JPH04133612A - 架空線のねじれ防止器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ｕ産業上の利用分野］ 本発明は架空送電線のねじれを防止する装置に関する。

［従来の技術］ 送電線に着雪すると雪片が電線表面をずベリながら回転
して筒状に成長してｔ＆！自体もねじられ、急速に大き
な筒雪に成長して電線の垂下、断線や鉄塔支持物の変形
、倒壊等の事故を起すので、この電線のねしれを防止す
るために、第３図示のようにクランジアームにＭ錘を取
付けたねしれ防止器１０を送電線Ｗに取付け“ζ着雪に
よる電線のねしれを防止しているが、電線がねじれずに
着雪か電線側方に翼状に発達すると風による揚力で電線
がギヤロッピンダ振動を起し、第３図示のように電線が
はね上り上方の電線に接触して相間短絡事故を起し、さ
らに点線のように、ねしれ防止器１０か上りの電線に引
掛って外れなくなり復旧に手間どり大規模な長時間停電
事故を起すことがある。

ねじれ防止器が他の電線に引掛らないようにづるため、
送電線にたるませて取付けるスパイラルロッド束の可視
性管状整形より線を芯材に蜜に巻付けるようにした特願
平２−１１２６５８号の架空線用ねじれ防止器を本出願
人はさきに開発した。

［発明が解決しようとする課題Ｊ 前記の架空線用ねじれ防止器は、スパイラルロラドが芯
材に蜜に巻付けられているので、線浮き、変形、はぐれ
等が生ずるだけでなく、電線の太さ、スパイラルロッド
束の素線の太さ、ピッチ等により電線への巻付けか困難
である。

また、たるませた可撓性管状整形より線に着雪が生じや
すく、この着雪が落下して送電線下の構築物に被害を与
えるおそれがある。

本発明は、電線に巻付は易く、かつ大きな＠雪が生じな
いようにした架空線のねしれ防止器を提供することを目
的とするものである。

［課題を解決するための手段］ 前記の目的を達成するために、本発明の架空線のねじれ
防止器は、 （１）線状芯材２の外周に、第１のスパイラルロッド束
１ａと第２のスパイラルロッド束１ｂを、密接させずに
巻付は相互間に若干の間隔ｇ１をあけて粗に巻付け、前
記芯材２の両端の両側において前記第１、第２のスパイ
ラルロッド束１ｄ、１ｂを撚り合わせて撚合くびれ部４
．４を形成し、この撚合くびれ部４．４から先端側の各
スパイラル口・ソド束１ｄ、１ｂの部分を、密接させず
に巻付は相互間に若干の間隔り２をあけＣ租にして送電
線に巻付ける電線粗巻部５としたものであり、 （２）前記第１、第２の各スパイラルロッド束１ｄ、１
ｂを複数本のスパイラルロッドを接着し゛ζ形成し、電
線粗巻部５．５の各スパイラルロッド束の両端部を直線
状部６．６に形成したものである。

［作用コ ねじれ防止器１は芯材２を有することにより、送電線の
ねしれに対して所定の抗力モーメントを有するものとな
り、着雪による送電線のねしれ防止効果を大にする。

２つのスパイラルロッド束１ａ、１ｂを線状芯材２に粗
に巻付けることにより、可視性が増し送電線に巻付ける
作業を容易にする。

撚合くびれ部４．４により、この部分のスパイラルロッ
ド束の可視性が増し、送電線に巻付ける際にたるみを形
成しやすくする。

また撚合くびれ部４．４は、送電線が振動したときの芯
材２の抜は落ちを防ぐ。

第１、第２のスパイラルロッド束１ａ、１ｂを芯材２に
租に巻付け、電線粗巻部５を送電線に租に巻付けること
により、着雪が撚合電線の表面を撚合ピッチに沿ってず
ベリながら回転するのを阻止して大なる筒状雪に発達す
るのを防ぎ、ねじれ防止器１の近傍における冠雪量を少
くする。

複数本のスパイラルロッドを接着してスパイラルロッド
束を一体に接合することにより、スパイラルロッド束の
ほぐれを防ぐ。

電線粗巻部５．５の各先端部のスパイラルロッド束１ｄ
、１ｂの先端部分を直線状部６に形成したことにより、
スパイラルロッドの端部が束状になっていζも電線への
巻付は作業を容易にする。

ねじれ防止器１を装着した送電線がギヤロッピング振動
を起して上方の送電線まではね上っても、スパイラルロ
ッド束の弾力と可視性による復元力により引掛ることな
く下方に復帰するので、大規模な停電事故を起すことが
なくなる。

［実施例］ 以下本発明の実施例を図面により説明する。第１図は本
発明の１実施例の架空線のねじｈ防止器を架空送電線に
取付けた状態を示し、第２図は送電線に取付ける前の架
空線のねしれ防止器を示１゜第２図において、１ａ、１
ｂは第１と第２の２本のスパイラルロッド束である。こ
の各スパイラルロッド束は、鋼線、アルミ被鋼線、８線
、その他の線材を螺旋状に整形した複数本のスパイラル
ロッド素線を並列させ螺旋帯状にまとめてスパイラルロ
ッド素線の束にしたものであり、その各素線相互を適宜
の＃蓄材でのり着けして帯状螺旋体が崩れないように一
体に接合する。

２は鋼より線、ワイヤローブ、鉛、もしくは所要長さに
分割された変形自在な棒状体等を用いて適宜長さに形成
した断面円形の線状芯材であり、その直径はねじれ防止
器を取付ける送電線の直径と同等もしくはそれ以上とす
る。

３．３は、前記線状芯材２を構成する線材の線束がほぐ
れるのを防止するために、芯材２の両端に嵌着したアル
ミまたはグラスナ・ｙり製のほぐれ防止用端末キャッゾ
である。

前記の線状芯材２の外周に、前記第１のスパイラルロッ
ド束１ｄと第２のスパイラルロッド束１ｂを、密接させ
ずに巻付は相互間に若干の間隔ｇ１をあけた状態となる
粗の状態に巻付ける。

このようにスパイラルロッド束１ｄ、１ｂの内側に芯材
２があるので所要の重量を有するものとなり、送電線の
着雪によるねじれを防止器る。

前記線状芯材２の両端の端末キャッゾ３．３の両側にお
いて、第１と第２の両スパイラルロッド束１ｄ、１ｂを
少くとも１回以上撚り合わせて撚合くびれ部４．４を形
成し、これにより両スパイラルロッド束部分をこのくび
れ部分で一体化する。この撚合くびれ部４．４から先の
両スパイラルロッド束１ａ、１ｂは再び分離しておく。

前記の撚合くびれ部４．４から先の分離された各スパイ
ラルロッド東部分で電線粗巻部５．５を形成する。

前記の電線粗巻部５．５の各先端部のスパイラルロッド
束１ｄ、１ｂの先端部分は直線状部６に形成する。この
ように端部を直線状に形成することにより、鋼線、アル
ミ被鋼線等で構成したスパイラルロッドの端部が束状に
なっていても電線に対づる端部の巻付は作業が容易とな
り、また、２つのスパイラルロッド束１ａ、１ｂは線状
芯材２に粗に巻付けであるために可視性が増すので、送
電線に巻付ける作業が容易になる。

前記のように構成した本発明の架空線のねじれ防止器１
は、第１図示のように、両端の電線粗巻部５．５のスパ
イラルロッド束端部を、密接させずに巻付は相互間に若
干の間隔ｇ２をあけて粗にして送電線Ｗに巻付け、芯材
２にスパイラルロッド束が巻付けられている中間部分を
、送電線Ｗとの間に所定の開隔ｄをおいてたるませる。

このたるみの間隔ｄは、電線Ｗのサイズ、想定着雪量、
径間長等に応じて適宜に変更設定するものであり、たと
えば線状芯材２の材質、長さ等を選択、調整して設定す
る。

７．７は、送電線Ｗの表面にスパイラルロッド束が摺接
して電線表面を擦傷するのを防止するために送電線Ｗに
嵌着した弾性体カラーであり、ゴム筒体等に切割りを設
けて構成する。

前記の撚合くびれ部４．４に赤色マーク等の指標を施し
、送電線Ｗに嵌着しているカラー７．７の位置にこの赤
色マーク指標位置を合わせて巻付ければ、正規の位置に
巻付けることが容易となり、均一な施工を行なうことが
できる。

また線状芯材２の両端に撚合くびれ部４．４が形成され
ているために、送電線Ｗが振動しても芯材２は抜は落ち
ることがない。

前記のように送電線に取付けたねじれ防止器１は、芯材
２を保持して送電線のねじれに対し所定の抗力モーメン
トを有するものとなり、着雪による電線のねじれを防止
する。

前記のように送電線Ｗに装着するねじれ防止器１の最大
長さは送電線の電圧から定まる最小絶縁間隔を超えない
ようにし、送電線Ｗに巻付けたねじれ防止器１の１端が
外れて垂れ下るような事態が起っても下方にある送電線
に接触しないような長さにして閃絡を防止する。

前記のように芯材２に第１、第２のスパイラルロッド束
１ａ、１ｂを間隔り１をあけて租に巻付け、両端の電線
粗巻部５．５も送電線Ｗに間隔ｇ２をあけて粗に巻付け
であるので、芯材２および電線Ｗとスパイラルロッド束
１ａ、１ｂの巻付はピッチを興ならせＣおけば、着雪し
ても雪片が電線表面を巻付はピッチに沿ってすべりなが
ら回転して筒状に発達することが阻止されるから、ねじ
れ防止器１における冠雪量を少くすることができる。

前記の本発明のねじれ防止器１を架空送電線Ｗに装着す
ると、第３図示のように、送電線がギヤロッピング振動
を起して点線図示のように上方の送電線まではね上って
引掛ろうとしても、スパイラルロッド束の弾力と可視性
による復元力で外れ元の位置に復帰するので、従来のよ
うにねじれ防止器が上方の電線に引掛って大規模な停電
事故を起すようなことがなくなる。

［発明の効果〕 前記のように本発明のねじれ防止器は、スパイラルロッ
ド束に芯材を設けたので、着雪による送電線のねじれ防
止効果が大になる。

また、２つのスパイラルロッド束が粗に巻付けられてい
ることにより、ねじれ防止器の可視性が増して送電線に
巻付ける作業が容易になるばかりでなく、着雪が電線表
面をすべりながら回転することが阻止されるので大なる
筒状雪に発達しないから雪害事故が防止される。

また、芯材両端の両側において撚合くびれ部を形成した
ので、スパイラルロッド束の可撓性が増し送電線との間
のたるみを形成して巻付ける作業が容易になるうえに、
送電線が振動しても芯Ｈの抜は落ちることがない。

さらに、スパイラルロッド束は接着されてほぐれず、電
線粗巻部のスパイラルロッド束端部を直線状部に形成し
たことにより電線への巻付は布業が容易になる。

また、送電線が振動してはね上ってもねじれ防止器が上
方の電線に引掛ることがなく大規模な停電事故の発生を
防ぐことができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例の正面図、第２図はスパイラ
ルロッド束の正面図、第３図は従来のねじれ防止器の作
用説明図である。 １　゛ ｄ ２　； ４　； ５　； ６　； Ｗ　： ねしれ防止器 １ｂ：スパイラルロッド束 線状芯材 撚合くびれ部 電線粗巻部 直線状部 送を線 特許出願人　古河電気工業株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、線状芯材の外周に第１および第２の各スパイラルロ
   ッド束を粗に巻付け、前記芯材両端の両側において前記
   第１および第２のスパイラルロッド束を撚り合わせて撚
   合くびれ部を形成し、前記撚合くびれ部から先端側のス
   パイラルロッド束端部に、電線に粗に巻付ける電線粗巻
   部を形成したことを特徴とする架空線のねじれ防止器。 ２、複数本のスパイラルロッドを接着してスパイラルロ
   ッド束を形成し、電線巻付け部のスパイラルロッド束先
   端部に直線状部を形成したことを特徴とする請求項１記
   載の架空線のねじれ防止器。