JPH04130488A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH04130488A
JPH04130488A JP2252866A JP25286690A JPH04130488A JP H04130488 A JPH04130488 A JP H04130488A JP 2252866 A JP2252866 A JP 2252866A JP 25286690 A JP25286690 A JP 25286690A JP H04130488 A JPH04130488 A JP H04130488A
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JP
Japan
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developing roller
layer
conductive layer
toner
developing
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JP2252866A
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Koji Hirano
浩二 平野
Minoru Yoshida
稔 吉田
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Toshiba Corp
Toshiba Intelligent Technology Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Intelligent Technology Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、電子写真装置や静電記録装置等において潜像
を可視化する現像装置に関する。
(従来の技術) 近年、静電潜像を可視化する現像方式として、電子写真
方式、静電記録方式等が広く利用されている。その中で
も、トナーと呼ばれる着色粒子とキャリアと呼ばれる磁
性粒子とを混合した2成分現像剤を用いて、静電気的な
力により静電潜像を現像する2成分現像方式が主流とな
っている。
ところが、この2成分現像方式では現像装置自体が大き
くなる傾向にあり、またトナーとキャリアとの混合比を
微妙に調整する必要がある等の問題を存している。そこ
で、最近の小型複写機や小型プリンタにおいては、キャ
リアを必要としない1成分現像方式を採用することが多
い。
こうした1成分現像方式の中でも特に加圧現像方式は、
現像装置の小型軽量化及び低価格化を図る上で有利な方
式と言える。この方式は、現像ローラの表面にブレード
と呼ばれる部材の先端を圧接させることにより、その摩
擦でトナーに電荷を付与して現像ローラの表面にトナー
薄層を形成することを一つの特徴としている。そのため
磁性材料か不要で装置の簡素化及び小型化が可能となり
、トナーのカラー化も容易となる等多くの利点を有して
いる。
またこの加圧現像法においては、トナー担持体として弾
性及び導電性を有する現像ローラが用いられる。特に静
電潜像を保持する静電潜像保持体が剛体である場合は、
その表面を傷付けることを避けるために現像ローラを主
に弾性体で構成することが必須条件となる。また周知の
現像電極効果やバイアス効果さらには現像ローラ表面の
平滑性を得るためには、弾性体の表面に導電層を設け、
現像ローラを二層構造にすることが望ましいとされてい
る。
しかしながら、導電層として使用される材料の多くは弾
力性に欠けるため、特に長時間放置後の1回目の印刷に
おいてその歪みを残したまま現像が行われる場合が多く
、その結果、画像の白抜けやハーフトーン画像等での濃
度ムラか発生することがあった。
こうした現象を防止するために導電層を薄くしたり歪み
の回復か早い材料を使用することか行われるか、このよ
うな条件としても、弾性体層の歪みの回復速度か遅い場
合には導電層の剥離や前述の画像上の問題が発生してし
まう。
(発明が解決しようとする課題) このように従来の現像装置では、白抜け、濃度ムラ、導
電層の剥離等が発生するおそれがあった。
本発明はこのような課題を解決するためのもので、導電
層の歪みを弾性体層の弾力により押し上げることにより
、白抜け、濃度ムラ、導電層の剥離等の発生を防止して
、長期間にわたって高品位の画像を得ることのできる現
像装置を提供することにある。
[発明の構成コ (課題を解決するための手段) 本発明の現像装置は上記の目的を達成するために、静電
潜像保持体に対向して配置された現像ローラと、この現
像ローラの表面に現像剤薄層を形成する現像剤薄層形成
手段とを具備し、現像ローラの表面に形成された現像剤
薄層を静電潜像保持体に近接または接触させることによ
り静電潜像保持体が保持する静電潜像を可視化する現像
装置において、現像ローラは、シャフトと、このシャフ
トの外周に設けられた弾性体層と、この弾性体層の外周
に設けられた導電層とからなり、弾性体層の歪みの回復
時間をTg(sec)、導電層の歪みの回復時間をT’
p(sec)とすると、1927g の関係を満すことを特徴としている。
(作 用) 本発明の現像装置では、現像ローラの弾性体層と導電層
との歪みの回復時間の関係において前記の関係を満足す
ることにより、導電層の歪みを弾性体層の弾力により押
し戻す作用が働き、この結果、白抜け、濃度ムラ、導電
層の剥離等の発生を防止して、長期間にわたって高品位
の画像を得ることか可能になる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照しながら詳細に説明
する。
第1図は本発明に係る一実施例の接触型−成分非磁性現
像装置(以下、単に現像装置と呼ぶ。)の全体構成を示
す断面図である。
同図に示すように、この現像装置10は、静電潜像保持
体である感光体ドラム11の表面に形成された静電潜像
の上に現像剤である非磁性トナ(以下、単にトナーと呼
ぶ。)Aを転移させて静電潜像を可視化するための現像
ローラ12と、トナーAを収容したトナー収容器13と
、このトナー収容器13内のトナーAを撹拌するミキサ
ー14と、トナー収容器13内のトナーAを現像ローラ
12に供給するトナー供給ローラ15と、現像ローラ1
2の表面にトナー薄層を形成するための現像剤薄層形成
手段であるブレード16とからその主要部が構成されて
いる。
次にこの現像装置10における現像プロセスについて説
明する。
トナー容器13内に収容されたトナーAは、ミキサー1
4により撹拌されつつトナー供給ローラ15の方向に送
られ、さらにこのトナー供給ローラ15により現像ロー
ラ12に供給される。ここで、トナーAは、回転する現
像ローラ12の表面との摩擦により負に帯電し現像ロー
ラ12の表面に静電的に吸着して搬送される。この後、
現像ローラ12表面に付着したトナーAは、ブレード1
6によりその搬送量か規制されて薄層化されると同時に
、現像ローラ12及びブレード16との摩擦により再び
帯電して緻密なトナー層となって搬送される。この後、
現像ローラ12の表面に付着したトナーAは、感光体ド
ラム11との接触により十分な帯電を付与された上で感
光体ドラム11表面の静電潜像の上に転移する。これに
より静電潜像が可視化される。転移しなかった現像ロー
ラ12表面のトナーAは、リカバリーブレード(マイラ
ーフィルム)17を擦り抜はトナー容器14内に戻る。
ところで、この実施例では、負帯電の有機感光体ドラム
11を使用した反転現像方式を採用しているため、トナ
ーAとしては負帯電性のトナーが用いられ、ブレード1
6としてはトナーAを負帯電させやすい材質のものを使
用している。また感光体ドラム11の表面電位は一50
0Vてあり、これに対して現像ローラ12の金属シャフ
ト12aへは、現像バイアス電位として一200Vが保
護抵抗を介して印加されるようになっている。また現像
ローラ12は、感光体ドラム11の表面と常に1〜4m
m程度の接触幅(現像ニップ)を有しながら感光体ドラ
ム11の回転速度に対し約1.2〜4倍程度の速度で回
転している。
なお、上述の現像プロセスにおいて何らかの原因で現像
ローラ12からトナーAが落ちると本体装置内または転
写紙を汚してしまうため、本実施例では、トナーAと反
応してこれを溶着させるような可塑剤等からなるトナー
溶着部材18を現像装置10の下部に取付けている。ま
たこれにより、現像装置10を上下反対に置いた場合で
もトナーAの散乱を防ぐことができる。
ブレード16は、第1のブレードホルダ16a1スペー
サ16b及び第2のブレードホルダ1.6 cにより装
置本体に支持されている。また19は第1のプレートボ
ルダ16Hに取付けられ、ブレード16の裏面との間に
モルトブレン等からなる発泡材20を挟持するためのバ
ッフル板である。このようにバッフル板19とブレード
16の裏面との間に発泡材20を挟持することて、トナ
ー容器13からのトナーAの漏れやブレード16の振動
を防止している。
またこのブレード16は、その先端部に設けたチップ1
62で現像ローラ12の表面を適宜な力で押圧できるよ
う回転軸21を支点として複数の圧縮スプリング22に
より付勢されている。
第2図はこのブレード16の詳細を示す斜視図である。
同図に示すように、このブレード16は、例えばステン
レスやリン青銅板等からなる薄板バネ161の先端部に
、例えばシリコンゴムやウレタン等のゴム弾性体または
樹脂からなチップ162を長手方向にマウントし、その
両端部にウレタンフオーム等からなるシール材163を
貼付けることにより構成されている。
本実施例では、厚さ0.15mmのステンレスからなる
薄板バネ161を使用し、チップ]62にはJIS−A
規格80″のシリコンゴムを使用している。またこのチ
ップ162は、第3図に示すように、その断面形状にお
いて、同一直線上に中心点を持つ少なくとも2つ以上の
曲率面を持つものとされている。本実施例では、薄板バ
ネ161の先端側に半径1mmの第1の曲率面を、その
反対側に半径20mmの第2の曲率面とを持つものとさ
れている。第1の曲率面の半径R1(mm>と第2の曲
率面の半径R2(mm)との関係は次式の関係を満す範
囲内であればチップ162の磨耗による画像への影響は
無視できるレベルとなる。
R2≧R1x5 またシール材163はチップ162の高さよりも厚いも
のを使用し、現像ローラ12に向けてその先端位置かチ
ップ162の先端面より突出するよう薄板バネ161に
取付けられている。これによりチップ162か現像ロー
ラ12の表面に圧接されているときの、トナーの両端方
向からの流出を確実にシールすることができる。またこ
のシール材163は薄板バネ161の端部を挟み込むよ
うにして取付けられているのでトナーの搬送圧力を受け
も剥がれ落ちる心配はない。
また、本実施例のブレー ド16においては、第4図に
示すように、チップ162は薄板バネ16〕の先端から
dlだけ離れた位置からマウントされている。すなわち
、この薄板バネ161の先端部分は、薄板バネ161に
接着によってチップ162をマウントするときの押え及
び位置決めに利用される。これにより、チップ162の
マウント精度ひいては現像ローラ12とチップ162と
の接線方向の精度を向上させることかできる。なお、d
lをあまり大きくとるとトナーの流れによる圧力により
、トナー層形成不良が生じるおそれがあるため0.5m
m〜5mm程度が適当である。望ましくは0.5mm〜
2mm程度が最適である。
また薄板バネ161の長手方向両端部にはチップ162
かマウントされていない部分が存在する。
この部分にシール部材163か貼付けられる。つまりチ
ップ162の長手方向の長さLpは薄板バネ161の長
さLcよりもd2 +d3分だけ短いということになる
。このd2 +d3の長さはシール性を考えると片側最
低3 m m程度必要であるが、あまり長くすると現像
装置]0自体か大きくなるため、8〜30mm程度、望
ましくは6〜20mm程度にするのかよい。またこのと
きのチップ162の長さLpは有効現像幅よりも大きく
、薄板バネ161の長さLcは現像ローラ]2の幅と同
等もしくは現像ローラ]2のサイドシール(図示せず)
にかかる程度に設定する。
次に現像ローラ12について説明する。第5図は現像ロ
ーラ12の斜視断面図である。
この現像ローラ12に要求される特性としては、゛導電
性及び弾性を有する“ということである。
これを満足する一番簡単な構成としては、例えば金属シ
ャフトの外周を導電性ゴムローラで覆ったもの等が挙げ
られるが、この実施例ではトナーを現像ローラ12の表
面に圧接しつつ搬送するために表面の平滑性か要求され
る。そこでこの実施例では、金属シャフト12aの外周
に、例えば導電性シリコンゴムからなる弾性体層12b
を設け、さらにこの弾性体層12bの表面に導電性ポリ
ウレタン系の導電層12cを設けて二層構造としている
弾性体層12bとしては、導電性のものとそうでないも
のが考えられるが、導電層12Cに剥離や傷か生じる場
合を考慮し、て導電性のものの方が望ましい。また、梱
包時や長時間の放置によるJIS規格に6301に示さ
れる永久歪については、これが10%を越えると画像に
現像ローラ回転周期のムラが生じるので弾性体層12b
の圧縮歪は10%以下、望ましくは5%以下としなけれ
ばならない。ゴム硬度と永久歪との関係は一般にゴム硬
度が高い程永久歪は小さくなるという傾向があるので、
材料と相互のバランスが重要となる。
以上、弾性体層12bに要求される特性をクリアするも
のとして、本実施例では導電性シリコンゴムを選択した
が、導電性EPDMゴムや導電性ウレタンゴム等も要求
される特性をクリアするものとして用いることかできる
また導電性シリコンからなる弾性体層12bは、JIS
規格に6301のA型硬度計で28°の硬度を有し、弾
性ローラとしての外径は18mmである。また導電性シ
リコンの電気抵抗値は、この弾性ローラを直径60mm
のステンレス製ローラと接触幅が2mmになるように平
行配置し、両ローラの金属シャフト間に100Vの電位
差を設けたときに観測される電流を測定することにより
算出した結果3,4X10”Ω・cmであった。また永
久歪はJIS規格に6301に示される測定方法を用い
て測定した結果1.8%であった。
また導電層12cは直接トナーや感光体ドラム11と接
触されるため、可塑剤、加硫剤、プロセスオイル等のし
み出しによりトナーや感光体ドラム11表面を汚染しな
いものに限り、その表面の平滑度については表面粗さが
3μm以下であることが望ましい。それ以上になると表
面の凸凹の模様が画像に現れやすくなる。
この表面粗さか3μm以下の導電層12cを実現する方
法としては、弾性体層12bの上に十分な膜厚の導電層
12Cを付けた後、後加工(研磨)により所定の外径、
表面粗さに仕上げる方法か考えられるか、この方法だと
コストが高くつく。そこで、後加工を要することなく仕
上げる方法か望まれるが、そのためには弾性体層12b
の表面粗さ、導電層12cの膜厚、及び導電層12cを
形成するための塗料の粘度を最適に選択しなければなら
ない。すなわち、塗料の粘度が低いものほど、かつ弾性
体層12bの表面粗さが大きいほど、導電層12cの膜
厚を大きくしなければならない。
また、導電層12Cを形成するための塗料については、
弾性体層12b表面に塗料を塗布する方法に応じて、同
じ塗料でも福釈量を変化させて粘度を変えなければなら
ない。
第6図乃至第8図にその代表的な導電層塗料の塗布方法
を示す。
第6図はスプレーによる塗布方法、第7図はディッピン
グによる塗布方法、第8図はナイフエ、。
ジによる塗布方法である。
それぞれの方法における塗料の粘度は スプレー法くディッピング法≦ナイフェツジ法の順とな
り、要求される導電層12(の表面粗さ3μm以下を実
現するために必要な塗料の膜厚T(mm)は、導電層1
2Cの表面粗さをS(μmRz)とすれば、スプレー法
においては≧10×S、ディッピング法及びナイフェツ
ジ法においてはT≧5XSを満足すれば可能となる。
この実施例では、導電層12cを形成するための塗料と
して、ポリウレタン樹脂中に導電性カーボン微粒子を分
散することにより103Ω・cmの導電性を持つ導電性
ポリウレタン塗料を採用した。そして以下の工程により
導電性シリコンゴムからなる弾性層12bの表面に導電
性ポリウレタン塗料を塗布し、乾燥後、熱処理を行って
導電層12cを形成した。
まず導電性ポリウレタン塗料として日本ミラクトロン■
社製の商品名“スノくし・ソクスDH20Z313′を
用い、これにメチルエチルケトン(MEK)とテトラヒ
ドロフラン(THF)を1:1の割合で混合した希釈溶
剤を等全添加する。“スバレノクスDH202313”
は熱可塑剤ポリウレタンをベースにした溶液タイプの導
電性ポリウレタン塗料である。この希釈された塗料を十
分に撹拌した後、溶剤で洗浄した弾性体層12bの表面
にディッピング法を用いて塗布を行う。尚、このディッ
ピング法における処理材の引き上げ速度は3.5mm/
secとした。この後、約30分間空気中にて乾燥し、
その後100℃で20分間熱処理を施した。この結果、
層厚的80μmの導電層12cが得られた。導電層12
cの層厚Cまディッピング法の引き上げ速度や、溶剤の
粘性を変化させることにより10μm〜300μmの範
囲まで変更可能である。
以上の工程により、金属シャフト12aと導電層12c
との間の抵抗値が5X103Ω・Cm。
ゴム硬度がJIS規格に6301のA型硬度針で36°
の現像ローラ12を得ることができた。
また本発明者は、現像ローラ12の弾性体層12bと導
電層12Cとの歪み回復時間の関係が画質に及ぼす影響
に着目して、その測定を次のような測定装置を用いて行
った。
この測定装置は、第9図に示すように、被測定物90を
載置するための測定物支持体91と、測定物支持体91
上に載置された被測定物90を重り92の荷重を加えつ
つ上から押圧するための押圧部材93と、押圧前後の変
位量を測定するための、センサ94を有するレーザ変位
計95およびダイヤルゲージ96と、レーザ変位計95
の測定結果を表示するデジタルメータ97と、レーザ変
位計95の測定結果を記録するレコーダ98とから構成
されている。
この測定装置を用いて、弾性体層12bおよび導電層1
2cに用いた各材料の所定押圧力に対する食い込み量と
その回復時間を次のように測定した。なお、この実験で
は、弾性体層12bの材料として導電性シリコンゴムを
使用した。
まず厚さ2mmの導電性シリコンゴムの平板を測定物支
持体91上に載置し、押圧部材93により加圧した時の
食い込み量とその回復時間を測定した。なお、ここで用
いた押圧部材93は、被測定物90との接触箇所か半径
1mmの半円形状をしたステンレスからなるものとされ
、抑圧部材93自身の重量は約20gである。また重り
92の重量はここでは950gとし、最終的に被測定物
90に加わる荷重は1kgになるようにした。加圧時間
は食い込み量を安定させるため12時間とした。歪みの
回復時間はレコーダ98に記録されたデータより求めた
第10図はその測定結果を示すグラフである。
このグラフから分かるように、12時間放置後の導電性
シリコンゴムの食い込み量は140μm1これが完全に
回復するまでに要した時間Tgは50秒であった。
次に導電層12cに用いる材料として前述の導電性ポリ
ウレタン塗料(Aタイプ)および導電性アクリルウレタ
ン塗料(Bタイプ)をステンレスやアルミ等の金属平板
上に厚さ約0.4mmで塗布して試料を作製し、各試料
について前述と同じ条件で食い込み量とその回復時間の
測定を行った。
第11図はその測定結果を示すグラフである。
このグラフから分かるように、12時間放置後のAタイ
プの食い込み量は105μm1これか完全に回復するま
でに要した時間Tpは60秒であった。またBタイプの
食い込み量は75μm1これか完全に回復するまでに要
した時間Tpは40秒であった。
以上2つのタイプの導電層塗料を前述の導電性シリコン
ゴムからなる弾性体層12bの上に塗布して2種類の現
像ローラ12を作製した。なお、ここでAタイプの現像
ローラ12の導電層12cの厚みは約100μm、Bタ
イプの現像ローラ12の導電層12cの厚みは約70μ
mとした。また各現像ローラ12は、ブレード16のチ
ップ162に1kgの加圧力かかかるように設定したと
きにチップ162が弾性体層12bまで食い込むように
構成した。
これら2種類の現像ローラ12を組込んだ現像装置10
を別々のレーザプリンタに搭載して画像部電位すなわち
露光部電位を一80V、非画像部電位すなわち未露光部
電位を一500V、現像バイアスを一200V、感光体
ドラム11と現像ローラ12の接触幅を1.5mmとし
て反転現像を実行したところ、画像濃度1.4でかぶり
が全く無い極めてシャープなライン画像とムラのない均
一なソリッド画像を有する印字サンプルを得ることがで
きた。
また実験終了後、各現像装置10をレーザプリンタ内に
一晩放置し、朝一番に再び画像データをサンプリングし
たところ、Bタイプの現像ローラ12、つまりブレード
16との圧接による歪みの回復時間が弾性体層12bよ
り導電層12cの方が早い現像ローラ12を組込んだレ
ーザプリンタでは、ベタ画像部においてブレード圧接箇
所の歪みが白抜けとなって現れるという事態が生じた。
これに対し、Aタイプの現像ローラ12、つまリブレー
ド16との圧接による歪みの回復時間が弾性体層12b
より導電層12cの方が遅い現像ローラ12を組込んだ
レーザプリンタでは、放置前と同様の極めて良好な画像
を得ることができた。
第12図はAタイプの現像ローラ12を組込んたレーザ
プリンタにより画出しを行い、初期から1万枚までの画
像濃度およびトナーの帯電量の変化を示したグラフであ
る。なお、ここで画像濃度の測定にはベタ画像を用いた
。またトナーの帯電量は帯電量測定装置を用いて現像ロ
ーラ12の10回転分の帯電量を測定した。このグラフ
から、画像濃度は1万枚終了時においてもほとんど変化
せず、また帯電量もほとんど変化していないことが分る
しかし、Bタイプの現像ローラ12を組込んだレーザプ
リンタでは、2千枚を経過したあたりから現像ローラ1
2の表面にひび割れが生じ、このひび割れの跡が画像に
現れるようになった。さらに3千枚を経過したあたりか
ら、導電層12cの剥離が発生し、剥離箇所でトナーが
固着してしまった。
以上のことから、現像ローラ12における弾性体層12
bの歪み回復時間と導電層12cの歪み回復時間との間
には、ブレード16との圧接で生じた導電層12c表面
の歪みを弾性体層12bの弾力で強制的に押し戻すこと
ができるような関係、すなわち弾性体層]、 2 bの
歪み回復時間をTg(sec)、導電層12 cの歪み
回復時間をTp(s e c)とすると、 Tp≧Tg の関係を満足していることが必要であり、これにより、
白抜け、濃度ムラ、導電層12cの剥離等の生じない安
定した機能を持つ現像装置を実現できることが明かとな
った。
なお、本実施例の現像装置は、感光体ドラム1]に負帯
電有機感光体を用いて反転現像を行うものであるが、正
帯電有機感光体や無機感光体を用いて正規現像を行う現
像装置にも本発明は適用可能である。
さらに上述の実施例では現像ローラ12の支持体として
、金属シャフト12aを用いたが、現像バイアス電圧が
給電できれば、例えば導電性の樹脂シャフト等でもよく
、また現像バイアス電圧を導電層12cまたは弾性体層
12bに給電するタイプの現像ローラにおいては、支持
体を導電性にする必要もなく絶縁性の材料でもよい。
また、本実施例においてブレード16は、現像ローラ1
2の回転に対してアゲンストの位置で支持されているが
、現像ローラ12の回転に対してウィズの位置で支持す
るようにしてもよい。
[発明の効果コ 以上説明したように本発明の現像装置によれば、現像ロ
ーラにおける弾性体層と導電層の歪みの回復時間におい
て前記の関係を満足することにより、導電層の歪みを弾
性体層の弾力により押し上げる作用が働き、この結果、
白抜け、濃度ムラ、導電層の剥離等の発生を防止して、
長期間にわたって高品位の画像を得ることが可能になる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る一実施例の現像装置の全体構成を
示す断面図、第2図は第1図の現像装置におけるブレー
ドの詳細を示す斜視図、第3図は第2図のブレードの断
面図、第4図は第2図のブレードの正面図、第5図は第
1図における現像ロラの詳細を示す斜視断面図、第6図
乃至第8図はそれぞれ現像ローラの導電層を形成する方
法を説明するための図、第9図は弾性体層および導電層
の歪み回復時間を測定する装置の構成を示す図、第10
図は第9図の測定装置を用いて弾性体層の歪み回復時間
を測定した結果を示すグラフ、第11図は第9図の測定
装置を用いて2種類の導電層の歪み回復時間を測定した
結果を示すグラフ、第12図はAタイプの現像ローラを
組込んだ現像装置を用いてライフテストを行い画像濃度
と帯電量の変化を調べた結果を示すグラフである。 10・・・現像装置、11・・・感光体ドラム、12・
・・現像ローラ、12a・・・金属シャフト、12b・
・・弾性体層、12c・・・導電層、16・・・ブレー
ド。 第3図 第4図 第6 図 ↑ 第7 璽 第 9図 第10図 第11図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 静電潜像保持体に対向して配置された現像ローラと、こ
    の現像ローラの表面に現像剤薄層を形成する現像剤薄層
    形成手段とを具備し、前記現像ローラの表面に形成され
    た現像剤薄層を前記静電潜像保持体に近接または接触さ
    せることにより前記静電潜像保持体が保持する静電潜像
    を可視化する現像装置において、 前記現像ローラは、シャフトと、このシャフトの外周に
    設けられた弾性体層と、この弾性体層の外周に設けられ
    た導電層とからなり、前記弾性体層の歪みの回復時間を
    Tg(sec)、前記導電層の歪みの回復時間をTp(
    sec)とすると、Tp≧Tg の関係を満すことを特徴とする現像装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04146467A (ja) * 1990-10-09 1992-05-20 Fuji Xerox Co Ltd 一成分現像装置
JPH04219772A (ja) * 1990-12-20 1992-08-10 Fuji Xerox Co Ltd 一成分現像装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04146467A (ja) * 1990-10-09 1992-05-20 Fuji Xerox Co Ltd 一成分現像装置
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