JPH04127510U - シリンダの位置検出装置 - Google Patents

シリンダの位置検出装置

Info

Publication number
JPH04127510U
JPH04127510U JP4372791U JP4372791U JPH04127510U JP H04127510 U JPH04127510 U JP H04127510U JP 4372791 U JP4372791 U JP 4372791U JP 4372791 U JP4372791 U JP 4372791U JP H04127510 U JPH04127510 U JP H04127510U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
aircraft
piston
rod
neutral position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4372791U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2530361Y2 (ja
Inventor
敏夫 神村
Original Assignee
帝人製機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 帝人製機株式会社 filed Critical 帝人製機株式会社
Priority to JP1991043727U priority Critical patent/JP2530361Y2/ja
Publication of JPH04127510U publication Critical patent/JPH04127510U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2530361Y2 publication Critical patent/JP2530361Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Actuator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えば航空機の舵を制御するシリンダ21の位
置検出装置における中立位置調整作業、特に航空機の機
体に取り付けた状態での調整作業を容易にする。 【構成】 航空機の舵を中立位置に保持した状態でシリ
ンダ21を機体に取り付けると、ピストン23が中立位置か
らずれる場合がある。このような場合には、差動トラン
ス61によって差動トランス44からの信号値を補正するこ
とができるため、ロッドエンド38のねじ込み位置を調整
する必要はなく、位置検出装置の中立位置調整作業が容
易となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば、航空機の舵を制御するシリンダのピストン位置を検出 する検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータの発達により、航空機の操舵を行うシリンダの制御も、 機械入力による油圧駆動から電気信号のみのフライ・バイ・ワイヤによって行わ れるようになってきた。そして、このようにフライ・バイ・ワイヤによって制御 を行う場合には、シリンダのピストンの位置を常時検出する必要があるが、従来 、このようなピストンの位置検出は、例えば図3に示すようにシリンダ11のケー ス12とピストンロッド13との間に介装された差動トランス等の位置検出器14によ って行われていた。そして、この位置検出器14においては、ピストン10がピスト ンロッド13と共に移動すると、コイルが巻き付けられた円筒状のコイル部15内を アマチュアを有するロッド16が軸方向に移動しピストン10の移動量に応じた検出 信号が信号線17を通じて出力されるのである。
【0003】 ここで、このような位置検出器14は、ピストン10が所定の位置に位置している とき、常に所定の値の検出信号を出力するよう調整(いわゆる零調整)しておか なければならないが、このような調整作業は、まず、航空機の機体から取り外さ れたシリンダ11のロックナット19を緩めた後、ロッドエンド18を緩めてピストン ロッド13の前端から取り外し、次に、前記ロッド16を回転させてピストンロッド 13に対するねじ込み位置を変化させることによりアマチュアのコイル部15に対す る相対位置を中立に調節し、その後、ロッドエンド18をピストンロッド13にねじ 込むとともにロックナット19によって締め付ける。次に、このようなシリンダ11 を中立位置に保持された航空機の舵に取り付けるが、このとき、シリンダ11、即 ちピストン10が中立位置からずれてしまう場合がある。このような場合には、ロ ッドエンド18のねじ込み位置を調節し、舵の中立とシリンダ11の中立とを合致さ せるようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のシリンダの位置検出装置にあっては、機体 内におけるシリンダ11の周囲の空間が極めて狭いため、航空機の機体に取り付け られた状態での中立位置調整作業、特にロッドエンド18、ロックナット19のねじ 込みおよび取り外し作業は、極めて困難であるという問題点がある。
【0005】 この考案は、シリンダを機体に取り付けた状態における中立位置調整作業が容 易なシリンダの位置検出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、シリンダのケースとピストンロッドとの間に介装され、 ピストンの位置を検出する位置検出器と、位置検出器からの検出信号を伝達する 信号線の途中に設置され、前記検出信号の値を補正する補正手段と、を備えるこ とにより達成することができる。
【0007】
【作用】
位置検出器は、前述のようにピストンが所定の位置に位置しているとき、常 に所定の値の検出信号を出力するよう調整(いわゆる零調整)しておかなければ ならないが、このような調整作業は、前述のようにシリンダ自体での調整作業と 、例えば機体にシリンダを取り付けた状態での調整作業がある。ここで、前述の 機体に取り付けた状態における調整作業は、シリンダの周囲の空間が非常に狭い ため、例えばシリンダのロッドエンドを回転させるような作業は極めて困難であ るが、この考案においては、このようなロッドエンドに触れることなく補正手段 によって調整作業を行うことができ、しかも、この補正手段は信号線の途中に設 置されているので、補正作業が容易な場所に設置することができ、これにより、 調整作業を高能率で行うことができるようになる。
【0008】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図1、2において、21は例えば航空機の舵を制御するシリンダであり、この シリンダ21は基端が航空機の機体に連結されたケース22を有する。このケース22 内にはピストン23が摺動可能に収納された内室24が形成され、この内室24は前記 ピストン23により2つのシリンダ室25、26に分割される。29は軸方向中央部がピ ストン23に一体的に連結されたピストンロッドであり、このピストンロッド29は ケース22の後壁30および前壁31を貫通している。33、34は流入出通路であり、こ の流入出通路33からシリンダ室25に高圧流体が流入したときには、ピストンロッ ド29は前方に向かって突出するとともに、流入出通路34から低圧流体が排出され 、一方、流入出通路34からシリンダ室26に高圧流体が流入したときには、ピスト ンロッド29は後方に向かって引っ込むとともに、流入出通路33から低圧流体が排 出される。ピストンロッド29の前端に形成されためねじ部37にはロッドエンド38 のおねじ部39が螺合し、また、前記ロッドエンド38は航空機の舵に連結されてい る。
【0009】 44はケース22とピストンロッド29との間に介装された位置検出器としての差動 トランスであり、この差動トランス44はケース22の後端に取り付けられ、一次側 コイル45および二次側コイル46が巻き付けられた円筒状のコイル部47を有する。 48はコイル部47内に遊嵌されたアマチュアであり、このアマチュア48に連結され たロッド49は、その前端に形成されたおねじ部50がピストンロッド29の前端部に 形成されためねじ部51にねじ込まれている。前記一次側コイル45および二次側コ イル46には信号線としての入出力ワイヤ56、57が接続され、この入出力ワイヤ56 、57は航空機の操縦室まで導かれている。そして、入出力ワイヤ56からは一次側 コイル45に一定電圧の交流が入力され、一方、二次側コイル46からは入出力ワイ ヤ57を通じてアマチュア48の位置、即ちピストン23の位置に応じた検出信号(交 流電圧)が出力される。
【0010】 61は外部からの操作が容易な位置のケース22に設置された補正手段としての差 動トランスであり、この差動トランス61は前記差動トランス44と同様に一次、二 次側コイル62、63が巻き付けられたコイル部64と、コイル部64内に遊嵌されてい るアマチュア65に連結されたロッド66を有し、このロッド66の後端部にはケース 22に形成されためねじ部67に螺合するおねじ部68が形成されている。この差動ト ランス61の一次側コイル62は前記一次側コイル45と同一の交流電圧が与えられる よう、前記入出力ワイヤ56の途中に該一次側コイル45と並列に接続され、一方、 二次側コイル63は入出力ワイヤ57を流れる検出信号に補正が与えられるよう、入 出力ワイヤ57の途中に二次側コイル46と直列に接続されている。
【0011】 このようなシリンダ21においては、中立位置調整、即ちピストン23が所定の位 置に位置しているとき、常に所定の値の検出信号を出力するよう調整(いわゆる 零調整)しておかなければならないが、このような調整作業には、シリンダ21自 体での調整作業と、シリンダ21を機体に取り付けた状態での調整作業がある。こ こで、前述のシリンダ21自体における調整作業は、機体から取り外されたシリン ダ21からロッドエンド38を取り外し、次に、前記ロッド49を回転させてアマチュ ア48のコイル部47に対する相対位置を中立に調節し、その後、ロッドエンド38を ピストンロッド29にねじ込む。このようにしてシリンダ21自体における調整作業 が終了すると、シリンダ21を航空機の機体に取り付ける。このとき、舵を中立位 置に保持しておくが、このような中立位置の舵に対してシリンダ21の取り付けを 行うと、ピストン23が中立位置からずれる場合がある。このような場合には、舵 が中立に位置していても、差動トランス44から出力される検出信号の値が所定値 からずれるため、差動トランス61のロッド66を回転させてケース22に対するねじ 込み位置を変化させ、これにより、アマチュア65のコイル部64に対する相対位置 を変化させて入出力ワイヤ57から出力される検出信号の値を補正し所定値とする 。このように機体に取り付けられた状態での調整作業においては、ロッドエンド 38に触れる必要はなく、この結果、シリンダ21の周囲の空間が非常に狭くても問 題はない。しかも、この補正を行う差動トランス61は入出力ワイヤ56、57の途中 に設置されているので、該差動トランス61を補正作業が容易な場所に設置するこ とができ、これにより、調整作業を高能率で行うことができるようになる。なお 、前述のシリンダ21のストローク量は、このようなずれの補正ができるよう、予 め僅かに長くなるよう製作されている。
【0012】 なお、前述の実施例においては、補正手段として差動トランス61を用いたが 、この考案においては、信号値を変更できるものであればどのようなものでもよ く、例えばボリューム(差動抵抗器)であってもよい。また、前述の実施例にお いては、差動トランス61(補正手段)をシリンダ21のケース22内に配置したが、 この考案においては補正手段を他の位置、例えばシリンダ21から離れた操作が容 易な位置に配置してもよい。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、シリンダを機体に取り付けた状態 における中立位置調整作業を容易とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す概略正面断面図であ
る。
【図2】差動トランスの回路図である。
【図3】従来のシリンダの位置検出装置の一例を示す概
略正面断面図である。
【符号の説明】
21…シリンダ 22…ケース 29…ピストンロッド 44…位置検出器 56、57…信号線 61…補正手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダのケースとピストンロッドとの間
    に介装され、ピストンの位置を検出する位置検出器と、
    位置検出器からの検出信号を伝達する信号線の途中に設
    置され、前記検出信号の値を補正する補正手段と、を備
    えたことを特徴とするシリンダの位置検出装置。
JP1991043727U 1991-05-15 1991-05-15 シリンダの位置検出装置 Expired - Lifetime JP2530361Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991043727U JP2530361Y2 (ja) 1991-05-15 1991-05-15 シリンダの位置検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991043727U JP2530361Y2 (ja) 1991-05-15 1991-05-15 シリンダの位置検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04127510U true JPH04127510U (ja) 1992-11-20
JP2530361Y2 JP2530361Y2 (ja) 1997-03-26

Family

ID=31924019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991043727U Expired - Lifetime JP2530361Y2 (ja) 1991-05-15 1991-05-15 シリンダの位置検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2530361Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015137720A (ja) * 2014-01-23 2015-07-30 Smc株式会社 シリンダ装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62237308A (ja) * 1986-04-08 1987-10-17 Kayaba Ind Co Ltd ピストンロツドの位置検出装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62237308A (ja) * 1986-04-08 1987-10-17 Kayaba Ind Co Ltd ピストンロツドの位置検出装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015137720A (ja) * 2014-01-23 2015-07-30 Smc株式会社 シリンダ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2530361Y2 (ja) 1997-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4010390A (en) Electromagnetic actuator comprising a plunger core
JPH09512650A (ja) スマートバルブポジショナ
US6393963B1 (en) Hydraulic cylinder with position encoder
EP3732446B1 (en) Scalable monolithic sensor assembly, controller, and methods of making and installing same
CN105928654B (zh) 一种水泵压力控制器用压力传感器
SE466321B (sv) Sjaelvreglerande tryckstyrventil
JP2013007745A (ja) データム調整を伴う誘導センサ
JPH04127510U (ja) シリンダの位置検出装置
CN105882808A (zh) 一种车座升降装置及自行车
JP3894748B2 (ja) シリンダの位置検出装置
EP0233166A2 (en) A combined electromagnet and fluid pressure gauge
CN105546175A (zh) 一种四余度传感器与伺服阀阀体的连接结构和零位调节方法
US4619288A (en) Adjustable transducer and lock mechanism for monitoring valve position
WO2023091235A3 (en) System and methods for preconditioning a power source of an electric aircraft
CN207178336U (zh) 一种电控液压减压阀
KR100543245B1 (ko) 전동식 조향휠의 절대위치 검출장치
US20240003437A1 (en) Hydraulic directional control valve
US10116203B2 (en) Transformer including a current induction device having an amplifier circuit
US8408230B2 (en) Temperature compensated I/P converter
JPS63211005A (ja) 圧力制御弁
JPS60183264A (ja) 後輪操舵制御方法
JP3750029B2 (ja) 弁装置の位置検出器
JPH0238705A (ja) エア駆動機器制御装置
JPH02196920A (ja) 変位検出装置
JPH0549163A (ja) 直流電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term