JPH04130583U - ラツクピニオン式ステアリング装置 - Google Patents
ラツクピニオン式ステアリング装置Info
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- JPH04130583U JPH04130583U JP4789591U JP4789591U JPH04130583U JP H04130583 U JPH04130583 U JP H04130583U JP 4789591 U JP4789591 U JP 4789591U JP 4789591 U JP4789591 U JP 4789591U JP H04130583 U JPH04130583 U JP H04130583U
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- rack
- pinion
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- support member
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- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 5
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- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 2
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Landscapes
- Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 操向操作入力により回転するピニオンに噛み
合うラック2が、サポートヨークと、このサポートヨー
クのラック軸線方向両側に配置される支持部材とを介し
ハウジングにより支持される。そのサポートヨークによ
りラック2がピニオンに押し付けられる。少なくとも一
方の支持部材5とハウジング3との間に、支持部材3よ
りも弾性に富んだ弾性部材20a、20bが、その支持
部材5をラック2に押し付けることができるように設け
られている。 【効果】 少なくとも一方の支持部材5は磨耗してもラ
ック2との間に隙間が生じることはないので、ラック2
とピニオンとの衝突音の発生や、操向操作フィーリング
の変化を長期間に亘って防止することができる。また、
ラックと支持部材との衝突音の発生も防止できる。
合うラック2が、サポートヨークと、このサポートヨー
クのラック軸線方向両側に配置される支持部材とを介し
ハウジングにより支持される。そのサポートヨークによ
りラック2がピニオンに押し付けられる。少なくとも一
方の支持部材5とハウジング3との間に、支持部材3よ
りも弾性に富んだ弾性部材20a、20bが、その支持
部材5をラック2に押し付けることができるように設け
られている。 【効果】 少なくとも一方の支持部材5は磨耗してもラ
ック2との間に隙間が生じることはないので、ラック2
とピニオンとの衝突音の発生や、操向操作フィーリング
の変化を長期間に亘って防止することができる。また、
ラックと支持部材との衝突音の発生も防止できる。
Description
【0001】
本考案は、ラックピニオン式ステアリング装置におけるラックの支持構造の改
良に関する。
【0002】
操向操作入力により回転するピニオンと、このピニオンに噛み合うと共に操向
用車輪に連結されるラックと、このラックを覆うハウジングとを備え、ピニオン
の回転によるラックの移動により操向用車輪の操舵を行なうラックピニオン式ス
テアリング装置が従来より用いられている。このようなステアリング装置におけ
るラックは、サポートヨークと、このサポートヨークのラック軸線方向一方側に
配置される支持部材とを介しハウジングにより支持され、また、ラックとピニオ
ンとの噛み合いを円滑なものとするため、そのサポートヨークによりラックがピ
ニオンに押し付けられていた。
【0003】
上記のようなラックピニオン式ステアリング装置にあっては、ピニオンとラッ
クとの間にバックラッシがあるため、例えば悪路走行時に路面から作用する反力
によりラックが変位し、ラックとピニオンとの衝突音が発生したり、ピニオンと
ラックとの噛み合い状態が変化するため操向操作フィーリングが変化するという
問題がある。
【0004】
このような問題を解決するものとして、実開昭61‐127075号公報に開
示されたラックピニオン式ステアリング装置がある。これは、サポートヨークの
ラック軸線方向一方側だけでなく他方側にも支持部材を設け、サポートヨークと
、このサポートヨークのラック軸線方向両側の支持部材を介してラックをハウジ
ングにより支持するようにしたものである。これにより、路面からの反力による
ラックの変位を規制し、ピニオンとラックとの噛み合い部における衝突音の発生
や操向操作フィーリングの変化を防止している。
【0005】
ラックをサポートヨークと、このサポートヨークのラック軸線方向両側に配置
される支持部材とを介しハウジングにより支持することで、路面からの反力によ
るラックの変位を当初は効果的に規制することができる。しかし、長期間使用す
ると支持部材が磨耗し、支持部材とラックとの間に隙間が生じ、ラックの変位が
規制できなくなるだけでなく、ラックと支持部材との衝突音が発生するという問
題が生じる。
【0006】
本考案は上記従来技術の問題を解決することを目的とする。
【0007】
本考案の特徴とするところは、操向操作入力により回転するピニオンと、この
ピニオンに噛み合うと共に操向用車輪に連結されるラックと、このラックを覆う
ハウジングとを備え、そのラックはサポートヨークと、このサポートヨークのラ
ック軸線方向両側に配置される支持部材とを介しハウジングにより支持され、そ
のサポートヨークによりラックがピニオンに押し付けられるラックピニオン式ス
テアリング装置において、少なくとも一方の支持部材とハウジングとの間に、支
持部材よりも弾性に富んだ弾性部材が、その支持部材をラックに押し付けること
ができるように設けられている点にある。
【0008】
本考案の構成によれば、少なくとも一方の支持部材は弾性部材によりラックに
押し付けられるため、その支持部材は磨耗してもラックとの間に隙間が生じるこ
とはない。
【0009】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0010】
図3、図4に示すラックピニオン式ステアリング装置は、操向操作入力により
回転するヘリカルピニオン1と、このピニオン1に噛み合うヘリカルラック2と
、このラック2を覆うハウジング3とを備えている。そのラック2の両端に操向
用車輪(図示省略)が連結され、ピニオン1の回転によるラック2の車両幅方向
移動により車両の操向がなされる。
【0011】
そのラック2はサポートヨーク4と、このサポートヨーク4のラック軸線方向
両側に配置される支持部材5、6とを介しハウジング3により支持される。その
一方の支持部材5は他方の支持部材6よりもサポートヨーク4に近接する。
【0012】
そのサポートヨーク4は、ハウジング3に形成された挿入孔10に挿入され、
その挿入孔10に形成された雌ネジ10aに調節ネジ11がねじ込まれ、その調
節ネジ11とサポートヨーク4との間にバネ12が介在されている。そのバネ1
2の弾性力により、サポートヨーク4はラック2をピニオン1に押し付けている
。その押し付け力は、調節ネジ11のねじ込み量を変更することで調節可能とさ
れている。
【0013】
図1及び図2に示すように、ラック2の軸方向一方側に配置される支持部材5
は、本実施例では一対の耐磨耗性合成樹脂製のブロック5a、5bにより構成さ
れている。各ブロック5a、5bはラック2の外周面に面接触する凹面5a′、
5b′を有し、ハウジング3に嵌合されたリング状のホルダー15の内周に形成
された凹部15a、15bに嵌合されている。各ブロック5a、5bは、その凹
部15a、15bの内面により、ラック2の軸線に直角でピニオン1の軸線を含
む平面に平行な方向に案内される。
【0014】
そして、ホルダー15の凹部15a、15bの内部に、各ブロック5a、5b
よりも弾性に富んだ弾性部材20a、20bが挿入され、この弾性部材20a、
20bにより各ブロック5a、5bはラック2に押し付けられている。本実施例
では、この弾性部材20a、20bは板バネにより構成されている。そのホルダ
ー15はリング状の押さえ板16により覆われ、この押さえ板16により各ブロ
ック5a、5bと弾性部材20a、20bとが凹部15a、15bから抜け出る
のが規制されている。その押さえ板16のハウジング3からの抜け止めのため、
サークリップ17がハウジング3の内周に取り付けられている。
【0015】
ラック2の軸方向他方に配置される支持部材6は、ハウジング3の内周面に嵌
合される耐磨耗性合成樹脂製のブッシュにより構成されている。
【0016】
上記構成によれば、長期に亘る使用により支持部材5を構成するブロック5a
、5bが磨耗しても、ブロック5a、5bは弾性部材20a、20bによりラッ
ク2に押し付けられているため、ラック2とブロック5a、5bとの間に隙間が
生じることはない。これにより、路面から作用する反力によりラック2が変位す
るのを長期間に亘って規制することができ、ラック2とピニオン1との衝突音の
発生や操向操作フィーリングの変化を防止することができる。また、ラック2と
支持部材5との衝突音が生じることもない。さらに、上記実施例では支持部材5
を構成する各ブロック5a、5bは凹部15a、15bの内面によりラック2の
軸線と直角な方向に案内されているので、各ブロック5a、5bによるラック2
の押し付け力がラック2の周方向に分散することはなく、ラック2の変位を効果
的に規制している。
【0017】
なお、本考案は上記実施例に限定されるものではない。
【0018】
例えば図5、図6に示すように、支持部材5を構成するブロック5c、5dを
、ホルダーを介さずハウジング3の内周に形成された凹部3a、3bに嵌合し、
その凹部3a、3bの内面に案内されることで、ラック2の軸線に直角でピニオ
ンの軸線を含む平面に平行な方向に移動可能としてもよい。この場合、弾性部材
20c、20dは凹部3a、3bの内部に挿入され、各ブロック5c、5dをラ
ック2に押し付ける。また、各ブロック5c、5dと弾性部材20c、20dと
が凹部3a、3bから抜け出るのを防止するため、円板状のプレート30がボル
ト31によりハウジング3に取り付けられる。他は上記実施例と同様で同一部分
は同一符号で示す。
【0019】
また、図7、図8に示すように支持部材を単一の耐磨耗性合成樹脂製の円弧形
部材5eにより構成し、この円弧形部材5eをハウジング2に嵌合されたリング
状のホルダー40の内周に形成された周溝40aに嵌合するようにしてもよい。
この場合、その周溝40aの内部に円弧形部材5eよりも弾性に富んだ円弧形状
の合成樹脂製の弾性部材20eを挿入し、その弾性部材20eにより円弧形部材
5eをラック2に押し付けるようにしてもよい。他は上記実施例と同様で同一部
分は同一符号で示す。
【0020】
また、図9に示すようにサポートヨーク4の軸方向他方側に配置される支持部
材を耐摩耗性合成樹脂製のブロック6a、6b、6cにより構成し、各ブロック
6a、6b、6cをハウジング3の内周に形成された凹部3c、3d、3eに嵌
合し、この凹部3c、3d、3eの内面に案内されることで、ラック2の軸線に
直角な方向に移動可能としてもよい。この場合、各ブロック6a、6b、6cよ
りも弾性に富んだ弾性部材25a、25b、25cを凹部3c、3d、3eの内
部に挿入し、その弾性部材25a、25b、25cによりブロック6a、6b、
6cをラック2に押し付ける。
【0021】
本考案によるラックピニオン式ステアリング装置によれば、少なくとも一方の
支持部材が弾性部材によりラックに押し付けられているので、その支持部材は磨
耗してもラックとの間に隙間が生じることはなく、ラックとピニオンとの衝突音
の発生や、操向操作フィーリングの変化を長期間に亘って防止することができ、
また、ラックと支持部材との衝突音の発生も防止できる。
【図1】本考案の実施例に係るステアリング装置の要部
の断面図
の断面図
【図2】図1のII‐II線断面図
【図3】本考案の実施例に係るステアリング装置の全体
構成の説明図
構成の説明図
【図4】本考案の実施例に係るステアリング装置の断面
図
図
【図5】本考案の異なった実施例に係るステアリング装
置の要部の断面図
置の要部の断面図
【図6】図5のVI‐VI線断面図
【図7】本考案の異なった実施例に係るステアリング装
置の要部の断面図
置の要部の断面図
【図8】図7のVIII‐VIII線断面図
【図9】本考案の異なった実施例に係るステアリング装
置の要部の断面図
置の要部の断面図
1 ピニオン
2 ラック
3 ハウジング
4 サポートヨーク
5 支持部材
20a、20b、20c、20d、20e 弾性部材
Claims (1)
- 【請求項1】 操向操作入力により回転するピニオン
と、このピニオンに噛み合うと共に操向用車輪に連結さ
れるラックと、このラックを覆うハウジングとを備え、
そのラックはサポートヨークと、このサポートヨークの
ラック軸線方向両側に配置される支持部材とを介しハウ
ジングにより支持され、そのサポートヨークによりラッ
クがピニオンに押し付けられるラックピニオン式ステア
リング装置において、少なくとも一方の支持部材とハウ
ジングとの間に、支持部材よりも弾性に富んだ弾性部材
が、その支持部材をラックに押し付けることができるよ
うに設けられていることを特徴とするラックピニオン式
ステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4789591U JPH04130583U (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | ラツクピニオン式ステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4789591U JPH04130583U (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | ラツクピニオン式ステアリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04130583U true JPH04130583U (ja) | 1992-11-30 |
Family
ID=31926736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4789591U Pending JPH04130583U (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | ラツクピニオン式ステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04130583U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006131051A (ja) * | 2004-11-04 | 2006-05-25 | Toyota Motor Corp | ステアリングギヤ装置 |
-
1991
- 1991-05-27 JP JP4789591U patent/JPH04130583U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006131051A (ja) * | 2004-11-04 | 2006-05-25 | Toyota Motor Corp | ステアリングギヤ装置 |
JP4506419B2 (ja) * | 2004-11-04 | 2010-07-21 | トヨタ自動車株式会社 | ステアリングギヤ装置 |
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