JPH04134409A - ミラー反射角度調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、画像読取装置等の電子機器に用いられるミラ
ー反射角度調整装置に関する。

従来の技術 従来、バーコード読取装置、画像読取装置等、光学装置
を用いた電子機器においては、光源がらの光を読取対象
物等へ導くための反射ミラーが配設されている。

一般に、このような反射ミラーは、その反射角度を調整
することが出来るようにミラー反射角度調整装置により
支持されている。

このような従来のミラー反射角度調整装置の一例を第５
図に基づいて説明する。このミラー反射角度調整装置１
は、アルミダイキャスト等により形成され、上面に二つ
の六角レンチ用調整穴２ａ。

２ｂが形成された一方開口のケース２の開口側に、燐青
銅等により形成されたミラー支持部材３が四本のねじ４
により固定され、さらに、前記ケース２の内部における
前記六角レンチ用調整穴２ａ。

２ｂの下方に、所定長さを有する二本の六角穴付きねじ
５，６がそれぞれ配設されている。

但し、前記ミラー支持部材３は、その側面を切り欠いて
形成したミラー固定部３ａと、その上側をケース２の内
側にくの字に折り曲げて形成した角度調整部３ｂと、前
記ミラー固定部３ａの左側をケース２の内側にくの字に
折り曲げて形成した角度調整部３ｃとを備えたものであ
り、前記ミラー固定部３ａにはミラー７が固定されてい
る。

また、前記六角穴付きねじ５，６は、ケース２の内側面
に配設されたナツト部（図示せず）にねじ込まれて支持
されており、その下方側の先端部が前記角度調整部３ｃ
と前記角度調整部３ｂとにそれぞれ接触するように位置
決めされている。

このようなミラー反射角度調整装置１において、ケース
２の六角レンチ用調整穴２ａ、２ｂから六角レンチを差
し込んで六角穴付きねじ５をねじ込んだ場合、その下方
側の先端部により角度調整部３ｃが押圧され、ミラー７
が固定されたミラー固定部３ａが回動軸部３ｄを略中心
として略水平方向に回動する。

また、六角穴付きねじ６をねじ込んだ場合には、その下
方側の先端部により角度調整部３ｂが押圧され、ミラー
固定部３ａが回動軸部３ｄを略中心として略垂直方向に
回動する。

このように、このミラー反射角度調整装置１は、六角レ
ンチを用いて六角穴付きねじ５，６を回転させることに
よりミラー７の水平方向と垂直方向とに対する反射角度
を調整するものである。

発明が解決しようとする課題 このようなミラー反射角度調整装置１の場合、ミラー固
定部３ａを水平方向へ回動させるための回動軸とミラー
固定部３ａを垂直方向へ回動させるための回動軸とが一
つの回動軸部３ｄにより兼用されているため、いずれか
一方向に対して調整を行なった場合にはこれと略直交す
る方向における反射角度に誤差が生じてしまう。すなわ
ち、水平方向と垂直方向とを完全に独立して調整するこ
とが出来ない。このため、調整作業が困難となり、その
際に多くの時間を必要とする。

課題を解決するための手段 ベースに回動軸を介して回動自在に取り付けられその取
付面と略直交する側面にミラーが固定されたミラー支持
手段と、前記回動軸を中心とした放射方向に長子方向を
略一致させて前記ミラー支持手段に形成された小判状の
長穴と、この長穴に係合しその直径が前記長穴の短手方
向の寸法と略一致する頭部と前記ベースに回転自在に取
り付けられた軸部とを偏心させて形成した偏心軸とより
構成した。

作用 偏心軸を回転させ、その頭部をその偏心位置にある軸部
を中心とした円弧上に沿って移動させたとき、この頭部
に係合する長大が形成されたミラー支持手段は回動軸を
中心として回動し、同時に、このミラー支持手段のベー
スとの取付面と略直交する側面に固定されたミラーの反
射角度が変わる。

実施例 本発明の一実施例を第１図ないし第４図に基づいて説明
する。このミラー反射角度調整装置１１は、第２図に示
すように、ミラー支持手段としての調整金具１２がベー
ス１３に取り付けられて形成されたものである。

すなわち、前記調整金具１２は、第３図に示すように、
その取付面１４と略直交する側面にミラー１５が固定さ
れたものであり、前記取付面１４には、この調整金具１
２を前記ベース１３に取り付けるためのリベット穴１４
ａと、このリベット穴１４ａを回動軸心とした放射方向
に長子方向を略一致させて形成された小判状の長穴１４
ｂと、この調整金具１２の固定を行なうための長穴１４
Ｃとが形成されている。なお、この長穴１４ｃは、前記
リベット穴１４ａを回動軸心とした場合における前記調
整金具１２の回動力向と略一致する方向に沿って形成さ
れている。

そして、この調整金具１２は、ねじ１６と角度調整部１
７等とよりなる従来と同様の角度調整手段が配設された
ものであり、これにより前記ミラー１５の垂直方向にお
ける反射角度調整を行なう。

さらに、この調整金具１２は、第１図及び第４図に示す
ように、そのリベット穴１４ａに回動軸としてのリベッ
ト１８が挿入されて前記ベース１３に回動自在にリベッ
ト止めされ、その長穴１４ｂには、偏心軸としての偏心
ねじ１９の頭部１９ａが係合され、この偏心ねじ１９の
軸部としてのねじ部１９ｂは前記ベース１３に回転自在
に取り付けられている。但し、前記偏心ねじ１９は、前
記頭部１９ａと前記ねじ部１９ｂとが偏心位置に形成さ
れたものであり、その頭部１９ａは、前記長穴１４ｂの
短手方向の寸法と略一致する直径を有するものである。

また、前記長穴１４ｃには、ねじ２ｏが挿入されてこの
調整金具１２のベース１３への固定が行なわれている。

このような構成において、ミラー１５の垂直方向への反
射角度調整を行なう場合、ねじ２ｏを緩めた後、偏心ね
じ１９を回転させ、その頭部１９ａをその偏心位置にあ
るねじ部１９ｂを中心とした円弧上に沿って移動させた
とき、この頭部１９ａに係合する長穴１４ｂが形成され
た調整金具１２はリベット１８を中心として回動し、同
時に、この調整金具１２の取付面１４と略直交する側面
に固定されたミラー１５の反射角度が変わる。なお、調
整終了時には、ねじ２０を締めつけて調整金具１２の固
定を行なう。

このように、ねじ１６を回転させることにより、ミラー
１５の垂直方向における反射角度調整を行ない、偏心ね
じ１９を回転させ、調整金具１２を回動させることによ
り、ミラー１５の水平方向における反射角度調整を行な
うので、互いに直交する二方向への反射角度調整をそれ
ぞれ完全に独立させて行なうことができ、その結果とし
て、調整作業が容易となり、同時に、調整時に必要とす
る時間を短縮することが出来る。

発明の効果 本発明は上述のように、ベースに回動軸を介して回動自
在に取り付けられその取付面と略直交する側面にミラー
が固定されたミラー支持手段と、前記回動軸を中心とし
た放射方向に長手方向を略一致させて前記ミラー支持手
段に形成された小判状の長大と、この長穴に係合しその
直径が前記長穴の短手方向の寸法と略一致する頭部と前
記ベースに回転自在に取り付けられた軸部とを偏心させ
て形成した偏心軸とより構成したので、偏心軸を回転さ
せ、その頭部をその偏心位置にある軸部を中心とした円
弧上に沿って移動させたとき、この頭部に係合する長穴
が形成されたミラー支持手段は回動軸を中心として回動
し、同時に、このミラー支持手段のベースとの取付面と
略直交する側面に固定されたミラーの反射角度が変わる
。このように、偏心軸を回転させることによりミラー支
持手段自体を回動させてミラーの反射角度調整を行なう
ので、互いに直交する二方向への反射角度調整をそれぞ
れ完全に独立させて行なうことが可能となり、その結果
として、調整作業が容易となり、同時に、調整時に必要
とする時間を短縮することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す縦断側面図、第２図は
その斜視図、第３図はその調整金具を示す部分拡大斜視
図、第４図はミラー反射角度調整装置の平面図、第５図
は従来のミラー反射角度調整装置の一例を示す斜視図で
ある。 １１・・・ミラー反射角度調整装置、１２・・・ミラー
支持手段、１３・・・ベース、１４ｂ・・・長穴、１５
・・・ζツー ８・・・回動軸、 ９・・・偏心軸、 ９　ａ・・・ 頭部、 ９ｂ・・・軸部 出 願 人 東京電気株式会社 」ｑｂ　　報ｔｊＰ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ベースに回動軸を介して回動自在に取り付けられその取
   付面と略直交する側面にミラーが固定されたミラー支持
   手段と、前記回動軸を中心とした放射方向に長手方向を
   略一致させて前記ミラー支持手段に形成された小判状の
   長穴と、この長穴に係合しその直径が前記長穴の短手方
   向の寸法と略一致する頭部と前記ベースに回転自在に取
   り付けられた軸部とを偏心させて形成した偏心軸とより
   なることを特徴とするミラー反射角度調整装置。