JPH04131713A - センサ続み誤りの検出および訂正が可能な1トラック型アブソリュート・エンコーダ - Google Patents

センサ続み誤りの検出および訂正が可能な1トラック型アブソリュート・エンコーダ

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JPH04131713A
JPH04131713A JP2251730A JP25173090A JPH04131713A JP H04131713 A JPH04131713 A JP H04131713A JP 2251730 A JP2251730 A JP 2251730A JP 25173090 A JP25173090 A JP 25173090A JP H04131713 A JPH04131713 A JP H04131713A
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sensors
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track
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Takeshi Matsumoto
豪 松本
Yasushi Ono
康 大野
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Nikon Corp
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば、連続して設けた複数個のセンサのう
ち、1個のセンサが読み誤った場合には読み誤り訂正を
行い、2個のセンサが読み誤った場合には警告信号を出
力する、センサ読み誤りの検出および訂正が可能な1ト
ラック型アブソリュート・エンコーダに関する。
[従来の技術] アブソリュート・エンコーダは、符号板上における検出
部の絶対位置情報を得るための計測器であって、絶対位
置情報を含むような目盛を形成した符号板と、該目盛の
読取り機能を備えた検出部とを組合せて構成され、動作
から見ると、帯状の符号板に沿って検圧部か直線的に移
動するリニア型のものと、臼盤または円筒状の符号板に
対して検出部が角移動するロータリ型のものと、に大別
されるが、いずれにせよ検出部が符号板から直接に絶対
位置情報を読取るものである。
ここで、目盛は、アブソリュート・パターンと呼ばれ、
適当な物理的性質、例えば反射率、透過率、偏光状態、
磁気的性質、磁化の向き等を異らせた2種類の最小読取
単位を用いて適当な二値数列を表現したもので、当然、
検出部には、この2種類の最小読取単位を判別できるセ
ンサが設けられている。
アブソリュート・エンコータのうち、従来−船釣であっ
た多トラック型アブソリュート・エンコーダは、そ−れ
ぞれ周期か異る並列な複数本のインクリメンタル・パタ
ーンを符号板に設け、検出部には複数本のパターンにそ
れぞれ対応させて並列にセンサを設けたもので、全部の
トラックを並列に検出して該パターンからBCDコート
またはグレイコ′−トの絶対位置情報(コート番地)を
読取るようにしている。
例えば、BCDコートを読取る形式の光学式3トラック
型アブソリュート・エンコーダでは、符号板に3木の二
値数列、 22 トラック  00001111・・・21 トラ
ック  00110041・・・20 トラック・ 0
1010101・・・ただし、末尾の・・・は先頭の0
へと 続く。
が透明と不透明の2種類の最小読取り単位を用いて表現
される。また、検圧部には各トラックを並列に検出する
ように3個のフォトセンサが配置されて、樅1列の数値
に対応する最小読取り単位を読取る。すなわち、符号板
に対する検出部の絶対位置情報は、左カラ右へ、000
.001、olo、011.100.101、+10、
】1】という順序圧しいBCDコートで表わされる。
一方、近年、1本のアブソリュート・パターンから絶対
位置情報を得るようにした1トラック型アブソリュート
・エンコーダが盛んに研究されている。これは、全周期
系列やM系列等の特殊な−値数列を符号化した1トラッ
ク型アブソリュート・パターンを符号板に設け、検出部
には該パターン上の複数個の最小読取り単位を読取るよ
うに直列にセンサを設け、前記二価数列の一部分を順に
読取るようにしたもので、特開昭57−175211号
、実開昭60−152916号、特開平1−15231
4号等にも紹介されている。
1トラック型アブソリュート・エンコーダにおいては、
パターンから得られる絶対位置情報がBCDコードやグ
レーコードのような規則性を持たず、車に相互の絶対位
置を区別するだけの一見でたらめな二進数となるか、多
トラック型のものに比へてパターン本数が少なくて済む
ために符号板の小型化に有利で、検出部のセンサ取付け
と調整か容易である等の利点を有する。
このような1トラック型アブソリュート・パターンの基
になる特殊な二値数列の1つとして、原始多項式、 g(X)−ayXy+ay−+X’−’十”’+aIX
”ao”’(1)ただし、+は排他的論理和を表わし、 係数aI(ay〜ao)はOまたは1の値を取り、ay
=ao=1である。
により発生させた数列が知られている。
例えば、原始多項式、 g (x)=x3+x’+1 により発生させたM系列、 0011101・・・ たたし、末尾の・・・は先頭のoOへ と続く。
は、連続3個の符号からなる3ビツト・コードが左から
順に、001.011.111.110.101.01
0.100という具合に、そわぞれ異なって得られる。
従って、符号板上に該数列を2種類の最小読取り単位で
表現し、検出部に3個のセンサを直列に配置して、lト
ラック型アブソリュート・エンコーダを得ることができ
る。
このM系列は、また、 0011101・・・ ■ ■■        ・・・(1)■ ■■   
    ・・・(2) ■ ■■      ・・・(3) ■ ■■     ・・・(4) (1)〜(4)に示されるように、数式、■+■;■ 
(+は排他的論理和) に従って、初期値001から順次数列を伸ばして形成し
たものであるとも!える。
すなわち、原始多項式、 g  (x)ma、x’+a、−、x’−’  *  
−−・ +a、x’+a0   ・−・ (1)から発
生した二値の数列、 (0+  102  ms   ”・ffl+   ”
”  Inn−+  1lln  ff1l  111
2   ”’において、原始多項式の係数、 a、   a、〜1ゝ“° a、°”    a、  
  a。
を任意の位相位置に重ね合せたとき、lを取る該係数の
位置関係で符号を取り出すと、取り出された全部の符号
の排他的論理和は常にOとなっている。
[発明が解決しようとする課題] 多トラック型、1トラック型にかかわらず、アブソリュ
ート・エンコーダでは、センサか最/J’l読取り単位
を1つでも読み誤ると、本来の絶対位置とは異なる誤っ
た絶対位置情報を出力することとなる。これは、アブソ
リュート・エンコーダを組込んだ装置の誤動作や暴走を
引ぎ起こす原因となるため、当然、読み誤りの起きない
余裕度を持フた設計が必要である。前述したように、1
トラック型アブソリュート・エンコーダは、基本的には
符号板の小型化に有利であるが、符号板を小型化すると
パターン(最小読取り単位)が微細化されるとともに、
センサのピッチも縮小されて受光面積が減るため、検出
のSN比(余裕度)が低下して、センサか最小読取り単
位を読み誤る可能性か大きくなった。
ここて、従来の多トラック型の場合には、パターンの規
則性を利用して検出SN比を改善(特願平2−2013
13号で紹介した)したり、絶対位置コートの規則性ま
たは順序正しさを利用して読み誤りを訂正することか容
易に可能である。
例えは、前述の3トラック型アブソリュート・エンコー
ダては、000.001.010.011.100.1
01.110.111という順序正りいBCDコートか
得られるから、前後のコトとの簡単な演算(例えばOO
lを加算、減算する)で読み誤り検出か可能である。ま
た、読み誤るセンサも2°桁の最小ピッチのものにほぼ
限定され、これは2°トラックに沿って3個のセンサを
配置して出力の平均を取る(ただし2番目のセンサ出力
は反転する)ことにより容易に検出の信頼性を向上でき
る。
しかし、1トラック型アブソリュート・エンコーダの場
合には、このようなパターンの規則性や絶対位置コート
の順序正しさを全く持たず、とのセンサにも等しく読み
誤る可能性かあるから、読み誤りの問題はより深刻てあ
り、独自の読み誤り検出方法の開発か急かれていた。ま
た、隼なる読み誤り検出、警報装置ては、アブソリュー
ト・エンコーダを組込んだ装置か読み誤り発生のたひに
停止することになるため、読み誤りをリアルタイムて訂
正して、常に正しい絶対位置情報を出力できる、見掛は
上読み誤りが発生しないアブソリュート・エンコータか
望まれていた。
ここで、確率からみて、同時に2つのセンサか読み誤る
可能性は/JXさく、同時に3つのセンサが読み誤る可
能性は極めて棉であるから、実用的には、1つのセンサ
が読み誤った場合に読み誤りが速やかに訂正され、2つ
のセンサが読み誤った場合には点検の目安として警告を
発するものでよいと考えられる。
本発明は、原始多項式、 g(x)=a、x’+a、−、x’−’+−−・+a+
X’+aO−・−(t)から得た二値の数列に基いて1
トラック型アブソリュート・パターンを作成した1トラ
ック型アブソリュート・エンコーダについて、この問題
の解決を図ったもので、m個のセンサの読み誤りを訂正
し、m+1個のセンサの読み誤りを警告できる1トラッ
ク型アブソリュート・エンコーダを提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の請求項第1項の1トラック型アブソリュート・
エンコーダは、任意の位相位置における同一な位置関係
で取り圧した所定個数の数値の排他的論理和かそれぞれ
常に0となるような二値数列を符号化した1トラック型
アブソリュート・パターンを設けた符号板(八)と、該
パターン読取り用の連続した複数個のセンサを備え、符
号板(A)に対して相対移動可能な検出部(B) と、
からなる1トラック型アブソリュート・エンコーダにお
いて、 複数個のセンサの中から選択した前記位置関係にあるセ
ンサ群について、その出力の排他的論理和を演算する演
算回路を複数個、[1]いずれのセンサも1つ以上のセ
ンサ群に属し、かつ[2]いずれのセンサについても属
するセンサ群の組合せか同でなく、かつ■任意に選択し
た2個のセンサの一方ずつを含むセンサ群の組合せのい
ずれもか前記■のセンサ群の組合せと一致しない、よう
に配置し、 演算回路のいずれかか1を出力した場合には、1を出力
した演算回路の組合せを調へて読み誤りセンサの指定信
号を出力するか、読み誤りセンサを特定不能であれば警
報信号を出力する判別回路と、指定信号に応じて読み誤
りセンサの出力を反転する訂正回路と、を備えたもので
、1ビット読み誤り訂正と2ビット読み誤り検出とを行
う。
本発明の請求項第2項の1トラック型アブンリユート・
エンコーダは、原始多項式、 g(XEayX”ay−+X’−’”’=”a+X”a
o”’(1)ただし、+は排他的論理和を表わし、 係数ai(ay〜ao)は0または1の値を取り、a、
=ao=1である。
により作成されたアブソリュート・パターンを符号板(
^)に設けた1トラック型アブソリユート・エンコータ
において、 原始多項式の係数81を右に1つずつずらせてy+2列
まで配列した行列、 ■二進数R3の中から選択可能なn個以下のすへての組
合せについて演算した排他的論理和≠同しく選択可能な
n+1個について演算した排他的論理和、 となるようにZを定めて、検出部(B)にy+z個のセ
ンサを連続して配置し、 行列の各列をy+Z個のセンサにそれぞれ対応させて、
各行について係数81の1に相当するセンサの出力の排
他的論理和をそれぞれ求め、該排他的論理和か1となっ
た行の組合せを調へて統み誤ったセンサを特定するとと
もに、特定不能な場合には警報信号を出力するようにし
たもので、nビットの読み誤り訂正とn+1ビットの読
み誤り検圧とが可能である。
の第に列を形成するz+1桁の二進数をRk(k =1
〜y+z)、nを所定の自然数とするとき、■二進数り
の中から選択可能なn個以下のすべての組合せについて
演算した排他的論理和がそれぞれ異なり、 [作用] 本発明の請求項第1項の1トラック型アブソリュート・
エンコーダに・おいては、原始多項式、g  (x)噛
a、x’+a、−,x’−’  +  ・・・ +al
X”ao    −・・ (t)から発生した二値の数
列、 ml  m2  m3   °゛m1  °”  +1
111−1 111+1   °°。
の持つ前述の性質を利用して、読み誤りの発生を検出す
る。すなわち、係数 ay   ay、l・+a;HH+    al   
 a。
を該数列上の任意の位相位置に重ね合せ、1を取る該係
数の位置関係の符号を取り出して排他的論理和を演算す
る。このとき、演算結果が0ならば該位置関係を構成す
るセンサに全く統み誤りが無い、または同位置関係を構
成するセンサ中の2儂のセンサが読み誤っていることを
示す。また、演算結果が1ならば同位置関係を構成する
センサ中の1個が読み誤っていることを示す。ここで複
数個としたセンサは、実際、絶対位置情報のビット数よ
りも多く、これらのセンサのいくつかは単独に1つの演
算回路に接続されるが、他はいくつかの演算回路に重複
して接続され、1を出力した演算回路の組合せから、1
つのセンサを特定できるようになっている。ここで、同
時に2つのセンサか読み誤ると、両方のセンサを含む演
算回路は0となるが片方のセンサを含む一連の演算回路
がすべてlとなって特定不能となる。このとき警告(3
号か発せられる。
例えば、前述のM系列、 0011101・・・ に対しては、検圧部に、 0011101・・・ Sl  52 53 54 55  S6  S7と7
個のセンサS1〜S7か配置され、センサS1〜S7は
、4個の演算回路E1〜E4に、 S1+ S3+ S4     ・・・EIS2+S4
+S5      ・・・E2S3+ S5+ S6 
    ・・・E3S4+ 58+ 57     ・
・・E4という具合に接続されて、出力の排他的論理和
か計算される。従って、判別回路ては、センサS1〜S
7のうちで読み誤った1個が、1を出力する演算回路E
l−E4の次のような組合せで1対1に特定される。
センサ51の読み誤り  ・・・El センサS2の読み誤り  ・・・E2 センサS3の読み誤り センサS4の読み誤り センサS5の読み誤り センサS6の読み誤り センサS7の読み誤り ・・・El、 ・・・El、 ・・・El、 ・・・E3、 ・・・E4 このようにして特定されたセンサの出力を訂正回路で反
転して出力させることにより、読み誤りがリアルタイム
に訂正される。
ところが、センサS1〜S6のうち同時に2個が読み誤
ると、1を出力する演算回路E1〜E4の組合せは次の
ようになる。
センサS1、S2の読み誤り センサS1、S3の読み誤り センサSl、 54の読み誤り センサS1、S5の読み誤り センサ51. S6の読み誤り センサSl、・S7の読み誤り ・・・El、  El ・・・E3 ・・・El、 E4 ・・・El、 El、 E3 ・・・El、  E3、 E4 ・・・El、 E4 センサS2、 センサS2、 センサS2、 センサS2、 センサS3、 センサS3、 センサS3、 センサS3、 センサS4、 センサS4、 センサS4、 センサS5、 センサS5、 センサS6、 S4の読み誤り S5の読み誤り Sδの読み誤り S7の読み誤り S4の読み誤り S5の読み誤り S6の読み誤り S7の読み誤り S5の読み誤り S6の読み誤り S7の読み誤り S6の読み誤り S7の読み誤り S7の読み誤り ・・・El、  E4 ・・・E3 ・・・El、  E3.  E4 ・・・El、 E4 ・・・El、 ・・・El、 ・・・El、 ・・・El、 ・・・El、 E3、 E4 ・・・El、 El、 E3 ・・・El、 El ・・・El、 E4 ・・・El、 E3、 E4 ・・・E3 センサS2、S3の読み誤り  ・・・El、El、E
3これらは、前述の1対1に対応した組合せのそれぞれ
とは異なっているが、相互に重複した組合せを含んでい
るために、読み誤りセンサの特定は不可能である。この
とき、判別回路からは読み誤りの警告信号が出力される
本発明の請求項第2項の1トラック型アブソリュート・
エンコーダにおいては、請求項第1項で単に複数個とし
たセンサ数の決定方法が、mビット読み誤り訂正、m+
1ビット読み誤り検出の場合に拡張して示される。
この行列を用いた方法によって、センサ数、各センサの
演算回路への割り当て、1を出力した演算回路の組合せ
と読み誤りセンサとの対応が機械的に計算される。
例えば、前述のM系列、 0011101  ・−・ は、原始多項式、 g  (x)曽x’+x’+1 により発生したものであるから、係数8.’=aoはそ
れぞれ、 a、=1 a2= 0 a1= 1 a、=  1 である。このような係数83〜aoを用いて行列を作る
と、係数83〜a0を4行配置して、7列まで拡張した
ときに、行列、 について、■二進数R2の中から選択可能なn個以下の
すべての組合せについて演算した排他的論理和がそれぞ
れ異なる。すなわち、各列の4桁の二進数、 第1列   1000 第2列    0100 第3列    1010 第4列    1101 第5列    0110 第6列    0011 第7列    0001 がすべて異なる。また、同時に、該行列では、■−進数
)lkの中から選択可能なn個以下のすへての組合せに
ついて演算した排他的論理和≠同しく選択可能なn+1
個について演算した排他的論理和である。すなわち、7
列から任意に取り出した2列の排他的論理和、 第1利子第2列  1100 第1利子第3列  0010 第1利子第4511  0101 第1列十第5列  111゜ 第1利子第6列  1011 第1利子第7列  1001 第2判子第6列 第2判子第7列 第3利子第4列 第3利子第5列 第3利子第6列 第3利子第7列 第4利子第5列 第4判子第6列 第4利子第7列 I 0 l 11 第5利手第6列  0101 第5判子第7列  olll 第6利子第7列 第2利子第3列  111゜ 第2利子第4列  10o1 第2利子第5列  oot。
第6利子第7列  1100 については、相互に重複するものを含むが、前記1対1
対応したものと等しいものはない。
従って、前記行列の各列を1個のセンサにそれぞれ対応
させて合計7個のセンサを検出部に設けて符号板上の連
続7個の最小読取り単位を読取るようにし、前言己行列
の各行について1のセンサの排他的論理和を計算する演
算回路を合計4個設ければ、1を出力した演算回路の組
合せから1個の読み誤りセンサが特定され、かつ2個の
読み誤りの発生か検出される。
方、ここで、2個のセンサの読み誤りを特定するために
は、少なくとも前記第1利子第2列〜第6列十第7列の
二進数が相互に異なることが必要である。すなわち、こ
のような条件が満たされるまで行列をさらに拡張して、
該行列に対応させてセンサ数と演算回路とを増せばよい
[発明の実施例] 本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本発明の第1実施例の1トラック型アブソリ
ュート・エンコーダの模式図である。これは、先に説明
した、3ビツトの絶対位置情報を得る、M、v−列を採
用した1トラック型アブソリュート・エンコーダについ
て、1ヒツト読み誤りの訂正と2ビット読み誤りの検圧
とを行うものである。
第1図において、符号板Aには、前述の原始多項式、 g  (x)−X3+x’+1 により発生したM系列、 0.011101・・・ のOを遮光部、1を透光部に置換えて符号化した1トラ
ック型アブソリユート・トラックA1が形成され、検出
部Bには、トラックA1上の連続7個の最小読取り単位
に対応させて、7個のフォトセンサ31〜S7が配置さ
れている。センサsl〜S7は読み誤り検圧のために演
算回路E1〜E4に接続されるが、実際にトラックA1
から3ビツトの絶対位置情報を読取るのはセンサs1、
S2、S3だけである。
このとき、行列とセンサs1〜s7および演算回路E1
〜E4とは次のように関連づけられてぃる。
Sl センサs2.7売み誤つ センサS3読み誤り 読み誤り問題無し 読み誤り問題無し 読み誤り問題無し 読み誤り問題無し すなわち、演算回路E1〜E4は、それぞれ次のような
排他的論理和の演算を行う。
演算回路El:   S1+S3+S4演算回路E2:
   S2+S4+S5演算回路El:   S3+S
5+S6演算回路El:   S4+S6+s7対照表
メモリMは、演算回路E1〜E4の出力の組合せに対し
て、出力線M1〜M4に次のような出力を行う。
EIE2E3E4 : hHM2M3  M4    
意味0000:000 0:  gb誤り無し1000
:100 0・ センサ51読み誤りl 100 ・ 
000 0010:000 0101  :0OO 1110:000 1011:000 1001 ・ 000 1110:000 toot  :0OO 0010:000 0111:000 0101  :000 センサSl+S2? センサSl+S3? センサSl+S4? センサS1+S5? センサS1+S5? センサS1+S7? センサS2+S3? センサS2+S4? センサS2+S5? センサS2+SS? センサS2+S7? 0111:000 1    センサS3+S4?11
00:000 1    センサS3+S5?1001
:00−0 1・  センサS3+S6?1011・0
00 1:   センサS3+S7?ここで、出力M1
〜M3は、それぞれセンサS1〜S3出力の反転命令と
して訂正回路Tへ人力される。また、出力M4は、セン
サS1〜S3を含む2個のセンサが読み誤った可能性か
あることを教える警報出力である。
訂正回路Tは、31個の排他的論理和素子T1〜T3を
備える。素子TIは、出力M1が1のときにセンサS1
の出力を反転し、0のときには素通しする。素子T2は
、同様に、出力M2が1のときにセンサS2の出力を反
転し、0のときには素通しする。素子T1も、同様に、
出力M3が1のときにセンサS3の出力を反転し、Oの
とぎには素通しする。
対照表メモリNは、トラックA1からセンサS1〜S3
が読取った3ビツトの絶対位置情報をBCDコートに1
対l変換して、端子di−63に出力する。ここでは、
対島表、 5IS253  :  dld2d3    番地00
1    :    001    ・   1011
    :    010    :    2111
    :    011    :    3110
    :    100    :    4101
    :    101    :    5010
    :    110    :    6100
    :    111    ・   7が用いら
れる。
このように構成された】トラック型アブソリュート、エ
ンコーダにおいて、符号板Aが左方向に移動すると、セ
ンサS1〜S3により、3ビツトの絶対位置情報が、0
01がら順に、011.111.110.101.01
0.100と読取られ、この絶対位置情報は対照表メモ
リにより3ビツトのBCDコードに変換されて端子d1
〜d3に出力される。
一方、対照表メモリMにより、センサs1が読み誤った
ことか特定されると、出力M1に1か出力されて、素子
T1により、センサS1の読み誤り出力は反転されて訂
正される。同様に、センサS2が読み誤ったことか特定
されると、素子T2によりセンサS2の読み誤り出力が
、また、センサS3が読み誤ったことが特定されると、
素子T3により、センサS3の読み誤り出力が反転され
て訂正される。
また、対照表メモリMにより、センサS1〜S3を含む
2個のセンサが読み誤ったことが検出されると、出力M
4に1が出力されて、読み誤りの警告を行う。
第2図は、本発明の第2実施例の1トラック型アブソリ
ュート・エンコーダを説明するためのもので、1ビット
読み誤り訂正と2ビット読み誤り検出とを行うための行
列と、該行列に対応させたセンサと演算回路の関係を示
す数値表である。ここでは、24個のセンサと9個の演
算回路を用いることにより、15ヒツトの絶対位置情報
についても第1実施例と同様に1ビット読み誤り訂正と
2ヒツト読み誤り検出が実行できることか示されている
。下なわら、第2実施例のように絶対位置情報のヒツト
数が大きい場合に本発明かより有効であることを示して
いる。
第2実施例の1トラック型アブソリュート・パターンの
数列は、原始多項式、 g  (X)−XIS、×14+×12+X♂+x5+
x’+x2+x+1により発生したM系列、 010100  ・・・ であって、該数列上の一周32767個の位相位置にお
いて、連続15個の数値からなる絶対位置情報はすべて
相互に異なる。
第2図の行列においては、■各行の二進数に同一なもの
はなく、■各行の二進数と、選択可能な2行について演
算した排他的論理和とで等しいものはない。従って、該
行列を第1実施例と同様な操作で24個のセンサと9個
の演算回路に置換えることにより、1ビット読み誤り訂
正と2ビット読み誤り検出が実行できる。
第3図は、本発明の第3実施例の1トラック型アブソリ
ュート・エンコーダを説明するためのもので、2ビット
読み誤り訂正と3ヒツト読み誤り検出とを行うための行
列と、該行列に対応させたセンサと演算回路の関係を示
す数値表である。ここでは、17個のセンサと11個の
演算回路を用いることにより、6ビツトの絶対位置情報
について2ビット読み誤り訂正と3ビット読み誤り検出
が実行できることが示されている。
第3実施例の1トラック型アブソリュート・パターンの
数列は、原始多項式、 g (x)= x6+x’+x’+x+0により発生し
た二値の数列であって、該数列上の一周63僅の位相位
置において、連続6個の数値からなる絶対位置情報はす
べて相互に異なる。
第3図の行列においては、■任意の1列の二進数および
任意の2列の二進数の排他的論理和の中には同一なもの
がなく、■これらの二進数と、選択可能な3列の二進数
について演算した排他的論理和とで等しいものはない。
従って、該行列を17個のセンサと11個の演算回路に
置換えることにより、2ビット読み誤り訂正と3ビット
読み誤り検出が実行できる。
[発明の効果] 本発明の請求項第1項の1トラック型アブソリュート・
エンコーダでは、最も発生確率の高い1ヒツト読み誤り
の場合に、読み誤りセンサの出力が直ちに訂正されるか
ら、見掛は上は読み誤りを起していないことになる。ま
た、偶然、2個のセンサが読み誤った場合には警告信号
が出力されるから、点検や交換の目安とすることができ
る。
従って、アブソリュート・エンコーダの信頼性が向上し
、組込んだ装置に誤動作や暴走を引き起こさないで済む
。また、信頼性の観点から行えなかったアブソリュート
・パターンの一層の微細化や、許容相対速度の向上や、
検出部の簡略化等も踏み込んで実行できるため、アブソ
リュート・工ンコーダの一層の小型化とコストダウンか
可能となる。
本発明の請求項第2項の1トラック型アブソリュート・
エンコーダでは、1ビツトはもとより、nビットまでの
いかなる読み誤りも特定できるから、読み誤りをリアル
タイムに訂正することにより、アブソリュート・エンコ
ーダの信頼性か一層高まる。また、n+lビットの読み
誤りが発生した場合にも少なくとも読み誤り発生の事実
を知ることができるから、組込み装置に悪影響を及ぼす
前に必要な措置を取ることができる。さらに、これに必
要なセンサの個数と、演算回路の個数と、両者の組合せ
とが機械的な計算により求められるから設計が楽である
値表である。
第3図は、本発明の第3実施例の1トラック型アブソリ
ュート・エンコーダを設計するための数値表である。
[主要部分の符号の説明]

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)任意の位相位置における同一な位置関係で取り出
    した所定個数の数値の排他的論理和がそれぞれ常に0と
    なるような二値数列、を符号化した1トラック型アブソ
    リュート・パターンを設けた符号板(A)と、 該パターン読取り用の連続した複数個のセンサを備えて
    、前記符号板(A)に対して相対移動可能な検出部(B
    )と、からなる1トラック型アブソリュート・エンコー
    ダにおいて、 前記複数個のセンサの中から選択した前記位置関係にあ
    るセンサ群について、その出力の排他的論理和を演算す
    る演算回路を複数個、[1]いずれのセンサも1つ以上
    のセンサ群に属し、かつ[2]いずれのセンサについて
    も属するセンサ群の組合せが同一でなく、かつ[3]任
    意に選択した2個のセンサの一方ずつを含むセンサ群の
    組合せのいずれもが前記[2]のセンサ群の組合せと一
    致しない、ように配置し、 前記演算回路のいずれかが1を出力した場合には、1を
    出力した前記演算回路の組合せを調べて読み誤りセンサ
    の指定信号を出力するが、該読み誤りセンサを特定不能
    であれば警報信号を出力する判別回路と、 前記指定信号に応じて前記読み誤りセンサの出力を反転
    する訂正回路と、を備えたことを特徴とする、1ビット
    読み誤り訂正と2ビット読み誤り検出とを行う1トラッ
    ク型アブソリュート・エンコーダ。
  2. (2)原始多項式、 g(x)=a_yx^y+a_y_−_1x^y^−^
    1+…+a_1x^1+a_0…(1)ただし、+は排
    他的論理和を表わし、 係数a_i(a_y〜a_0)は0または1の値を取り
    、a_y=a_0=1である。 により作成されたアブソリュート・パターンを符号板(
    A)に設けた1トラック型アブソリュート・エンコーダ
    において、 原始多項式の係数a_iを右に1つずつずらせてy+z
    列まで配列した行列、 [a_ya_y_−_1…a_i…a_1a_000…
    00a_ya_y_−_1…a_1…a_1a_00…
    000a_ya_y_−_1…a_1…a_1a_0…
    0… … 0…a_ya_y_−_1…a_i…a_2a_1a_
    000…0a_ya_y_−_1…a_i…a_2a_
    1a_0]の第k列を形成するz+1桁の二進数をR_
    k(k=1〜y+z)、nを所定の自然数とするとき〔
    1〕二進数R_kの中から選択可能なn個以下のすべて
    の組合せについて演算した排他的論理和がそれぞれ異な
    り、 〔2〕二進数R_kの中から選択可能なn個以下のすべ
    ての組合せについて演算した排他的論理和≠同じく選択
    可能なn+1個について演算した排他的論理和、 となるようにzを定めて、前記検出部(B)にy+z個
    のセンサを連続して配置し、 前記行列の各列を前記y+z個のセンサに対応させて、
    各行について係数a_iの1に相当するセンサの出力の
    排他的論理和をそれぞれ求め、該排他的論理和が1とな
    った行の組合せを調べて読み誤ったセンサを特定すると
    ともに、特定不能な場合には警報信号を出力するように
    したことを特徴とする、nビットの読み誤り訂正とn+
    1ビットの読み誤り検出とを可能とした1トラック型ア
    ブソリュート・エンコーダ。
JP2251730A 1990-09-25 1990-09-25 センサ続み誤りの検出および訂正が可能な1トラック型アブソリュート・エンコーダ Pending JPH04131713A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07504752A (ja) * 1992-06-15 1995-05-25 ボーツマン・ホールディング・ベスローテン・フェンノートシャップ 位置検出装置
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JP2011080839A (ja) * 2009-10-06 2011-04-21 Tokai Rika Co Ltd 位置検出装置及びシフト装置
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