JPH04128197U - 成型品取り出し装置 - Google Patents

成型品取り出し装置

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JPH04128197U
JPH04128197U JP6741291U JP6741291U JPH04128197U JP H04128197 U JPH04128197 U JP H04128197U JP 6741291 U JP6741291 U JP 6741291U JP 6741291 U JP6741291 U JP 6741291U JP H04128197 U JPH04128197 U JP H04128197U
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JP
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suction
molded product
discharge
housing
pad body
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Application number
JP6741291U
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English (en)
Inventor
俊雄 大谷
Original Assignee
株式会社ハーミス
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラスチックシートの加熱成型、分離切断に
よって得た各種成型品を簡単に取り出すことができるよ
うにする。 【構成】 成型品Pを加熱成型、分離切断して成型する
成型機1の切断装置4に連続させて配置し、成型品Pの
取り出し場所と排出保管場所との間で移動できるように
構成する。取り出し場所の成型品Pを覆う吸引ハウジン
グ11を形成し、この吸引ハウジング11に吸排手段1
2を接続する。この吸排手段12の吸排作用で吸排する
吸排孔19を有する剛性の多孔盤18を吸排ハウジング
11開口に固定する。この多孔盤18下面には、成型品
Pの外郭に沿って柔軟に変形するよう、通気可能な軟弾
性の発泡合成樹脂製の吸引パット体21を配装する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、プラスチックシートに対する加熱成型、成型品毎の分離切断によ って得られた各種成型品を簡単に取り出すことができる成型品取り出し装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、適宜の断面形状を有する容器体等を成型するには、加熱された所定 肉厚のプラスチックシートを雌雄の金型にて押圧成型した後、その成型品をカス 部分から切断打ち抜きし、カス部分から成型品のみを分離して取り出すことで製 造している。
【0003】 このときの成型品の取り出しには、例えば特開昭64−2987号公報のよう に、成型後の成型品の外郭形状に対応させた嵌合穴の上底面に連通孔を開穿した 吸着盤を形成し、この吸着盤によって成型品を覆った後、真空吸着するようにし た吸引搬送装置がある。また、実公昭61−35436号公報のように、カス部 分から切断分離した成型品を上下動するノックアウトピンによってその上方から 強制的に下方に押し出すようにしたトリミング装置がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかして、前者の吸引方式によると、吸着させる嵌合穴の形状が成型品の外郭 形状にほぼ対応するから、成型品をしっかりと確実に吸引し、カス部分からの分 離を可能にさせる反面、成型品の外郭形状が異なると、これに対応した嵌合穴を 有する吸着盤を別個に夫々形成する必要がある。したがって、成型品毎に夫々用 意されなければならない吸着盤は、これの形成に要する費用が膨大になるばかり でなく、多数のそれらを管理保管する手間も極めて面倒であった。
【0005】 また、後者のノックアウト押し出し方式によると、自然落下作用を利用するか ら、下方に予め用意されたストッカー等に積み重ね状に収納整理できる利点があ る。ところが、成型品自体は下方開口の容器体であることが多いから、成型品が 落下されるときに傾斜してしまってきちんと積み重ねられず、それらの整列矯正 を必要とするばかりでなく、場合によってそれらを損傷させることもあった。
【0006】 そこで、この考案は、叙上のような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので 、成型後にカス部分から分離切断された成型品を吸引式に取り出すに際し、成型 品の外郭形状に制限されることなく、これらを確実に吸引支持して、所定の排出 保管場所に整列蓄積でき、また、成型品の外郭形状の相違に対応しての吸着型を 各別に用意することなく、汎用性あるものとできる成型品取り出し装置を提供す ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、この考案にあっては、成型後に切断分離された 各種の成型品Pを取り出すものであって、成型品Pを覆う吸引ハウジング11に 吸排手段12を接続し、この吸排手段12の吸排作用で吸排する吸排孔19を有 する剛性の多孔盤18を吸排ハウジング11開口に固定し、この多孔盤18下面 には、通気可能な軟弾性の発泡合成樹脂製の吸引パット体21を配装したことを 特徴とする。
【0008】
【作用】
この考案に係る成型品取り出し装置にあっては、成型後に切断分離された成型 品Pの取り出し場所において、吸引ハウジング11は、一群の複数の成型品Pの 上方に位置して下降すると、その吸引パット体21下面は成型品P上面に当接す る。
【0009】 当接したときの吸排手段12の吸引作動は、吸引パット体21下方を負圧状態 にし、成型品Pを吸引パット体21下面に吸引する。すると、吸引パット体21 は、成型品Pの外郭形状に対応して柔軟に変形され、窪みながらも成型品Pを吸 引し、これをしっかり支持する。
【0010】 吸引ハウジング11自体が排出保管場所に移動した後の吸排手段12の排気作 動は、吸引パット体21下方に空気を供給し、吸引パット体21から成型品Pを 解放し、下方に落下させる。
【0011】
【実施例】
以下、図面を参照してこの考案の一実施例を説明する。
【0012】 図において示される符号1は成型機であり、この成型機1は、図1に示される ように、例えば、適宜の断面形状を有する容器体等の各種の成型品Pを成型すべ く、所定肉厚のプラスチックシートSを加熱する加熱装置2、雌雄の金型にて押 圧成型する成型装置3、成型品Pをカス部分から切断打ち抜きする切断装置4等 から成っている。
【0013】 そして、この考案に係る成型品取り出し装置10は、成型機1における切断装 置4に連続して、その成型品P乃至プラスチックシートSの搬送方向前方に配置 されている。そして、成型後に切断された成型品P等を吸引排出するようになっ ており、成型品Pの取り出し場所と排出保管場所との間で移動できるように構成 してある。
【0014】 すなわち、図に示すように、成型品P乃至一群の複数の成型品P群を覆う吸引 ハウジング11に吸排手段12を接続し、この吸排手段の吸排作用で吸排する吸 排孔19を有する剛性の多孔盤18を吸排ハウジング11開口に固定し、この多 孔盤18下面には、通気可能な軟弾性の発泡合成樹脂製の吸引パット体21を配 装したものである。
【0015】 吸引ハウジング11は、例えば一度の成型作業によって成型、切断される一群 の複数の成型品Pを上方から覆う範囲に対応している開口を下部に有しており、 成型品Pの吸引取り出し場所とその排出保管場所との間で移動し、また、昇降す るようになっている。
【0016】 この吸引ハウジング11に接続された吸排手段12は、図示のように、吸引用 のブロワーまたは真空ポンプの如き吸引機13に連通する吸引ダクト14と、排 気用のブロワーの如き排気機15に連通する排気ダクト16とから成り、吸引ダ クト14、排気ダクト16夫々を吸引ハウジング11上部に接続し、その接続部 位には、吸排作用のいずれかに切替える切替ダンパー17を配する。もとより、 この吸排手段12は、図示のように、吸排気のための夫々の専用機器を各別に形 成する必要はなく、これらを兼用するものであってもよいことは、勿論である。
【0017】 なお、この吸排手段12によって成型品Pを吸引するとき、成型品Pの形状、 肉厚等を考慮し、調整弁(図示せず)を介して吸引力を調圧するようにし、成型 品Pの損傷その他を防止するようにしておくとよい。
【0018】 また、多孔盤18は、例えば打抜鋼板にて形成されており、その吸引孔19は 、その全域に亙つて配列開穿されている。もとより、吸引孔19は、吸引すべき 成型品Pの対応してそれらを一層確実に吸引するよう、配列密度を部分的に粗密 にすることは可能であり、配列密度、配列形態その他は特に限定されるものでは ない。
【0019】 この多孔盤18下面に配装した吸引パット体21は、例えば発泡ウレタン樹脂 にて形成され、吸引孔19からの吸排作用が吸引パット体21下面に確実に伝達 されるようにしてあり、望ましくは、連続気泡構造のものとする。そしてまた、 この吸引パット体21は、吸引させた成型品Pの外郭にしっくりと沿うように部 分的にでも変形し、また、窪み、こうした変形作用によって成型品Pの吸引支持 を一層確実にする(図2参照)。
【0020】 なお、吸引パット体21の周囲は、伸縮性があり、かつ通気性がないもので外 気を遮断し、吸排作用が円滑に作動されるように配慮しておく。
【0021】 次に、これが使用の一例を説明すると、図1に示すように、所定の成型機1に おける切断装置4に連続して配置させておき、プラスチックシートSに対する加 熱装置2によっての加熱、成型装置3によっての成型、切断装置4によっての切 断が順次行なわれた後、この考案取り出し装置に至る。
【0022】 こうして成型品Pが取り出し場所に至ると、この取り出し場所において、吸引 ハウジング11が成型品Pの上方に位置して下降し、吸引パット体21下面を成 型品P上面に位置させる。そこで、吸引機13によっての吸引作動によって吸引 パット体21下方を負圧状態にすると、成型品Pはその上方に吸引されて吸引パ ット体21下面に吸引され、その後、吸引ハウジング11自体が排出保管場所に 移動する。
【0023】 排出保管場所においては、切替ダンパー17の吸排の切り替えと共に、排気機 15からの排気作動によって吸引パット体21下方に空気が供給されることで、 成型品Pは吸引パット体21から解放されて下方に落下する。
【0024】 こうした吸引、開放作動は、成型機1における成型、切断の位置作動中に行な われ、次の切断終了後の成型品Pが搬送されてくると、吸引ハウジング11は、 再び取り出し場所に移動復帰し、切替ダンパー17の吸排の切り替えと共に吸引 作動を開始する。
【0025】
【考案の効果】
この考案は以上のように構成されており、これがため、成型後にカス部分から 分離切断された成型品Pを、その成型品Pの外郭形状に制限されることなく確実 に吸引支持して、所定の排出保管場所に整列蓄積できるのであり、また、成型品 の外郭形状の相違に対応した各種の吸着型を各別に用意する必要がないものであ る。
【0026】 すなわち、成型品Pを吸引支持する吸引パット体21は、通気可能な軟弾性の 発泡合成樹脂製のものであるから、成型品Pの外郭形状が種々に異なるものであ っても、これにしっくり対応してその外郭に沿うよう変形するのであり、その変 形作用は、吸引機13によっての吸引作動とも相俟って確実に行なわれ、吸引後 の支持をも確実にする。そればかりでなく、吸引パット体21は、成型品Pを吸 引していても、これを損傷させることはなく、不良品の発生を極力回避し、製品 成型の歩留まりを向上させることも可能である。
【0027】 また、吸引パット体21を配装支持する多孔盤18は、剛性のものであるから 、吸排手段12によっての吸排作動によって歪形することはなく、取り出し場所 において吸引した成型品Pの位置を全く変更することなく、そのまま配列保管場 所に搬送でき、排気機15による排気動と共に一連の成型品P群を整列状態で積 み重ね、それの整理を容易にする。
【0028】 しかも、吸排手段12は、吸引パット体21ヘの成型品Pの吸引、吸引パット 体21からの吸引開放を制御するから、それらを確実に作動させ、成型後の成型 品Pの成型ラインからの排気を容易にする。
【0029】 したがって、従来のように、各種の吸着型を別個に用意する必要がなく、これ に要する製作費用を節減でき、また、それらの管理保管が不要となり、また、成 型品を損傷させることない等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案装置が組み込まれた成型機全体の概略
側面図である。
【図2】この考案装置の側断面図である。
【符号の説明】
S プラスチックシート P 成型品 1 成型機 2 加熱装置 3 成型装置 4 切断装置 10 成型品取り出し装置 11 吸引ハウジング 12 吸排手段 13 吸引機 14 吸引ダクト 15 排気機 16 排気ダクト 17 切替ダンパー 18 多孔盤 19 吸引孔 21 吸引パット体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成型後に切断分離された各種の成型品を
    取り出す成型品取り出し装置において、成型品を覆う吸
    引ハウジングに吸排手段を接続し、この吸排手段の吸排
    作用で吸排する吸排孔を有する剛性の多孔盤を吸排ハウ
    ジング開口に固定し、この多孔盤下面には、通気可能な
    軟弾性の発泡合成樹脂製の吸引パット体を配装したこと
    を特徴とする成型品取り出し装置。
JP6741291U 1991-05-17 1991-05-17 成型品取り出し装置 Pending JPH04128197U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002070213A1 (fr) * 2001-03-02 2002-09-12 Zuiko Corporation Dispositif et procede servant a couper et a evacuer une bande

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6146198B2 (ja) * 1978-02-13 1986-10-13 Tokyo Shibaura Electric Co

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