JPH04131438U - スリツプオン式ピペツトチツプを保持するための固定用円錐体を含むピペツト装置 - Google Patents

スリツプオン式ピペツトチツプを保持するための固定用円錐体を含むピペツト装置

Info

Publication number
JPH04131438U
JPH04131438U JP1991031510U JP3151091U JPH04131438U JP H04131438 U JPH04131438 U JP H04131438U JP 1991031510 U JP1991031510 U JP 1991031510U JP 3151091 U JP3151091 U JP 3151091U JP H04131438 U JPH04131438 U JP H04131438U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
pipette
pipetting device
pipette tip
cone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1991031510U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0611102Y2 (ja
Inventor
プシンガー ヘルヴイグ
ゲルケン ヘロ
キーン ギンター
Original Assignee
エツペンドルフ ゲレーテバウ ネーテラー ウント ハインツ ゲーエムベーハー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エツペンドルフ ゲレーテバウ ネーテラー ウント ハインツ ゲーエムベーハー filed Critical エツペンドルフ ゲレーテバウ ネーテラー ウント ハインツ ゲーエムベーハー
Publication of JPH04131438U publication Critical patent/JPH04131438U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0611102Y2 publication Critical patent/JPH0611102Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01LCHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
    • B01L3/00Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
    • B01L3/02Burettes; Pipettes
    • B01L3/021Pipettes, i.e. with only one conduit for withdrawing and redistributing liquids
    • B01L3/0217Pipettes, i.e. with only one conduit for withdrawing and redistributing liquids of the plunger pump type
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01LCHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
    • B01L3/00Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
    • B01L3/02Burettes; Pipettes
    • B01L3/0275Interchangeable or disposable dispensing tips
    • B01L3/0279Interchangeable or disposable dispensing tips co-operating with positive ejection means
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T436/00Chemistry: analytical and immunological testing
    • Y10T436/11Automated chemical analysis
    • Y10T436/119163Automated chemical analysis with aspirator of claimed structure
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T436/00Chemistry: analytical and immunological testing
    • Y10T436/25Chemistry: analytical and immunological testing including sample preparation
    • Y10T436/25375Liberation or purification of sample or separation of material from a sample [e.g., filtering, centrifuging, etc.]
    • Y10T436/255Liberation or purification of sample or separation of material from a sample [e.g., filtering, centrifuging, etc.] including use of a solid sorbent, semipermeable membrane, or liquid extraction
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T436/00Chemistry: analytical and immunological testing
    • Y10T436/25Chemistry: analytical and immunological testing including sample preparation
    • Y10T436/2575Volumetric liquid transfer

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エァロゾール、微生物等を除去するためのフ
ィルタ装置を具備したピペット装置に関する。 【構成】 スリップオン式ピペットチップを保持する円
錐体の通路と連通して設けられたピストンチェンバ、ピ
ペットチップ及びフィルタを含むピペット装置であっ
て、該フィルタがエァロゾール、微生物等の透過度を異
にするディスクの多層体からなり、かつ各ディスクの透
過度が流れ方向に段階的に変化するように構成されてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はスリップオン式ピペットチップを保持するための固定用円錐体、固定 用円錐体の通路と連通してピストンの往復運動を可能にするピストンチェンバ、 前記ピペットチップ及びフィルタを含むピペット装置に係わる。
【0002】
【公知技術の説明】
化学及び細菌学の分野において、オペレータの口が吸込むことによって液体と 接触するのを防止するためにピペット手段を利用することは公知である。液体中 の細胞を分離するための毛管通路を有する別設のプラグを嵌着することも公知で ある。
【0003】 ピペット内に形成された毛管の上端に摺動挿入される挿入体を含むピペット装 置を沈澱測定管と併用することも公知である。前記挿入体は液体が所定の高さま で吸引されるのを阻止し、次いで液体柱がさらに吸引され、逆流するのを防止す る。従来、このためにコットンウール製のプラグが使用され、複雑な態様でピペ ット上端に挿入された。しかし、寸法の安定性が低いため、液体柱の長さ及び高 さを正確に予定できず、ガラス製のピペットの場合、プラグをピペットから取除 くのが困難であった。
【0004】 この問題を回避するため、毛管から成る挿入体をピペットの毛管通路に嵌入す る方式がドイツ特許明細書第 21 55 566号によって提案された。この毛管は拡張 した頭部を有し、その上端にフィルタプラグが内蔵されていて、このプラグは液 体の通過に対しては高い抵抗を示すが、空気に対しては透過性が高い。このプラ グはフェル、フィルタ材、織布またはフォーム材から成るから取扱いが容易であ り、極めて正確に挿入できる。
【0005】 ドイツ実用新案第 1,978,016号は、予め形成されてマガジンに装填されている フィルタプラグをプッシュロッドにより、ピペットと一体形成されたマウスピー スに挿入できるようにした構成を提案している。
【0006】 米国特許第 4,059,020号はマイクロピペットのプラスチックチップと併用する ためのフィルタを開示している。このフィルタは多孔性のプラスチックまたは金 属から成り、液体サンプルの採取に際してピペットチップと咬合させることによ り、採取と同時にサンプルをフィルタすることができる。このフィルタは液体専 用であり、サンプル採取後、取外し、フィルタされた液体を分配する。この特許 によれば、サイズ及び形状の異なるチップを使用することができる。このフィル タ装置はピペットチップにスリップオンされ、フィルタを内蔵し、スリップオン 端に円筒形、または形状の異なるピペットチップにも適応させることができる円 錐形の通路を有するホルダーから成る。液体専用の多孔性フィルタは流路と整列 し、流路よりも太いフィルタチェンバに内蔵される。
【0007】 米国特許第 4,461,328号は疎水性フィルタ紙が固定される単数または複数のピ ペット管から成るピペット装置を開示している。前記フィルタ紙は各管における 水性液体の上昇を制限することによって各管内に所定量の液体を保持することが できる。多重ピペットの場合、前記フィルタ手段は単一ピストン手段の操作によ り正確な所定量の液体が各ピペット管に吸込まれることを可能にする。
【0008】 このために使用される疎水性フィルタは空気その他の気体は自由に通過させる が、水性液体を通過させるためには比較的高い圧力を加えねばならない。このよ うなフィルタを空気のフィルタリングまたは液体からの空気分離に利用すること も公知である。
【0009】 疎水性フィルタは紙またはプラスチックで構成することができ、毛管として作 用する微孔状の通路を有する。典型的なプラスチックとしては、ポリテトラフル オロエチレン、ポリビニルクロライド、ハロゲン化フルオロアルカリを挙げるこ とができる。公知の構成ではフィルタは主としてピペット管に吸込まれる液体量 の制限に利用され、液体の採取または分配を可能にするため空気その他の気体は 自由に通過させる。具体的にはこの公知ピペット装置は複数のピペット管を具え 、かつ共通のフィルタシートが配置されているトラフから成る。
【0010】 吸込みによって操作するピペットとの併用に関連して、ピペットとマウスピー スの間に介在し、細菌の通過を阻止する小さい孔を有するフィルタ膜を内蔵する 、仕切りのある内部空間を有するアダプタを設けることによってピペットのオペ レータを保護することも公知である。
【0011】 米国特許第 3,995,496号はピペットと併用するための、液体障壁を構成する圧 縮繊維を内蔵するプラスチック管から成る吸飲防止装置を開示している。液体と 接触すると前記繊維が膨脹するから、万一ピペット端を越えて液体が吸引されて も前記液体が装置を通過することはない。繊維はコットン繊維が好ましい。
【0012】 米国特許第 4,483,825号は血液を遠心分離して得た血漿を取扱うためのピペッ トを開示している。このピペットは血漿だけを通過させ、血球は通過させない液 体専用フィルタを内蔵する。
【0013】 英国特許明細書第 1,592,855号は例えば血液の処理に使用され、サンプル容積 を制限すると共に、サンプルが液状に維持されるようにサンプルを液体で湿潤さ せるための液体障壁を構成する多孔性プラグを内蔵する平行流路を有するピペッ トを開示している。前記プラグは通孔を有すると共に、挿入を容易にするため少 なくとも通路に挿入されるまでは円錐形を呈する寸法安定体である。プラグは好 ましくは半融ポリエチレンから成り、円錐形を呈することにより、機械的に孔に 保持される。これはコットンプラグの場合に起こる問題を回避するための構成で ある。
【0014】
【考案の要約】
本考案の目的はスリップオン式ピペットチップが取付けられる容器から成る頭 書のようなピペット装置を、エァロゾール、細菌、かび及び芽胞を除去すること によって装置を通過する空気が浄化され、フィルタを特に有効な位置で使用する ためピペット装置をピペットチップとの組合わせにおいて扱うことができるよう に改良することにある。
【0015】 本考案はこの目的を、フィルタがエァロゾール分離のためのフィルタから成り 、固定用円錐体を有するピペット装置下端及び固定用円錐体の下方に位置するピ ペットチップ上端を含む部分に着脱自在に取付けられるように構成することによ って達成する。本考案はそれ自体は公知の、ただし、上記目的が有効に達成され るように構成成分を改良した集合体から成る。上記目的を達成するために構成成 分に改良を施したから、本考案はピペット装置のみならず、ピペットチップ自体 及び必要に応じて組込むことのできる構成成分にも係わる。
【0016】 フィルタは両方向に有効であるから、フィルタ平面よりも上方に位置するピペ ット内部の汚染だけでなく、ピペット内部の上方部分からの吸引液体再汚染も防 止される。
【0017】 フィルタは均質なフィルタ材料から成ることが好ましい。他の好ましい実施例 では、フィルタは個々の透過度が変化、特に低下することで段階的なフィルタ作 用を行う複数の積層ディスクから成る多層フィルタである。
【0018】 このようなフィルタを使用すれば、圧力変化に応じて液体の流量に作用する影 響も変化するから極めて有利である。
【0019】 この点に鑑み、好ましい実施例ではそれぞれ密度の異なる複数の層を積み重ね る。また、他の実施例では個々のディスクが異なる高さを具えるようにする。こ の場合、フィルタ作用は通路の長さにも左右される。
【0020】 特定の物質をフィルタリングするためには、これらの特定物質を自由に通過さ せるが、それ以外の物質を段階を追って阻止するようなフィルタを設ければよい から、段階的フィルタ作用が好適である。
【0021】 処理すべき物質の性質に応じて、特定物質を段階的にフィルタリングするよう にフィルタを構成すればよい。フィルタの全長に亘って段階的フィルタ作用を有 し、個々のフィルタ素子またはディスクを交換できるようなフィルタ素子を設け ることが望ましい。その場合、個々のフィルタ素子を個々の特定物質に適応させ ればよい。好ましい微孔サイズは 0.2乃至0.45μm である。
【0022】 好ましい実施例では、流れ方向の微孔を有し、無機材料から成るフィルタ素子 を半融珪藻土から成るフィルタ・ディスクと組合わせたフィルタを使用する。こ の集合体の構成も処理すべき物質の性質に合わせて選択すればよい。
【0023】 他の好ましい実施例では、少なくとも一部に迷路状通路及びバッフル面を有し 、その他の部分が特にポリエステル及びアセテート繊維を材料とするフィルタ・ ディスクから成るフィルタを設ける。このような実施態様が特に好ましいが、フ ィルタ・ディスクをその他の材料で形成してもよい。また、この実施態様ではコ ーティングを採用してもよい。
【0024】 好ましい実施例では、フィルタが前記迷路状通路とバッフル面だけから成り、 前記バッフル面を通過する流体中に含まれる物質と接着反応する材料で形成する 。
【0025】 特に好ましい実施例では、フィルタ集合体またはフィルタが特定の殺菌剤、殺 真菌剤、または殺ウィルス剤及び総合的殺菌作用を有する物質でコーティングさ れたフィルタ材から成る。
【0026】 用途によっては疎水性コーティングを施す。例えば、フィルタ材の表面をシラ ン処理する。これにより液体が反発されるから、エァロゾールに対する好ましい フィルタが得られる。
【0027】 他の好ましい実施例では、フィルタ材が通過する流体中の特定成分と結合して これを阻止する反応性接着剤でコーティングされている材料と同じ材料で構成さ れるバッフル面を有する。
【0028】 以上に述べたフィルタ素子は種々の態様でピペット装置に利用できる。
【0029】 好ましい実施例では太い端部が固定用円錐体と嵌合し、細い端部がピペットチ ップと嵌合するように形成した嵌合式円錐フィルタ素子を使用し、このフィルタ 素子にフィルタを内蔵させる。この構成は操作を著しく容易にする。この実施例 では2通りの態様を選択できる。即ち、第1の態様では、嵌合フィルタ素子を先 ず固定用円錐体に嵌着することによってフィルタ素子をピペット装置に組込む。 第2の態様ではフィルタ素子をピペットチップに挿入することにより、フィルタ を含む別の円錐体がピペットチップに組込まれるようにする。
【0030】 フィルタ材を繰返し使用できるようにしたい場合、上記嵌合フィルタ素子を採 用すれば、フィルタプラグのない従来のピペットチップを必要に応じて何度でも 交換すればよい。この場合、嵌合フィルタ素子の円錐端部をやや弾性を帯びた、 特にプラスチックで形成することにより、計量システム全体をサンプル採取領域 において確実にシールすることができる。
【0031】 嵌合フィルタ素子の外側中間部分、ただし外端から距離を保つ位置に断面が多 角形の、指で把持できる素子を設けてもよく、これによって装置操作が容易にな り、パッケージまたは一時的貯蔵の際に装置を支持し易くなる。ピペット装置の 他の好ましい実施例では、フィルタをスリップオン式ピペットチップに内蔵させ 、該チップに断面積を変化させる位置ぎめ手段を設ける。分配すべき容積を正確 に制御できるようにフィルタ材を液面から所定の最小距離だけ離す必要があり、 上記位置ぎめ手段はこのようなフィルタ材の正確な位置ぎめを容易にする。この 位置ぎめ手段はピペットチップの基本的な内部形状を変える。
【0032】 好ましい実施例では、位置ぎめ手段を、フィルタプラグを支持する内向き突起 で構成する。
【0033】 他の実施例では、フィルタプラグの下縁を支持する内向き環状フランジで位置 ぎめ手段を構成する。
【0034】 好ましい実施例では、嵌合フィルタ素子またはピペットチップ内に接着固定さ れるように予め成形されたプラグによってフィルタを構成する。
【0035】 突起から成る位置ぎめ手段を設けた場合の利点として、吸引作用下に、または 積極的に圧力を加えることによって接触圧が増大すると突起がフィルタプラグに 押入され、その結果フィルタプラグがスリップオン式ピペットチップの内面に一 段と強く定着させられるから、取付けたフィルタプラグをなじませ易い。位置ぎ め手段及びフィルタは突起がフィルタプラグに食込んでもフィルタ作用の低下を 招くことなく互いによくなじむように寸法設定する。そのためには、突起の食込 みによってフィルタ材が凝集してそのフィルタ作用を高めるようにするか、ある いはある程度の変形が起こっても所要のフィルタ作用が確保されるように寸法設 定すればよい。
【0036】 突起にはその頂面に屋根形突条を形成することが好ましい。上述のように取付 けたフィルタをなじませ易くためには突起にナイフエッジを形成してフィルタの 変形を極力少なくすればよい。
【0037】 嵌合フィルタ素子またはその他の素子に関連して、ピペットチップは弾性壁部 分を有し、フィルタプラグ素子の挿入に伴なって該壁部分が膨脹し、この弾性膨 脹が安定した取付けを保証し、膨脹自在な壁部分の下方周縁が当接片から成る位 置ぎめ手段として作用する。
【0038】 フィルタの他の好ましい実施例では、フィルタが固定用円錐体の通路に摺動挿 入可能な軸部を有するきのこ形を呈する。きのこ形フィルタの頭部を指で把持で きるから、このフィルタは取扱いも容易である。軸部は上述したように段階的フ ィルタ作用を行う複数層から成る特殊フィルタ素子を構成する。
【0039】 ピペット装置の一実施例では、固定用円錐体が開放自在であり、フィルタを装 填するための空洞を含む。この場合、固定用円錐体の素子にリリーズ自在な連結 手段を設け、固定用円錐体の各素子がそれぞれの流路部分を限定するように構成 する。この構成では、ピペット装置自体がフィルタ支持体として利用され、従来 タイプのピペットチップを装備することができる。この構成はフィルタ交換なし にピペット操作を何回も繰返す場合にこのような構成を採用することができる。 固定用円錐体、特にフィルタを収納するその上部またはフィルタ材を透明材で構 成すればチェックが容易になる。これにより、被処理物質の状態に関して具体的 な結論が得られる。フィルタを固定用円錐体に収納する構成では、螺合ジョイン トのような連結手段を弾性シールリングと併用することにより、迅速な交換を容 易にする。
【0040】 同じ目的で、固定用円錐体の素子を例えばバヨネットジョイントのようなスリ ップオン式ジョイントによって互いに連結することも可能である。好ましい実施 例では、固定用円錐体の端部素子に、円錐体の他の素子にスリップオンさせるこ とのできる円錐形カフスを設ける。
【0041】 透明材料から成る固定用円錐体を設けることにより、後述する着色を検出する ためのチェックも可能になる。
【0042】 いずれの実施例においても、フィルタは例えばコバルト化合物から成り、液体 と接触する指示添加剤を含むことができる。このような実施態様は段階的フィル タ作用を得るための多層フィルタにおいて特に望ましい。なぜなら、液体汚染が 発生するとこれに呼応して急激な変色が現われるのに対し、複数サンプル採取の 結果、エァロゾールが徐々に流入すると、エァロゾール含有度を示す段階的な変 色が現われるからである。多層フィルタの場合、この結果は複数層における指示 添加剤の変色によって得られる。
【0043】 このようなコーティングされたフィルタ材は絶対乾燥状態で貯蔵しなければな らない。このため、例えば、ブリスタパッケージから成る防湿パッケージをフィ ルタ材と併用し、パッケージには内容物を乾燥状態に維持するための物質を封入 すればよい。
【0044】
【好ましい実施例の詳細な説明】
以下、添付の図面に示す実施例に基づいて本考案を説明する。
【0045】 すべての図において同様の部分には共通の参照番号を付してある。
【0046】 図1に示すピペット装置は例えば円筒形を呈する本体2と、該本体から上方へ 突出し、円筒形チェンバ5内のピストン4を操作する操作レバー3から成る。チ ェンバ5から毛管通路6が固定用円錐体8の端面7にまで達している。ほかに、 操作レバー3及びピストン4の案内/係止手段及び行程調節手段をも含む。前記 調節手段はハンドレバー9によって操作することができる。
【0047】 このようなピペット装置は公知であり、ドイツ特許明細書第 25 49 477号に開 示されている。
【0048】 ピペットチップ10は固定用円錐体に嵌着されている。ピペットチップ10は 開口下端11を有し、下端よりも太い上端の外側には、ピペットチップ10及び 固定用円錐体8の相互に嵌合する部分が互いに整合すると確実に取付けが補償さ れるように、補強壁12を形成してある。
【0049】 固定用円錐体及びその下方に位置するピペットチップ10の上端部を含めてピ ペット装置1の下端部にまたがる領域13にフィルタを内蔵させる。
【0050】 フィルタは種々の態様で構成することができる。
【0051】 図2及び図3の実施例では、フィルタ14がピペットチップ10内に配置され ており、円錐形のピペットチップ10と一致する円錐形フィルタプラグから成る 。
【0052】 フィルタの位置は位置ぎめ手段によって限定される。
【0053】 位置ぎめ手段の種々の実施態様を図2及び図3に示した。
【0054】 図2及び図3に示す実施態様の1つでは、位置ぎめ手段が圧力を加えることで フィルタプラグ底面の縁辺と咬合する内向き突起15乃至17から成る。好まし い実施例では突起15乃至17の頂部に屋根形の突条19乃至21を形成する。 この場合、フィルタプラグの下方縁辺部が突条に押圧される結果、該突条がプラ グに食込むから、フィルタプラグをピペットチップ内側面と密封接触状態に挿入 でき、円周方向の位置を限定することにもなる。突起15乃至17は細く、かつ 垂直なナイフブレードを構成することが好ましく、フィルタプラグの挿入に伴な い、あるいは操作中に加わる外力の作用下に前記ナイフブレード上に容易にフィ ルタプラグを定着させることができるようにする。その場合、フィルタプラグは ある程度ナイフエッジを越える深さまで押下する。これは図示の実施例である。
【0055】 同じく図2から明らかなように、ピペットチップ10は壁部分54を含み、こ の部分は壁厚が比較的薄く、ピペットチップ10が弾性材で形成されているなら 拡張自在である。このように構成すれば、フィルタプラグ挿入に伴なって固定用 円錐体の壁がフィルタプラグをしっかり定着させるように弾性拡張する。特に弾 性に富んだ壁部分54の部分55がフィルタプラグの下方縁辺との衝合部を限定 し、前記プラグの挿入深度を制限する。
【0056】 上記構成とは関係なく、上記実施例においても、壁部分の強度が一様のピペッ トチップから成る実施例においても、挿入されたフィルタプラグは摩擦接触だけ でも保持することができる。
【0057】 図4に示す実施例では、フィルタプラグ装填手段がフィルタプラグと咬合可能 な内向き環状フランジ22から成る。この実施例では、フィルタプラグが環状フ ランジに達するとピペットチップ10の内側面と密封接触するように円錐台形フ ィルタプラグのサイズを装填空間よりも充分大きく設定する。
【0058】 図5乃至図7はフィルタプラグの種々の実施例を示す。図示の円錐形は本考案 の構成に利用するのに好ましいが、必須条件ではない。
【0059】 図5に示すフィルタプラグ23は複数のディスク層24乃至27から成り、各 ディスクはそれぞれ異なるフィルタリング特性を有するから、漸次的なフィルタ 作用が得られる。例えば、ディスクの高さを等しくし、密度に変化を持たせるこ とによってフィルタ作用に変化を与えることができる。密度が増大するに従って 、毛管通路を限定する面との接触機会も増大するからである。このことを利用す ることにより、化学反応を開始させたり、あるいは吸引力または圧力が特定値に 達するかまたはこれを超えるとフィルタ作用が増大するように設定することがで きる。
【0060】 図5では、ディスク24乃至27の高さがそれぞれ異なる。密度が等しいディ スクを使用する場合、高さに変化を与えることにより、スロットル作用またはフ ィルタ作用もこれに比例して変化する。このような構成はフィルタ作用に選択可 能な影響、即ち、個々の層(ディスク)の厚さに応じて反応度を変える影響が伴 なうようにしたい場合に好ましく、ディスクが厚ければ厚いほど作用度が高くな る。寸法設定もこの点を念頭において選択すればよい。
【0061】 フィルタの少なくとも個々の部分に、液体と接触可能な変色指示添加剤を添加 する場合、上記実施態様が好ましい。高さが同じ複数ディスク24乃至27にそ れぞれ異なる量の指示添加剤を添加する実施態様も可能である。
【0062】 図6は特に無機材料、例えばグラスファイバやロックウールから成り、これら の材料がほぼ軸方向に微小毛管通路29を有する部分28を含むフィルタ実施例 を示す。この部分28は取扱われる物質に対して非反応性であることが好ましい セルローズまたはこれに相当するプラスチックから成るフィルタ・ディスク30 と特に併用することができる。ねじれた迷路状の通路を有するから、前記フィル タディスクは特殊なフィルタリング特性を具える。材料及び多孔度の選択につい て上述の説明を参照されたい。
【0063】 図7は素子31及びフィルタ・ディスク30から成る同様の構成を示す。素子 31は下方導入口32を起点とする迷路状通路を有し、その1つを参照番号33 で示した。前記通路を限定するバッフル面34乃至37は例えば接着剤コーティ ングのような反応性材料で構成すればよく、この反応性材料が通過流体中の特定 成分と結合し、この特定成分は流体が逸らされる際に沈着する成分と共に流体か ら分離されるようにする。フィルタ・ディスクを設けても、フィルタ・ディスク は液体と接触し特殊な反応を呈するように構成することもできるから、フィルタ は主としてエァロゾールの分離を目的に使用される。
【0064】 図8に示す実施例では、図1で使用している固定用円錐体8の代りに2つの素 子38,39から成る円錐体を使用するから、ここでは固定用円錐体を分離する ことができる。ピペット装置の本体2に固定される素子38はその全長の一部に 毛管通路6を形成してあり、内部を横断する仕切り40の下に自由空間を含む。
【0065】 固定用円錐体の他方の素子39は螺合ジョイント41を介して素子38に固定 されており、底部だけを毛管通路43が形成されている壁42によって閉鎖され た中空殻体から成る。中空素子39の空洞44は上述のように構成されたフィル タ45を内蔵する。固定用円錐体の下方素子39は接近自在であり、螺脱するこ とができるから、フィルタ交換は容易である。この実施例では、適応させ、かつ 圧力を加えて組立てることを可能にする弾性シールリング56を設けることが好 ましい。これに代わる手段としてスリップオン式ジョイント、特にバヨネットジ ョイントを使用してもよい。
【0066】 図8の実施例では、変更を施すことなく所与のピペット装置を公知のピペット チップと併用できる。
【0067】 このことは図9の実施例についても同様である。この実施例では互いに嵌合す る円錐形フィルタ素子46は固定用円錐体8の外面にスリップオンすることがで き、その内部にフィルタ47を内蔵するから、操作はさらに容易になる。
【0068】 フィルタ素子46が円錐形を呈するから、前記素子の太い方の端部48をこれ を受ける円錐体に容易に嵌着できる。太い端部は弾性を帯びるように構成すれば よい。このように構成すればテーパは変らないから、細い下端49の外面にピペ ットチップ10をスリップオンすることができる。
【0069】 図1に示す部分13にフィルタが装填される場合には、嵌合式フィルタ素子4 6が特に望ましい。
【0070】 嵌合式フィルタ素子の操作は、フィルタ素子の上部外側に断面が適当な多角形 の、指で把持できるフランジ状部分53を設けることによって容易にすることが できる。
【0071】 図8の実施例では、ピペット装置1、特にその固定用円錐体がフィルタ45を 内蔵する。第10図に示す他の好ましい実施例では、固定用円錐体8の先端の内 側ではなく外側にフィルタ50を設ける。この実施例では、フィルタはきのこ形 であり、固定用円錐体の下端と基部が整合する半円形の頭部51を含む。フィル タ50は毛管通路へ挿入できる軸部52をも含む。このフィルタは頭部51を介 して容易に取扱うことができる。軸部52そのものと頭部51とは作用度の異な るフィルタ材料で構成することができる。円錐体には市販のピペットチップを取 付ける。
【0072】 以上に述べたピペット装置はフィルタの上記いずれの位置に設けても使用上極 めて有益である。
【0073】 それぞれの構成成分が殺菌された乾燥状態に維持されるように、ピペットチッ プ、ピペットチップ固定用円錐体または嵌合フィルタ素子内に使用されるフィル タまたはフィルタ材料、または嵌合自在なフィルタ素子を気密パッケージにそれ ぞれ封入すればよい。このパッケージとしてはブリスタパッケージまたは溶着フ ィルムパッケージを利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スリップオン式チップを装着したピペット装置
を一部断面で示す簡単な側面図である。
【図2】フィルタ素子を挿入された特殊設計のスリップ
オンピペットチップを示す側断面図である。
【図3】図2III−III線における水平断面図であ
る。
【図4】スリップオン式チップの他の実施例を示す図2
と同様の側断面図である。
【図5】フィルタ素子の種々の実施例を一部断面で示す
側面図である。
【図6】フィルタ素子の種々の実施例を一部断面で示す
側面図である。
【図7】フィルタ素子の種々の実施例を一部断面で示す
側面図である。
【図8】特殊設計の固定用円錐体を設けたピペット装置
の下端を示す簡略図である。
【図9】公知の単一片固定用円錐体を含み、ピペットチ
ップ/嵌合フィルタ集合体を具えたピペット装置下端を
示す側断面図である。
【図10】特殊設計のフィルタを具えた公知ピペット装
置の下端部を示す簡略図である。
【符号の説明】
1 ピペット装置 8 固定用円錐体 10 ピペットチップ 14,23,50 フィルタ 15〜17 内向き突起 19〜21 屋根状突起 24〜27 ディスク 30 フィルタ・ディスク 33 迷路状通路 34〜37 バッフル板 46 フィルタ素子 47 フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 ギンター キーン ドイツ連邦共和国,デイ−‐2000 ハンブ ルグ 71,ヴエルフエルリング 33 エ ー.

Claims (14)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリップオン式ピペットチップを保持す
    るための円錐体、該円錐体の通路と連通してピストンの
    往復運動を可能にするピストンチェンバ、ピペットチッ
    プ及びフィルタを含むピペット装置であって、フィルタ
    がエァロゾール、微生物等の透過度を異にするディスク
    の多層体からなり、かつ透過度が流れ方向に段階的に変
    化、特に低下する組合せで構成され、ピペット本体の下
    方に位置する円錐体の下端と該円錐体の下方に位置する
    ピペットチップの上端を含む部分に着脱自在に取付けら
    れていることを特徴とするピペット装置。
  2. 【請求項2】 積み重ねられたフィルタ・ディスクの密
    度及び/または高さがそれぞれ異なることを特徴とする
    請求項1記載のピペット装置。
  3. 【請求項3】 前記フィルタが半融珪藻土から成るフィ
    ルタ・ディスクと流れ方向に微孔を有する無機材料から
    成るフィルタ・ディスクとを組合せたことを特徴とする
    請求項1記載のピペット装置。
  4. 【請求項4】 フィルタの少なくとも一部に迷路状通路
    及びバッフル面を設け、他の部分を特にポリエステル及
    びアセテート繊維から成るフィルタ・ディスクで構成し
    たことを特徴とする請求項1記載のピペット装置。
  5. 【請求項5】 フィルタが迷路状通路及びバッフル面だ
    けを含み、バッフル面が通過流体中の物質と接着反応す
    る材料から成ることを特徴とする請求項1または4に記
    載のピペット装置。
  6. 【請求項6】 フィルタに、必要に応じてコーティング
    を施すか、または段階的な透過度を与えると共に、フィ
    ルタ材料を特定の殺菌剤、殺真菌剤または殺ウイルス剤
    及び総合的殺菌作用を有する物質でコーティングしたこ
    とを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のピペ
    ット装置。
  7. 【請求項7】 フィルタ材料またはフィルタ材料から成
    るバッフル面を、通過流体の特定成分と結合してこれを
    分離する反応性接着剤でコーティングしたことを特徴と
    する請求項5または6に記載のピペット装置。
  8. 【請求項8】 フィルタの太い方の端部が円錐体と嵌合
    し、細い端部がピペットチップと嵌合する嵌合可能な円
    錐形フィルタ素子を設け、この嵌合可能なフィルタ素子
    にフィルタを内蔵したことを特徴とする請求項1から7
    のいずれかに記載のピペット装置。
  9. 【請求項9】 フィルタをピペットチップの上端部内に
    配置し、該ピペットチップの内壁に、断面積に変化があ
    り、かつ、先端に屋根状突条を有する内向き突起を具備
    する位置ぎめ手段を設けたことを特徴とする請求項1か
    ら7のいずれかに記載のピペット装置。
  10. 【請求項10】 フィルタを嵌合可能なフィルタ素子ま
    たはピペットチップに接着固定したことを特徴とする請
    求項8または9に記載のピペット装置。
  11. 【請求項11】 フィルタがきのこ形を呈し、円錐体の
    通路に摺動挿入できる軸部を含むことを特徴とする請求
    項1から7のいずれかに記載のピペット装置。
  12. 【請求項12】 きのこ形フィルタの特に半球形頭部に
    よってハンドルを構成したことを特徴とする請求項11
    記載のピペット装置。
  13. 【請求項13】 フィルタが液体と接触する指示添加剤
    を含むことを特徴とする請求項第1から12のいずれか
    に記載のピペット装置。
  14. 【請求項14】 コバルト化合物から成る指示添加剤を
    好ましくは段階的フィルタリング作用度を有する多層フ
    ィルタに添加し、液体に汚染が生ずると一挙に変色する
    か、または複数サンプルに呼応して特に徐々に流入する
    エァロゾールに呼応してゆっくりと変色するようにした
    ことを特徴とする請求項13記載のピペット装置。
JP1991031510U 1986-10-20 1991-05-09 スリップオン式ピペットチップを保持するための固定用円錐体を含むピペット装置 Expired - Lifetime JPH0611102Y2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3635598.4 1986-10-20
DE19863635598 DE3635598A1 (de) 1986-10-20 1986-10-20 Pipettiervorrichtung mit einem aufsteckkonus fuer eine pipettenspitze sowie pipettenspitze fuer eine solche pipettiervorrichtung

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04131438U true JPH04131438U (ja) 1992-12-03
JPH0611102Y2 JPH0611102Y2 (ja) 1994-03-23

Family

ID=6312045

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62265184A Pending JPS63185457A (ja) 1986-10-20 1987-10-20 スリップオン式ピペットチップを保持するための固定用円錘体を含むピペット装置
JP1991031510U Expired - Lifetime JPH0611102Y2 (ja) 1986-10-20 1991-05-09 スリップオン式ピペットチップを保持するための固定用円錐体を含むピペット装置

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62265184A Pending JPS63185457A (ja) 1986-10-20 1987-10-20 スリップオン式ピペットチップを保持するための固定用円錘体を含むピペット装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US4999164A (ja)
EP (1) EP0264704B1 (ja)
JP (2) JPS63185457A (ja)
AT (1) ATE73014T1 (ja)
DE (2) DE3635598A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020131092A (ja) * 2019-02-15 2020-08-31 住友ベークライト株式会社 ピペット用フィルタ

Families Citing this family (82)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5209128A (en) * 1989-12-18 1993-05-11 The United States Of America As Represented By The Department Of Health And Human Services Safety pipette and adaptor tip
JP2536217Y2 (ja) * 1990-06-12 1997-05-21 住友ベークライト株式会社 ディスペンサー用チップ
US5156811A (en) * 1990-11-07 1992-10-20 Continental Laboratory Products, Inc. Pipette device
US5171537A (en) * 1991-05-06 1992-12-15 Richard E. MacDonald Activated immunodiagnostic pipette tips
US5501841A (en) * 1991-11-14 1996-03-26 Artchem, Inc. Connection-type treatment system for micro solution and method of treatment
DE69305947T2 (de) * 1992-09-18 1997-03-13 Amersham Int Plc Vorrichtung und Methode zur Affinitätstrennung
FI925118A0 (fi) * 1992-11-11 1992-11-11 Labsystems Oy Behaollare
US5364595A (en) * 1993-07-02 1994-11-15 Porex Technologies Corp. Pipette device constructed to prevent contamination by aerosols or overpipetting
DE4341229C2 (de) * 1993-12-03 1995-09-07 Eppendorf Geraetebau Netheler Pipettensystem
CA2147560A1 (en) * 1994-04-22 1995-10-23 Donald H. Devaughn Aerosol and liquid transfer resistant pipette tip apparatus and method
US5496523A (en) * 1994-05-06 1996-03-05 Sorenson Bioscience Filtered micropipette tip for high/low volume pipettors
US5509319A (en) * 1994-06-21 1996-04-23 Geo-Microbial Technologies, Inc. Adapter for pipetter and hypodermic needle
US5587538A (en) * 1995-10-11 1996-12-24 Applied Research Associates, Inc. Downhole volatile organic compounds trap for improved sampling of volatile organic compounds using cone penetrometer testing techniques
US6117394A (en) * 1996-04-10 2000-09-12 Smith; James C. Membrane filtered pipette tip
DE19626234A1 (de) * 1996-06-29 1998-01-02 Innova Gmbh Vorrichtung zur kontaminationsfreien Zu- und Abfuhr von Flüssigkeiten
FI104891B (fi) * 1996-10-08 2000-04-28 Fluilogic Systems Oy Menetelmä ja laitteisto neste-erien annostelemiseksi
US6066297A (en) * 1997-01-03 2000-05-23 Matrix Technologies Corporation Small sample volume displacement pipette tips
US6123905A (en) * 1997-01-17 2000-09-26 Matrix Technologies Corporation Pipettor including an indicator and method of use
US5851491A (en) * 1997-06-13 1998-12-22 Labcon, North America Pipette tip and filter for accurate sampling and prevention of contamination
US6045757A (en) * 1997-06-30 2000-04-04 Rainin Instrument Co., Inc. Membrane filter pipette tip
GB2327628A (en) * 1997-07-26 1999-02-03 Peerless Systems Limited Powder pipette with replaceable tip
WO1999006149A1 (en) * 1997-08-01 1999-02-11 Aalto Scientific, Ltd. Pipetting devices preloaded with standardized control sample materials
AU1874099A (en) * 1997-11-19 1999-06-07 Elena Gromakovskaja Device for sequential discharge of flowable reagents
US6223590B1 (en) * 1998-01-30 2001-05-01 Janos Technology Inc. Volatilization device for liquids
FI104885B (fi) * 1998-03-09 2000-04-28 Biohit Oy Imulaite
FI107026B (fi) * 1998-08-26 2001-05-31 Biohit Oyj Imulaitteen kärki ja menetelmä nesteen annostelemiseksi imulaitteella
FI105783B (fi) * 1998-08-26 2000-10-13 Biohit Oyj Menetelmä ja laite nesteen annostelemiseksi
CZ9900769A3 (cs) * 1999-03-04 2000-10-11 Petr Ing. Drsc. Hušek Použití špičky s filtrem k vytvoření sloupce sorbentu s definovaným objemem v prostoru pod filtrem
US6673318B1 (en) * 1999-05-31 2004-01-06 Bridgestone Corporation Pipette
US6814936B1 (en) 1999-07-01 2004-11-09 Goran Enhorning Pipette assembly having a small volume disposable tip
FI108281B (fi) * 1999-07-07 2001-12-31 Biohit Oyj Imulaite ja menetelmä käytettäväksi imulaitteessa
DE10011235C2 (de) * 2000-03-08 2002-08-08 Max Planck Gesellschaft Ausstechvorrichtung zur Probenaufnahme und Verfahren zur Probenaufnahme
US6596240B2 (en) 2001-01-12 2003-07-22 Porex Corporation Pipette tip for easy mounting and ejecting from a pipette
US6973845B2 (en) 2001-01-18 2005-12-13 Beckman Coulter, Inc. Low insertion force tip/mandrel
US6360595B1 (en) * 2001-03-16 2002-03-26 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Liquid measuring device and method of using
JP2005501983A (ja) * 2001-09-10 2005-01-20 ポレックス,コーポレーション 繊維性セルフシール部品
ATE480330T1 (de) * 2001-10-16 2010-09-15 Matrix Technologies Corp Hand-pipettiervorrichtung
JP3648487B2 (ja) * 2002-03-01 2005-05-18 アロカ株式会社 分注装置用ノズルチップ
US7284454B2 (en) * 2004-05-27 2007-10-23 Matrix Technologies Corporation Hand held pipette
US20060027033A1 (en) * 2002-10-16 2006-02-09 Richard Cote Hand-held pipette employing voice recognition control
EP1554041B1 (en) * 2002-10-22 2012-05-23 EMD Millipore Corporation Multi-sided immersion formation of composite structures and method
SE0203366L (sv) * 2002-11-14 2003-11-04 Magnetic Biosolutions Sweden A Pipetteringsapparat
EP1656204A1 (en) * 2003-07-30 2006-05-17 Matrix Technologies Corporation Pipette tip assembly for nano-liter aspiration and dispensing
EP1677886A1 (en) * 2003-09-30 2006-07-12 Chromba, Inc. Multicapillary column for chromatography and sample preparation
US20070017870A1 (en) 2003-09-30 2007-01-25 Belov Yuri P Multicapillary device for sample preparation
US7396512B2 (en) * 2003-11-04 2008-07-08 Drummond Scientific Company Automatic precision non-contact open-loop fluid dispensing
JP4118250B2 (ja) * 2004-04-28 2008-07-16 アロカ株式会社 ノズルチップ
DE102004046366A1 (de) * 2004-07-15 2006-02-09 Levin, Felix, Dr. Universell einsetzbare Testvorrichtung zur schnellen Analysen von Flüssigkeiten
WO2006029387A1 (en) * 2004-09-09 2006-03-16 Microfluidic Systems Inc. A handheld and portable microfluidic device to automatically prepare nucleic acids for analysis
JP4936901B2 (ja) * 2005-01-07 2012-05-23 ユニバーサル・バイオ・リサーチ株式会社 担体封入チップ、担体処理装置、および担体処理方法
DE102005005437A1 (de) 2005-02-05 2006-08-10 Eppendorf Ag Filterpipettenspitze
US20070086924A1 (en) * 2005-10-18 2007-04-19 Drummond Scientific Company Pipette with contamination indicator
DE102005053463A1 (de) * 2005-11-06 2007-05-10 Aj Innuscreen Gmbh Vorrichtung und Verfahren zur automatisierten Isolierung und Aufreinigung von Nukleinsäuren aus beliebigen komplexen Ausgangsmaterialien
CH708024B8 (de) * 2005-12-20 2015-01-15 Tpp Techno Plastic Products Ag Verfahren zur Herstellung einer Pipette.
EP1878498A1 (en) * 2006-07-14 2008-01-16 Roche Diagnostics GmbH Handling kit for analyzing a liquid sample by nucleic acid ampification
US7858366B2 (en) * 2006-08-24 2010-12-28 Microfluidic Systems, Inc Integrated airborne substance collection and detection system
US7633606B2 (en) * 2006-08-24 2009-12-15 Microfluidic Systems, Inc. Integrated airborne substance collection and detection system
US7705739B2 (en) * 2006-08-24 2010-04-27 Microfluidic Systems, Inc. Integrated airborne substance collection and detection system
US7662343B2 (en) 2006-10-24 2010-02-16 Viaflo Corporation Locking pipette tip and mounting shaft
US7662344B2 (en) 2006-10-24 2010-02-16 Viaflo Corporation Locking pipette tip and mounting shaft
JP5002657B2 (ja) * 2007-02-12 2012-08-15 ポーレックス コーポレイション 変色指示薬を含む多孔質バリア媒体
US7759112B2 (en) * 2007-10-31 2010-07-20 Akonni Biosystems, Inc. Apparatus, system, and method for purifying nucleic acids
US9428746B2 (en) 2007-10-31 2016-08-30 Akonni Biosystems, Inc. Method and kit for purifying nucleic acids
US20090111193A1 (en) * 2007-10-31 2009-04-30 Cooney Christopher G Sample preparation device
US10125388B2 (en) 2007-10-31 2018-11-13 Akonni Biosystems, Inc. Integrated sample processing system
US20090220386A1 (en) * 2008-02-29 2009-09-03 Ferri Joseph E Porous Sealing Material
EP2274098B1 (en) * 2008-03-28 2013-12-25 Biotix, Inc. Multicapillary sample preparation devices and methods for processing analytes
EP2153900B1 (en) * 2008-07-30 2015-09-02 F. Hoffmann-La Roche AG Pipette tip and use of the pipette tip
US8277757B2 (en) * 2009-09-29 2012-10-02 Integra Biosciences Corp. Pipette tip mounting shaft
DE102010031240A1 (de) 2010-07-12 2012-01-12 Hamilton Bonaduz Ag Pipettierspitze mit hydrophober Oberflächenausbildung
WO2012040333A1 (en) * 2010-09-23 2012-03-29 Porex Corporation Filtered adapter for pipettors
AU2011343588B2 (en) * 2010-12-17 2015-10-22 Biomerieux, Inc. Methods for the isolation, accumulation characterization and/or identification of microorganisms using a filtration and sample transfer device
JP2012167991A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Fujifilm Corp 検体容器およびノズルチップ容積調節体
US8690981B2 (en) 2011-06-15 2014-04-08 Porex Corporation Sintered porous plastic liquid barrier media and applications thereof
US9358538B2 (en) 2012-04-30 2016-06-07 The Regents Of The University Of Michigan High resolution pipette
CN104968408B (zh) 2013-02-05 2019-09-17 普凯尔德诊断技术有限公司 过滤装置以及使用该过滤装置的方法
DE202013004663U1 (de) * 2013-05-17 2013-06-04 Harro Höfliger Verpackungsmaschinen GmbH Stechheber zum volumetrischen Dosieren von Pulver
CN104258917B (zh) * 2014-10-15 2016-01-20 浙江硕华医用塑料有限公司 一种移液枪头的改进结构
JP7338870B2 (ja) * 2017-05-19 2023-09-05 スライブ バイオサイエンス, インコーポレイテッド 液体移送システム
CN107413108A (zh) * 2017-09-25 2017-12-01 四川出入境检验检疫局检验检疫技术中心 定量取水试管与水过滤器的组合装置
CN111744567B (zh) * 2020-06-24 2021-03-30 巨爱宁 一种化验科室用移液枪
WO2022226255A1 (en) * 2021-04-22 2022-10-27 Innovaprep Llc Prefilters for particle concentrators

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3494201A (en) * 1968-08-16 1970-02-10 Oxford Lab Pipetting system
GB1463807A (en) * 1973-03-01 1977-02-09 Wellcome Found Filters
US3985032A (en) * 1975-11-13 1976-10-12 Centaur Chemical Co. Micropipette filter tips
US4059020A (en) * 1976-09-09 1977-11-22 Centaur Chemical Co. Filter for micropipettes
CA1066674A (en) * 1977-02-14 1979-11-20 Gelman Instrument Company Mouth filter for use with pipettes
US4117728A (en) * 1977-12-22 1978-10-03 Miles Laboratories, Inc. Pipette
FI56937C (fi) * 1978-08-04 1980-05-12 Suovaniemi Finnpipette Anordning foer att avlaegsna en engaongsspetsbehaollare fraon en pipett
FI60138C (fi) * 1979-03-23 1981-12-10 Suovaniemi Finnpipette Pipett
US4267729A (en) * 1979-05-14 1981-05-19 Eddelman Roy T Volumetric pipettor
US4461328A (en) * 1982-06-04 1984-07-24 Drummond Scientific Company Pipette device
US4483825A (en) * 1982-07-09 1984-11-20 Fatches Keith R Pipette and filter combination
US4588555A (en) * 1982-10-04 1986-05-13 Fmc Corporation Device for use in chemical reactions and analyses
JPS6138608A (ja) * 1984-07-31 1986-02-24 Fuji Photo Film Co Ltd 全血からの血漿の分離器具および分離方法
US4601212A (en) * 1985-07-26 1986-07-22 Shapiro Justin J Precision micropipettor

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020131092A (ja) * 2019-02-15 2020-08-31 住友ベークライト株式会社 ピペット用フィルタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0611102Y2 (ja) 1994-03-23
EP0264704A3 (en) 1988-12-14
EP0264704A2 (de) 1988-04-27
DE3777064D1 (de) 1992-04-09
JPS63185457A (ja) 1988-08-01
DE3635598C2 (ja) 1989-03-09
US4999164A (en) 1991-03-12
EP0264704B1 (de) 1992-03-04
DE3635598A1 (de) 1988-05-05
ATE73014T1 (de) 1992-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04131438U (ja) スリツプオン式ピペツトチツプを保持するための固定用円錐体を含むピペツト装置
US4301799A (en) Non-collapsible medical fluid container with air vent filter
US4487606A (en) Suction canister with shut-off valve and smoke filter
ES2650612T3 (es) Tubo de doble capa basado en membrana para recolecciones de muestras
US4357240A (en) Disposable, one-piece filter unit
US3693804A (en) Pressure differential filtering apparatus and method
US5888831A (en) Liquid-sample-separation laboratory device and method particularly permitting ready extraction by syringe of the separated liquid sample
US6045757A (en) Membrane filter pipette tip
US5368729A (en) Solid phase extraction device
JPH06506150A (ja) 液体試料を分離するための装置および方法
GB2065620A (en) Transfer device and dispensing system for the transfer of aliquots from a container of fluid
KR0163564B1 (ko) 살균액의 보존과 투여부분의 포장과 방법
US9594007B2 (en) Chromatography apparatus and method
JPS62500913A (ja) 創傷排液装置用脂肪バッフル
JPS62221459A (ja) 遠心管用フイルタ
CN101820967A (zh) 过滤装置
US3698561A (en) Filtering pipette
JPS59206027A (ja) ガス濾過のための小型濾過器
US4792398A (en) Manual vacuum filtration device
JP4602623B2 (ja) マイクロタイタープレートおよびそれを製造する方法
US7829022B1 (en) Centrifuge tube assembly and method of using the same
EP0713424A1 (en) Saliva sample collection system
JPH03209146A (ja) 多数濃縮用の廃棄可能な液体濃縮用装置
US4966758A (en) Vacuum ampule filtration device
JPS59206015A (ja) プラスチツクからなる濾過装置