JPH04132143A - ジャイロトロン装置 - Google Patents
ジャイロトロン装置Info
- Publication number
- JPH04132143A JPH04132143A JP25255690A JP25255690A JPH04132143A JP H04132143 A JPH04132143 A JP H04132143A JP 25255690 A JP25255690 A JP 25255690A JP 25255690 A JP25255690 A JP 25255690A JP H04132143 A JPH04132143 A JP H04132143A
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- belts
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- Pending
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- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 claims abstract description 35
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 claims abstract description 30
- 230000008878 coupling Effects 0.000 abstract description 10
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 abstract description 10
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 abstract description 10
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 abstract 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 3
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Microwave Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明はマイクロ波管の一種であるジャイロトロン装
置に関するものである。
置に関するものである。
第2図は例えばU S P 4620170の明細書に
示されたジャイロトロンの断面図であり、図において、
(1)は円錐台状のカソード、(2)はカソード(1)
に設けられた円環状のエミッションベルトで、電子を放
出する。(3)、(イ)はカソード(1)に対して正の
電位の第1.第2のアノードで、カソード(1)から放
出された電子で形成される電子ビーム(5)を加速する
。
示されたジャイロトロンの断面図であり、図において、
(1)は円錐台状のカソード、(2)はカソード(1)
に設けられた円環状のエミッションベルトで、電子を放
出する。(3)、(イ)はカソード(1)に対して正の
電位の第1.第2のアノードで、カソード(1)から放
出された電子で形成される電子ビーム(5)を加速する
。
(6)は電子ビーム(51の通過により電磁波を発生さ
せる発振空胴である。ジャイロトロン装置の外側には図
示しない何種類かの電磁石が配置され、発振空胴(6)
中など電子ビーム(1)の通路には磁場が形成されてい
る。(71は発振空胴(6)を通過した電子ビーム((
5)を捕捉するコレクタ、(へ)は発振空胴(6)で発
生した高周波の電磁波を取り出す高周波取り出し窓、(
9)はカソード(1)に対して正の電位を第1、第2の
アノード(3)、(2)に与える直流電源である。
せる発振空胴である。ジャイロトロン装置の外側には図
示しない何種類かの電磁石が配置され、発振空胴(6)
中など電子ビーム(1)の通路には磁場が形成されてい
る。(71は発振空胴(6)を通過した電子ビーム((
5)を捕捉するコレクタ、(へ)は発振空胴(6)で発
生した高周波の電磁波を取り出す高周波取り出し窓、(
9)はカソード(1)に対して正の電位を第1、第2の
アノード(3)、(2)に与える直流電源である。
次に動作について説明する。上記のように構成されたジ
ャイロトロン装置が電磁石によって発生させた磁場中に
置かれる。エミッションベルト(2)から放出された電
子は電子ビーム(5)となって第1、第2のアノード(
3)、(イ)により加速され、磁力線にからみつくよう
に、かつその場所の磁場の強さで決定される旋回周波数
で旋回運動をしながら、中空状の電子ビーム四となって
発振空胴(6)を通過する。
ャイロトロン装置が電磁石によって発生させた磁場中に
置かれる。エミッションベルト(2)から放出された電
子は電子ビーム(5)となって第1、第2のアノード(
3)、(イ)により加速され、磁力線にからみつくよう
に、かつその場所の磁場の強さで決定される旋回周波数
で旋回運動をしながら、中空状の電子ビーム四となって
発振空胴(6)を通過する。
電磁石によって形成された磁場は、図において横方向、
即ち軸方向にある強度分布を持っており、エミッション
ペルトロと発振空胴(6)における磁場強度の比を特に
磁場の圧縮比というが、発振空胴(6)を通過するとき
の中空状電子ビーム[51の発振空胴(6)中心軸から
の半径は、エミッションペルトロの半径と上記磁場の圧
縮比とによって決定される。
即ち軸方向にある強度分布を持っており、エミッション
ペルトロと発振空胴(6)における磁場強度の比を特に
磁場の圧縮比というが、発振空胴(6)を通過するとき
の中空状電子ビーム[51の発振空胴(6)中心軸から
の半径は、エミッションペルトロの半径と上記磁場の圧
縮比とによって決定される。
発振空胴(6)では電子の旋回周波数に近い共振周波数
を持ち、かつ電子ビーム(5]の通過位置で電子ビーム
((5)と強く結合するモードの電磁波が励起される。
を持ち、かつ電子ビーム(5]の通過位置で電子ビーム
((5)と強く結合するモードの電磁波が励起される。
例えばT E 03モードを発振させる場合は次のよう
にする0発振空胴(6)において電子の旋回周波数とT
E 03モードの共振周波数とが一致するようにし、
かつ電子ビーム(へ)はTEO3モードとの結合が強く
なる位置を通るようにする。第3図は発振空胴(6)中
での電子ビーム(5)と各モードの電磁波との結合の強
さを示すグラフであり、A、BはそれぞれT E 03
モードおよびその隣接モードであるTE52モードにつ
いて示す。また、横軸は発振空胴(6)の半径で規格化
された半径、縦軸は結合の強さを表わす。T E 03
モードを発振させるには、電子ビーム(51が例えばC
の位置を通過するようにする。
にする0発振空胴(6)において電子の旋回周波数とT
E 03モードの共振周波数とが一致するようにし、
かつ電子ビーム(へ)はTEO3モードとの結合が強く
なる位置を通るようにする。第3図は発振空胴(6)中
での電子ビーム(5)と各モードの電磁波との結合の強
さを示すグラフであり、A、BはそれぞれT E 03
モードおよびその隣接モードであるTE52モードにつ
いて示す。また、横軸は発振空胴(6)の半径で規格化
された半径、縦軸は結合の強さを表わす。T E 03
モードを発振させるには、電子ビーム(51が例えばC
の位置を通過するようにする。
従来のジャイロトロン装置は以上のように構成されてい
るので、例えばT E 03モードの発振を得るために
電子ビームが第3図のCに相当する位置を通過するよう
にした場合、その位置では電子ビームは目的外のTE5
2モードとの結合も強い、そのため、電磁波出力を増大
させようとして電子ビームの電流値を大きくしたときに
T E 03モードとT E 52モードとの間でモー
ド競合という現象を起こし、所期のモードであるT E
03モードの発振の効率を低下させ、モード純度を悪
化させるなどの問題点があった。
るので、例えばT E 03モードの発振を得るために
電子ビームが第3図のCに相当する位置を通過するよう
にした場合、その位置では電子ビームは目的外のTE5
2モードとの結合も強い、そのため、電磁波出力を増大
させようとして電子ビームの電流値を大きくしたときに
T E 03モードとT E 52モードとの間でモー
ド競合という現象を起こし、所期のモードであるT E
03モードの発振の効率を低下させ、モード純度を悪
化させるなどの問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、複数のモードが同時に発振することを抑え、
モード純度の高いジャイロトロン装置を得ることを目的
とする。
たもので、複数のモードが同時に発振することを抑え、
モード純度の高いジャイロトロン装置を得ることを目的
とする。
この発明に係わるジャイロトロ〉・装置はカソードに半
径の異なる複数のエミッションベルトを設けたものであ
る。
径の異なる複数のエミッションベルトを設けたものであ
る。
この発明におけるジャイロトロン装置は、複数のエミッ
ションベルトから放出された電子による、半径の異なる
複数の中空状の電子ビームが同時に発振空胴を通過し、
その結果、不要なモードの発振が抑えられる。
ションベルトから放出された電子による、半径の異なる
複数の中空状の電子ビームが同時に発振空胴を通過し、
その結果、不要なモードの発振が抑えられる。
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図はこの発明によるジャイロトロン装置を示す模式図で
、構造的には第2図の従来例と頭領したものになってい
る。全体は従来と同様に電磁石による磁場中に設置され
る。
図はこの発明によるジャイロトロン装置を示す模式図で
、構造的には第2図の従来例と頭領したものになってい
る。全体は従来と同様に電磁石による磁場中に設置され
る。
図において、(31,(イ)、(6)は第1図の場合と
同様であるので説明を省略する。(1)は円錐台状のカ
ソード、(11)、 (12)はカソード(1)に設け
られて電子を放出する第1、第2のエミッションベルト
で、互いに半径の異なる円環状になっていて、これら相
互間には電子を放出しない部分(13)が配置されてい
る。(14)、 (15)はそれぞれ第1.第2のエミ
ッションベルト(11)、 (12)から放出された電
子て形成される第1.第2の電子ビームである。
同様であるので説明を省略する。(1)は円錐台状のカ
ソード、(11)、 (12)はカソード(1)に設け
られて電子を放出する第1、第2のエミッションベルト
で、互いに半径の異なる円環状になっていて、これら相
互間には電子を放出しない部分(13)が配置されてい
る。(14)、 (15)はそれぞれ第1.第2のエミ
ッションベルト(11)、 (12)から放出された電
子て形成される第1.第2の電子ビームである。
次に動作について説明する。前述のように発振空胴通過
時の中空状電子ビームの半径はエミッションベルトの半
径と磁場の圧縮比とによって決まるが、第1図の場合は
2つのエミッションベルト、即ち、第1.第2のエミッ
ションベルト(11)。
時の中空状電子ビームの半径はエミッションベルトの半
径と磁場の圧縮比とによって決まるが、第1図の場合は
2つのエミッションベルト、即ち、第1.第2のエミッ
ションベルト(11)。
(12)が設けられていて互いに半径が異なるので、こ
れらから放出された電子は互いに半径の異なる2つの中
空状の電子ビーム、つまり第1.第2の電子ビーム(1
4)、 (ψ)となる。
れらから放出された電子は互いに半径の異なる2つの中
空状の電子ビーム、つまり第1.第2の電子ビーム(1
4)、 (ψ)となる。
(16)は第3図のAに相当する曲線を、発振空胴(6
)の半径方向の位置に合わせて描いたものである。
)の半径方向の位置に合わせて描いたものである。
例えば、T E 03モードを発振させようとする場合
、第1.第2の電子ビーム(14)、 (15)が発振
空胴(6)においてそれぞれ第3図のC,Dに相当する
位置を通過するようにする。即ち、複数の中空状電子ビ
ームが、発振空胴において目的のモートとの結合がそれ
ぞれ極大になる位置を通過するように、複数のエミッシ
ョンベルトそれぞれの半径やカソード(1)における磁
場の強さなどを設定しておく。
、第1.第2の電子ビーム(14)、 (15)が発振
空胴(6)においてそれぞれ第3図のC,Dに相当する
位置を通過するようにする。即ち、複数の中空状電子ビ
ームが、発振空胴において目的のモートとの結合がそれ
ぞれ極大になる位置を通過するように、複数のエミッシ
ョンベルトそれぞれの半径やカソード(1)における磁
場の強さなどを設定しておく。
以上のようにすることにより、第1.第2の電子ビーム
(14)、 (15)はともにT E 03モードとの
結合が強く、強い発振が得られる。一方、T E 52
モードと第2の電子ビーム(15)の結合は弱いため、
TE52モードは発振せず、従ってこの2つのモードの
競合は抑えられる。
(14)、 (15)はともにT E 03モードとの
結合が強く、強い発振が得られる。一方、T E 52
モードと第2の電子ビーム(15)の結合は弱いため、
TE52モードは発振せず、従ってこの2つのモードの
競合は抑えられる。
なお、上記実施例ではT E 03モードを発振モード
として選んだ場合を示したが、他の発振モードの場合で
も、複数の電子ビームの通過位置をそれぞれ適切な位置
に選定することによって同様の効果が得られる。また、
カソード(1)に2つのエミッションベルトを設けた場
合を示したが、多くの電子ビームを用いる方がより効果
的な場合もあり、そのようなときは3つ以上のエミッシ
ョンベルトを設けるようにしてもよい。
として選んだ場合を示したが、他の発振モードの場合で
も、複数の電子ビームの通過位置をそれぞれ適切な位置
に選定することによって同様の効果が得られる。また、
カソード(1)に2つのエミッションベルトを設けた場
合を示したが、多くの電子ビームを用いる方がより効果
的な場合もあり、そのようなときは3つ以上のエミッシ
ョンベルトを設けるようにしてもよい。
以上のように、この発明によればカソードに半径の異な
る複数のエミッションベルトを設けるように構成したの
て、半径の異なる複数の電子ビームが同時に発振空胴を
通過する。この電子ビームの半径を適切に選定すること
により、所期の発振モード以外のモードの発振を抑え、
モード純度の高いジャイロトロン装置が得られる効果が
ある。
る複数のエミッションベルトを設けるように構成したの
て、半径の異なる複数の電子ビームが同時に発振空胴を
通過する。この電子ビームの半径を適切に選定すること
により、所期の発振モード以外のモードの発振を抑え、
モード純度の高いジャイロトロン装置が得られる効果が
ある。
第1図はこの発明の一実施例によるジャイロトロン装置
を示す模式図、第2図は従来のジャイロトロン装置を示
す断面図、第3図は電子ビームと各モードの電磁波との
結合の強さを示すグラフである。 図において、(1)はカソード、(3)、(4)は第1
.第2のアノード、(6)は発振空胴、(11)、 (
12>は第1゜第2のエミッションベルト、(14)、
(15)は第1゜第2の電子ビームである。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。 代理人 弁理士 大 岩 増 雄 第311
を示す模式図、第2図は従来のジャイロトロン装置を示
す断面図、第3図は電子ビームと各モードの電磁波との
結合の強さを示すグラフである。 図において、(1)はカソード、(3)、(4)は第1
.第2のアノード、(6)は発振空胴、(11)、 (
12>は第1゜第2のエミッションベルト、(14)、
(15)は第1゜第2の電子ビームである。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。 代理人 弁理士 大 岩 増 雄 第311
Claims (1)
- カソードに設けられた円環状のエミッションベルトか
ら電子が放出され、この電子が電子ビームとなってアノ
ードにより加速され、磁場が形成された発振空胴中を上
記電子ビームが通過することにより電磁波が発生するよ
うにしたものにおいて、カソードに半径の異なる複数の
エミッションベルトを設けたことを特徴とするジャイロ
トロン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25255690A JPH04132143A (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | ジャイロトロン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25255690A JPH04132143A (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | ジャイロトロン装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04132143A true JPH04132143A (ja) | 1992-05-06 |
Family
ID=17239015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25255690A Pending JPH04132143A (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | ジャイロトロン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04132143A (ja) |
-
1990
- 1990-09-20 JP JP25255690A patent/JPH04132143A/ja active Pending
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