JPH04128285A - キサンチン誘導体 - Google Patents

キサンチン誘導体

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JPH04128285A
JPH04128285A JP29897990A JP29897990A JPH04128285A JP H04128285 A JPH04128285 A JP H04128285A JP 29897990 A JP29897990 A JP 29897990A JP 29897990 A JP29897990 A JP 29897990A JP H04128285 A JPH04128285 A JP H04128285A
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JP
Japan
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cyclopropyl
purine
dione
group
compound
Prior art date
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Pending
Application number
JP29897990A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Ito
伊藤 安夫
Hideo Kato
日出男 加藤
Eiichi Ecchu
越中 栄一
Noriyuki Yagi
八木 典幸
Nobuhiko Iwasaki
岩崎 信彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Abbott Japan Co Ltd
Original Assignee
Hokuriku Pharmaceutical Co Ltd
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Publication of JPH04128285A publication Critical patent/JPH04128285A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は気管支拡張作用及び脳機能改普作用を有し、気
道疾患及び脳機能疾患の治療剤として有用である新規な
キサンチン誘導体及びその薬理学的に許容しうる塩に関
するものである。
従来の技術 テオフィリン〔メルクインデックス(The Merc
kIndex)、11版、9212)、ペントキシフィ
リン〔メルクインデックス(The Merck In
dex)、l1版、7092)あるいはプロベントフィ
リン〔メルクインデックス(The Merck In
dex)、11版、7822)に代表されるキサンチン
誘導体は、気道疾患あるいは脳機能疾患の治療剤として
広く臨床に供されている。
しかしながら、本発明の化合物の様なキサンチン骨格の
3位にシクロプロピル基を有し、かつ7位にオキソアル
キル基を有する化合物は、これまで全く知られていない
発明が解決しようとする課題 キサンチン誘導体を用いる治療の主な欠点は、その薬剤
がしばしば重篤な副作用、即ち、心悸尤進、頻脈等の心
臓興奮作用、痙彎9頭痛等の中枢作用、あるいは悪心、
嘔吐等の消化器系作用を引き起こすことである。従って
、臨床の場では、これら副作用の発現の少ない新しい薬
剤の開発か強く望まれている。
課題を解決するための手段 本発明者らは、前述の事情を鑑み鋭意研究した結果、本
発明に係る新規なキサンチン誘導体が、気道疾患及び脳
機能疾患の治療に有用な気管支拡張作用及び脳機能改善
作用を有し、しかも心臓興奮作用等の副作用の少ない化
合物であることを見い出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は次の一般式(I) (式中、R′は水素原子+CI〜C,の直鎖又は分枝鎖
状のアルキル基あるいはCsへC6のシクロアルキル基
を、nは!〜4の整数を、Aは−C0CHs基又は−C
(OR”)(OR’)CH2基を表し、ここにR2及び
R3はそれぞれC1〜C2のアルキル基を表すか、もし
くはR2とR2が一緒になってC2〜C4のポリメチレ
ン基を表す。) で示されるキサンチン誘導体及びその薬理学的に許容し
うる塩に関するものである。
本発明の前記−数式(I)中、R′で示されるC1〜C
6の直鎖又は分枝鎖状のアルキル基あるいはC1〜C6
のシクロアルキル基としては、たとえば、メチル基、エ
チル基、n−プロピル基、イソプロピル基、シクロプロ
ピル基、n−ブチル基、イソブチル基、 5ee−ブチ
ル基、 tert−ブチル基、シクロブチル基、n−ペ
ンチル基、2−メチルブチル基。
シクロペンチル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基
等が挙げられ、R2及びR3で示されるC7〜C2のア
ルキル基としては、メチル基、エチル基。
n−プロピル基等が、又、R1及びR3が一緒になって
形成するC3〜C4のポリメチレン基としては、エチレ
ン基、プロピレン基等が挙げられる。
本発明中の好ましい化合物としては、以下の様な化合物
が挙げられる。
3−シクロプロピル−3,7−シヒドロー7−(2−オ
キソプロピル)−1H−プリン−2,6−ジオン 3−シクロプロピル−3,7−シヒドロー1−メチル−
7−(2−オキソプロピル’)−1)(−プリン−2,
6−ジオン 3−シクロプロピル−1−エチル−3,7−シヒドロー
7−(2−オキソプロピル)−1H−プリン−2,6−
ジオン 3−シクロプロピル−3,7−シヒドロー7−(2−オ
キソプロピル)−1−n−プロピル−IH−プリン−2
,6−ジオン 1−n−ブチル−3−シクロプロピル−3,7−シヒド
ロー7−(2−オキソプロピル)−1H−プリン−2,
6−ジオン 3−シクロプロピル−3,7−シヒドロー7−(2−オ
キソプロピル)−1−n−ペンチル−IH−プリン−2
,6−ジオン 3−シクロプロピル−1−n−ヘキシル−3,7−シヒ
ドロー7−(2−オキソプロピル)−18−プリン−2
,6−ジオン 3−シクロプロピル−3,7−シヒドロー7−(3−オ
キソブチル)−1H−プリン−2,6−ジオン 3−シクロプロピル−3,7−ジヒドロ−l−メチル−
7−(3−オキソブチル)−1H−プリン−2,6−ジ
オン 3−シクロプロピル−1−エチル−3,7−シヒドロー
7−(3−オキツブチル)−1H−プリン−2,6−ジ
オン 3−シクロプロピル−3,7−シヒドロー7−(4−オ
キソペンチル)−1H−プリン−2,6−ジオン 3−シクロプロピル−3,7−シヒドロー1−メチル−
7−(4−オキソペンチル)−1H−プリン−2,6−
ジオン 3−シクロプロピル−3,7−シヒドロー7−(5−オ
キソヘキシル)−1H−プリン−2,6−ジオン 3−シクロプロピル−3,7−シヒドロー1−メチル−
7−(5−オキソヘキシル)−1H−プリン−2,6−
ジオン 3−シクロプロピル−1−エチル−3,7−シヒドロー
7−(5−オキソヘキシル)−1H−プリン−2,6−
ジオン 3−シクロプロピル−3,7−シヒドロー7−(5−オ
キソヘキシル)−1−n−プロピル−IH−プリン−2
,6−ジオン 1−n−ブチル−3−シクロプロピル−3,7−シヒド
ロー7−(5−オキソヘキシル)−1H−プリン−2,
6−ジオン 3−シクロプロピル−3,7−シヒドロー7−(5−オ
キソヘキシル)−1−n−ペンチル−IH−プリン−2
,6−ジオン 3−シクロプロピル−1−n−へキシル−3,7−シヒ
ドロー7−(5−オキソヘキシル) −18−プリン−
2,6−ジオン 3−シ’)ロブロl:’ルー3.7−It=ドロー1−
メチル−7−((2−メチル−1,3−ジオキソラン−
2−イル)メチルクー1H−プリン−2゜6−ジオン 1−n−ブチル−3−シクロプロピル−3,7−シヒド
ロー7−((2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−
イル)メチル)−1H−プリン−2゜6−ジオン 本発明の前記一般式(I)で示される化合物の薬理学的
に許容しつる塩としては、たとえば、ナトリウム、カリ
ウム、カルシウム、アンモニウム等の無機塩、あるいは
、エチレンジアミン、エタノールアミン、N、N−ジア
ルキルエタノールアミン、上りエタノールアミン等の有
機塩基の塩等が挙げられる。
本発明の前記一般式(I)で示される新規なキサンチン
誘導体は種々の方法により製造することができる。
本発明に係る化合物の製造方法の第一の様式によれば、
前記一般式(I)中Aが−COCHs基である化合物は
、次の一般式(n) (式中、R1は前述と同意義を表す。)で示されるキサ
ンチン誘導体に、次の一般式(III)CH3−C−(
CL)、  X    (I[)(式中、nは前述と同
意義を表し、Xはハロゲン原子を表す。) で示されるハロゲン化アルキル誘導体を、有機溶媒中、
脱ハロゲン化水素剤としての塩基の存在下で反応させる
ことにより製造することができる。
本製造方法において使用される有機溶媒としては、たと
えば、メタノール、エタノール、n−プロパツール、イ
ソプロパツール、n−ブタノール等のアルコール系溶媒
、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、N、N−ジメ
チルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメ
チルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒等が挙げら
れ、使用される塩基としては、たとえば、金属ナトリウ
ム。
水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等
が挙げられ、又、反応は水冷下から溶媒の還流温度まで
の範囲で行われる。
本製造方法において、出発原料となった前記−般式(I
I)で示される化合物のうちR1か水素原子以外の化合
物は、以下の様にして製造することができる。
(式中、R+’はC1〜C6の直鎖又は分枝鎖状のアル
キル基あるいはC8〜C6のシクロアルキル基を表し、
Yはハロゲン原子を表す。) 尚、前記式(IV)で示される化合物は、特開昭55−
57589号に開示されている公知化合物であり、それ
に記載の方法により製造することかできる。
本発明に係る化合物の製造方法の第二の様式によれば、
前記一般式(I)中nが2てあり、かつ八が−COCR
2基である化合物は、前記一般式(II)で示されるキ
サンチン誘導体に、メチルビニルケトンを、塩基性有機
溶媒中、マイケル付加反応させることにより製造するこ
とができる。
このマイケル付加反応はそれ自体公知の方法で、使用さ
れる塩基性有機溶媒としては、たとえば、ピリジン、2
−ピコリン、2.6−ルチジン等が挙げられ、又、反応
は室温から溶媒の還流温度までの範囲で行われる。
本発明に係る化合物の製造方法の第三の様式によれば、
前記一般式(I)中、R1かC7〜C9の直鎖又は分枝
鎖状のアルキル基あるいはC3〜C6のシクロアルキル
基であり、かつAか−COCR2基である化合物は、次
の一般式(V) (式中、nは前述と同意義を表す。) で示されるキサンチン誘導体に、次の一般式(VI)R
”−Y   (VI) (式中、R”及びYは前述と同意義を表す。)で示され
るハロゲン化アルキル誘導体を、有機溶媒中、脱ハロゲ
ン化水素剤としての塩基の存在下で反応させることによ
り製造することかてきる。
本製造方法において使用される有機溶媒としては、たと
えば、メタノール、エタノール、n−プロパツール、イ
ソプロパツール、n−ブタノール等のアルコール系溶媒
、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、N、N−ジメ
チルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメ
チルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒等が挙げら
れ、使用される塩基としては、たとえば、金属ナトリウ
ム。
水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等
が挙げられ、又、反応は水冷下から溶媒の還流温度まで
の範囲で行われる。
本発明化合物の製造方法の第四の様式によれば、前記一
般式(I)中Aが−C(OR2)(OR”)CHコ基で
ある化合物は、前記一般式(I)中Aが−C0CH,基
である化合物を、有機溶媒中、酸の存在下、ケタール化
させることにより製造することができる。
ケタール化反応はそれ自体公知の方法で、使用される有
機溶媒としては、たとえば、ベンゼン。
トルエン、キシレン等が挙げられ、酸触媒としては、た
とえば、p−トルエンスルホン酸、ピリジニウムp−ト
ルエンスルホネート等が挙げられ、又、反応は溶媒′あ
るいは酸の還流温度付近で行われる。
本発明の前記一般式(1)で示される新規なキサンチン
誘導体、あるいはその薬理学的に許容しうる塩を有効成
分とする気管支拡張剤及び脳機能改善剤は、通常、カプ
セル剤2錠剤、細粒剤、顆粒剤、シロップ剤、散剤等の
経口投与剤、あるいは注射剤、半割として投与される。
これらの製剤は、薬理学的、製剤学的に許容しうる添加
物を加え、常法により製造できる。即ち、経口剤及び半
割にあっては、賦形剤(乳糖、D−マンニトール。
デンプン、結晶セルロース等)、崩壊剤(カルボキシメ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウ
ム等)、結合剤(ヒドロキシプロピルセルロース、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリド
ン等)、滑沢剤(ステアリン酸マグネシウム、タルク等
)、コーティング剤(ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ース、白糖等)、基剤(ポリエチレングリコール、ハー
ドファツト等)等の製剤用成分か、又、注射剤にあって
は水性あるいは用時溶解型注射剤を構成しつる溶解剤な
いし溶解補助剤(注射用蒸留水、生理食塩水、プロピレ
ングリコール等)、 pH調節剤(無機酸、有機酸又は
無機塩基)、安定化剤等の製剤用成分か使用される。
本剤の治療患者への投与量は、患者の症状にもよるが、
通常成人の場合−日量として、経口投与で1回10〜1
000mgである。
作用 以下、本発明化合物の優れた効果を示す一例として、気
管支拡張作用の指標として摘出モルモット気管弛緩作用
の試験結果を表1に、脳機能改善作用の指標として摘出
イヌ腸間膜動脈弛緩作用の試験結果を、表2に示した。
また副作用である心臓興奮作用の指標として摘出モルモ
ット右心房における変時作用の試験結果を表3に示した
尚、対照薬物としては、テオフィリン及びプロベントフ
ィリンを用いた。
試験例1 摘出モルモット気管弛緩作用 ハートレー系の雄性モルモット(体重500g前後)か
ら気管を摘出し、鎖状標本を作成した。
標本は95%02及び5%C02の混合ガスを通気した
ロック−リンガ−液槽中(37°C)に懸垂し、静止時
緊張に対する被験化合物の弛緩作用を等張性に測定した
。被験化合物は液槽中に累積適用した。被験化合物の作
用は、イソプロテレノール10−’Mの弛緩反応を10
0%とした時、50%弛緩させるために必要な濃度(E
 D s。値)として表した。
その結果を表1に示した。
表1 表1から明らかな如く、 本発明化合物は対照薬 物であるテオフィリンに比べ、優れた気管弛緩作用を示
した。
試験例2 摘出イヌ腸間膜動脈弛緩作用 雌雄の雑種イヌ(体重10kg前後)より腸間膜動脈を
摘出し、長さ20闘9幅2mmのラセン標本を作成した
。標本は95%0.及び5%Co2の混合ガスを通気し
たクレプスーヘンゼライト液槽中(37°C)に1.0
gの負荷をかけて懸垂し、プロスタグランデインF、α
(3X10−’M)収縮に対する被験化合物の弛緩作用
を等尺性に一測定した。被験化合物は液槽中に累積適用
した。被験化合物の作用は、パパベリン10−’Mの弛
緩反応を100%とした時、50%弛緩させるために必
要な濃度(E D s。値)として表した。
その結果を表2に示した。
表2 試験例3 摘出モルモット右心房における変時作用ハートレー系雄
性モルモット(体重500g前後)から右心房を摘出し
、右心房標本を作成した。
標本は95%0.及び5%CO,の混合ガスを通気した
クレブスーヘンゼライト液槽中(30°C)に0.5g
の負荷をかけて懸垂し、右心房の自発拍動数をタコメー
ターを介して測定した。被験化合物は液槽中に累積適用
した。被験化合物の作用は、被験化合物の適用前の自発
拍動数を15%増加させるために必要な濃度(E D 
r s値)として表した。
その結果を表3に示した。
表3 表3から明らかな如く、本発明化合物は対照薬物である
テオフィリン及びプロベントフィリンに比べ、心臓興奮
作用か極めて弱く、安全性の高い化合物であることかわ
かった。
実施例 以下、本発明を参考例及び実施例によって説明するが、
本発明はこれらの例の特定の細部に限定されるものでは
ない。
参考例1 3−シクロプロピル−1−エチル−3,7−シヒドロー
IH−プリンー2.6−シオンa)3−シクロプロピル
−!−エチルー3.7−シヒドロー7−(4−メトキシ
ベンジル)−1H−プリン−2,6−ジオン 3−シクロプロピル−3,7−シヒドロー7−(4−メ
トキシベンジル)−1H−プリン−2゜6−ジオン5.
OOg、 ヨウ化エチル1.54m1゜炭酸カリウム2
.65g及びN、N−ジメチルホルムアミド30mJ’
の混合物を70°Cで6時間攪拌した。反応液を氷水に
注ぎ、析出結晶を濾取した。
水及びn−ヘキサンで順次洗浄して淡黄色結晶5゜0g
を得た。イソプロパツールから再結晶して融点134.
5〜136°Cの無色針状晶を得た。
元素分析値 C1s H2゜N40゜ 理論値 C,63,52; H,5゜92; N、16
.46実験値 C,63,57: H,5,84; N
、16.38b)3−シクロプロピル−1−エチル−3
,7−シヒドローIH−プリンー2.6−ジオン3−シ
クロプロピル−1−エチル−3,7−シヒドロー7−(
4−メトキシベンジル)−1H−プリン−2,6−ジオ
ン4.50g、アニソール2.16−及びトリフルオロ
酢酸22.5mt’の混合物に、室温攪拌下濃硫酸0.
30ya/を加えた後、12時間加熱還流した。溶媒を
留去し、残渣に水及びイソプロピルエーテルを加えた後
、20%水酸化ナトリウム水溶液にてpH5とした。析
出結晶を濾取し、水及びイソプロピルエーテルで順次洗
浄して、淡褐色結晶2.12gを得た。エタノールから
再結晶して融点245〜248℃の無色針状晶を得た。
元素分析値 C1゜Hl 2 N 402理論値 C,
54,54; H,5,49: N、25.44実験値
 C,54,59; H,5,80; N、25.31
実施例1 3−シクロプロピル−3,7−シヒドロー7−(2−オ
キソプロピル)−1H−プリン−2,6−ジオン 3−シクロプロピル−3,7−シヒドローIH−プリン
ー2,6−ジオン15.Og、炭酸カリウム13.0g
及びN、N−ジメチルホルムアミド150m1の混合物
に、室温攪拌下、ブロモアセトン8.53rILlを加
え、室温で2.5時間攪拌した。反応混合物に水を加え
、10%塩酸で中和した。析出結晶を濾取し、水及びエ
チルエーテルで順次洗浄して淡黄色結晶14.6gを得
た。得られた結晶をN、N−ジメチルホルムアミドから
再結晶して融点277〜278°Cの淡黄色針状晶を得
た。
元素分析値 C,IH,、N、O! 理論値 C,53,22; H,4,87; N、22
.57実験値 C,53,30; H,4,92: N
、22.83実施例1の方法に準拠し、実施例2〜4の
化合物を得た。
実施例2 3−シクロプロピル−3,7−シヒドロー7−(3−オ
キツブチル)−1H−プリン−2,6−シオン 性状 淡褐色針状晶(1so−PrOH)融点 181
−183°C 元素分析値 C1□H14N 40 s理論値 C,5
4,96; H,5,38;実験値 C,54,87;
 H,5,35゜N、21.36 N、21.36 実施例3 3−シクロプロピル−3,7−シヒドロー7(4−オキ
ソペンチル)−1H−プリン−2,6−ジオン 性状 淡黄色針状晶(MeOH) 融点 157.5〜159°C 元素分析値 C+ s H+ s N 402理論値 
C,56,51; H,5,84; N、20.28実
験値 C,56,27; H,5,93: N、20.
41実施例4 3−シクロプロピル−3,7−シヒドロー7(5−オキ
ソヘキシル)−1H−プリン−2゜−ジオン 性状 淡黄色板状晶 (1so−PrOH)融点 12
3〜124.5°C 元素分析値 C,4H,、N、O。
理論値 C,57,92; H,6,25; N、19
.30実験値 C,58,00,H,6,34: N、
19.27実施例5 3−シクロプロピル−3,7−シヒドロー1−メチル−
7−(2−オキソプロピル)−1H−プリン−2,6−
ジオン 3−シクロプロピル−3,7−ジヒトロー7−(2−オ
キソプロピル’)−18−プリン−2,6−シオン2.
40g、炭酸カリウム1.61g及びN、N−ジメチル
ホルムアミド24rnlの混合物に、水冷攪拌下、ヨウ
化メチル0.72m/を加え、60°Cにて1.5時間
加熱攪拌した。反応混合物を減圧濃縮した後、残渣に水
を加え、酢酸エチルて抽出した。抽出液を水洗した後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮し、残渣をn
−へキサンで洗浄して、淡褐色結晶2.29gを得た。
得られた結晶をメタノールから再結晶して融点172〜
173.5°Cの微温色プリズム晶を得た。
元素分析値 C1□Hl 4 N 40 s理論値 C
,54,96; H,5,38; N、21.36実験
値 C,54,92; H,5,37: N、21.5
7実施例5の方法に準拠し、実施例6〜18の化合物を
得た。
実施例6 3−シクロプロピル−3,7−シヒドロー1−メチル−
7−(3−オキツブチル)−1H−プリン−2,6−ジ
オン 性状 淡褐色針状晶(1so−PrOH)融点 190
.5〜192℃ 元素分析値 C+3H+5NnOs 理論値 C,56,51; H,5,84: N、20
.28実験値 C,56,41; H,5,85: N
、20.24実施例7 3−シクロプロピル−3,7−シヒドロー1−メチル−
7−(4−オキソペンチル)−1H−プリン−2,6−
ジオン 性状 淡黄色プリズム晶(1so−PrOH)融点 9
7〜98℃ 元素分析値 C+ 4H1m N −Os理論値 C,
57,92: H,6,25:実験値 C,57,83
: H,6,33;N、19.3O N、19.29 実施例8 3−シクロプロピル−3,7−シヒドロー1−メチル−
7−(5−オキソヘキシル)−1H−プリン−2,6−
ジオン 性状 無色針状晶(AcOEt) 融点 117〜119℃ 元素分析値 C+5HtoN40− 理論値 C,59,20: H,6,62; N、18
゜41実験値 C,59,17: H,6,69: N
、18.60実施例9 3−シクロプロピル−1−エチル−3,7−シヒドロー
7−(2−オキソプロピル)−18−プリン−2,6−
ジオン 性状 無色針状晶(MeOH) 融点 202〜202.5℃ 元素分析値 C,3H、、N40゜ 理論値 C,56,51: H,5,84: N、20
.28実験値 C,56,31; H,5,82: N
、20.30実施例10 3−シクロプロピル−1−エチル−3,7−シヒドロー
7−(5−オキソヘキシル)−1H−プリン−2,6−
ジオン 性状 微黄色板状晶 (AcOEt−n−Hexane
)融点 87〜88.5℃ 元素分析値 C+ s H22N 403理論値 C,
60,36: H,6,96: N、17.60実験値
 C,60,28: H,6,88: N、17.56
実施例11 3−シクロプロピル−3,7−シヒドロー(2−オキソ
プロピル)−1−n−プロピルー−プリン−2,6−ジ
オン 性状 無色針状晶 (MeOH) 融点 198.5〜199.5℃ 元素分析値 C,、H,、N、02 理論値 C,57,92; H,6,25実験値 C,
57,71: H,6,15;N、19.3O N  19.34 IH 実施例12 3−シクロプロピル−3,7−シヒドロー7(5−オキ
ソヘキシル)−1−n−プロピル−IH−プリン−2,
6−ジオン 性状 無色針状晶 (AcOEt−n−Hexane)
融点 78〜79.5℃ 元素分析値 C,、H,、N、02 理論値 C,61,43: H,7,28; N、16
.86実験値 C,61,43; H,7,32: N
、16.86実施例13 1−n−ブチル−3−シクロプロピル−3,7−シヒド
ロー7−(2−オキソプロピル)−1H−プリン−2,
6−ジオン 性状 無色針状晶 (MeOH) 融点 185.5〜187°C 元素分析値 C+sHt。N40゜ 理論値 C,59,20; H,6,62; N、18
.41実験値 C,58,95; H,6,54; N
、18.12実施例14 1−n−ブチル−3−シクロプロピル−3,7−シヒド
ロー7−(5−オキソヘキシル)−1H−プリン−2,
6−ジオン 性状 無色針状晶 (AcOEt−n−Hexane)
融点 72〜73.5℃ 元素分析値 C+ −H! −N 402理論値 C,
62,41; H,7,56; N、16.17実験値
 C,62,26: H,7,61; N、16.39
実施例15 7−シヒドロー7− 3−シクロプロピル−3゜ (2−オキソプロピル)−1 一プリンー2,6−シオン 性状 無色針状晶 (MeOH) 融点 131−132℃ 元素分析値 C+sH2*N ao 2理論値 C,6
0,36: H,6,96:実験値 C,60,34:
 H,6,94゜−〇−ペンチルー!H N、17.6O N、17.65 実施例16 3−シクロプロピル−3,7−シヒドロー7(5−オキ
ソヘキシル)−1−n−ペンチル−IH−プリン−2,
6−ジオン 性状 無色針状晶 (AcOEt−n−Hexane)
融点 68〜69℃ 元素分析値 C+ * H* s N a Os理論値
 C,63,31; H,7,83; N、15.54
実験値 C,63,26; H,7,77; N、15
.49実施例17 3−シクロプロピル−1−n−へキシル−3,7−シヒ
ドロー7−(2−オキソプロピル)−1H−プリン−2
,6−ジオン 性状 無色針状晶 (Meal() 融点 134〜136°C 元素分析値 C1q H24N 40 s理論値 C,
61,43: H,7,28; N、16.86実験値
 C,61,42,H,7,32: N、16.95実
施例18 3−シクロプロピル−1−n−へキシル−3,7−シヒ
ドロー7−(5−オキソヘキシル)−1H−プリン−2
,6−ジオン 性状 淡褐色針状晶 (AcOEt−n−Hexane
)融点 67.5〜69°C 元素分析値 C2゜H3゜N402 理論値 C,64,15,H,8,07; N、14.
96実験値 C,63,96; H,8,11; N、
14.93実施例19 3−シクロプロピル−1−エチル−3,7−シヒドロー
7−(3−オキツブチル)−18−プリン−2,6−ジ
オン 3−シクロプロピル−1−エチル−3,7−シヒドロー
IH−プリンー2,6−ジオン1.33g、炭酸カリウ
ム1.25g及びN、N−ジメチルホルムアミド14m
1の混合物に、室温攪拌下3−オキツブチルクロリド0
.96gを滴下した後、室温で1日間攪拌した。反応液
に水を加え、ジクロロメタンで抽出した。抽出液を無水
硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮した。残渣に
n−ヘキサンを加え、析出結晶を濾取し、n−ヘキサン
で洗浄して、褐色結晶を得た。酢酸エチル−n−ヘキサ
ンから再結晶して融点97〜100°Cの淡褐色結晶1
.20gを得た。
元素分析値 C,、H,、N40s 理論値 C,57,92; H,6,25; N、19
.30実験値 C,57,79; H,6,25; N
、18.97実施例20 3−シクロプロピル−3,7−シヒドロー1−メチル−
7−((2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−イル
)メチル)−1H−プリン−2゜6−ジオン 3−シクロプロピル−3,7−シヒドロー1−メチル−
7−(2−オキソプロピル)−1H−プリン−2,6−
ジオン1.86g、エチレングリコール1.98m/、
p−トルエンスルホン酸・l水和物0.67g及びベン
ゼン200rn1の混合物をDean−3tark  
trap装置を用いて、18時間加熱還流した(生じた
水は時々除去した)反応液を炭酸水素ナトリウム水溶液
、水及び飽和食塩水で順次洗浄した。有機層を無水硫酸
マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮して、無色結晶1
゜92gを得た。酢酸エチルから再結晶して融点157
〜160°Cの無色プリズム晶を得た。
元素分析値 Cl4HI−N404 理論値 C,54,89: H,5,92; N、18
.29実験値 C,54,87; H,6,01: N
、18.27実施例20の方法に準拠し、実施例21の
化合物を得た。
実施例21 1−n−ブチル−3−シクロプロピル−3,7−シヒド
ロー7−((2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−
イル)メチル)−1H−プリン−2゜6−ジオン 性状 無色針状晶 (AcOEt−n−Hexane)
融点 69〜71”C 元素分析値 CI?H!−N−04 理論値 C,58,61; H,6,94; N、16
.08実験値 C,58,50: H,6,82: N
、16.07発明の効果 この様にして製造される前記−数式(1)で示される新
規なキサンチン誘導体及びその薬理学的に許容しうる塩
は、気管支拡張作用及び脳機能改善作用を有し、医薬品
として極めて有用である。
特許出願人  北陸製薬株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1は水素原子、C_1〜C_6の直鎖又は
    分枝鎖状のアルキル基あるいはC_3〜C_6のシクロ
    アルキル基を、nは1〜4の整数を、Aは−COCH_
    3基又は−C(OR^2)(OR^3)CH_3基を表
    し、ここにR^2及びR^3はそれぞれC_1〜C_3
    のアルキル基を表すか、もしくはR^2とR^3が一緒
    になってC_2〜C_4のポリメチレン基を表す。) で示されるキサンチン誘導体及びその薬理学的に許容し
    うる塩。
JP29897990A 1990-06-27 1990-11-06 キサンチン誘導体 Pending JPH04128285A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005529934A (ja) * 2002-05-31 2005-10-06 シェーリング コーポレイション キサンチンホスホジエステラーゼvインヒビターおよびその前駆物質を調製するプロセス

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JP2005529934A (ja) * 2002-05-31 2005-10-06 シェーリング コーポレイション キサンチンホスホジエステラーゼvインヒビターおよびその前駆物質を調製するプロセス

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