JPH04130361U - クレーン機能付パワーシヨベルの油圧回路 - Google Patents

クレーン機能付パワーシヨベルの油圧回路

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JPH04130361U
JPH04130361U JP4650191U JP4650191U JPH04130361U JP H04130361 U JPH04130361 U JP H04130361U JP 4650191 U JP4650191 U JP 4650191U JP 4650191 U JP4650191 U JP 4650191U JP H04130361 U JPH04130361 U JP H04130361U
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hydraulic pump
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pump
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登 寺沢
豊 本橋
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住友建機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 クレーン機能付パワーショベルにおいて、パ
ワーショベル作業時には高速で運転操作することがで
き、クレーン作業時には低速での運転操作ができるよう
にする。 【構成】 作業休止状態ではバイパス位置にあって油圧
ポンプ10から吐出された圧油をバイパスさせ、作業状態
では圧油をアクチュエータ3,4に供給して駆動制御す
るコントロールバルブ21, 22とを備え、作業休止状態を
検出して油圧ポンプ10に低吐出量、低吐出圧力のアンロ
ード運転への切換信号を入力する検出装置として、絞り
23から出力される圧力を油圧ポンプ10の信号入力ポート
11に入力する信号伝達路5に切換手段としてソレノイド
バルブ6を設け、ソレノイドバルブ6の切換操作によ
り、クレーン作業時には油圧ポンプ10を低吐出量で所定
の吐出圧力を有する固定容量ポンプに切り換える、即ち
カットオフ運転に切り換えてアクチュエータ3,4の駆
動速度を低下させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、クレーンとしての機能を備え、異なる作業速度が要求されるクレー ン機能付パワーショベルの油圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、バックホウ等のショベル系掘削機械(パワーショベル)を所定の条件下 でクレーンとして用いる、即ちパワーショベルにクレーンとしての機能を備えた ものが知られているが、パワーショベルの作業速度が次第に高速化しているのに 対して、クレーンの作業速度は、重量物を吊り上げて行う吊り走行、或いは旋回 操作等、低速を要求されるために、駆動油圧回路のアクチュエータの動作速度を 変更する必要があるという問題があった。
【0003】 クレーン機能付パワーショベルの油圧回路の一例を図3に基づいて説明する。 油圧ポンプ装置Aは複数のポンプaを備えており、各ポンプaからの圧油は、 それぞれ対応するコントロールバルブ装置Bに供給され、コントロールバルブ装 置Bはコントロールバルブb1,b2と、絞りb3及び絞りb3と並列に接続さ れた逆止弁b4を備え、コントロールバルブb1,b2は、操作レバー(図示せ ず)の動きに応じて、それぞれアクチュエータC,Dに圧油を供給して駆動制御 を行っている。
【0004】 上記油圧回路においては、操作レバーを操作していない時には、コントロール バルブb1,b2はセンターバイパスに切り換えられ、ポンプaから供給された 圧油はコントロールバルブb1,b2のセンターバイパス流路から絞りb3を通 ってタンクEに流れ、絞りb3により発生する圧力を、ポンプaの信号入力ポー トa1に入力し、ポンプaを通常運転状態(図4参照)から、無負荷のアンロー ド運転(図5参照)に切り換えるネガティブコントロール制御を行う。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の油圧回路においては、操作レバーを操作していない 状態、即ち作業休止状態においてポンプaをアンロード運転(図5参照)に切り 換えて、低速低出力運転を行うものであり、クレーン機能を用いる場合には所定 の圧力を確保すると同時に低流量(低速運転を実現する)を確保しなくてはなら ないから、例えば、エンジンの回転数を低下させる方法、操作レバーの操作 速度、操作量等を手動で変化させる方法、アクチュエータ回路に絞り弁を設け て圧油の流量を規制する方法、操作レバーのレバーストロークを規制する方法 等があるが、方法はエンストを生じる恐れがあって特にクレーン作業時には危 険であり、方法は操作レバーの操作が難しく、熟練を要するものであり、方法 はバックホウ作業の高速運転時に絞り弁の開度を変更しなくてはならず、さら に方法はバックホウ作業の高速運転時にレバーストロークの規制を解除しなく てはならず、高速と低速との切換操作に手間がかかるという問題があった。
【0006】 本考案の目的は、クレーン機能付パワーショベルにおいて、パワーショベル作 業時には高速で運転操作することができ、クレーン作業時には低速での運転操作 ができるクレーン機能付パワーショベルの油圧回路を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案のクレーン機能付パワーショベルの油圧回路は、油圧ポンプと、操作レ バーを操作していない状態、即ち作業休止状態ではバイパス位置にあって油圧ポ ンプから吐出された圧油をバイパスさせ、操作レバーを操作している状態、即ち 作業状態では圧油をアクチュエータに供給して駆動制御するコントロールバルブ とを備え、作業休止状態を検出して油圧ポンプに低吐出量、低吐出圧力のアンロ ード運転への切換信号を入力する検出装置、例えば、作業休止状態でコントロー ルバルブをバイパスした圧油をタンクに導く絞りを設け、絞りにより発生する圧 力を油圧ポンプの信号入力ポートに入力して成る油圧回路において、上記検出装 置(絞り)から出力される切換信号(圧力)を油圧ポンプの信号入力ポートに入 力する信号伝達路(例えば、圧力伝達路)に切換手段(例えば、ソレノイドバル ブ)を設け、切換手段(ソレノイドバルブ)の切換操作により、クレーン作業時 には油圧ポンプを低吐出量で所定の吐出圧力を有する固定容量ポンプに切り換え る、即ちカットオフ運転に切り換えてアクチュエータの駆動速度を低下させるも のであり、作業時の最高運転速度が複数段に切り換えられるから、パワーショベ ル作業においては高効率の高速作業を行うことができ、クレーン作業においては 荷振れ等の不都合を生じない低速作業を行うことができる。
【0008】
【実施例】
油圧ポンプ装置1は複数のポンプ10を備えており、各ポンプ10からの圧油は、 それぞれ対応するコントロールバルブ装置2に供給され、コントロールバルブ装 置2はコントロールバルブ21, 22と、検出装置である絞り23、及び絞り23と並列 に接続された逆止弁24を備え、コントロールバルブ21, 22は、操作レバー(図示 せず)の動きに応じて、それぞれアクチュエータ3,4に圧油を供給して駆動制 御を行う。
【0009】 操作レバーを操作していない状態、即ち作業休止状態にある時、ポンプ10から の圧油はコントロールバルブ21, 22のセンターバイパス路を流れ、絞り(検出装 置)23からタンク9に送出され、絞り(検出装置)23において発生する圧力信号 (切換信号)を、切換手段としてソレノイドバルブ6が設けられている信号伝達 路5を介してポンプ10の信号入力ポート11に入力するものであり、この作業休止 状態においては、ソレノイドバルブ(切換手段)6はバイパス位置にあり、絞り (検出装置)23において発生する圧力信号(切換信号)がそのまま信号入力ポー ト11に入力する。 この時、アクチュエータ3,4には圧油が供給されず、アクチュエータ3,4 は動作しない。
【0010】 ショベル作業時には、コントロールバルブ21, 22からアクチュエータ3,4に 圧油を供給し、この時のポンプ10は、最高吐出圧力で最小吐出量から最低吐出圧 力で最大吐出量まで、吐出圧力と吐出量とが略反比例状態にあり(図4参照)、 通常運転状態ではアクチュエータ3,4に供給される圧油量が多く、駆動速度は 或る値以上が得られる。
【0011】 クレーン作業に切り換える切換スイッチ7がソレノイドバルブ(切換手段)6 に接続されており、クレーン作業時に切換スイッチ7をオンさせると、ソレノイ ドバルブ(切換手段)6がバイパス位置から切換位置に切り換えられ、絞り(検 出装置)23から出力される圧力信号(切換信号)が遮断される一方、パイロット ポンプ8からの圧油が信号伝達路5を介してポンプ10の信号入力ポート11に供給 され、ポンプ10は最低吐出量で、所定の最高吐出圧力を有する固定容量ポンプと して運転(カットオフ運転)される(図2参照)。
【0012】 クレーン作業時には、上述のとおり、ポンプ10が最低吐出量で、所定の最高吐 出圧力を有する固定容量ポンプとして運転(カットオフ運転)されるから、コン トロールバルブ21, 22を介してアクチュエータ3,4に圧油を供給すると、アク チュエータ3,4の駆動速度はショベル作業時に較べて低速(例えば、ショベル 作業時の約1/4)となり、クレーン操作を安全に行うことができる。
【0013】 以上、クレーン機能付パワーショベルについてのみ述べてきたが、ショートレ バー型では操作性が悪いパイプクラムの走行時、或いはロングフロントを取り付 けた機械で一時的に最高速度を規制する場合等にも適用することができる。
【0014】
【考案の効果】
本考案は、上述のとおり構成されているから、以下に述べる効果を奏する。 クレーン作業時には油圧ポンプを低吐出量で所定の吐出圧力を有する固定容量 ポンプに切り換える、即ちカットオフ運転に切り換えてアクチュエータの駆動速 度を低下させるものであり、作業時の最高運転速度が複数段に切り換えられるか ら、パワーショベル作業においては高効率の高速作業を行うことができ、クレー ン作業においては荷振れ等の不都合を生じない低速作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のクレーン機能付パワーショベルの油圧
回路の概略回路図である。
【図2】本考案におけるクレーン作業時のポンプの出力
特性図である。
【図3】従来のクレーン機能付パワーショベルの油圧回
路の概略回路図である。
【図4】通常運転状態におけるポンプの出力特性図であ
る。
【図5】オフロード運転時におけるポンプの出力特性図
である。
【符号の説明】
1 油圧ポンプ装置 2 コントロールバルブ装置 3,4 アクチュエータ 5 信号伝達路 6 ソレノイドバルブ(切換手段) 7 切換スイッチ 8 パイロットポンプ 10 ポンプ 11 信号入力ポート 21,22 コントロールバルブ 23 絞り(検出手段)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ポンプと、作業休止状態ではバイパ
    ス位置にあって圧油をバイパスさせ、作業状態では圧油
    をアクチュエータに供給して駆動制御するコントロール
    バルブと、作業休止状態を検出する検出装置とを備え、
    該検出装置で検出した信号を油圧ポンプの信号入力ポー
    トに入力して成る油圧ポンプをアンロード運転とする油
    圧回路において、上記検出装置から出力される切換信号
    を油圧ポンプの信号入力ポートに入力する信号伝達路に
    切換手段を設け、該切換手段の切換操作により、油圧ポ
    ンプを低吐出量で所定の吐出圧力を有するカットオフ運
    転に切り換えることを特徴とするクレーン機能付パワー
    ショベルの油圧回路。
JP1991046501U 1991-05-24 1991-05-24 クレーン機能付パワーショベルの油圧回路 Expired - Lifetime JPH0745654Y2 (ja)

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