JPH04129987U - 電磁弁駆動回路 - Google Patents

電磁弁駆動回路

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JPH04129987U
JPH04129987U JP3594291U JP3594291U JPH04129987U JP H04129987 U JPH04129987 U JP H04129987U JP 3594291 U JP3594291 U JP 3594291U JP 3594291 U JP3594291 U JP 3594291U JP H04129987 U JPH04129987 U JP H04129987U
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JP
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capacitor
voltage
solenoid valve
solenoid
resistor
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Application number
JP3594291U
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English (en)
Inventor
茂男 玉木
Original Assignee
黒田精工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、電磁弁を作動するための電磁弁駆
動回路に関し、電磁弁の作動に必要な電力消費量を、非
常に簡易な回路構成により従来より大幅に低減すること
を目的とする。 【構成】 直流電源に、電磁弁のソレノイドコイルとコ
ンデンサとを直列に接続するとともに、コンデンサに並
列に抵抗を接続し、コンデンサと抵抗の値を、コンデン
サが充電されるまでの間において、所定の駆動電圧がソ
レノイドコイルに印加されるような値に設定し、かつ、
抵抗の値を、コンデンサが充電された後において、駆動
電圧より小さい所定の保持電圧がソレノイドコイルに印
加されるような値に設定して構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電磁弁を作動するための電磁弁駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、工作機械,産業機械等の各種装置では、空圧,油圧等の流体管路の開 閉を行うために、電磁弁が多用されている。 図3は、この種の電磁弁を示すもので、この電磁弁では、鉄心11とソレノイ ドコイル13とからなるソレノイド15のソレノイドコイル13に、直流電源1 7から電流を流すと、ソレノイド15が励磁され、弁体19が、引っ張りスプリ ング21の付勢力に抗して、ソレノイド15に吸引され、流体通路23の開閉が 行われる。
【0003】 従来、この種の電磁弁を作動するための電磁弁駆動回路としては、例えば、実 開昭57−30467号公報に開示されるものが知られており、この電磁弁駆動 回路によれば、電磁弁の作動に必要な電力消費量を、有効に低減することができ る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の電磁弁駆動回路では、トランジスタ,符号変 換器,抵抗,コンデンサ,ダイオード等の多種多数の素子を使用して回路を形成 しているため、回路構成が複雑になりコストが増大するという問題があった。 また、回路が比較的大きくなるため、駆動回路を内蔵する電磁弁も大型化する という問題があった。
【0005】 一方、一般に、電磁弁は、初期作動時に多くの電流を必要とし、一度開あるい は閉状態になると、初期電流の数分の一の電流でも、安定に弁体を保持し続ける ことが知られている(例えば、実開昭62−8476号公報)。 本考案は、かかる事実に基づいて上記のような問題を解決したもので、電磁弁 の作動に必要な電力消費量を、非常に簡易な回路構成により従来より大幅に低減 することができる電磁弁駆動回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案にかかわる電磁弁駆動回路は、直流電源に、電磁弁のソレノイドコイル とコンデンサとを直列に接続するとともに、前記コンデンサに並列に、抵抗を接 続し、前記コンデンサと抵抗の値を、コンデンサが充電されるまでの間において 、所定の駆動電圧がソレノイドコイルに印加されるような値に設定し、かつ、前 記抵抗の値を、コンデンサが充電された後において、前記駆動電圧より小さい所 定の保持電圧がソレノイドコイルに印加されるような値に設定してなるものであ る。
【0007】
【作用】
本考案の電磁弁駆動回路では、直流電源のスイッチがオンされると、コンデン サが充電されるまでの間においては、ソレノイドコイルに、弁体を駆動可能な所 定の駆動電圧が印加され、コンデンサが充電された後においては、駆動電圧より 小さい所定の保持電圧がソレノイドコイルに印加される。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の詳細を図面に示す一実施例について説明する。 図1は、本考案の電磁弁駆動回路の一実施例を示すもので、図において符号3 1は、直流電源を示している。 この直流電源31には、スイッチ33,コンデンサ35,電磁弁のソレノイド コイル37が直列に接続されている。
【0009】 また、コンデンサ35には、抵抗39が並列に接続されている。 そして、図2に示すように、コンデンサ35と抵抗39の値が、コンデンサ3 5が充電されるまでの時間t1 の間において、所定の駆動電圧V1 がソレノイド コイル37に印加されるような値に設定され、かつ、抵抗39の値が、コンデン サ35が充電された後において、駆動電圧V1 より小さい所定の保持電圧V2 が ソレノイドコイル37に印加されるような値に設定されている。
【0010】 すなわち、図2において、駆動電圧V1 は、電磁弁の弁体を駆動するために、 ソレノイドコイル37に必要とされる印加電圧であり、この実施例では、24V とされている。 また、保持電圧V2 は、電磁弁の弁体を保持するために、ソレノイドコイル3 7に必要とされる印加電圧であり、一般に、駆動電圧V1 より充分に小さく、こ の実施例では、2.46Vとされている。
【0011】 そして、コンデンサ35と抵抗39の値は、コンデンサ35が充電されるまで の間において、所定の駆動電圧V1 がソレノイドコイル37に印加されるような 値、この実施例では、コンデンサ35は、10μFとされ、抵抗39は、620 Ωとされている。 なお、この抵抗39の値は、コンデンサ35が充電された後において、保持電 圧V2 がソレノイドコイル37に印加されるような値でもある。
【0012】 また、この実施例では、直流電源31の電圧は、24Vとされている。 以上のように構成された電磁弁駆動回路では、図2に示したように、直流電源 31のスイッチ33がオンされると、コンデンサ35が充電されるまでの間にお いては、ソレノイドコイル37に、弁体を駆動可能な所定の駆動電圧V1 が印加 される。
【0013】 すなわち、この時には、コンデンサ35を流れる電流と抵抗39を流れる電流 とを加えた電流がソレノイドコイル37に流れ、ソレノイドコイル37に印加さ れる電圧が、駆動電圧V1 となる。 そして、コンデンサ35が充電された後においては、駆動電圧V1 より小さい 保持電圧V2 が、ソレノイドコイル37に印加される。
【0014】 すなわち、この時には、コンデンサ35には、電流が流れないため、抵抗39 を流れる電流がソレノイドコイル37に流れ、ソレノイドコイル37に印加され る電圧が、保持電圧V2 となる。 しかして、以上のように構成された電磁弁駆動回路では、直流電源31に、電 磁弁のソレノイドコイル37とコンデンサ35とを直列に接続するとともに、コ ンデンサ35に並列に抵抗39を接続し、コンデンサ35と抵抗39の値を、コ ンデンサ35が充電されるまでの間において、所定の駆動電圧V1 がソレノイド コイル37に印加されるような値に設定し、かつ、抵抗39の値を、コンデンサ 35が充電された後において、駆動電圧V1 より小さい所定の保持電圧V2 がソ レノイドコイル37に印加されるような値に設定したので、電磁弁の作動に必要 な電力消費量を、非常に簡易な回路構成により従来より大幅に低減することが可 能となる。
【0015】 すなわち、以上のように構成された電磁弁駆動回路では、電磁弁の初期作動時 にのみソレノイドコイル37への印加電圧Vを駆動電圧V1 とし、弁体の保持後 には、駆動電圧V1 より小さい保持電圧V2 により弁体を保持するようにしたの で、電磁弁の作動に必要な電力消費量を従来より大幅に低減することができる。 そして、抵抗39とコンデンサ35により回路を形成することが可能となるた め、回路構成が非常に簡易となり、コストを低減し、また、電磁弁の小型化を図 ることができる。
【0016】 さらに、保持電圧V2 が駆動電圧V1 よりも充分に小さな値となるため、ソレ ノイドコイル37に、保持電圧V2 を連続的に印加しても、電磁弁のソレノイド コイル37の温度上昇が小さく、ソレノイドに、焼損,性能劣化等が生じること がなくなる。 なお、以上述べた実施例では、定格電圧、すなわち、弁体の切り換えに必要な 電圧で、かつ、弁体保持中の発熱により機器への影響のない24Vの電圧を、先 ず、ソレノイドコイル37に印加し、この後、この電圧よりも充分に小さい2. 46Vの保持電圧V2 を、ソレノイドコイル37に印加した例について説明した が、本考案は、かかる実施例に限定されるものではなく、例えば、同じソレノイ ドコイル37に、先ず、24Vの電圧より高い、例えば、48Vの電圧を印加し 、この後、この電圧よりも充分に小さい2.46Vの保持電圧V2 を、ソレノイ ドコイル37に印加するように構成しても良い。
【0017】 すなわち、一般に、ソレノイド部は、長期間の使用により、固定鉄心と可動鉄 心との衝突により、ストロークが長くなったり、あるいは磨耗等により必要とさ れる駆動電圧が上昇する傾向にあり、長期間の使用により作動不良を起こす虞れ があるが、上述したように、最初に定格電圧よりも高い電圧を印加することによ り、作動不良をなくし、長寿命化を図ることができ、しかも、切り換え後は、定 格電圧よりも充分に小さい保持電圧に落とすことで消費電力を減少することがで きる。
【0018】 なお、この実施例では、最初に印加される電圧が、定格電圧値より高い値とな るが、この印加時間は、電磁弁の弁体を駆動する、例えば、5ミリセック程度の 時間であるため、発熱等による機器への影響は殆ど無視することができる。 また、以上述べた記載から明らかなように、本考案の請求の範囲に記載される 所定の駆動電圧とは、ソレノイドコイル37を駆動する電圧であり、定格電圧に 限定されるものではないことは勿論である。
【0019】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案の電磁弁駆動回路では、電磁弁の作動に必要な電力 消費量を、非常に簡易な回路構成により従来より大幅に低減することができると いう利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電磁弁駆動回路の一実施例を示す回路
図である。
【図2】図1の電磁弁駆動回路のソレノイドコイルへの
印加電圧を示すタイムチャートである。
【図3】従来の電磁弁を示す説明図である。
【符号の説明】
31 直流電源 35 コンデンサ 37 ソレノイドコイル 39 抵抗 V1 駆動電圧 V2 保持電圧

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源に、電磁弁のソレノイドコイル
    とコンデンサとを直列に接続するとともに、前記コンデ
    ンサに並列に抵抗を接続し、前記コンデンサと抵抗の値
    を、コンデンサが充電されるまでの間において、所定の
    駆動電圧がソレノイドコイルに印加されるような値に設
    定し、かつ、前記抵抗の値を、コンデンサが充電された
    後において、前記駆動電圧より小さい所定の保持電圧が
    ソレノイドコイルに印加されるような値に設定してなる
    ことを特徴とする電磁弁駆動回路。
JP3594291U 1991-05-21 1991-05-21 電磁弁駆動回路 Pending JPH04129987U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0361776A (ja) * 1989-07-26 1991-03-18 Takasago Denki Kogyo Kk 直流ソレノイドバルブ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0361776A (ja) * 1989-07-26 1991-03-18 Takasago Denki Kogyo Kk 直流ソレノイドバルブ

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