JPH0413210A - 薄膜磁気ヘッド - Google Patents

薄膜磁気ヘッド

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Publication number
JPH0413210A
JPH0413210A JP11427590A JP11427590A JPH0413210A JP H0413210 A JPH0413210 A JP H0413210A JP 11427590 A JP11427590 A JP 11427590A JP 11427590 A JP11427590 A JP 11427590A JP H0413210 A JPH0413210 A JP H0413210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
magnetic
thickness
pole
undershoot
Prior art date
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Pending
Application number
JP11427590A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Matsuzaki
幹男 松崎
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0413210A publication Critical patent/JPH0413210A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、基体の上に磁性膜及びコイル膜でなる磁気回
路を有する薄膜磁気ヘッドに関し、ポール部の厚みを、
ギャップ膜とは反対側の面が曲面となるように変化させ
ることにより、孤立再生波形に現われるアンダーシュー
トを抑制できるようにしたものである。
〈従来の技術〉 第6図は従来より知られた薄膜磁気ヘッドの要部の断面
図で、1はセラミックで構成された基体、2は下部磁性
膜、3はアルミナ等でなるギャップ膜、4は上部磁性膜
、5はコイル膜、6はノボラック樹脂等の有機絶縁樹脂
で構成された絶縁膜、7はアルミナ等の保護膜である。
基体1はアルティック(Ah03−TiO□)部101
の表面にAl2O3等でなる絶縁膜102を設け、この
絶縁膜102の上に磁気回路を形成しである。
下部磁性膜2及び上部磁性膜4の先端部はアルミナ等で
なるギャップ膜3を隔てて対向するポール部21.42
となっており、このポール部21.41において読み書
きを行なう。上部磁性膜4はポール部41とは反対側の
後方領域において、結合部42によって下部磁性膜2の
ヨーク部22と結合されている。コイル膜5は結合部4
2を渦巻状に回るように形成されている。
第7図は上記薄膜磁気ヘッドを媒体対向面側から見た拡
大図である。ポール部21.41は媒体走行方向aで見
た厚みが実質的に一定であって、両者21−41間にギ
ャップ膜3を直線的に配置した構造となっている。
第8図は上述の薄膜磁気ヘッドを用いて、記録媒体に記
録した1シヨツトの信号を再生した場合の孤立再生波形
を示している。孤立再生波形の下側には、ギャップ膜3
を介して対向するポール部21.41が孤立再生波形と
対応する関係で示されている。Mは磁気記録媒体である
第8図に示すように、孤立再生波形はポール部21.4
1の端縁に対応する位置で、疑似波形であるアンダーシ
ュートA% Bを生じている。薄膜磁気ヘッドに特有の
構造に起因して発生するものである。即ち、薄膜磁気ヘ
ッドにおいては、バルク型磁気ヘッド等と異なって、磁
気記録媒体Mの走行方向aで見たポール部21.41の
端部の厚みが薄く、有限であるため、ギャップ膜3によ
る本来の変換ギャップの他に、ポール21.41の各端
部X、Yによる疑似ギャップが発生するためである。F
、はギャップ膜3を変換ギャップとする本来の磁束を示
し、Ffl、Fe2は端部X、Yを疑似ギャップとする
磁束の1部を示している。
アンダーシュートA、Bの存在は、高密度記録の場合、
ピークシフトが大きくなるため、読み出しのエラーマー
ジンまたは位相マージンに限界を生じ、高密度記録の大
きな障害となる。
アンダーシュートを抑制するための従来技術としては、
特公昭53−29090号公報、特開昭63−9181
2号公報、特開昭63−103410号公報等に記載さ
れた技術が知られている。
まず、特公昭53−29090号公報では、記録媒体対
向面での上部及び下部磁性体の少なくとも一方の磁性体
の端部を、ギャップ部材と垂直方向への厚さを、全体に
わたフて異ならしめ、端部がギャップ部と全体にわたっ
て平行とならないように形成して、アンダーシュートを
抑制してあった。
特開昭63−91812号公報では、磁極の外側の面上
に、透磁率が磁極よりも充分に低い低透磁率層を設けて
、アンダーシュートを抑制する技術を開示している。
特開昭63−103410号公報は、磁極の磁気特性を
ギャップより遠くなるほど、低くすることにより、アン
ダーシュートを抑制している。
〈発明が解決しようとするil!題〉 しかしながら、特公昭53−29090号公報では、上
部及び下部磁性体の少なくとも一方の磁性体の端部が、
ギャップ部と全体にわたって平行とならないように、ギ
ャップ部材と垂直方向への厚さを全体にわたフて異なら
しめて形成する必要があるため、磁性体が媒体対向面側
で部分的に突出する複雑な形状となり、この形状を付与
するためのプロセスが余分に必要になり、製造プロセス
が複雑になると共に、歩留の低下を招く。
特開昭63−91812号公報では、磁極の外側の面上
に、透磁率が磁極よりも充分に低い低透磁率層を設ける
ことが必要であるため、やはり、低透磁率層を形成する
ためのプロセスが必要になり、工程数の増加、歩留の低
下を招く。
特開昭63−103410号公報では、磁極の磁気特性
をギャップより遠くなるほど、低くなるように制御する
必要があり、同様の問題を回避することができない。
そこで、本発明の課題は、上述する従来の問題点を解決
し、追加的なプロセスを実質的に必要とすることなしに
、アンダーシュートを確実に抑制できる構造を有する薄
膜磁気ヘッドを提供することである。
く課題を解決するための手段〉 上述する課題解決のため、本発明は、基体の上に磁性膜
及びコイル膜を含む磁気回路を有する薄膜磁気ヘッドで
あって、 前記磁性膜は、下部磁性膜及び上部磁性膜を含んでおり
、 前記下部磁性膜及び上部磁性膜は、媒体対向面において
ギャップ膜を介して対向するポール部をそれぞれ有して
おり、 前記ポール部の少なくとも一方は、前記ギャップ膜とは
反対側の面が曲面となるように、厚みを変化させたこと を特徴とする。
く作用〉 下部磁性膜及び上部磁性膜の少なくとも一方は、ギャッ
プ膜とは反対側の面が曲面となるように、厚みを変化さ
せであるので、ポール部の端部が、磁気記録媒体の走行
に応じて、厚み変化に従い徐々に幅方向に移動するよう
な結果となる。
このため、ポール部の端部に発生するアンダーシュート
がポール部の厚み変化に従い徐々に変化するような包絡
線状の波形となり、アンダーシュートが無視できる程度
に弱められる。
下部磁性膜及び上部磁性膜は、通常、メツキ膜として形
成される。このメツキ処理工程において、メツキ浴の組
成コントロールにより、ポール厚みを変化させることが
できる。このため、特別の付加的なプロセスを必要とす
ることなしに、アンダーシュートを抑制するポール構造
を有する薄膜磁気ヘッドを実現することができる。
〈実施例〉 第1図は本発明に係る薄膜磁気ヘッドを媒体対向面側か
ら見た拡大図である。21.41は下媒体対向面におい
てギャップ膜3を介して対向するポール部である。第6
図に示したように、ポール部21は下部磁性膜に連続し
ており、ポール部41は上部磁性膜に連続している。
各ポール部21.41は、ギャップ膜3とは反対側の面
が曲面となるように、厚みを変化させである。ポール部
21.41に付与される曲面は、凸状または凹状の何れ
でもよい。この例では、凸状曲面を示して、下部磁性膜
のポール部21は、基板1の表面に形成された凹部10
0内において、幅方向の両端側で薄く、中間部で厚くな
るように形成されている。ポール部21はギャップ膜3
のある面が実質的に平面状となっていて、ギャップ膜3
はほぼ平面状となるように配置されている。
上部磁性膜のポール部41も、幅方向の両端側で薄く、
中間部で厚くなるように、ギャップ膜3の上に形成され
ている。
第2図は上記構造の薄膜磁気ヘッドの孤立再生波形を示
す図である。第2図に示すように、矢印a方向に走行す
る磁気記録媒体に対して、ポール部21.41の端部X
、Yが、厚みの変化に対応して、中央端部XI%Ylか
ら幅方向の端部Xn、Y、に向かって、徐々に移動する
ような結果となる。このため、ポール部21.41の端
部X、Yに発生するアンダーシュートA、Bが幅方向に
徐々に変化するような包絡線状の波形となり、アンダー
シュートA、Bが無視できる程度に弱められる。
下部磁性WA2及び上部磁性膜4は、通常、メツキ膜と
して形成される。このメツキ処理工程において、メツキ
浴の組成コントロールにより、ポール部21.41の断
面形状をコントロールし、ギャップ膜3とは反対側の面
が曲面となるように、厚みを変化させることがで籾る。
このため、特別の付加的なプロセスを必要とすることな
しに、アンダーシュートを抑制するポール構造を有する
薄膜磁気ヘッドを得ることができる。
第3図は本発明に係る薄膜磁気ヘッドの別の実施例を示
す図である。この実施例では、上部磁性膜のポール部4
1のみを、厚みの変化する形状にしである。図示はされ
ていないが、下部磁性膜のポール部のみを、厚みの変化
する形状としてもよい。これらの実施例の場合、アンダ
ーシュートの抑制作用は、ポール部21.41のうち、
厚みを変化させた方側で得られるだけであるが、片側の
みで生じるアンダーシュートは回路的に容易に抑制でき
る。
次に、第1図に示す薄膜磁気ヘットにおいて、磁性膜を
パーマロイのメツキ膜として形成する場合の具体例を説
明する。第4図(a)に示すように、基板1に設けられ
た凹部100内にメツキ下地膜20を形成し、メツキ下
地膜20の表面に下部磁性膜パターンを画定するレジス
トフレーム8をフォトリソグラフィによって形成した後
、パーマロイメッキ膜を形成する。パーマロイのメツキ
浴組成は、例えば特開昭61−177392号公報等で
知られており、下記の組成範囲となるように調製する。
硫酸第1鉄       5〜20g/u硫酸ニッケル
    200〜350 g/11ホウ酸      
 10〜30 g/11塩化アンモニウム   10〜
30 g/Itサッカリンナトリウム  O〜2  g
/It上記組成範囲において、ラウリル硫酸ナトリウム
の添加量を変えると、第4図(b)に示すようにポール
部21の形状がコントロールできる。
ポール部21は下部磁性膜の1部であるから、通常は下
部磁性膜の全体も、上述の厚みコントロールを受ける。
この後、第4図(C)に示すようにギャップ膜3をスパ
ッタ等の手段によって形成し、更に、上部磁性膜を形成
する。上部磁性膜のメツキ工程においても、同様の厚み
コントロールを行なう。次に具体例を示す。
くメツキ浴組成〉 硫酸第1鉄         9g/It硫酸ニッケル
      330 g/Itホウ酸        
 25g/lit塩化アンモニウム     15g/
Aサッカリンナトリウム  O〜2g/Jl上述のメツ
キ浴組成に対し、添加剤として、ラウリル硫酸ナトリウ
ムを添加してメツキ処理を行ない、第1図及び第3図に
示したように、所定形状に厚みのコントロールされたポ
ール部21.41を得ることができる。
第5図はラウリル硫酸ナトリウムの添加量を変えたとき
のポール部21の端部形状変化量△hを示す図である。
図において、横軸はラウリル硫酸ナトリウムの添加量(
g/f)、縦軸はポール部21の変化量△hを示してい
る。変化量△hはポール部21の表面がフラットになる
場合を基準値0にして、ポール部21の両端が盛り上が
る方向を(+)661両端が降下する方向を(−)△h
として示しである。図中、Soは表面が実質的にフラッ
トになる基準サンプル、Slは両端が(+)△hだけ盛
り上がる方向にあるサンプル、S2は両端が(−)△h
だけ低下する方向にあるサンプルをそれぞれ示している
。メツキ処理は電流1.2Aで15分間行なった。
図示するように、ラウリル硫酸ナトリウムの添加量的2
 (g/f)を基準にして、それよりも添加量が増える
と、ポール部21の両端が低下する方向となり、低下す
るとポール部21の両端が盛り上がる。従って、ラウリ
ル硫酸ナトリウムの添加量制御によって、ポール部21
の形状をコントロールすることができる。ポール部41
も同様にしてコントロールできる。
〈発明の効果〉 以上述べたように、本発明によれば、次のような効果が
得られる。
(a)下部磁性膜及び上部磁性膜のポール部の少なとも
一方は、ギャップ膜とは反対側の面が曲面となるように
、厚みを変化させであるから、アンダーシュートを実質
的に無視できる程度に低下させ、読み出しのエラーマー
ジンもしくは位相マージンを確保し得る高密度記録対応
の薄膜磁気ヘッドを提供できる。
(b)通常のメツキ処理工程において、メツキ浴の組成
コントロールにより、ポール部の断面形状をコントロー
ルし、ギャップ膜とは反対側の面が曲面となるように、
厚みを変化させることができるため、特別の付加的なプ
ロセスを必要とすることなしに、アンダーシュートを抑
制するポール構造を有する薄膜磁気ヘッドを提供できる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る薄膜磁気ヘッドを媒体対向面側か
ら見た拡大図、第2図は本発明に係る薄膜磁気ヘッドの
作用を説明する孤立再生波形図、第3図は本発明に係る
薄膜磁気ヘッドの別の実施例を媒体対向面側から見た拡
大図、第4図は本発明に係る薄膜磁気ヘッドの要部にお
ける製造工程を示す図、第5図はラウリル硫酸ナトリウ
ムの添加量を変えたときのポール部の端部形状変化量を
示す図、第6図は従来より知られた薄膜磁気ヘツドの要
部の断面図、第7図は従来の薄膜磁気ヘッドを媒体対向
面側から見た拡大図、第8図は従来の薄膜磁気ヘッドを
用いて磁気記録媒体に記録した1シヨツトの信号を再生
した場合の孤立再生波形図をそれぞれ示している。 1・・・基板     2・・・下部磁性膜3・・・ギ
ャップ膜 4・・・下部磁性膜  5・・・コイル膜21.41・
・・ポール部 第 図 A/ 第 図 クワ1ルし肌酸Jトツクムズ≦71I]t(9A)第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基体の上に磁性膜及びコイル膜を含む磁気回路を
    有する薄膜磁気ヘッドであって、前記磁性膜は、下部磁
    性膜及び上部磁性膜を含んでおり、 前記下部磁性膜及び上部磁性膜は、媒体対向面において
    ギャップ膜を介して対向するポール部をそれぞれ有して
    おり、 前記ポール部の少なくとも一方は、前記ギャップ膜とは
    反対側の面が曲面となるように、厚みを変化させたこと を特徴とする薄膜磁気ヘッド。
JP11427590A 1990-04-28 1990-04-28 薄膜磁気ヘッド Pending JPH0413210A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11427590A JPH0413210A (ja) 1990-04-28 1990-04-28 薄膜磁気ヘッド

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JP11427590A JPH0413210A (ja) 1990-04-28 1990-04-28 薄膜磁気ヘッド

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JPH0413210A true JPH0413210A (ja) 1992-01-17

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ID=14633749

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JP11427590A Pending JPH0413210A (ja) 1990-04-28 1990-04-28 薄膜磁気ヘッド

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JP (1) JPH0413210A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04205907A (ja) * 1990-11-30 1992-07-28 Alps Electric Co Ltd 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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