JP2013007745A - データム調整を伴う誘導センサ - Google Patents
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Abstract
【課題】 データム調整を伴う誘導センサを提供する。
【解決手段】 誘導位置センサは、移動可能なコア部材と、第1のセンサ巻線と、第2のセンサ巻線とを含む。第1および第2のセンサ巻線間の誘導結合はコア部材の位置を示すセンサ出力を提供する。センサは、コア部材のデータム位置を設定するための調整器を含む。調整器は、第1および第2の調整器巻線と調整部材とを含み、該調整部材は、移動可能であり、コア部材がデータム位置にあるときにセンサ出力をオフセットする調整器出力を提供するように、第1および第2の調整器巻線間の誘導結合を変化させる。
【選択図】 図2
【解決手段】 誘導位置センサは、移動可能なコア部材と、第1のセンサ巻線と、第2のセンサ巻線とを含む。第1および第2のセンサ巻線間の誘導結合はコア部材の位置を示すセンサ出力を提供する。センサは、コア部材のデータム位置を設定するための調整器を含む。調整器は、第1および第2の調整器巻線と調整部材とを含み、該調整部材は、移動可能であり、コア部材がデータム位置にあるときにセンサ出力をオフセットする調整器出力を提供するように、第1および第2の調整器巻線間の誘導結合を変化させる。
【選択図】 図2
Description
本発明は誘導センサに関する。より具体的には、本発明は、電磁誘導によって位置または動きを検出するセンサに関する。
誘導センサは、たとえば、燃料流測定、サーボバルブまたは油圧アクチュエータなどのシステムにおいて位置の制御または測定に、広く使用されている。誘導センサの例には、線形可変差動トランスデューサ(LVDT)、線形可変誘導トランスデューサ(LVIT)、可変抵抗ベクトルセンサおよび渦電流センサがある。これらのセンサは、構成要素の位置および/または動きを精密に検出するために、誘導結合を利用する。たとえば、航空機では、翼フラップおよび逆推力装置を作動させるために、油圧システムが使用されている。これらのセンサにおいて、可動部材が構成要素に連結され、固定部材または本体に対する可動部材の動きが、インダクタ巻線における誘導結合の変化となり、これが、インダクタの電気的パラメータ(たとえば、電圧、電流または1以上のインピーダンスベクトル)の変化によって検出される。LVDTなどの誘導センサにおいては、信号(たとえば、交流電圧)が一次インダクタ巻線に供給され、可動部材の位置が二次巻線に誘導される電圧を決定する。
航空機制御システムなどの特定の用途では、センサには、構成要素の位置を高精度で監視することが求められる。しかし、構成要素自体および構成要素が搭載される要素は、センサ/システムの必要精度を大幅に超えるかも知れない組み合わせ公差が生じる構成となる。これは、センサが固定されるとき、ゼロつまりデータム位置がセンサからのゼロまたは所定の出力信号に対応するように、その位置が注意深く(たとえば、フランジ台にシムを挿入することによって)調整されなければならないことを意味する。この調整は、時間を要する作業となり得る。さらに、センサが加圧された油圧または燃料システムで使用されるとき、センサ位置に対して何らかの調整を行うことができるようにするには、前もってシステムが減圧されなければならないことが多い。
これらの問題は、特許文献1において本出願人によって取り組まれており、該文献には、センサがデータム位置にある間に、調整可能な構成要素を移動させることによって、一次巻線および二次巻線間の誘導結合を変化させるようにした、データムを設定するための手段を有する誘導センサが記載されている。センサが搭載された後にデータム位置を設定することは、比較的速やかに行うことが可能であり、そしてセンサ搭載の物理的調整、および、おそらくは、関連するあらゆる減圧の必要性もない。この方法は、データム位置が精密に設定されることを確実にすることが重要な多くの用途で、満足できるものである。しかし、装置の電気的応答特性(たとえば、ゲイン、合計電圧)が、調整可能な構成要素によって影響されるという問題が生じる。換言すれば、ゼロつまりデータム位置は精度よく設定されるけれども、調整可能な要素が動かされるときに、応答(移動可能なコア部材によって動かされる距離の関数としての誘導電圧のこと、ゲインとしても知られる)が変化してしまう。これは、これらのセンサが、ある用途については、充分な精度ではないことを意味する。
これらの誘導センサの多くは、レシオメトリック出力を提供する。つまり、出力信号は、1以上のセンサコイルの両端間の出力電圧の、印加されたまたは合計の電圧に対する比の形をとる(たとえば、V1/Vinput、V2/Vinput、(V1−V2)/Vinput、(V1+V2)/(V1+V2)など)。レシオメトリック出力は、センサに供給される入力電圧の変動の影響を受け難いという点で、有利である。しかし、再現性精度に関しては、レシオメトリック出力は、測定出力電圧および合計電圧の双方が、データム調整によって影響されないことを必要とする。
また、これらの既知の調整可能なデータムセンサでは、調整可能な構成要素は、センサに対して軸方向に並べて、かつ一次巻線および二次巻線に近接して、配置しなければならない。これは、センサが遠いまたは届かない位置にある場合にデータム設定を調整するときに、問題を生じる。
本発明は、上述の問題を考慮して、着想されたものである。
本発明は、移動可能なコア部材と、第1のセンサ巻線と、第2のセンサ巻線とを含み、該第1および第2のセンサ巻線間の誘導結合が該コア部材の位置を示すセンサ出力を提供する誘導位置センサにおいて、
該誘導位置センサは、前記コア部材のデータム位置を設定するための調整器を含み、該調整器は、第1の調整器巻線および第2の調整器巻線と、調整部材とを含み、該調整部材は、移動可能であり、前記コア部材がデータム位置にあるときにセンサ出力をオフセットする調整器出力を提供するように、前記第1および第2の調整器巻線間の誘導結合を変化させることを特徴とする誘導位置センサである。
本発明は、移動可能なコア部材と、第1のセンサ巻線と、第2のセンサ巻線とを含み、該第1および第2のセンサ巻線間の誘導結合が該コア部材の位置を示すセンサ出力を提供する誘導位置センサにおいて、
該誘導位置センサは、前記コア部材のデータム位置を設定するための調整器を含み、該調整器は、第1の調整器巻線および第2の調整器巻線と、調整部材とを含み、該調整部材は、移動可能であり、前記コア部材がデータム位置にあるときにセンサ出力をオフセットする調整器出力を提供するように、前記第1および第2の調整器巻線間の誘導結合を変化させることを特徴とする誘導位置センサである。
また本発明において、前記誘導位置センサは、前記第1のセンサ巻線および第2のセンサ巻線が、前記第1の調整器巻線および第2の調整器巻線によって生成される磁場から隔離されるように、または影響が最小限となるように、構成されることを特徴とする。
また本発明において、前記調整器は、前記第1の調整器巻線が一次調整器コイルであり、前記第2の調整器巻線が二次調整器コイルである、線形可変作動変圧器LVDTとして設けられることを特徴とする。
また本発明において、前記調整器は、一対の二次調整器コイルを含み、前記調整部材は透磁性材料から成る離散長コアを有し、これによって、前記調整部材の移動が、前記一対の二次調整器コイルの一方に誘導される電圧を上昇させ、前記一対の二次調整器コイルの他方に誘導される電圧を低下させることを特徴とする。
また本発明において、前記調整器は、前記第1の調整器巻線および第2の調整器巻線にわたる電圧のレシオメトリック出力を提供し、前記調整部材の移動が、誘導結合を変化させて、前記第1の調整器コイルおよび第2の調整器コイルのインピーダンスを調整する、線形可変誘導変圧器LVITとして設けられることを特徴とする。
また本発明において、前記第1のセンサ巻線が一次センサコイルであり、前記第2のセンサ巻線が二次センサコイルである、線形可変差動変圧器LVDTであることを特徴とする。
また本発明において、前記誘導位置センサは、一対の二次センサコイルを含み、前記コア部材は透磁性材料から成る離散長コアを有し、これによって前記コア部材の移動が、前記一対の二次センサコイルの一方に誘導される電圧を上昇させ、前記一対の二次センサコイルの他方に誘導される電圧を低下させることを特徴とする。
また本発明において、前記誘導位置センサは、前記第1の調整器巻線および第2の調整器巻線にわたる電圧のレシオメトリック出力を提供し、前記コア部材の移動が、誘導結合を変化させて、前記第1の調整器コイルおよび第2のセンサコイルのインピーダンスを調整する、線形可変誘導変圧器LVITとして設けられることを特徴とする。
また本発明において、前記調整部材は、離散長コアを有し、前記コアの任意の位置において、前記コアの少なくとも一部が前記第1の調整器巻線および第2の調整器巻線の軸方向境界内にあるように、軸線に沿って移動可能であることを特徴とする。
また本発明において、前記誘導位置センサは、前記誘導位置センサの共通のトランスデューサ本体に一体化されることを特徴とする。
また本発明において、前記第1の調整器巻線および第2の調整器巻線と、前記第1のセンサ巻線および第2のセンサ巻線は、共通の軸管の周囲に搭載されることを特徴とする。
また本発明において、前記誘導位置センサは、前記共通の軸管の第1の部分に沿って軸方向に移動可能な前記コア部材の位置を検知し、前記調整器のコアは、前記共通の軸管の第2の部分に沿って移動可能であることを特徴とする。
また本発明において、前記共通の軸管は、前記第1の部分と前記第2の部分とを隔てる横断壁を有することを特徴とする。
また本発明において、前記調整器のコアにはねじが刻設され、前記軸管内の対応するねじに係合することを特徴とする。
また本発明において、前記調整器は、前記誘導位置センサから磁気的に遮蔽されることを特徴とする。
また本発明において、前記調整器と前記誘導位置センサとは、別個のハウジング内に搭載されることを特徴とする。
本発明によれば、移動可能なコア部材と、第1のセンサ巻線と、第2のセンサ巻線とを含む誘導位置センサが提供される。第1のセンサ巻線および第2のセンサ巻線間の誘導結合が、コア部材の位置を表すセンサ出力を提供する。センサは、コア部材のデータム位置を設定するための調整器を含んでいる。調整器は、第1の調整器巻線、第2の調整器巻線および調整部材を含み、調整部材は、移動可能であり、コア部材がデータム位置にあるときにセンサ出力をオフセットする調整器出力を提供するように、第1の調整器巻線および第2の調整器巻線間の誘導結合を変化させる。
センサは、センサ巻線が、調整器巻線によって生成される磁場から隔離され、または影響が最小限となるように、構成されてもよい。
センサの搭載に何らかの機械的調整を行うことを必要とせず、それと同時に、センサのゲイン(移動の程度とセンサ出力信号との比例関係)が影響されないように、センサのデータム位置を設定するのに、調整器を使用することができるので有利である。
調整器は、第1の調整器巻線が一次調整器コイルであり第2の調整器巻線が二次調整器コイルである、線形可変差動変圧器、LVDTとして設けられてもよい。調整器は、一対の二次調整器コイルを含んでよく、調整部材は透磁性材料から成る離散長コアを有し、これによって調整部材の移動が、一対の二次調整器コイルの一方に誘導される電圧を上昇させ、一対の二次調整器コイルの他方に誘導される電圧を低下させる。
これに代えて、調整器は、第1の調整器巻線および第2の調整器巻線にわたる電圧のレシオメトリック出力を提供し、調整部材の移動が、誘導結合を変化させて、第1の調整器コイルおよび第2の調整器コイルのインピーダンスを調整する、線形可変誘導変圧器、LVITとして設けられてもよい。
トランスデューサのために一定のインピーダンス値を維持するために、調整器を使用することができることが利点である。これは、トランスデューサのレシオメトリック応答特性に、繰り返し精度が必要とされる場合に重要である。
センサは、第1のセンサ巻線が一次センサコイルであり、第2のセンサ巻線が二次センサコイルである、線形可変差動変圧器、LVDTであってよい。センサは、一対の二次センサコイルを含んでよく、コア部材は透磁性材料から成る離散長コアを有し、これによってコア部材の移動が、一対の二次センサコイルの一方に誘導される電圧を上昇させ、一対の二次センサコイルの他方に誘導される電圧を低下させる。
これに代えて、センサは、第1の調整器巻線および第2の調整器巻線にわたる電圧のレシオメトリック出力を提供し、コア部材の移動が、誘導結合を変化させて、第1の調整器コイルおよび第2のセンサコイルのインピーダンスを調整する、線形可変誘導変圧器、LVITとして設けられてもよい。
実施形態において、調整器および誘導位置センサは、同一のトランスデューサ本体に一体化されてもよい。いくつかの実施形態において、調整器および誘導位置センサは、共通の軸管の周囲に搭載されてもよい。センサは、共通の軸管の第1の部分に沿って軸方向に移動可能なコア部材の位置を検知してもよく、調整器コアは、共通の軸管の第2の部分に沿って移動可能であってもよい。いくつかの実施形態において、共通の軸管は、第1の部分と第2の部分とを隔てる横断壁を有する。このような実施形態において、センサは、加圧流体中の部材の移動を検知するために使用されてもよいが、調整器は、流体圧力を受けない通路内を自由に移動できることが利点である。
調整器は、誘導位置センサから磁気的に遮蔽されてもよい。あるいは、調整器と誘導位置センサとは、別個のハウジング内に搭載されてもよい。
添付の図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1を参照すると、既知のLVDT10が示されており、その詳細な説明は、特許文献1に見られる。LVDTは、本体12および可動部材14を有する。可動部材14は、透磁性材料から成るコア16を備える。部材およびコアは、本体12内に形成された軸路18の内部を長手方向に移動可能である。本体12は、軸路18の周囲に一次巻線20を担持する。第1の二次巻線24が、本体12の長さ方向の第1の部分に巻かれており、第2の二次巻線26が、本体12の長さ方向の第2の部分に巻かれている。LVDTの動作原理に従って、電流が一次巻線20に供給されると、このことは磁場を生成し、該磁場は二次巻線24,26内部を流れる電流を誘導する。二次巻線24,26のそれぞれに誘導される電流または電圧の大きさは、磁気結合の量に応じて変化し、該磁気結合の量はコア16の位置に依存する。誘導電流、または各二次巻線24,26にわたる電圧の測定は、コア16および可動部材14の位置の測定を提供するために使用可能である。
図1を参照すると、既知のLVDT10が示されており、その詳細な説明は、特許文献1に見られる。LVDTは、本体12および可動部材14を有する。可動部材14は、透磁性材料から成るコア16を備える。部材およびコアは、本体12内に形成された軸路18の内部を長手方向に移動可能である。本体12は、軸路18の周囲に一次巻線20を担持する。第1の二次巻線24が、本体12の長さ方向の第1の部分に巻かれており、第2の二次巻線26が、本体12の長さ方向の第2の部分に巻かれている。LVDTの動作原理に従って、電流が一次巻線20に供給されると、このことは磁場を生成し、該磁場は二次巻線24,26内部を流れる電流を誘導する。二次巻線24,26のそれぞれに誘導される電流または電圧の大きさは、磁気結合の量に応じて変化し、該磁気結合の量はコア16の位置に依存する。誘導電流、または各二次巻線24,26にわたる電圧の測定は、コア16および可動部材14の位置の測定を提供するために使用可能である。
図1に示されるように、可動部材14がコア16を中央位置に位置付ける場合、各二次巻線に誘導される電流/電圧は同じようなものであろう。これらは、適切な接続回路(または電子的にはVa−Vb,Va+Vb等)を用いて組み合わされて、互いに相殺し、それによって、この位置に対応するゼロ電流(または電圧)を提供してもよい。しかしながら、LVDTは、本体12は一方の構成要素(たとえば油圧シリンダ)に固定的に取り付けられるが、可動部材14は他方の構成要素(たとえばピストン)に取り付けられるように、搭載される必要がある。このような機械的構成要素は、ある程度の許容誤差内で製造され、これらの許容誤差は、LVDTが搭載されるとき、ゼロ出力位置がゼロまたは構成要素のデータム位置に正確に対応することは保証されないことを意味する。したがって、このようなシステムが組み立てられているとき、以前は、LVDTの搭載の際に行われるべき何らかの物理的調整が必要であり、そのことは困難かつ時間のかかる操作になり得た。これらの問題を克服するために、特許公報1に記載され、かつ図1に示されているように、透磁性材料から成る調整ピース28の形態で、調整可能な構成要素が提供される。調整ピース28は、透磁性材料の少なくとも一部が軸路18の端部19内にあるように、軸方向に移動可能である。このようにして、一次巻線20と第2の二次巻線26との間の磁気結合の量は、調整ピース28をさらに通路部分19の中に移動させる、または通路部分の外に移動させることによって調整することができる。
上述のLVDT10は、多くの用途に適するように、データム位置設定問題を克服する。しかしながら、調整ピース28の位置は、可動部材14およびコア16の特定の変位量に対する測定された出力電流または電圧が影響されるように、装置の電気的応答特性にも影響する。
言い換えると、装置のゲインは変化し、該変化は、調整ピース28が移動したときの磁気結合の量の変化によって引き起こされる。このことは、ゼロ位置またはデータム位置は正確に設定可能であるが、応答(移動可能なコア部材によって移動された距離の関数としての誘導電圧)が変化することを意味する。しかしながら、非常に短いストローク距離にわたる移動の制御のように、正確かつ繰返して移動される距離を検知することが要求される用途がある。
図2は、上述のLVDT10に類似のLVDT30を示す。LVDT30は、本体32と、たとえば移動可能な構成要素(図示せず)に結合するときに移動可能なセンサコア部材34とを有する。センサコア部材34は、本体32に形成される軸路36の内部を長手方向に移動可能である。本体32は、軸路36の周囲に一次巻線P1を担持する。第1の二次巻線A1は、本体32の長さ方向の第1の部分に巻かれており、第2の二次巻線B1は、本体32の長さ方向の第2の部分に巻かれている。図2に示される実施形態では、軸路36は、一次巻線P1、第1の二次巻線A1および第2の二次巻線B1が巻かれる本体32の部分の端部を越えて横断壁38まで延びる。横断壁38までのLVDT30は、上述のようなLVDTの動作の原理に従って、位置検知システムLVDT30aとして動作する。
また、図2に示されるように、LVDT30は、調整器LVDT30bを含む。本体32は、横断壁38を越えて延び、端部開口42を有するさらなる軸路40を形成する。調整器LVDTは、調整器一次巻線Pと、さらなる軸路40の周囲に巻かれる調整器二次巻線AおよびBとを有する。調整器コア部材44は、さらなる軸路40に沿って軸方向に移動可能なように搭載される。図2に示される実施形態では、調整器コア部材44は、さらなる軸路40の孔のめねじ(図示せず)に係合するおねじ46を備える。調整器コア部材40はまた、さらなる軸路40に沿って調整器コア部材44を螺着するための六角頭工具を受容可能な六角穴付き頭48を有する。データム位置が設定されるとき、固定構造が設けられてもよい。たとえば、非透磁性材料から成る第2の固定ナットが螺着されて、調整器コア部材44を適切な位置に固定してもよい。代替の構造(図示せず)では、調整器コア部材44が開口42を介して軸路40に沿って軸方向に延びてもよく、固定構造がセンサ本体32の端部の外側に設けられてもよい。これは、センサおよび調整器コイルが密封環境にあることが必要とされる構造にとって特に適切である。さらなる軸路40に調整器コア部材44を係合固定するための他の手段、または調整器コア部材44を移動させるための他の方法が利用可能であることは理解されるであろう。
横断壁38の存在は、LVDT30が加圧流体中における構成要素の移動(たとえば油圧シリンダのピストンの移動)を検知するために用いられてもよいが、さらなる軸路40は調整を可能にするために加圧されていないことを意味する。しかしながら、横断壁38が、任意の加圧または物理的分離のための他の理由に関与しない用途に対しては省略されてもよいことは理解されるであろう。
図3は、図2のLVDT30の1つの構造に対する一次および二次巻線P1,A1,B1,P,A,Bのそれぞれになされる電気的配線接続を示す図である。図示されるように、一次巻線P1およびPは、入力電圧端子1および2間に直列に接続される。システムLVDT30aおよび調整器LVDT30bの第1の二次巻線A1およびAのそれぞれは、出力端子3よび4間に直列に接続される。なお、図3では、大きなドットが各巻き線P1,A1,B1,P,A,Bの一端部に配置されて巻線“センス”、すなわち巻線が軸路36,40に巻かれる方向の開始(または終了)を示している。巻線のセンス方向に応じて、調整が誘導電圧の加算または減算のいずれかをもたらしてもよい。端子3および4にわたる電圧はVAで示され、巻線A1およびAで誘導された電圧の和である。システムLVDT30aおよび調整器LVDT30bの第2の二次巻線B1およびBのそれぞれは、出力端子5および6間に直列に接続される。端子5および6にわたる電圧はVBで示され、二次巻線B1およびBで誘導された電圧の和である。
誘導電圧VAおよびVBは、様々な方法で用いられてトランスデューサ出力信号を提供してもよい。たとえば、1つの構造において、端子3および5は、センタタップとしてともに接続される。これは図4に示され、図4は、本質的に、図3に示されるような配線構造の代替図であるが、電気的配線を、巻線P,P1,A,A1,B,B1、センサおよび調整器コア部材の物理的トポグラフィの損失を犠牲にして、より明確に示している。この構造において、巻線の位相は直列対向(series opposition)を生じるように配置されてもよい。次いで、端子4および6にわたって取得される出力信号はVA−VBに比例する。(VA−VB)/(VA+VB)に比例するレシオメトリック出力信号を提供することもできる。
この構成において、センサの“ヌル”位置は、ここでは電圧VAおよびVBが互いに相殺するが、巻線A1,A,B1,Bの巻き数の比によって決定されるセンサコア部材34の位置で生じる。しかしながら、ヌル位置は、調整器コア部材44の移動によって調整されてもよい。図5は、調整器コア部材44の移動が出力信号に及ぼす影響を示すグラフである。軸路40内または外での調整器コア部材44の移動は、ヌル位置を、グラフの3つのライン50,52,54で示されるような範囲内で移動させる。ライン50は調整範囲中央における調整器コア部材44での応答を示し、ライン52は退避位置における調整器コア部材での応答を示し、ライン54は軸部40内に延伸された調整器コア部材での応答を示す。なお、3つのライン50,52,54は実質的に平行であり、これはセンサのゲインが調整の影響を受けず、応答の線形性も影響を受けないことを示している。図2に示される実施形態では、コア部材44は離散長であり、コア部材44の少なくとも一部が調整器LVDT30bのコイルAおよびBの軸方向境界内にあるように軸路40内に常にある。このことは、自身の中央ヌル位置から離れる移動がAで誘導される電圧を上昇させ、Bで誘導される電圧を低下させ、あるいはBで誘導される電圧を上昇させ、Aで誘導される電圧を低下させることを確保にすることによって低誤差LVDT30bを生じさせるので有利である。次いで、この低誤差は、2つLVD30aおよび30bを組み合わせたとき、センサLVDT30aの誤差に加算(すなわちオフセット)する。
図3および図4に示される構成は一例に過ぎないことに注目すべきである。他の構造が可能であり、一次巻線P1,Pは、直列にまたは並列にまたは他の位相の組み合わせによって接続されてもよい。同様に、二次巻線A1,B1,A,Bは、出力条件に応じて、様々な組み合わせで接続することができる。
また、図2の実施形態では、システムLVDT30aと、調整器LVDT30bとは、共通の本体32に搭載されており、単一ユニットとして複合センサ30を提供することにも注目すべきである。このような構造において、調整器LVDT30bは、システムLVDT30aから磁気的に遮蔽されて、センサと調整器構成要素との間の磁気結合を妨げ、または最小限に抑えてもよい。しかし、調整が調整器LVDT30bに行われた場合、調整の影響はシステムLVDT出力と電気的に結合されるので、調整器LVDT30bをシステムLVDT30aから物理的に分離することも可能である。このことは、システムLVDTが、離れた場所および/またはアクセスできない場所に配置された場合、調整器LVDTが、より容易にアクセスできる場所に搭載されて、必要な調整を行うことができることを意味する。
図6は、図2に示される種類のLVDTで行われた測定値を示すグラフであり、1.27mm(0.05インチ)のストローク長さを有する。グラフは、ストローク位置(x軸)の関数として、LVDTストロークの割合(y軸)として表される、測定センサの出力信号における誤差を示す。ライン1aおよび1bは、LVDT用途のための典型的な最大誤差仕様である。各測定(ライン2〜4)について、LVDTは、図4に示すように、5線式構造を用いて設定された。ライン2(菱形マーカ)は、LVDTが第1(ゼロ)位置でシステムセンサコア34(図2を参照)に搭載され、調整器がVA=VBまで移動してヌル位置に設定した初期事象に対する誤差を示す。ライン3(正方形マーカ)は、システムセンサコアがゼロ位置から内側に0.28mm(0.011インチ)だけ移動した第2の事象に対する誤差を示す。調整器コアは、0.875mmの移動を必要とするVA=VBまで内側に移動され、ヌル位置に設定された。ライン4(三角形マーカ)は、システムセンサコアがゼロ位置から外側に0.28mm(0.011インチ)だけ移動された第3の事象に対する誤差を示す。調整器コアは、0.7875mmの移動を必要とするVA=VBまで外側に移動され、ヌル位置に設定された。なお、各事象において、誤差ラインは、リセットヌル位置からのストロークの関数として示される(すなわち、0.000のストロークは、各事象のヌル位置に相当し、それはライン2についてのみ最初のゼロ位置である)。
図7は、調整器を備えない既知の線形可変誘導トランスデューサ(LVIT)60の原理を示す。入力電圧Vinは、一対のインダクタ巻線62A,62Bにわたって与えられる。移動可能なコア部材64は、巻線62A,62B間の誘導結合の量に影響を与える。出力電圧信号Voutは、巻線の1つ、この場合62B、にわたって取得される。
図8は、レシオメトリック出力信号Vout/Vinが、図7のLVITのストローク(移動可能なコア部材64の位置)によってどのように変化するかを示す。各巻線62A,62Bの巻き数が同じであれば、巻線は平衡であると称され、Vout/VinがVrms/2(入力電圧の2乗平均平方根の2分の1)であるとき、コア64の中央またはヌル位置が現れる。しかしながら、この場合、LVDTとは異なり、ヌル位置で実電圧が存在する。なお、巻線62A,62Bが不平衡の巻き数である場合、ヌル位置と電圧とは異なるであろう。作動中に、コア64を移動させると、巻線62A,62Bの一方のインピーダンスが増加し、他のインピーダンスが減少する。したがって、出力信号は以下の式で与えられる。
ここで、ZAは、巻線62Aのインピーダンスであり、ZBは、巻線62Bのインピーダンスである。
図9は、調整器を備えるLVIT70の一実施形態における巻線配置を示す。ここで、LVITシステムセンサ巻線72A,72Bに加えて、2つの調整器巻線72C,72Dが存在する。LVIT70は、システムセンサコア74とともに、別個の調整器コア76を有する。システムセンサコア74の移動は、上述したように、センサ巻線72A,72Bのインピーダンスを変化させる。しかしながら、センサがヌル位置に搭載されている場合、Vinが印加される巻線72A,72B,72C,72Dの全インピーダンスは、調整器コア76を調整して調整器巻線72C,72Dのインピーダンスを変化させることによって、一定値に維持することができる。
上述したLVDTと同様に、LVIT70は、システムセンサ巻線72A,72Bと、調整器巻線72C,72Dとの両者と、単一のセンサユニットにおいてインラインに構成されてもよい。このような構造において、調整器巻線は、センサ巻線から磁気的に遮蔽されて、センサと調整器構成要素との間の磁気結合を妨げ、または最小限に抑えてもよい。図2に示されるLVDT30と同様に、加圧流体中の構成要素の移動を検知する場合、LVIT70には、センサと調整器コアとが配置される軸路間に横断壁が構成されてもよい。あるいは、調整器巻線72C,72Dと、調整器コア76とは、システムセンサから物理的に分離されてもよい。また、システムセンサ巻線72A,72Bの巻き数、または調整器巻線72C,72Dの巻き数は、平衡であってもよく、または不平衡であってもよい。
30 線形可変差分変圧器(LVDT)
30a システムLVDT
30b 調整器LVDT
32 本体
34 センサコア部材
36 軸路
38 横断壁
40 さらなる軸路
42 端部開口
44 調整器コア部材
46 おねじ
48 六角穴付き頭
70 線形可変誘導変圧器(LVIT)
72A,72B システムセンサ巻線
72C,72D 調整器巻線
74 システムセンサコア
76 調整器コア
P,P1 一次巻線
A,A1 第1の二次巻線
B,B1 第2の二次巻線
30a システムLVDT
30b 調整器LVDT
32 本体
34 センサコア部材
36 軸路
38 横断壁
40 さらなる軸路
42 端部開口
44 調整器コア部材
46 おねじ
48 六角穴付き頭
70 線形可変誘導変圧器(LVIT)
72A,72B システムセンサ巻線
72C,72D 調整器巻線
74 システムセンサコア
76 調整器コア
P,P1 一次巻線
A,A1 第1の二次巻線
B,B1 第2の二次巻線
Claims (16)
- 移動可能なコア部材と、第1のセンサ巻線と、第2のセンサ巻線とを含み、該第1および第2のセンサ巻線間の誘導結合が該コア部材の位置を示すセンサ出力を提供する誘導位置センサにおいて、
該誘導位置センサは、前記コア部材のデータム位置を設定するための調整器を含み、該調整器は、第1の調整器巻線および第2の調整器巻線と、調整部材とを含み、該調整部材は、移動可能であり、前記コア部材がデータム位置にあるときにセンサ出力をオフセットする調整器出力を提供するように、前記第1および第2の調整器巻線間の誘導結合を変化させることを特徴とする誘導位置センサ。 - 前記第1のセンサ巻線および第2のセンサ巻線が、前記第1の調整器巻線および第2の調整器巻線によって生成される磁場から隔離されるように、または影響が最小限となるように、構成されることを特徴とする、請求項1に記載の誘導位置センサ。
- 前記調整器は、前記第1の調整器巻線が一次調整器コイルであり、前記第2の調整器巻線が二次調整器コイルである、線形可変作動変圧器LVDTとして設けられることを特徴とする、請求項1または2に記載の誘導位置センサ。
- 前記調整器は、一対の二次調整器コイルを含み、前記調整部材は透磁性材料から成る離散長コアを有し、これによって、前記調整部材の移動が、前記一対の二次調整器コイルの一方に誘導される電圧を上昇させ、前記一対の二次調整器コイルの他方に誘導される電圧を低下させることを特徴とする、請求項3に記載の誘導位置センサ。
- 前記調整器は、前記第1の調整器巻線および第2の調整器巻線にわたる電圧のレシオメトリック出力を提供し、前記調整部材の移動が、誘導結合を変化させて、前記第1の調整器コイルおよび第2の調整器コイルのインピーダンスを調整する、線形可変誘導変圧器LVITとして設けられることを特徴とする、請求項1または2に記載の誘導位置センサ。
- 前記第1のセンサ巻線が一次センサコイルであり、前記第2のセンサ巻線が二次センサコイルである、線形可変差動変圧器LVDTであることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の誘導位置センサ。
- 一対の二次センサコイルを含み、前記コア部材は透磁性材料から成る離散長コアを有し、これによって前記コア部材の移動が、前記一対の二次センサコイルの一方に誘導される電圧を上昇させ、前記一対の二次センサコイルの他方に誘導される電圧を低下させることを特徴とする、請求項6に記載の誘導位置センサ。
- 前記第1の調整器巻線および第2の調整器巻線にわたる電圧のレシオメトリック出力を提供し、前記コア部材の移動が、誘導結合を変化させて、前記第1の調整器コイルおよび第2のセンサコイルのインピーダンスを調整する、線形可変誘導変圧器LVITとして設けられることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の誘導位置センサ。
- 前記調整部材は、離散長コアを有し、前記コアの任意の位置において、前記コアの少なくとも一部が前記第1の調整器巻線および第2の調整器巻線の軸方向境界内にあるように、軸線に沿って移動可能であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の誘導位置センサ。
- 前記調整器は、前記誘導位置センサの共通のトランスデューサ本体に一体化されることを特徴とする、請求項9に記載の誘導位置センサ。
- 前記第1の調整器巻線および第2の調整器巻線と、前記第1のセンサ巻線および第2のセンサ巻線は、共通の軸管の周囲に搭載されることを特徴とする、請求項10に記載の誘導位置センサ。
- 前記共通の軸管の第1の部分に沿って軸方向に移動可能な前記コア部材の位置を検知し、前記調整器のコアは、前記共通の軸管の第2の部分に沿って移動可能であることを特徴とする、請求項11に記載の誘導位置センサ。
- 前記共通の軸管は、前記第1の部分と前記第2の部分とを隔てる横断壁を有することを特徴とする、請求項12に記載の誘導位置センサ。
- 前記調整器のコアにはねじが刻設され、前記軸管内の対応するねじに係合することを特徴とする、請求項11〜13のいずれか1項に記載の誘導位置センサ。
- 前記調整器は、前記誘導位置センサから磁気的に遮蔽されることを特徴とする、請求項10〜14のいずれか1項に記載の誘導位置センサ。
- 前記調整器と前記誘導位置センサとは、別個のハウジング内に搭載されることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の誘導位置センサ。
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