JPH04129852U - ガスタービン機関の軸受構造 - Google Patents

ガスタービン機関の軸受構造

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JPH04129852U
JPH04129852U JP3544291U JP3544291U JPH04129852U JP H04129852 U JPH04129852 U JP H04129852U JP 3544291 U JP3544291 U JP 3544291U JP 3544291 U JP3544291 U JP 3544291U JP H04129852 U JPH04129852 U JP H04129852U
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好道 長谷川
道生 名本
謙一 中西
茂樹 木下
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ダイハツデイーゼル株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガスタービン機関において、軸受の組付け作
業性及びインペラーとインペラーシュラウドとの隙間の
調整作業性を向上させる。 【構成】 主軸6の一端部6aに予め第1軸受9を焼嵌
めし、第1軸受9をインペラーシュラウド1の内径より
小さい外径を有する軸受ケース13で保持する。主軸6
の一端部6aを、軸受ケース13とともにインペラーシ
ュラウド1内を挿通させて、軸受ケース13をインレッ
トハウジング2の取付穴2aに嵌合して、フランジ16
で固定する。フランジ16とインレットハウジング2と
の取付け面にシム19を挟み込んで、インペラー7とイ
ンペラーシュラウド1との軸方向の隙間tの調整を行な
う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ガスタービン機関の軸受構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ガスタービン機関としては、図3に示すように、インペラーシュラウド 1を取付けたインレットハウジング2と、燃焼器ケース3を取付けたエアーケー ス4とを、中間ハウジング5を介して連結する。上記インレットハウジング1と 中間ハウジング5とエアーケース4の内部に連なる主軸6を配置し、この主軸6 にインペラー7とタービンローター8とを設ける。なお、上記インペラー7が1 段である場合には、上記中間ハウジング5を省略して、インレットハウジング2 とエアーケース4とを連結する。
【0003】 そして、上記インペラー7で加圧したエアーを燃焼器ケース3に供給し、燃料 と混合して燃焼させ、この燃焼ガスをタービンローター8に供給して主軸6を回 転させる。
【0004】 上記主軸6の一端部6aはインレットハウジング2に設けた第1軸受9で支持 され、この主軸6の他端部6bはエアーケース4に設けた第2軸受10で支持さ れた軸受構造となっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記軸受構造では、主軸6の一端部6aに第1軸受9を予め焼 嵌めした状態で、第1軸受9をインレットハウジング2の取付穴2aに取付ける ことができない。即ち、主軸6の一端部6aをインレットハウジング2の取付穴 2aに挿通させた後に、この一端部6aに第1軸受9を焼嵌めし、インレットハ ウジング2の取付穴2aを第1軸受9に嵌合して、図示しない押え板で固定して 取付けるようになっているから、組み付け作業が困難であり、第1軸受9にゴミ 等の異物が入り易いという問題があった。また、インペラー7とインペラーシュ ラウド1との軸方向の調整は、インペラーシュラウド1とインレットハウジング 2との取付け面にシムを挟んで行っていたから、調整の度にインペラーシュラウ ド1を分解する必要があり、調整作業が困難であるという問題があった。
【0006】 そこで、本考案の目的は、インレットハウジング側の軸受の組付け作業性及び インペラーとインペラーシュラウドとの隙間の調整作業性を向上させたガスター ビン機関の軸受構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、インペラーシュラウドを取付けたイン レットハウジングと、燃焼器ケースを取付けたエアーケースと、上記インレット ハウジングとエアーケースの内部に連なって配置され、インペラーとタービンロ ーターとを有する主軸と、上記インレットハウジングに設けられ、上記主軸の一 端部を支持する第1軸受と、上記エアーケースに設けられ、上記主軸の他端部を 支持する第2軸受とを備えたガスタービン機関の軸受構造において、 上記第1軸受を保持し、上記インペラーシュラウドの内径よりも小さい外径に 形成され、上記インレットハウジングの取付穴に嵌合される軸受ケースと、この 軸受ケースをインレットハウジングに固定するフランジとを備えたことを特徴と している。
【0008】
【作用】
上記主軸の一端部に予め第1軸受を焼嵌めして、この第1軸受を軸受ケースで 保持する。そして、この主軸の一端部を、軸受ケースとともにインペラーシュラ ウド内を挿通させて、軸受ケースをインレットハウジングの取付穴に嵌合させる。 これにより、第1軸受の組付け作業が簡単に行える。主軸に焼嵌めした第1軸受 を軸受ケースで保持するので、第1軸受にゴミ等が入りにくくなる。また、上記 軸受ケースをフランジでインレットハウジングに固定する。これにより、フラン ジとインレットハウジングとの取付け面にシムを挟んで、インペラーとインペラ ーシュラウドとの軸方向の隙間の調整が行えるから、調整作業が容易になる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案を図示の実施例により詳細に説明する。なお、図3の従来技術と 同一構成、作用の箇所は同一番号を付して説明を省略する。図1及び図2に示す ように、この実施例のガスタービン機関は、図3のガスタービン機関の中間ハウ ジング5を省略して、インレットハウジング2とエアーケース4とを連結したタ イプである。
【0010】 図2に示すように、上記インレットハウジング2の内壁2bの取付穴2cには、 インペラーシュラウド1の基部1aがボルト12で固定されている。上記主軸6 には、インペラーシュラウド1の内周面に僅かの隙間tを隔てて対向するインペ ラー7が一体的に設けられている。
【0011】 上記主軸6の一端部6aには第1軸受9が焼嵌めされている。この第1軸受9 は、上記インレットハウジング2の外壁2dの取付穴2aに嵌合する軸受ケース 13の凹部13aに嵌入され、軸受ケース13の外端面にボルト14で固定され る保持リング15で保持されている。図1に示すように、この軸受ケース13の 外径d1は、上記インペラーシュラウド1の内径d2よりも小さく形成されてい る。この軸受ケース13の内端面側には、インレットハウジング2の取付穴2a に嵌合させたとき、インレットハウジング2に連らなる突出部13bが設けられ ている。
【0012】 上記インレットハウジング2の外壁2dの外面側にはリング状のフランジ16 が配置され、このフランジ16の内周側がボルト17で上記軸受ケース13の外 端部に固定され、このフランジ16の外周側がボルト18で上記インレットハウ ジング2の外壁2dの外面に固定される。このフランジ16で軸受ケース13が インレットハウジング2に固定されるようになる。
【0013】 上記フランジ16の外周側の内面とインレットハウジング2の外壁2dの外面 との間にはシム19が必要に応じて挟み込まれている。
【0014】 上記構成によれば、上記主軸6の一端部6a側に軸受ケース13を遊嵌した後、 この一端部6aに予め第1軸受9の内周面を焼嵌めし、この第1軸受9の外周面 を軸受ケース13の凹部13aに嵌入する。そして、軸受ケース13の外端面に 保持リング15をボルト14で固定して、軸受ケース13で第1軸受9を保持す る。
【0015】 この主軸6の一端部6a側を、軸受ケース13とともにインペラーシュラウド 1内を挿通させる。軸受ケース13の外径d1はインペラーシュラウド1の内径 d2よりも小さいので、挿通作業は容易である。
【0016】 そして、軸受ケース13をインレットハウジング2の取付穴2aに嵌合させ、 フランジ16の内周側をボルト17で軸受ケース13の外端部に固定し、フラン ジ16の外周側をボルト18でインレットハウジング2の外面に固定する。これ により、第1軸受9が軸受ケース13とともにインレットハウジング2に固定さ れる。上記第1軸受9は、予め主軸6の一端部6aに焼嵌めできるので、焼嵌め 作業が容易に行える。また、インペラーシュラウド1内に軸受ケース13が挿通 できるので、第1軸受9の組付け作業も楽に行える。さらに、第1軸受9は軸受 ケース13で保持されるので、ゴミ等が入りにくい。
【0017】 一方、軸受ケース13にボルト17で固定したフランジ16の内面とインレッ トハウジング2の外面とにシム19を挟み込む。これにより、インペラー7とイ ンペラーシュラウド1との軸方向の隙間tが調整できるから、調整作業が容易に 行える。
【0018】
【考案の効果】
以上の説明からも明らかなように、本考案のガスタービン機関の軸受構造は、 主軸の一端部を保持する第1軸受を軸受ケースで保持し、軸受ケースの外径をイ ンペラーシュラウドの内径よりも小さくして、この主軸の一端部を、軸受ケース とともにインペラーシュラウド内を挿通させて、軸受ケースをインレットハウジ ングの取付穴に嵌合させるようにしたののである。したがって、第1軸受を主軸 の一端部に予め焼嵌めできるので、第1軸受の焼嵌め作業が容易になる。加えて、 第1軸受及び軸受ケースをユニットとして取り換え、それらをインペラーシュラ ウドに挿通して組み付けることができるので、組付け作業が楽に行えるようにな る。また、第1軸受を軸受ケースで保持するので、組付け作業中、第1軸受にゴ ミ等が入りにくくなる。さらに、上記軸受ケースをフランジでインレットハウジ ングに固定するようにしたから、フランジとインレットハウジングとの取付け面 にシムを挟んで、インペラーとインペラーシュラウドとの軸方向の隙間の調整が 行えるので、調整作業が容易に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のガスタービン機関の要部抽出図
【図2】 本考案のガスタービン機関の要部断面図
【図3】 従来のガスタービン機関の断面図
【符号の説明】
1…インペラーシュラウド、2…インレットハウジン
グ、4…エアーケース、6…主軸、7…インペラー、9
…第1軸受、13…軸受ケース、15…保持リング、1
6…フランジ、19…シム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 木下 茂樹 大阪府大阪市中央区徳井町二丁目4番14号 ダイハツデイーゼル株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インペラーシュラウドを取付けたインレ
    ットハウジングと、燃焼器ケースを取付けたエアーケー
    スと、上記インレットハウジングとエアーケースの内部
    に連なって配置され、インペラーとタービンローターと
    を有する主軸と、上記インレットハウジングに設けら
    れ、上記主軸の一端部を支持する第1軸受と、上記エア
    ーケースに設けられ、上記主軸の他端部を支持する第2
    軸受とを備えたガスタービン機関の軸受構造において、
    上記第1軸受を保持し、上記インペラーシュラウドの内
    径よりも小さい外径に形成され、上記インレットハウジ
    ングの取付穴に嵌合される軸受ケースと、この軸受ケー
    スをインレットハウジングに固定するフランジとを備え
    たことを特徴とするガスタービン機関の軸受構造。
JP1991035442U 1991-05-20 1991-05-20 ガスタービン機関の軸受構造 Expired - Fee Related JP2586262Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108825315A (zh) * 2018-09-21 2018-11-16 中国船舶重工集团公司第七0三研究所 一种船用汽轮机轴承箱支撑结构

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JPS5240244U (ja) * 1975-09-13 1977-03-22
JPS58185941A (ja) * 1982-04-22 1983-10-29 Yanmar Diesel Engine Co Ltd ガスタ−ビン

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CN108825315B (zh) * 2018-09-21 2023-11-28 中国船舶重工集团公司第七0三研究所 一种船用汽轮机轴承箱支撑结构

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