JPH04131924A - 入力装置および入力装置の制御方法 - Google Patents

入力装置および入力装置の制御方法

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JPH04131924A
JPH04131924A JP2251812A JP25181290A JPH04131924A JP H04131924 A JPH04131924 A JP H04131924A JP 2251812 A JP2251812 A JP 2251812A JP 25181290 A JP25181290 A JP 25181290A JP H04131924 A JPH04131924 A JP H04131924A
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聡 伊藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、電子計算機分野で用いられるマウス−置に
関する。
(従来の技術) 従来、マウス装置によるマウスカーソルの2次元座標を
制御する方式として、ローラーの回転を検出する方式や
、光の反射の変化を検出する方式が知られている。
ところが、ローラーによる方式は球の転がりを利用して
いるために、メカニカルな部品か多く、使用頻度か増加
するにつれて磨耗か発生しやすく、強度の面に問題点か
あった。また、マウスの大きさか球によって制限され、
ある大きさ以下にすることができず、コンパクト化に限
界かあった。
一方、光学式マウス装置は、光を反射させるために特殊
なマウスポードか必要であり、コスト的に高くなる問題
点かあった。さらに、マウス装置がマウスポードからは
み出したり、マウスポードの角度が変わったりした場合
にカーソル移動操作がうまくてきなくなる問題点もあっ
た。
また、従来のマウス装置は電子計算機の入力装置として
用いられ、マウス装置の置かれている位置座標とマウス
に設けられているボタンスイッチのその時の状部を電子
計算機に入力するようにしているが、マウスの位置を目
的の位置に移動するためには、目視によりマウスに設け
られた目印またはデイスプレィ上に表示されたマウスの
位置を表わすカーソルを注視しながらマウス装置を移動
させる必要があり、絶えずマウスの位置をカーソルの動
きにより注視しておかなければならず、使用者に負担を
かけ、とくに目の疲労を誘発する問題点かあった。
(発明が解決しようとする課題) 以上のように、従来のマウス装置では、ローラ一方式の
ものでは耐久性や強度、また大きさの面で制限を受ける
問題点かあった。また、光学式のものでは、コスト面と
操作性の面で制限を受ける問題点があった。
また、従来のマウス装置では、マウス使用者にかける負
担か大きい問題点もあった。
この発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされた
ものて、マウスポードを必要とせず、通常の机面上で使
用することができ、大きさもコンパクト化できるマウス
装置を提供することを目的とする。
またこの発明は、マウス使用者の負担を軽減することが
できるマウス装置を提供することを目的とする。
[発明の構成コ (課題を解決するための手段) この発明のマウス装置は、マウス本体に内蔵された、マ
ウスか机面を摺動する際にその机面との接触部に摩擦振
動を発生させるための摩擦振動発生手段と、前記摩擦振
動発生手段の発生する摩擦振動信号をマウス本体の移動
速度信号に変換して出力する移動速度検出手段と、前記
マウス本体に内蔵された、マウスが机面を摺動する際に
その机面との接触部に摩擦応力を発生させるための摩擦
応力発生手段と、前記摩擦応力発生手段の発生する摩擦
応力信号をマウス本体の移動方向信号に変換して出力す
る移動方向検出手段とを備えたものである。
またこの発明のマウス装置は、電子計算機側からの振動
信号の受信部と、前記受信部の受信した振動信号により
マウス本体の全体または一部を振動させる振動発生部と
を備えたものである。
またこの発明のマウス装置は電子計算機側からの変形信
号の受信部と、前記受信部の受信した変形信号によりマ
ウス本体の全体または一部を変形させる変形発生部とを
備えたものである。
さらにこの発明のマウス装置は、電子計算機側からの温
度制御信号の受信部と、前記温度制御信号受信部の受信
した温度制御信号によりマウス本体の全体または一部の
温度を変形させる発熱冷却部とを備えたものである。
(作用) この発明のマウス装置では、マウスを机面を滑らせる時
に摩擦振動発生手段の発生する摩擦振動信号を、移動速
度検出手段によってマウスの移動速度に変換して出力し
、同時に摩擦応力発生手段の発生する摩擦応力を信号を
、移動方向検出手段により移動方向信号に変換して出力
し、これらの移動速度信号と移動方向信号とを電子計算
機側に与えてマウスカーソルの位置表示を行わせること
ができる。
またこの発明のマウス装置では、電子計算機側の表示装
置の画面上でマウスカーソルを動かす時に、マウスカー
ソルが画面上のどこを移動しているのかを振動発生部の
発生する振動により、または変形発生部の行う変形動作
により、さらには発熱冷却部による温度変化により使用
者のマウスを掴む手の感触によって知らせることかでき
、使用者か常時、電子計算機の表示装置の画面上のマウ
スカーソルの動きを注視しなくてもよくすることができ
る。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説する。
第1図ないし第6図はこの発明の一実施例を示しており
、マウス本体1はプラスチ・ツクなとの合成樹脂により
形成されており、このマウス本体1の内部には、半導体
装置2が組み込まれており、外部のスイッチボタン3や
、内蔵された振動検出装置4、応力検出装置5、電源6
、さらには電子計算機側との接続のための接続ケーブル
7が接続されている。
第3図および第4図は、振動検出装置4の詳しい構成を
示しており、マウス本体1に机面上を滑らせる時に、机
と接触する面で生ずる摩擦により振動を発生させるため
に、ゴムなどの摩擦係数の高い合成樹脂で形成されたキ
ャップ41と、このキャップ41の部分に発生した振動
を伝達するために、金属やプラスチックなどの強い剛性
を備えた物質によって形成された振動伝達体42とを備
えている。また振動伝達体42から振動を伝達されて振
動するために、薄い金属板や薄いプラスチック板などの
強い弾性力を有する物質によって形成された振動体43
と、この振動体43に生ずる振動を検知して電気信号に
変換するための高分子圧電フィルムによって形成された
振動検知センサ44と、これらの各部を固定する固定台
45とを備えている。
電源6は前記各部の作動に必要なエネルギを供給するた
めのものであり、接続ケーブル7によって電子計算機側
に連結されて作動する。
また第5図および第6図は、応力検出装置5の詳しい構
成を示しており、マウス本体1を机面上を滑らせる時に
、机と接触する面で生ずる摩擦に対する抵抗により応力
を発生させるために、ゴムなどの摩擦係数の高い合成樹
脂で形成されたキャップ51と、このキャップ51の部
分が示す摩擦抵抗の結果としてマウス本体1の進行方向
と反対向きの応力を発生させ、これを圧力に変換するた
めに、金属やプラスチックなどの強い剛性を有する物質
によって形成された圧力・応力変換体52と、この圧力
・応力変換体52の発生する圧力を伝達するために、ゴ
ムのような弾力性に富む物質で形成された圧力伝達体5
3とを備えている。また圧力伝達体53の発生する圧力
に対して圧力分布を検出するために、後述するように圧
力センサ素子54a、54b、54c、54dを2次元
のアレイ状に配置した構成の分布型圧力センサ54と、
これらを固定するための固定台55とを備えている。
第7図は、半導体装置2の回路構成を示しており、イン
ターフェース21と、ボタン人力処理部22と、振動情
報処理部23と、応力情報処理部24と、電源25とか
ら構成されている。
インターフェース21は、前記各部の処理結果をカーソ
ル制御用信号に変換し、接続ケーブル7を通して電子計
算機側にそれらの信号を送るものである。ボタン入力処
理部22は、マウスの複数のスイッチボタン3の入力信
号を処理するためのものである。振動情報処理部23は
、振動検出装置4からの信号を処理してマウスの移動の
有無と移動速度を求めるためのものであり、この部分の
ゲインを調整することにより、マウスの実際の移動と電
子計算機側の表示装置の画面上のマウスカーソルの移動
距離との比率を自由に調整することかできる。
第8図は振動検出センサ44と、このセンサ44からの
振動検出信号を処理する振動情報処理部23の詳しい回
路構成を示している。振動体43には、その振動を電気
信号に変換するために高分子圧電フィルムのような材料
で形成された振動検出センサ44が取り付けられており
、この振動検出センサ44に信号取り出しのために電極
44aが取り付けられ、この電極44aからの電圧信号
が振動情報処理部23に入力されるようになっている。
振動情報処理部23は、雑音を除去するためのインピー
ダンス変換回路23]と、信号増幅のための振動信号増
幅回路232と、この振動信号と比較するしきい値を調
整し、設定するためのしきい値レベル設定・調整回路2
33と、さらにしきい値レベル設定・調整回路233か
らのしきい値を超えた信号を入力してパルス信号に変換
するパルス変換回路234とから構成されていて、この
パルス変換回路234のパルス列出力が移動速度情報と
して取り出されるようになっている。
応力情報処理部24は、応力検出装置5からの信号を処
理しマウスの移動方向を求めるためのものである。第9
図は分布型圧力センサ54と、この分布型圧力センサ5
4からの信号を処理してマウスの移動方向を割り出すた
めの応力情報処理部24との詳しい回路構成を示してい
る。
2次元アレイ状に配置された4つのセンサ素子54a〜
54dにより分布型圧力センサ54が構成されており、
この圧力センサ54からの出力電圧信号か応力情報処理
部24に人力されるようになっている。
応力情報処理部24は、センサ素子54a〜55dそれ
ぞれの出力電圧信号を検出して増幅する圧力信号検出・
増幅回路241a〜241dと、これらの回路241a
〜241dそれぞれからの出力信号の大小に応してマウ
スの移動方向を求める移動方向演算回路242とて構成
されている。
次に、上記の構成のマウス装置の動作について説明する
使用者がマウス本体1をもって机面上を滑らせると、机
との接触面で、振動検出装置4側のキャップ41は机面
て摩擦され、この摩擦により振動が発生し、この振動を
振動伝達体42を介して増幅して振動体43に伝達する
。振動体43は、この振動を受けて振動し、振動検出セ
ンサ44がこの振動をその振幅および振動数に比例した
電気信号に変換して出力し、後述するように半導体装置
2の振動情報処理部23に入力する。
また応力検出装置5ては、マウス本体1か机面上を滑る
時に、キャップ51か摩擦力に抗してスライドするよう
に動かされるために、この摩擦力に対する抵抗力か応力
となって進行方向と逆向きの応力を発生し、これを応力
・圧力変換体52により圧力に変換し、圧力伝達体53
を与える。圧力伝達体53は得られる圧力により変形し
、圧力センサ54はこの圧力伝達体53の変形の結果、
2次元圧力分布を検出し、後述するように半導体装置2
の応力情報処理部24に入力する。
半導体装置2ては、ボタン入力処理部22において、マ
ウスの複数のスイッチボタン3の人力信号を処理し、こ
れをインターフェース21を介して電子計算機側に送信
し、電子計算機側はどのボタンスイッチがクリックされ
たか否かによって必要な処理を行うことになる。
振動検出装置4からの振動信号は振動情報処理部23に
入力され、ここで処理されてマウスの移動の有無と移動
速度を求め、その信号をインターフェース21を介して
電子計算機側に送信する。
第8図に基づいて、この振動情報処理部23の詳しい動
作について説明すると、振動検出センサ44からの振動
の大きさに比例した電圧信号か、雑音除去のためにイン
ピーダンス変換回路231を通って信号信号増幅回路2
32に入力され、ここで一定レベルの増幅を受ける。そ
の後、しきい値レベル設定・調整回路233を経て、所
定のしきい値を超える信号についてパルス変換回路23
4に出力し、パルス変換回路234では、ディジタル信
号に変換して移動速度情報としてパルス列信号が出力さ
れる。
ここで、しきい値レベル設定・調整回路233では、レ
ベルの設定を自由に変えることができ、この設定によっ
てパルスの発信数を制御することかでき、これによって
、マウスの実際の移動と電子計算機側の表示装置の画面
上のマウスカーソルの移動距離との比率を自由に調整す
ることができる。
応力検出装置5からの応力信号は応力情報処理部24に
入力され、ここで処理されてマウスの移動方向を求め、
その信号をインターフェース21を介して電子計算機側
に送信する。
第9図に基づいて、この応力情報処理部24の詳しい動
作について説明すると、各センサ素子54a〜54dの
出力はそれぞれ信号検出・増幅回路241a〜241d
に人力され、ここで一定の増幅を受け、その後に、各々
の出力値が移動方向演算回路242に人力される。移動
方向演算回路242では、各人力の比によりマウスの移
動方向を計算し、移動方向情報として出力する。
電子計算機側では、これら振動情報処理部23からの移
動速度信号と、応力情報処理部24からの移動方向信号
とを受けて、通常のマウス装置の操作と同様に表示装置
の画面上のマウスカーソルを指示通りに移動させ、必要
な位置にカーソルか移動して来ればマウスの移動を停止
し、スイッチボタン3を操作することによりクリックす
ることができる。
このようにして、この実施例のマウス装置では、従来の
ローラ一方式のように球を装着して、マウスの移動に伴
う球の回転方向と回転速度によりマウスカーソルを移動
させる方式とは異なり、まったく新規な振動検出装置4
と応力検出装置5との組み込みにより、マウスの移動方
向と速度とを発生する振動と応力との処理により検出す
ることによってマウスカーソルの移動制御に用いるよう
にしているため、従来の球か不要になり、また振動検出
装置や応力検出装置か近年、極めて小形化されているこ
とと相俟って、大きさの制約を受けないコンパクトなマ
ウス装置を形成することかできる。
第10図ないし第12図はこの発明の他の実施例を示し
ている。この実施例のマウス装置では、マウス本体10
1にスイッチボタン102と共に、振動板103と変形
部104とを同時に設け、マウス本体101の内部にこ
れらの振動板103を振動させるための振動発生装置1
05と、変形部104を変形させるための変形発生装置
106とを設けている。
振動板103はマウス本体101の使用者の掌に接触す
る部分に設けられ、第11図に詳しいようにダイヤフラ
ム107によりマウス本体101と接続されている。そ
して、振動発生装置105は、振動板103の背面に固
定されたヨーク108と、このヨーク108を振動させ
るためのボイスコイル109とにより構成されており、
ボイスコイル109に通電することによりヨーク108
が振動し、これに従って振動板103が振動するように
なっている。
また変形部104は柔軟なゴムのような素材で形成され
たもので、第12図に詳しいようにマウス本体101の
使用者の手指が掛かる側面部に取り付けられている。そ
して、変形発生装置106は、電磁プランジャ110と
、この電磁プランジャ110により回転するレバー11
1と、このレバー111の回転により往復平行移動する
2本のコラム112とで構成されており、このコラム1
12の先端部か変形部104の背面に嵌合していて、変
形部104を内外に変形させるようになっている。
なお、113は球、114は電子計算機側との接続コー
ドである。
第13図は電子計算機115側とマウス装置116側と
の回路構成を示しており、電子計算機115側には、表
示装置の画面上でのマウスカーソルの位置信号を処理す
るためのカーソル位置信号処理部117か備えられてお
り、このカーソル位置信号処理部117はボイスコイル
用信号z1とプランジャ用信号z2とを出力するように
なっており、マウス装置116側には、電子計算機11
5側からの信号Zl、Z2それぞれを増幅するための増
幅器118,119が備えられており、この増幅器11
8の増幅信号が振動発生装置105のボイスコイル10
9を駆動し、増幅器119の増幅信号が変形発生装置1
06のプランジャ110を駆動するようになっている。
次に、上記の構成のマウス装置の動作について説明する
第14図において、電子計算機115の表示装置の画面
120のウィンドウ121にマウスヵソル122か存在
する状態において、いま、使用者かマウス装置1]6を
机の上で滑らせることにより、カーソル122を矢印の
ように右方向に移動させる場合の動作について注目する
と、電子計算機115側のカーソル位置信号処理部11
7はカーソルの移動に伴って、ホイルコイル用信号Zと
プランジャ用信号Z2とを出力する。
このボイルコイル用信号z1は、カーソル122がウィ
ンドウ121内に存在する時にはOであり、ウィンドウ
フレーム123の位置x1〜x2に来ると+1となり、
ウィンドウ121から外れると−1のパルス周期信号で
ある。
そこで、カーソル122の移動に伴ってボイスコイル用
信号Zlが0.+1.−1パルス周期信号と変化する時
、増幅器118から増幅してボイスコイル109に与え
られる信号により、ヨーク108が+1の信号では大き
く引かれ、これに伴って振動板103も大きな振幅で振
動し、続いて1のパルス周期信号で振動板103が小刻
みに振動するようになる。従って、マウス装置116の
操作によりマウスカーソル122を画面120のウィン
ドウ121外の位置からウィンドウ121外に動かすと
、振動板103は無振動状態から大きな振動を一度した
後、小刻みな振動を続けることになり、使用者はマウス
本体]01を持つ手に大きな凸部を乗り越える時のよう
なこつんとした感触の後、ざらさらした感触を得ること
になり、マウスカーソルが所定のウィンドウから飛び出
してしまっていることを手の感触で知ることかできるよ
うになる。
また第14図に示すように、プランジャ用信号Z2は、
カーソル122がウィンドウ121内に存在する時には
+1であり、ウィンドウフレーム123の位置XI 〜
X2て0、ウィンドウ121から外れたところで−1の
信号となる。
そこで、カーソル122の移動に伴ってプランジャ用信
号z2か+1.0.−1と変化する時、増幅器119か
ら増幅してプランジャ110に与えられる信号により、
プランジャ110か+1の信号でコラム112を押し出
す動きをし、変形部104を外へ凸となる状態に変形さ
せ、0の信号では平らな状態に戻し、−1の信号で凹ん
だ状態に変形させる動きをする。
従って、マウス装置116の使用者は、マウス本体10
1を掴む手指の感触により、変形部104が凸の状態か
ら平らな状態に戻り、さらに内側に凹む状態に変形する
動きを感して、マウス操作者122が画面上の所定のウ
ィンドウ121から外れたことを知ることかできるよう
になる。
第15図は以上の動作をまとめて示すフローチャートで
あり、例えば1 / 100secの周期で(ステップ
510)、電子計算機115の表示装置の画面120上
でのカーソル122の位!(X。
y)を得(ステップS1)、カーソル122か所定のウ
ィンドウ121内に存在するかどうか判定する(ステッ
プS2)。
そして、所定のウィンドウ121内に存在する場合には
、ボイルコイル用信号z1−0、プランジャ用信号z2
−+1を出力するが(ステップS5)、所定のウィンド
ウ121内に存在しない場合には、次にウィンドウ12
1のフレーム123上に存在するかどうか判定する(ス
テップS3)。
そして、ウィンドウフレーム123の上に存在する場合
には、ボイルコイル用信号zl =+1、プランジャ用
信号z2−0を出力するが(ステップS6)  ウィン
ドウフレーム123上に存在しない場合には、次に、ウ
ィンドウの外にカーソルが存在するものとして、プラン
ジャ用信号z2=1を出力しくステップS7)、またボ
イルコイル用信号z1を周期信号とするために、(x 
+ y)が奇数であるか偶数であるかにより、zl−0
゜−1を出力する(ステップS4.S8.S9)。
こうして、この実施例のマウス装置では、マウス操作者
が表示装置の画面を注視しない場合でも、マウスを掴む
手に伝わる振動あるいは変形によりマウスカーソルの存
在位置のおよその検討をつけることができるのである。
なお、上記の実施例ではマウス本体101に振動板10
3と変形部104とを共に設けるようにしたが、この発
明は振動板のみを取り付けたり、あるいは、変形部のみ
を組み込んたりすることもできる。また、振動板や変形
部の取り付は位置も特に限定されることかなく、マウス
本体を掴んで操作する使用者の手指に振動あるいは変形
を感しさせることができる位置ならばとこであってもよ
い。
第16図ないし第18図はこの発明の他の実施例であり
、第13図における信号処理部117に代えて、カーソ
ル位置(x、y)における赤、緑、青の色の量に比例す
る信号r、g、bを出力し、これに対応してマウス本体
101の3か所にゴム被覆104r、104g、104
bを設け、さらにこれらを駆動するプランジャ110r
、110g、110bおよびレバー111r、111g
111bも3組用意し、これらを増幅器119 r。
119g、119bにより増幅し−たr、g、b信号の
値に比例した大きさで動かすことにより、表示装置の画
面上のカーソル位置の色を感触により知ることができる
ようにしてもよい。
第19図はこの発明のさらに他の実施例を示しており、
第10図および第12図における変形部104に代えて
、マウススイッチボタン1()2の背面に発熱冷却部と
してサーモモジュール124を設け、このサーモモジュ
ール124を電子計算機側からの発熱指令信号、または
冷却指令信号により発熱、冷却を行うことかでき、マウ
ス本体101を操作する使用者か指先て温冷感触を得ら
れるようにしたものである。なお、この実施例でも、第
10図と同一の符号を付して示されている部分は共通の
構成を有している。
第20図は、この実施例における電子計算機115側と
マウス装置116側との回路構成を示しており、電子計
算機115側には、表示装置の画面上でのマウスカーソ
ルの位置信号を処理するためのカーソル位置信号処理部
117が備えられており、このカーソル位置信号処理部
]17はボイスコイル用信号Zl とサーモモジュール
用信号23とを出力するようになっており、マウス装置
116側には、電子計算機115側からの信号z1z3
それぞれを増幅するための増幅器118,125か備え
られており、この増幅器1]8の増幅信号が振動発生装
置105のボイスコイル109を駆動し、増幅器125
の増幅信号かサーモモジュール124の発熱冷却制御を
行うようになっている。
次に、上記の構成のマウス装置の動作について説明する
第21図において、電子計算機115の表示装置の画面
120のウィンドウ121にマウスボタン122が存在
する状態において、いま、使用者がマウス装置116を
机の上で滑らせることにより、カーソル122を矢印の
ように右方向に移動させる場合の動作について注目する
と、電子計算機115側のカーソル位置信号処理部11
7はカーソルの移動に伴って、ボイルコイル用信号2と
サーモモジュール用信号z3とを出力する。
このボイルコイル用信号z1は、前記実施例の第14図
および第15図に示した作用と同一の作用を行い、マウ
ス装置116の操作によりマウスカーソル122を画面
120のウィンドウ121内の位置からウィンドウ12
1外に動かすと、振動板103は無振動状態から大きな
振動を一度した後、小刻みな振動を続けることになり、
マウスカーソルがおよそとの位置を移動しているのかを
手の感触で知ることかできるようになる。
そして、このマウスの振動と共に、第21図に示すよう
に、サーモモジュール用信号z3は、カーソル122が
ウィンドウ121内に存在する時には0であり、ウィン
ドウフレーム1.23の位置x1〜x2で+1、ウィン
ドウ121から外れたところで−1の信号となる。
そこで、カーソル122の移動に伴ってサーモモジュー
ル用信号Z3が0.+1.−1と変化する時、増幅器1
25から増幅してプランジャ110に与えられる信号に
より、サーモモジュール124がOの信号て常温となり
、スイッチボタン102は常温となり、+1の信号で発
熱してスイッチボタン102は温かくなり、−1の信号
で冷却されてスイッチボタン102は冷たくなる。
したがって、マウス装置116の使用者は、マウスボタ
ン102に触れている指の感触によりボタン102が常
温から温かい状態に変化し、さらに冷たい状態に変化す
るのを感じて、マウスボート122の画面120上での
所定のウィンドウ121から外れたことを知ることかで
きるようになる。
第22図は以上の動作をまとめて示すフローチャートで
あり、例えば1 / 100secの周期で(ステップ
510′)、電子計算機115の表示装置の画面120
上でのカーソル122の位置(x、y)を得(ステップ
Sl’)、カーソル122が所定のウィンドウ121内
に存在するかとうか判定する(ステップ82′)。
そして、所定のウィンドウ121内に存在する場合には
、ボイルコイル用信号z1−0、サーモモジュール用信
号z3−0を出力するが(ステップ85′)、所定のウ
ィンドウ121内に存在しない場合には、次にウィンド
ウ121のフレーム123上に存在するかどうか判定す
る(ステップ83′)。
そして、ウィンドウフレーム123の上に存tEする場
合には、ボイルコイル用信号zl−+l、サーモモジュ
ール用信号z3=+1を出力するが(ステップ86′)
、ウィンドウフレーム123上に存在しない場合には、
次に、ウィンドウの外にカーソルが存在するものとして
、サーモモジュール用信号z3=−1を出力しくステッ
プ87′)またボイルコイル用信号z1を周期信号とす
るために、(x+y)が奇数であるか偶数であるかによ
り、zl−0または−1を出力する(ステップS4’ 
、S8’ 、S9’ )。
こうして、この実施例のマウス装置では、マウス操作者
が表示装置の画面を注視しない場合でも、マウスを掴む
手に伝わる振動とスイッチボタン102の触れる指に伝
わる温度変化により、マウスカーソルの存在位置のおよ
その見当をつけることができるのである。
なお、上記の実施例ではマウス本体101に振動板10
3とサーモモジュール124とを共に設けるようにした
か、この発明は振動板のみを取り付けたり、あるいは、
サーモモジュールのみを組み込んだりすることもてきる
。また、振動板やサモモジュールの取り付は位置も特に
限定されることかなく、マウス本体を掴んで操作する使
用者の手指に振動や温冷を感しさせることかできる位置
ならばどこであってもよい。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、マウスの机との接触面
に摩擦振動発生手段と摩擦応力発生手段とを設け、摩擦
振動の大きさによりマウス移動速度を検出し、摩擦応力
の大きさと方向によりマウス移動方向を検出するように
しているため、従来のローラ一方式のように大きなスペ
ースをしめる球を必要とせず、また光学方式のようなマ
ウスボートを必要とせず、コンパクト化が可能で、机面
上で制約を受けることなく自由に動かすことかできる。
またこの発明によれば、マウス本体に振動発生部または
変形部、さらには発熱冷却部を設けて電子計算機側から
の信号によりマウスを持つ手指に振動、変形または温熱
の感触を与えるようにしているために、表示装置の画面
を注視しなくともマウスカーソルのおよその位置を感じ
取ることかてき、使用者の特に目に掛かる負担を軽減で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の断面図、第2図は上記実
施例の平面図、第3図は上記実施例における振動発生装
置の斜視図、第4図は上記実施例における振動発生装置
の断面図、第5図は上記実施例における応力発生装置の
斜視図、第6図は上記実施例における応力発生装置の断
面図、第7図は上記実施例の回路構成のブロック図、第
8図は上記実施例における振動検出センサおよび振動情
報処理部の詳しい構成を示すブロック図、第9図は上記
実施例における分布型圧力センサおよび応力情報処理部
の詳しい構成を示すブロック図、第10図はこの発明の
他の実施例のマウス装置の斜視図、第11図は上記実施
例の縦断面図、第12図は上記実施例の水平断面図、第
13図は上記実施例の回路構成のブロック図、第14図
は上記実施例の動作を示す説明図、第15図は上記実施
例の動作を示すフローチャート、第16図はこの発明の
さらに他の実施例の断面図、第17図は上記実施例の平
面図、第18図は上記実施例の回路構成のブロック図、
第19図はこの発明のさらに他の実施例のマウス装置の
断面図、第20図は上記実施例の回路構成を示すブロッ
ク図、第21図は上記実施例の動作を示す説明図、第2
2図は上記実施例の動作を示すフローチャートである。 1・・・マウス本体   2・・・半導体装置3・・・
スイッチボタン 4・・振動検出装置5・・・応力検出
装置 101−マウス本体 102・・スイッチボタン103
・・・振動板   104・・・変形部105・・・振
動発生装置 106・・・変形発生装置 124・・サーモモジュール 代理入弁理士二好秀和 第3図 第5図 第4 区 第6図 装置 装置 第2図 第7図 !!10マ 第13図 /116 第12図 第14図 第16図 i17図 第18図 125スイブチ八′よ及び接点 /116

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)マウス本体に内蔵された、マウスが机面を摺動す
    る際にその机面との接触部に摩擦振動を発生させるため
    の摩擦振動発生手段と、 前記摩擦振動発生手段の発生する摩擦振動信号をマウス
    本体の移動速度信号に変換して出力する移動速度検出手
    段と、 前記マウス本体に内蔵された、マウスが机面を摺動する
    際にその机面との接触部に摩擦応力を発生させるための
    摩擦応力発生手段と、 前記摩擦応力発生手段の発生する摩擦応力信号をマウス
    本体の移動方向信号に変換して出力する移動方向検出手
    段とを備えて成るマウス装置。
  2. (2)電子計算機側からの振動信号の受信部と、前記振
    動信号受信部の受信した振動信号によりマウス本体の全
    体または一部を振動させる振動発生部とを備えて成るマ
    ウス装置。
  3. (3)電子計算機側からの変形信号の受信部と、前記変
    形信号受信部の受信した変形信号によりマウス本体の全
    体または一部を変形させる変形発生部とを備えて成るマ
    ウス装置。
  4. (4)電子計算機側からの温度制御信号の受信部と、前
    記温度制御信号受信部の受信した温度制御信号によりマ
    ウス本体の全体または一部の温度を変化させる発熱冷却
    部とを備えて成るマウス装置。
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