JPH04126443U - 無線機の車載装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で、車載時の振動にも耐える無線
機の車載装置を得る。 【構成】 バッテリーを取付けた無線機を充電器の収納
部に収納し、充電器の収納部に取付けた締付け固定用部
材により、バッテリーを取り付けた無線機を固定するよ
うにした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、無線機の車載装置の構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

図７は、従来の無線機の車載装置を示す斜視図であり、図において１は充電器 、１ａは後述する無線機３を保持する収納部、１ｂはロックレバー、１ｃは充電 器１内に設けられたガイドレール、２は後述するバッテリー側の充電端子と接触 する充電器側の充電端子、３は無線機、３ａはロックレバー１ｂと係合するロッ ク部、４は無線機３に取付け可能なバッテリー、４ａはバッテリー側の充電端子 である。

【０００３】 次に動作について説明する。バッテリー４を無線機３に取付けた状態で、充電 器１の収納部１ａに挿入すると、バッテリー４および無線機３は、ガイドレール １ｃをスライドして収納される。無線機３を充電器１の奥まで押込むと、バネで 可動するロックレバー１ｂが、無線機３のロック部３ａに引掛り、無線機３は固 定される。

【０００４】 この時、バッテリー４は充電器側の充電端子２と、バッテリー側の充電端子４ ａが接触することにより充電される。 無線機３および充電器４を取外す時は、ロックレバー１ｂを矢印のＯＰＥＮ側 に倒すことにより、ロックが解除され、取外すことができる。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

従来の無線機の車載装置は以上のように構成されているので、装置が複雑にな るという問題点があった。

【０００６】 この考案は上記のような課題を解消するためになされたもので、簡単な構造に より車載時の振動に耐える無線機の車載装置を得ることを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

この考案に係る無線機の車載装置の構造は、無線機およびバッテリーの収納部 に締付け固定用部材を取付け、その締付け固定用部材により、無線機およびバッ テリーを収納部に固定するようにしたものである。

【０００８】

【作用】

この考案における無線機の車載装置の構造は、締付け固定用部材で無線機およ びバッテリーを、充電器の収納部に固定するので、構造が簡単な無線機の車載装 置を得ることができる。

【０００９】

【実施例】

実施例１ 以下、この考案の一実施例を図について説明する。図１において、３は無線機 、４は無線機３に取付け可能なバッテリー、４ａは後述する充電器側の充電端子 と接触するバッテリー側の充電端子、５は充電器、５ａは無線機３およびバッテ リー４を保持するために充電器３に設けられた収納部、６は充電器側の充電端子 、７は一端を収納部５ａの側部に固定された締付け固定用部材としてのベルト、 ７ａは係合部としての引掛け部、８は収納部５ａのもう一方の側部に固定され、 係合部７ａと係合する収納部側係合部としての引掛け穴である。

【００１０】 次に動作について説明する。図２に示すようにバッテリー４を無線機３に取付 けた状態で、充電器５の収納部５ａに収納すると、バッテリー４および無線機３ は収納部５ａ内に保持される。その後、ベルト７の引掛け部７ａを引掛け穴８に 係合することにより、バッテリー４および無線機３は収納部５ａ内に固定される 。

【００１１】 この時、バッテリー４は充電器側の充電端子６と、バッテリー側の充電端子４ ａが接触することにより充電される。 無線機３および充電器４を取外しは、ベルト７の引掛け部７ａを引掛け穴８か ら外すことにより、取外しを行なうことができる。

【００１２】 実施例２ なお、上記実施例ではバッテリー４および無線機３をベルト７で固定していた が、図３に示すように網状のベルト７ｂまたは穴のあいたベルトにすることによ り、スピーカ部３ａから音を発生させることができるという効果がある。

【００１３】 実施例３ また、実施例２では網状のベルト７ｂを示したが、図４に示すように２本のベ ルト７ｃに分けてもよく、上記と同様の効果がある。

【００１４】 実施例４ また、実施例１ではベルト７の先端に引掛け部７ａを設けて、バッテリー４お よび無線機３を固定する構造としたが、図５に示すようにマジックテープ９によ り固定してもよく、引掛け部７ａ、引掛け穴８などが不用で、簡単な構造を得る ことができるという効果がある。

【００１５】 実施例５ また、前記実施例ではベルト７でバッテリー４および無線機３を固定する構造 としたが、図６に示したように無線機３の下部へ弾性材料１３を当て、ピン１２ により取付けられた回動可能なレバー１０の引掛け部１０ａを引掛け穴１１に係 合することにより、バッテリー４および無線機３を固定するようにしても同様の 効果がある。

【００１６】 実施例６ また、実施例１，４ではベルト７でバッテリーおよび無線機３を固定していた が、弾性のある透明材料のベルトで固定する構造としてもよく、内部表示などが ベルトを通して確認できるという効果がある。

【００１７】

【考案の効果】

以上のようにこの考案によれば、締付け固定用部材により、バッテリーを取付 けた無線機を充電器収納部に固定する構造としたので、簡単な構造により、車載 時の振動に耐えるものが得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施例による無線機の車載装置の
構造を示す斜視図である。

【図２】この考案の無線機を取り付け、ベルトで固定し
た状態を示す斜視図である。

【図３】この考案の他の実施例による無線機の車載装置
の構造を示す斜視図である。

【図４】この考案の他の実施例による無線機の車載装置
の構造を示す斜視図である。

【図５】この考案の他の実施例による無線機の車載装置
の構造を示す斜視図である。

【図６】この考案の他の実施例による無線機の車載装置
の構造を示す斜視図である。

【図７】従来の無線機の車載装置の構造を示す斜視図で
ある。

【符号の説明】

３ 無線機 ４ バッテリー ５ 充電器 ５ａ 収納部 ７ ベルト（締め付け固定用部材） ７ａ 引掛け部（係合部） ８ 引掛け穴（収納部側係合部）

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 バッテリーを取付けた無線機を充電する
   充電器と、この充電器に設けられた前記無線機を保持す
   る収納部と、この収納部の一方の側部に固定され、先端
   側に係合部を有する無線機固定用の締付け固定用部材
   と、前記収納部の他方の側部に設けられ、前記係合部と
   係合する収納部側係合部とを備えた無線機の車載装置。