JPH04129657U - 炎色剤及び炎色ライター - Google Patents

炎色剤及び炎色ライター

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JPH04129657U
JPH04129657U JP2962891U JP2962891U JPH04129657U JP H04129657 U JPH04129657 U JP H04129657U JP 2962891 U JP2962891 U JP 2962891U JP 2962891 U JP2962891 U JP 2962891U JP H04129657 U JPH04129657 U JP H04129657U
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JP
Japan
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flame
lighter
coloring agent
coloring
metal fitting
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Withdrawn
Application number
JP2962891U
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English (en)
Inventor
憲博 柳沢
朝彦 田口
Original Assignee
古河機械金属株式会社
池田産業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ライター1の火口部2への取付けが容易であ
り、燃焼炎3のガス流で飛散しない炎色剤6を提供し、
これを用いてライター1の炎色の着色性能の持続性を向
上させる。 【構成】炭酸リチウムを主成分とする原料を溶融凝固
し、粒径を1mm以上、2mm以下に整粒した炎色剤6をラ
イター1の火口部2に設けた金具4に融着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ライターの燃焼炎を着色する炎色剤及びこれを用いた炎色ライタ ーに関する。
【0002】
【従来の技術】
燃焼炎の中に金属塩が入るとその金属特有の炎色が発生することは、炎色反応 として分析化学の分野で利用されているが、近年このような炎色反応がライター の燃焼炎の着色に用いられるようになった。
【0003】 ライターの燃焼炎の着色に好適な紅色の炎色を発生する金属の一つにリチウム がある。 炎色反応では、通常、金属塩を塩化物にして行っているが、これは、金属塩化 物が高温の炎の中で容易にガス化し、炎の中に金属ガスが拡散して微量でも強い 発色が得られるからである。
【0004】 しかし、リチウム塩化物をライターの炎色剤として用いるのは適当ではない。 それは、炎の中での蒸発速度が速く、最初は強い炎色が認められるが、すぐに蒸 発してしまい炎色を繰返して発生することができず、また、吸湿性が強く、ライ ターに長期間安定して保持させることができないためである。そこで、この考案 の考案者は、調査の結果ライターの炎色剤としては、炭酸リチウムが好適である ことを見出した。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
炎色剤は、ライターの燃焼炎によって加熱される火口部に取付ける必要がある が、市販の炭酸リチウムは微粉末であり、そのままではライターの炎色剤として 用いることはできない。微粉末の炭酸リチウムは火口部に取付けるのが極めて困 難であるうえ、ライターの燃焼炎のガス流で飛散しやすく、着色性能の持続性に 欠けるからである。炭酸リチウムの水溶液やスラリーを作りこれを火口部に塗布 しても、水が先に蒸発して炭酸リチウムが微粉状で生成するため、着色性能の持 続性は向上しない。
【0006】 この考案は、ライター用の炎色剤における上記問題点を解決するものであって 、ライターの火口部への取付け加工が容易であり、また燃焼炎のガス流で飛散せ ず長時間持続して着色することのできる炎色剤、及びこれを用いた着色性能の持 続性の大きい炎色ライターを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
炭酸リチウムを主成分とする原料を溶融凝固し、粒径が1mm以上2mm以下の粒 子に整粒してライターの燃焼炎着色用の炎色剤とする。また、ライターの火口部 に、着火時に赤熱する金具を設け、この金具に上記炎色剤を融着して炎色ライタ ーを構成する。
【0008】
【作用】
この炎色剤は粒状であるため、ピンセット等でつまみ、ライターを着火して赤 熱した火口部の金具に軽く載せるだけで簡単に融着させることができる。また、 この炎色剤を融着した炎色ライターは、繰返し着火を行っても炎色剤が燃焼炎の ガス流では飛散せず、着火性能は持続され、耐久性が大きい。
【0009】
【実施例】
市販の炭酸リチウムを主成分とする微粉末を溶融凝固し、粒径1mm以上、2mm 以下の粒子に整粒して炎色剤とする。少量の共存物質が含まれることは差支えな い。粒子の篩分けは、篩目1mm口以上、2mm口以下で行う。これは、粒径が1mm 未満だとライターの火口部への取付け作業が難しくなり、2mmを越えるとライタ ーの火口部の燃焼ガスの流れを阻害しやすく、また炎色剤が加熱されて蒸発を開 始し紅炎を発するまでの時間が長くなり、着火時の着色に遅延を生ずるためであ る。
【0010】 図1は、この考案の炎色剤をライターの火口部に取付ける状態を示す説明図、 図2,図3及び図4は、炎色剤を取付けた炎色ライターの火口部を拡大して示す 平面図である。ここで、ライター1の火口部2には、ライター1の着火時に燃焼 炎3によって赤熱される金具4が金具固定リング5で固定されている。炎色剤6 を火口部2に取付ける際には、ライター1を着火して、赤熱された火口部2の金 具4の上に、ピンセット7でつまんだ炎色剤6を軽く載せると、炎色剤6は金具 4に融着される。金具4は、図2,図3,図4の如く種々の形状とすることがで き、また、市販されているライターの失火防止用として取付けられている金具を 利用することもできる。金具4に融着する炎色剤6の量は、通常0.006〜0 .010g程度であり、この炎色ライターは、5秒間の着火時間で500回着火 を繰返しても紅色炎を持続することができる。
【0011】 炎色剤の取付けは上述の如く簡単であり、従来のライターの製造工程内、例え ば組立後の完成検査における着火試験時に容易に取付けることができ加工コスト も安価で経済的である。
【0012】 この炎色剤の原料の主成分は炭酸リチウムであるので有害物質には該当せず、 水に溶けると強アルカリ性を呈する物質ではあるが、この炎色剤を用いた炎色ラ イターを喫煙時にタバコの着火に使用しても、蒸発する炎色剤は微量であるので 人体への悪影響は生じない。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案の炎色剤は、ライターの火口部への取付けが容 易であり、またライターの着火時に燃焼炎のガス流で飛散せず、長時間持続して 着色することができ、従ってこの炎色剤を用いた炎色ライターは、着色性能の持 続性が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の炎色剤をライターの火口部に取り付
ける状態を示す説明図である。
【図2】炎色剤を取付けた炎色ライターの火口部の一例
を拡大して示す平面図である。
【図3】炎色ライターの火口部の他の例を示す平面図で
ある。
【図4】炎色ライターの火口部の他の例を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1 ライター 2 火口部 3 燃焼炎 4 金具 5 金具固定リング 6 炎色剤

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭酸リチウムを主成分とする原料を溶融
    凝固し、粒径1mm以上2mm以下の粒子に整粒してなるラ
    イターの燃焼炎着色用の炎色剤。
  2. 【請求項2】 ライターの火口部に、着火時に赤熱する
    金具を設け、該金具に請求項1記載の炎色剤を融着した
    ことを特徴とする炎色ライター。
JP2962891U 1991-04-26 1991-04-26 炎色剤及び炎色ライター Withdrawn JPH04129657U (ja)

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JP2962891U JPH04129657U (ja) 1991-04-26 1991-04-26 炎色剤及び炎色ライター

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JPH04129657U true JPH04129657U (ja) 1992-11-27

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08159469A (ja) * 1994-12-05 1996-06-21 Tokai Corp ガス燃焼器具用炎色反応部材およびその製造方法
DE19542792C2 (de) * 1994-11-16 2000-11-23 Tokai Corp Flammenreaktionsteil für Gasverbrennungsvorrichtungen und ein Verfahren zur Herstellung desselben

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