JP2003091233A - 画像表示装置および画像入力装置 - Google Patents

画像表示装置および画像入力装置

Info

Publication number
JP2003091233A
JP2003091233A JP2001282128A JP2001282128A JP2003091233A JP 2003091233 A JP2003091233 A JP 2003091233A JP 2001282128 A JP2001282128 A JP 2001282128A JP 2001282128 A JP2001282128 A JP 2001282128A JP 2003091233 A JP2003091233 A JP 2003091233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
image
output
tactile
image information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001282128A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Saito
透 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2001282128A priority Critical patent/JP2003091233A/ja
Publication of JP2003091233A publication Critical patent/JP2003091233A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 視覚障害者などに対して、触覚による高度な
情報を伝達が可能な画像表示装置や、感覚的にわかりや
すい画像入力が可能な画像入力装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】 凹凸や振動、温度の組み合わせで画像デ
ータの画素を表現するドット形成部材DFを同一面上に
多数配列し、伝達したい画像データに基づいて、ドット
形成部材DFを駆動制御するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば視覚障害
者などの対して、触覚により画像の入出力を行う画像表
示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、視覚障害者などに対して
映像情報や文字情報を伝達するのに、複数のドット形成
部材をマトリックス状に配置し、これらのドット形成部
材を機械的に突出させることにより、表示面に凹凸を形
成して映像や文字を表現する画像表示装置が存在する。
【0003】この画像表示装置によれば、表示面におけ
る凹凸を指などでなぞることによって、その触覚で表示
内容を認識することができ、視覚障害者に対して視覚的
な情報を伝達することができる。
【0004】しかしながら、従来の画像表示装置では、
凹凸のみで映像や文字を表現するため、白黒表示相当の
モノトーンであり表現力に乏しく、少ない情報しか接触
者に伝達できないという問題があった。
【0005】また、これまでに開発された視覚障害者向
けの画像情報を入力する装置では、入力した画像を容易
に確認できないなど、視覚障害者にとって操作性が低
く、意図する画像を入力しにくいという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の視覚障害者向け
の画像表示装置では、凹凸のみで映像や文字を表現する
ため、白黒表示相当のモノトーンであり表現力に乏し
く、少ない情報しか使用者に伝達できないという問題が
あった。
【0007】この発明は上記の問題を解決すべくなされ
たもので、視覚障害者などに対して、触覚により、例え
ば静止画像であれば、一般的にフルカラー画像であると
ころの油絵の名画などの高度な情報を伝達することが可
能な画像表示装置を提供することを目的とする。
【0008】また、従来は、視覚障害者が画像情報を入
力する画像入力装置は、操作性が低く、意図する画像を
入力しにくいという問題があった。この発明は上記の問
題を解決すべくなされたもので、視覚障害者であって
も、意図する画像が容易に入力することが可能な画像入
力装置を提供することを目的とする。
【0009】さらに、この発明は、視差のある2つの画
像を表示可能な画像表示装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係わる本発明は、触覚により画像情報
の一部を表現する出力手段を面状に複数配列してなる触
覚表示手段を表示制御手段が制御して画像情報を触覚に
より表示する画像表示装置であって、出力手段は、使用
者と接触する接触手段と、この接触手段に振動を与える
励振手段と、接触手段の温度を変化させる温冷手段とを
備え、表示制御手段は、各出力手段の励振手段および温
冷手段を、画像情報の対応する部分の情報に基づいて表
示制御することを特徴とする。
【0011】また請求項2に係わる本発明は、触覚によ
り画像情報の一部を表現する出力手段を面状に複数配列
してなる触覚表示手段を表示制御手段が制御して画像情
報を触覚により表示する画像表示装置であって、出力手
段は、使用者と接触する接触手段と、この接触手段を上
下動させる駆動手段と、接触手段に振動を与える励振手
段と、接触手段の温度を変化させる温冷手段とを備え、
表示制御手段は、各出力手段の駆動手段、励振手段およ
び温冷手段を、画像情報の対応する部分の情報に基づい
て表示制御することを特徴とする。
【0012】上記構成の画像表示装置では、接触手段を
上下動、振動、温冷して触覚により画像情報の一部を表
現する出力手段を面状に複数配列し、これらの出力手段
を、表示制御手段が、それぞれ対応する画像情報の部分
に応じて表示制御して、画像を触覚により表示するよう
にしている。
【0013】したがって、上記構成の画像表示装置によ
れば、画像を部分的に、凹凸と振動と温冷の組み合わせ
により多彩に表現できるので、触覚により高度な情報を
伝達することができる。
【0014】また、請求項6に係わる本発明は、入力者
と接触する接触手段と、この接触手段に対する操作を検
出する検出手段とを備える入力手段を面状に複数配列
し、検出手段の検出結果に基づいて、一部の入力手段に
対する操作により座標の指定を受け付けるとともに、一
部の入力手段に対する操作により、座標に対する描画内
容の指示を受け付けて、画像情報を合成する画像合成手
段とを具備して構成するようにした。
【0015】上記構成の画像入力装置では、画像情報の
一部に対応する入力手段を面状に複数配列し、一部の入
力手段に対する操作により座標の指定を受け付けるとと
もに、一部の入力手段に対する操作により、上記座標に
対する描画内容の指示を受け付けて、画像情報を合成す
るようにしている。
【0016】したがって、上記構成の画像入力装置によ
れば、面状に複数配列された入力手段を通じて、座標と
描画内容の指示を受け付けられるので、視覚障害者であ
っても、意図する画像が容易に入力することができる。
【0017】さらに、請求項8に係わる本発明は、触覚
により画像情報の一部を表現する出力手段を面状に複数
配列してなる触覚表示手段を2つ備え、この触覚表示手
段を表示制御手段が表示制御して画像情報を触覚により
表示する画像表示装置であって、出力手段は、使用者と
接触する接触手段と、この接触手段に振動を与える励振
手段と、接触手段の温度を変化させる温冷手段とを備
え、表示制御手段は、視差のある2つの画像情報のう
ち、一方の画像情報に基づいて、一方の触覚表示手段に
配列された各出力手段の励振手段および温冷手段を表示
制御し、かつ、他方の画像情報に基づいて、他方の触覚
表示手段に配列された各出力手段の励振手段および温冷
手段を表示制御して、視差のある2つの画像をそれぞれ
対応する触覚表示手段に表示制御することを特徴とす
る。
【0018】さらにまた、請求項9に係わる本発明は、
触覚により画像情報の一部を表現する出力手段を面状に
複数配列してなる触覚表示手段を2つ備え、この触覚表
示手段を表示制御手段が表示制御して画像情報を触覚に
より表示する画像表示装置であって、出力手段は、使用
者と接触する接触手段と、この接触手段を上下動させる
駆動手段と、接触手段に振動を与える励振手段と、接触
手段の温度を変化させる温冷手段とを備え、表示制御手
段は、視差のある2つの画像情報のうち、一方の画像情
報に基づいて、一方の触覚表示手段に配列された各出力
手段の駆動手段、励振手段および温冷手段を表示制御
し、かつ、他方の画像情報に基づいて、他方の触覚表示
手段に配列された各出力手段の駆動手段、励振手段およ
び温冷手段を表示制御して、視差のある2つの画像をそ
れぞれ対応する触覚表示手段に表示制御することを特徴
とする。
【0019】上記構成の画像表示装置では、接触手段の
上下動と、振動と、温冷とにより画像情報の一部を表現
する出力手段を面状に複数配列してなる触覚表示手段を
2つ備え、各触覚表示手段により視差のある2つの画像
を表示するようにしている。
【0020】したがって、上記構成の画像表示装置によ
れば、視差のある2つの画像を使用者に対して触覚によ
り表示できるので、使用者は視差のある2つの画像を頭
脳でイメージ合成して、立体画像を認識することができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の一実施形態について説明する。図1は、この発明の第
1の実施形態に係わる画像入出力装置の構成を示すもの
である。画像入出力装置は、入出力部110と、メモリ
部120と、モニタ部130と、カメラ部140と、制
御部100とを備える。
【0022】入出力部110は、図2に示すように、複
数のドット形成部材DFがマトリックス状に配置された
もので、ドット形成部材DFの間は、断熱振動抑制材I
Nで満たされている。
【0023】ドット形成部材DFは、図3に示すよう
に、先端部TP、軸部PB、電磁石EM、位置センサP
S、ヒートシンクHS、制御線Lからなり、ボールベア
リングBBによって、断熱振動抑制材IN内で上下動自
在に支持されている。
【0024】先端部TPは、熱伝導性を高めるために例
えば金属製のスペーサSP間に、温度センサTS、ペル
ティエ素子PEが設けられており、制御線Lを通じた制
御部100からの制御により、ペルティエ素子PEの発
熱/冷却が制御されるともに、温度センサTSにて検出
した温度が、制御部100に通知される。
【0025】軸部PBは、ヒートパイプHPを中心軸と
して永久磁石PMが配列されている。ヒートシンクHS
は、ヒートパイプHPを通じて伝導する熱を放熱するも
のである。ヒートパイプHPおよびヒートシンクHSの
軸は、側面の長手方向に溝が形成されており、制御線L
はこの溝内を通されて上記先端部TPに接続される。
【0026】電磁石EMは、断熱振動抑制材IN内で固
定され、軸部PBの永久磁石PMと磁力が作用し合うよ
うに対峙しており、制御部100によってその極性が制
御され、生じる磁界の変化により、軸部PBを上下動さ
せる。位置センサPSは、軸部PBの位置を検出するも
ので、検出結果を制御部100に通知する。
【0027】メモリ部120は、例えばRAMなどの半
導体を用いた記録媒体や、ハードディスクなどの磁気記
録媒体であって、作成した画像データや、テストパター
ン画像および補正データを記憶するもので、制御部10
0の制御によって、データの読み出しや書き込みが制御
される。
【0028】モニタ部130は、例えばCRT(cathod
e ray tube)や液晶表示パネルを用いて、画像データを
視覚的に表示するもので、制御部100によって制御さ
れる。これにより、健常者と視覚障害者との双方向の意
思疎通が可能となる。
【0029】カメラ部140は、例えば赤外線撮影が可
能なCCD(Charge-Coupled Device)カメラであっ
て、制御部100の制御により、入出力部110のドッ
ト形成部材DFが配列された面を撮影し、撮影結果を制
御部100に出力する。
【0030】制御部100は、CPU、ROMおよびR
AMなどを有してなるものであり、上記CPUが上記R
OMに記憶される制御プログラムや制御データに従っ
て、当該画像入出力装置の各部を統括して制御するもの
である。
【0031】その制御内容としては、入出力部110を
画像の出力手段として動作させる場合には、制御部10
0は、個々のドット形成部材DFの特定の電磁石EMに
供給する電流を制御して、先端部TPを機械的に突出さ
せて表示面に凹凸を形成したり、振動させるとともに、
ドット形成部材DFごとにペルティエ素子PEに供給す
る電流の大きさや方向を制御することにより先端部TP
を温冷する制御を行って、凹凸や振動、温冷の組み合わ
せにより、映像や文字を表現する。
【0032】また、入出力部110を画像の入力手段と
して動作させる場合には、制御部100は、図2に示す
ように、マトリックス状に配置されたドット形成部材D
Fを、その位置に応じて、ファンクションキーエリアF
Aや描画エリアDAとして機能させる。
【0033】すなわち、制御部100は、ファンクショ
ンキーエリアFA内のドット形成部材DFについては、
例えば4行4段のブロックをなすドット形成部材DF毎
に1つのファンクションキーとみなし、この各キーF1
〜Fn毎に、例えば、色種(パレット)、濃淡(筆
圧)、線の太さ(筆の種類)、出力画像の拡大/縮小な
どの描画指示や印刷指示に関する命令を割り当ててる。
【0034】そして、割り当てた命令毎に、それを視覚
障害者が認識できるように、例えば点字方式に従った情
報を凹凸で表現する。そして、これらのファンクション
キーF1〜Fnが、オペレータによって押圧されると、
押圧されたキーを示す信号が制御部100に通知され、
それに応じた制御を制御部100が実施する。なお、こ
の押圧の検出は、押圧力に対する閾値が設定されてお
り、使用者が位置を触覚で探るなどの行為によって生じ
る押圧力では、押圧したものと判定しないように設定す
る。
【0035】また、描画エリアDA内のドット形成部材
DFは、オペレータによって描画される画面に対応する
ものであって、制御部100は、オペレータによって押
圧されたドット形成部材DFの座標を検出し、この検出
した座標についてファンクションキーエリアFAを通じ
て指示された描画の命令を実行する。
【0036】さらに、制御部100は、入出力部110
の表示誤差を補正する機能を備える。この機能を実施す
る際には、テストパターンの画像データをメモリ部12
0から読み出して入出力部110に表示させ、この表示
をカメラ部140にて撮影して、上記画像データと比較
し、補正データを生成する。
【0037】次に、上記構成の画像入出力装置の動作に
ついて説明する。図4から図6に示すフローチャート
は、画像入出力装置の動作を説明するためのもので、こ
のフローチャートに示す処理は、制御部100によって
実施される。
【0038】図4に示す処理は、画像入出力装置の電源
が投入されると開始され、電源が切られるまで処理が継
続して行われる。まず、ステップ4aでは、入出力部1
10を通じて、オペレータより入出力部110の補正要
求がなされたか否かを判定する。ここで、上記要求がな
された場合には、ステップ4bに移行して、後述する補
正処理を実行し、この処理が終了すると、ステップ4c
に移行する。一方、上記要求がなされなかった場合に
は、ステップ4cに移行する。
【0039】なお、上記入出力部110の補正要求は、
入出力部110のファンクションキーF1〜Fnのいず
れかに予め割り当てられたキーがオペレータによって押
下されることによりなされ、上記割り当てられたキーに
対応するドット形成部材DFの位置センサPSが押下さ
れたことを検出すると、この旨を制御部100に通知し
て、これにより制御部100は上記要求が生じたものと
判定する。
【0040】ステップ4cでは、入出力部110を通じ
て、オペレータより画像の入出力要求がなされたか否か
を判定する。ここで、上記要求がなされた場合には、ス
テップ4dに移行して、後述する画像の入出力処理を実
行し、この処理が終了すると、ステップ4eに移行す
る。一方、上記要求がなされなかった場合には、ステッ
プ4eに移行する。
【0041】なお、上記画像の入出力要求は、入出力部
110のファンクションキーF1〜Fnのいずれかに予
め割り当てられたキーがオペレータによって押下される
ことによりなされ、上記割り当てられたキーに対応する
ドット形成部材DFの位置センサPSが押下されたこと
を検出すると、この旨を制御部100に通知して、これ
により制御部100は上記要求が生じたものと判定す
る。
【0042】ステップ4eでは、入出力部110を通じ
て、オペレータより電源の切断要求がなされたか否かを
判定する。ここで、上記要求がなされた場合には、当該
処理を終了して電源を切断し、電源の投入要求の発生を
待機する処理(図示しない)に移行する。一方、上記要
求がなされなかった場合には、再びステップ4aに移行
する。
【0043】なお、上記画像の入出力要求は、入出力部
110のファンクションキーF1〜Fnのいずれかに予
め割り当てられた複数のキーが組み合わせてオペレータ
によって押下されることによりなされ、上記割り当てら
れたキーに対応するドット形成部材DFの位置センサP
Sが押下されたことを検出すると、この旨を制御部10
0に通知して、これにより制御部100は上記要求が生
じたものと判定する。
【0044】次に、図5を参照して、ステップ4bにて
行われる入出力部110の補正処理について説明する。
まず、ステップ5aでは、メモリ部120より、テスト
パターン画像のデータを読み出し、ステップ5bに移行
する。
【0045】ステップ5bでは、ステップ5aで読み出
したテストパターン画像をモニタ部130に表示すると
ともに、上記テストパターン画像のデータに基づいて、
入出力部110のドット形成部材DFを制御して、テス
トパターン画像の表示を行い、ステップ5cに移行す
る。
【0046】この制御では、テストパターン画像の画素
の色を対応するドット形成部材DFで表現するために、
上記画素の色に応じて、電磁石EMを制御して、入出力
部110の表示面に凹凸や振動を表現するとともに、ペ
ルティエ素子PEを制御してドット形成部材DFの先端
部TPを暖めたり冷やしたりする。
【0047】なお、入出力部110の表示面に凹凸や振
動を表現する場合には、位置センサPSからの位置信号
に基づいて、フィードバック制御を行い、一方、先端部
TPを暖めたり冷やしたりする場合には、温度センサT
Sにて検出した温度に応じて、フィードバック制御を行
う。
【0048】ステップ5cでは、カメラ部140を制御
して、入出力部110の表示面を撮像し、ステップ5d
に移行する。
【0049】ステップ5dでは、ステップ5cで撮像し
た画像から、入出力部110の表示面を形成する各ドッ
ト形成部材DFの凹凸や振動、温度の状態を検出し、こ
の検出結果と、テストパターン画像のデータを比較し
て、各ドット形成部材DFの補正データを求め、ステッ
プ5eに移行する。
【0050】ステップ5eでは、ステップ5dで求めた
補正データをメモリ部120に格納して、当該処理を終
了する。
【0051】次に、図6を参照して、ステップ4dにて
行われる画像の入出力処理について説明する。まず、ス
テップ6aでは、入出力部110を通じて、オペレータ
より画像の入力要求がなされたか、あるいは出力要求が
なされたかを判定する。ここで、入力要求がなされた場
合には、ステップ6bに移行し、一方、出力要求がなさ
れた場合には、ステップ6fに移行する。
【0052】ステップ6bでは、入出力部110を通じ
て、オペレータより描画指示を受け付けるとともに、受
け付けた描画指示の内容を画像に合成してモニタ部13
0に表示し、ステップ6cに移行する。なお、描画指示
の受け付けは、入出力部110のファンクションキーF
1〜Fnを通じて、色、濃淡、線の太さなどの指示を受
け付け、描画エリアDAに対する操作により、描画する
位置の指定を受け付ける。
【0053】ステップ6cでは、ステップ6bにて受け
付けた描画指示の内容に基づいて、画像を合成し、この
合成した画像のデータをメモリ部120に格納し、ステ
ップ6dに移行する。ステップ6dでは、入出力部11
0を通じて、オペレータより描画を中断する要求がなさ
れたか否かを判定する。ここで、中断の要求がなされた
場合には、ステップ6eに移行し、一方、中断の要求が
なされなかった場合には、ステップ6eに移行する。
【0054】ステップ6eでは、入出力部110を通じ
て、オペレータより、これまでに描画した画像の表示の
要求がなされたか否かを判定する。ここで、上記表示の
要求がなされた場合には、ステップ6gに移行し、一
方、上記表示の要求がなされなかった場合には、当該処
理を終了する。
【0055】一方、ステップ6fでは、メモリ部120
に記憶される複数の画像データを、それぞれファンクシ
ョンキーF1〜Fnに対応づけて、凹凸により各画像デ
ータの存在を示すとともに、いずれの画像データを表示
させるかをオペレータに問う凹凸を描画エリアDAに形
成し、オペレータにいずれかのファンクションキーF1
〜Fnを押下させて、描画する画像データの指定を受け
付け、ステップ6gに移行する。
【0056】ステップ6gでは、ステップ6fから移行
した場合には、ステップ6fにて指定された画像データ
を、一方、ステップ6eから移行した場合には、ステッ
プ6b〜ステップ6dの入力処理で作成された画像デー
タをメモリ部120から読み出して、ステップ6hに移
行する。
【0057】ステップ6hでは、ステップ6gにて読み
出した画像データをモニタ部130に表示するととも
に、上記画像データに基づいて、入出力部110のドッ
ト形成部材DFを制御して、画像データの表示を行い、
ステップ6iに移行する。
【0058】この制御では、画像データの画素の色を対
応するドット形成部材DFで表現するために、上記画素
の色に応じて、電磁石EMを制御して、入出力部110
の表示面に凹凸や振動を表現するとともに、ペルティエ
素子PEを制御してドット形成部材DFの先端部TPを
加熱したり冷却したりする。
【0059】なお、入出力部110の表示面に凹凸や振
動を表現する場合には、位置センサPSからの位置信号
に基づいて、フィードバック制御を行い、一方、先端部
TPを加熱したり冷却したりする場合には、温度センサ
TSにて検出した温度に応じて、フィードバック制御を
行う。これらの制御は、メモリ部120に格納される補
正データを考慮して行われる。
【0060】また、ここでの表示制御では、例えば、加
熱して得られる暖かさを赤とし、冷却して得られる冷た
さを青とし、振動を黄色とし、凹凸の度合いを色の濃さ
と予め定義することにより、これらの組み合わせで、多
数の色を表現する。
【0061】そして、図7に示すように、色と色の境界
については、色の変わり目が認識できるように、その境
界に対応する2つのドット形成部材DF間の加熱度、冷
却度、振動の大きさ、凹凸の大きさを強めることにより
強調した表示制御を行い、一方、同一色の領域について
は、その領域の内部ほどドット形成部材DFの加熱度、
冷却度、振動の大きさ、凹凸の大きさを弱めて、グラデ
ーションで、同一色の領域であることを表現する。
【0062】ステップ6iでは、入出力部110を通じ
て、オペレータより描画を行う要求がなされたか否かを
判定する。ここで、描画を行う要求がなされた場合に
は、ステップ6bに移行し、一方、描画を行う要求がな
されなかった場合には、ステップ6jに移行する。
【0063】ステップ6jでは、入出力部110を通じ
て、オペレータより、当該処理を終了する要求がなされ
たか否かを判定する。ここで、上記終了要求がなされた
場合には、当該処理を終了し、一方、上記終了要求がな
されなかった場合には、ステップ6fに移行する。
【0064】以上のように、上記構成の画像入出力装置
では、画像データの画素にそれぞれ対応させた多数のド
ット形成部材DFを用いて、それぞれ画像の色や濃度な
どを、ドット形成部材DFの凹凸や振動、温度の組み合
わせで表現するようにしている。
【0065】したがって、上記構成の画像入出力装置に
よれば、凹凸や振動、温度の組み合わせにより多彩な画
素表現ができるため、触覚により高度な情報を伝達する
ことができる。
【0066】また、入出力部110を通じて入力された
画像や、入出力部110にて表示される画像は、モニタ
部130を通じて視覚的に表示出力することもできるた
め、視覚障害者に付き添う者が健常者であっても、モニ
タ部130の表示により、オペレータの作業を視覚的に
把握することができる。
【0067】さらに、上記構成の画像入出力装置では、
入出力部110を画像の出力手段としてだけでなく、画
像の入力手段としても利用できるように、ドット形成部
材DF毎にオペレータの操作を検出する位置センサPS
を設けてあり、そして予め描画指示の機能が割り当てら
れたファンクションキーF1〜Fnと、描画する部分を
指定する描画エリアDAを設けて、これらを通じたオペ
レータからの要求に基づいて制御部100が画像を合成
するようにしているので、複雑な描画要求についても簡
単な操作でオペレータが指示を出せるので、視覚障害者
であっても、意図する画像が容易に入力することがで
き、制御部100のソフトウェアをアップデートするこ
とより、より複雑な描画作業にも対応することができ
る。
【0068】そしてまた、上記構成の画像入出力装置で
は、入出力部110にテストパターン画像を表示し、こ
の表示をカメラ部140にて撮像した画像と比較して補
正データを生成し、以後の表示については補正データを
反映させて表示制御を行うようにしている。
【0069】したがって、上記構成の画像入出力装置に
よれば、ドット形成部材DFの駆動制御などにより誤差
が生じるようになっても、ドット形成部材DF単位で補
正することができるので、精度の高い画像出力を定常的
に行うことができる。
【0070】さらにまた、制御部100の表示制御によ
り、色と色の境界については、その境界に対応する2つ
のドット形成部材DF間の加熱度、冷却度、振動の大き
さ、凹凸の大きさを強めることにより強調した表示制御
を行うので、色の変わり目が容易に認識でき、一方、同
一色の領域については、その領域の内部ほどドット形成
部材DFの加熱度、冷却度、振動の大きさ、凹凸の大き
さを弱めるように、グラデーションで表現しているの
で、同一色の領域であることが認識しやすい。
【0071】尚、この発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。その他、この発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々の変形を施しても同様に実施可能であること
はいうまでもない。
【0072】次に、この発明の第2の実施形態に係わる
画像出力装置について説明する。図8は、その構成を示
すものである。画像出力装置は、カメラ部210,22
0と、出力部230,240と、制御部200とを備え
る。
【0073】カメラ部210は、例えばCCD(Charge
-Coupled Device)カメラであって、例えば図9に示す
ように、人体の右目近傍の頭部に設けられ、制御部20
0の制御により、被装着者の前方を撮影し、撮影した画
像データを制御部200に出力する。
【0074】同様に、カメラ部220は、例えばCCD
カメラであって、例えば図9に示すように、人体の左目
近傍の頭部に設けられ、制御部200の制御により、被
装着者の前方を撮影し、撮影した画像データを制御部2
00に出力する。
【0075】出力部230,240は、前述の第1の実
施形態の入出力部110よりは小型であるものの、図2
および図3に示すような同様な構成からなり、出力部2
30は、人体の右側、例えば図9に示すように額の右半
面に、表示面が額側となるように装着され、出力部24
0は、人体の左側、例えば図9に示すように額の左半面
に、表示面が額側となるように装着され、それぞれ制御
部200によって制御される。
【0076】制御部200は、CPU、ROMおよびR
AMなどを有してなるものであり、上記CPUが上記R
OMに記憶される制御プログラムや制御データに従っ
て、当該画像出力装置の各部を統括して制御するもので
ある。
【0077】その制御内容としては、出力部230,2
40の個々のドット形成部材DFの電磁石EMに供給す
る電流を制御して、先端部TPを機械的に突出させて表
示面に凹凸を形成したり、振動させるとともに、ドット
形成部材DFごとにペルティエ素子PEに供給する電流
の大きさや方向を制御することにより先端部TPを温冷
する制御を行って、凹凸や振動、温冷の組み合わせによ
り、出力部230にはカメラ部210で撮影した画像を
出力し、一方、出力部240にはカメラ部220で撮影
した画像を出力する。
【0078】次に、上記構成の画像出力装置の動作につ
いて説明する。図10に示すフローチャートは、画像入
出力装置の動作を説明するためのもので、この処理は、
制御部100によって、画像入出力装置の電源が投入さ
れると開始され、電源が切られるまで処理が継続して行
われる。
【0079】まず、ステップ10aでは、初期設定処理
として、出力部230,240が装着された人体の凹凸
に合わせて、出力部230,240に何も表示していな
い状態を示す基準の位置を、出力部230,240の各
ドット形成部材DFについて決定し、ステップ10bに
移行する。
【0080】ステップ10bでは、出力部230,24
0の表示領域を被装着者に認識させるために、表示領域
の外周だけを短時間だけ突出させるとともに、タイマの
カウント値をリセットして、ステップ10cに移行す
る。
【0081】ステップ10cでは、カメラ部210,2
20にて撮像した画像データに所定の画像処理を施し
て、出力部230,240のドット形成部材DFの数に
応じた解像度まで、画素数を圧縮し、ステップ10dに
移行する。
【0082】ステップ10dでは、ステップ10cにて
得られた画像データに基づいて、出力部230,240
のドット形成部材DFを制御して、画像データの表示を
行い、ステップ10eに移行する。なお、カメラ部21
0にて撮像した画像データに基づく表示は、出力部23
0にて行い、カメラ部220にて撮像した画像データに
基づく表示は、出力部240にて行う。
【0083】この制御では、画像データの画素の色を対
応するドット形成部材DFで表現するために、上記画素
の色に応じて、電磁石EMを制御して、出力部230,
240の表示面に凹凸や振動を表現するとともに、ペル
ティエ素子PEを制御してドット形成部材DFの先端部
TPを加熱したり冷却したりする。
【0084】なお、出力部230,240の表示面に凹
凸や振動を表現する場合には、位置センサPSからの位
置信号に基づいて、フィードバック制御を行い、一方、
先端部TPを加熱したり冷却したりする場合には、温度
センサTSにて検出した温度に応じて、フィードバック
制御を行う。
【0085】また、ここでの表示制御では、例えば、加
熱して得られる暖かさを赤とし、冷却して得られる冷た
さを青とし、振動を黄色とし、凹凸の度合いを色の濃さ
と予めすることにより、これらの組み合わせで、多数の
色を表現する。
【0086】そして、図7に示すように、色と色の境界
については、色の変わり目が認識できるように、加熱
度、冷却度、振動の大きさ、凹凸の大きさを強めること
により強調した表示制御を行い、一方、同一色の領域に
ついては、その領域の内部ほど加熱度、冷却度、振動の
大きさ、凹凸の大きさを弱めて、グラデーションで、同
一色の領域であることを表現する。
【0087】ステップ10eでは、タイマのカウント値
を参照して、前回のリフレッシュ処理から一定時間が経
過したか否かを判定する。ここで、一定時間が経過した
場合には、ステップ10bに移行し、一方、一定時間が
経過していない場合には、ステップ10fに移行する。
【0088】ステップ10fでは、スイッチが操作され
るなどして、被装着者から終了の要求が生じたか否かを
判定する。ここで、上記要求がなされた場合には、当該
処理を終了して電源を切断し、電源の投入要求の発生を
待機する処理(図示しない)に移行する。一方、上記要
求がなされなかった場合には、再びステップ10cに移
行する。
【0089】以上のように、上記構成の画像出力装置で
は、右目、左目に相当するカメラ部210,220にて
それぞれ撮像した画像データを、それぞれ対応する出力
部230,240にて表示し、この表示では、画像デー
タの画素にそれぞれ対応させた多数のドット形成部材D
Fを用いて、それぞれ画像の色や濃度などを、ドット形
成部材DFの凹凸や振動、温度の組み合わせで表現する
ようにしている。したがって、上記構成の画像出力装置
によれば、凹凸や振動、温度の組み合わせにより多彩な
画素表現ができ、視差のある2つの画像を皮膚に触覚と
して与えることで、被装着者の脳で映像合成することに
より、被装着者は、立体の画像として認識することがで
きる。
【0090】また、上記構成の画像出力装置では、定期
的に、出力部230,240の表示範囲を認識させるた
めのリフレッシュ処理を実施するので、連続装用による
感覚の麻痺を防止することができる。
【0091】尚、この発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。例えば、入出力部110や出力部23
0,240では、画素表現を行うのに、図3に示すよう
なドット形成部材DFを用いたが、これに代わって例え
ば、図11に示すようなドット形成部材を用いるように
してもよい。
【0092】図11に示すドット形成部材は、シリコン
などの半導体基板B上に、圧電素子やピエゾ素子などの
振動を生じる素子E1を形成し、さらにこの上に、ペル
ティエ素子などの加熱/冷却可能な素子E2を積層して
なるもので、使用者に対して、画素の情報を、素子E1
の振動と、素子E2の温冷とで伝達するものである。
【0093】また例えば、上記実施の形態では、カメラ
部210,220にてそれぞれ撮像した画像データを、
それぞれ対応する出力部230,240にて表示するよ
うにしたが、これに代わって例えば、制御部200が、
1つの入力画像を画像処理して、視差のある2つの画像
を生成し、この2つの画像をそれぞれ出力部230,2
40にて表示するようにして、立体的な画像表現を行う
ようにしてもよい。
【0094】さらに、制御部200が、カメラ部21
0,220にて撮像した画像データを解析して、被装着
者の前方に存在する物体や、危険発生の検出や、危険の
予知を行い、これらの検出や予知の結果を三角や四角、
円などの認識しやすい画像を出力部230,240に表
示して被装着者に報知するようにしてもよい。その他、
この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を施して
も同様に実施可能であることはいうまでもない。
【0095】
【発明の効果】以上述べたように、この発明では、接触
手段を上下動、振動、温冷して触覚により画像情報の一
部を表現する出力手段を面状に複数配列し、これらの出
力手段を、表示制御手段が、それぞれ対応する画像情報
の部分に応じて表示制御して、画像を触覚により表示す
るようにしている。
【0096】したがって、この発明によれば、画像を部
分的に、凹凸と振動と温冷の組み合わせにより多彩に表
現できるので、触覚により高度な情報を伝達することが
可能な画像表示装置を提供できる。
【0097】また、この発明では、画像情報の一部に対
応する入力手段を面状に複数配列し、一部の入力手段に
対する操作により座標の指定を受け付けるとともに、一
部の入力手段に対する操作により、上記座標に対する描
画内容の指示を受け付けて、画像情報を合成するように
している。
【0098】したがって、この発明によれば、面状に複
数配列された入力手段を通じて、座標と描画内容の指示
を受け付けられるので、視覚障害者であっても、意図す
る画像が容易に入力することが可能な画像入力装置を提
供できる。
【0099】さらに、この発明では、接触手段の上下動
と、振動と、温冷とにより画像情報の一部を表現する出
力手段を面状に複数配列してなる触覚表示手段を2つ備
え、各触覚表示手段により視差のある2つの画像を表示
するようにしている。
【0100】したがって、この発明によれば、視差のあ
る2つの画像を使用者に対して触覚により表示できるの
で、使用者は視差のある2つの画像を頭脳でイメージ合
成して、立体画像を認識することが可能な画像表示装置
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係わる画像入出力
装置の構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した画像入出力装置の入出力部の外観
を示す斜視図。
【図3】図2に示した入出力部のドット形成部材の構造
を示す図。
【図4】図1に示した画像入出力装置の動作を説明する
ためのフローチャート。
【図5】図4に示した補正処理を説明するためのフロー
チャート。
【図6】図4に示した入出力処理を説明するためのフロ
ーチャート。
【図7】図6に示した表示制御により、入出力部に表現
される画像の様子を示す図。
【図8】この発明の第2の実施形態に係わる画像出力装
置の構成を示す回路ブロック図。
【図9】図8に示した画像出力装置のカメラ部や出力部
を被装着者に装着した様子を示す図。
【図10】図9に示した画像出力装置の動作を説明する
ためのフローチャート。
【図11】図2に示した入出力部のドット形成部材の別
の構造例を示す図。
【符号の説明】
100…制御部 110…入出力部 120…メモリ部 130…モニタ部 140…カメラ部 200…制御部 210,220…カメラ部 230,240…出力部 BB…ボールベアリング DF…ドット形成部材 EM…電磁石 HP…ヒートパイプ HS…ヒートシンク IN…断熱振動抑制材 L…制御線 PB…軸部 PE…ペルティエ素子 PM…永久磁石 PS…位置センサ SP…スペーサ TP…先端部 TS…温度センサ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 触覚により画像情報の一部を表現する出
    力手段を面状に複数配列してなる触覚表示手段を表示制
    御手段が制御して前記画像情報を触覚により表示する画
    像表示装置であって、 前記出力手段は、 使用者と接触する接触手段と、 この接触手段に振動を与える励振手段と、 前記接触手段の温度を変化させる温冷手段とを備え、 前記表示制御手段は、各出力手段の励振手段および温冷
    手段を、前記画像情報の対応する部分の情報に基づいて
    表示制御することを特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 触覚により画像情報の一部を表現する出
    力手段を面状に複数配列してなる触覚表示手段を表示制
    御手段が制御して前記画像情報を触覚により表示する画
    像表示装置であって、 前記出力手段は、 使用者と接触する接触手段と、 この接触手段を上下動させる駆動手段と、 前記接触手段に振動を与える励振手段と、 前記接触手段の温度を変化させる温冷手段とを備え、 前記表示制御手段は、各出力手段の駆動手段、励振手段
    および温冷手段を、前記画像情報の対応する部分の情報
    に基づいて表示制御することを特徴とする画像表示装
    置。
  3. 【請求項3】 前記出力手段は、前記接触手段に対する
    操作を検出する検出手段を備え、 この検出手段の検出結果に基づいて、前記触覚表示手段
    のうち、一部の出力手段に対する操作により座標の指定
    を受け付けるとともに、一部の出力手段に対する操作に
    より前記座標に対する描画内容の指示を受け付けて、画
    像情報を合成する画像合成手段を備えることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記画像合成手段にて合成した画像情報
    を視覚的に表示する視覚表示手段を備えることを特徴と
    する請求項3に記載の画像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記触覚表示手段を撮影する撮影手段
    と、 予め設定された画像情報を前記触覚表示手段に表示制御
    するとともに、前記撮影手段の撮影結果と前記予め設定
    された画像情報を比較して、各出力手段の駆動手段、励
    振手段および温冷手段に生じている表示誤差を検出し、
    この表示誤差に基づいて補正データを求める補正制御手
    段とを備え、 前記表示制御手段は、各出力手段の駆動手段、励振手段
    および温冷手段を、前記画像情報の対応する部分の情報
    と前記補正データに基づいて表示制御することを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の画像表示装置。
  6. 【請求項6】 入力者と接触する接触手段と、この接触
    手段に対する操作を検出する検出手段とを備える入力手
    段を面状に複数配列し、 前記検出手段の検出結果に基づいて、一部の入力手段に
    対する操作により座標の指定を受け付けるとともに、一
    部の入力手段に対する操作により、前記座標に対する描
    画内容の指示を受け付けて、画像情報を合成する画像合
    成手段とを具備することを特徴とする画像入力装置。
  7. 【請求項7】 前記画像合成手段にて合成した画像情報
    を視覚的に表示する視覚表示手段を備えることを特徴と
    する請求項6に記載の画像入力装置。
  8. 【請求項8】 触覚により画像情報の一部を表現する出
    力手段を面状に複数配列してなる触覚表示手段を2つ備
    え、この触覚表示手段を表示制御手段が表示制御して前
    記画像情報を触覚により表示する画像表示装置であっ
    て、 前記出力手段は、 使用者と接触する接触手段と、 この接触手段に振動を与える励振手段と、 前記接触手段の温度を変化させる温冷手段とを備え、 前記表示制御手段は、視差のある2つの画像情報のう
    ち、一方の画像情報に基づいて、一方の触覚表示手段に
    配列された各出力手段の励振手段および温冷手段を表示
    制御し、かつ、他方の画像情報に基づいて、他方の触覚
    表示手段に配列された各出力手段の励振手段および温冷
    手段を表示制御して、視差のある2つの画像をそれぞれ
    対応する前記触覚表示手段に表示制御することを特徴と
    する画像表示装置。
  9. 【請求項9】 触覚により画像情報の一部を表現する出
    力手段を面状に複数配列してなる触覚表示手段を2つ備
    え、この触覚表示手段を表示制御手段が表示制御して前
    記画像情報を触覚により表示する画像表示装置であっ
    て、 前記出力手段は、 使用者と接触する接触手段と、 この接触手段を上下動させる駆動手段と、 前記接触手段に振動を与える励振手段と、 前記接触手段の温度を変化させる温冷手段とを備え、 前記表示制御手段は、視差のある2つの画像情報のう
    ち、一方の画像情報に基づいて、一方の触覚表示手段に
    配列された各出力手段の駆動手段、励振手段および温冷
    手段を表示制御し、かつ、他方の画像情報に基づいて、
    他方の触覚表示手段に配列された各出力手段の駆動手
    段、励振手段および温冷手段を表示制御して、視差のあ
    る2つの画像をそれぞれ対応する前記触覚表示手段に表
    示制御することを特徴とする画像表示装置。
  10. 【請求項10】 2つの撮影手段を備え、この撮影手段
    により前記視差のある2つの画像情報を生成することを
    特徴とする請求項8または請求項9に記載の画像表示装
    置。
JP2001282128A 2001-09-17 2001-09-17 画像表示装置および画像入力装置 Pending JP2003091233A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001282128A JP2003091233A (ja) 2001-09-17 2001-09-17 画像表示装置および画像入力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001282128A JP2003091233A (ja) 2001-09-17 2001-09-17 画像表示装置および画像入力装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003091233A true JP2003091233A (ja) 2003-03-28

Family

ID=19105824

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001282128A Pending JP2003091233A (ja) 2001-09-17 2001-09-17 画像表示装置および画像入力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003091233A (ja)

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005234881A (ja) * 2004-02-19 2005-09-02 Nec Corp 触圧覚提示携帯端末及び方法
JP2007108945A (ja) * 2005-10-12 2007-04-26 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 情報処理装置及び情報処理装置用プログラム
WO2008010540A1 (fr) * 2006-07-19 2008-01-24 Japan Science And Technology Agency Dispositif d'affichage
JP2008152763A (ja) * 2006-11-24 2008-07-03 Kenta Nakamura 磁力で吸着して駆動される3次元触覚ディスプレイ
JP2010020385A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Sharp Corp 入力装置、それを備えた電子機器、および入力装置の制御方法
JP2011180369A (ja) * 2010-03-01 2011-09-15 Nec Corp ディスプレイ装置、およびディスプレイ方法
US8203537B2 (en) 2007-09-07 2012-06-19 Sony Corporation Tactile and visual user interface device and personal digital assistant
CN102779445A (zh) * 2011-05-10 2012-11-14 中国科学院理化技术研究所 基于冷热信号的盲文阅读与书写装置
CN103098113A (zh) * 2010-09-21 2013-05-08 索尼公司 文本到触摸技术
JPWO2011080872A1 (ja) * 2009-12-28 2013-05-09 パナソニック株式会社 表示する文章に応じた触覚を提示する文章表示装置、文章表示プログラム、及び文章表示方法
JP2015079252A (ja) * 2014-11-05 2015-04-23 レノボ・イノベーションズ・リミテッド(香港) ディスプレイ装置、およびディスプレイ方法
JP2015167023A (ja) * 2009-03-12 2015-09-24 イマージョン コーポレーションImmersion Corporation テクスチャエンジン用のシステム及び方法
KR20170085670A (ko) * 2016-01-15 2017-07-25 한국전자통신연구원 촉감과 온도를 동시에 제공하는 하이브리드 디스플레이 제어 장치 및 방법
JP2017174446A (ja) * 2009-03-12 2017-09-28 イマージョン コーポレーションImmersion Corporation グラフィカルユーザインターフェース装置においてテクスチャを用いるためのシステム及び方法
WO2018097176A1 (ja) * 2016-11-28 2018-05-31 アルプス電気株式会社 触覚呈示装置
WO2018097008A1 (ja) * 2016-11-28 2018-05-31 アルプス電気株式会社 触覚呈示装置
WO2018097196A1 (ja) * 2016-11-28 2018-05-31 アルプス電気株式会社 触覚呈示装置
WO2018097049A1 (ja) * 2016-11-28 2018-05-31 アルプス電気株式会社 触覚呈示装置
WO2018097195A1 (ja) * 2016-11-28 2018-05-31 アルプス電気株式会社 触覚呈示装置
WO2018143418A1 (ja) * 2017-02-06 2018-08-09 アルプス電気株式会社 触覚呈示装置
WO2018143020A1 (ja) * 2017-02-06 2018-08-09 アルプス電気株式会社 触覚呈示装置
WO2018143021A1 (ja) * 2017-02-06 2018-08-09 アルプス電気株式会社 触覚呈示装置
US10073527B2 (en) 2009-03-12 2018-09-11 Immersion Corporation Systems and methods for providing features in a friction display including a haptic effect based on a color and a degree of shading
US10466792B2 (en) 2009-03-12 2019-11-05 Immersion Corporation Systems and methods for friction displays and additional haptic effects
US10564721B2 (en) 2009-03-12 2020-02-18 Immersion Corporation Systems and methods for using multiple actuators to realize textures
WO2020129395A1 (ja) * 2018-12-20 2020-06-25 Necプラットフォームズ株式会社 表示装置及び表示方法
CN111510673A (zh) * 2020-04-01 2020-08-07 苏州苏映视图像软件科技有限公司 一种视觉控制器

Cited By (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005234881A (ja) * 2004-02-19 2005-09-02 Nec Corp 触圧覚提示携帯端末及び方法
JP2007108945A (ja) * 2005-10-12 2007-04-26 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 情報処理装置及び情報処理装置用プログラム
JP4537932B2 (ja) * 2005-10-12 2010-09-08 日本電信電話株式会社 情報処理装置
WO2008010540A1 (fr) * 2006-07-19 2008-01-24 Japan Science And Technology Agency Dispositif d'affichage
JPWO2008010540A1 (ja) * 2006-07-19 2009-12-17 独立行政法人科学技術振興機構 ディスプレイ装置
JP2008152763A (ja) * 2006-11-24 2008-07-03 Kenta Nakamura 磁力で吸着して駆動される3次元触覚ディスプレイ
US8203537B2 (en) 2007-09-07 2012-06-19 Sony Corporation Tactile and visual user interface device and personal digital assistant
JP2010020385A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Sharp Corp 入力装置、それを備えた電子機器、および入力装置の制御方法
JP2017174446A (ja) * 2009-03-12 2017-09-28 イマージョン コーポレーションImmersion Corporation グラフィカルユーザインターフェース装置においてテクスチャを用いるためのシステム及び方法
US10747322B2 (en) 2009-03-12 2020-08-18 Immersion Corporation Systems and methods for providing features in a friction display
JP2019079555A (ja) * 2009-03-12 2019-05-23 イマージョン コーポレーションImmersion Corporation グラフィカルユーザインターフェース装置においてテクスチャを用いるためのシステム及び方法
US10379618B2 (en) 2009-03-12 2019-08-13 Immersion Corporation Systems and methods for using textures in graphical user interface widgets
JP2015167023A (ja) * 2009-03-12 2015-09-24 イマージョン コーポレーションImmersion Corporation テクスチャエンジン用のシステム及び方法
US10466792B2 (en) 2009-03-12 2019-11-05 Immersion Corporation Systems and methods for friction displays and additional haptic effects
US10073527B2 (en) 2009-03-12 2018-09-11 Immersion Corporation Systems and methods for providing features in a friction display including a haptic effect based on a color and a degree of shading
US10564721B2 (en) 2009-03-12 2020-02-18 Immersion Corporation Systems and methods for using multiple actuators to realize textures
JPWO2011080872A1 (ja) * 2009-12-28 2013-05-09 パナソニック株式会社 表示する文章に応じた触覚を提示する文章表示装置、文章表示プログラム、及び文章表示方法
JP2011180369A (ja) * 2010-03-01 2011-09-15 Nec Corp ディスプレイ装置、およびディスプレイ方法
CN103098113A (zh) * 2010-09-21 2013-05-08 索尼公司 文本到触摸技术
CN102779445A (zh) * 2011-05-10 2012-11-14 中国科学院理化技术研究所 基于冷热信号的盲文阅读与书写装置
JP2015079252A (ja) * 2014-11-05 2015-04-23 レノボ・イノベーションズ・リミテッド(香港) ディスプレイ装置、およびディスプレイ方法
KR102422974B1 (ko) * 2016-01-15 2022-07-21 한국전자통신연구원 촉감과 온도를 동시에 제공하는 하이브리드 디스플레이 제어 장치 및 방법
KR20170085670A (ko) * 2016-01-15 2017-07-25 한국전자통신연구원 촉감과 온도를 동시에 제공하는 하이브리드 디스플레이 제어 장치 및 방법
WO2018097196A1 (ja) * 2016-11-28 2018-05-31 アルプス電気株式会社 触覚呈示装置
WO2018097049A1 (ja) * 2016-11-28 2018-05-31 アルプス電気株式会社 触覚呈示装置
WO2018097176A1 (ja) * 2016-11-28 2018-05-31 アルプス電気株式会社 触覚呈示装置
JPWO2018097195A1 (ja) * 2016-11-28 2019-06-27 アルプスアルパイン株式会社 触覚呈示装置
JPWO2018097049A1 (ja) * 2016-11-28 2019-07-11 アルプスアルパイン株式会社 触覚呈示装置
US10928909B2 (en) 2016-11-28 2021-02-23 Alps Alpine Co., Ltd. Tactile sensation presenting device for presenting warm/cold information and vibration information
WO2018097195A1 (ja) * 2016-11-28 2018-05-31 アルプス電気株式会社 触覚呈示装置
WO2018097008A1 (ja) * 2016-11-28 2018-05-31 アルプス電気株式会社 触覚呈示装置
US10748392B2 (en) 2016-11-28 2020-08-18 Alps Alpine Co., Ltd. Tactile sensation providing apparatus
US10732717B2 (en) 2016-11-28 2020-08-04 Alps Alpine Co., Ltd. Tactile sensation presenting device
WO2018143021A1 (ja) * 2017-02-06 2018-08-09 アルプス電気株式会社 触覚呈示装置
WO2018143418A1 (ja) * 2017-02-06 2018-08-09 アルプス電気株式会社 触覚呈示装置
WO2018143020A1 (ja) * 2017-02-06 2018-08-09 アルプス電気株式会社 触覚呈示装置
JP2020101637A (ja) * 2018-12-20 2020-07-02 Necプラットフォームズ株式会社 表示装置及び表示方法
WO2020129395A1 (ja) * 2018-12-20 2020-06-25 Necプラットフォームズ株式会社 表示装置及び表示方法
CN111510673A (zh) * 2020-04-01 2020-08-07 苏州苏映视图像软件科技有限公司 一种视觉控制器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003091233A (ja) 画像表示装置および画像入力装置
JP2015166890A (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
US8159530B2 (en) Method and apparatus for displaying stereoscopic images
TWI486631B (zh) 頭戴式顯示裝置及其控制方法
CN111684336A (zh) 使用了视网膜扫描型显示部的图像显示装置及其方法
JP2016158057A (ja) 表示装置、表示方法およびプログラム
JP2012216953A (ja) 情報処理装置、表示制御方法及び表示制御装置
WO2017169040A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and non-transitory computer-readable medium
Livatino et al. Depth-enhanced mobile robot teleguide based on laser images
JPH0976063A (ja) 溶接装置
JP2007026297A (ja) 振動制御装置、温度制御装置及び移動制御装置
WO2021029256A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
WO2017076234A1 (zh) 一种虚拟现实显示器的显示模式切换方法及显示控制系统
JP2010205031A (ja) 入力位置特定方法、入力位置特定システムおよび入力位置特定用プログラム
US11366631B2 (en) Information processing device, information processing method, and program
JPH0414086A (ja) 立体表示装置
JP4845135B2 (ja) 立体ディスプレイシステム
JP2009212582A (ja) バーチャルスタジオ用フィードバックシステム
KR102094750B1 (ko) Vr 영상을 이용한 다중 사용자 시청각 교육 시스템 및 교육 방법
JP2014103670A (ja) 三次元画像表示システム及びその調整方法
US20200341274A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and program
JP5742379B2 (ja) 投影システムおよび投影方法
JP2000207114A (ja) 力覚提示方法及び力覚ペンタブレット
US20210192805A1 (en) Video display control apparatus, method, and non-transitory computer readable medium
JP2018191079A (ja) 多焦点視覚出力方法、多焦点視覚出力装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040817

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050516

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060331

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060501

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060510

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20060707

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090130