JPH0413424Y2 - - Google Patents
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- JPH0413424Y2 JPH0413424Y2 JP1986134069U JP13406986U JPH0413424Y2 JP H0413424 Y2 JPH0413424 Y2 JP H0413424Y2 JP 1986134069 U JP1986134069 U JP 1986134069U JP 13406986 U JP13406986 U JP 13406986U JP H0413424 Y2 JPH0413424 Y2 JP H0413424Y2
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- cylinder
- suction
- container
- piston
- viscous fluid
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- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 claims description 12
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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Landscapes
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案はグリース等の粘性流動体を市販のドラ
ム缶、ペール缶、角缶等の容器より直接吸引し、
高圧力で且つ比較的少量吐出させることにより、
産業機械等の給油箇所に直接又は分配弁を介して
粘性流動体を供給出来るようにした集中潤滑油ポ
ンプに関する。
ム缶、ペール缶、角缶等の容器より直接吸引し、
高圧力で且つ比較的少量吐出させることにより、
産業機械等の給油箇所に直接又は分配弁を介して
粘性流動体を供給出来るようにした集中潤滑油ポ
ンプに関する。
(従来の技術)
一般にグリース等の粘度の高い粘性流動体を給
油ポンプから給油対象に供給する場合、例えばシ
リンダー内のピストンを高圧力でもつて運動さ
せ、この運動により粘性流動体を吐出させること
が行れている。
油ポンプから給油対象に供給する場合、例えばシ
リンダー内のピストンを高圧力でもつて運動さ
せ、この運動により粘性流動体を吐出させること
が行れている。
すなわち従来の集中潤滑油ポンプの構成を示す
第3図で明らかなように、粘度の高いグリース等
の粘性流動体を収納するドラム缶やペール缶等の
容器1内には、この容器1上部に配置された駆動
部2により駆動されるポンプ3が配設され、駆動
部2とポンプ3とは吸込筒4により接続され、容
器1内の粘性流動体を容器1の上部に吸込筒4に
連通させて取付けられた吐出口5から吐出するも
のが知られている。
第3図で明らかなように、粘度の高いグリース等
の粘性流動体を収納するドラム缶やペール缶等の
容器1内には、この容器1上部に配置された駆動
部2により駆動されるポンプ3が配設され、駆動
部2とポンプ3とは吸込筒4により接続され、容
器1内の粘性流動体を容器1の上部に吸込筒4に
連通させて取付けられた吐出口5から吐出するも
のが知られている。
より具体的には第4図に示すように、ポンプ3
を構成する吸込筒4には上下に往復動するピスト
ン12と、このピストン12に連結した連結棒1
3が内嵌されており、この連結棒13の上部は吸
込筒4の上部より突出しており、この突出した上
部においてピストン12を上下動させる駆動部2
に接続されている。又連結棒13の断面積A1は
吸込筒4の内径断面積A2より狭小となつており、
シリンダー室14内を連結棒13が上下往復動す
ることに伴い、シリンダー室14内の粘性流動体
を吐出口5から吐出させて適宜給油対象箇所へ直
接又は間接的に供給するようになつている。
を構成する吸込筒4には上下に往復動するピスト
ン12と、このピストン12に連結した連結棒1
3が内嵌されており、この連結棒13の上部は吸
込筒4の上部より突出しており、この突出した上
部においてピストン12を上下動させる駆動部2
に接続されている。又連結棒13の断面積A1は
吸込筒4の内径断面積A2より狭小となつており、
シリンダー室14内を連結棒13が上下往復動す
ることに伴い、シリンダー室14内の粘性流動体
を吐出口5から吐出させて適宜給油対象箇所へ直
接又は間接的に供給するようになつている。
(従来技術の問題点)
上記構成によるポンプを稼働させる際、現場に
おける稼働効率上、高圧力下で且つ比較的少量の
粘性流動体を連続的に吐出させる必要がある。し
かし上述の集中潤滑油ポンプでは、吐出圧力を上
げながら粘性流動体の吐出量を制限し且つ吐出量
を下げていくことは困難であつたし、しかも連結
棒13に過度の圧力を負荷することとなり連結棒
13が座屈するといつた障害が発生していた。そ
こで従来においても改良案として第5図に示すよ
うな構造が提案されていた。
おける稼働効率上、高圧力下で且つ比較的少量の
粘性流動体を連続的に吐出させる必要がある。し
かし上述の集中潤滑油ポンプでは、吐出圧力を上
げながら粘性流動体の吐出量を制限し且つ吐出量
を下げていくことは困難であつたし、しかも連結
棒13に過度の圧力を負荷することとなり連結棒
13が座屈するといつた障害が発生していた。そ
こで従来においても改良案として第5図に示すよ
うな構造が提案されていた。
すなわち吸込筒4の内径断面積A′2を連結棒1
3′の断面積A′1より小さくして連結棒13′がピ
ストン12′に作用する負荷に十分耐えられるよ
うにした高圧少量吐出型のポンプとする提案であ
る。
3′の断面積A′1より小さくして連結棒13′がピ
ストン12′に作用する負荷に十分耐えられるよ
うにした高圧少量吐出型のポンプとする提案であ
る。
しかし上記改良案にかかる構造の場合、連結棒
13′の行程をsとすると、理論吐出量QはQ=
A′2×sで求められるが、連結棒13′の下降行程
での吐出量Q1はQ1=[(A′1−A′2)+A′2]×s=
A′1×sとなり、このことは上昇行程において
(A′1−A′2)×sだけの吸込筒4側への吸戻し分が
あることを意味している。
13′の行程をsとすると、理論吐出量QはQ=
A′2×sで求められるが、連結棒13′の下降行程
での吐出量Q1はQ1=[(A′1−A′2)+A′2]×s=
A′1×sとなり、このことは上昇行程において
(A′1−A′2)×sだけの吸込筒4側への吸戻し分が
あることを意味している。
従つて(A′1−A′2)×s分だけのエネルギーロ
スがあることとなり、駆動源の選定に当たつて
は、エネルギーロス分も含めた駆動力を有する駆
動源を選定しなければならないといつた問題があ
つた。
スがあることとなり、駆動源の選定に当たつて
は、エネルギーロス分も含めた駆動力を有する駆
動源を選定しなければならないといつた問題があ
つた。
このため本件出願人は実願昭60−200200号にて
第6図に示すような集中潤滑油ポンプを提案して
いる。すなわちグリース等の粘性流動体を収容す
る容器1内(第3図参照)に、下端に吸込口28
a,28bを有する吸込筒4を容器1上部より差
入れ、該吸込筒4を介して上記容器1内の粘性流
動体を吸引し、容器1外に吐出するようにした集
中潤滑油ポンプ3において、上記吸込筒4内に駆
動部2(第3図参照)により上下動する連結棒2
2と該連結棒22に連結したピストン21とが運
動出来る運動空間25と上記ピストン21から吐
出される粘性流動体の移送空間26とをそれぞれ
別個に設置するという構造である。
第6図に示すような集中潤滑油ポンプを提案して
いる。すなわちグリース等の粘性流動体を収容す
る容器1内(第3図参照)に、下端に吸込口28
a,28bを有する吸込筒4を容器1上部より差
入れ、該吸込筒4を介して上記容器1内の粘性流
動体を吸引し、容器1外に吐出するようにした集
中潤滑油ポンプ3において、上記吸込筒4内に駆
動部2(第3図参照)により上下動する連結棒2
2と該連結棒22に連結したピストン21とが運
動出来る運動空間25と上記ピストン21から吐
出される粘性流動体の移送空間26とをそれぞれ
別個に設置するという構造である。
しかし上記構成による集中潤滑油ポンプ3で
は、容器1底板1a上面から吸込口28aまでの
吸込路28の高さHが高いので、粘度の高い粘性
流動体を吸引する場合は、吸引効率が低下すると
いう不具合が生じる。これを解決するためにシリ
ンダー室20に対して垂直に連通した吸込路を設
ける構造が考えられる。しかしその構造によれ
ば、容器1の底板1aから吸込路の下端までの高
さにある粘性流動体を吸引することが出来ないの
で、粘性流動体が容器1内に残留するという不具
合が生じる。
は、容器1底板1a上面から吸込口28aまでの
吸込路28の高さHが高いので、粘度の高い粘性
流動体を吸引する場合は、吸引効率が低下すると
いう不具合が生じる。これを解決するためにシリ
ンダー室20に対して垂直に連通した吸込路を設
ける構造が考えられる。しかしその構造によれ
ば、容器1の底板1aから吸込路の下端までの高
さにある粘性流動体を吸引することが出来ないの
で、粘性流動体が容器1内に残留するという不具
合が生じる。
又第6図の如く、吸込筒4内に吐出口5とシリ
ンダー室20とを連通する移送空間26を形成す
る構造では、吸込筒4が大型化しコスト高となる
不具合が生じる。
ンダー室20とを連通する移送空間26を形成す
る構造では、吸込筒4が大型化しコスト高となる
不具合が生じる。
(問題点を解決するための手段)
上記問題点を解決するために、本考案は粘性流
動体を収容する有底の容器と、上記容器の底板面
上に配置されるシリンダーと、シリンダーの外周
面に圧入嵌合されて液密性を保持した状態で覆う
筒状の吸入案内板とを備え、上記シリンダーは、
ピストンが摺動するシリンダー室と、ピストンの
上死点のところで上記シリンダー室に直交する吸
入口とを備えた集中潤滑油ポンプにおいて、上記
シリンダーの下端を上記吸込案内板の下縁よりも
突出させることにより上記容器の底板面と上記吸
込案内板下端との間に隙間を設け、上記隙間と上
記吸込口とを、上記ピストンの摺動方向に沿う溝
で連通することにより、上記容器内の粘性流動体
が上記溝のみを介して吸入口より吸入されるよう
にしたことを特徴としている。
動体を収容する有底の容器と、上記容器の底板面
上に配置されるシリンダーと、シリンダーの外周
面に圧入嵌合されて液密性を保持した状態で覆う
筒状の吸入案内板とを備え、上記シリンダーは、
ピストンが摺動するシリンダー室と、ピストンの
上死点のところで上記シリンダー室に直交する吸
入口とを備えた集中潤滑油ポンプにおいて、上記
シリンダーの下端を上記吸込案内板の下縁よりも
突出させることにより上記容器の底板面と上記吸
込案内板下端との間に隙間を設け、上記隙間と上
記吸込口とを、上記ピストンの摺動方向に沿う溝
で連通することにより、上記容器内の粘性流動体
が上記溝のみを介して吸入口より吸入されるよう
にしたことを特徴としている。
(作用)
上記構成による集中潤滑油ポンプは、基本的に
は実願昭60−200200号実開昭62−169272号公報に
より提案された集中潤滑油ポンプと動作と同一で
ある。そして本考案によれば、シリンダー下端を
突出させた状態で吸込案内板をシリンダーの外周
に設けて、容器底板面と吸込案内板下端との間に
隙間を形成したので、高粘土の粘性流動体を吸引
する場合でも容器内にある全ての粘性流動体を吸
引する。
は実願昭60−200200号実開昭62−169272号公報に
より提案された集中潤滑油ポンプと動作と同一で
ある。そして本考案によれば、シリンダー下端を
突出させた状態で吸込案内板をシリンダーの外周
に設けて、容器底板面と吸込案内板下端との間に
隙間を形成したので、高粘土の粘性流動体を吸引
する場合でも容器内にある全ての粘性流動体を吸
引する。
(実施例)
本考案の実施例を示す第1図及び第2図におい
て、第3図〜第6図と同一符号は対応部分であ
り、同一部分の説明は省略する。
て、第3図〜第6図と同一符号は対応部分であ
り、同一部分の説明は省略する。
本考案の縦断側面図である第1図の如く、筒状
の吸込案内板31の上端は駆動部2に固定されて
いる。そしてシリンダー30は吸込案内板31の
内周面に圧入嵌合している。このように吸込案内
板31とシリンダー30とが一体となつてポンプ
3の主要部を形成している。
の吸込案内板31の上端は駆動部2に固定されて
いる。そしてシリンダー30は吸込案内板31の
内周面に圧入嵌合している。このように吸込案内
板31とシリンダー30とが一体となつてポンプ
3の主要部を形成している。
ここでシリンダー30の下端は吸込案内板31
の下端から約2mm程突出しているので、容器1内
にポンプ3を設置した際、容器1の底板1aの上
面と吸込案内板31の下端との間に隙間Lが形成
される。従つて粘性流動体の粘度が高い場合であ
つても、粘性流動体を効率よく後述する吸込路2
8に吸引することが出来る。
の下端から約2mm程突出しているので、容器1内
にポンプ3を設置した際、容器1の底板1aの上
面と吸込案内板31の下端との間に隙間Lが形成
される。従つて粘性流動体の粘度が高い場合であ
つても、粘性流動体を効率よく後述する吸込路2
8に吸引することが出来る。
ポンプ3の部分拡大図である第2図において、
シリンダー30内に設けられたシリンダー室20
には連結棒22と連結されたピストン21が上下
に摺動自在に嵌合している。
シリンダー30内に設けられたシリンダー室20
には連結棒22と連結されたピストン21が上下
に摺動自在に嵌合している。
上記ピストン21の上死点SU近傍には、上記
シリンダー室20と直交して連通する吸込口28
aが形成されている。さらに吸込口28aと直角
に連通し且つシリンダー室20と平行に溝28
a′が吸込口28aからシリンダー30の下端方向
に設けられ、この溝28a′と上記吸込案内板31
の内周面31aとが吸込路28を形成する。
シリンダー室20と直交して連通する吸込口28
aが形成されている。さらに吸込口28aと直角
に連通し且つシリンダー室20と平行に溝28
a′が吸込口28aからシリンダー30の下端方向
に設けられ、この溝28a′と上記吸込案内板31
の内周面31aとが吸込路28を形成する。
シリンダー室20の下端部には、後述する移送
空間26にのみ流入することを許容するチエツキ
バルブ27が設置されている。さらに粘性流動体
の移送空間26が略L字型に設けられ、その垂直
に延びる部分は上記シリンダー室20と平行して
おり、その水平部分の先端は上記チエツキバルブ
27と連通している。
空間26にのみ流入することを許容するチエツキ
バルブ27が設置されている。さらに粘性流動体
の移送空間26が略L字型に設けられ、その垂直
に延びる部分は上記シリンダー室20と平行して
おり、その水平部分の先端は上記チエツキバルブ
27と連通している。
移送管33は上記移送空間26上端の開口部2
6aに固定された銅管継手32を介して上記移送
空間26と連通した状態で固定されている。さら
に移送管33は吐出口5(第1図参照)と連通し
ている。従つて隙間Lより吸引された粘性流動体
は、吸込路28aを通つて上記シリンダー室20
と、チエツキバルブ27と、移送空間26と、移
送管33とを介して吐出口5から吐出される。
6aに固定された銅管継手32を介して上記移送
空間26と連通した状態で固定されている。さら
に移送管33は吐出口5(第1図参照)と連通し
ている。従つて隙間Lより吸引された粘性流動体
は、吸込路28aを通つて上記シリンダー室20
と、チエツキバルブ27と、移送空間26と、移
送管33とを介して吐出口5から吐出される。
連結棒22の径はピストン21の径よりも大き
く設定されて、高圧少量吐出型のポンプが構成さ
れている。
く設定されて、高圧少量吐出型のポンプが構成さ
れている。
次に動作を説明する。第2図は初期状態を示し
ており、ピストン21は下死点SDの所にある。
そして移送空間26とシリンダー室20とはチエ
ツキバルブ27により遮断されている。この状態
から、駆動部2が連結棒22を駆動することによ
りピストン21が下死点SDから上死点SUに上昇
すると、容器1内の粘性流動体は隙間Lと吸込路
28とを通つてシリンダー室20内に吸引され
る。次にピストン21が上死点SUから下死点SD
に下降すると、シリンダー室20内の粘性流動体
はシリンダー室20内から押出され、チエツキバ
ルブ27のばね27aの力に抗してチエツキバル
ブのボール27bを押し広げて移送空間26内へ
と送られ、移送管33を通つて吐出口5から外部
へ吐出される。そしてピストン21の下端面21
aが下死点SDに位置したところで吐出行程は終
了する。
ており、ピストン21は下死点SDの所にある。
そして移送空間26とシリンダー室20とはチエ
ツキバルブ27により遮断されている。この状態
から、駆動部2が連結棒22を駆動することによ
りピストン21が下死点SDから上死点SUに上昇
すると、容器1内の粘性流動体は隙間Lと吸込路
28とを通つてシリンダー室20内に吸引され
る。次にピストン21が上死点SUから下死点SD
に下降すると、シリンダー室20内の粘性流動体
はシリンダー室20内から押出され、チエツキバ
ルブ27のばね27aの力に抗してチエツキバル
ブのボール27bを押し広げて移送空間26内へ
と送られ、移送管33を通つて吐出口5から外部
へ吐出される。そしてピストン21の下端面21
aが下死点SDに位置したところで吐出行程は終
了する。
(考案の効果)
以上述べたように本考案の集中潤滑油ポンプに
よると、シリンダー30の下端が約2mm程突出し
た状態で吸込案内板31の内周面に嵌合されてい
ることにより、容器1内にポンプ3を設置した際
容器1の底板1aの上面と吸込案内板31の下端
との間に隙間Lが形成されるので、高粘度の粘性
流動体を吸引する場合でも粘性流動体が容器1内
に残留することなく吸引することが出来る。
よると、シリンダー30の下端が約2mm程突出し
た状態で吸込案内板31の内周面に嵌合されてい
ることにより、容器1内にポンプ3を設置した際
容器1の底板1aの上面と吸込案内板31の下端
との間に隙間Lが形成されるので、高粘度の粘性
流動体を吸引する場合でも粘性流動体が容器1内
に残留することなく吸引することが出来る。
しかもシリンダー30と吸込案内板31とを別
個に形成して圧入嵌合せしめるという構造である
から、シリンダー31を容易に加工することが出
来る。従つて生産コストを低減することが出来
る。
個に形成して圧入嵌合せしめるという構造である
から、シリンダー31を容易に加工することが出
来る。従つて生産コストを低減することが出来
る。
尚連結棒22が座屈するといつた不具合をなく
すことが出来、高圧少量吐出型のポンプを構成し
たとしてもエネルギーロスを阻止出来るので、駆
動源の選定に当たつてエネルギーロス分も含めた
駆動力を選定しなければならないといつた不具合
をなくすことが出来る等の利点は、実願昭60−
200200号実開昭62−169272号公報と同様である。
すことが出来、高圧少量吐出型のポンプを構成し
たとしてもエネルギーロスを阻止出来るので、駆
動源の選定に当たつてエネルギーロス分も含めた
駆動力を選定しなければならないといつた不具合
をなくすことが出来る等の利点は、実願昭60−
200200号実開昭62−169272号公報と同様である。
さらに本考案によると、シリンダー30に吸込
案内板31を圧入嵌合させ、シリンダー30の下
端を吸込案内板31の下縁よりも突出させること
により容器1の底板面と吸込案内板下端との間に
隙間Lを設け、隙間Lと吸込口28aとを、ピス
トン21の摺動方向に沿う溝28a′で連通するこ
とにより、容器1内の粘性流動体が溝28a′のみ
を介して吸込口28aより吸入されるようにして
いるので、容器1の底板1aから吸込口28aま
での流路が溝28a′のみで構成されることから、
その横断面積を可及的に小さくすることができ
る。
案内板31を圧入嵌合させ、シリンダー30の下
端を吸込案内板31の下縁よりも突出させること
により容器1の底板面と吸込案内板下端との間に
隙間Lを設け、隙間Lと吸込口28aとを、ピス
トン21の摺動方向に沿う溝28a′で連通するこ
とにより、容器1内の粘性流動体が溝28a′のみ
を介して吸込口28aより吸入されるようにして
いるので、容器1の底板1aから吸込口28aま
での流路が溝28a′のみで構成されることから、
その横断面積を可及的に小さくすることができ
る。
従つてポンプの容量が小さくても最後まで効率
よく汲上げることができる。
よく汲上げることができる。
しかもシリンダー30の下端を吸込案内板31
の下縁よりも突出させることにより容器1の底板
面と吸込案内板下端との間に隙間Lを設けている
ので、隙間Lを構成するために吸込案内板31の
下縁に特別な脚部を設ける必要がなく、実施例の
図面からも明らかなように下縁をフラツトに形成
することができる。従つて製品の加工が容易・廉
価になる。
の下縁よりも突出させることにより容器1の底板
面と吸込案内板下端との間に隙間Lを設けている
ので、隙間Lを構成するために吸込案内板31の
下縁に特別な脚部を設ける必要がなく、実施例の
図面からも明らかなように下縁をフラツトに形成
することができる。従つて製品の加工が容易・廉
価になる。
第1図は本考案の実施例を示す縦断側面図、第
2図は第1図にポンプの部分拡大縦断側面図、第
3図は集中給油装置の一般的構成を示す概略縦断
側面図、第4図は従来のポンプを示す縦断側面
図、第5図は第4図の改良過程を示す縦断側面
図、第6図はさらに別の改良過程を示す縦断側面
図である。 1……容器、2……駆動部、3……ポンプ、5
……吐出口、20……シリンダー室、21……ピ
ストン、22……連結棒、26……吐出路、27
……チエツキバルブ、28……吸込路、28a…
…吸込口、30……シリンダー、31……吸込案
内板、33……移送管。
2図は第1図にポンプの部分拡大縦断側面図、第
3図は集中給油装置の一般的構成を示す概略縦断
側面図、第4図は従来のポンプを示す縦断側面
図、第5図は第4図の改良過程を示す縦断側面
図、第6図はさらに別の改良過程を示す縦断側面
図である。 1……容器、2……駆動部、3……ポンプ、5
……吐出口、20……シリンダー室、21……ピ
ストン、22……連結棒、26……吐出路、27
……チエツキバルブ、28……吸込路、28a…
…吸込口、30……シリンダー、31……吸込案
内板、33……移送管。
Claims (1)
- 粘性流動体を収容する有底の容器と、上記容器
の底板面上に配置されるシリンダーと、シリンダ
ーの外周面に圧入嵌合されて液密性を保持した状
態で覆う筒状の吸入案内板とを備え、上記シリン
ダーは、ピストンが摺動するシリンダー室と、ピ
ストンの上死点のところで上記シリンダー室に直
交する吸入口とを備えた集中潤滑油ポンプにおい
て、上記シリンダーの下端を上記吸込案内板の下
縁よりも突出させることにより上記容器の底板面
と上記吸込案内板下端との間に隙間を設け、上記
隙間と上記吸込口とを、上記ピストンの摺動方向
に沿う溝で連通することにより、上記容器内の粘
性流動体が上記溝のみを介して吸入口より吸入さ
れるようにしたことを特徴とする集中潤滑油ポン
プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986134069U JPH0413424Y2 (ja) | 1986-09-01 | 1986-09-01 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986134069U JPH0413424Y2 (ja) | 1986-09-01 | 1986-09-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6340589U JPS6340589U (ja) | 1988-03-16 |
JPH0413424Y2 true JPH0413424Y2 (ja) | 1992-03-27 |
Family
ID=31034965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986134069U Expired JPH0413424Y2 (ja) | 1986-09-01 | 1986-09-01 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0413424Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-09-01 JP JP1986134069U patent/JPH0413424Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6340589U (ja) | 1988-03-16 |
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