JPH04129773U - 両軸受リールのクラツチ操作機構 - Google Patents

両軸受リールのクラツチ操作機構

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JPH04129773U
JPH04129773U JP3667391U JP3667391U JPH04129773U JP H04129773 U JPH04129773 U JP H04129773U JP 3667391 U JP3667391 U JP 3667391U JP 3667391 U JP3667391 U JP 3667391U JP H04129773 U JPH04129773 U JP H04129773U
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JP
Japan
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clutch
operating tool
spool
tool
state
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Application number
JP3667391U
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English (en)
Inventor
伸一 森本
Original Assignee
株式会社シマノ
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クラッチ操作具に対する操作性をよくする。 【構成】 スプール2への伝動系に介装されたクラッチ
機構Cに対する操作具3を、スプール2を架設した左右
サイドボデイ1、1より延出された左右一対の揺動アー
ム37A、37Bの先端にピン連結し、クラッチ操作具
3の指載せ面3Aを常に水平状態に保持すべく構成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はスプールへの伝動系に介装されたクラッチ機構を入り状態と切り状態 とに切り換えるクラッチ操作具を、左右サイドボデイの間で、かつ、前記スプー ルの直後方に配置するとともに、前記クラッチ操作具を、前記クラッチ機構が入 り状態となる第1操作位置と前記クラッチ機構が切り状態となる第2操作位置と に亘って人為操作可能に設けてある両軸受リールのクラッチ操作機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、クラッチ操作具は、前記クラッチ機構が入り状態となる第1操作位置と 前記クラッチ機構が切り状態となる第2操作位置とに亘って、略円弧状に移動す るように、揺動アームを介してサイドボデイに取り付けてあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
したがって、第1操作位置と第2操作位置とでそのクラッチ操作具における指 載せ面の姿勢が変わってしまい操作がやりずらかった。特に、クラッチ操作具が 左右サイドボデイの間に位置して、釣り操作時の指載せ具(サムレスト)として 利用される機能をも有するところから指載せ面の角度が変わって使いずらい面が あった。 このような構成の欠点を解消するものとして、例えば、実開平2―29270 号公報に示すように、サイドボデイの周面に沿って移動すべく構成されたものが あるが、この場合には、サイドボデイに連結する揺動アームにクラッチ操作具を 直接接続することは出来ないので、サイドボデイの周面に、クラッチ操作具の第 1操作位置から第2操作位置への移動を案内する案内機構を形成して、指載せ面 の姿勢変化を極力抑制する構成を採っていた。 しかし、案内機構を設けているといっても、精密な案内機構とするには製造コ ストが高騰するとともに、クラッチ操作具にとっては必要ない過剰な品質となる ので、比較的粗い案内機構に形成されており、この粗い案内機構ではクラッチ操 作具が操作時にガタツクことがあり、使いずらい面があった。 本考案の目的はクラッチ操作具をサイドボデイに取り付ける際の連結機構に工 夫を凝らすことによって、クラッチ操作をよりよく行える操作性のよいクラッチ 操作具を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案による特徴構成は前記クラッチ操作具における指載せ面を、前記第1操 作位置と前記第2操作位置とに亘る間、水平状態又は前下がり状態に保持するよ うに、前記クラッチ操作具を前記サイドボデイにリンク機構を介して取り付けて ある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0005】
【作用】
つまり、クラッチ操作具の指載せ面が第1操作位置と第2操作位置とに亘って その姿勢を水平状態又は前下がり状態を保持しているので、クラッチ機構を切り 換える際には指を直線的に動かすだけでよく、円弧状に動く場合のように指が指 載せ面より滑り落ちることに気を使う必要がない。しかも、クラッチ操作具をサ イドボデイに取り付けるにリンク機構を採用することによって、指載せ面の姿勢 を前記したように保持しながらガタツキなくクラッチ操作具を移動させることが できる。かつ、第1操作位置及び第2操作位置でクラッチ操作具を位置保持操作 する際にも後方への滑り落ちに意を配すことなく安定して載置できる。
【0006】
【考案の効果】
したがって、第1操作位置より第2操作位置に切り換える際には、従来のよう に、指をクラッチ操作具の動きに合わせて意識して指操作を行う必要がなく、ク ラッチ操作への操作負担を軽減できるとともに、クラッチ操作具の動きもガタツ キないものであるから、自然な指の動きとの違和感がなく、引っ掛かりなく切り 換へることができる。 しかも、クラッチ操作具の位置保持操作も楽に行えるので、クラッチ操作具に 置いた指をさらにスプールに接触させてサミング操作を行う際も容易に行える。
【0007】
【実施例】
図1乃至図2に示すように、リール本体を構成する左右のサイドボデイ1,1 の間にレベルワインド機構L、糸を巻き取るスプール2、クラッチ操作具3、夫 々を配置すると共に、右側のサイドボデイ1にドラグ操作具4、ハンドル5、キ ャストコントローラ6、操作モードレバー7夫々を備え、左側のサイドボデイ1 にマグネット型のブレーキ機構Bを内装し、更に、支軸8周りでの揺動により開 閉操作自在なカバー9を備えてベイトキャスティング用の両軸受リールを構成す る。
【0008】 前記レベルワインド機構Lは螺軸13の回転作動によりガイド杆14に沿って 糸ガイド部材15を左右方向に往復作動させるよう構成されている。 図2に示すように、右側のサイドボデイ1には前記ハンドル5と連結するハン ドル軸16を遊転支承してあり、前記ドラグ操作具4は、このハンドル軸16に 形成されたネジ部に螺合するナット部材17に外嵌してあり、ドラグ操作具4を 回動操作した場合には、操作量に対応したナット部材17からの押圧力がベアリ ング18を介してドラグ機構Dに伝えられる。 又、ハンドル軸16にはドラグ機構D、ラチェットホイール19、伝動ギヤ2 0夫々が備えられ、ラチェットホイール19は一対のラチェット爪21,21が 夫々異なる回転位相でラチェットホイール19の歯部19A‥に咬合してハンド ル5の逆転を阻止するよう構成され、又、伝動ギヤ20は前記レベルワインド機 構Lの螺軸13の入力ギヤ22に咬合して該レベルワインド機構Lを駆動するよ う構成されている。
【0009】 前記スプール2には、該スプール2と一体回転するスプール軸23を有し、こ のスプール軸23はベアリング24,24で支承され、その中間部には係合ピン 25を設けてあり、又、このスプール軸23には係合ピン25と係脱可能なクラ ッチスリーブ26をスライド操作自在に外嵌してある。 前記ドラグ機構Dの出力ギヤ27と、このクラッチスリーブ26の入力ギヤ2 6Aとを咬合させてあるため、クラッチスリーブ26の係合部26Bを係合ピン 25に係合させた状態で(クラッチ入り状態で)ハンドル5を回動操作した場合 には、スプール2を回転させてスプール2に対して釣り糸(図示せず)を巻取る ように構成されている。 尚、係合ピン25とクラッチスリーブ26とを併せてクラッチ機構Cと称し、 キャスティングを行う際には、このクラッチ機構Cは切り操作される。 図2及び図3に示すように、前記クラッチスリーブ26と係合して該クラッチ スリーブ26をスライド操作するシフタ28をスプール軸23と平行な姿勢の一 対の支軸29,29に支持してあり、この支軸29,29にはシフタ28をクラ ッチ入り側に操作するコイルバネ30,30を外嵌してあり、又、このシフタ2 8をクラッチ切り側に操作するリング状カム31をスプール軸23と同軸芯周り で回動自在に備え、このリング状カム31には一対のカム面31A,31Aを突 設してある。 このリング状カム31は第1トッグルバネ32の作用によりクラッチ機構Cが 入り状態となる第1操作状態と、クラッチ機構Cが切り状態となる第2操作状態 とに設定保持できるよう構成され、このリング状カム31より延出されたアーム 部31Bと前記クラッチ操作具3に連係される半月状部材33とをピン連係する ことによって、クラッチ操作具3に連係され、又、このリング状カム31には第 2トッグルバネ34が作用する戻しアーム35が枢支され、更に、前記第1トッ グルバネ32を支持する揺動アーム41に接当して第1トッグルバネ32のデッ ドポイントの位置を切換える接当アーム42が前記操作モードレバー7と一体的 に取付けられている。
【0010】 この操作モードレバー7はクラッチ操作具3を指で押圧操作した後、指を離し た際において、クラッチ機構Cが切り状態を保持するトッグルモードと、指を離 した際には、クラッチ操作具3が元の操作位置まで復元し、かつ、クラッチ機構 Cも入り状態に復元するモメンタリモードとの選択を行うためのものである(こ の動作については詳術せず)。 尚、トッグルモードにおけるクラッチ切り状態では、前記戻しアーム35の揺 動端部がラチェットホイール19の歯部19Aに干渉し得る姿勢まで揺動した姿 勢に切換えられるため、ハンドル5を巻取り方向に回動操作した場合には、ラチ ェットホイール19から戻しアーム35を介して伝えられる操作力により、リン グ状カム31が前記デッドポイントを越える位相まで回動する結果、第1トッグ ルバネ32の付勢力と、前記支軸29,29に外嵌するコイルバネ30,30の 付勢力とによりクラッチ機構Cは入り操作される。
【0011】 クラッチ操作具3の左右両側面に向けて、サイドボデイ1、1のスプール側そ く面より腕長さの等しい一対の揺動アーム37A、37Bを延出し、その揺動ア ーム37A、37Bの先端にクラッチ操作具3の側面をピン連結する。この揺動 アーム37A、37Bのクラッチ操作具3に対する取り付け位置は、上下方向に 一定の間隔を以て設定されており、揺動アーム37A、37Bは4連リンク機構 の機能を有する。したがって、クラッチ操作具3は、クラッチ機構Cが入り状態 となる第1操作位置とクラッチ機構Cが切り状態となる第2操作位置とに亘って 略上下移動する。それによって、クラッチ操作具3の指載せ面3Aは水平状態を 維持して移動する。両揺動アーム37A、37Bをクラッチ操作具3をサイドボ デイ1、1に取り付けるリンク機構Aと称する。 半月状部材33とクラッチ操作具3との連係構造について説明すると、クラッ チ操作具3を支持する揺動アーム37Bの一部に対して半月状部材33の下端部 を下方より接当させ、クラッチ操作具3を押し込み操作すると、半月状部材33 をそのガイド部材36に沿ってスライド移動させることができ、その結果、リン グ状カム31が回転してクラッチ機構Cを切り作動させることができる。
【0012】 又、図1に示すように、前記ブレーキ機構Bはスプール2の回転時において、 金属製のスプール2に渦電流を発生させ、該スプール2に制動力を作用させるマ グネット38を有すると共に、前記カバー9を開放した状態でその一部が露出す る操作ディスク39と、操作ディスク39に形成したカム溝39Aに従って出退 するピン40と、ピン40と一体的に移動し、かつ、前記マグネット38が取付 けられるプレート41とで成り、マグネット38をスプール2に接近させるほど 、制動力を高め得るよう構成されている。
【0013】 〔別実施例〕 図7に示すように、リンク機構Aとしては、左右揺動アーム37A、37B のうちの上方に位置するものの方37Bの腕長さを短くしたものでもよい。この 構成によってクラッチ操作具3の指載せ面3Aは下方に移動するほど前下がり姿 勢になり、操作する指が後方に滑り落ちるのを阻止する。 リンク機構Aとしては、左右夫々に揺動アーム37、37を上下二段に配し て4連リンクを構成してもよい。
【0014】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】両軸受リールの左サイドボデイを示す横断平面
【図2】両軸受リールの右サイドボデイを示す横断平面
【図3】両軸受リールの右サイドボデイを示す縦断側面
【図4】クラッチ操作具が第1操作位置にある状態を示
す側面図
【図5】クラッチ操作具が第2操作位置にある状態を示
す側面図
【図6】クラッチ操作具とリンク機構との連係状態を示
す斜視図
【図7】クラッチ操作具を支持するリンク機構の別実施
例を示す側面図
【符号の説明】
1 サイドボデイ 2 スプール 3 クラッチ操作具 3A 指載せ面 A リンク機構 C クラッチ機構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプール(2)への伝動系に介装された
    クラッチ機構(C)を入り状態と切り状態とに切り換え
    るクラッチ操作具(3)を、左右サイドボデイ(1),
    (1)の間で、かつ、前記スプール(2)の直後方に配
    置するとともに、前記クラッチ操作具(3)を、前記ク
    ラッチ機構(C)が入り状態となる第1操作位置と前記
    クラッチ機構(C)が切り状態となる第2操作位置とに
    亘って人為操作可能に設けてある両軸受リールのクラッ
    チ操作機構であって、前記クラッチ操作具(3)におけ
    る指載せ面(3A)を、前記第1操作位置と前記第2操
    作位置とに亘る間、水平状態又は前下がり状態に保持す
    るように、前記クラッチ操作具(3)を前記サイドボデ
    イ(1)にリンク機構(A)を介して取り付けてある両
    軸受リールのクラッチ操作機構。
JP3667391U 1991-05-23 1991-05-23 両軸受リールのクラツチ操作機構 Pending JPH04129773U (ja)

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