JP2020131092A - ピペット用フィルタ - Google Patents
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Abstract
Description
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、以下に説明する部材の形状、寸法、配置等については、本発明の趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
また、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。なお、いずれの図面についても、便宜上、符号を付していない(省略している)箇所がある。
まず、本実施形態に係るピペット用フィルタの概要について、図1から図5の符号を参照して説明する。なお、図1および図3は本実施形態に係るピペット用フィルタと、このピペット用フィルタに装着するピペッターおよびピペットを示す正面図であり、図2、図4および図5は、本実施形態に係るピペット用フィルタにピペッターおよびピペットを装着した状態を示す拡大図である。
つまり、本実施形態に係るピペット用フィルタ1は、複数のピペット5に着脱して繰り返し使用することが可能なピペット用のフィルタである。
本実施形態に係るピペット用フィルタ等の全体構成について、図1から図5を参照して説明する。
そして、このピペット用フィルタ1は、図2、図4および図5に示すように、ピペッター3の先端部31とピペット5の上端側開口部51との間に装着することにより、ピペッター3とピペット5とを連通関係とすることができ、ピペッター3による吸入によってピペット5の内部に液体を吸引する作用、および、ピペッター3による吐出によってピペット5の内部から液体を排出する作用を妨げない。つまり、ピペッティング操作に支障をきたすことがない。
また、本実施形態に係る滅菌フィルタ体12の形状については、限定されるものではないが、例えば円筒状、円盤状、板形状、球状などの、フィルタとしての機能を発揮しやすい形状であるのが好ましい。
例えば、収容体11の内部形状に合わせた円筒状などの滅菌フィルタ体12が一つ充填されていても良く、あるいは、円盤状や板形状の滅菌フィルタ体12が複数積層されて収容体11の内部に充填されている構成や、収容体11の内部に球状の滅菌フィルタ体12が隙間なく多数密に充填されている構成などであっても良い。
また、この収容体11は、硬質プラスチックなどの非可塑性材料を用いて作製されたものであると、耐久性という点においてより好ましいものとなる。一方、後述するピペッター装着部15およびピペット装着部17と同じ材料(例えばエラストマー材料など)を用いて作製されたものであると、ピペット用フィルタ1を全体として同じ材料を用いて作製することができるため、製造の簡便性という点においてより好ましいものとなる。
そして、収容体11、ピペッター装着部15およびピペット装着部17を備える本実施形態に係るピペット用フィルタ1は、滅菌フィルタ体12だけでなく、全体として、滅菌フィルタ体12と同様の方法により滅菌されていても良い。
また、本実施形態に係るピペット用フィルタ1は、生物由来成分を含まない滅菌フィルタ体12が充填されていることから生物由来成分のコンタミネーション(ピペット5に吸入した生体試料などへの異種生物由来成分混入)を生じにくく、コスト面および機能面において非常に有用である。
本実施形態に係るピペット用フィルタは、上記したようにピペッターとピペットとの間に装着して用いられるが、以下、本実施形態に係るピペット用フィルタと、ピペッターおよびピペットとの装着について詳細に説明する。
このような構成の例としては、図2および図4のような、ピペッター装着部15がゴム製ピペットの先端部31に設けられた差し込み孔と同一形状の凸形状であって、この先端部31に設けられた差し込み孔にこのピペッター装着部15を差し込んで内嵌合させる構成であり、さらに、ピペット装着部17がガラスピペットの上端側開口部51と同一形状の凹形状であって、このピペット装着部17をこの上端側開口部51に差し込んで外嵌合させる構成や、図5のような、ピペッター装着部15がメカニカルピペッターの先端部31と同一形状の凹形状であって、この先端部31をこのピペッター装着部15に差し込んで外嵌合させる構成であり、さらに、ピペット装着部17がピペットチップの上端側開口部51の開口と同一形状の凸形状であって、この上端側開口部51の開口にこのピペット装着部17を差し込んで内嵌合させる構成などが示される。
また、この掛止部13に用いられる材料も、熱可塑性樹脂、エラストマー材料、金属などが例示されるが、これも限定されるものではない。
そして、このピペッティグセットにおいて、ピペット用フィルタ1が装着されるピペット5は、その上端側開口部51の内部にフィルタが備えられていないガラス製のピペット、つまりフィルターレスガラスピペットであるのがより好ましい。
(1)ピペッターの先端部と、ピペットの上端側開口部との間に装着して用いられるピペット用フィルタであって、非生物由来の多孔体により形成された滅菌フィルタ体が内部に充填された収容体と、前記ピペッターの前記先端部に装着する部位であるピペッター装着部と、前記ピペットの前記上端側開口部に装着する部位であるピペット装着部とを備え、前記ピペッターおよび前記ピペットに対して着脱可能である、ピペット用フィルタ。
(2)前記ピペッター装着部の形状が、前記先端部と嵌合する形状であり、且つ、前記ピペット装着部の形状が、前記上端側開口部と嵌合する形状である、(1)に記載のピペット用フィルタ。
(3)前記ピペッター装着部を備える側に、前記ピペッターの前記先端部と前記ピペット用フィルタとを掛止する掛止部を有する、(1)または(2)に記載のピペット用フィルタ。
(4)前記多孔体が、焼結金属、セラミック、多孔質ガラスから選ばれる1以上である、(1)〜(3)のいずれか1つに記載のピペット用フィルタ。
(5)(1)〜(4)のいずれか1つに記載のピペット用フィルタが前記ピペッターの前記先端部に装着されている、フィルタ付ピペッター。
(6)(1)〜(4)のいずれか1つに記載のピペット用フィルタが前記ピペッターおよび前記ピペットに装着されている、ピペッティングセット。
(7)前記ピペットが、フィルターレスガラスピペットである、(6)に記載のピペッティングセット。
3 ピペッター
5 ピペット
11 収容体
12 滅菌フィルタ体
13 掛止部
15 ピペッター装着部
17 ピペット装着部
31 先端部
33 チップインジェクター
51 上端側開口部
Claims (7)
- ピペッターの先端部と、ピペットの上端側開口部との間に装着して用いられるピペット用フィルタであって、
非生物由来の多孔体により形成された滅菌フィルタ体が内部に充填された収容体と、前記ピペッターの前記先端部に装着する部位であるピペッター装着部と、前記ピペットの前記上端側開口部に装着する部位であるピペット装着部とを備え、
前記ピペッターおよび前記ピペットに対して着脱可能である、
ピペット用フィルタ。 - 前記ピペッター装着部の形状が、前記先端部と嵌合する形状であり、且つ、前記ピペット装着部の形状が、前記上端側開口部と嵌合する形状である、請求項1に記載のピペット用フィルタ。
- 前記ピペッター装着部を備える側に、前記ピペッターの前記先端部と前記ピペット用フィルタとを掛止する掛止部を有する、請求項1または2に記載のピペット用フィルタ。
- 前記多孔体が、焼結金属、セラミック、多孔質ガラスから選ばれる1以上である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のピペット用フィルタ。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載のピペット用フィルタが前記ピペッターの前記先端部に装着されている、フィルタ付ピペッター。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載のピペット用フィルタが前記ピペッターおよび前記ピペットに装着されている、ピペッティングセット。
- 前記ピペットが、フィルターレスガラスピペットである、請求項6に記載のピペッティングセット。
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2019
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