JPH04126328U - テープ駆動機のテープ弛み解消装置 - Google Patents

テープ駆動機のテープ弛み解消装置

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JPH04126328U
JPH04126328U JP4132291U JP4132291U JPH04126328U JP H04126328 U JPH04126328 U JP H04126328U JP 4132291 U JP4132291 U JP 4132291U JP 4132291 U JP4132291 U JP 4132291U JP H04126328 U JPH04126328 U JP H04126328U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 何等特別の操作を必要とせず、テープの弛み
が自動的に解消されると共に、テープカセットのイジェ
クト操作時における可動部材の戻り動作が確実に行なわ
れる、テープ駆動機のテープ弛み解消装置を提供するこ
と。 【構成】 可動部材20がセット位置のときは、伝達
ギヤ18が、駆動ギヤ13からリール受け2bに至る回
転伝達経路中に介在され、リール受け2bの回転停止時
は、伝達ギヤ18が前記回転伝達経路から離反すること
によりヘッド取付板5が前進して、伝達ギヤ18が前記
回転伝達経路から大きく離反し、更に、テープカセット
のイジェクタ操作を行なうと、押し戻し部材32により
ヘッド取付板5が非再生位置に押し戻されると共に、可
動部材係合部(押圧部)33により、可動部材20がセ
ット位置へ強制的に復帰せしめられるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内部のテープに弛みのあるテープカセットを装填すると、再生動作 が開始される前に自動的にテープの弛みを確実に解消するようにした、テープ駆 動機のテープ弛み解消装置に関する。
【0002】
【従来の技術と考案が解決しようとする課題】
テープカセットを使用しないでいると、外部振動等によりカセット内の磁気テ ープが弛んでしまうことがある。このようなカセットテープをそのままテープレ コーダ等のテープ駆動機に装填して再生動作を開始すると、弛んだテープがキャ プスタンやピンチローラに巻き付くことがあり、テープやテープ駆動機を損傷し てしまう虞がある。
【0003】 この対策として、従来より、多くの出願がなされているが、これら従来技術の 殆どは、ピンチローラやキャプスタン周辺の機構を改善することにより、弛んだ テープがピンチローラとキャプスタンとの間に入り込まないようにしようとする ものであったり、テープがピンチローラやキャプスタンに巻き付いたとき、これ をいち早く検出しようとするものであった。
【0004】 前者のものは、テープがピンチローラとキャプスタンとの間に入り込むのを確 実に防止できない難点があり、後者のものは、テープがピンチローラやキャプス タンに巻き付いた事実を知るにすぎず、根本的な対策とは言えないものであった 。
【0005】 また、いずれも、テープの弛みを解消するというものではないので、テープの 弛みが生じていたり、テープがピンチローラやキャプスタンに巻き付いたときは 、ただちに停止操作して事態を収拾しなければならない面倒があった。
【0006】 更に、実公平1−27135号公報には、テープ弛み除去操作をすると巻取り 側のリール受けのブレーキだけが解除され、供給側のリール受けに対してはブレ ーキをかけたままでテープの弛みを除去する技術が開示されている。
【0007】 しかしながら、これはテープの弛みを解消するために、わざわざ「テープ弛み 除去操作」という特別の操作を行なわねばならない面倒があった。
【0008】 斯かる従来の問題点を解消するため本出願人は先に、何等特別の操作を必要と せず、テープカセットをカセットホルダーにただ単に挿入するだけで、テープの 弛みが自動的に解消されてから再生動作が開始される、テープレコーダのテープ 弛み解消装置を出願した(特願平1−324469号)。
【0009】 この装置は、再生操作するとモータが回転し、この時テープカセット内のテー プに弛みが生じていると、一方のリール受けにブレーキをかけた状態でモータの 回転力が、テープ弛み解消ギヤを含むギヤ機構を介して他方のリール受けに伝達 される。
【0010】 そこで、テープカセット内のテープが弛み分だけ巻き取られると、他方のリー ル受けはテープの張力により回転を禁止されるので、テープ弛み解消ギヤがモー タの回転力により可動部材を移動させ、これにより係止機構(前進阻止部)によ る往復動部材(ヘッド取付板)の移動禁止(前進阻止)が解除されて往復動部材 が弾性部材により移動する。
【0011】 これによって、一方のリール受けのブレーキが解除され、且つ、保持機構が作 動し、前記テープ弛み解消ギヤが一対のギヤの少なくとも一方から離反する位置 に保持されて再生動作が開始されるようにしたものである。
【0012】 ところで、斯かる先願に係る装置は、テープカセットのイジェクト操作がなさ れると、戻しばねの付勢力で可動部材が戻されて、この可動部材に支持されてい るテープ弛み解消ギヤが一対のギヤに噛合して、次のテープカセットの装填に備 えるようになっている。
【0013】 しかし、可動部材の戻し力は、戻しばねの付勢力のみであるから、この可動部 材の戻り動作が確実に行なわれない虞がある。
【0014】 本考案は上記事情に鑑みてなされたもで、何等特別の操作を必要とせず、テー プの弛みが自動的に解消されてから再生動作が開始されると共に、テープカセッ トのイジェクト操作時における可動部材の戻り動作が確実に行なわれる、テープ 駆動機のテープ弛み解消装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、テープカセットのイジェクト操作により作 動してヘッド取付板をテープ再生位置から非再生位置側へ押し戻す押し戻し部材 を備えたテープ駆動機において、可動部材に支持され、該可動部材がセット位置 にあるとき、テープ駆動モータにより駆動される駆動ギヤからリール受けに至る 回転伝達経路中に介在されると共に、前記リール受けの回転が停止したときに前 記リール受けからの反力を受けて前記回転伝達経路から離反する方向へ移動する 伝達ギヤと、前記可動部材に設けられ、該可動部材が前記セット位置にあるとき に前記ヘッド取付板に係合して該ヘッド取付板のテープ再生位置側への前進を阻 止する前進阻止部と、前記ヘッド取付板に設けられ、前記伝達ギヤの移動に伴っ て前記可動部材が前記セット位置から外れたとき、前記前進阻止部と係合し、前 記ヘッド取付板の前進により前記可動部材を前記セット位置から外れる向きに更 に移動させて前記伝達ギヤを前記回転伝達経路から大きく離反する位置に保持す る保持機構と、前記押し戻し部材に設けられ、イジェクト操作時に前記可動部材 を押圧して該可動部材を前記セット位置に復帰させる可動部材係合部とを具備し たことを特徴とするものである。
【0016】
【作用】 可動部材がセット位置にあるときは、この可動部材に支持された伝達ギヤが、 テープ駆動モータにより駆動される駆動ギヤからリール受けに至る回転伝達経路 中に介在される。
【0017】 また、前記リール受けの回転が停止したときは、前記伝達ギヤが前記リール受 けからの反力を受けて前記回転伝達経路から離反する方向へ移動することにより 、前記可動部材が前記セット位置から外れてヘッド取付板が前進し、この前進に より前記可動部材は更に反セット位置方向へ移動して前記伝達ギヤが前記回転伝 達経路から大きく離反する。
【0018】 更に、テープカセットのイジェクタ操作を行なうと、押し戻し部材によりヘッ ド取付板がテープ再生位置から非再生位置に押し戻されると共に、前記押し戻し 部材に設けられた可動部材係合部により、前記可動部材が反セット位置からセッ ト位置へ強制的に復帰せしめられる。
【0019】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。
【0020】 図1は本考案の一実施例に係るテープ弛み解消装置を備えたテープ駆動機(テ ープレコーダ)の停止状態を示す主要部の平面図であり、同図中、1はテープ駆 動機基板(以下、単に基板という)で、その上には左右一対のリール受け2a, 2bが設けられている。各リール受け2a,2bの下方にはリールギヤ3a,3 bが設けられている。一対のリール受け2a,2bには図示しないテープカセッ トが装填される。
【0021】 基板1上には、磁気ヘッド4を取り付けたヘッド取付板5が、図1における上 下方向に往復動自在に装着されている。このヘッド取付板5は図示しない付勢手 段により往動方向(図1中、上方向)に付勢されている。
【0022】 図1中、6a,6bは左右のキャプスタン、7a,7bは各キャプスタン6a ,6bに対応するピンチローラで、ピンチローラアームアーム8a,8bに回転 自在に支持されている。各ピンチローラアームアーム8a,8bはヘッド取付板 5にトーションばね9を介して連結され、ヘッド取付板5の往動に伴い各ピンチ ローラ7a,7bを対応するキャプスタン6a,6bに接近させる。
【0023】 尚、トーションばね9は図示しないテープ走行方向切換機構に連動して図1中 、左方または右方へ移動し、ヘッド取付板5が再生位置にあるとき、ピンチロー ラ7a,7bを択一的に対応するキャプスタン6a,6bに圧接させる。
【0024】 基板1の上面側には図示しないカセットホルダーが、上下動自在に装着されて いる。このカセットホルダーは、上方位置においてテープカセットの挿脱を可能 とし、例えばこの位置でテープカセットを図1中、左方から右方に向けて挿入す ると、カセットホルダーが上方位置(カセット挿脱位置)から下方位置(カセッ ト装填位置)に移動してテープカセットを両リール受け2a,2bに装填させる ようになる。
【0025】 基板1の、図1中、上側縁部には、同図の左右方向に進退自在な昇降制御板1 1が装着されている。この昇降制御板11は前記カセットホルダーと連動関係を 有し、このカセットホルダーが上方位置から下方位置へ移動すると、これに伴い 、昇降制御板11が図示しないモータスイッチをオフからオンに切り換える。
【0026】 図1中、12はテープ駆動モータであり、このモータ12は前記カセットホル ダーが下方位置に移動して前記モータスイッチがオンになると、通電されて回転 する。モータ12の回転は、図1に示すギヤー13,14,15,16,17, 18及び19よりなるギヤ機構を介して図1中、右方のリールギヤ3bに伝達さ れ、右方のリール受け2bが駆動される。
【0027】 前記ギヤ機構のうち1つのギヤ18は可動部材20に支持された伝達ギヤ(テ ープ弛み解消ギヤ)である。可動部材20は基板1上に軸21を中心に回動自在 に枢支されている。この可動部材20が図1中、反時計回り方向へ回動してセッ ト位置にあるとき、後述する可動部材係合部の作用により図1に示す定位置に保 持され、伝達ギヤ18を前記ギヤ機構の駆動ギヤ13から右方のリール受け2b に至る回転伝達経路中に位置(介在)させる。
【0028】 また、可動部材20が図1中、時計回り方向に回動して前記セット位置から外 れると、伝達ギヤ18を前記回転伝達経路外へ移動(離反)させる。
【0029】 基板1上には板状部材22が軸22aを中心に回動自在に枢支されている。こ の板状部材22はその係合突起22bが可動部材20の係合孔20aに回動自在 に係合して、この可動部材20と連動関係を有するものである。
【0030】 板状部材22は、図1中、左方のリールギヤ3aに係合して左方のリール受け 2aの回転を禁止するブレーキ機構のブレーキ爪23と、ヘッド取付板5に設け られた開口部24の段部24aと係合してヘッド取付板5の往動を禁止する係止 突起(前進阻止部)25とをそれぞれ有する。
【0031】 ヘッド取付板5の開口部24の縁部には、その段部24aに連続して傾斜面2 4b及び平行面24cが設けられ、これらの両面24b,24cにより保持機構 26を形成している。
【0032】 そして、可動部材20が図1中、時計回り方向に回動して板状部材22を反時 計回り方向へ回動させ、これによつて係止突起25が段部24aから外れると、 ヘッド取付板5が前記付勢手段の付勢力により往動するが、このとき傾斜面24 bが係止突起25を図1中、右方向へ押圧するため、可動部材20は更に大きく 時計回り方向へ回動することになる。
【0033】 そして、ヘッド取付板5が再生位置にあるときは、係止突起25は平行面24 cに当接し、伝達ギヤ18を回転伝達経路から外れた位置に保持するようになる 。
【0034】 基板1の図1における上側縁部には、昇降制御板11と平行に往復動可能なイ ジェクト板27が装着されている。このイジェクト板27は図示しない復帰スプ リングにより図1中、右方向に常時付勢されている。
【0035】 イジェクト板27の下側縁部には係合辺部28が設けられ、この係合辺部28 の一端部は傾斜面28aとなっている。この係合辺部28の縁部には円形状の係 合体29の外周面が摺動自在に係合されている。係合体29は基板1に設けられ た円弧状の係合孔30内に移動自在に係合されている。この係合体29は、基板 1の一側下面に軸31を中心に回動自在に装着された押し戻し部材32の上面に 突設されている。
【0036】 この押し戻し部材32の先端上面には円形状の押圧体33が所定範囲移動自在 に装着されている。この押圧体33は、基板1に設けた長孔34内をヘッド取付 板5と同方向に移動自在に介して基板1上に表出している。押圧体33の外周面 がヘッド取付板5の先端の被押圧部5aに当接する。
【0037】 そして、イジェクト板27の係合辺部28の縁部に係合体29が係合している 間は、押し戻し部材32が時計回り方向に回動した状態に保持され、この押し戻 し部材32の時計回り方向への回動に伴い押圧体33がヘッド取付板5を非再生 位置方向(図1中、下方向)へ押し戻し、ヘッド取付板5は前記付勢手段の付勢 力に抗して停止位置(非再生位置)に保持される。
【0038】 また、図2に示す如くイジェクト板27の係合辺部28から係合体29が外れ ると、押し戻し部材32の反時計回り方向への回動が許容されるため、ヘッド取 付板5は前記付勢手段の付勢力で再生位置方向に前進し、これに伴い押圧体33 も同方向に移動して再生位置に達し且つ押し戻し部材32は反時計回り方向へ回 動する。
【0039】 また、押圧体33は、可動部材20を反セット位置からセット位置へ復帰させ る可動部材係合部を兼ねている。即ち、押圧体33は、押し戻し部材32がヘッ ド取付板5を非再生位置へ押し戻す方向へ回動するのに伴い、板状部材22を介 して可動部材20を強制的に図1中、反時計回り方向に押圧回動させて、伝達ギ ヤ18を前記回転伝達経路中に介在させる。
【0040】 以上の構成において、テープカセットを装填しない図1の状態では、可動部材 20が可動部材係合部である押圧体33によって定位置(セット位置)に保持さ れて、板状部材22のブレーキ機構のブレーキ爪23により一方(図1中、左方 )のリール受け2aの回転が禁止され、且つ係止突起25が段部24aに当接係 止していることによりヘッド取付板5の再生位置方向への往動が禁止されている 。
【0041】 このような状態において、テープカセットをカセットホルダーに挿入すると、 このカセットホルダーが下方位置に移動してテープカセットが両リール受け2a ,2bに装填され、これに連動してモータスイッチがオンとなって、モータ12 が起動する。
【0042】 また、このテープカセットの装填動作に連動してイジェクト板27が図1中、 右方向へ移動し、係合体29が係合辺部28の縁部から外れて、この係合体29 がイジェクト板27の図1中、左端の押圧片27aに押されることにより、押し 戻し部材32が図1中、反時計回り方向に回動することによって、押圧体33が ヘッド取付板5の被押圧部5a及び可動部材22から離間して、図2の状態とな る。
【0043】 そこで、モータ12の回転がギヤ13〜19及び他方(図1中、右方)のリー ルギヤ3bを介してリール受け2bに伝達され、テープカセット内のテープTが 図2に示す如く弛んでいれば、そのテープTは、弛み分だけ右方のリールに巻き 取られる。
【0044】 このようにしてテープカセット内のテープTの弛みが解消すると、右方のリー ル受け2bの回転がテープTの張力によって禁止されるが、伝達ギヤ18はモー タ12の回転力を受け続けるので、その反力を受けて可動部材20は、ギヤ17 ,19相互の噛み合いが外れる図3の位置まで時計回り方向に回動する。
【0045】 この可動部材20の回動に連動して板状部材22が反時計回り方向へ回動し、 これに設けられたブレーキ機構のブレーキ爪23がリールギヤ3aから外れると 同時に、係止突起25がヘッド取付板5の段部24aから外れ、ヘッド取付板5 が前記付勢手段の付勢力により再生位置側へ往動する。
【0046】 この往動に伴い、ヘッド取付板5に設けられた保持機構26により板状部材2 2及び可動部材20が更に大きく回動し(図4)、伝達ギヤ18を回転伝達経路 外に保持するようになる。
【0047】 そして、ヘッド取付板5の往動によりいずれか一方のピンチローラ7a(また は7b)が対応するキャプスタン6a(または6b)に圧接し、磁気ヘッド4が テープTに接触し、更に、モータ12からリールギヤ3a,3bに択一的に回転 力を伝達する再生動作用回転伝達経路(図示せず)が形成されて、再生動作が開 始される。
【0048】 そして、再生動作の終了によって、前記イジェクト機構によりイジェクト板2 7を図4中、左方向へ移動すると、係合体29が傾斜面28aを介して係合辺部 28の縁部に係合することにより、押し戻し部材32が図4中、時計回り方向に 回動する。
【0049】 この回動により押圧部33がヘッド取付板5の被押圧部5aを押圧して、この ヘッド取付板5を非再生位置側へ押し戻す。これと共に押圧部33が板状部材2 2の縁部を押圧して、この板状部材22を図4中、時計回り方向へ回動し、この 回動に伴い可動部材20が図4中、反時計回り方向へ強制的に回動されて、伝達 ギヤ18が回転伝達経路中に介在されて、ギヤ機構のギヤ17,19に噛合する 。
【0050】 この状態においては、板状部材22の係止突起25が段部24aに当接係止す ると共に、ブレーキ爪23が一方のリールギヤ3aに係合している。また、この 状態においては、カセットホルダーが上方位置に移動され、テープカセットをカ セットホルダー外方に取り出すことができる。
【0051】 このようにして再び初期状態、即ち、図1に示す状態となる。
【0052】 以上の実施例では可動部材20を回動自在なものとしたが、これは直線的に往 復動自在なものとしてもよい。
【0053】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案のテープ駆動機のテープ弛み解消装置によれば、 何等特別の操作を要することなく、ただ単にテープカセットを装填するだけで、 テープに弛みが生じているときは自動的にその弛みが解消されて再生動作を開始 させることができる。
【0054】 また、イジェクト操作を行なうことにより、可動部材係合部により可動部材が 非セット位置からセット位置へ強制的に戻されるので、可動部材の戻り動作が確 実になると共に、可動部材をセット位置に戻す為の戻しばねが不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るテープ弛み解消装置を
備えたテープ駆動機の停止状態を示す主要部の平面図で
ある。
【図2】同テープ駆動機の同テープカセットを装填した
状態を示す図1と同状図である。
【図3】同テープ駆動機のテープ弛みを解消した状態を
示す部分平面図である。
【図4】同駆動機の再生状態を示す図1と同状図であ
る。
【符号の説明】
T テープ 2b リール受け 5 ヘッド取付板 12 テープ駆動モータ 13 駆動ギヤ 18 伝達ギヤ 20 可動部材 25 係止突起(前進阻止部) 26 保持機構 32 押し戻し部材 33 押圧部(可動部材係合部)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープカセットのイジェクト操作により
    作動してヘッド取付板をテープ再生位置から非再生位置
    側へ押し戻す押し戻し部材を備えたテープ駆動機におい
    て、可動部材に支持され、該可動部材がセット位置にあ
    るとき、テープ駆動モータにより駆動される駆動ギヤか
    らリール受けに至る回転伝達経路中に介在されると共
    に、前記リール受けの回転が停止したときに前記リール
    受けからの反力を受けて前記回転伝達経路から離反する
    方向へ移動する伝達ギヤと、前記可動部材に設けられ、
    該可動部材が前記セット位置にあるときに前記ヘッド取
    付板に係合して該ヘッド取付板のテープ再生位置側への
    前進を阻止する前進阻止部と、前記ヘッド取付板に設け
    られ、前記伝達ギヤの移動に伴って前記可動部材が前記
    セット位置から外れたとき、前記前進阻止部と係合し、
    前記ヘッド取付板の前進により前記可動部材を前記セッ
    ト位置から外れる向きに更に移動させて前記伝達ギヤを
    前記回転伝達経路から大きく離反する位置に保持する保
    持機構と、前記押し戻し部材に設けられ、イジェクト操
    作時に前記可動部材を押圧して該可動部材を前記セット
    位置に復帰させる可動部材係合部とを具備したことを特
    徴とするテープ駆動機のテープ弛み解消装置。
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