JPH0413087A

JPH0413087A - 連続焼成炉

Info

Publication number: JPH0413087A
Application number: JP11596990A
Authority: JP
Inventors: Shigeo Kiso; 茂生木曽
Original assignee: Murata Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date: 1990-05-02
Filing date: 1990-05-02
Publication date: 1992-01-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明はセラミノクコンテンサのセラミ、り誘電体や圧
電共振子のセラミック圧電基板等のセラミック電子製品
の製造に使用される連続焼成炉に関する。

（従来の技術）一般に、セラミノクコンテンサのセラミ、り誘電体や圧
電共振子のセラミック圧電基板等を製造する焼成炉とし
ては、被焼成物を連続的に焼成する連続焼成炉や被焼成
物をハツチ処理するバッチ炉がある。

従来の連続焼成炉の一例を第４図に示す。

上記連続焼成炉１は、架台２の上にトンネル状の炉体３
が水平に配置されたものである。図示しない被焼成物を
収容して台板４上に多段に積み重ねられた匣５は、上記
炉体３の入口６から炉体３の内部を通り、炉体３の出ロ
アに向かって、ブツシャ８により、矢印Ａ、で示すよう
に、先ず、炉体３の入口６に続く予熱／−ン内に自動的
にブツシュされる。

上記炉体３内には、その入口６から出ロアにかけてヒー
タ９，９．・・・か配置され、上記予熱ゾーン内にて、
被焼成物中のハインタを上記ヒータ９の軌により燃焼さ
せた後、上記台板４を炉体３の上記予熱ゾーンに続く焼
成ゾーンにブツシュして被焼成物を上記ヒータ９の熱に
より焼成する。

この焼成が完了すると、被焼成物は炉体３の上記焼成ゾ
ーンに続く冷却ゾーンにブツシュされて冷却された後、
炉体３から引き出される。

（発明が解決しようとする課題）ところで、上記のような従来の連続焼成炉１では、被焼
成物の予熱、焼成および冷却の工程が、−直線状の炉体
３内で行なわれ、かつ、被焼成物を炉体３内を移動させ
るために、炉体３外にブツシャ８等の匣５の移送装置を
備えているので、全体として形状か大きくなり、大きな
占有スペースを必要とする問題があった。

また、炉体３が大型であるため、温度設定変更や焼成条
件変更に対する応答が緩慢で、焼成状態か安定するまで
に時間がかかるという問題もあった。

さらに、被焼成物を炉体３内にブンユするためのブッ／
ヤ８の動作か複雑であり、取扱いか難しく、危険も多い
。

さらにまた、上記ブツシャ８等にトラブルが発生すると
、復旧に時間かかかり、トラブル発生時の損失が大きく
なるという問題もあった。

本発明の目的は、占有スペースが小さく、かつ、温度ば
らつきおよび雰囲気ばらつきか少なく、被焼成物の搬送
時にトラブルの発生か少ない操炉が容易な連続焼成炉を
提供することである。

（課題を解決するための手段）上記目的を達成するため、本発明は、リング形状を有す
る架台と、円弧の一端および他端にそれぞれ被焼成物の
入口および出口を有し、上記架台の上に載置されて支持
されてなる円弧形状を有するトンネル状の炉体と、上記
架台とほぼ同心に配置されて上記架台内を移動するリン
グ状の台車と、この台車を駆動する駆動装置と、上記台
車に回転自在に支持され、一端に上記炉体内にて被焼成
物を載置するための合板か固定される一方、上記台車側
にピニオンか外嵌して固定されてなるシャフトと、上記
架台内に配置され、シャフトのピニオンと噛合するラツ
クとを備え、台板上の被焼成物かＬ記シャフトの軸のま
わりに自転しつつ架台の中心のまわりを公転して炉体内
で焼成されるようにしたことを特徴としている。

（作用）上記炉体は円弧形状を有し、被焼成物の入口および出口
に近接している。そして、上記駆動装置に駆動されて台
車が移動すると、この移動に伴って、架台に固定された
ラックに噛合しているピニオンか回転し、７ヤフトが回
転する。これにより、台板上の被焼成物は、台車の移動
とともにサークル状の炉体内を自転しつつ、炉体内を架
台の中心のまわりに公転する。

（発明の効果）本発明によれば、炉体を支持する架台がリング形状を有
し、この架台に円弧状の炉体か載置されて支持されてお
り、被焼成物を移送する台車も架台内に配置されて連続
的に移動するので、全体としての形状かコンパクトにな
り、占有スペースが小さい被焼成物の移送時のトラブル
の発生か少ない連続焼成炉を得ることかできる。

また、本発明によれば、台板上の被焼成物は、台車の移
動とともにサークル状の炉体内を自転しつつ、架台の内
部を移動して焼成されるので、被焼成物には均一に熱お
よび雰囲気ガスか供給され、品質にばらつきのない、連
続焼成炉を得ることかできる。

（実施例）以下に、添付の図面を膠原して本発明の詳細な説明する
。

本発明に係る連続焼成炉の一実施例の全体構成を第１図
に、その■−■線およびＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿う断面を
それぞれ第２図および第３図に示す。

上記連続焼成炉１１は、架台Ｉ２と、その上に載置され
る炉体１３と、上記架台１２内を移動する台車１４と、
この台車１４を駆動するためのモータ１５（第３図参照
）と、上記台車１４に回転自在に支持されてなるノヤフ
ト１６（第２図、第３図参照）と、上記架台１２に固定
されたラック１７と、上記／ヤフト１６に外嵌して固定
され、このラック１７に噛合するピニオン１８とからな
る。

上記架台１２はリング形状を有する。上記架台１２の上
に載置される炉体１３は、円弧形状を有するトンネル状
のものである。そして、上記架台Ｊ２は、その円弧の一
端および他端にそれぞれ被焼成物１９の入口２１および
出口２２を有しく第１図参照）、上記架台１２の上に載
置されて支持される。

上記架台１２の内部には、リング状の台車１４が配置さ
れる。この台車１４は、連続焼成炉１１が設置される床
２３と対向する底板２４に車輪２５、２５．・・・を有
する。これら車輪２５．２５．　　は、車輪取付部材２
６により上記台車１４の底板２４に回転自在に支持され
、上記架台１２か設置される上記床２３の上に上記架台
１２と同心にサークル状に敷設されたレール２７の上を
転勤する。

また、上記台車１４の底板２４には駆動ラック２８か取
り付けられ、この駆動ラック２８にモータ１５の出力軸
１５ａに取り付けられたピニオン２９か噛合する（第３
図参照）。

これにより、上記台車１４はモータ１５に駆動されて、
架台１２の内部にて、車輪２５か上記レール２７に案内
されて、架台１２の中心のまわりに移動する（第１図、
第３図参照）。

上記台車１４はその内部に軸受け３１．３２を有し、こ
の軸受け３１．３２により、上記シャフト１６が垂直方
向に回転自在に、台車１４に支持される。

上記各シャフト１６の一端部は耐熱材料からなる耐熱部
１６ａとなっており、この耐熱部１６ａが炉体１３の炉
床１３ａに形成された開口３３を通して炉体１３内に突
出する。そして、この耐熱部１６ａの先端に耐熱材料か
らなる台板３４が支持される。この台板３４の上に被焼
成物Ｊ９が載置される。

上記各シャフト１６にはピニオン１８が外嵌して固定さ
れており、各シャフト１６のピニオン１８は、架台１２
内にてこの架台１２に固定されたラック１７と噛合する
。

上記炉体１３の内部には、冷却ゾーン３８を残して、そ
の入口２１から昇温ゾーン３５．焼成ゾーン３６にかけ
て、天井部＋３ｂから炉床１３ａに向かって炭化ケイ素
等の材料からなる棒状のヒータ３７，３７．　　が配置
される。

上記ヒータ３７，３７．・・への給電およびモータ１５
の運転は、架台１２に設けられた制御盤４１（第３図参
照）により制御される。

上記炉体１３の内部にはまた、炉体１３の天井部２３ｂ
に沿い、内側の側壁１３ｃから外側の側壁１３ｄに向か
って雰囲気ガス供給管３９が配置される。これら各雰囲
気ガス供給管３９の管壁には、雰囲気ガス噴出用の孔３
９ａか形成され、第３図において矢印Ａ、で示すように
炉体１３内を移動する被焼成物１９に、雰囲気ガスを供
給する。

モータ１５に駆動されて台車１４か第１図において矢印
Ａ、で示す向きに移動すると、この移動に伴って、架台
１２に固定されたラツク１７に噛合しているピニオン１
８か回転し、第２図で矢印Ａ４で示すようにシャフト１
６か回転する。これにより、台板４上の被焼成物１９は
、炉体１３の入口２１から、台車１４の移動とともにサ
ークル状の炉体１３内を矢印Ａ４の向きに自転しつつ、
矢印Ａ、て示すように、架台１２の中心のまわりに公転
し、各被焼成物１９に対して均一な昇温、焼成および冷
却の一連の処理か行なわれた後、炉体１３の出口２２か
ら取り出される。

したがって、上記実施例の連続焼成炉１１では、炉体１
３がサークル状の架台１２の上に支持された円弧状のも
のであり、かつ、被焼成物１９は架台１２の内部をレー
ル２７に案内されて移動する台車１４により搬送される
ので、炉体１３の占有スペースが小さくなり、しかも被
焼成物１９を搬送するための駆動系がンンプルなものと
なり、搬送装置のトラブルの発生も少なくなる。

また、被焼成物１９が自転しつつ炉体１３内を移動する
ので、被焼成物１９が均一に加熱されるとともに雰囲気
ガスの供給を受け、品質にむらのない製品を得ることか
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る連続焼成炉の全体構成を示す平面
図、第２図は第１図のＵ−Ｕ線に沿う断面図、第３図は第１
図の■−■線に沿う断面図、第４図は従来の連続焼成炉
の構造説明図である。１１・・・連続焼成炉、１２・・架台、１３・・炉体１
４・・・台４．１５・・・モータ、１６・・・シャフト
１７・・・ラック、１８・・・ピニオン、１９・・・被
焼成物。２１・・・入口、２２・・・出口、２３・・・床、２４
・・・底板。２５・・・車輪、２７・・・レール、３１．３２・・・
軸受け３４・・・台板。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）リング形状を有する架台と、円弧の一端および他
端にそれぞれ被焼成物の入口および出口を有し、上記架
台の上に載置されて支持されてなる円弧形状を有するト
ンネル状の炉体と、上記架台とほぼ同心に配置されて上
記架台内を移動するリング状の台車と、この台車を駆動
する駆動装置と、上記台車に回転自在に支持され、一端
に上記炉体内にて被焼成物を載置するための台板が固定
される一方、上記台車側にてピニオンが外嵌して固定さ
れてなるシャフトと、上記架台内に配置され、シャフト
のピニオンと噛合するラツクとを備え、台板上の被焼成
物が上記シャフトの軸のまわりに自転しつつ架台の中心
のまわりを公転して炉体内で焼成されるようにしたこと
を特徴とする連続焼成炉。