JPH0413098B2 - - Google Patents

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JPH0413098B2
JPH0413098B2 JP57121412A JP12141282A JPH0413098B2 JP H0413098 B2 JPH0413098 B2 JP H0413098B2 JP 57121412 A JP57121412 A JP 57121412A JP 12141282 A JP12141282 A JP 12141282A JP H0413098 B2 JPH0413098 B2 JP H0413098B2
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JP
Japan
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crankshaft
support
fillet
pin portion
roller
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JP57121412A
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JPS5913536A (ja
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Takehiko Hayashi
Hiroyuki Ikuta
Takanori Oota
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Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Publication date
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Publication of JPH0413098B2 publication Critical patent/JPH0413098B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21HMAKING PARTICULAR METAL OBJECTS BY ROLLING, e.g. SCREWS, WHEELS, RINGS, BARRELS, BALLS
    • B21H7/00Making articles not provided for in the preceding groups, e.g. agricultural tools, dinner forks, knives, spoons
    • B21H7/18Making articles not provided for in the preceding groups, e.g. agricultural tools, dinner forks, knives, spoons grooved pins; Rolling grooves, e.g. oil grooves, in articles
    • B21H7/182Rolling annular grooves
    • B21H7/185Filet rolling, e.g. of crankshafts

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <技術分野> 本発明はクランクシヤフトのピン部のフイレツ
ト部分をローラ加工するフイレツトローラ加工装
置に関するものである。
<従来技術> 一般に自動車用内燃機関等に用いられるクラン
クシヤフトにおいては、そのピン部およびジヤー
ナル部のフイレツト部分の疲労強度を向上させる
ために、フイレツト部分をローラ加工することは
よく知られている。
従来のこの種のフイレツトローラ加工装置にお
いては、例えば特開昭54−117849号公報に開示さ
れているように、ローラ加工すべきクランクシヤ
フト素材と同一の形状を有するマスタクランクシ
ヤフトが設けられ、このマスタクランクシヤフト
によつてクランクシヤフト素材のピン部を保持す
るローラホルダを、ピン部の回動軌跡に沿つて運
動させ、これによつてローラホルダに保持された
フイレツトローラをピン部に対して公転かつ自転
させ、ピン部のフイレツト部分をローラ加工する
ようになつている。
しかしながら、かかる従来のフイレツトローラ
加工装置においては、マスタクランクシヤフトを
用いているために、マスタクランクシヤフトと同
一形状のクランクシヤフト素材しか加工すること
ができなく、例えばピンストロークの異なるクラ
ンクシヤフトあるいは気筒数の異なるクランクシ
ヤフトに対しては、段取り替えによつても対応で
きない問題がある。
<目的> 本発明は上述した従来の問題点に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、ピンストロ
ークあるいはピン位相の異なる種々のクランクシ
ヤフトに容易に対応できるフイレツトローラ加工
装置を提供することである。
かかる目的を達成するために本発明は、従来の
マスタクランクシヤフトを廃し、クランクシヤフ
トのピン部を保持するローラホルダを取り付けた
アームを、クランクシヤフトの回転によりピン部
に倣つて運動できるようにクランクシヤフトの軸
線と直角な面内で運動可能に支持したフイレツト
ローラ加工装置を提供するものである。
<実施例> 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図は本発明装置の全体構成を示すもの
で、固定のベース10上には、主軸台11と心押
台12が間隔を有して対向設置されている。主軸
台11には一端にチヤツク13を取り付けた主軸
が回転可能に軸承され、この主軸はベルト伝動装
置14を介して主軸駆動モータ15に連結されて
いる。被加工物であるクランクシヤフトWは一端
を前記チヤツク13にて把持され、他端を前記心
押台12のセンタ16にて支持され、主軸駆動モ
ータ15にて回転駆動されるようになつている。
以下の実施例においては、4気筒クランクシヤフ
トと3気筒クランクシヤフトの2種類のクランク
シヤフトWを加工する例について説明する。な
お、第1図中17はクランクシヤフトWの着脱時
に前記主軸を一定の角度位置に割出す定位置割り
出し装置である。
第2図ないし第5図において、20は前記固定
ベース10上に固定された支持フレームを示し、
この支持フレーム20には、第1の支持軸21が
加工すべきクランクシヤフトWの軸線と平行に配
置され、かつ回転可能に支持されている。支持フ
レーム20にはまた、第1の支持軸21とクラン
クシヤフトWの2点間のほぼ中間部に第2の支持
軸22がそれらと平行に配置され、かつ回転可能
に支持されている。第1の支持軸21には、クラ
ンクシヤフトWの各ピン部Wの各ピン部P1〜P
4に対応する軸方向位置にそのピン部と同数の揺
動支持体23が揺動可能に軸支されている。これ
ら揺動支持体23の各間には間隔調整部材24が
介在され、後述するように各ピン部の軸方向間隔
の変更に応じて揺動支持体23の間隔を変更でき
るようになつている。
前記第2の支持軸22には、クランクシヤフト
Wの各ジヤーナル部J1〜J5に対応する軸方向
位置にそのジヤーナル部と同数の揺動支持体25
が揺動可能に軸支されている。これら揺動支持体
25の各間には間隔調整部材26が介在され、後
述するように各ジヤーナル部の軸方向間隔の変更
に応じて揺動支持体25の間隔を変更できるよう
になつている。
前記第1の支持軸21に軸支された揺動支持体
23の下部には、揺動支持体23の揺動によつて
クランクシヤフトWに対して水平方向に接近、離
間される支持ピン30が支持軸21と平行に支持
され、この支持ピン30に上部および下部アーム
31,32の中央部が重合的に枢支されている。
これらアーム31,32の各先端部にはピン部P
1を上下方向から保持するローラホルダ34,3
5がそれぞれ交換可能に取り付けられ、これらロ
ーラホルダ34,35には第6図に示すようにピ
ン部P1のフイレツト部分に臨むフイレツトロー
ラ36および受けローラ37が互いに円周方向に
間隔をおいて対向して保持されている。上部およ
び下部アーム31,32の後端部には加圧用シリ
ンダ38が設けられ、このシリンダ38の一端は
上部アーム31にピン連結され、またピストンロ
ツド39の一端は下部アーム32にピン連結され
ている。かかる加圧用シリンダ38によつて上部
および下部アーム31,32が開閉され、クラン
クシヤフトWの着脱のためにローラホルダ34,
35をピン部P1より離間させ、かつローラホル
ダ34,35のフイレツトローラ36をピン部P
1のフイレツト部分に圧接するようになつてい
る。これにより上部および下部アーム31,32
は、支持軸21を中心とする揺動支持体23の揺
動作用ならびに支持ピン30を中心とするアーム
31,32の枢動作用により、クランクシヤフト
Wの軸線に直角な面内で自由に運動できるように
なり、しかしてローラホルダ34,35によつて
ピン部P1を保持した状態において、クランクシ
ヤフトWを回転させると、上部および下部アーム
31,32はピン部P1に倣つて自由に運動され
る。
上記においては、ピン部P1を保持するアーム
31,32およびローラホルダ34,35等につ
いて説明したが、他のピン部P2〜P4を保持す
る構成についても同じである。
また前記第2の支持軸22に軸支された揺動支
持体25の下部には、支持ピン40が支持軸22
と平行に支持され、この支持ン40に上部および
下部アーム41,42の中央部が重合的に枢支さ
れている。これらアーム41,42の各先端部に
はジヤーナル部J1を上下方向から保持すうロー
ラホルダ44,45がそれぞれ交換可能に取り付
けられ、これらローラホルダ44,45にはジヤ
ーナル部J1のフイレツト部分に臨むフイレツト
ローラ46および受けローラ47が互いに円周方
向に間隔をおいて対向して保持されている。上部
および下部アーム41,42の後端部には加圧用
シリンダ48が設けられ、このシリンダ48の一
端は上部アーム41にピン連結され、またピスト
ンロツド49の一端は下部アーム42にピン連結
されている。かかる加圧用シリンダ48によつて
上部および下部アーム41,42が開閉され、ク
ランクシヤフトWの着脱のためにローラホルダ4
4,45をジヤーナル部J1より離間させ、かつ
ローラホルダ44,45のフイレツトローラ46
をジヤーナル部J1のフイレツト部分に圧接する
ようになつている。
上記においては、ジヤーナル部J1を保持する
アーム41,42およびローラホルダ44,45
等について説明したが、他のジヤーナル部J2〜
J5を保持する構成についても同じである。な
お、前記上部アーム41の一端は、支持フレーム
20に固設された保持ブロツク51に上下動可能
に嵌合された軸52の下部に係合され、通常はス
プリング53によつて軸52が上昇端に保持され
ることにより、アーム41,42の姿勢を一定に
保つている。しかして加工中においては軸52の
上下動によつて各ジヤーナル部J1〜J5の軸心
の変動を吸収できるようにしている。
次に前記各ピン部P1〜P4を保持する複数の
上部および下部アーム31,32の姿勢を、各ピ
ン部の位相に応じて制御する姿勢制御装置60の
構成について説明する。
第3図および第4図において、前記支持フレー
ム20には前記第1の支持軸21を挟んで両側に
2つのスライドプレート61,62が互いに平行
に配置されている。これらスライドプレート6
1,62は支持フレーム20に固設された各一対
のガイドブロツク63,64に両端を上下方向に
スライド可能に案内され、第1のスライドプレー
ト61は支持フレーム20に設置された昇降用シ
リンダ65のピストンロツド66に連結され、第
2のスライドプレート62は支持フレーム20に
設置された昇降用シリンダ67のピストンロツド
68に連結されている。一対のスライドプレート
61,62の間には、前記第1の支持軸21を跨
ぐようにして複数(7つ−4気筒クランクシヤフ
トのピン部の数+3気筒クランクシヤフトのピン
部の数)の姿勢制御体69〜75が設けられてい
る。各姿勢制御体69〜75は、前記揺動支持体
23の中央部に形成された円弧部23aの両側に
係合するほぼ垂直な係合面69a,69bを有
し、かつ揺動支持体23を挟んで両側に前記上部
アーム31の上面2か所に係合する一対の係合ピ
ン77,78を上下方向に摺動可能に嵌挿してい
る。各係合ピン77,78は同一のばね力のスプ
リング79,80により下方に付勢され、かつ姿
勢制御すべき状態に応じて係合ピン77,78の
突出量を互いに異ならしめている。
このような構成の姿勢制御体69〜75は、各
揺動支持体23に対して2つづつ(第3図におい
て一番右の揺動支持体23については1つだけ)、
揺動支持体23の揺動軸心方向の幅の中心に対し
て振り分け的に配置され、それら2つづつのうち
の一方69〜72は前記第1のスライドプレート
61に一端を固定され、他端を第2のスライドプ
レート62に滑動可能に係合され、また他方73
〜75は第2のスライドプレート62に一端を固
定され、他端を第1のスライドプレート61に滑
動可能に係合されている。これら姿勢制御体69
〜75は、各スライドプレート61,62の上昇
端位置においては、揺動支持体23および上部ア
ーム31の運動を拘束しない位置に保持されてい
るが、加工すべきクランクシヤフトWの種類(実
施例においては4気筒クランクシヤフトと3気筒
クランクシヤフト)に応じていずれか一方のスラ
イドプレート61もしくは62が昇降用シリンダ
65もしくは67により一定量下降されると、各
姿勢制御体の係合面69a,69bにより揺動支
持体23の揺動角度を垂直状態に保持するととも
に、一対の係合ピン77,78により上部アーム
31を各ピン部の位相に応じた角度位置に保持す
るようになつている。
次に前記揺動支持体23,25の相互の間隔を
変更するための間隔変更機構81の構成について
説明する。
第3図および第7図において、前記第1の支持
軸21上に支持された複数(4つ)の揺動支持体
23の各間には、前述したように間隔調整部材2
4が介在され、これら間隔調整部材24は互いに
相対回転可能に接合する2つの調整リング83,
84によつて構成されている。これら調整リング
83,84の一方は第1の支持軸21に軸方向に
のみ相対移動可能にキー係合され、他方は揺動支
持体23に結合されている。調整リング83,8
4の各接合面には、傾斜カム面83a,84aを
介して連接した凹凸面が形成され、一方の調整リ
ングの凹面および他方の調整リングの凸面の接合
と、両調整リング83,84の凸面同士の接合と
によつて各揺動支持体23を2つの異なる間隔に
設定できるようになつている。しかしてこれら揺
動支持体23および間隔調整部材24はスプリン
グ85の作用により常に接合状態に保持され、か
つ揺動支持体23の所要の揺動運動を許容してい
る。
前記第2の支持軸22上に支持された複数(5
つ)の揺動支持体25の各間に介在された間隔調
整部材26も、上記したと同様な2つの調整リン
グにて構成され、これら揺動支持体25および間
隔調整部材26はスプリング89の作用により常
に接合状態に保持されている。
前記第1および第2の支持軸21,22の各一
端は、リンク機構90を介して互いに連結され、
後述するように第1の支持軸21に与えられた回
転運動が第2の支持軸22に同期的に伝えられる
ようになつている。また第1の支持軸21の他端
には、位置決め部材91が連結ピン92によつて
揺動可能に連結されている。位置決め部材91に
は係合突起93が突設され、この係合突起93は
第1の支持軸21を軸承する固定の軸受部材94
の端面に形成された円周上2か所の係合溝95の
1つにスプリング96の作用によつて離脱可能に
係合されるようになつており、第1の支持軸21
を異なる2つの角度位置に位置決めできるように
している。位置決め部材91には操作レバー97
が連結され、この操作レバー97による前記係合
突起93の係合離脱操作および第1の支持軸21
の回転操作により、両支持軸21,22にキー係
合された各一方の調整リング83が回転されて前
記傾斜カム面83a,84aの作用により他方の
調整リング84に対して軸方向に相対変位され、
揺動支持体23,25の間隔を変更するようにな
つている。
次に上記した構成における動作について説明す
る。なお、以下の説明においては、まず4気筒ク
ランクシヤフトWを加工する例について述べる。
クランクシヤフトWの各ピン部P1〜P4およ
び各ジヤーナル部J1〜J5のフイレツトローラ
加工が完了すると、主軸台チヤツク13と心押台
センタ16との間に支持されたクランクシヤフト
Wが主軸定位置割り出し装置17によつて一定の
角度位置に割り出される。
しかる状態で第1のスライドプレート61が昇
降用シリンダ65によつて一定量下降され、この
スライドプレート61に連結された姿勢制御体6
9〜72が一体的に下降される。これら姿勢制御
体69〜72の下降により、各ピン部P1〜P4
に対応する揺動支持体23が支持制御体69〜7
2の両係合面69a,69bにより一定の角度位
置に保持され、かつそれら揺動支持体23に軸支
された各上部アーム31が一対の係合ピン77,
78により各ピン部P1〜P4の位相に対応した
角度位置に保持される。
しかる後、加工用シリンダ38,48によつて
上部アーム31,41に対して下部アーム32,
42が開放作動され、各ピン部P1〜P4を保持
する下部ローラホルダ35が上部ローラホルダ3
4に対して離間され、同様に各ジヤーナル部J1
〜J5を保持する下部ローラホルダ45が上部ロ
ーラホルダ44に対して離間される。続いて心押
台センタ16が後退されるとともに、チヤツク1
3が開放され、加工済クランクシヤフトWを主軸
台11と心押台12との間より搬出する。この状
態においても、各ピン部P1〜P4を保持する上
部および下部アーム31,32は前述した姿勢制
御作用により、各ピン部P1〜P4の位相に応じ
た姿勢に維持される。
続いて次に加工すべきクランクシヤフトWが主
軸台11と心押台12との間に搬入され、心押台
センタ16とチヤツク13によつて支持クランプ
される。しかる状態で加圧用シリンダ38,48
により下部アーム32,42が上部アーム31,
41に対して閉止作動されてローラホルダ34,
35のフイレツトローラ36は各ピン部P1〜P
4のフイレツト部分に、またローラホルダ44,
45のフイレツトローラ46は各ジヤーナル部J
1〜J5のフイレツト部分にそれぞれ圧接され
る。その後昇降用シリンダ65により前記第1の
スライドプレート61とともに姿勢制御体69〜
72が上昇され、これによつて揺動支持体23な
らびに上部および下部アーム31,32の拘束が
解除される。
しかる後、主軸駆動モータ15によりクランク
シヤフトWが回転駆動され、このクランクシヤフ
トWの回転により各ピン部P1〜P4を保持する
上部および下部アーム31,32ならびにこれら
アーム31,32を支持する揺動保持体23が各
ピン部P1〜P4の回転に倣つて運動される。従
つてピン部P1〜P4のフイレツト部分に圧接さ
れたフイツトローラ36はピン部に対して公転か
つ自転され、このローラ36によりピン部のフイ
レツト部分をローラ加工する。同様にジヤーナル
部J1〜J5のフイレツト部分に圧接されたフイ
レツトローラ46によりジヤーナル部のフイレツ
ト部分をローラ加工する。
次に上記した4気筒クランクシヤフトWの加工
に引き続いて、3気筒クランクシヤフトを加工す
る場合の段取替えについて説明するが、以下の説
明においては、当該3気筒クランクシヤフトは4
気筒クランクシヤフトに対して、各ピン部の位
相、ピンストロークならびに軸方向ピツチがそれ
ぞれ異なるものとする。
まず、操作レバー97を操作して第1および第
2の支持軸21,22を一定角度回転させ、間隔
調整部材24,26を操作して各揺動支持体2
3,25の間隔を加工すべき3気筒クランクシヤ
フトの各ピン部および各ジヤーナル部の軸方向位
置に応じて変更する。また各ピン部を保持するア
ーム31,32の姿勢制御を第2のスライドプレ
ート62に固定された各姿勢制御体73〜75で
行われるように切り替える。この切り替え操作に
より昇降用シリンダ65により第1のスライトプ
レート61が上昇されるとともに、昇降用シリン
ダ67により第2のスライドプレート62が下降
され、各姿勢制御体73〜75によつて3つのピ
ン部を保持する各アーム31,32を各ピン部の
位相に応じた姿勢状態に交換する。さらに3気筒
クランクシヤフトの加工においては、前記4気筒
クランクシヤフトの右端のピン部P4およびジヤ
ーナル部J5を保持する2組のアーム31,32
および41,42が不要となるため、これらアー
ムクランクシヤフトの着脱あるいは心押台センタ
16の進退の障害にならない角度状態に図略の適
宜な固定装置により固定保持する。なお、ローラ
ホルダ34,35および44,45も必要に応じ
て取り替える。
上記した段取替え操作により、3気筒クランク
シヤフト上のピン部およびジヤーナル部も前記し
たと同様にフイレツトローラ加工できるようにな
る。
上記実施例においては、気筒数の異なる2種類
のクランクシヤフトを段取替えにて加工する例に
ついて述べたが、本発明はピンストロークが僅か
に異なるだけのクランクシヤフトであれば、段取
替えなしで対応することも可能である。
しかも本発明は、前記2種類のクランクシヤフ
トのみならず、3種類以上のクランクシヤフトの
加工にも適用できるものであり、また加工すべき
複数のクランクシヤフト相互のピン部の軸方向ピ
ツチがすべて同じものであれば、揺動支持体の間
隔変更機構を不要にできるものであることは勿論
である。
<効果> 以上述べたように本発明によれば、従来のマス
タクランクシヤフトを廃し、クランクシヤフトの
ピン部を保持するローラホルダを取り付けアーム
を、クランクシヤフトのピン部の回転に倣つて揺
動運動させるようにしたので、ピンストロークあ
るいはピン位相(気筒数)の異なる複数のクラン
クシヤフトのフイレツトローラ加工を可能にでき
る特徴がある。
しかも本発明によれば、姿勢制御体の昇降のみ
によつて揺動支持体およびアームの角度位置を規
制してアームの姿勢を加工すべき各ピン部の位相
に応じて制御できるようにしたので、クランクシ
ヤフトの着脱のために、アームの姿勢制御を容易
にかつ安定的に制御できる特徴がある。
また本発明によれば、一対の姿勢制御体の選択
的な作動によりアームを異なる姿勢に制御できる
ので、加工すべきクランクシヤフトの変更により
ピン部の位相が変化しても容易に対応できる特徴
がある。
さらに本発明によれば、間隔変更機構により複
数の揺動支持体の間隔を変更できるので、加工す
べきクランクシヤフトの変更により各ピン部の軸
方向ピツチが変化しても容易に対応できる特徴が
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は
本発明装置の全体構成を示す平面図、第2図は第
1図の略−線に沿つて切断した断面図、第3
図、第4図および第5図は第2図の−線、
−線および−線に沿つてそれぞれ切断した
断面図、第6図は第3図の−線に沿つて切断
した拡大断面図、第7図は第5図の−線に沿
つて切断した断面図である。 11……主軸台、12……心押台、15……主
軸駆動モータ、20……支持フレーム、21……
支持軸、23……揺動支持体、24……間隔調整
部材、31,32……アーム、34,35……ロ
ーラホルダ、36……フイレツトローラ、38…
…加圧用シリンダ、60……姿勢制御装置、6
1,62……スライドプレート、65,67……
昇降用シリンダ、69〜75……姿勢制御体、6
9a,69b……係合面、77,78……係合ピ
ン、81……間隔変更機構、83,84……調整
リング、W……クランクシヤフト、P1〜P4…
…ピン部、J1〜J5……ジヤーナル部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ベースと、このベース上に設置された支持フ
    レームと、前記ベース上に設置されクランクシヤ
    フトを回転可能に支持する支持装置と、前記支持
    フレームに前記クランクシヤフトの軸線と平行に
    設けられた支持軸と、この支持軸に一端を揺動可
    能に枢支された揺動支持体と、この揺動支持体の
    他端に前記支持軸と平行な軸線のまわりに枢動か
    つ開閉可能に枢支されたアームと、このアームに
    取付けられクランクシヤフトのピン部を保持する
    ローラホルダと、このローラホルダに支持され前
    記クランクシヤフトのピン部のフイレツト部分を
    ローラ加工するフイレツトローラと、前記支持フ
    レームに昇降可能に支持され上昇端において前記
    揺動支持体の揺動運動を拘束しない位置に保持さ
    れ下降端において前記揺動支持体に係合して揺動
    支持体を所定の角度位置に拘束する姿勢制御体
    と、この姿勢制御体に設けられ姿勢制御体の下降
    端において前記アームに係合してアームを加工す
    べきクランクシヤフトのピン部の角度位相に対応
    する所定の角度位置に規制する係合部材と、前記
    ローラホルダにて前記ピン部が保持された状態で
    クランクシヤフトを回転駆動する駆動装置とによ
    つて構成してなるフイレツトローラ加工装置。 2 ベースと、このベース上に設置された支持フ
    レームと、前記ベース上に設置されクランクシヤ
    フトを回転可能に支持する支持装置と、前記支持
    フレームに前記クランクシヤフトの軸線と平行に
    設けられた支持軸と、この支持軸に一端を揺動可
    能に枢支された揺動支持体と、この揺動支持体の
    他端に前記支持軸と平行な軸線のまわりに枢動か
    つ開閉可能に枢支されたアームと、このアームに
    取付けられクランクシヤフトのピン部を保持する
    ローラホルダと、このローラホルダに支持され前
    記クランクシヤフトのピン部のフイレツト部分を
    ローラ加工するフイレツトローラと、前記支持フ
    レームに昇降可能に支持され前記揺動支持体に選
    択的に係合可能な一対の姿勢制御体と、この一対
    の姿勢制御体を選択的に昇降させる昇降機構と、
    前記ローラホルダにて前記ピン部が保持された状
    態でクランクシヤフトを回転駆動する駆動装置と
    を備え、前記一対の姿勢制御体は、上昇端におい
    て前記揺動支持体より離間され下降端において前
    記揺動支持体に係合して揺動支持体を所定の角度
    位置に拘束する係合面を有し、この一対の姿勢制
    御体に、姿勢制御体の下降端において前記アーム
    に係合してアームを異なる異なる角度位置に規制
    する係合部材をそれぞれ設けてなるフイレツトロ
    ーラ加工装置。 3 ベースと、このベース上に設置された支持フ
    レームと、前記ベース上に設置されクランクシヤ
    フトを回転可能に支持する支持装置と、前記支持
    フレームに前記クランクシヤフトの軸線と平行に
    設けられた支持軸と、この支持軸の軸線方向に間
    隔を有して配置されそれぞれ支持軸に一端を揺動
    可能に枢支された複数の揺動支持体と、これら揺
    動支持体のそれぞれの他端に前記支持軸と平行な
    軸線のまわりに枢動かつ開閉可能に枢支され前記
    クランクシヤフトの各ピン部に対応して配置され
    た複数のアームと、これらアームに取付けられク
    ランクシヤフトのピン部を保持するローラホルダ
    と、このローラホルダに支持され前記クランクシ
    ヤフトのピン部のフイレツト部分をローラ加工す
    るフイレツトローラと、前記支持フレームに昇降
    可能に支持され上昇端において前記揺動支持体の
    揺動運動を拘束しない位置に保持され下降端にお
    いて前記揺動支持体に係合して揺動支持体を所定
    の角度位置に拘束する姿勢制御体と、この姿勢制
    御体に設けられ姿勢制御体の下降端において前記
    アームに係合してアームを加工すべきクランクシ
    ヤフトのピン部の角度位相に対応する所定の角度
    位置に規制する係合部材と、前記揺動支持体の間
    隔を加工すべきクランクシヤフトのピン部の軸方
    向ピツチに対応して変更する間隔変更機構と、前
    記ローラホルダにて前記ピン部が保持された状態
    でクランクシヤフトを回転駆動する駆動装置とに
    よつて構成してなるフイレツトローラ加工装置。
JP12141282A 1982-07-13 1982-07-13 フイレツトロ−ラ加工装置 Granted JPS5913536A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0673808B2 (ja) * 1984-07-09 1994-09-21 豊田工機株式会社 フイレツトロ−ル掛け装置
JPH0673809B2 (ja) * 1984-07-09 1994-09-21 豊田工機株式会社 フイレツトロ−ル掛け装置
JP5169054B2 (ja) * 2007-07-27 2013-03-27 日産自動車株式会社 クランクシャフトの加工装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS532809A (en) * 1976-06-28 1978-01-12 Toshiba Corp Device for controlling electric motor vehicle

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