JPH0413172A - ホログラム用感光材料 - Google Patents
ホログラム用感光材料Info
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- JPH0413172A JPH0413172A JP11527790A JP11527790A JPH0413172A JP H0413172 A JPH0413172 A JP H0413172A JP 11527790 A JP11527790 A JP 11527790A JP 11527790 A JP11527790 A JP 11527790A JP H0413172 A JPH0413172 A JP H0413172A
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Landscapes
- Holo Graphy (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、波長488nmのAr” レーザを用いて
記録できる体積ホログラム用感光材料に関するものであ
る。
記録できる体積ホログラム用感光材料に関するものであ
る。
(従来の技術)
従来、可視光記録ホログラム用感光材料としては、例え
ば以下に示すようなものがある。
ば以下に示すようなものがある。
バインダーポリマーとして次式
(式中のnは60万〜100万を示す)で表わされるポ
リビニルカルバゾール(以下PVCzと記す)モノマー
として、次式 で表わされる構造をもつメタクリラート系化合物を用い
、ラジカル発生体(重合開始剤)として次で示される過
酸化物(3,3’ 、 4.4’−テトラ(ターシャル
ブチルパーオキサイドカルボニル)ベンゾフェノン〕、
さらに次式 で表わされる化合物であるケトクマリン色素を増感剤と
して加えた感光材料が用いられていた。
リビニルカルバゾール(以下PVCzと記す)モノマー
として、次式 で表わされる構造をもつメタクリラート系化合物を用い
、ラジカル発生体(重合開始剤)として次で示される過
酸化物(3,3’ 、 4.4’−テトラ(ターシャル
ブチルパーオキサイドカルボニル)ベンゾフェノン〕、
さらに次式 で表わされる化合物であるケトクマリン色素を増感剤と
して加えた感光材料が用いられていた。
この感光材料をガラス基板上に厚さlOμ−の膜に形成
し、波長488nsのAr” レーザで露光すると、色
素が該波長の光を吸収し過酸化物にエネルギーを移動す
るために、モノマーが重合して潜像ができる。この厚膜
に現像過程として、良溶媒としてトルエン/キシレン−
2/1を用いて色素の抽出と膨潤を行い、続いて貧溶媒
としてノルマルヘプタンを用いて収縮処理を行うと、目
的とする体積ホムログラムが得られる。
し、波長488nsのAr” レーザで露光すると、色
素が該波長の光を吸収し過酸化物にエネルギーを移動す
るために、モノマーが重合して潜像ができる。この厚膜
に現像過程として、良溶媒としてトルエン/キシレン−
2/1を用いて色素の抽出と膨潤を行い、続いて貧溶媒
としてノルマルヘプタンを用いて収縮処理を行うと、目
的とする体積ホムログラムが得られる。
(発明が解決しようとする課5題)
しかしながら、このような従来の可視光記録ホログラム
用感光材料にあっては、増感色素を添加することによっ
て、可視光への感度をもたせた材料系となっていたため
、現像過程において色素抽出を行っても完全な脱色は難
しく、劣化したような黄色となり、ホログラムとしては
品質感が失われるという問題点があった。
用感光材料にあっては、増感色素を添加することによっ
て、可視光への感度をもたせた材料系となっていたため
、現像過程において色素抽出を行っても完全な脱色は難
しく、劣化したような黄色となり、ホログラムとしては
品質感が失われるという問題点があった。
(課題を解決するための手段)
この発明は、このような従来の問題点に着目してなされ
たもので、式(1)で示されるポリビニルカルバゾール
(PVCz)をバインダーポリマーとし、式(If)で
示されるメタクリレート系化合物をモノマーとし、次式 で示される構造の、波長488nmの可視光線でも反応
を開始する鉄−アレーン錯体を重合開始剤として用いる
ことにより、上記の問題点を解決したものである。本発
明のホログラム用感光材料は、可視域に吸収はあるが非
常に微小であるために、はとんど無色のホログラム用感
光材料を得ることができる。
たもので、式(1)で示されるポリビニルカルバゾール
(PVCz)をバインダーポリマーとし、式(If)で
示されるメタクリレート系化合物をモノマーとし、次式 で示される構造の、波長488nmの可視光線でも反応
を開始する鉄−アレーン錯体を重合開始剤として用いる
ことにより、上記の問題点を解決したものである。本発
明のホログラム用感光材料は、可視域に吸収はあるが非
常に微小であるために、はとんど無色のホログラム用感
光材料を得ることができる。
本発明のホログラム用感光材料はPVCzを100重量
部とした場合、モノマーの配合量は30〜70重量部の
範囲とするのが好ましい。モノマーが70重量部より多
い場合は製膜性が悪くなり、また30重量部未満ではホ
ログラムの基本性能である「屈折率の空間変化」が充分
に得られなくなる。したがってモノマーの配合量は30
〜70重量部が製膜性と基本性能のバランスがとれた範
囲であり、50重量部が最も好適な値である。
部とした場合、モノマーの配合量は30〜70重量部の
範囲とするのが好ましい。モノマーが70重量部より多
い場合は製膜性が悪くなり、また30重量部未満ではホ
ログラムの基本性能である「屈折率の空間変化」が充分
に得られなくなる。したがってモノマーの配合量は30
〜70重量部が製膜性と基本性能のバランスがとれた範
囲であり、50重量部が最も好適な値である。
さらに、重合開始剤である鉄−アレーン錯体は、8〜2
4重量部で配合するのが好ましい。8重量部未満では露
光しても発生するカチオンの濃度が低すぎ、モノマーの
重合をほとんど開始できない。
4重量部で配合するのが好ましい。8重量部未満では露
光しても発生するカチオンの濃度が低すぎ、モノマーの
重合をほとんど開始できない。
また、24重量部より多いと感光膜の入射した光が最表
面付近において、はとんど吸収されてしまい、逆側の面
付近ではほとんどホログラム像が形成されず、効率が低
下する。また、本発明による材料系では、組成吻合てを
適当な溶媒(例えば1.4−ジオキサジン)に溶解させ
、基板上にコーティングし、溶媒を蒸発させるという製
膜方法を用いる。
面付近において、はとんど吸収されてしまい、逆側の面
付近ではほとんどホログラム像が形成されず、効率が低
下する。また、本発明による材料系では、組成吻合てを
適当な溶媒(例えば1.4−ジオキサジン)に溶解させ
、基板上にコーティングし、溶媒を蒸発させるという製
膜方法を用いる。
この時の溶媒量にコーティングに適した粘度を与える適
当な値(組成物全重量の9〜11倍)があり、鉄−アレ
ーン錯体が24重量部より多い場合は、この範囲の溶媒
では溶解することができない。以上の理由から、鉄−ア
レーン錯体の配合量は8〜24重量部とするのが好まし
い。
当な値(組成物全重量の9〜11倍)があり、鉄−アレ
ーン錯体が24重量部より多い場合は、この範囲の溶媒
では溶解することができない。以上の理由から、鉄−ア
レーン錯体の配合量は8〜24重量部とするのが好まし
い。
また本発明のホログラム用感光材料の膜厚は好ましくは
5〜40μ麟で用いられる。5μ−未満では形成される
回折格子数が少なく、ホログラムとして充分な性能を得
ることができず、40praを越えると製膜時に溶媒の
蒸発が厚さ方向に不均一となり、均一な膜が形成できな
い。
5〜40μ麟で用いられる。5μ−未満では形成される
回折格子数が少なく、ホログラムとして充分な性能を得
ることができず、40praを越えると製膜時に溶媒の
蒸発が厚さ方向に不均一となり、均一な膜が形成できな
い。
さらにこの発明のホログラム用感光材料には式(IV)
の増感−色素を添加することができ、この増感色素を添
加する場合には、バインダーポリマー100重量部に対
して、0.1〜0.3重量部の範囲で配合される。0.
1重量部未満では露光する光の吸光度が小さく、増感効
果がほとんどなく、0.3より多く加えると反応後に赤
色がかなり濃くなり、ホログラムとしての品質上望まし
くない。したがって増感色素の配合量は、0.1〜0.
3重量部の範囲が良好である。
の増感−色素を添加することができ、この増感色素を添
加する場合には、バインダーポリマー100重量部に対
して、0.1〜0.3重量部の範囲で配合される。0.
1重量部未満では露光する光の吸光度が小さく、増感効
果がほとんどなく、0.3より多く加えると反応後に赤
色がかなり濃くなり、ホログラムとしての品質上望まし
くない。したがって増感色素の配合量は、0.1〜0.
3重量部の範囲が良好である。
(実施例および比較例)
次に本発明を実施例および比較例により説明する。
ス1111
ホログラム用感光材料を作製するに当り、バインダーポ
リマーとしてnが60万である式(I)で示すれるポリ
ビニルカルバゾール(PVCz)を100重量部、七ツ
マ−として式(n)で示されるメタクリレート系化合物
を50重量部、重合開始剤として式(I[I)で表され
る鉄−アレーン錯体24重量部を、全重量の10倍量の
トリクロロエタンに溶解させた。
リマーとしてnが60万である式(I)で示すれるポリ
ビニルカルバゾール(PVCz)を100重量部、七ツ
マ−として式(n)で示されるメタクリレート系化合物
を50重量部、重合開始剤として式(I[I)で表され
る鉄−アレーン錯体24重量部を、全重量の10倍量の
トリクロロエタンに溶解させた。
次にこの材料を基板上に塗布し溶媒を蒸発させて20
p mの膜厚を形成し、波長488r++wのAr”
レーザで露光し、モノマーを重合させた。得られた厚膜
に重量比でトルエン/キシレン=271の溶媒を用いて
、色素の抽出と膜の膨潤を行い、続いてノルマルへブタ
ンを用いて膜の収縮処理を行い実施例1の体積ホログラ
ムを得た。
p mの膜厚を形成し、波長488r++wのAr”
レーザで露光し、モノマーを重合させた。得られた厚膜
に重量比でトルエン/キシレン=271の溶媒を用いて
、色素の抽出と膜の膨潤を行い、続いてノルマルへブタ
ンを用いて膜の収縮処理を行い実施例1の体積ホログラ
ムを得た。
災施1
実施例1において、バインダーポリマーとしてnが80
万の式(I)で示されるPVCzを用い、モノマーとし
て式(II)で示されるメタクリレート系化合物を70
重量部、増感色素として式(IV)で示されるケトクマ
リン色素0.3重量部を用いた以外は実施例1と同様に
して実施例2の体積ホログラムを得た。
万の式(I)で示されるPVCzを用い、モノマーとし
て式(II)で示されるメタクリレート系化合物を70
重量部、増感色素として式(IV)で示されるケトクマ
リン色素0.3重量部を用いた以外は実施例1と同様に
して実施例2の体積ホログラムを得た。
実11引声
実施例1において、バインダーポリマーとしてnが10
0万の武士ツマ−として式(n)で示されるメタクリレ
ート系化合物を30重量部、重合開始剤として弐(I[
[)で表される。鉄−アレーン錯体8重量部を用いた以
外は実施例1と同様にして実施例3の体積ホログラムを
得た。
0万の武士ツマ−として式(n)で示されるメタクリレ
ート系化合物を30重量部、重合開始剤として弐(I[
[)で表される。鉄−アレーン錯体8重量部を用いた以
外は実施例1と同様にして実施例3の体積ホログラムを
得た。
止較皿よ
実施例1において、モノマーとして式(II)で示され
るメタクリレート系化合物100重量部を用いた以外は
実施例1と同様にして比較例1の体積ホログラムを得た
。
るメタクリレート系化合物100重量部を用いた以外は
実施例1と同様にして比較例1の体積ホログラムを得た
。
几較1
実施例1において、最終的に得た膜厚を3μ園にした以
外は実施例1と同様にして、比較例2の体積ホログラム
を得た。
外は実施例1と同様にして、比較例2の体積ホログラム
を得た。
北較■主
実施例1において、重合開始剤として式(V)で表され
る過酸化物(3,3’ 、 4.4’−テトラ(ター
シャルブチルパーオキサイドカルボニル)ベンゾフェノ
ン〕を8重量部、増感色素として式(IV)で示される
ケトクマリン色素0.3重量部を用いた以外は実施例1
と同様にして比較例3の体積ホログラムを得た。
る過酸化物(3,3’ 、 4.4’−テトラ(ター
シャルブチルパーオキサイドカルボニル)ベンゾフェノ
ン〕を8重量部、増感色素として式(IV)で示される
ケトクマリン色素0.3重量部を用いた以外は実施例1
と同様にして比較例3の体積ホログラムを得た。
(性能評価)
実施例1〜3および比較例1〜3の体積ホログラムにつ
いて、製膜状況、着色状況を評価し、表1に示す。
いて、製膜状況、着色状況を評価し、表1に示す。
評価 性 能
O優れる
O 良好
Δ やや着色
× 製膜困難、着色
表1
重合開始剤 A:鉄−アレーン錯体
B:過酸化化合物(式(V)
で表される)
(発明の効果)
以上説明してきたように、この発明のホログラム用感光
材料は式(1)のバインダーポリマーに対して式(It
)の七ツマ−および式 (III)の重合開始剤を配合
するかまたは更に増感色素を配合して成る構成としたこ
とにより、製膜性ガ優れ、基本性能のバランスのとれた
ほとんど無色のホログラム用感光材料が得られ、増感色
素が添加されても品質の低下が生じないという効果が得
られる。
材料は式(1)のバインダーポリマーに対して式(It
)の七ツマ−および式 (III)の重合開始剤を配合
するかまたは更に増感色素を配合して成る構成としたこ
とにより、製膜性ガ優れ、基本性能のバランスのとれた
ほとんど無色のホログラム用感光材料が得られ、増感色
素が添加されても品質の低下が生じないという効果が得
られる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼‐‐‐( I ) (式中のnは60万〜100万を示す)で表わされるポ
リビニルカルバゾールをバインダーポリマーとし、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼‐‐‐(II) で表わされるメタクリラート系化合物をモノマーとし、
次式 ▲数式、化学式、表等があります▼‐‐‐(III) で示される構造の鉄−アレーン錯体を重合開始剤として
含有することを特徴とするホログラム用感光材料。 2、増感色素として次式 ▲数式、化学式、表等があります▼‐‐‐( I ) で表わされる構造をもつケトクマリン色素を、ポリビニ
ルカルバゾール100に対して重量比で0.1〜0.3
含むことを特徴とする請求項1記載のホログラム用感光
材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11527790A JPH0413172A (ja) | 1990-05-02 | 1990-05-02 | ホログラム用感光材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11527790A JPH0413172A (ja) | 1990-05-02 | 1990-05-02 | ホログラム用感光材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0413172A true JPH0413172A (ja) | 1992-01-17 |
Family
ID=14658678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11527790A Pending JPH0413172A (ja) | 1990-05-02 | 1990-05-02 | ホログラム用感光材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0413172A (ja) |
-
1990
- 1990-05-02 JP JP11527790A patent/JPH0413172A/ja active Pending
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