JPH04134147U - アウタロータ型発電機 - Google Patents

アウタロータ型発電機

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JPH04134147U
JPH04134147U JP4911191U JP4911191U JPH04134147U JP H04134147 U JPH04134147 U JP H04134147U JP 4911191 U JP4911191 U JP 4911191U JP 4911191 U JP4911191 U JP 4911191U JP H04134147 U JPH04134147 U JP H04134147U
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JP
Japan
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crossover
salient pole
phase
partition wall
stator core
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JP4911191U
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JP2530011Y2 (ja
Inventor
隆男 為近
Original Assignee
本田技研工業株式会社
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同相の電機子コイルを接続するわたり線を異
相間で確実に絶縁するとともに、駆動軸への巻込みを防
止する。 【構成】 電機子コイル(14)とステータコア(1
1)とを絶縁するボビン(13)は、わたり線(16)
を折返すためにステータコアの各突極部(12)に対応
して形成されたわたり線折返し係合部(132)と、各
突極部(12)の根元部分(12a)から各わたり線折
返し係合部(132)まで、各相のわたり線(16)を
互いに離隔すべく形成された仕切り壁(131)とを有
する。仕切り壁(131)の上端部には、案内溝(13
4)が形成されており、わたり線折返し係合部(13
2)で折返されたわたり線(16)が次の同相突極部
(12)まで案内される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、アウタロータ型発電機に関し、特に外周部に突極を有する環状星形 鉄心を固定配置するとともに、突極に発電出力を取出す電機子コイルを巻装し、 外側に配された回転子を回転させるようにした発電機に関する。
【0002】
【従来の技術】
交流発電機の一種として、アウタロータ型の多極発電機が知られている。この ような発電機は、例えば中心側に図5に示すような環状星形鉄心1を固定配置す るようにしており、その外周部に設けられた突極2に電機子コイル3を巻装する ようにしたものであって、突極2の先端部に対して内周側にマグネットを対向配 置した回転子を微小なエアギャップをもって回転させることによって、電機子コ イル3から発電出力を得るようにしている。そしてこのような発電機は、高周波 の交流を高い効率で取出すことができるようになる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
一般にこのようなアウタロータ型高周波発電機の電機子コイル3は、3相構成 とするのが普通で、各相の電機子コイル3はわたり線4を介して互いに接続され るようになっている。従ってわたり線4が突極2の根元部分において円周方向に クロスしながら延びることになる。電機子コイル3は巻線後にワニスによって固 定されるが、特にエンジン発電機等に用いる場合には、振動やごみの多い悪い環 境の下で使用される。従ってわたり線4がクロス部で絶縁劣化する場合が考えら れ、このために製造工程での種々の工夫が必要になる。また、環状星形鉄心1の 中心部を貫通する駆動軸への巻込みを防止するために、わたり線4の保持を確実 に行なう必要がある。
【0004】 本考案はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、同相のコイルを互 いに接続するわたり線の部分が異相間で確実に絶縁されるようにし、あるいはま た駆動軸への巻込みを簡単に防止できるようにしたアウタロータ型発電機を提供 することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、環状の継鉄部から突極部が放射状に突出し た環状星形鉄心の前記突極部に多相の電機子コイルを巻回してなる固定子と、底 壁部の中央に回転軸取付用のボス部を有するカップ状回転体の内周に永久磁石を 取付けてなる磁石回転子と、前記電機子コイルを前記鉄心に対して絶縁するボビ ンとを備えるアウタロータ型発電機において、前記ボビンは、同相の電機子コイ ルを互いに接続するわたり線を折り返すために、前記環状星形鉄心の内周側に前 記各突極部に対応して形成されたわたり線折返し係合部と、前記各突極部の根元 部分から前記各わたり線折返し係合部まで、各相のわたり線を互いに離隔すべく 前記各突極部に対応して形成された仕切り壁とを有し、前記各仕切り壁の上端部 には、前記各わたり線折返し係合部で折り返されて次の同相突極部まで引き回さ れるわたり線を案内する案内溝が形成されていることを特徴とするアウタロータ 式発電機を提供するものである。
【0006】
【作用】
仕切り壁によって各相のわたり線が互いに離隔されるとともに、わたり線折返 し係合部で折返されたわたり線は、次の同相突極部まで仕切り壁上部の案内溝に よって案内される。
【0007】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面を参照して説明する。
【0008】 図1は本考案の一実施例に係る発電機の断面図であり、この発電機はエンジン (図示せず)によって駆動される高周波発電機である。エンジンのケーシングの 一部にはマウント用スリーブ10が形成されており、このスリーブ10の先端部 にステータコア(環状星形鉄心)11が固着されている。ステータコア11は図 2に示すように、外周部に多数の突極部12を備えており、これらの突極部12 にボビン13を介して、3相の電機子コイル14及び単相の電機子コイル15a ,15bが巻回されている。これらのステータコア11、ボビン13及び電機子 コイル14、15a,15bによって発電機のステータ(固定子)が構成される 。
【0009】 なお、単相の電機子コイル15a,15bには、本案は直接作用しないので、 以後の説明は省略する。
【0010】 つぎにこの発電機のロータ(磁石回転子)の構造について説明すると、図1に 示すようにマウント用スリーブ10には貫通孔24が形成されるとともに、この 貫通孔24にはボールベアリング25とオイルシール26とが嵌装されている。 そしてこれらのベアリング25およびオイルシール26を貫通するようにクラン クシャフト27が発電機側に延びており、このクランクシャフト27の先端側の テーパ部に結合用ボス28を介してロータヨーク(カップ状回転体)29が結合 されるようになっている。ロータヨーク29にはマグネット(永久磁石)30が 固着されており、微小なエアギャップを介して前記ステータコア11の突極12 と対向するようになっている。さらにロータヨーク29には冷却用ファン31が 固着されており、これによってこの発電機の冷却を行なうようになっている。
【0011】 以上のような構成において、この発電機と直結されたエンジンが駆動されると 、クランクシャフト27によって図1に示すロータヨーク29が回転されること になる。従ってマグネット30がステータコア11に対して回転されることにな り、これによって電機子コイル14が高周波の交流出力を発生する。
【0012】 次に電機子コイル14のわたり線の処理について説明する。
【0013】 電機子コイル14は、前述したように3相(U相、V相、W相)になっており 、これらのコイル14は、その同相の部分が互いにわたり線によって接続されて いる。図3及び4は、ボビン13の構造及び各相のわたり線16U,16V,1 6Wの引き回しを説明するための図である。ボビン13は、ステータコア11に 対応して環状星形の形状を有し、ステータコア11の突極部12の根元側に対応 する部分には、わたり線処理部133が形成されている。わたり線処理部133 は、各相のわたり線16U,16V,16Wを折返すために、ステータコア11 の内周側に各突極部12に対応して形成されたわたり線折返し係合部132と、 各突極部12の根元部分12aからわたり線折返し係合部132まで、各相のわ たり線16U,16V,16Wを互いに隔離すべく、各突極部12に対応して形 成された仕切り壁131U,131V,131Wとを有する。更に、仕切り壁1 31の上端部には、案内溝134が形成されており、各わたり線折返し係合部1 32で折返されたわたり線16が、次の同相突極部12までこの案内溝134に よって案内されるように構成されている。
【0014】 わたり線16は図3、4に示す状態でワニス含浸されて絶縁されており、各相 のわたり線16U,16V,16Wを確実に絶縁することができるとともに、駆 動軸27への巻込みを確実に阻止することができる。また、ボビン13の平面部 と仕切り壁131の頂部を利用して、空間を介して立体的に交差させるため、ボ ビン13の形状を簡単なものとすることができるとともに、絶縁確保のための沿 面距離を大きく確保することができる。
【0015】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案によれば、ボビンに形成された仕切り壁によって、 各相のわたり線が互いに離隔されるとともに、わたり線折返し係合部で折返され たわたり線は、次の同相突極部まで仕切り線上部の案内溝によって案内されるの で、各相のわたり線を確実に絶縁することができるとともに、駆動軸へのわたり 線の巻込みを簡単かつ確実に防止することができる。また、わたり線は仕切り壁 の頂部を利用して、空間を介して立体的に交差させるため、ボビンの形状を簡単 なものとすることができるとともに、絶縁確保のための沿面距離を大きく確保す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る発電機の断面図であ
る。
【図2】図1の発電機のステータの平面図である。
【図3】ボビンの構造及びわたり線の処理を説明するた
めの平面図である。
【図4】ボビンの構造及びわたり線の処理を説明するた
めの斜視図である。
【図5】従来のわたり線の処理を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
11 ステータコア(環状星形鉄心) 12 突極部 13 ボビン 14 電機子コイル 16 わたり線 29 ロータヨーク(カップ状回転体) 30 永久磁石 131 仕切り壁 132 わたり線折返し係合部 134 案内溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状の継鉄部から突極部が放射状に突出
    した環状星形鉄心の前記突極部に多相の電機子コイルを
    巻回してなる固定子と、底壁部の中央に回転軸取付用の
    ボス部を有するカップ状回転体の内周に永久磁石を取付
    けてなる磁石回転子と、前記電機子コイルを前記鉄心に
    対して絶縁するボビンとを備えるアウタロータ型発電機
    において、前記ボビンは、同相の電機子コイルを互いに
    接続するわたり線を折り返すために、前記環状星形鉄心
    の内周側に前記各突極部に対応して形成されたわたり線
    折返し係合部と、前記各突極部の根元部分から前記各わ
    たり線折返し係合部まで、各相のわたり線を互いに離隔
    すべく前記各突極部に対応して形成された仕切り壁とを
    有し、前記各仕切り壁の上端部には、前記各わたり線折
    返し係合部で折り返されて次の同相突極部まで引き回さ
    れるわたり線を案内する案内溝が形成されていることを
    特徴とするアウタロータ式発電機。
JP4911191U 1991-05-30 1991-05-30 アウタロータ型発電機 Expired - Lifetime JP2530011Y2 (ja)

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JPH04134147U true JPH04134147U (ja) 1992-12-14
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0739099A (ja) * 1993-07-16 1995-02-07 Japan Servo Co Ltd 回転電機の固定子
JP2011217425A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Hitachi Ltd 電動機

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JPH0739099A (ja) * 1993-07-16 1995-02-07 Japan Servo Co Ltd 回転電機の固定子
JP2011217425A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Hitachi Ltd 電動機

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