JPH041266A - 難燃性樹脂組成物 - Google Patents

難燃性樹脂組成物

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JPH041266A
JPH041266A JP2103751A JP10375190A JPH041266A JP H041266 A JPH041266 A JP H041266A JP 2103751 A JP2103751 A JP 2103751A JP 10375190 A JP10375190 A JP 10375190A JP H041266 A JPH041266 A JP H041266A
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Hiroshi Yasuda
浩 安田
Shuichi Yamakami
山神 修一
Shuhei Komura
修平 小村
Yoshio Fukushima
福島 義夫
Hideo Okawa
秀夫 大川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、難燃性樹脂組成物に関し、更に詳しくは、高
度の難燃性を有すると共に、吸水による寸法変化か生じ
にくく、成形加工時の熱劣化も少なく、種々の成分を配
合するにも拘らず機械的強度の低下も少なく、成形加工
性にも優れた難燃性樹脂組成物に関する。
[従来の技術と発明か解決しようとする課B]近年、数
多くのエンジニアリンクプラスチックか開発され、それ
ぞれの特長を生かしなから各種の自動車部品、一般機械
部品、電気・電子部品等の用途て使用されている。
このエンジニアリンク樹脂の一種であるナイロン46は
、引張強度、曲げ強度、衝撃強度等の機械的強度に優れ
、さらに耐熱性および摺動性に優れている。例えば、ナ
イロン46の融点は295℃であり、ナイロン6の融点
220℃、ナイロン66の融点260°Cよりも高いか
ら、ナイロン46は耐熱性に優れていると言える。
しかしながら、このナイロン46の難燃性や吸水寸法安
定性は十分てはない。
このナイロン46の難燃性を改善するために他のナイロ
ンと同様にハロゲン化物や三酸化アンチモンを配合する
ことが知られている。しかし、このように難燃剤を配合
すると、ナイロン46の融点(295°C)と分解温度
(320°C)とか接近していることにより成形加工温
度付近(約300°C)ては樹脂の劣化を生して変色や
強度の低下を起こすと言う新たな問題点を惹起する。し
かも、このような難燃剤の配合によっては、ナイロン4
6の有する吸水寸法安定性は依然として未解決のままで
ある。
一方、耐熱性エンジニアリングプラスチックとして電気
・電子部品分野において盛んに使用され、あるいは使用
されようとしているポリフェニレンスルフィトは、自己
消化性(1/32′’v−o)てあり、耐熱性にも優れ
ている。例えばその融点は285℃てあり、ガラス繊維
等により強化したポリフェニレンフィト樹脂組成物にあ
っては、高荷重熱変形温度は260°Cである。
しかしながら、ポリフェニレンスルフィトは、伸びか小
さいのてガラス繊維等て強化しても満足な強度や靭性を
得ることかてきず、脆弱である。
特にその成形加工品はウェルト部か脆弱である。
その上、ポリフェニレンスルフィトは、成形加工時にガ
ス発生やハリの発生を起こし易いし、結晶化か必要であ
ることから金型を高温にしなければならず、しかも結晶
化速度か遅いために冷却時間か長くなり、結果的に成形
サイクルか長くなると言う問題点を有している。
本発明はこのような技術的背景の下に完成された。
すなわち、本発明の目的は、ナイロン46に比べて、難
燃性、吸水寸法安定性等か向上し、しかも成形加工時の
熱劣化か少なく、また、ナイロン46と同等もしくはそ
れ以上の機械的特性を有し、また、ポリフェニレンスル
フィトに比べてはるかに成形加工性に優れ、高度の難燃
性を達成したエンジニアリンク樹脂組成物を提供するこ
とである。
[前記課題を解決するための手段コ 前記課題を解決するための本願発明は、(A)ポリアリ
ーレンスルフィド3〜25重量%と、 50〜90重量
%のナイロン46および50〜10重量%のナイロン4
6以外の脂肪族ポリアミドの混合物10〜55重量%と
、繊維状充填剤3〜40重量%と、難燃剤3〜25重量
%と、難燃助剤1〜IO重量%と、無機フィラー3〜3
0重量%とからなる組成物100重量部と、 (B)エポキシ樹脂0.1〜5重量部と、(C)耐熱安
定剤0.01〜2重量部とを有することを特徴とする難
燃性樹脂組成物である。
−ボリアジーレンスルド 本発明におけるポリアリーレンスルフィドとしれる構成
単位を有するのてあれば特に限定されることかなく、従
来から公知のポリアリーレンスルフィドを挙げることか
てきる。
また、本発明て用いるポリアリーレンスルフィドは、未
架橋の、あるいは一部架橋したポリアリーレンスルフィ
ドおよびその混合物てあっても良いし、直鎖状または分
岐状のポリアリーレンスルフィドもしくはその混合物て
あっても良い。
ポリアリーレンスルフィドの製造方法としては、p−ジ
クロロベンゼンを硫黄と炭酸ソーダとの存在下に重合さ
せる方法、極性溶媒中て硫化ナトリウムあるいは水硫化
ナトリウムと水酸化ナトリウムまたは硫化水素と水酸化
ナトリウムとの存在下て重合させる方法、p−ジクロル
チオフェノールの自己縮合等を挙げることかてきる。中
ても、N−メチルピロリドン、ジメチルアセトアミドな
どのアミド系溶媒やスルホラン等のスルホン系溶媒中て
硫化ナトリウムとp−ジクロロベンゼンとを反応させる
方法か好ましい。いずれの場合においても、重合度を調
節するためにカルボン酸やスルホン酸のアルカリ金属塩
を添加したり、水酸化アルカリを添加することも好まし
い。
本発明におけるポリアリーレンスルフィドは、前記構成
単位のほかに共重合体成分を含有する共重合体てあって
も良い。
この共重合体成分としてはたとえば は金属原子を表わす。コ等を示す。)、3官能フ工ニル
スルフイト結合 スルホン結合 ビフェニル結合 置換フェニルスルフィト結合 (たたし、式中のRはアルキル基、ニトロ基、基、アル
コキシ基、−COOHl−COOM [Mきる。これら
共重合体成分のポリアリーレンスルフィド中の含有量は
、結晶性に大きな影響を及ぼさない範囲てあれば良く通
常30モル%以下てあり、特に10モル%以下である。
一ポリアミド樹脂混合物− 本発明の難燃性樹脂組成物においては、ナイロン46と
ナイロン46以外の脂肪族ポリアミドとを特定の割合て
混合してなる混合物を含有することか必要である。
ナイロン46以外のポリアミドと前記脂肪族ポリアミド
とからなる混合物ては本発明の目的を達成することかで
きない。たとえば、ナイロン6とナイロン66との混合
物ては耐熱性に劣る樹脂組成物か得られてしまい、成形
時の劣化等が著しくなる。これに対し、ナイロン46と
その他の脂肪族ポリアミドとを特定の割合て混合してな
る混合物を含有する本願の難燃性樹脂組成物ては、ナイ
ロン46は前記混合物中の生成分であるにもかかわらず
吸水寸法安定性か良好である外、後述の実施例により例
証するように種々の優れた利点を有する。
ナイロン46は、ナイロン46を96%硫酎に耐解して
濃度1g/dflに調製した硫酸溶液の相対粘度1.5
〜55、特に2.0〜4.0であるのか良い。
ナイロン46以外の脂肪族ポリアミドの好適な例として
は、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン6.66、ナ
イロン6、IO、ナイロン6.12、ナイロン11、ナ
イロン12等を挙げることかてきる。これらはその二種
以上を併用することもてきる。
ナイロン46以外の脂肪族ポリアミドの重合度について
は特に制限なく、96%濃硫酸溶液25°Cにおける相
対粘度か1.5〜5.0の範囲内にあるものを任意に用
いることかてきる。
ナイロン46とこれ以外の脂肪族ポリアミドとの相互の
割合は、この両者の混合物を100としたときに、ナイ
ロン45か50〜90重量%(したかって、ナイロン4
6以外の脂肪族ポリアミドの含有量は、50〜10重量
%)、好ましくは60〜85重量%(したかって、ナイ
ロン46以外の脂肪族ポリアミドの含有量は、40〜1
5重量%)である。ナイロン46の前記混合物中におけ
る含有量か50重量%未満であると、耐熱性の低下を生
し、ナイロン46の含有量か90重量%を越えると、成
形時に成形機中て樹脂組成物の滞留劣化を起こして成形
品が変色する。
繊維状充填剤 本発明の難燃性樹脂組成物においては、繊維状充填剤か
含有される。
前記繊維状充填剤としては、たとえばガラス繊維(チョ
ップトストランド、ミルドファイバー)、炭素繊維、金
属繊維、繊維状チタン酸カリウム、アスベストおよび炭
化ケイ素や窒化ケイ素等を初めとする各種のウィスカー
等を挙げることかてきる。これらの中てもガラス繊維が
好ましい。もっとも、前記各種の繊維状充填剤はその一
種単独て使用することもてきるし、またその二種以上を
併用することもてきる。
ガラス繊維を使用する場合、その平均繊維径としては、
通常20gm以下てあり、特に5〜14JLmであるこ
とが望ましく、そのアスペクト比としては通常5〜50
口、特に10〜300であるのか好ましい なお、ガラス繊維は、表面処理をしないガラス繊維、あ
るいは表面処理剤で処理したガラス繊維のいずれでも使
用することがてきるか、表面処理剤で処理したガラス繊
維か好ましい。
前記表面処理剤としては、通常に使用されている表面処
理剤てよいか、アミノシラン系の表面処理剤、ブロック
化イソシアネート系処理剤、エポキシシラン系処理剤等
が好ましい。
またウレタン系集束剤およびエポキシ系集束剤て収束処
理をしたガラス繊維も好ましい。
−難燃剤− 本発明の難燃性樹脂組成物は、難燃剤を含有する。
前記難燃剤としては、リン酸エステル系難燃剤、含ハロ
ゲン有機化合物系難燃剤、無機化合物系難燃剤等を挙げ
ることかてきる。これらの中ても含ハロゲン有機化合物
系難燃剤か好ましく1特に臭素含有樹脂系難燃剤か好ま
しい。この臭素含有樹脂系難燃剤としては、臭素化ポリ
スチレン臭素化架橋ポリスチレン、臭素化ポリフェニレ
ンオキサイド、および臭素化エポキシ樹脂か好ましい。
もっとも、前記各種の難燃剤はその一種単独て使用する
こともてきるし、またその二種以上を併用することもて
きる。
一難燃助剤一 本発明の難燃性樹脂組成物においては、難燃助剤を含有
する。
前記難燃助剤としてはS b20 :l 、 N a2
0 S b20 s 、 S b205.酸化鉄、酸化
錫、硼酸亜鉛、酸化カルシウム、酸化鋼、酸化チタン、
酸化アルミニウム、等を挙げることかてきる。これらの
中てもS b20 x 、 N a20 S b205
か好ましい。もっとも、前記各種の難燃助剤はその一種
単独で使用することもてきるし、またその二種以上を併
用することもてきる。
一無槻フィラーー 本発明の難燃性樹脂組成物は無機フィラーを含有する。
前記無機フィラーの好適例としては、炭酸カルシウム、
硫酸バリウム、タルク、マイカ、チタン酸カリ、長石、
ガラスピーズ、つオラストナイト、亜鉛華、石膏、クレ
イ等を挙げることかできる。これらはその一種単独て使
用することもてきるし、またその二種以上を併用するこ
ともてきる。
また、本発明においては、前記各種の無機フィラーの外
に、ベントナイト、セリサイト、ゼオライト、フェライ
ト、アタパルジャイト、ケイ酸カルシウム、炭酸マグネ
シウム、ドロマイト、酸化マグネシウム、二硫化モリブ
デン、黒鉛、石英、石英ガラス、鉄、亜鉛、銅、アルミ
ニウム、ニッケル等の金属粉などをも使用することがて
きる。
−エポキシ樹脂− 本発明の難燃性樹脂組成物においては、エポキシ樹脂か
含有される。
前記エポキシ樹脂として、二個以上のエポキシ基を含む
エポキシ樹脂を好適に使用することかてきる。
また、このエポキシ樹脂は、液体または固体状てあって
も良い。
エポキシ樹脂の具体例としては、ビスフェノールA、レ
ゾルシノール、ハイドロキノン、ピロカテコール、ビス
フェノールF、サリゲニン、■、3゜5−トリヒドロキ
シベンゼン、ビスフェノールS、トリヒトロキシーシフ
ェニルシメチルメタン、4゜4°−ジヒドロキシビフェ
ニル、1,5−ジヒドロキシナフタレン、カシューフェ
ノール、2,2,5.5−テトラキス(4−ヒドロキシ
フェニル)ヘキサンなどのビスフェノールのクリシシル
エーテル、ビスフェノールの代わりにハロゲン化ビスフ
ェノール、ブタンジオールのジクリシシルエーテルなど
のグリシジルエーテル系、フタル酸りリシジルエステル
等のグリシジルエステル系、N−クリシシルアニリン等
のグリシジルアミン系等のタリシシルエボキシ樹脂、エ
ポキシ化ポリオレフィン、エポキシ化大豆油等の線状系
およびビニルシクロヘキセンジオキサイト、シシクロペ
ンタシエンシオキサイト等の環状系の非グリシシルエボ
キシ樹脂か例示される。また、ノボラック型エポキシ樹
脂およびこれらのハロゲン置換物などを挙げることかて
きる。
好ましいのは、エポキシ基を2個以上含有するエポキシ
樹脂、たとえばノボラック型エポキシ樹脂等である。
ノボラック型エポキシ樹脂は通常エポキシ基を2個以上
含有するものてあり、ノボラック型フェノール樹脂にエ
ピクロルヒドリンを反応させて得られる。
この原料のフェノール類としては、フェノール、0−ク
レゾール、m−クレゾール、ビスフェノールA、レゾル
シノール、p−ターシャリ−ブチルフェノール、ビスフ
ェノールS、ビスフェノールFあるいは、これらの混合
物か用いられる。
−耐熱安定剤− 本発明の難熱性樹脂組成物は耐熱安定剤を含有する。
前記耐熱安定剤としては、例えばM gsR2(OH)
6Co3−4H20[たたし、RはAn、CrまたはF
eを示す。]て表わされる含水炭酸塩鉱物を挙げること
かてき、具体的にはハイドロタルサイト、スチヒタイト
、パイロライト等の天然物またはその合成物あるいは天
然物と合成物との混合物あるいはそれらの焼成物を挙げ
ることがてきる。
一各成分の配合量− 本発明における各成分の配合量は以下の通っである。
すなわち、先ず、ポリアリーレンスルフィド50〜90
重量%のナイロン46および50〜10重量%のナイロ
ン以外の脂肪族ポリアミドの混合物、繊維状充填剤、難
燃剤、難燃助剤および無機フィラー(これら全体を(A
)成分と略称することがある。
)の総量に対して、ポリアリーレンスルフィドの配合量
は3〜25重量部、好ましくは5〜20重量%、前記の
ポリアミド混合物の配合量は10〜55重量%、好まし
くは15〜50重量%、繊維状充填剤の配合量は3〜4
0重量%、好ましくは5〜35重量%、難燃剤の配合量
は3〜25重量%、好ましくは5〜20重量%難燃助剤
の配合量は1〜10重量%、好ましくは2〜8重量%、
および無機フィラーの配合量は3〜30重量%、好まし
くは5〜20重量%である。
また、エポキシ樹脂の配合量は前記(A)成分100重
量部に対して、0.1〜5重量部、好ましくは0.2〜
4重量部である。
耐熱安定剤の配合量は、前記(A)成分100重量部に
対して、0.01〜2重量部、好ましくは0.2〜1重
量部である。
本発明の難燃性樹脂組成物を構成する各成分の配合量か
前記範囲内にあることにより初めて本発明の目的を達成
することかできる。
一方、ポリアリーレンスルフィドか3重量部未満である
と、難燃性の低下を生し、成形加工時の加熱により成形
品の表面にヤケか発生するばかりか成形品の表面か粗く
なり、吸水寸法性か悪化し、25重量部を越えると、成
形加工時の加熱により成形品の表面にヤケか発生するば
かりか成形品の表面か粗くなり、成形品の型離れも悪化
する。
ナイロン46等の前記混合物の配合量か10重量部未満
であると、低融点樹脂成分か相対的に増加することによ
り熱変形温度等の低下を引き起こすことになり、前記混
合物の配合量か55重量部を越えると、熱変形温度は維
持されるか成形品表面の荒れ、滞留による劣化か顕著に
なり、また吸水による寸法変化率も増大すると言う現象
を引き起こす。
繊維状充填剤の配合量か3重量%よりも少ないと、吸水
寸法安定性や機械的強度等が低下するばかりか、熱変形
温度の低下を生し、40重量%よりも多いと、成形加工
性か低下し、ウェルド強度等の機械的強度の低下を生し
る。
難燃剤の配合量か3重量%未満であると、難燃性か低下
し、25重量%を超えると、滞留による劣化、表面荒れ
等を生して不良成形品しか得られない。
難燃助剤の配合量か1重量%未満であると、難燃性が低
下するし、10重量%を超えると成形性の低下を生しる
無機フィラーの配合量か3重量%未満であると、難燃性
の低下、滞留による劣化、吸水寸法性の低下等を生じ、
301i量%を超えると、成形時に成形品の表面荒れや
ヤケか発生し、引張強度等の機械的強度の低下を生じる
前記エポキシ樹脂の配合量が0.1 jiJ1部未満で
あると、成形品の吸水寸法安定性およびウェルト引張強
度の低下を生じ、5重量部を超えると成形時に成形品に
ヤケや表面荒れを生しるばかりかウェルド引張強度の低
下も生しる。
耐熱安定剤の配合量か0,01重量部未満であると、滞
留劣化を生しる。
一樹脂組成物の調製 本発明の難燃性樹脂組成物の調製は種々の公知の方法て
可能である。
難燃性樹脂組成物を調製する際、各配合成分の混合順序
については特に制約を受けない。本発明ては、前記(A
)成分を先に調製してから残りの成分をこれに配合する
のみならず、繊維状充填剤以外の成分を任意の順序て配
合調製してから、最後に繊維状充填剤を配合して本発明
の難燃性樹脂組I&物を調製することも本発明の範囲内
である。
本発明の難燃性樹脂組成物を調製するのに採用する混合
手段としては、均一な混合物か得られるのであれば特に
制約かなく、各種の混合方法を用いることかできる。
その具体例としては、たとえば、リボンフレンダー、タ
ンブルミキサー、ヘンシェルミキサーオーフンロール、
ハンへソミキサー、ヘンシェルミキサー、単軸スクリュ
ー押出機、2軸スクリユ一押出機、車軸往復動スクリュ
ー混練機等を挙げることかできる。
このようにして得られる難燃性樹脂組成物はたとえば射
出成形、圧縮成形、押出成形等の各種の成形法により種
々の成形品に成形することかできるし、各種のシーラン
トやコーチインク剤として使用することもできる。たと
えば、本発明の難燃性樹脂組成物を平板、フィルム、シ
ート等に成形し、このような板状体と他の板状体とて合
板や積層体を形成することもてきるし、あるいは、共押
出成形により多層のフィルムやシートを成形することも
てきる。
もっとも、本発明の難燃性樹脂組成物は、射出成形法で
成形するのか本発明の効果をよく奏することかてきる。
また、前記各種の成形法により、本発明の難燃性樹脂組
成物は、繊維、パイプ、ロット、フィルム、シート、軸
受等の各種の、機械分野、電気分野、電子分野、その他
の分野における成形品にすることかてきる。中でも、本
発明の難燃性樹脂組成物は、コネクタやICソケット等
の成形に好適である0例えばバーンイン測定装置等に実
装されるコネクタやICソケットは優れた耐熱性、難燃
性、寸法安定性、良好な成形性、高い引張強度等の機械
的強度か要求されるところ、本発明の難燃性樹脂組成物
はこれらの諸要求を満たしている。
[実施例コ 以下に本発明の実施例および比較例を示して本発明をさ
らに具体的に説明する。
(実施例1〜47、比較例1〜18) 第1表〜第4表に示す種類の成分のうちガラス繊維以外
の成分をヘンシェルミキサーて配合することにより配合
組成物を得た。2軸混練押出機(池貝鉄工■製、P C
M45n ) テ、 290〜330 ’(4)加熱条
件の下にこの配合組成物を混練しつつ、押出しシリンタ
ーの途中てガラス繊維を添加することにより難燃性樹脂
組I&物を調製し、押出した難燃性樹脂組成物をストラ
ンドカットしてベレットを得た。
前記ベレットを用いて以下のようにして評価した。評価
結果を第1表〜第4表に示した。
〈成形性〉 前記ベレットから、日精樹脂工業輛製の射出成形機(F
 S−150)により、下記の成形条件てテストピース
(80x80x3.2 ms)を作製した。
[成形条件] シリンダー温度:31O°C 金型温度   :90℃ 射出時間   28秒 冷却時間   ;10秒 射出圧力   ;最少充填圧+100kg−170m2
得られたテストピースの状態に関し、第1表〜第4表に
示す評価項目を目視により判定した。評価項目とその判
定結果を示す記号およびその意味とを以下に示す。
(1)表面状態;○・ X ・ (2)ヤケの発生:○・ X + (3)型離れ  :O・ × ・ ・表面か平滑である。
・表面か粗い。
・なし ・あり。
・良好 ・不良 く難燃性〉 UL−94に準拠した( 1/32インチ)。
く滞留劣化性(第1表〜第4表ては「滞留」と表記)〉 前記〈成形性〉において述べたのと同じ成形機を使用し
、ベレットのシリンダー内滞留時間を5分間にし、滞留
射出成形を3工程繰り返して、その3回目のテストピー
スの色調を目視にて判定した。 判定結果を示す記号と
その意味をと以下に示す。○・・・変化なし。
△・・・若干の変色かある。
X・・・劣化による変色か極めて多い。
く吸水寸法安定性〉 80X 80x 2 am厚の成形収縮板を、40℃、
90%RHの恒温恒湿槽内に48時間放置し、その後の
寸法変化を万能投影a (−1−ffンPROFILE
 PROJECTORV−12)て測定した。
〈引張強度〉 A S T M  D−638に準拠した。
くウェルト引張強度〉 A S T M  D−638に準拠した。
く熱変形温度> (HDT) ASTM  D−648(荷重18.6 kg/c+i
’)に準拠した。
[発明の効果コ 本発明によると、高度の難燃性を有すると共に、吸水寸
法変化を生しにくく、成形加工時の熱劣化も少なく、充
填剤の配合にも拘らず機械的強度の低下も少なく、成形
加工性にも優れた難燃性樹脂組成物を提供することかて
きた。
田区神田和泉町1番地277 カルブエ業株式会 社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)ポリアリーレンスルフィド3〜25重量%
    と、50〜90重量%のナイロン46および50〜10
    重量%のナイロン46以外の脂肪族ポリアミドの混合物
    10〜55重量%と、繊維状充填剤3〜40重量%と、
    難燃剤3〜25重量%と、難燃助剤1〜10重量%と、
    無機フィラー3〜30重量%とからなる組成物100重
    量部と、 (B)エポキシ樹脂0.1〜5重量部と、 (C)耐熱安定剤0.01〜2重量部とを有することを
    特徴とする難燃性樹脂組成物。
JP2103751A 1990-04-19 1990-04-19 難燃性樹脂組成物 Expired - Lifetime JPH0735477B2 (ja)

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Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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