JPH04131274A - 複写防止用感熱記録材料 - Google Patents

複写防止用感熱記録材料

Info

Publication number
JPH04131274A
JPH04131274A JP2255907A JP25590790A JPH04131274A JP H04131274 A JPH04131274 A JP H04131274A JP 2255907 A JP2255907 A JP 2255907A JP 25590790 A JP25590790 A JP 25590790A JP H04131274 A JPH04131274 A JP H04131274A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
heat
recording material
leuco dye
alkyl group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2255907A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Amano
哲也 天野
Keiichi Maruta
丸田 恵一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2255907A priority Critical patent/JPH04131274A/ja
Publication of JPH04131274A publication Critical patent/JPH04131274A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は近赤外領域の光学的読取りに適し、且つ、可視
領域においての光学的読取りが不能であることから機密
情報等の漏洩防止に優れ、また複写防止に優れた感熱記
録材料に関する。
〔従来の技術〕
ロイコ染料を用いる記録材料は古くから知られており、
感圧記録紙や、感熱記録紙等として利用され、年々その
使用量も増えてきている。
ロイコ系感熱記録材料は、支持体上に、ロイコ染料と顕
色剤を支持させたものであり、微少発熱抵抗体素子によ
り熱的に画像信号を与えると、発色画像を与える。
このような感熱記録材料は、他の記録材料1例えば、電
子写真や、静電記録材料に比べ、現像、定着などの煩雑
な処理を施すことなく、比較的簡単な装置で短時間に記
録が得られること、その保守が容易であること、騒音の
発生がないことなどの利点を有し、ファクシミリ、プリ
ンタ、工業用計測記録計、コンピュータの端末機など、
所謂出力記録用として利用されるのみではなく、バーコ
ード対応によって、食品用ラベル等で用いられる値札の
ほか、部品、製品の管理に用いられる工業用ラベルなど
、広範囲に利用されている。
しかしながら、これらの感熱記録材料の問題点として、
記録された情報が可視領域においての光学的読取り可能
なため、バーコード等の情報が簡単にバーコード読取り
装置及び目視により読取られてしまい、また複写機等に
より簡単に複写できてしまうため、可視領域において読
取られたくない機密情報等の漏洩や複写を防止し得るも
のではなかった。
また近年、近赤外領域の光学的読取りに適した感熱記録
材料において、いくつかの提案がなされており、またこ
れらの感熱記録材料に使用するロイコ染料として、可視
光の長波長部から赤外部にわたる波長の電磁波を吸収す
る性質を有するロイコ染料に関して、いくつかの提案が
なされている。
例えば、特開昭60−27589号公報及び特開昭61
−165380号公報には、本発明で用いる特定のジビ
ニル系フタリド誘導体が開示されており、また特開昭5
9−199757号公報、特開昭60−230890号
公報及び特開昭63−145366号公報にも同様に本
発明で用いるロイコ染料が開示されている。これらのロ
イコ染料を用いることにより光学的読取り領域を可視領
域から近赤外領域まで広げることができるが、可視領域
においても若干の吸収を有するものがあるため、上記問
題点を克服できるものではなかった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、前記問題点を克服した感熱記録材料の提供に
あり、更に詳しくは近赤外領域の光学的読取りに適する
と共に可視領域においての機密情報等の漏洩防止、複写
防止に優れた感熱記録材料を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決するため本発明の構成は、感熱発色層中
にロイコ染料として近赤外光吸収を有し。
かつ緑色の発色を呈するロイコ染料を含有せしめるとと
もに該感熱発色層及びオーバーコート層の両方か、ある
いはいずれかの方の層中に緑色を有する顔料1着色染料
の両方か、あるいはいずれか一方を含有させた点にある
即ち1本発明は感熱発色層及びオーバーコート層の両方
かあるいはいずれか一方の層中に緑色を有する顔料1着
色染料の両方かあるいはいずれか一方を含有させること
により、感熱記録材料の地肌部は緑色に着色させ、ロイ
コ染料が有機顕色剤し熱溶融反応を起こし、発色した場
合においても発色色調が緑色であり、地肌と印字画像部
が同色調であるため、可視領域においての読取り及び目
視による判別が不可能となり、また複写機においての複
写も防止できるものとなる。
これにより、本発明の感熱記録材料は近赤外領域の光学
的読取りに適し、且つ可視領域においての光学的読取り
、及び目視による判別の不可能なものとなる。
本発明において、感熱発色層中に含有される近赤外光吸
収ロイコ染料は、有機顕色剤と熱溶融反応を起こし発色
した場合に、近赤外領域(特に700〜1500r++
++の近赤外領域)の光を効率的に吸収するものである
。具体的にはジビニル系フタリド誘導体、フルオレン系
ロイコ染料、ペンタジェン系ロイコ染料、フルオラン系
ロイコ染料等が挙げられる。
ジビニル系フタリド誘導体としては、下記一般式(1)
又は(II)で表わされる近赤外吸収ロイコ染料が挙げ
られる。
〔式中R1、R2はアルキル基、脂環基、アリール基、
アルアルキル基及びこれらをさらにハロゲン原子、アル
キル基、アルコキシル基で置換した基を示すが、R□、
R2は互いに又は隣接するペンゼン環とへテロ環を形成
することもできる。R1は水素原子、ハロゲン原子、ア
ルキル基、アルコキシル基、アシロキシ基を示し、R4
は水素原子、アルキル基を示す。
a、 b、 c、 dは炭素原子を示すが、そのうち1
もしくは2個は窒素原子であってもよい。炭素原子には
置換基として水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ア
ルコキシル基、ジアルキルアミノ基、もしくはにニトロ
基が結合してもよく、a−b、b−cまたはc−d結合
が他の芳香環を形成してもよい。〕 (III)で表わされる近赤外吸収ロイコ染料が望まし
い。
△ R,R4 (式中、R工、R2、R3、R4,R,およびR9は各
々炭素数1−4のアルキル基を表わす) ペンタジェン系ロイコ染料としては、下記一般式(IV
)で表わされる近赤外吸収ロイコ染料が望ましい。
(式中nは1〜3の整数を表わす。) フルオレン系ロイコ染料としては、下記一般式C式中、
R8、R2、R3,R4は、水素又は置換もしくは未置
換のアルキル基、RS、RGは水素又は置換もしくは未
置換のフェニル基、R7は置換もしくは未置換のアルキ
ル基又は置換もしくは未置換のフェニル基である) (式中、R工およびR2はそれぞれ独立に水素原子、ア
ルキル基、シクロアルキル基またはベンジル基を表わし
、シクロアルキル基またはベンジル基を表わし、さらに
R□とR2は互に結合して隣接する窒素原子と一緒にな
ってピロリジノ基、ピペリジノ基またはモルホリノ基を
形成してもよく、R1およびR4はそれぞれ独立に水素
原子、アルキル基、フェニル基またはベンジル基を表わ
し、環Aは置換基を有していてもよいベンゼン環または
ナフタレン環を表わし、環B、 CおよびD上にはハロ
ゲン原子、アルキル基およびアルコキシ基からなる群か
ら選ばれる置換基が存在してもよい) 本発明において感熱発色層及びオーバーコート層の両方
かあるいはいずれか一方の層中に含有される顔料として
は、従来公知の緑色系顔料の中から任意に選択すること
ができ、中でも銅フタロシアニングリーン系の緑色顔料
が紙の染色に優れている。またこれらの緑色顔料の他に
、その他色製顔料を組み合せて用いて、緑色を形成させ
て使用することもできる。
又、本発明において発熱発色層及びオーバーコート層の
両方かあるいはいずれか一方の層中に含有される着色染
料としては、従来公知の緑色系着色染料の中から任意に
選択することができ、中でも紙の染色用として用いられ
ている緑色系着色染料が好ましい。
また、本発明で前記のロイコ染料と組合せて用いられる
顕色剤としては、前記ロイコ染料を接触時発色させる種
々の電子受容性化合物、又は酸化剤等が適用される。こ
のようなものは従来公知であり、その具体例を示すと、
以下に示すような無機酸、有機酸、フェノール性物質、
フェノール樹脂等が挙げられる。
ベントナイト、 ゼオライト。
酸性白土、 活性白土、 シリカゲル、 フェノール樹脂、 4.4′−イソプロピリデンビスフェノール。
4.4′−イソプロピリデンビス(0−メチルフェノー
ル)、 4.4′−セカンダリ−ブチリデンビスフェノール4.
4′−イソプロピリデンビス(0−ターシャリ−ブチル
フェノール)、 4.4′−シクロへキシリデンジフェノール、4.4′
−イソプロピリデンビス(2−クロロフェノール)、 2.2′−メチレンビス(4−メチル−6−ターシャリ
−ブチルフェノール)、 2.2′−メチレンビス(4−エチル−6−ターシャリ
−ブチルフェノール)、 4.4′−ブチリデンビス(6−ターシャリ−ブチル−
2−メチル)フェノール。
1.1.3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5
−ターシャリブチルフェニル)ブタン、 1.1.3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5
−シクロへキシルフェニル)ブタン、 4.4′−チオビス(6−ターシャリ−ブチル−2−メ
チル)フェノール、 4.4′−ジフェノールスルホン、 4.2′−ジフェノールスルホン、 4−イソプロポキシ−4′−ヒドロキシジフェニルスル
ホン、 4−ベンジロキシ−4′−ヒドロキシジフェニルスルホ
ン、 4.4′−ジフェノールスルホキシド、P−ヒドロキシ
安息香酸イソプロピル、P−ヒドロキシ安息香酸ベンジ
ル。
プロトカテキュ酸ベンジル、 没食子酸ステアリル、 没食子酸ラウリル、 没食子酸オクチル、 ■、7−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3,5
−ジオキサへブタン、 1.5−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3−オ
キサペンタン、 1.3−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−プロパ
ン、 2.2′−メチレンビス(4−エチル−6−ターシャリ
ブチルフェノール)、 1.3−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−2−ヒ
ドロキシプロパン、 N、N’−ジフェニルチオ尿素、 N、N’−ジ(m−クロロフェニル)チオ尿素、サリチ
ルアニリド、 5−クロロ−サリチルアニリド、 サリチル−0−りロロアニリド、 2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸、 チオシアン酸亜鉛のアンチピリン錯体、2−アセチルオ
キシ−3−ナフトエ酸の亜鉛塩、2−ヒドロキシ−1−
ナフトエ酸。
1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、 ヒドロキシナフトエ酸の亜鉛、アルミニウム、カルシウ
ム等の金属塩 ビス−(4−ヒドロキシフェニル)酢酸メチルエステル
、 ビス−(4−ヒドロキシフェニル)酢酸ベンジルエステ
ル、 1.3−ビス(4−ヒドロキシクミル)ベンゼン、1.
4−ビス(4−ヒドロキシクミル)ベンゼン、2.4′
−ジフェノールスルホン、 3.3′−ジアリル−4,4′−ジフェノールスルホン
、α、α−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−α−メチ
ルトルエンチオシアン酸亜鉛のアンチピリン錯体。
テトラブロモビスフェノールA、 テトラブロモビスフェノールS、 3.4−ジヒドロキシ−4′−メチルジフェニルスルホ
ン等。
本発明において、感熱記録材料を得るために、ロイコ染
料及び呈色剤を支持体上に結合支持させる場合、慣用の
種々の結合剤を適宜用いることができる。このような結
合剤の具体例を挙げると。
例えば、以下のものが挙げられる。
ポリビニルアルコール、澱粉及びその誘導体、メトキシ
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロー
ス等のセルロース誘導体、ポリアクリル酸ソーダ、ポリ
ビニルピロリドン、アクリルアミド/アクリル酸エステ
ル共重合体。
アクリルアミド/アクリル酸エステル/メタクリル酸三
元共重合体、スチレン/無水マレイン酸共重合体アルカ
リ塩、イソブチレン/無水マレイン酸共重合体アルカリ
塩、ポリアクリルアミド、アルギン酸ソーダ、ゼラチン
、カゼイン等の水溶性高分子の他、ポリ酢酸ビニル、ポ
リウレタン、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル
酸エステル、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン/酢酸ビニル共重合体等のエマルジョンやスチレン/
ブタジェン共重合体、スチレン/ブタジェン/アクリル
系共重合体等のラテックス類等。
また、本発明により感熱記録材料を得る場合は、必要に
応じて、熱感度向上剤として種々の熱可融性物質を使用
することができ、その具体例としては次の化合物が挙げ
られる。
ステアリン酸、ベヘン酸等の脂肪酸類、ステアリン酸ア
ミド、パルミチン酸アミド等の脂肪酸アミド類、ステア
リン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸
カルシウム、パルミチン酸亜鉛、ベヘン酸亜鈴等の脂肪
酸金属塩類、p−ベンジルビフェニル、ターフェニル、
トリフェニルメタン、p−ベンジルオキシ安息香酸ベン
ジル、β−ベンジルオキシナフタレン、β−ナフトエ酸
フェニルエステル、l−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸フ
ェニルエステル、■−ヒドロキシー2−ナフトエ酸メチ
ルエステル、ジフェニルカーボネート、テレフタル酸ジ
ベンジルエステル、テレフタル酸ジメチルエステル、1
,4−ジメトキシナフタレン、1,4−ジェトキシナフ
タレン、1.4−ジベンジルオキシナフタレン、1,2
−ビス(フェノキシ)エタン、1.2−ビス(3〜メチ
ルフエノキシ)エタン、■、2−ビス(4−メチルフェ
ノキシ)エタン、1,4−ビス(フェノキシ)ブタン、
1,4−ビス(フェノキシ)−2−ブテン、1.2−ビ
ス(4−メトキシフェニルチオ)エタン、ジベンゾイル
メタン、■、4−ビス(フェニルチオ)ブタン、1,4
−ビス(フェニルチオ)−2−ブテン、1,2−ビス(
4−メトキシフェニルチオ)エタン、1,3−ビス(2
−ビニルオキシエトキシ)ベンゼン、1,4−ビス(2
−ビニルオキシエトキシ)ベンゼン、P−(2−ビニル
オキシエトキシ)ビフェニル、P−アリールオキシビフ
ェニル、p−プロパギルオキシビフェニル、ジベンゾイ
ルオキシメタン、1,3−ジベンゾイルオキシプロパン
、ジベンジルジスルフィド、1,1−ジフェニルエタノ
ール、1.1−ジフェニルプロパツール、P−(ベンジ
ルオキシ)ベンジルアルコール、1,3−ジフェノキシ
−2−プロパツール、〜オクタデシルカルバモイルーP
−メトキシカルボニルベンゼン、N−オクタデシルカル
バモイルベンゼン等。
また、本発明においては、必要に応じ、この種感熱記録
材料に慣用される補助添加成分、例えば、炭酸カルシウ
ム、シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化アルミニウ
ム、水酸化亜鉛、硫酸バリウム、クレー、タルク、表面
処理されたカルシウムやシリカ等の無機系微粉末の他、
尿素−ホルマリン樹脂、スチレン/メタクリル酸共重合
体、ポリスチレン樹脂等の有機系の微粉末を挙げること
ができ、滑剤としては、高級脂肪酸及びその金属塩、高
級脂肪酸アミド、高級脂肪酸エステル、動物性、植物性
、鉱物性又は石油系の各種ワックス類等があげられる。
なお、本発明においては、ヘッド摩耗防止、スティッキ
ング防止、画像の安定化などの目的で、従来公知のオー
バー層1画像の安定化などの目的で、従来公知のオーバ
ー層、アンダー層、バック層などを設けることもできる
。また、本発明による感熱記録材料に用いられる支持体
としては、紙が主として用いられるが、各種不織布、プ
ラスチックフィルム、合成紙、金属箔等あるいはこれら
を組合せた複合シート等を任意に用いることができる。
〔発明の効果〕
本発明の感熱記録材料は、ロイコ染料として近赤外光吸
収ロイコ染料を含有せしめるとともに。
感熱発色層及びオーバーコート層の両方か、あるいはい
ずれか一方の層中に緑色を有する顔料1着色染料を用い
たことから、近赤外領域の光学的読取りに適し、且つ可
視領域においての機密情報等の漏洩防止に優れ、また複
写防止にも優れたものである。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。な
お、以下において示す部及び%はいずれも重量基準であ
る。
実施例1 先ず下記組成からなる各混合物をサンドグラインダーで
2〜4時間分散して混合分散液〔A液〕、〔B液〕、〔
C液〕を調製した。
〔A液〕
ポリビニルアルコールの10%水溶液      20
部水                       
    60部〔B液〕 2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン12
部 水酸化アルミニウム             7部ポ
リビニルアルコールの10%水溶液      25部
水                        
 50部〔C液〕 水酸化アルミニウム            20部ス
テアリン酸亜鉛              10部ポ
リアミドエピクロルヒドリン樹脂      10部水
                         
 20部ついで〔A)液:〔B〕液:1ニアの重量比で
両者を混合撹拌して感熱発色層塗布液とした。
次に〔C〕液液中顔料として銅フタロシアニングリーン
非イオン系界面活性剤(大日精化工業(株)TB−51
,0GreenB)を〔C〕液:顔料=1:0.2の重
量比で添加して、両者を混合撹拌してオーバーコート層
塗布液とした。
次にこれらの塗布液を50g/m2の市販上質紙に乾燥
付着量が感熱発色層においては5.0g/m2、オーバ
ーコート層においては3.0g/m”になるようにそれ
ぞれ塗布乾燥して積層した後、平滑度が700〜150
0秒になるようにキャレンダー掛けして本発明の感熱記
録材料を作成した。
実施例2 実施例1において、〔A〕液液中3,3−ビス〔1,1
−ビス(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イル
]−4,5゜6.7−チトラクロロフタリドの代わりに
3,3−ビス〔1゜1−ビス(4−ピロリジノフェニル
)エチレン−2−イル〕−5,6−ジクロロ−4,7−
ジブロモフタリドを用いた以外は、実施例1と同様にし
て本発明の感熱記録材料を作成した。
実施例3 実施例1において、[A]液液中3,3−ビス〔1,1
−ビス(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イル
)−4,5゜6.7−チトラクロロフタリドの代わりに
3,6−ビス(ジメチルアミノ)フルオレンスピロ(9
,3’ )−6’−ジメチルアミノフタリドを用いた以
外は、実施例1と同様にして本発明の感熱記録材料を作
成した。
実施例4 実施例1において、(A)液中の3,3−ビス〔1,1
−ビス(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イル
]−4,5゜6.7−チトラクロロフタリドの代わりに
ビス(p−ジメチルアミノスチリル)−p−メチルフェ
ニルスルホニルメタンを用いた以外は、実施例1と同様
にして本発明の感熱記録材料を作成した。
実施例5 実施例1において、(A)液中の3,3−ビス〔1,1
−ビス(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イル
)−4,5゜6.7−チトラクロロフタリドの代わりに
3− (4’ −(4”−ジメチルアミノフェニルアミ
ノ)フェニルアミノ〕−7−メチルフルオランを用いた
以外は、実施例1と同様にして本発明の感熱記録材料を
作成した。
比較例1 実施例において、オーバーコート層塗布液中に顔料を添
加しない以外は実施例1と同様にして比較用の感熱記録
材料を作成した。
以上のようにして得られた感熱記録材料について、感熱
印字実験装置にて印字を行い、可視領域(波長633n
m)近赤外領域(波長780nm)において、印字画像
の読取りができるか否かを試験した。また同時に目視に
よる印字画像の判別も行った。それらの結果を表1に示
す6なお可視領域、近赤外領域の印字画像の読取りにつ
いては、日立330型分光光度計で波長633nm、7
80nn+に設定して試験を行った。また感熱印字装置
の印字条件は下記のとおりである。
(1)印字条件 松下電子部品(株)製、薄膜ヘッドを有する感熱印字実
験装置にて、ヘッド電力0.68W/ドツト、1ライン
記録時間10m5ec/1ine、走査線密度8 X 
3.85ドツト/mmの条件で、パルス巾を0.9m5
ecに設定して印字を行なった。
表−1 表−1から本発明の感熱記録材料は、近赤外領域の光学
的読取りが可能であり、且つ可視領域においての光学的
読取り及び目視による判別が不可能となるため、機密情
報等の漏洩防止、複写防止にも優れたものである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体上にロイコ染料と顕色剤とを含有する感熱
    発色層を設け、その上にオーバーコート層を設けた感熱
    記録材料において、該ロイコ染料として、近赤外光吸収
    を有し、かつ緑色の発色を呈するロイコ染料を含有せし
    めるとともに、該感熱発色層及びオーバーコート層の両
    方か、あるいはいずれか1方の層中に、緑層を有する顔
    料又は着色染料を用いたことを特徴とする感熱記録材料
  2. (2)近赤外光吸収ロイコ染料が下記一般式( I )又
    は(II)で表わされるジビニル系フタリド誘導体である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の複写防止
    用感熱記録材料。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中R_1、R_2はアルキル基、脂環基、アリール
    基、アルアルキル基及びこれらをさらにハロゲン原子、
    アルキル基、アルコキシル基で置換した基を示すが、R
    _1、R_2は互いに又は隣接するベンゼン環とヘテロ
    環を形成することもできる。R_3は水素原子、ハロゲ
    ン原子、アルキル基、アルコキシル基、アシロキシ基を
    示し、R_4は水素原子、アルキル基を示す。 a、b、c、dは炭素原子を示すが、そのうち1もしく
    は2個は窒素原子であってもよい。炭素原子には置換基
    として水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキ
    シル基、ジアルキルアミノ基、もしくはにニトロ基が結
    合してもよく、a−b、b−cまたはc−d結合が他の
    芳香環を形成してもよい。〕 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中nは1〜3の整数を表わす。)
  3. (3)近赤外光吸収ロイコ染料が下記一般式(III)で
    表わされるフルオレン系ロイコ染料であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の感熱記録材料。 ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、R_1、R_2、R_3、R_4、R_5およ
    びR_6は各々炭素数1〜4のアルキル基を表わす)
  4. (4)近赤外光吸収ロイコ染料が下記一般式(IV)で表
    わされるスチリル化合物であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の感熱記録材料。 ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (式中、R_1、R_2、R_3、R_4は、水素又は
    置換もしくは未置換のアルキル基、R_5、R_6は水
    素又は置換もしくは未置換のフェニル基、R_7は置換
    もしくは未置換のアルキル基又は置換もしくは未置換の
    フェニル基である)
  5. (5)近赤外吸収ロイコ染料が下記一般式(V)で表わ
    されるフルオラン系ロイコ染料であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の感熱記録材料。 ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (式中、R_1およびR_2はそれぞれ独立に水素原子
    、アルキル基、シクロアルキル基またはベンジル基を表
    わし、シクロアルキル基またはベンジル基を表わし、さ
    らにR_1とR_2は互に結合して隣接する窒素原子と
    一緒になってピロリジノ基、ピペリジノ基またはモルホ
    リノ基を形成してもよく、R_3およびR_4はそれぞ
    れ独立に水素原子、アルキル基、フェニル基またはベン
    ジル基を表わし、環Aは置換基を有していてもよいベン
    ゼン環またはナフタレン環を表わし、環B、CおよびD
    上にはハロゲン原子、アルキル基およびアルコキシ基か
    らなる群から選ばれる置換基が存在してもよい)
JP2255907A 1990-09-25 1990-09-25 複写防止用感熱記録材料 Pending JPH04131274A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2255907A JPH04131274A (ja) 1990-09-25 1990-09-25 複写防止用感熱記録材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2255907A JPH04131274A (ja) 1990-09-25 1990-09-25 複写防止用感熱記録材料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04131274A true JPH04131274A (ja) 1992-05-01

Family

ID=17285231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2255907A Pending JPH04131274A (ja) 1990-09-25 1990-09-25 複写防止用感熱記録材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04131274A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61242880A (ja) 多色発色感熱記録材料
JPS59165687A (ja) 感熱記録材料
JPH05139033A (ja) 感熱記録材料
JPH04131274A (ja) 複写防止用感熱記録材料
JPH08175014A (ja) 感熱記録材料
JPH04189174A (ja) 感熱記録材料
JP3313835B2 (ja) 感熱記録材料
JPS61164883A (ja) 感熱記録材料
JPH074967B2 (ja) 感熱記録材料
JPH02136290A (ja) 感熱記録材料
JPH021378A (ja) 感熱記録材料
JP3035630B2 (ja) 感熱記録材料
JPS61116581A (ja) 感熱記録用透明フイルム
JPH04122690A (ja) 感熱記録材料
JPH0548753B2 (ja)
JPS61262178A (ja) 感熱記録材料
JPS6233670A (ja) 感熱記録材料
JPH0298489A (ja) 感熱記録材料
JPH02136291A (ja) 感熱記録材料
JPH1178247A (ja) 感熱記録材料
JPS5973991A (ja) 感熱記録材料
JPS61169277A (ja) 2色感熱記録材料
JPS59165684A (ja) 感熱記録材料
JPS6233677A (ja) 感熱記録材料
JPS62173288A (ja) 感熱記録材料