JP4537932B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、指定対象の状態量を提示する情報処理装置及び情報処理装置用プログラムに関する。
従来、対象物や対象となる装置等から得られた状態量を提示する手法として、数値や色の変化による提示が行われてきた。しかし、これらの手法では、必ずしも状態量を直感的に知覚することができず、ユーザに状態量を直感的に把握させようとする用途には不向きである。
そこで、仮想現実感装置において、生成された情報に基づいてユーザに温度を提示することで、映像情報や音声情報のみを提示する装置より、高い臨場感・現実感が得られる仮想現実空間を提示する手法が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開平11−85725号公報
ところが、コンピュータ等の情報処理装置における一般的な情報提示手段は、表示装置及びスピーカによる画像/音声情報による情報提示にすぎない。このため、これらの提示方法では、対象物の状態を直感的に捉えることができず、操作性の向上を図ったユーザインタフェースが望まれていた。
この発明は、上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、対象物の状態を直感的にユーザに提示することを可能とした情報処理装置及び情報処理装置用プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明に係わる情報処理装置は、情報データの取り込み及び演算処理内容を指定する操作器と、前記操作器の操作によって指定される提示対象の情報データを入力し、前記提示対象の情報データから特定の状態量を求め、その状態量を温度に変換する演算処理装置と、前記演算処理装置で変換された温度に基づいて温度制御を行う熱伝導装置とを具備するものである。
また、この発明に係わる情報処理装置用プログラムは、情報データの取り込み及び演算処理内容を指定する操作器と、前記操作器の操作によって指定される提示対象の情報データを入力して状態量を求める演算処理装置と、前記演算処理装置で求められた状態量に基づいて温度調節する熱伝導装置とを備える情報処理装置で用いられるプログラムであって、前記状態量を取得する状態量取得ステップと、前記状態量を温度に変換する温度変換ステップとを具備し、前記温度変換ステップで得られた温度に基づいて前記熱伝導装置を温度制御させることを特徴とする。
上記情報処理装置及び情報処理装置用プログラムによれば、提示対象の状態量が熱伝導装置により伝達される温度により把握することが可能となる。これにより、従来、文字、画像や音声などで提示されていた対象物の状態を直感的にユーザに伝えることができるため、装置の操作性の向上を図ることが可能となる。
また、この発明は次のような各種構成を備えることも特徴とする。
第1の構成は、前記熱伝導装置は、1または複数の熱電素子を前記操作器に装着してなることを特徴とする。
例えば、複数の熱電素子をマトリックス状に配列すると、熱伝導装置に温度分布をもたらすことができる。これにより、さらに、詳細に状態量を伝達することが可能となる。
第2の構成は、前記熱伝導装置は、所定の間隔で前記演算処理装置で変換された温度に基づく温度制御を行うようにする。
このようにすると、例えば、状態量を示す温度と常温とが所定の間隔で交互に提示される。これにより、ユーザが温度の変化を知覚しやすくなり、状態量をより確実に認識させることができる。
第3の構成は、前記熱伝導装置は、前記操作器に装着され、接触を検出するタッチセンサを備え、前記タッチセンサにより接触が検出されるときにのみ温度制御を行うことを特徴とする。
このようにすると、ユーザが熱伝導装置に触れている時にのみ温度制御を行い、ユーザが熱伝導装置に触れていない場合には、温度制御が行われないため、消費電力の無駄を省くことができる。
第4の構成は、さらに前記演算処理装置の処理結果を表示する表示装置を備え、前記操作器が前記表示装置の画面上の位置を指定する機能を備え、前記提示対象の情報データとして、前記操作器により指定される前記表示装置の画面上の位置に関する情報データが取得指定されるとき、前記演算処理装置は、前記状態量として前記画面上の位置を温度に変換するようにする。
このように構成することで、ユーザは、マウス等の操作器が示す画面上の位置を熱伝動装置の温度により直感的かつ容易に認識することができる。また、これにより、コンピュータの操作性を向上させることができる。
第5の構成は、前記演算処理装置は、前記提示対象の情報データとして当該演算処理装置の演算に要する稼働率が指定されるとき、前記状態量として前記稼働率を温度に変換するものである。
例えば、演算処理装置がアイドリング状態にある時には熱伝導装置を冷却し、演算処理装置の負荷が高い状態にある時には熱伝導装置を加熱するようにする。これにより、ユーザは、実行中の処理による演算処理装置の負荷状態を直感的に把握することができる。
第6の構成は、前記演算処理装置は、前記提示対象の情報データとして温度分布が階調で表された熱画像が指定されるとき、前記状態量として前記熱画像の温度分布を温度に変換することを特徴とする。
このように構成することで、例えば、赤外線サーモグラフィにより撮像された赤外線熱画像をもとにユーザは、提示対象に直接触れることなく、その温度を直感的に知覚することができる。
第7の構成は、前記演算処理装置は、前記提示対象の情報データとして撮像された画像が指定されるとき、前記状態量として、前記画像の色情報を温度に変換することを特徴とする。
このように構成すると、例えば、指定された画像の各領域の色情報を、色相環の赤から青までのいずれかの色で近似し、赤が提示する最高温度に、青が提示する最低温度にそれぞれ対応付けて、熱伝導装置を加熱または冷却する。これにより、ユーザは、提示対象の色情報を、温度によって直感的に認識することができる。
要するにこの発明によれば、対象物の状態を直感的にユーザに提示することを可能とした情報処理装置及び情報処理装置用プログラムを提供することができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
この発明の第1の実施形態は、コンピュータ等に接続されるモニタ画面内の各位置に所定の状態量を割り当てておき、マウス等の操作器によってモニタ画面内をポインティングすると、ポインティングした位置に割り当てられている状態量に応じた温度が、操作器に装着された熱伝導部の加熱/冷却によって提示されるものである。
図1は、この発明の第1の実施形態に係わる情報処理装置の構成を示すブロック図である。
第1の実施形態に係わる情報処理装置は、本体装置100と操作器200とを備える。本体装置100は、マイクロプロセッサなどの中央処理ユニット(CPU:Central Processing Unit)11を備え、このCPU11に、バス12を介してデータメモリ14と、プログラムメモリ13と、操作器インタフェース(操作器I/F)15とが接続される。
操作器I/F15には、ポインティングデバイスである操作器200が接続される。図2に操作器200の構成の一例を示す。操作器200は、例えばマウスで構成され、操作入力部21として各種入力ボタンを備える。さらに、操作器200の掌が接する部分に熱伝導部23が組み込まれる。熱伝導部23は、熱い感覚から冷たい感覚まで自由に温度制御が可能な熱電素子として、例えば、ペルチェ素子を利用する。また、この例では、熱伝導部23を加熱または冷却する駆動部22も操作器200に内蔵している。また、熱伝導部23の温度を目的の値に精度よく保つため、温度センサ(図示せず)を利用したフィードバック制御を行っている。熱伝導部23を駆動するための電源は、操作器200に内蔵してもよいし、操作器200が接続される本体装置100からケーブルを介して供給するようにしてもよい。
プログラムメモリ13には、この発明を実現する制御プログラムとして、状態量取得プログラム131と、温度変換プログラム132とが格納される。状態量取得プログラム131は、提示対象の状態量として操作器200により示されるモニタ画面上のポインタの位置情報を取得する。温度変換プログラム132は、状態量取得プログラム131により取得された状態量、すなわちポインタの位置情報を温度に変換し、操作器200の駆動部22に出力する。
温度変換プログラム132における入力された状態量と駆動部22に出力される温度との変換方法としては、例えば、線形変換、非線形変換等がある。また、出力される温度は、熱伝導部23の温度が、皮膚が長時間、触れ続けても人体に害を及ぼさない程度の安全な範囲に収まるように設定する。この実施形態では、データメモリ14に状態量と温度との対応関係を表す温度変換テーブル141を予め格納しておき、この温度変換テーブル141によりポインタ位置と温度との変換を行う。例えば、ディスプレイの表示領域を上部から下部に16分割し、状態量をそれぞれ割り当てておき、そして、ポインタの位置が、モニタ画面内の上方にあるほど熱伝導部23を加熱し、下方にあるほど熱伝導部23を冷却するように温度を設定しておく。
次に、このように構成した本体装置100の動作について説明する。図3は、本体装置100の動作の手順とその内容を示すフローチャートである。また、図4は、操作器200の駆動部22の動作の手順とその内容を示すフローチャートである。
図3において、本体装置100のCPU11は、状態量取得プログラム131により、操作器200の操作入力部21から入力されるポインタ位置のXY座標を操作器I/F15を介して取得する(ステップS3a)。次に、温度変換プログラム132により、温度変換テーブル141を参照して上記取得されたXY座標がどの領域にあるかを判定し(ステップS3b)、判定された領域に対応付けられた状態量を取得する(ステップS3c)。さらに、状態量を所定の数式等に基づいて温度に変換する(ステップS3d)。そして、上記変換された温度を表す温度制御信号を操作器I/F15により操作器200に出力する(ステップS3e)。
図4において、操作器200の駆動部22は、上記温度制御信号を受信する(ステップS4a)とともに、上述した温度センサにより検出された熱伝導部23の温度を表すセンサ値が入力される(ステップS4b)。そして、温度制御信号により指示される指示温度とセンサ値とが等しいか否かを判定する(ステップS4c)。両者が等しい場合には、ステップS4bに移行する。一方、この判定により指示温度とセンサ値とが異なる場合には、指示温度とセンサ値の大きさを比較する(ステップS4d)。この比較により、指示温度がセンサ値より高い場合には、熱伝導部23を加熱制御し(ステップS4e)、反対に、指示温度がセンサ値より低い場合には、熱伝導部23を冷却制御する(ステップS4f)。
以上のようにこの発明の第1の実施形態では、本体装置100に接続される操作器200に、加熱/冷却可能な熱電素子により構成される熱伝導部23が装着される。CPU11は、状態量取得プログラム131により操作器200により指定されるポインタ位置を操作器I/F15により取得する。そして、取得したポインタ位置を温度変換テーブル141により温度に変換し、この温度を表す温度制御信号を操作器200の駆動部22に出力する。そして、駆動部22は、この温度制御信号に基づいて熱伝導部23の温度を加熱または冷却するものである。
したがって上記第1の実施形態によれば、ユーザは、操作器200により示されるポインタの位置を直感的かつ容易に認識することが可能となり、これにより、コンピュータの操作性を向上させることができる。
また、図5に示すように、熱伝導部23を複数のペルチェ素子を例えばマトリクス状に配置して構成するようにしてもよい。このようなマトリクス状の熱伝導部23を有するマウスを用いることにより、ポインタの位置をより分かり易く、詳細に提示することが可能となる。具体的には、コンピュータが接続されるモニタ画面内を、熱伝導部23に配置されたペルチェ素子に対応させ、マトリクス状に分割する。すなわち、図5に示すようなマウスの場合には、モニタ画面内を縦に4分割、横に3分割する。そして、例えば、ポインタが存在するモニタ画面上の領域に対応するペルチェ素子を加熱し、それ以外のペルチェ素子を冷却するようにする。
(第2の実施形態)
この発明の第2の実施形態は、状態量として、コンピュータの演算装置の稼働率を用い、演算装置の稼働率に応じた温度で操作器の熱伝導部を加熱/冷却することで、ユーザに演算装置の稼働率を温度で認識させるものである。
なお、システムの基本構成については前記第1の実施形態で述べた図1と同一であるため、この実施形態においても図1を参照して説明を行う。
状態量取得プログラム131は、状態量としてオペレーティングシステムからCPU11の稼働率を取得する。温度変換テーブル141には、CPU11の稼働率に対応付けられた温度がそれぞれ記憶される。例えば、CPU11がアイドリング状態にある時には熱伝導部を冷却し、CPUの負荷が高い状態にある時には熱伝導部を加熱するように稼働率に応じた温度を設定しておく。温度変換プログラム132は、状態量取得プログラム131により取得されたCPU11の稼働率を温度変換テーブル141を参照して温度に変換し、駆動部22に出力する。
次に、このように構成される本体装置100の動作について説明する。図6は、この発明の本体装置100の動作手順とその内容を示すフローチャートである。
情報処理装置100のCPU11は、状態量取得プログラム131によりCPU11の稼働率を(ステップS6a)。そして、温度変換プログラム132により上記取得された稼働率を温度変換テーブル141を参照して温度に変換する(ステップS6b)。そして、上記変換された温度を表す温度制御信号を駆動部22に出力する(ステップS6c)。そうすると、操作器200の駆動部22は、前記図3と同様に動作し、CPU11の稼働率に応じた温度が、操作器200に装着された熱伝導部23の加熱または冷却によって提示される。
したがって第2の実施形態によれば、ユーザは、実行中のタスクによるCPUの負荷状態を直感的に把握することができる。これにより、ユーザは、操作器200の熱伝導部24の温度が高くなった場合には、CPUの負荷が大きいと認識し、不用なアプリケーションを終了させるなど適切に対処することができる。
(第3の実施形態)
この発明の第3の実施形態は、赤外線カメラ等で撮影された提示対象の赤外線熱画像が入力される場合に、熱画像の温度分布に応じた温度で操作器の熱伝導部を加熱/冷却することで、ユーザに提示対象の温度を体感させるものである。
図7は、この発明の第3の実施形態に係わる情報処理装置の構成を示すブロック図である。なお、図7において、前記第1の実施形態の図1と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
第3の実施形態に係わる情報処理装置は、本体装置100Aと操作器200とを備える。本体装置100Aは、CPU11を備え、このCPU11に、バス12を介してデータメモリ14と、プログラムメモリ13と、操作器インタフェース(操作器I/F)15とが接続される。さらに、CPU11には、熱画像入力インタフェース(熱画像入力I/F)16が接続されている。この熱画像入力I/F16には、赤外線サーモグラフィ300が接続され、赤外線サーモグラフィ300により撮影された対象物の赤外線熱画像が入力される。赤外線サーモグラフィ300は、検出された赤外線エネルギー量を温度に換算して温度分布を階調で表した赤外線熱画像を出力するものである。
状態量取得プログラム131は、赤外線サーモグラフィ300から入力される熱画像を熱画像入力I/F16により取得する。温度変換テーブル141は、取得された熱画像の階調から温度を抽出するために用いられる。温度変換プログラム132は、上記取得された熱画像を温度変換テーブル141を参照して温度に変換し、変換された温度を表す温度制御信号を駆動部22に出力する。
次に、このように構成される本体装置100Aの動作について説明する。図8は、この発明の本体装置100Aの動作手順とその内容を示すフローチャートである。
本体装置100AのCPU11は、熱画像入力I/F16により赤外線サーモグラフィ300により撮影された赤外線熱画像を取得する(ステップS8a)。次に、温度変換テーブル141により赤外線熱画像の階調から温度分布を求め、求められた温度分布の所定の領域の温度から平均値を算出する(ステップS8b)。
そして、上記変換された温度を表す温度制御信号を駆動部22に出力する(ステップS8c)。そうすると、操作器200の駆動部22は、前記図3と同様に動作し、赤外線サーモグラフィ300により入力された熱画像の温度が、操作器200に装着された熱伝導部23の加熱または冷却によって提示される。
したがって第3の実施形態によれば、ユーザは、対象物に直接触れずに、その温度を直感的に知覚することができる。
また、上記実施形態では、温度変換プログラム142により、温度分布の所定の領域の平均値を算出するように構成したが、所定の領域内の最高/最低温度のような特徴的な温度を抽出することもできる。また、このとき、熱画像から抽出された温度をそのまま提示してもよいし、抽出された温度の範囲が人が触れても安全な温度の範囲に収まるように温度を変換して提示するようにしてもよい。
さらに、操作器200の熱伝導部23を、前記図5に示すような、複数のペルチェ素子をマトリクス状に配置した熱伝導部23Aにより構成すれば、熱画像で表される温度分布を二次元的に温度で提示することが可能である。
(第4の実施形態)
この発明の第4の実施形態は、カメラで撮影された提示対象の画像が入力される場合に、画像の色情報に応じた温度で操作器の熱伝導部を加熱/冷却することで、提示対象の色情報を温度で提示するものである。
図9は、この発明の第4の実施形態に係わる情報処理装置の構成を示すブロック図である。なお、図9において、前記第1の実施形態の図1と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
第3の実施形態に係わる情報処理装置は、本体装置100Bと操作器200とを備える。本体装置100Bは、CPU11を備え、このCPU11に、バス12を介してデータメモリ14と、プログラムメモリ13と、操作器インタフェース(操作器I/F)15とが接続される。さらに、CPU11には、画像入力インタフェース(画像入力I/F)17が接続されている。この画像入力I/F17には、カメラ400が接続され、カメラ400により撮影された対象物の画像が入力される。
状態量取得プログラム131は、カメラ400から入力される画像を画像入力I/F16により取得する。温度変換テーブル141は、画素におけるR(赤)、G(緑)、B(青)の各色スペクトルの値と温度とを対応付けるテーブルであり、入力された画像の色情報を温度に変換するために用いられる。図10にその一例を示す。このように、例えば、画像の各領域の色情報を、色相環の赤から青までのいずれかの色で近似し、赤を最高温度、青を最低温度にそれぞれ対応するように、全ての色情報と温度とを一意に対応付ける。そして、例えば、最も頻度の高い色相を提示対象を表す状態量として用いる。温度変換プログラム132では、例えば、提示する温度TをT=T+k(T:初期値)と定義し、上記温度変換テーブル141から得られる数値を変数kとして代入して算出する。
次に、このように構成される本体装置100Bの動作について説明する。図11は、この発明の本体装置100Bの動作手順とその内容を示すフローチャートである。
本体装置100BのCPU11は、画像入力I/F17によりカメラ400により撮影された対象物の画像を取得する(ステップS11a)。次に、温度変換テーブル141に基づいて画像各画素を色スペクトルに分解し(ステップS11b)、求められた色スペクトルから頻度の高い色相を抽出して温度を算出する(ステップS11c)。そして、上記算出された温度を表す温度制御信号を駆動部22に出力する(ステップS11d)。そうすると、操作器200の駆動部22は、前記図3と同様に動作し、カメラ400により入力された画像の色情報が、操作器200に装着された熱伝導部23の温度によって提示される。
したがって第4の実施形態によれば、ユーザは、対象物の色情報を、温度によって直感的に認識することができる。
さらに、操作器200の熱伝導部23を、前記図5に示すような、複数のペルチェ素子をマトリクス状に配置した熱伝導部23Aにより構成すれば、提示対象の色情報を二次元的に温度で提示することが可能である。
なお、この発明は上記各実施形態に限定されるものではない。例えば、熱伝導部23による温度提示の手法としては、上述したように連続的に状態量に対応する温度を提示してもよいし、インパルス的に温度を提示することもできる。図12は、駆動部22により熱伝導部23がインパルス的に制御される場合の動作の手順とその内容を示すフローチャートである。ステップS12aからS12fまでは、前記図4のステップS4aからS4fまでと同様に動作する。そして、ステップS12cにおいて指示温度とセンサ値が等しくなった場合に、ステップS12gに移行し、予め設定された時間が経過するまで待機したのちに、ステップS12bに移行して、熱伝導部23に対する温度制御を繰り返すようにする。これにより、ユーザが温度の変化を知覚しやすくなり、状態量をより確実に認識させることができる。
また、図13に示すように操作器200に接触を検出するタッチセンサ24を設けて、接触が検出される時にのみ熱伝導部23に対する温度制御を行うようにしてもよい。図14は、図13に示す操作器の駆動部における動作の手順とその内容を示すフローチャートである。すなわち、駆動部22は、ステップS14bにおいて、タッチセンサ24により検出される接触の有無を判定するようにする。この判定により、ユーザが熱伝導部23に触れている(または近接状態にある)と判定される場合は、ステップS14cに移行し、前記図4と同様に熱伝導部23に対する温度制御を行う。一方、上記判定において、タッチセンサ24により接触が検出されない場合は、熱伝導部23を駆動しないようにする。このように構成すると、ユーザが熱伝導部23に触れていない場合には、温度制御が行われないため、消費電力の無駄を省くことができる。
さらに、操作器200の熱伝導部23の表面に、温度で色の変わる感温液晶等のシートを貼付することにより、状態量を色に変換して視覚的に表示することも可能である。その他、本体装置100及び操作器200の構成や動作の手順とその内容についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
要するにこの発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
この発明の第1の実施形態に係わる情報処理装置の構成を示すブロック図。 図1に示す操作器の構成の一例を示す図。 図1に示す本体装置の動作の手順とその内容を示すフローチャート。 図1に示す操作器の駆動部における動作の手順とその内容を示すフローチャート。 操作器の他の構成を示す図。 この発明の第2の実施形態に係わる情報処理装置の動作の手順とその内容を示すフローチャート。 この発明の第3の実施形態に係わる情報処理装置の構成を示すブロック図。 図7に示す本体装置の動作の手順とその内容を示すフローチャート。 この発明の第4の実施形態に係わる情報処理装置の構成を示すブロック図。 入力される画像の色情報を温度に変換する温度変換テーブルの一例を示す図。 図9に示す本体装置の動作の手順とその内容を示すフローチャート。 駆動部により熱伝導部がインパルス的に制御される場合の動作の手順とその内容を示すフローチャート。 操作器にタッチセンサが設けられる構成を示す図。 図13に示す操作器の駆動部における動作の手順とその内容を示すフローチャート。
符号の説明
100,100A,100B…本体装置、11…CPU、12…バス、14…データメモリ、131…温度変換テーブル、13…プログラムメモリ、131…状態量取得プログラム、132…温度変換プログラム、15…操作器I/F、200…操作器、21…操作入力部、22…駆動部、23…熱伝導部、300…赤外線サーモグラフィ、16…熱画像入力I/F、400…カメラ、17…画像入力I/F、24…タッチセンサ。

Claims (2)

  1. 1または複数の熱電素子を装着し、情報データの取り込み及び演算処理内容を指定する操作器と、
    前記操作器の操作によって指定される提示対象の情報データを入力し、前記提示対象の情報データから特定の状態量を求め、その状態量を温度に変換する演算処理装置と、
    前記演算処理装置で変換された温度に基づいて前記熱電素子の温度制御を行う熱伝導装置とを具備し、
    前記提示対象の情報データは該演算処理装置の演算に要する稼働率であり、前記状態量は当該稼働率であり、稼働率が高い状態にある時には前記熱電素子を加熱するように稼働率に応じて温度に変換することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記熱伝導装置は、前記操作器に装着され、接触を検出するタッチセンサを備え、前記タッチセンサにより接触が検出されるときにのみ温度制御を行うことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
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