JPH04126344A - 電界放射形電子銃とその制御装置 - Google Patents

電界放射形電子銃とその制御装置

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JPH04126344A
JPH04126344A JP24403890A JP24403890A JPH04126344A JP H04126344 A JPH04126344 A JP H04126344A JP 24403890 A JP24403890 A JP 24403890A JP 24403890 A JP24403890 A JP 24403890A JP H04126344 A JPH04126344 A JP H04126344A
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JP
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field emission
electron gun
lens
electrostatic lens
voltage
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Akimitsu Okura
大蔵 昭光
Mitsugi Sato
貢 佐藤
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電界放射形電子銃に係り、電子顕微鏡、特に走
査形電子顕径鏡に使用するに好適な静電しンズ形の電界
放射形電子銃とその制御装置に関する。
〔従来の技術〕
電界放射形電子銃は、従来から広く使われている熱電子
放出構造からなる電子銃に比較すると。
その輝度において約1000倍高く、また光源の大きさ
が極めて小さいという利点を有している。
したがって、走査形電子顕微鏡用として利用した場合、
その分解能を飛躍的に向上させることができるので、最
近非常に注目されており、広範に利用されてきている。
特に1kV以下の低加速電圧では、電子線による試料ダ
メージの防止や、表面処理なしで、高分解能の試料観察
ができるという観点から、半導体分野などでの重要性が
高まっている。さらに、20kV以上での比較的高い加
速電圧では、試料の超高分解能観察が可能であり、これ
もまた、医学・生物分野など、種々の分野で大変注目さ
れている。このような走査形電子顕微鏡あるいはその類
似装置の心臓部となるのが電界放射形電子銃である。こ
の電子銃は、一般に電子源となる電界放射陰極(FEチ
ップ)と、これに対向して置かれた電界放射電子流を引
き出すための引き呂し電極(第1陽極)と、電子線をさ
らに加速(又は減速)するための加速電極(第21[i
極)とから構成されている。そして、引き出し電極には
引き出し電圧v1が、加速電極には加速電圧Vo が印
加されると、この2枚の陽極が静電レンズの作用をし、
陽極の下方で細く絞られた電子ビームを形成する。
この電子ビームは、静電レンズによって電子銃の下方に
クロスオーバーを結ぶ場合と結ばない場合がある。いず
れの場合も、電子銃の下方に設けられた収束レンズある
いは対物レンズと称する電磁レンズにより、さらに細い
電子ビームに絞られることになる。ところが、加速電圧
と引き出し電圧の比(Vo/Vx)によっては、電子ビ
ームの光軸ずれやフォーカスぼけが生じやすくなって、
電磁レンズによる制御が廻しくなったり、非常に複雑に
なる領域がある。これは、Vo/V1(又はV1/V0
)の値によってFEチップの仮想光源の位置が移動する
という静電レンズ特性によるものである。特に、仮想光
源の位置が虚像領域から実像領域に切り替わる領域では
、仮想光源の位置が急速に変化するため電磁レンズによ
る制御は複雑になる。また、実像領域においては、収束
レンズあるいは対物レンズの電磁レンズ主面(レンズ倍
率が1となる共役面)付近に静電レンズの仮想光源、つ
まり電界放射形電子銃による電子ビームのクロスオーバ
ーが結ばれると、その電磁レンズによる結像条件が成立
しなくなって電子ビームの制御が著しく困難となる。ま
た、電界放射電子流を安定に取り出すためには、時々、
電界放射陰極(FEチップ)の表面をフラッシングと称
する加熱脱ガスにより、清浄化する必要がある。このフ
ラッシング処理により、FEチップの先端が次第に太く
なり、結果として、以前と同量の電界放射電子流を得る
のに必要な引き出し電圧v1の増大を招く。これはVo
/V1の値と仮想光源位置が変ることを意味する。した
がって、このような電界放射電子流の特性、特にV o
 / V 1の値に対する光学特性が分かるようになっ
ていないと、最適な条件で操作する上での大きな障害と
なり得る。
従来技術では、虚像領域をできるだけ広くとれるような
静電レンズ特性をもつ電極構造のものが考えられている
。しかし、実用上、vlは2〜7kVであるからVoを
0.1kV程度の低加速電圧から数10kV程度の高い
加速電圧まで切り替えて使用したい場合には、Vo/V
1の値はおおよそ0.01 〜20と大きく変化するの
で、静電レンズを虚像領域のみに限定して使用すること
は菫かしい。ちなみに、よく知られているButler
タイプの静電レンズでは、陰極と引き出し電極との距離
や、陽極間距離によって、光学特性は多少変化するが、
Vo/V1の値がおおよそ0.1〜15の闇が虚像領域
であり、この範囲外では実像領域となる。したがって、
むしろ虚像領域でも実像領域でも自在に使用できるよう
になっていた方が、装置としての機能や使い勝手からみ
ても、より重要である。ただし、その場合、装置の操作
上、V。
/v1の値が適切な領域にあるが否が容易に分がるよう
になっていること、あるいは、不適切な領域であれば装
置内部で容易にその領域を回避できるようになっている
必要がある。また、たとえコンピュータで静電レンズ条
件と電磁レンズ条件をすべて自動制御できるようになっ
ていたとしても、すべての領域で精度よく制御できると
は限らない。
不適切な領域に近づくにつれて、観察倍率などの誤差も
大きくなる可能性があり、操作者が常に監視できるシス
テムにしておく必要がある。従来技術では、もっばら虚
像領域の条件で静電レンズを使うことに重点がおかれて
きたため、そのような配慮はなされてきていなかった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、前述したような従来技術にみられる問題点に
鑑みなされたもので、Vo/Vz(又はV s / V
 o )の値が、電子ビームの制御を難しくするような
領域にあるときに、その領域を容易に回避できるか、又
は監視できる手段を提供することにある。
また、本発明の他の目的の1つは、電子銃による仮想光
源の位置が、虚像領域でも実像領域でも使用可能な改良
された電界放射形電子銃とその制御装置を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本発明では、静電レンズ
形の電界放射形電子銃において、その静電レンズの特性
上、仮想光源のクロスオーバーの位置が著しく変化して
電子ビームの制御を難しくするようなVo/V1(又は
V1/VO)の値に近づいたときに、そのことを表示す
る手段、又は警告を発する手段を設ける。
また、そのようなVo/V1の値での特異な領域を回避
するために加速電圧Voは一定にしたまま引き出し電圧
V1を上げると、電界放射電子流が増大して不安定にな
ることがある。そこでこのことを防止するための制御電
極を電界放射陰極の近傍に設ける。
さらに、静電レンズの下方に設けた電磁レンズの主面付
近に、静電レンズによる仮想光源のクロスオーバーがく
るようなVO/Vl値に対しては、自動的にそのVo/
Vz値の条件を回避するか、又は前記電磁レンズの作用
を実質的に弱めるよう制御する手段を設ける。
〔作用〕
このような構成により、VO/Vl(又はV1/V0)
の値と、その不適切な範囲(実用上、電子ビームが制御
しにくくなる特異領域)を表示すれば、操作者は、あら
かじめVoを変えるか又はV1の値を変えることにより
、特異領域を回避できる。
警告を発する手段についても同様である。
さらにFEチップの近傍に制御電極を設けることにより
、引き出し電圧Vl を変化させたときの電界放射電子
流を安定に、かつ最適な条件に維持することができる。
したがって、観察したい加速電圧Voは一定にしたまま
、Vo/Vtの値を変えてゆき、不適切な範囲を回避し
て、電子銃下方の電磁レンズで電子ビームを制御しやす
い条件にまでもってゆくことができるようになる。
また、静電レンズの下方に設けられている電磁レンズの
主面内(又はその近傍)にクロスオーバーがくるような
V o / V 1の値のときは、制御装置でVoはv
lを変化させて、V o / V 1の値を適切な領域
にまでシフトさせる。もしくは、VO/Vlはそのまま
にして、前記電磁レンズの作用(電子ビーム収束位置の
設定、試料照射角や試料照射電流の制御、電子光学系の
縮小率の設定などの諸機能)を、実質上解除するか、又
は影響のない程度に弱めるよう制御装置を動作させる。
そして前記電磁レンズより下方にある別の電磁レンズで
、電子ビームの収束条件や、試料照射角、試料照射電流
、電子光学系の縮小率の設定を行う。このような構成に
より、静電レンズを虚像条件でも実像条件でも自在に使
用できるようになる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を詳細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示す構成概略図であり、
加速電圧VOと引き出し電圧■1の比すなわちV o 
/ V x値(又はその逆比V 1/ V oでもよい
。以下同様)がどの領域にあるか、又は適切な領域にあ
るかどうか表示できるようにしたものである。第1図に
おいて、静電レンズ形の電界放射電子流は、FEチップ
と呼ばれる陰極1と2枚の陽極とから構成されている。
第1陽極2は陰極1から電界放射電子流3を引き出すた
めのもので、これには通常2〜7kV程度の引き出し電
圧(vt )4が印加される。第2陽極5は第1陽極孔
6を通過した電子をさらに加速するためのもので、通常
0.5〜数10kV(7)加速電圧(V0)7が印加さ
れる。この第1陽極2と第2陽極5とにより静電レンズ
8の作用が生じ、第2陽極孔9の下方に細い電子ビーム
10を得ることができる。
この電子ビームは、さらに静電レンズの下方に設けた収
束レンズ11や対物レンズ12の電磁レンズにより、必
要とするスポットサイズと照射電流となるように絞られ
る。そして、例えば走査電子顕微鏡では、偏向コイル1
3と試料14の面上で走査された走査電子像が観察され
ることになる。
これらの一連の電子ビーム制御は、VO,Vlは電子銃
高圧電源15により、その下方のレンズ系は収束レンズ
電源16.偏向電源17.対物レンズ電源18などによ
り行われる。また、装置に関するシステム全体の制御は
、中央処理袋[(CPU)などを有する制御装置19に
よって行われる。前述したように、静電レンズは、V 
o / V 1の値によって像点(仮想光源)20の位
置が変化するという性質をもっている。すなわち、第2
陽極5から像点(仮想光源)までの位置をSとすると、
このSは一般に、第2図に示すような光学特性をもつ(
ただし、この特性は、陰極−第1陽極間、及び第1陽極
と第2陽極間の各距離によっても違ってくるが、これら
の距離は変えないものとする)2枚の陽極(第1陽極と
第2陽極)からなる静電レンズでは、像点が虚像から実
像に切り替わるV。
/ V 1の値が2箇所ある。低値側をxi、高値側を
xlとすると、虚像領域(XI<VO/Vl<X2)で
は、第1図に示したように、像点(仮想光源)は陰極l
より後方にある。一方、実像領域(v。
/ V 1(x 1又はVo/Vt>xzでは、第2図
に示したように像点が第2陽極5の下方に結ばれ、いわ
ゆる実像のクロスオーバーとなる。いずれの場合も、V
O/V1がxl又はxlの近傍、すなわち。
像点位置が急激に変化するような特異な領域では、静電
レンズ下方に設けた電磁レンズでの制御が複雑になるの
で使用しない方が望ましい。特に、実像領域で静電レン
ズによるクロスオーバーが、収束レンズ11の主面内に
くるような場合は、該収束レンズによる電子ビームの制
御が効かなくなるので避けなければならない。
そこで、第1図に示した本発明の実施例では、静電レン
ズ8を常に虚像領域で使うよう制御装置19で監視し、
この制御装置からの信号に基づき。
VO/V1表示回路21を介して表示器22でv。
/v1(又はVl/VO)の値を表示するようになって
いる。この表示器22は、例えばVO/Vlの値が0.
01〜100まで目盛られたメータである。
このメータは、Vo/Vzの使用適値範囲が例えば0.
05以下、0.1〜15及び25以上でグリーンマーク
により指示されており、V o / V 1の変化とと
もに指針が動き、適値範囲内にあるか否かが操作する人
にもすぐに分かるようになっている。
あるいは、陰極線管(CRT:図示せず)上に適値範囲
と、現在のV o / V i値が表示されるものであ
ってもよく、要はV o / V 1の条件が適値範囲
内にあるかどうかを表示する手段であればよい。
このような表示手段を設けることにより、操作者はVo
/Vlの値が適値範囲にあるか否かを判断し、不適切な
らばVz又はVoを変えることで良い操作条件を再設定
することができる。この再設定は、前記制御装置19に
より、Vl又はVoを最小限に変化させて、自動的に行
えるようになっていてもよい。
第3図は本発明の他の一実施例である。なお。
以下の説明において、第1図ないしは第2図と基本的に
同じ構成部材を意味するものは、同一符番でもって示す
ものとする。第3図の実施例では。
V o / V 1の値が不適切な領域にあるとき、警
告を発する手段を設けたものである。例えば、Vo/v
1の値が実像領域であって、ちょうど収束レンズ11の
主面付近に静電レンズによるクロスオーバー24がくる
ような条件になった場合に、制御装置19がVo/Vi
警告装置23に使用条件不適正という信号を送り、警告
を発するようにしたものである。この警告手段は1例え
ばブザーであってもよいし、あるいは音声出力装置(図
示せず)による警告やデイスプレィパネル(図示せず)
による警告ランプ表示、あるいは、陰極線管(CRT:
図示せず)上への警告メツセージ表示であってもよい。
このような警告手段を設けることにより、V o / 
V 1の適値範囲を見落すことなく設定できるという効
果がある。
第4図は本発明の他の一実施例を示す構成概略図である
。この実施例では、陰極(FEチップ)■の近傍に制御
電極25を設けて、電界放射電子流制御回路26により
制御電圧V 027を与え、V o / V 1が不適
切な領域を回避する際に生じる電界放射電子流の変化を
電界放射電子流検知器28でモニタするととにもに、前
記制御電極25で電界放射電子流3を制御するよう構成
している。これは既に特許公報の特公昭53−9058
号や特公昭57−28181号で提案されているように
、陰極1と第1陽極2の近傍に制御電極を設けると電界
放射電子流を制御できることを応用したものであり、か
つ本発明におけるV o / V□の不適切領域を回避
する手段と組み合わせたものである。このような構成と
することにより、加速電圧VOを一定にして使いたい場
合、引き出し電圧v1を変えることになるが、Vs を
高くしていても、電界放射電子流を所望の値に維持する
ことができるようになる。
このことはまた、試料14へ照射する電子線の量(試料
電流)の制御にもつながる効果がある。さらに、電界放
射電子流を不必要に取り呂さないよう制御できるので、
電界放射電流の増大や電子衝撃エネルギーの増大に伴っ
て大きくなる電界放射電子流自身の変動(FEチップノ
イズと称される)を最小限に押さえることができるとい
う効果がある。
なお、上記の例では引き出し電圧v1を上げていく場合
について説明したが、Vlの印加よりも先に制御電圧V
(47(例えば+500V程度)を前記制御電極25に
与えておき、最初から通常よりも高い引き出し電圧Vz
 に設定するようにしておけば、V o / V xの
不適切領域を回避する際に、Vz を下げたい場合と上
げたい場合の両方に制御ができる。すなわち、■□を下
げれば電界放射電子流が減少するので制御電圧Vcを下
げて電界放射電子流を元の量に上げてやればよい。また
、vlを上げれば、電界放射電子流も増大するから必要
に応じて、Vcも大きくして、電界放射電子流が増えな
いように制御すればよい。また、制御電圧VC27は、
通常は陰極1に対して同電位又は正の電位にして制御す
るが、負の電位にして放射電子流を制御することも可能
であることはいうまでもない。
なお、第4図において、V o / V 1表示装置2
9は、V o / V xの適値範囲を制御装置119
でモニタして自動的にV o / V l値と制御電圧
VC27を制御できるようになっていれば必ずしも必要
ではないが、操作者にも目でモニタできるようにすると
いう観点からはあった方が望ましい。該表示装置29は
、第1図のVo/V1表示回路21とその表示器22と
同等、あるいは第3@のVO/VIIF報装置23と同
装置23を有するものであればよい。
第5図は本発明の他の一実施例を示す構成概略図であり
、第1図又は第3図の実施例の変形例ともいうべきもの
である。すなわち、静電レンズ8による仮想光源の位置
が実像領域にあって、収束レンズ11の主面の範囲にク
ロスオーバー24がくるようなVo/Vz値の条件にあ
るとき、これをVO/Vl検出回路30と、制御装置1
9に組み込まれた記憶回路(図示せず)とにより、その
条件下に入ったことをVO/V1表示装置29で表示す
るか、又は警告を発する。それとともにレンズ電流制御
回路31を介して収束レンズ電源16をオフするか、又
は収束レンズが実質上、電子ビーム10に悪い作用(非
点収差や歪曲1回転など)を及ぼさない程度の弱励磁条
件に切り替える。これにより、収束レンズ11が実質↓
ないのと同じ状態で対物レンズ12で試料14に電子ビ
ーム10をフォーカスさせて観察や分析を行うことがで
きる。収束レンズ11と対物レンズ12の間にもう1つ
別の電磁レンズすなわち中間レンズ(図示せず)が設け
であるような電子光学系に関しても同様である。
〔発明の効果〕
以上述べたごとく、本発明によれば、静電レンズの特性
上、電子ビームを制御しにくくなる■0/V□の値の不
適切領域を適確に判断して、使いやすいV o / V
 1の条件に再設定することができるようになる。
また、静電レンズによる仮想光源の位置が、虚像領域で
あっても、実像領域にあっても、より適切なVo/Vr
条件のもとて電界放射電子流を使用できるようになり、
実用に供してその効果顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実旅を示す構成概略図、第2図は本
発明の内容を補足説明するための静電レンズ形電界放射
形電子銃の光学特性を示す概略図、第3図、第4図、第
5図は本発明の他の一実施例を示す構成概略図である。 1・・・陰極、3・・・電界放射電子流、4・・・引き
出し電圧v1.7・・・加速電圧Vo、8・・・静電レ
ンズ、10・・・電子ビーム、11・・・収束レンズ、
12・・・対物レンズ、19・・・制御装置、20・・
・仮想光源、21・・・V o / V 1表示回路、
22・・・表示器、23・・・V o / V 1警告
装置、24・・クロスオーバー、25・・・制御電極、
26・・・電界放射電子流制御回路、27・・・制御電
圧Vc、28・・・電界放射電子流検知器、29・・・
V o / V 1表示装置、30・・・V o / 
V を検出回路、31・・・レンズ電流制御回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、静電レンズ形の電界放射形電子銃において、加速電
    圧(V_0)と、電界放射電子流の引き出し電圧(V_
    1)との比(V_0/V_1)又はその逆比(V_1/
    V_0)が、ある所定の範囲に近づいたことを表示する
    手段を備えていることを特徴とする電界放射形電子銃と
    その制御装置。 2、静電レンズ形の電界放射形電子銃において、加速電
    圧(V_0)と、電界放射電子流の引き出し電圧(V_
    1)との比(V_0/V_1)又はその逆比(V_1/
    V_0)が、ある所定の範囲に近づいたときに、警告を
    発する手段を備えていることを特徴とする電界放射形電
    子銃とその制御装置。 3、静電レンズ形の電界放射形電子銃において、電界放
    射陰極の近傍に制御電極を設け、加速電圧(V_0)と
    、引き出し電圧(V_1)との比(V_0/V_1)又
    はその逆比(V_1/V_0)の値が、ある所定の範囲
    に入らないようV_1の値を変化させるとともに、電界
    放射電子流を前記制御電極により制御するように構成し
    たことを特徴とする電界放射形電子銃とその制御装置。 4、静電レンズ形の電界放射形電子銃において、静電レ
    ンズによる仮想光源の位置が、実像領域にあり、かつ静
    電レンズの下方に設けた電磁レンズの主面範囲内にクロ
    スオーバーを結ぶような加速電圧(V_0)と引出し電
    圧(V_1)との比(V_0/V_1)又はその逆電比
    (V_1/V_0)の条件にあることを検出する手段と
    、その条件下にあることを表示するか、又は警告を発す
    るとともに、該電磁レンズの励磁を実質上、ゼロにする
    か又は弱励磁条件に切り替える手段を有していることを
    特徴とする電界放射形電子銃とその制御装置。
JP24403890A 1990-09-17 1990-09-17 電界放射形電子銃とその制御装置 Pending JPH04126344A (ja)

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