JPH04272904A - 光重合性組成物用ボレート共開始剤 - Google Patents

光重合性組成物用ボレート共開始剤

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JPH04272904A
JPH04272904A JP3303788A JP30378891A JPH04272904A JP H04272904 A JPH04272904 A JP H04272904A JP 3303788 A JP3303788 A JP 3303788A JP 30378891 A JP30378891 A JP 30378891A JP H04272904 A JPH04272904 A JP H04272904A
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JP
Japan
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carbon atoms
composition
alkyl
hydrogen
group
Prior art date
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JP3303788A
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English (en)
Inventor
Gregory C Weed
グレゴリー・シー・ウイード
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EIDP Inc
Original Assignee
EI Du Pont de Nemours and Co
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Filing date
Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/027Non-macromolecular photopolymerisable compounds having carbon-to-carbon double bonds, e.g. ethylenic compounds
    • G03F7/028Non-macromolecular photopolymerisable compounds having carbon-to-carbon double bonds, e.g. ethylenic compounds with photosensitivity-increasing substances, e.g. photoinitiators
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • G03F7/029Inorganic compounds; Onium compounds; Organic compounds having hetero atoms other than oxygen, nitrogen or sulfur

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光重合性組成物用の開
始剤系に関する。更に詳細には、本発明は、開始剤系が
ボレート陰イオン共開始剤(coinitiator)
と組み合わされた選択された色素よりなる光重合性組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術】光開始剤系を使用して光重合を開始する
ことは周知である。化学作用放射線によって照射される
とき、光開始剤系は遊離ラジカルを発生し、これがモノ
マーの重合を開始させる。光開始剤系は、化学放射線を
吸収し、開始ラジカルを生成する単一の化合物であって
よく、又は一連の複雑なラジカルを生じる反応を受ける
数種の異なった材料よりなっていてよい。化学作用放射
線を吸収しないが、光開始剤系の効率を増加させる追加
の成分が共開始剤として知られている。
【0003】周知の光開始剤又は光開始剤系の多くは、
紫外放射線によってのみ活性化されるので、光重合性組
成物の利用分野を限定している。コンピュータ−によっ
て制御してフォトポリマーを直接露光させ、中間のフォ
トマスクをなしにすますことができる、信頼できる比較
的安価な可視レーザーが利用できることにより、可視放
射線によって活性化することができる開始剤系を開発す
ることが望ましくなった。可視放射線に感光性である光
重合性組成物の応用は、製版用フィルム、プルーフィン
グ、印刷プレート、フォトレジスト及びソルダーマスク
を含む。光重合性組成物のホログラムの調製、例えばH
aughのU.S. Patent 3,658,52
6、 KeysのU.S. Patent 4,942
,102、 MonroeのU.S. Patent 
4,942,112及び本譲受人(Assignee)
のU.S. Patent Application 
07/380,840 (1989年7月14日出願(
filed)、 1990年5月4日受理(allow
ed))に開示されているものも、可視放射線によって
活性化することができる開始剤系を必要とする。
【0004】多数の遊離ラジカル発生系が光重合性組成
物用の可視増感剤(visible sensitiz
er)として使用されている。光還元性色素が、種々の
共開始剤と共に広く研究されている。色素増感光重合の
有用な論述は、Adv. in Photochemi
stry, 13巻、D. H. Volman, G
. S. Hammond及びK. Gollinic
k編、 Wiley−Interscience, N
ew York, 1986, 427〜487頁に見
出すことができる。多くの色素増感系は、暗反応を受け
、貯蔵して安定ではない。
【0005】ボレート陰イオン共開始剤を含有する貯蔵
して安定な開始剤系は、GottschalkのU.S
. Patent 4,772,530及び4,772
,541に開示されている。この光重合性組成物は、化
学作用放射線を吸収し、そして遊離ラジカルを生じるこ
とができる陽イオン系色素−ボレート陰イオンコンプレ
ックスを含有した。陽イオン系メチン、ポリメチン、ト
リアリールメタン、インドリン、チアジン、キサンテン
、オキサジン及びアクリジン色素が開示された。トリア
リールアルキルボレート陰イオンが好ましいボレート共
開始剤であった。
【0006】YamaguchiのU.S. Pate
nt 4,902,604は、 有機陽イオン系色素化
合物及びボレート陰イオンによって生成する塩を含有す
る光重合性組成物を開示している。 これらの塩においては陽イオン系色素化合物は、2−又
は4−位に窒素原子又はカルコゲン原子を有するアズレ
ン環を包含してなっていた。
【0007】KoikeのU.S. Patent 4
,950,581は、 有機色素及びトリアリールブチ
ルボレート陰イオン共開始剤を含有する光重合性組成物
を開示している。これらの系においては色素は対イオン
を含有していなかった。メロシアニン型色素、クマリン
型色素、並びにキサンテン及びチオキサンテン色素が開
示された。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】可視感光性光開始剤系
においてなされている進歩にもかかわらず、暗安定性、
低い毒性、効率のよい吸収、理に適ったコスト及び高い
フォトスピードを有する改良された系の必要性は連続し
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)  遊
離ラジカル開始重合可能なエチレン系不飽和モノマー、
(B)  化学作用放射線によって活性化可能な開始剤
系よりなる光重合性組成物であって、該開始剤系が、(
1)  化学作用放射線を吸収することができる少なく
とも1種の色素、(2)  式 BX1X2X3X4 (式中X1、X2、X3及びX4は、同一であるか又は
異なっていて、アルキル、アリール、アラルキル、アル
ケニル、アルキニル、脂環、複素環及びアリル基よりな
る群から選択されるが、X1、X2、X3及びX4のう
ち少なくとも1つはアリールではない)によって表わさ
れるボレート陰イオン共開始剤よりなり、該色素が、(
a)
【0010】
【化5】 〔ただしR1及びR2は、各々独立して水素、1〜6の
炭素原子の置換もしくは非置換アルキル、又は1〜6の
炭素原子の置換もしくは非置換アルコキシルであるか、
又は(R1+R2)は−OCH2O−であるか、又はR
1及びR2は合して炭素環状5もしくは6員環となり、
R3は水素又はメチルであり、R4は水素又はメチルで
あり、R5は水素であり、そしてR7は1〜6の炭素原
子のアルキルであるか、又は(R5+R7)は−(CH
2)2−もしくは−(CH2)3−であり、R6は水素
であり、そしてR8は1〜6の炭素原子のアルキルであ
るか、又は(R6+R8)は−(CH2)2−もしくは
−(CH2)3−であるが、(R5+R7)及び(R6
+R8)は同時には−(CH2)2−であってはならな
い〕、(b)
【0011】
【化6】 (ただしm、n及びpは、独立して2又は3であり、そ
してR9、R10、R11及びR12は、各々独立して
水素、1〜4の炭素原子のアルキル及び1〜4の炭素原
子のアルコキシルである)、(c)
【0012】
【化7】 (ただしqは2又は3であり、R13及びR14は、独
立して水素、メトキシ又は1〜4の炭素原子のアルキル
であり、R15、R16、R17及びR18は、各々独
立して1〜4の炭素原子のアルキルである)、(d)

0013】
【化8】 〔ただしR19及びR20は、各々独立して1〜6の炭
素原子のアルキル基又は置換もしくは非置換フェニルで
あり、R21、R22、R23、R24、R25、R2
6、R34及びR35は、各々独立して水素、1〜6の
炭素原子のアルキル基、1〜6の炭素原子のアルコキシ
ル基もしくは塩素であるか、又はR21プラスR22、
R22プラスR23又はR23プラスR34及びR24
プラスR25、R25プラスR26又はR26プラスR
35は、合して脂肪族又は芳香族環を形成し、(R27
+R28)は−(CH2−CH2)−、−(CR29−
CR30)−又は−(CH2CHR31CH2)−(た
だしR29及びR30は、各々水素であるか又は合して
芳香族環を形成し、そしてR31は水素であるか又は1
〜6の炭素原子のアルキルである)であり、X及びYは
、独立してO、S、Se又はCR32R33(ただしR
32及びR33は、各々独立して1〜6の炭素原子のア
ルキルである)である〕よりなる群から選択される組成
物である。
【0014】好ましい一実施態様においては、この光重
合性組成物は又バインダーも包含してなる。好ましいボ
レート陰イオン共開始剤はトリアリールアルキルボレー
ト陰イオンである。好ましい色素は、下に用いられる用
語に従ってDEAW、DBC、DBI、JDI、DMJ
DI、ジ−ヘキシルオキシ−JDI、JAW及びFAW
である。
【0015】本発明の新規な組成物は、化学作用放射線
により発生する遊離ラジカルによって重合が開始される
光重合性の組成物である。光重合は、遊離ラジカル開始
型付加重合及び(又は)エチレン系不飽和モノマー化合
物の橋かけによって進行する。これらの組成物は、光開
始剤系、少なくとも1種の重合性モノマー及び、好まし
い場合には、少なくとも1種のバインダーよりなる。光
開始剤系は、(a)本明細書中述べられる群から選択さ
れる少なくとも1種の色素及び(b)ボレート陰イオン
共開始剤よりなる。これらの組成物は又、他の成分、例
えば可塑剤、安定剤、接着促進剤、コーティング助剤等
も包含していてよい。
【0016】光開始剤系は、モノマーの重合を開始する
遊離ラジカルを発生する。光開始剤系は、所望の吸収範
囲の高いモル吸収率を持つべきであり、高い効率でラジ
カルを発生するべきである。その外、この系は、暗安定
性、保存寿命、無臭性、低毒性及び理に適ったコスト等
の他の望ましい特性を持つべきである。
【0017】本発明の色素は、いくつかの群の色素から
選択される。1つの群は、アリールケトン及びp−ジア
ルキルアミノアルデヒドの誘導体よりなり、次の一般式
【0018】
【化9】 〔ただしR1及びR2は、各々独立して水素、1〜6の
炭素原子の置換もしくは非置換アルキル、又は1〜6の
炭素原子の置換もしくは非置換アルコキシルであるか、
又は(R1+R2)は−OCH2O−であるか、又はR
1及びR2は合して炭素環状5もしくは6員環となり、
R3は水素又はメチルであり、R4は水素又はメチルで
あり、R5は水素であり、そしてR7は1〜6の炭素原
子のアルキルであるか、又は(R5+R7)は−(CH
2)2−もしくは−(CH2)3−であり、R6は水素
であり、そしてR8は1〜6の炭素原子のアルキルであ
るか、又は(R6+R8)は−(CH2)2−もしくは
−(CH2)3−であるが、(R5+R7)及び(R6
+R8)は同時には−(CH2)2−であってはならな
い〕によって表わすことができる。
【0019】これらの色素は、DueberのU.S.
 Patent 4,162,162、 並びにU.S
. Patent 4,268,667及び4,351
,893(これらの開示を参照例として提示する)に開
示されているものから選択される。代表的な色素はDB
Iであり、ここではR1、R2、R3、R5及びR6は
水素であり、R4はメチルであり、そしてR7及びR8
はエチルである。DBIは443nmにおいて吸収極大
(クロロホルム中測定)を有する。
【0020】この群からの好ましい色素のセットは、1
−インダノン及び9−ジュロリジンカルボキシアルデヒ
ドの誘導体である。これらの色素においては、R1及び
R2は、各々独立して水素、1〜6の炭素原子の置換も
しくは非置換アルキル、又は1〜6の炭素原子の置換も
しくは非置換アルコキシルであるか、又は(R1+R2
)は−OCH2O−であるか、又はR1及びR2は合し
て炭素環状5又は6員環となり、R3及びR4は各々水
素であり、そして(R6+R8)は各々−(CH2)3
−である。
【0021】更に好ましい色素のセットにおいては、R
1及びR2は、各々独立して水素、1〜6の炭素原子の
置換もしくは非置換アルキル、又は1〜6の炭素原子の
置換もしくは非置換アルコキシルであり、R3及びR4
は水素であり、(R5+R7)及び(R6+R8)は各
々−(CH2)3−である。このセットの代表的な色素
はジ−ヘキシルオキシ−JDIであり、ここではR1及
びR2は各々n−ヘキシルオキシである。ジ−ヘキシル
オキシ−JDIは450nmにおいて吸収極大(エタノ
ール)を有する。
【0022】この群の好ましい色素は、R1及びR2が
各々水素であるJDI、R1及びR2が各々n−ヘキシ
ルオキシであるジ−ヘキシルオキシ−JDI及びR1及
びR2が各々メトキシであるDMJDIである。最も好
ましい色素はDMJDI、即ち1H−インデン−1−オ
ン、2,3−ジヒドロ−5,6−ジメトキシ−2−〔(
2,3,6,7−テトラヒドロ−1H,5H−ベンゾ〔
i,j〕キノリジン−9−イル)メチレン〕−である。 DMJDIの場合吸収極大は442nm(ジクロロメタ
ン)においてである。JDIの場合吸収極大は452n
m(クロロホルム)においてである。
【0023】他の一群の色素は、次の一般式:
【化10
】 (ただしm、n及びpは、独立して2又は3であり、そ
してR9、R10、R11及びR12は、各々独立して
水素、1〜4の炭素原子のアルキル及び1〜4の炭素原
子のアルコキシルである)によって表わされるビス(p
−ジアルキルアミノ)−アルファ,ベーター不飽和ケト
ンよりなる。
【0024】これらの化合物は、共譲受人(co−as
signee)のU.S. Patent Appli
cation 07/228,806 (1988年7
月28日出願)に開示されている。この群の好ましい色
素は、m及びnが3であり、pが2であり、そして、R
9、R10、R11及びR12が各々独立して水素、1
〜4の炭素原子のアルキル及び1〜4の炭素原子のアル
コキシルであるものである。この群の最も好ましいメン
バーは、JAW、即ちシクロペンタノン、2,5−ビス
〔(2,3,6,7−テトラヒドロ−1H,5H−ベン
ゾ〔i,j〕キノリジン−9−イル)メチレン〕−であ
り、ここではR9、R10、R11及びR12は各々水
素である。JAWの場合吸収極大は496nm(ジクロ
ロメタン)においてである。
【0025】第3の群の色素は、次の一般式:
【化11
】 (ただしqは2又は3であり、R13及びR14は、独
立して水素、メトキシ又は1〜4の炭素原子のアルキル
であり、R15、R16、R17及びR18は、各々独
立して1〜4の炭素原子のアルキルである)によって表
わされるビス(p−ジアルキルアミノ)−アルファ,ベ
ーター不飽和ケトンよりなる。
【0026】これらの化合物は、BaumのU.S. 
Patent 3,652,275(その開示を参照例
として提示する)に開示されている。この群の好ましい
セットは、qが2であり、R13及びR14が同じであ
り、そして水素か又はメチルであり、そしてR15、R
16、R17及びR18が同じであり、そして1〜4の
炭素原子のアルキルである対称の色素である。最も好ま
しいセットの化合物は、DBC、すなわち、シクロペン
タノン、2,5−ビス−〔4−(ジエチルアミノ)フェ
ニル〕メチレン〕−であり、ここではR13及びR14
はメチルであり、そしてR15、R16、R17及びR
18がエチルであり、そしてDEAW、すなわち、シク
ロペンタノン、2,5−ビス−〔4−(ジエチルアミノ
)フェニル〕−メチレン〕−であって、ここではR13
及びR14は水素であり、そしてR15、R16、R1
7及びR18がエチルであるものである。これらの化合
物の吸収極大は次のとおりである:DBC、481nm
;DEAW、477nm(各々ジクロロメタン中)。
【0027】第4の群の色素は、次の構造:
【化12】 〔ただしR19及びR20は、各々独立して1〜6の炭
素原子のアルキル基又は置換もしくは非置換フェニルで
あり、R21、R22、R23、R24、R25、R2
6、R34及びR35は、各々独立して水素、1〜6の
炭素原子のアルキル基、1〜6の炭素原子のアルコキシ
ル基もしくは塩素であるか、又はR21プラスR22、
R22プラスR23又はR23プラスR34及びR24
プラスR25、R25プラスR26又はR26プラスR
35は、合して脂肪族又は芳香族環を形成し、(R27
+R28)は−(CH2−CH2)−、−(CR29−
CR30)−又は−(CH2CHR31CH2)−(た
だしR29及びR30は、各々水素であるか又は合して
芳香族環を形成し、そしてR31は水素であるか又は1
〜6の炭素原子のアルキルである)であり、X及びYは
、独立してO、S、Se又はCR32R33(ただしR
32及びR33は、各々独立して1〜6の炭素原子のア
ルキルである)である〕によって表わされる。
【0028】これらの化合物は、SmothersのU
.S. Patent 4,917,977(その開示
を参照例として提示する)に開示されているものを包含
する。R19及びR20は、6つまでの炭素原子のアル
キル基、例えばメチル、エチル、n−プロピル、i−プ
ロピル等であってよい。R19及びR20は又、置換さ
れていないか、又はハロゲン、6つまでの炭素原子を有
するアルキルもしくは6つまでの炭素原子を有するアル
コキシの1つ以上で置換されているフェニルであっても
よい。これらの色素の好ましいセットにおいては、X及
びYは同一であり、そしてC(CH3)2に等しく、(
R27+R28)は−(CH2)2−又は−(CH2C
HR31CH2)−(ただし、R31はHまたは第3−
ブチルである)であり、R19及びR20は同一であり
、そしてCH3またはエチルに等しく、R23及びR2
6は水素であり、そしてR21及びR22は各々水素で
あるかまたは合して6員芳香族環を形成し、そしてR2
4及びR25は各々水素であるかまたは合して6員芳香
族環を形成する。この群の更に好適な色素においては(
R27+R28)は(CH2)2−又は−(CH2CH
R31CH2)−(ただしR31はH又はt−ブチルで
ある)であり、R19及びR20は同一であり、そして
CH3またはC2H5に等しく、R21、R22、R2
3及びR24は各々水素である。この群の最も好ましい
色素はFAWであり、ここでは(R27+R28)は−
(CH2)2−であり、R19及びR20は各々CH3
であり、そしてR21、R22、R23及びR24は各
々水素である。
【0029】色素との共開始剤として有用であるボレー
ト陰イオンは、GottschalkのU.S. Pa
tent 4,772,530及びKoikeのU.S
. Patent 4,950,581(それらの開示
を参照例として提示する)に開示されている。ボレート
陰イオンは、次の一般式: BX1X2X3X4 式中X1、X2、X3及びX4は、同一であるか又は異
なっていて、アルキル、アリール、アラルキル、アルケ
ニル、アルキニル、脂環、複素環及びアリル基よりなる
群から選択されるが、X1、X2、X3及びX4のうち
少なくとも1つはアリールではない。
【0030】各基は、20までの炭素原子を含有するが
、7つ以下の炭素原子を持つ基が好ましい。アルキル基
は、直線状、分枝状又は環状であってよく、置換されて
いても置換されていなくてもよい。存在することができ
る代表的なアルキル基は、メチル、エチル、n−プロピ
ル及びn−ブチルである。代表的な環状アルキル基は、
シクロブチル、シクロペンチル及びシクロヘキシルを包
含する。アリール基の代表的な例は、フェニル及びナフ
チルを包含し、これらは、置換されていなくても、又は
例えば、メチル及びメトキシ等の基で置換されていても
よい。代表的なアルケニル基はプロペニル及びエチニル
である。
【0031】好ましくは、X1、X2、X3及びX4の
うち少なくとも1つ(ただし3つ以下)はアルキル基で
ある。更に好ましいのはX1〜X4が3つのアリール基
及び1つのアルキル基の組合せである。フェニル及びp
−メトキシフェニルが好ましいアリール基である。好ま
しい陰イオンはトリフェニルブチルボレートである。
【0032】ボレート陰イオンに随伴する陽イオンは、
有意な量の化学作用放射線を吸収しないことが好ましい
。このことはフォトスピードを低下させるからである。 代表的な陽イオンは、アルカリ金属陽イオン及び四級ア
ンモニウム陽イオンである。
【0033】4つのアルキル基を有する四級アンモニウ
ム陽イオンが好ましい。このアルキル基は、直線状、分
枝状又は環状であってよく、置換されていても置換され
ていなくてもよい。代表的な四級アンモニウム陽イオン
は、テトラメチルアンモニウム、テトラエチルアンモニ
ウム、テトラブチルアンモニウム、ベンジルトリメチル
アンモニウム、ベンジルジメチルテトラデシルアンモニ
ウム及び(2−ヒドロキシエチル)トリメチルアンモニ
ウムである。
【0034】比較的大きなアルキル基を持つ陽イオンを
有利に使用することができる。コーティング溶剤中ボレ
ート塩の溶解度が一般に増大するからである。アルキル
基が合わせて全部で30までの炭素原子を有する陽イオ
ンが好ましい。ヒドロキシル置換は、溶解度及び(又は
)フォトスピードを改善することがある。特に好ましい
陽イオンは、(2−ヒドロキシエチル)トリメチルアン
モニウム及びベンジルジメチルテトラデシルアンモニウ
ムである。
【0035】光開始剤系は、場合によっては成分2,2
′,4,4′,5,5′−ヘキサアリールイミダゾール
、即ちHABIを包含してよい。これらの化合物は、c
hambers のU.S. Patent 3,47
9,185、Cescon のU.S. Patent
 3,784,557、Dessauer のU.S.
Patent 4,252,887及びU.S. Pa
tent 4,311,783、Tanaka らのU
.S. Patent 4,459,349、Wada
 らのU.S. Patent 4,410,621、
並びに Sheets のU.S. Patent 4
,662,286(これらの開示を参照例として提示す
る)に記載されている。
【0036】ヘキサアリールビスイミダゾールの好まし
い種類は、2−o−クロロフェニル置換誘導体で、フェ
ニル残基上他の位置が置換されていないか、又はクロロ
、メチルもしくはメトキシ基で置換されているものであ
る。好ましいHABIは、o−Cl−HABI、2,2
′−ビス(o−クロロフェニル)−4,4′,5,5′
−テトラフェニル−1,1′−ビイミダゾール;CDM
−HABI、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ビ
ス(m−メトキシフェニル)−イミダゾールダイマー;
TCTM−HABI、2,5−ビス(o−クロロフェニ
ル)−4−〔3,4−ジメトキシフェニル〕−1H−イ
ミダゾールダイマー;及びTCDM−HABI、She
ets のU.S. Patent 4,662,28
6に開示されている2−(o−クロロフェニル)−4,
5−ジフェニルイミダゾールと2,4−ビス−(o−ク
ロロフェニル)−5−〔3,4−ジメトキシフェニル〕
−イミダゾールの酸化カップリングの生成物を包含する
。ヘキサアリールビスイミダゾール含有開始剤系は、効
率のよい開始のために添加される連鎖移動剤又は水素供
与体を普通は必要とするが、本発明の実施に際しては添
加連鎖移動剤又は水素供与体は不必要である。
【0037】この組成物は、一般にモノマーとして知ら
れている、遊離ラジカル開始型重合を受ける、少なくと
も1種のエチレン系不飽和化合物を含有する。この混成
物は少なくとも1種の上記の材料を含有していてよく、
又上記の材料の混合物を含有していてよい。一般に、フ
ォトポリマー応用のために好ましいモノマーは、100
℃を超え、更に好ましくは150℃を超える沸点を有す
る。
【0038】典型的なモノマーは、アルコール、好まし
くはポリオールの不飽和エステル、例えば、ジエチレン
グリコールジアクリレート、グリセロールトリアクリレ
ート、エチレングリコールジメタクリレート、ペンタエ
リスリトールトリ−及びテトラアクリレート及びメタク
リレート;不飽和アミド、例えば1,6−ヘキサメチレ
ンビス−アクリルアミド;ビニルエステル、例えばジビ
ニルサクシネート、ジビニルフタレート及びジビニルベ
ンゼン−1,3−ジスルフォネート;スチレン及びその
誘導体;並びにN−ビニル化合物、例えばN−ビニルカ
ルバゾールである。遊離ラジカル開始型重合によって重
合することができ、そして光重合性組成物中有用である
多くの他の不飽和モノマーが当業者に知られている。フ
ォトレジスト応用の場合には好ましいモノマーは、トリ
メチロールプロパントリアクリレート、エトキシ化トリ
メチロールプロパンのトリアクリレートエステル、テト
ラエチレングリコールジアクリレート及びテトラエチレ
ングリコールジメタクリレートである。
【0039】バインダーは、本発明の好ましい光重合性
組成物中場合によっては存在する成分である。バインダ
ーは、予備成形された巨大分子重合体又は樹脂状材料で
ある。一般にバインダーは、コーティング溶剤中可溶性
、又は少なくとも膨潤性であり、又光重合性系の他の成
分と配合可能であるべきである。代表的なバインダーは
、ポリ(メチルメタクリレート)、並びにメチルメタク
リレートと他のアルキルアクリレート、アルキルメタク
リレート及び(又は)アクリル酸とのコポリマー;ポリ
(ビニルアセテート)及びその部分水解誘導体;ゼラチ
ン;セルロースエステル及びエーテル、例えばセルロー
スアセテートブチレート;並びにポリエチレンオキサイ
ドである。光重合性組成物中有用な多数の他のバインダ
ーが当業者に知られている。
【0040】ボレート陰イオンは強酸の存在下一般に不
安定であるが、本発明の実施の際酸性のバインダーの使
用は妨げられていない。しかし、バインダーは、弱酸性
モノマー、例えばアクリル酸及びメタクリル酸から誘導
される酸単位を包含し、かつ(又は)バインダーは低い
酸価を有する。フォトレジスト応用の場合には、好まし
いバインダーはメチルメタクリレート、エチルアクリレ
ート及びメタクリル酸のコポリマーである。少量のアリ
ルメタクリレートと共重合したメチルメタクリレート、
エチルアクリレート及びメタクリル酸のコポリマーも有
利に使用することができる。
【0041】Keys のU.S. Patent 4
,942,102、Monroe のU.S. Pat
ent 4,942,112及び譲受人のU.S. P
atent Application 07/380,
840(1989年7月14日出願、1990年5月4
日受理)に開示されているように、ホログラムの製造に
適している好ましい組成物においては、モノマーか又は
バインダーは、(1)(i)置換又は非置換フェニル、
(ii)置換又は非置換ナフチル及び(iii)3つま
での環を有する置換又は非置換複素環芳香族部分よりな
る群から選択された芳香族部分、(2)塩素、(3)臭
素及びそれらの混合物よりなる群から選択された1つ以
上の部分を含有し、そして他方の構成要素は該部分を実
質的に含まない。
【0042】モノマーが上記の基を含有し、そしてバイ
ンダーが上記の基を含まない系の場合には好ましい液体
モノマーは、2−フェノキシエチルアクリレート、2−
フェノキシエチルメタクリレート、フェノールエトキシ
レート、モノアクリレート、2−(p−クロロフェノキ
シ)エチルアクリレート、p−クロロフェニルアクリレ
ート、フェニルアクリレート、2−フェニルエチルアク
リレート、2−(1−ナフチルオキシ)エチルアクリレ
ート、o−ビフェニルメタクリレート、o−ビフェニル
アクリレート及びそれらの混合物である。好ましい固体
モノマーは、液体モノマーと組み合わせて使用すること
ができ、これらはN−ビニルカルバゾール、2,4,6
−トリブロモフェニルアクリレート又はメタクリレート
、ペンタクロロフェニルアクリレート又はメタクリレー
ト、2−ナフチルアクリレート又はメタクリレート、2
−(2−ナフチルオキシ)エチルアクリレート又はメタ
クリレート及びそれらの混合物である。これらのシステ
ム中使用するために好ましいバインダーは、セルロース
アセテートブチレート、ポリ(メチルメタクリレート)
、ポリ(ビニルブチラール)、ポリ(ビニルアセテート
)、並びに3〜25重量%のフッ素を含有するフッ素含
有バインダー、例えばテトラフルオロエチレン及び(又
は)ヘキサフルオロプロピレンとのビニルアセテートの
コポリマーである。反射ホログラムのためには、好まし
いバインダーは、ポリ(ビニルブチラール)、ポリ(ビ
ニルアセテート)、並びに3〜25重量%のフッ素を含
有するテトラフルオロエチレン及び(又は)ヘキサフル
オロプロピレンとのビニルアセテートのコポリマー、例
えば82:18(モル%)ビニルアセテート/テトラフ
ルオロエチレンコポリマーである。
【0043】バインダーが前記の基を含有し、そしてモ
ノマーが前記の基を含まない系の場合には、好ましいモ
ノマーは、トリエチレングリコールジアクリレート及び
ジメタクリレート、ジエチレングリコールジアクリレー
ト、デカンジオールジアクリレート、エトキシエトキシ
エチルアクリレート、並びにイソ−ボルニルアクリレー
トである。これらの系のために好ましいバインダーは、
ポリスチレン及び少なくとも60%のスチレンを含有す
るコポリマーである。特に好ましいバインダーは、ポリ
スチレン、75:25ポリ(スチレン/アクリロニトリ
ル)及び70:30ポリ(スチレン/メチルメタクリレ
ート)並びにこれらの混合物である。
【0044】ホログラフフォトポリマーの橋かけが望ま
しい場合には、2つ以上の末端エチレン系不飽和基を含
有する少なくとも1種の多官能性モノマー5重量%まで
を組成物中に配合することができる。多官能性モノマー
は、組成物の他の成分と配合可能でなければならず、好
ましくは液体である。適当な多官能性モノマーは、ビス
フェノールAのジ−(2−アクリルオキシエチル)エー
テル、エトキシル化ビスフェノールAジアクリレート等
を包含する。好ましい橋かけはエトキシル化ビスフェノ
ールAジアクリレートである。
【0045】光重合性組成物に通常添加される他の成分
を存在させてフィルムの物理特性を修正することができ
る。上記成分は、可塑剤、熱安定剤、光増白剤、紫外放
射線吸収材料、接着修正剤、コーティング助剤及び離型
剤を包含する。
【0046】可塑剤は、常法どおりフィルムの接着、柔
軟性、硬度その他の機械特性を修正するように存在させ
ることができる。バインダーが存在するときには、バイ
ンダー及びモノマーその他の組成物の成分と配合可能な
可塑剤が選択されることになる。例えばアクリル系バイ
ンダーを用いた場合には、可塑剤は、ジブチルフタレー
トその他の芳香族の酸のエステル;脂肪族ポリ酸のエス
テル、例えばジイソオクチルアジペート;グリコール、
ポリオキシアルキレングリコール、脂肪族ポリオールの
芳香族又は脂肪族酸エステル;アルキル及びアリールフ
ォスフェート;並びに塩素化パラフィンを包含すること
ができる。一般に、比較的大きな高湿度貯蔵安定性のた
めには水不溶性の可塑剤が好ましいが、改善されたラチ
チュードを得るためには必要ではない。
【0047】多くのエチレン系不飽和モノマーは、特に
長期間又は高温において貯蔵された時には、熱重合を受
ける。普通は慣用の熱重合阻害剤を存在させて光重合性
組成物の貯蔵安定性を改善する。Pazos のU.S
. Patent 4,168,982に記載されてい
るニトロソダイマーも有用である。モノマーは一般に、
その製造業者によって添加された熱重合阻害剤を含有し
ているので、更に阻害剤を添加することは不必要である
ことが多い。
【0048】コーティング助剤として光重合性組成物に
非イオン系表面活性剤を添加することができる。典型的
なコーティング助剤は、ポリエチレンオキサイド、例え
ば Polyox(登録商標)WSRN及びフッ素化非
イオン性表面活性剤、例えば Fluorad(登録商
標)FC−430及び Fluorad(登録商標)F
C−431である。
【0049】応用によっては、他の不活性添加剤、例え
ば色素、顔料及び充填剤を用いることができる。これら
の添加剤は、光重合性層の露光に干渉しないように一般
にマイナーな量で存在する。
【0050】光重合性組成物の組成は、意図された応用
によって決まるが、組成物がドライフィルムとして使用
される時には、組成物の全重量を基にして、バインダー
は少なくとも25%であるべきであり、又モノマーは6
0%を超えるべきではない。バインダーの量が約25%
未満であるか、又はモノマーの量が約60%を超える場
合には、組成物は固形フィルムを形成するのには不十分
な粘度を有する。存在する開始剤の量は、層の厚さ及び
意図された応用のために望ましい光学密度によって決ま
るが、一般的には、0.1%〜10%が存在する。
【0051】典型的な組成は次のとおりである;バイン
ダー、25〜90%、好ましくは45〜75%;モノマ
ー、5〜60%、好ましくは15〜50%;可塑剤、0
〜25%、好ましくは0〜15%;光開始剤系、0.0
5〜10%、好ましくは0.1〜5%;及び他の成分、
0〜5%、典型的には0〜4%。
【0052】存在する色素の量は、露光のために使用さ
れる化学作用放射線の波長、色素の吸収スペクトル及び
フォトポリマーコーティングの厚さによって決まる。T
hommes 及び Webers、J. Imag.
 Sci. 29,112(1985)によって記述さ
れているように、0.43の光学密度は、洗い落としに
よって現像される系、例えばフォトレジストに対して効
率のよい光重合を生じる。色素の吸収極大は、化学作用
放射線源の強度極大にマッチすることが一般に好ましい
。一般的には、色素は組成物の0.05〜1.0%、好
ましくは0.1〜0.5%を構成する。
【0053】存在するボレート塩の量は、その溶解度に
よって限定される。都合のよい場合には1%以上のボレ
ート塩を添加することができるが、ボレート塩の添加が
あまりに多いと、フォトポリマーの暗安定性及び保存寿
命に悪影響を与えることがある。一般的には、ボレート
塩の濃度は0.05〜1%であるべきである。好ましい
範囲は0.1〜1.0%である。
【0054】光重合性組成物は、多種多様の基材上にコ
ーティングすることができる。「基材」(Substr
ate)とは、いずれかの天然又は合成支持体、好まし
くは柔軟であるか又は剛い形態で存在することができる
ものという意味である。例えば、基材は、金属シート又
ははく、合成有機樹脂のシート又はフィルム、セルロー
スペーパー、ファイバーボード等、又はこれらの材料2
種以上の複合物であることができる。
【0055】個々の基材は、意図された応用によって一
般に決定される。例えば、プリント回路を得るときには
、基材は、ファイバーボード上銅のコーティングである
プレートであってよい。リトグラフ印刷版の製造の場合
には、基材は陽極酸化アルミニウムであってよい。特定
の基材には、アルミナブラスティングされたアルミニウ
ム、陽極酸化アルミニウム、アルミナブラスティングさ
れたポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレ
ンテレフタレートフィルム、例えば樹脂サブ型(res
in−subbed)ポリエチレンテレフタレートフィ
ルム、ポリビニルアルコールコーティングされたペーパ
ー、橋かけ型ポリエステルコーティングされたペーパー
、ナイロン、ガラス、セルロースアセテートフィルム、
ベビーペーパー、例えばリトグラフペーパー等が含まれ
る。
【0056】光重合性層は、溶剤、例えばジクロロメタ
ン中光重合性組成物の成分を、通常15:85〜25:
75の重量比(固体対溶剤)で混合し、基剤上コーティ
ングし、そして溶剤を蒸発させることによって製造する
ことができる。コーティングは均一であるべきである。 層の厚さは意図された応用によって決まるが、ドライフ
ィルムフォトレジストの場合にはコーティングは、乾燥
時0.2〜4ミル(5〜100ミクロン)、好ましくは
0.5〜2ミル(13〜50ミクロン)の厚さを持つべ
きである。保護のためには、レリーズフィルム、例えば
ポリエチレン又はポリプロピレンを、溶剤が蒸発して後
に光重合性層上に置くことができる。
【0057】別法として、フォトポリマー組成物は、連
続ウェッブコーティング技術を使用するとポリマーフィ
ルム上迅速かつ効率よくコーティングされるので、ポリ
マーフィルム支持体、例えばポリエチレンテレフタレー
トフィルム上に光重合性組成物をコーティングし、露光
の前に基材に得られた光重合性層を積層することが便利
なことがある。光重合性層は、好ましくは、コーティン
グされたポリマーフィルムが乾燥機から出てくるに従っ
て施用されるレリーズフィルム、例えばポリエチレン又
はポリプロピレンにより、使用直前まで保護することが
できる。レリーズフィルムを除去して後、次に支持体に
光重合性層を積層することができる。その時ポリマーフ
ィルム支持体は、露光の後除去されるカバーシートの役
割を持つ。
【0058】感光剤(sensitizer)の吸収バ
ンドと重なる領域の波長を生じるいずれの化学作用放射
線源を使用しても光重合を活性化することができる。「
化学作用放射線」(actinic radiatio
n)とは、モノマーの重合を開始するのに必要な遊離ラ
ジカルを生じる活性がある放射線という意味である。放
射線は、天然又は人工、単色性又は多色性、非干渉性又
は干渉性であることができ、高い効率のためには波長が
開始剤系の吸収に密に対応するべきである。慣用の光源
は、蛍光灯、水銀、金属付加及びアーク灯を包含する。 コヒーレント源は、キセノン、アルゴンイオン及びイオ
ン化ネオンレーザー、並びに同調性色素レーザー及び周
波数二倍化ネオジミウム:YAGレーザーであり、その
発光が増感剤の可視吸収バンドの中か又はそれと重なる
【0059】ホログラフィックフォトポリマー系の露光
のためには、コヒーレント光源、即ちレーザーを必要と
する。典型的なイオンレーザーは、所要の安定性及びコ
ヒーレンス長さを有するが、固定波長の少数の線で作動
するものであり、このレーザーが使用される。可視スペ
クトル全体にわたって感光するフォトポリマーの開発と
共に、これらの材料の広いスペクトル感光性にマッチす
るために同調性レーザーが必要である。再構成のために
使用される同じ波長の化学作用放射線を用いて、ホログ
ラム又はホログラフィック光学素子、即ち回折格子、ミ
ラー、レンズ又は光学素子の組み合わせとして作用する
ホログラムを記録することが望ましいことが多いので、
同調性レーザーは、ホログラムを記録し、そしていずれ
の所望の波長においても、又は2つ以上の選択された波
長においてホログラフィック光学素子をつくる柔軟性を
更に提供する。
【0060】多くの波長の同調性レーザー源が現在実用
化され、ホログラフィーに使用することができる。同調
性レーザーの1つの型、色素レーザーは、ポンプ源及び
色素媒体の適正な選択によって紫外から赤外までのいず
れの波長においても作動することができる。色素レーザ
ー系は、数フェムト秒の短かい光のパルスによってパル
スにすることができ、又は連続波方式で作動することが
できる。線形又はリングキャビティ形状を持つ連続波色
素レーザーは、他のレーザー、例えばアルゴン及びクリ
プトンイオンレーザーによってポンピングすることがで
き、高い平均パワーを生じる。色素レーザーのバンド幅
は、キャビティ内エタロンの使用によってせまくするこ
とができ、長いコヒーレンス長さを生じる。これらのレ
ーザー系の利点は、波長及びコヒーレンス長さを更にコ
ントロールすることである。
【0061】本発明の組成物からホログラムの製造の際
には、ホログラムは化学作用放射線に1秒全露光するこ
とによって固定される。ホログラムが反射型ホログラム
であり、そしてバインダーがポリ(ビニルブチラール)
、ポリ(ビニルアセテート)又は3〜25重量%のフッ
素を含有するテトラフルオロエチレン及び(もしくは)
ヘキサフルオロプロピレンとのビニルアセテートのコポ
リマーである場合には、ホログラムの屈折率変調は、全
露光に続いて100〜150℃に0.5〜1.5時間加
熱することによって高めることができる。
【0062】本発明の光重合性組成物は、良好な可視光
線感光及びフォトスピードを示す。それらは種々の可視
光源を用いて露光することができる。この広い感光範囲
により重合体画像が可能となり、これは現像によって更
に処理して形成されるべきレジスト画像その他のレリー
フ画像を得ることができる。これらの組成物は、オフセ
ット及び活版印刷機用印刷版、エンジニアリング製図フ
ィルム及びプリント回路製作用液体もしくはドライフィ
ルム形態又はソルダーマスクとしてのフォトレジストに
おいて有用である。レジストは、溶剤可溶性であるか又
は水性現像可能であることができる。ソルダーマスクは
、プリント回路盤の部分に選択的に施用して盤上パッド
区域にソルダーを閉じ込め、そしてスズめっき操作の間
及び構成要素のソルダリングの間導体の間の橋かけを防
止する保護コーティングである。ソルダーマスクは又、
ベースの銅導体の腐食を防止又は最小にするように、そ
して隣接する回路中いくつかの構成要素を絶縁する誘電
体としても機能する。
【0063】本発明の組成物は、可視レーザーに対する
感度が要求されるホログラムの形成に有用である。本発
明の色素1種以上を互に、ボレートイオンと組み合わせ
て使用することができる他の色素と、そして(又は)他
の開始剤系と組み合わせて広いスペクトルの感度を持つ
光重合性組成物を得ることができる。マルチホログラム
は、異なった波長の化学作用放射線を用いるホログラフ
ィック露光によって生じ、これらの材料中で作製するこ
とができる。これらのホログラムは、多色ディスプレイ
ホログラムの作製の際に特に有用である。それらは又、
放射線の2つ以上の波長に対して保護することが望まれ
るときには、ホログラフィックノッチフィルターとして
使用することもできる。
【0064】本発明の組成物について、又それから作製
されるホログラム及び多色ホログラムについて他の特定
の使用は、当業者に明らかである。
【0065】本発明の有利な特徴は、本発明を例示する
が限定しない次の実施例を参照して観察することができ
る。
【0066】
【実施例】用  語  解 Carboset(登録商標)1034ポリ(メチルメ
タクリレート/エチルアクリレート/メタクリル酸)(
44/35/21);MW  50,000;Tg 8
7℃;Union Carbide, Danbury
, CTo−Cl−HABI 1,1′−ビイミダゾール、2,2′−ビス〔o−クロ
ロフェニル〕−4,4′,5,5′−テトラフェニル−
;CAS;1707−68−2 DEAW シクロペンタノン、2,5−ビス〔4−(ジエチルアミ
ノ)フェニル〕メチレン〕−;CAS 38394−5
3−5 DMJDI 1H−インデン−1−オン、2,3−ジヒドロ−5,6
−ジメトキシ−2−〔(2,3,6,7−テトラヒドロ
−1H,5H−ベンゾ〔i,j〕−キノリジン−9−イ
ル)メチレン〕−;CAS 80867−05−6FA
W シクロペンタノン、2,5−ビス〔2−(1,3−ジヒ
ドロ−1,3,3−トリメチル〕2H−インドール−2
−イリデン)エチリデン〕−;CAS 27713−8
5−5 FC−430 Fluorad(登録商標)FC−430、フッ素化非
イオン系表面活性剤;CAS 11114−17−3;
3M Company JAW シクロペンタノン、2,5−ビス〔(2,3,6,7−
テトラヒドロ−1H,5H−ベンゾ〔i,j〕キノリジ
ン−9−イル)メチレン〕− Photomer(登録商標)4039フェノールエト
キシレートモノアクリレート;CAS 56641−0
5−5;Henkel Process Chemic
al CompanySartomer 349 エトキシル化ビスフェノールAジアクリレート;CAS
  24447−78−7;Sartomer Com
pany, West Chester, PA Vinac(登録商標)B−100 ポリ(ビニルアセテート);M.W. 350,000
;CAS 9003−20−7;Air Produc
ts; Allentown, PA TMAB テトラメチルアンモニウムトリフェニルブチルボレート
TMPEOTA エトキシル化トリメチロールプロパンのトリアクリレー
トエステル;CAS 28961−43−5TMPTA トリメチロールプロパントリアクリレート;2−エチル
−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオー
ルトリアクリレート;CAS 15625−89−5

0067】以下の実施例においては、「コーティング溶
液」とは、コーティングされるべき溶剤と添加剤との混
合物をいうが、添加剤の中には溶液状態ではなく懸濁液
状態のものがあること、又「全固形分」とは、コーティ
ング溶液中非揮発性材料の全量をいうが、添加剤の中に
は外部環境温度において非揮発性液体であるものがある
と理解されるべきである。部数及び百分率は、別示しな
いかぎり重量による。
【0068】実施例1 この実施例は、ボレート陰イオン及び本発明の色素が重
合を開始することを例示する。操作はすべて黄色光線下
に実施された。Carboset(登録商標)1034
(65.0%)、TMPEOTA(26.0%)及びT
MPTA(9.0%)を含有するストック溶液を、2−
ブタノン中成分(全固形分54.5%)を溶解すること
によって調製した。コーティングの前に後記の開始剤を
ストック溶液の部分試料に添加した。添加開始剤の後記
の百分率は、ストック溶液中固形分100gに添加され
た開始剤の重量(g)である。
【0069】200ミクロンのドクターブレードを用い
て23ミクロンの厚さの透明ポリエチレンテレフタレー
トフィルム上溶液をボードコーティングして約38ミク
ロンのドライフィルム厚さを得た。コーティング溶剤は
2−ブタノンであった。ある場合には1−プロパノール
又は2−プロパノール5%を添加してコーティング溶液
中成分の溶解度を増大させた。
【0070】銅にフィルムをホットロール積層し、PC
−130プリンター(Du Pont, Wilmin
gton, DE)を使用して Stouffer−4
1ターゲット(Stouffer Industrie
s, South Bend, DE)の下で露光した
。Stouffer−41ターゲットは40の2の1/
6乗根のステップを有するポリエチレンテレフタレート
は露光の間、カバーシートとして同じ場所に残された。 ポリエチレンテレフタレートフィルムを除き、露光され
た試料を、Chemcut 水性プロセッサー(Che
mcut, State College, PA)を
使用して50%のブレイクポイント(29℃、1%水性
炭酸ナトリウム)で現像した。
【0071】ステップを保持することができた露光され
たフィルムはすべて、少なくとも250ミクロンのライ
ン及びスペースパターンで画像形成することもできた。 ステップを保持することができなかった露光されたフィ
ルムは、このライン及びスペースパターンを保持するこ
ともできなかった。結果を表1に示す。
【0072】
【表1】 a.テトラメチルアンモニウムトリフェニルボレート(
TMAB)0.12%添加。 b.ボレート添加組成物の、ボレート非添加の同じ組成
物と比較したフォトスピード。 c.対照−ボレートを添加してもしなくても光重合なし
。 d.計算されなかった−2.0より大きい。
【0073】実施例2 この実施例は、DMJDI及びボレート陰イオンが光重
合を開始すること、又添加HABIが光重合を高めるこ
とを例示する。テトラメチルアンモニウムトリフェニル
ブチルボレート0.12%及び種々の量のDMJDIを
含有する組成物を用いて実施例1の操作をくり返した。 HABI添加及び非添加で評価を実施した。結果を表2
に示す。
【0074】
【表2】 a.すべての試料にテトラメチルアンモニウムトリフェ
ニルブチルボレート(TMAB)0.12%添加。 b.HABIの添加なしに得られたステップの数。 c.上記の量のHABIが添加された組成物のHABI
非添加の同じ組成物と比較したフォトスピード。 d.ステップウェッジのステップの最大数。
【0075】実施例3 この実施例は、ホログラフィックフォトポリマー系中ボ
レート陰イオン、HABI及びFAWを含有する開始剤
系の使用を例示する。メタノール3.50g及びジクロ
ロメタン68.40gの混合物中 Vinac(登録商
標)B−100(12.20g)、Photomer(
登録商標)4039(3.56g)、Startmer
 349(0.540g)、N−ビニルカルバゾール(
1.44g)、o−Cl HABI(0.0360g)
、TMAB(0.036g)、FAW(0.0090g
)及び Fluorad(登録商標)FC−430(0
.360g)を溶解することによってコーティング溶液
を調製した。50ミクロンの透明ポリエチレンテレフタ
レートフィルム上に200ミクロンのドクターナイフ、
50〜70℃にセットされた3.5Mの乾燥機及びラミ
ネーターステーションを備えた Talboy ウェッ
ブコーターを使用して4cm/秒の速度でコーティング
溶液をコーティングした。コーティングが乾燥機から出
てくるに従ってそれに23ミクロンのポリエチレンテレ
フタレートフィルムのカバーシートを積層した。乾燥コ
ーティングの厚さは24ミクロンであった。
【0076】コーティングされたフィルムを切断して1
0×13cmの区画とした。カバーシートを除き、プレ
ート上に露光された粘着性のコーティングを直接積層す
ることによって透明なガラス上にフィルムをのせた。後
の取扱い、露光及び熱処理工程の間50ミクロンのポリ
エチレンテレフタレートフィルム支持体は同じ場所に残
された。
【0077】ガラスプレート上にのせられた試料は、ホ
ログラフィックミラーを記録し、そして波長及び露光の
関数としてその反射効率を求めることによって評価した
。ホログラフィックミラーは、まず透明ガラスカバープ
レートと表面アルミニウムミラーとの間にうすいキシレ
ン層を中間に置いてコーティング試料−プレートをしっ
かりと固定し、次にフィルムの平面に垂直に配向され、
そしてガラスカバー−プレート、キシレン層、フィルム
支持体、コーティング、ガラス試料−プレート及びキシ
レン層を通過し、次に反射してミラーを離れてそれ自体
に戻る平行の514nmのアルゴン−イオンレーザービ
ームに露光することによって形成された。このレーザー
ビームは、2.0cmの直径及び10mW/cm2の強
度を有していた。2.2〜400mJ/cm2の露光範
囲に相当する、0.22秒から40.0秒に増分的に変
動したレーザー露光時間を用いて一連の16のホログラ
フィックミラーを記録した。
【0078】このレーザー露光系列が完了して後、ガラ
スカバー−プレート、アルミニウムミラー及びキシレン
層を除き、Douthitt DCOP−X露光ユニッ
ト(DouthittCorp., Detroit 
MI)中に置かれた Theimer−Strahle
r 5027号水銀−アークフォトポリマー灯(Exp
osure Systems Corp., Brid
geport, CT)からの紫外及び可視光線にコー
ティングを全面露光した。次にコーティングを強制空気
対流オーブン中100℃で60〜65分間加熱すること
によって熱処理し、その後各ホログラフィックミラーの
透過スペクトルを、ホログラムフィルム平面に垂直に配
向された試料ビームを用いて標準複光束走査分光光度計
(Perkin−Elmer モデル ラムダー9)を
使用して記録した。
【0079】各ミラーの最大反射効率及び反射波長をそ
の透過スペクトルから測定した。反射効率対全レーザー
露光のグラフを使用してフォトスピードを求め、これを
この実施例において最大ホログラフィック反射効率を得
るのに要する最小露光と定義する。最大反射効率は51
6nmにおいて37%であった。フォトスピードは20
0mJ/cm2であった。

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (A)  遊離ラジカル開始重合可能
    なエチレン系不飽和モノマー、(B)  化学作用放射
    線によって活性化可能な開始剤系よりなる光重合性組成
    物であって、該開始剤系が、(1)  化学作用放射線
    を吸収することができる少なくとも1種の色素、(2)
      式BX1X2X3X4 (式中X1、X2、X3及びX4は、同一であるか又は
    異なっていて、アルキル、アリール、アラルキル、アル
    ケニル、アルキニル、脂環、複素環及びアリル基よりな
    る群から選択されるが、X1、X2、X3及びX4のう
    ち少なくとも1つはアリールではない)によって表わさ
    れるボレート陰イオン共開始剤よりなり、該色素が、(
    a)【化1】 〔ただしR1及びR2は、各々独立して水素、1〜6の
    炭素原子の置換もしくは非置換アルキル、又は1〜6の
    炭素原子の置換もしくは非置換アルコキシルであるか、
    又は(R1+R2)は−OCH2O−であるか、又はR
    1及びR2は合して炭素環状5もしくは6員環となり、
    R3は水素又はメチルであり、R4は水素又はメチルで
    あり、R5は水素であり、そしてR7は1〜6の炭素原
    子のアルキルであるか、又は(R5+R7)は−(CH
    2)2−もしくは−(CH2)3−であり、R6は水素
    であり、そしてR8は1〜6の炭素原子のアルキルであ
    るか、又は(R6+R8)は−(CH2)2−もしくは
    −(CH2)3−であるが、(R5+R7)及び(R6
    +R8)は同時には−(CH2)2−であってはならな
    い〕、(b) 【化2】 (ただしm、n及びpは、独立して2又は3であり、そ
    してR9、R10、R11及びR12は、各々独立して
    水素、1〜4の炭素原子のアルキル及び1〜4の炭素原
    子のアルコキシルである)、(c) 【化3】 (ただしqは2又は3であり、R13及びR14は、独
    立して水素、メトキシ又は1〜4の炭素原子のアルキル
    であり、R15、R16、R17及びR18は、各々独
    立して1〜4の炭素原子のアルキルである)、(d)【
    化4】 〔ただしR19及びR20は、各々独立して1〜6の炭
    素原子のアルキル基又は置換もしくは非置換フェニルで
    あり、R21、R22、R23、R24、R25、R2
    6、R34及びR35は、各々独立して水素、1〜6の
    炭素原子のアルキル基、1〜6の炭素原子のアルコキシ
    ル基もしくは塩素であるか、又はR21プラスR22、
    R22プラスR23又はR23プラスR34及びR24
    プラスR25、R25プラスR26又はR26プラスR
    35は、合して脂肪族又は芳香族環を形成し、(R27
    +R28)は−(CH2−CH2)−、−(CR29−
    CR30)−又は−(CH2CHR31CH2)−(た
    だしR29及びR30は、各々水素であるか又は合して
    芳香族環を形成し、そしてR31は水素であるか又は1
    〜6の炭素原子のアルキルである)であり、X及びYは
    、独立してO、S、Se又はCR32R33(ただしR
    32及びR33は、各々独立して1〜6の炭素原子のア
    ルキルである)である〕よりなる群から選択される組成
    物。
  2. 【請求項2】  X1、X2、X3及びX4のうち少な
    くとも1つ(ただし3以下)がアルキル基であり、そし
    て各基が20以下の炭素原子を有する請求項1記載の組
    成物。
  3. 【請求項3】  該色素がDEAW、DBC、DBI、
    JDI、ジ−ヘキシルオキシ−JDI、DMJDI、J
    AW及びFAWよりなる群から選択される請求項1記載
    の組成物。
  4. 【請求項4】  該開始剤系が外にヘキサアリールビス
    イミダゾールを包含してなる請求項1記載の組成物。
  5. 【請求項5】  該組成物が外にバインダーを包含して
    なる請求項1記載の組成物。
  6. 【請求項6】  X1、X2、X3及びX4のうち少な
    くとも1つ(ただし3以下)がアルキル基であり、そし
    て各基が20以下の炭素原子を有する請求項5記載の組
    成物。
  7. 【請求項7】  該開始剤系が外にヘキサアリールビス
    イミダゾールを包含してなる請求項5記載の組成物。
  8. 【請求項8】  該色素が成分(a)の構造を有する請
    求項5記載の組成物。
  9. 【請求項9】  R1及びR2が各々独立して水素、又
    は1〜6の炭素原子の置換もしくは非置換アルコキシル
    であるが、(R1+R2)は−OCH2O−と等しくて
    よいか、又はR1及びR2は合して炭素環置換もしくは
    非置換5もしくは6員環となってよく、R3及びR4が
    各々水素であり、(R5+R7)及び(R6+R8)が
    各々−(CH2)3−である請求項8記載の組成物。
  10. 【請求項10】  X1〜X4が3つのアリール基及び
    1つのアルキル基の組合せであり、そして各基が20以
    下の炭素原子を有する請求項9記載の組成物。
  11. 【請求項11】  該開始剤系が外にヘキサアリールビ
    スイミダゾールを包含してなる請求項9記載の組成物。
  12. 【請求項12】  R1及びR2が各々独立して水素、
    1〜6の炭素原子の置換もしくは非置換アルキル、又は
    1〜6の炭素原子の置換もしくは非置換アルコキシルで
    あり、R3及びR4が水素であり、そして(R5+R7
    )及び(R6+R8)が−(CH2)3−である請求項
    9記載の組成物。
  13. 【請求項13】  該色素がDMJDIである請求項1
    2記載の組成物。
  14. 【請求項14】  該色素が成分(b)の構造を有する
    請求項5記載の組成物。
  15. 【請求項15】  m及びnが3であり、pが2であり
    、そしてR9、R10、R11及びR12が各々独立し
    て水素、1〜4の炭素原子のアルキル及び1〜4の炭素
    原子のアルコキシルである請求項14記載の組成物。
  16. 【請求項16】  X1〜X4が3つのアリール基及び
    1つのアルキル基の組合せであり、そして各基が20以
    下の炭素原子を有する請求項15記載の組成物。
  17. 【請求項17】  該開始剤系が外にヘキサアリールビ
    スイミダゾールを包含してなる請求項15記載の組成物
  18. 【請求項18】  該色素がJAWである請求項15記
    載の組成物。
  19. 【請求項19】  該色素が成分(c)の構造を有する
    請求項5記載の組成物。
  20. 【請求項20】  qが2であり、R13及びR14が
    同一であり、そして水素か又はメチルであり、そしてR
    15、R16、R17及びR18が同一であり、そして
    1〜4の炭素原子のアルキルである請求項19記載の組
    成物。
  21. 【請求項21】  X1〜X4が3つのアリール基及び
    1つのアルキル基の組合せであり、そして各基が20以
    下の炭素原子を有する請求項19記載の組成物。
  22. 【請求項22】  該開始剤系が外にヘキサアリールビ
    スイミダゾールを包含してなる請求項19記載の組成物
  23. 【請求項23】  R15、R16、R17及びR18
    が同じであり、そしてメチル又はエチルである請求項2
    0記載の組成物。
  24. 【請求項24】  該色素がDBC又はDEAWである
    請求項23記載の組成物。
  25. 【請求項25】  該色素が成分(d)の構造を有する
    請求項5記載の組成物。
  26. 【請求項26】  X及びYが同一であり、そしてC(
    CH3)2と等しく、(R27+R28)が−(CH2
    )2−又は−(CH2CHR31CH2)−(ただしR
    31はH又はt−ブチルである)であり、R19及びR
    20が同一であり、そしてCH3又はC2H5と等しく
    、そしてR21及びR22が各々水素であるか又は合し
    て芳香族環を形成し、そしてR24及びR25が各々水
    素であるか又は芳香族環を形成する請求項25記載の組
    成物。
  27. 【請求項27】  X1〜X4が3つのアリール基及び
    1つのアルキル基の組合せであり、そして各基が20以
    下の炭素原子を有する請求項26記載の組成物。
  28. 【請求項28】  該開始剤系が外にヘキサアリールビ
    スイミダゾールを包含してなる請求項26記載の組成物
  29. 【請求項29】  (R27+R28)が−(CH2)
    2−又は−(CH2CHR31CH2)−(ただしR3
    1はH又はt−ブチルである)であり、R19及びR2
    0が同一であり、そしてCH3又はC2H5と等しく、
    R21、R22、R23及びR24が各々水素である請
    求項26記載の組成物。
  30. 【請求項30】  該色素がFAWである請求項29記
    載の組成物。
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