JPH04128426U - オールパス・フイルタ - Google Patents

オールパス・フイルタ

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JPH04128426U
JPH04128426U JP4373591U JP4373591U JPH04128426U JP H04128426 U JPH04128426 U JP H04128426U JP 4373591 U JP4373591 U JP 4373591U JP 4373591 U JP4373591 U JP 4373591U JP H04128426 U JPH04128426 U JP H04128426U
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JP
Japan
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operational amplifier
pass filter
input terminal
amplifier
integrator
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JP4373591U
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恒夫 遠山
寛 近藤
寛 谷川
功 深井
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東光株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 群遅延特性を可変したとしても振幅特性が安
定したオールパスフィルタを提供するものである。 【構成】 可変コンダクタンス増幅器A1とコンデンサ
Cからなる積分器と、該積分器の出力が供給される演算
増幅器A2からなり、入力端子が該可変コンダクタンス
増幅器A1の正転入力端子と該演算増幅器A2の反転入
力端子に接続され、該演算増幅器A2の出力端子が該可
変コンダクタンス増幅器A1と該演算増幅器A2の他の
反転入力端子に接続されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、群遅延特性を可変しても振幅特性の安定したオールパス・フィルタ に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来の1次のオールパス・フィルタの一例を示すものであり、このオ ールパス・フィルタは、可変コンダクタンス増幅器A01とコンデンサC01からな る積分器10と、その出力が供給される多入力型の演算増幅器A02からなる加算 器11とからなり、入力端子1が可変コンダクタンス増幅器A01の正転入力端子 と演算増幅器A02の反転入力端子に接続されており、演算増幅器A02は自己負帰 還型である。このように一次低域通過フィルタと加算器とによって構成されてい る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
図5の1次のオールパス・フィルタの群遅延特性と振幅特性が図4に示されて おり、横軸が周波数であり、縦軸が減衰量と遅延時間である。可変コンダクタン ス増幅器A01に動作電流を供給すると、1MHZ の周波数で遅延時間の特性曲線 が1b から2b の範囲で変動する。それに伴ってその振幅特性の特性曲線が1a から2a の範囲(約0.2mdB)で変動する欠点がある。振幅特性が変動する と、出力レベルが変動してこのようなフィルタを他のフィルタと組み合わせて所 定のフィルタ特性を得ようとすると、極めて扱い難いものとなる。
【0004】 本考案の目的は、群遅延特性を可変したとしても振幅特性が一定に保持される 1次のオールパス・フィルタを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案のオールパス・フィルタは、可変コンダクタンス増幅器とコンデンサか らなる積分器と、該積分器の出力が供給される演算増幅器からなり、入力端子が 該可変コンダクタンス増幅器の正転入力端子と該演算増幅器の反転入力端子に接 続され、該演算増幅器の出力端子が該可変コンダクタンス増幅器の反転入力端子 と該演算増幅器の他の反転入力端子に接続されてなるものである。
【0006】
【作用】
本考案のオールパス・フィルタは、可変コンダクタンス増幅器とコンデンサか らなる積分器と、該積分器の出力が供給される演算増幅器からなる加算器に出力 を負帰還されることによって、群遅延特性を可変しても振幅特性の安定したもの としたものである。
【0007】
【実施例】
図1は、本考案のオールパス・フィルタの一実施例を示すもので、一次のオー ルパス・フィルタであり、可変コンダクタンス増幅器A1 とコンデンサC1 から なる積分器3と、多入力型の演算増幅器A2 からなる加算器4とから構成されて いる。入力端子1は、可変コンダクタンス増幅器A1 の正転入力端子と演算増幅 器A2 の反転入力端子に接続され、積分器3の出力端子が演算増幅器A2 の正転 入力端子に接続され、演算増幅器A2 の出力端子が出力端子2に接続されると共 に、可変コンダクタンス増幅器A1 の反転入力端子に接続され、且つ、演算増幅 器A2 の他の反転入力端子に接続されている。又、演算増幅器A2 の他の正転入 力端子は接地されている。 又、図2は、本考案のオールパス・フィルタの他の実施例を示すもので、この 実施例では、積分器3の出力端子が多入力型の演算増幅器A2 の二つの正転入力 端子に接続されたものであり、他の接続は、図1と同様である。
【0008】 本考案のオールパス・フィルタは、図3に示されるようなブロック図に書き表 すことができる。入力電圧をV1 、出力電圧をV2 とし、積分器3の伝達関数を P/s(但し、sはjω、Pは、gm/Cに等しく、gmは積分器3の相互コン ダクタンスであり、積分容量である。)とすると、入出力電圧V1,2 は、次式 のように表すことができる。 V2 =A・〔P/s(V1 −V2 )−V1 −V2 …………(1) (但し、Aは、演算増幅器の利得を表す係数である。) 又、(1) 式は、次式のように書き表される。 V2 (1/A+P/s+1)=V1 (P/s−1) …………(2) 従って、(2) 式から伝達関数T(s) を求めると、次式のように表される。 T(s) =V2 /V1 =(P/s−1)/(P/s+P/s+1) =(P−s)/〔P+s(1+1/A)〕 …………(3) 次に、(3) 式に於いて、係数Aを無限大とすると、伝達関数T(s) は、 T(s) =(P−s)/(P+s) …………(4) と表される。
【0009】 又、(4) 式の伝達関数T(jω)は、次式のように表すことができる。 T(jω)=−(jω−P)/(jω+P) =(P−jω)・(P−jω)/(P+jω)・(P−jω) =(P2 −ω2 )/(P2 +ω2 )+(−2Pωj)/(P2 +ω2 ) |T(jω)|2 =〔 ReT(jω)〕2 +〔ImT(jω)〕2 =〔(P2 −ω2 )/(P2 +ω2 )〕2 +〔(−2Pωj)/(P2 +ω2 )〕2 =(P2 +ω2 2 /(P2 −ω2 2 =1…………(5) 一方、(5) 式の伝達関数から明らかなように図1の実施例は、1次のオールパ スフィルタであることを示している。
【0010】 図2のオールパス・フィルタは、積分器3の出力端子が演算増幅器A2 の二つ の正転入力端子に供給することによって、図1の実施例と相互コンダクタンスg mが同じであれば、積分器3のコンデンサC1 の容量を半減させることができる ものである。
【0011】 図1の一次オールパス・フィルタの特性が図4に示されている。可変コンダク タンス増幅器A01に動作電流を供給して、1MHZ の周波数で遅延時間の特性曲 線が3b から4b の範囲で変動させたとしても、その振幅特性の特性曲線は、3 a から4a に変化するに過ぎず従来例に比べ著しく安定している。3MHZ 程度 まで実用上支障のない特性を得ることが可能である。
【0012】
【考案の効果】
本考案のオールパス・フィルタは、図1或いは図2に示すような構成とするこ とによって、群遅延特性を可変させたとしても、その振幅特性は、安定したもの とすることができ極めて有効なものである。又、他のフィルタと組み合わせてア クティブ・フィルタを構成した場合に、フィルタ特性の調整が可能である為に極 めて安定した特性とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るオールパス・フィルタの一実施例
を示す回路図である。
【図2】本考案に係るオールパス・フィルタの他の実施
例を示す回路図である。
【図3】本考案のオールパス・フィルタに係るブロック
図である。
【図4】本考案のオールパス・フィルタの群遅延特性と
振幅特性を説明する為の図である。
【図5】従来のオールパス・フィルタの一例を示す回路
図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 出力端子 3 積分器 4 加算器 A1 可変コンダクタンス増幅器 A2 演算増幅器 C1 コンデンサ
フロントページの続き (72)考案者 深井 功 埼玉県入間郡鶴ケ島町大字五味ケ谷18番地 東光株式会社埼玉事業所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変コンダクタンス増幅器とコンデンサ
    からなる積分器と、該積分器の出力が供給される演算増
    幅器からなり、入力端子が該可変コンダクタンス増幅器
    の正転入力端子と該演算増幅器の反転入力端子に接続さ
    れ、該演算増幅器の出力端子が該可変コンダクタンス増
    幅器の反転入力端子と該演算増幅器の他の反転入力端子
    に接続されてなることを特徴とするオールパス・フィル
    タ。
JP1991043735U 1991-05-15 1991-05-15 オールパス・フィルタ Expired - Lifetime JP2573080Y2 (ja)

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JP1991043735U JP2573080Y2 (ja) 1991-05-15 1991-05-15 オールパス・フィルタ

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Publications (2)

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JPH04128426U true JPH04128426U (ja) 1992-11-24
JP2573080Y2 JP2573080Y2 (ja) 1998-05-28

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ID=31924026

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52142949A (en) * 1976-05-24 1977-11-29 Hitachi Ltd Variable equalizer
JPS58151110A (ja) * 1982-03-04 1983-09-08 Victor Co Of Japan Ltd 波形等化回路

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52142949A (en) * 1976-05-24 1977-11-29 Hitachi Ltd Variable equalizer
JPS58151110A (ja) * 1982-03-04 1983-09-08 Victor Co Of Japan Ltd 波形等化回路

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