JPH04126059U - 真空容器開口部用ドアのヒンジ機構 - Google Patents

真空容器開口部用ドアのヒンジ機構

Info

Publication number
JPH04126059U
JPH04126059U JP3103191U JP3103191U JPH04126059U JP H04126059 U JPH04126059 U JP H04126059U JP 3103191 U JP3103191 U JP 3103191U JP 3103191 U JP3103191 U JP 3103191U JP H04126059 U JPH04126059 U JP H04126059U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
vacuum container
ring
hinge mechanism
rotating shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3103191U
Other languages
English (en)
Inventor
昭延 原田
忠 川島
雄二 鈴木
幸弥 渡邊
忠 中村
Original Assignee
セイコー電子工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by セイコー電子工業株式会社 filed Critical セイコー電子工業株式会社
Priority to JP3103191U priority Critical patent/JPH04126059U/ja
Publication of JPH04126059U publication Critical patent/JPH04126059U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 真空容器のドアによりOリングの全周が均等
に圧縮され、安定したシールの実現と、ドア開閉操作が
容易な真空容器のドアのヒンジ機構を提供する。 【構成】 真空容器4に固定した固定ブロック3に断面
で略長円の長穴5を形成し、回転軸6を挿入してドア1
と連結し、前記固定ブロック3内に回転軸6を長穴5内
でドア1の開放方向に押圧する手段7を設けた真空容器
開口部用ドアのヒンジ機構。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、真空容器開口部を密着シールするドアのヒンジ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、真空容器に装着されたドアのヒンジ機構として、図4に示す構造が一般 的に知られている。 上記図面で示すドアのヒンジ機構は、真空容器4の側壁に固定ブロック3と真 空容器開口部を密閉シールするOリング2が装着されたドア1に固着した回転軸 受5とを回転軸6にて連結し、前記回転軸6を回転中心としてドア1を開閉させ る。一方、前述したヒンジ機構と反対側に配置されたドアロックは、真空容器壁 4に固定された固定ブロック7と、先端にネジ結合したツマミ8を有するロック 軸9を回転軸10で連結しドア1と一体化されたブロック11を前記ツマミ10 を回転させることにより、ドア1を真空容器面に押し付け、よって、ドア1に装 着されたOリング2を真空容器面に密着シールする構造である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の構造ではドアを閉じるとき、図5で示す状態となる。 すなわち、Oリングのヒンジ側が真空容器面に接し、Oリングのロック側は、 真空容器面とOリングは完全に離れている。その状態にて、ロック軸をドアと一 体化されたブロックの溝に入れ、ツマミを回転しOリングを徐々にヒンジ側から ロック側へ圧縮させ、真空容器面へOリングを全面密着させる。
【0004】 一般的に真空シールに必要なOリングのツブシ代はOリング太さの20%であ り、Oリングの反撥力は真空容器の開口部が大きくなるほど過大な力となる。O リングのヒンジ側はモーメント的に小さな力で簡単に圧縮できるが、ロック機構 側に近づくにつれて、その反撥力は大きくなる。 このため、ツマミの回転力と過大な力を要し、Oリング全周が均等に圧縮出来 ず、かつ、完全にOリングを圧縮出来ず、一般的にいう片締めの状態となり、リ ークの可能性が発生する。
【0005】 さらに、ドアの開閉の都度、ロック軸をドアと一体となっているブロックに着 脱しなければならず、かつ、過大な力でツマミを回転させるなどドアの開閉が容 易ではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記の課題を解決するため、ドアの端部に形成した穴と、真空容器に 固定した固定ブロックに形成した長穴に回転軸を挿入し、ドアと固定ブロックを 連結せしめ、前記回転軸の直下に回転軸を押圧する手段を設けることにより、ド アに装着されたOリングが真空容器面に均等に接するとともにOリングの圧縮量 もOリング全周にわたり均一となり、真空容器開口部が完全密着シールされ、か つ、ドアの開閉操作が容易に実行可能とした。
【0007】
【作用】
上記のように構成した真空容器ドアのヒンジ機構において、回転軸を押圧する 手段により、ドアの穴に挿入された回転軸は、固定ブロックの長穴の上面へ押し 付けられている。ドアを閉めたとき、ドアに装着されているOリングが真空容器 面に全周にわたり接しているか、あるいは、Oリング太さの数%圧縮した状態と なるように、固定ブロックが真空容器へ固定されている。上記のようにセットさ れたドアを閉める力は微少である。次に、真空容器を真空引きすると、ドアには 真空容器開口部面積に容器内外の圧力差圧が加わり、前記力によりドアは押され て、真空容器面へ密着しOリングは全周にわたり均一に圧縮され、真空容器開口 部は完全にシールされる。このとき、ドアの穴に挿入されている回転軸は固定ブ ロックの長穴に沿って下移動する。
【0008】 次に真空容器を大気圧に戻し、ドアを開けるときはドアを真空容器面へ押し付 ける力は働かない。回転軸は押圧されているため、ドアは回転軸が固定ブロック の長穴上面に当たるまで押し上げられ、初期の状態、すなわちOリングが真空容 器面に全周にわたり接している状態かOリングを数%圧縮している状態となる。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図1〜図3を用いて説明する。 図1は、本考案の真空容器開口部用ドアのヒンジ機構の正面図であり、図2は 図1の左側面図、図3は図1のA−A′断面図である。 図1〜図3に於いて、1はOリング2を装着したドア、3は真空容器4の側壁 に固定されたT字形状の固定ブロックである。この固定ブロック3の突出部には 、貫通孔5が形成され、この貫通孔5に回転軸6が挿通されてドア1と固定ブロ ック3は回転軸6により連結されている。
【0010】 そして、貫通孔5は断面で回転軸6のほぼ軸幅の略長円となっている。 さらに固定ブロック3には、回転軸6を長孔5内で長手方向に押圧するプラン ジャー7が装着され、回転軸6をドア1の開放方向に押圧している。 前述したヒンジ機構の反対側には、ドアロック機構が配置されている。 すなわち、ドア1に装着されたピン8に挿入され、引張りバネ9にて回転力を 与えられたツメ10が真空容器4の側壁に装着されたロックピン11に係合し、 ドア1はロックされている。
【0011】 図3は、真空容器4内が大気圧の状態を示した図であり、ドア1に装着された Oリング2が真空容器面へ全周にわたり接している。従って、Oリングは圧縮さ れておらず、ドア1と真空容器面にはスキSが存在する。 真空容器4内を真空にすると、ドアには真空容器開口部面積に外圧(矢印)が 加わり、Oリング2を均等に圧縮し、真空容器4の開口部を密着シールする。こ のとき、プランジャ7にて押圧されている回転軸6は、固定ブロック3に形成さ れた長穴5に沿って移動する。
【0012】 真空容器4内を大気圧に戻すと、ドア1に加わる外力は無くなり、Oリング2 の反撥力及び、プランジャ7の力により、図3に図示した状態へ復帰する。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したようにドアを閉め、真空容器の開口部を密着シールするとき、O リング全周が均等に圧縮され、安定したシールが実現出来るとともに、ドアを閉 める力を必要とせず、極めて簡単に操作可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1のA−A′断面図である。
【図4】従来例の構造図である。
【図5】従来例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 ドア 2 Oリング 3 固定ブロック 4 真空容器 5 長孔 6 回転軸 7 プランジャ 8 ピン 9 引張りバネ 10 ツメ 11 ロックピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 渡邊 幸弥 東京都江東区亀戸6丁目31番1号 セイコ ー電子工業株式会社内 (72)考案者 中村 忠 東京都江東区亀戸6丁目31番1号 セイコ ー電子工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器の開口部をシール材を介して密
    閉するドアのヒンジ機構において、ドアの端部に形成さ
    れた穴と、真空容器に固定した固定ブロックに形成した
    断面略長円の長孔に回転軸を挿入して前記ドアと固定ブ
    ロックを連結し、前記回転軸を前記長孔の長手方向に押
    圧する手段を前記固定ブロック内に設け、この押圧する
    手段によりドアを開放方向に押圧するようにしたことを
    特徴とした真空容器開口部用ドアのヒンジ機構。
JP3103191U 1991-05-07 1991-05-07 真空容器開口部用ドアのヒンジ機構 Pending JPH04126059U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3103191U JPH04126059U (ja) 1991-05-07 1991-05-07 真空容器開口部用ドアのヒンジ機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3103191U JPH04126059U (ja) 1991-05-07 1991-05-07 真空容器開口部用ドアのヒンジ機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04126059U true JPH04126059U (ja) 1992-11-17

Family

ID=31914424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3103191U Pending JPH04126059U (ja) 1991-05-07 1991-05-07 真空容器開口部用ドアのヒンジ機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04126059U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4467936A (en) Closure for a pressurized chamber
JPH04126059U (ja) 真空容器開口部用ドアのヒンジ機構
JPH08233108A (ja) 容器の開口部の遮蔽構造
KR930001966Y1 (ko) 치약 취출기
JPH11263359A (ja) キャップの開栓機構
CN219407627U (zh) 一种盖子及储存装置
JP3464542B2 (ja) 密閉容器
CN214453334U (zh) 一种带有锁扣装置的奶粉盒
JP2981727B2 (ja) 減圧気密容器
JP2989097B2 (ja) キャップ
JPH0311165Y2 (ja)
CN212354938U (zh) 一种压紧式容器封口结构
JPH10225321A (ja) 気密化粧料容器
CN217477991U (zh) 一种用于箱体上的锁紧装置
CN220375239U (zh) 开启盖
JP3117639B2 (ja) 化粧用気密コンパクト容器
JP2533303Y2 (ja) 蓋付き容器
JP3069658U (ja) 高気密保存容器
CN217101185U (zh) 容器瓶
CN221665274U (zh) 一种过渡仓门压紧密封机构
JP2001080665A (ja) キャップ
JPS58180789A (ja) 絞り出し式ポンプのポンピングチユ−ブ固定装置
JPH0527124Y2 (ja)
JP2589747Y2 (ja) 圧力スイッチ用シール装置
JPH10129712A (ja) 減圧気密容器