルピストンポンプのロッカーカムとクレードル間を潤 滑する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
可変アキシャルピストンポンプは例えば図1に示すように、ケース1内に軸2 とともに回転自在に支承したシリンダーブロック3にシリンダー孔4を形成し、 このシリンダー孔4にピストン5を嵌挿してシリンダー室6を構成し、そのピス トン5に設けたピストンシュー7をロッカーカム8に沿って摺動自在に保持し、 シリンダーブロック3を回転することでピストン5を往復動してシリンダー室6 を弁板9のポート10で吸込ポート11と吐出ポート12に交互に連通するもの であり、ロッカーカム8を揺動して角度を変更することで容量を可変としてある 。 このような可変アキシャルピストンポンプにおいては、ロッカーカム8をケー ス1に設けたクレードル13に沿って揺動自在としているので、そのロッカーカ ム8の揺動抵抗を軽減するために図2に示すようにロッカーカム8の円弧状凸面 14に潤滑溝15を形成し、油孔16で高圧油を潤滑溝15に供給して円弧状凸 面14とクレードル13の円弧状凹面17との間を潤滑している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ロッカーカム8をクレードル13に押付ける荷重はロッカーカム8の角度が大 きくなると増大し、小さくなると減少する。 一方、クレードル13からロッカーカム8を圧油で浮き上げる力はロッカーカ ム8の角度によらずほぼ一定となる。 この関係を図表で示すと図3のようになる。 このために、ロッカーカム8の角度が小さい時に押付け荷重が小さく浮き上げ 荷重が大きくなるからロッカーカム8が浮き上って前述のロッカーカム8の円弧 状凸面14とクレードル13の円弧状凹面17との間から高圧油の洩れが増加し 効率が低下する。
【0004】 そこで、本考案は前述の課題を解決できるようにした可変アキシャルピストン ポンプのロッカーカム潤滑構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
ロッカーカムの円弧状凸面に油溝を形成し、クレードルの円弧状凹面に補助油 溝を形成したもの。 クレードルの円弧状凹面における中心よりロッカーカム角度最大側に油溝を形 成したもの。
【0006】 ロッカーカム角度が最大の時には有効油溝長さが長くなって浮き上げ荷重が大 きくなり、ロッカーカム角度が最小の時には有効油溝長さが短かくなって浮き上 げ荷重が小さくなる。 ロッカーカム角度が最大の時にはロッカーカム荷重中心に油圧が作用して浮き 上げ荷重が大きくなり、ロッカーカム角度が最小の時にはロッカーカム荷重中心 よりずれた位置に油圧が作用して浮き上げ荷重が小さくなる。
【0007】
【実 施 例】
図4に示すように、クレードル13の円弧状凹面17に補助油溝20を形成し 、ロッカーカム8の角度が最大Bの時には図5のように油溝15と補助油溝20 の重なり寸法が短かくなって有効油溝長さL1が長くなり、ロッカーカム8の角 度が最小Cの時には図6のように油溝15と補助油溝20の重なり寸法が長くな って有効油溝長さL2が短かくなるようにしてある。 これによって、押付け荷重と浮き上げ荷重の関係が図7のようにほぼ比例して 全ての角度でバランスするようになり、ロッカーカム8の角度が小さい時にロッ カーカム8の円弧状凸面14がクレードル13の円弧状凹面17より浮き上って 高圧油の洩れが増加することを防止できる。 図8は第2実施例を示し、クレードル13の円弧状凹面17における中心より 角度大側寄りに油溝30を形成し、ロッカーカム8の角度が最大Bの時にロッカ ーカム8の中心8aが油溝30の長さ方向中心に合致するようにして浮き上げ荷 重を大とし、ロッカーカム8の角度が最小Cの時には図10のようにロッカーカ ム8の中心8aが油溝30の長さ方向中心より大きくずれて浮き上げ荷重が小と なるようにしてある。 これによって、押付け荷重と浮き上げ荷重の関係が図11に示すように全角度 でバランスするようになり、ロッカーカム8の角度が小さい時にロッカーカム8 の円弧状凸面14がクレードル13の円弧状凹面17より浮き上って高圧油の洩 れが増加することを防止できる。
【0008】
【考案の効果】
ロッカーカム8の円弧状凸面14とクレードル13の円弧状凹面17との間の 潤滑油圧力による浮き上げ荷重と押付け荷重がロッカーカムの全角度に亘ってバ ランスするから、ロッカーカム8の角度が小さい時にロッカーカム8の円弧状凸 面14がクレードル13の円弧状凹面17より浮き上って高圧油の洩れが増加す ることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の可変アキシャルピストンポンプの断面図
である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】押付け荷重と浮き上げ荷重の関係を示す図表で
ある。
【図4】本考案の可変アキシャルピストンポンプのクレ
ードルの正面図である。
【図5】ロッカーカム角度最大時の説明図である。
【図6】ロッカーカム角度最小時の説明図である。
【図7】押付け荷重と浮き上げ荷重の関係を示す図表で
ある。
【図8】本考案の可変アキシャルピストンポンプのクレ
ードルの正面図である。
【図9】ロッカーカム角度最大時の説明図である。
【図10】ロッカーカム角度最小時の説明図である。
【図11】押付け荷重と浮き上げ荷重の関係を示す図表
である。
【符号の説明】
1 ケース、3 シリンダーブロック、4 シリンダー
孔、5 ピストン、7ピストンシュー、8 ロッカーカ
ム、13 クレードル、14 円弧状凸面、15 油
溝、17 円弧状凹面、20 補助油溝、30 油溝。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース1内に設けたシリンダーブロック
    3のシリンダー孔4にピストン5を嵌挿し、このピスト
    ン5に設けたピストンシュー7をロッカーカム8に沿っ
    て摺動自在に保持し、そのロッカーカム8の円弧状凸面
    14をクレードル13の円弧状凹面17に沿って揺動自
    在とした可変アキシャルピストンポンプにおいて、前記
    ロッカーカム8の円弧状凸面14に油溝15を形成し、
    クレードル13の円弧状凹面17に補助油溝20を形成
    したことを特徴とする可変アキシャルピストンポンプの
    ロッカーカム潤滑構造。
  2. 【請求項2】 ケース1内に設けたシリンダーブロック
    3のシリンダー孔4にピストン5を嵌挿し、このピスト
    ン5に設けたピストンシュー7をロッカーカム8に沿っ
    て摺動自在に保持し、そのロッカーカム8の円弧状凸面
    14をクレードル13の円弧状凹面17に沿って摺動自
    在とした可変アキシャルピストンポンプにおいて、前記
    クレードル13の円弧状凹面17における中心位置より
    ロッカーカム角度最大側にずれた位置に油溝30を形成
    したことを特徴とする可変アキシャルピストンポンプの
    ロッカーカム潤滑構造。
JP5066491U 1991-06-06 1991-06-06 可変アキシヤルピストンポンプのロツカーカム潤滑構造 Pending JPH04134672U (ja)

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JP5066491U JPH04134672U (ja) 1991-06-06 1991-06-06 可変アキシヤルピストンポンプのロツカーカム潤滑構造

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JPH04134672U true JPH04134672U (ja) 1992-12-15

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JP5066491U Pending JPH04134672U (ja) 1991-06-06 1991-06-06 可変アキシヤルピストンポンプのロツカーカム潤滑構造

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JP (1) JPH04134672U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020037871A (ja) * 2018-08-31 2020-03-12 ナブテスコ株式会社 油圧装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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