JPH0412578A - スラブ形固体レーザ発振装置 - Google Patents
スラブ形固体レーザ発振装置Info
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- JPH0412578A JPH0412578A JP11184690A JP11184690A JPH0412578A JP H0412578 A JPH0412578 A JP H0412578A JP 11184690 A JP11184690 A JP 11184690A JP 11184690 A JP11184690 A JP 11184690A JP H0412578 A JPH0412578 A JP H0412578A
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- GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N Titan oxide Chemical compound O=[Ti]=O GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
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- Lasers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野〕
本発明は、高出力固体レーザ発振装置に関し、特に平板
(スラブ)状固体レーザ媒質をレーザ光の発振に用いた
スラブ形固体レーザ発振装置に関する。
(スラブ)状固体レーザ媒質をレーザ光の発振に用いた
スラブ形固体レーザ発振装置に関する。
[従来技術]
板状結晶のレーザ媒質(レーザ素子ともいう、)を挾ん
でレーザ光路上に反射ミラーと出力ミラーを設けて共振
器を構成する固体レーザ発振装置において、板状結晶(
以下、スラブという、)としてNd−YAG単結晶が使
用されている。
でレーザ光路上に反射ミラーと出力ミラーを設けて共振
器を構成する固体レーザ発振装置において、板状結晶(
以下、スラブという、)としてNd−YAG単結晶が使
用されている。
従来の固体レーザ発振装置は、第4図に示すように、ス
ラブ1は励起用ランプ4とともに反射箱5に収納され、
これらスラブ1と励起用ランプ4とは反射箱5に導入し
た水で冷却される。
ラブ1は励起用ランプ4とともに反射箱5に収納され、
これらスラブ1と励起用ランプ4とは反射箱5に導入し
た水で冷却される。
この固体レーザ発振装置において、スラブ1の端面2a
、2bに対しブリュースター角度θおで、すなわちスラ
ブ1の主面3a、3bに平行にレーザ光が入射および出
射する(以下、ブリュースター負犬出射という、)よう
に構成していた。この場合、スラブの長軸方向の光路り
上に反射ミラー6と出力ミラー7が配置される。すなわ
ち、反射箱5の外部に露出しているスラブ1の一方の端
面2a(tlには全反射ミラー6が、また他方の端面2
b側には出力ミラー7が配置され、これにより共振系を
構成している。
、2bに対しブリュースター角度θおで、すなわちスラ
ブ1の主面3a、3bに平行にレーザ光が入射および出
射する(以下、ブリュースター負犬出射という、)よう
に構成していた。この場合、スラブの長軸方向の光路り
上に反射ミラー6と出力ミラー7が配置される。すなわ
ち、反射箱5の外部に露出しているスラブ1の一方の端
面2a(tlには全反射ミラー6が、また他方の端面2
b側には出力ミラー7が配置され、これにより共振系を
構成している。
この固体レーザ発振装置で、励起用ランプ4を点灯して
スラブ1中に励起光が透過すると、スラブ1内のNd’
+イオンが高いエネルギー準位に励起される。
スラブ1中に励起光が透過すると、スラブ1内のNd’
+イオンが高いエネルギー準位に励起される。
この高いエネルギー単位から低いエネルギー単位に下落
する際にレーザ光か発せられ、このレーザ光がさらに刺
激光となってレーザ光の誘導放出を惹き起こす。
する際にレーザ光か発せられ、このレーザ光がさらに刺
激光となってレーザ光の誘導放出を惹き起こす。
上記共振系は、反射ミラー6で反射しなレーザ光が光F
I!ILに沿ったスラブ1の端面2aで屈折してスラブ
1内に入り、スラブ1の両生面3a、3bで全反射をく
り返して端面2bに到達し、この端面2bで再び屈折し
て出力ミラー7に向かい、該出力ミラー7から反射しな
レーザ光が再び光路りを通るよう調整しである。従って
、レーザ光が光路り上を往復する間に増幅されて、その
一部を出力ミラー7かち得るようにする。
I!ILに沿ったスラブ1の端面2aで屈折してスラブ
1内に入り、スラブ1の両生面3a、3bで全反射をく
り返して端面2bに到達し、この端面2bで再び屈折し
て出力ミラー7に向かい、該出力ミラー7から反射しな
レーザ光が再び光路りを通るよう調整しである。従って
、レーザ光が光路り上を往復する間に増幅されて、その
一部を出力ミラー7かち得るようにする。
このようなスラブ形レーザ発振装置によれは、レーザ光
はスラブ1の両生面3a、3bで全反射され、スラブ1
のレーザ媒質全体をジグザグに伝搬するので、熱レンズ
効果の影響を受けず、拡がり角の少ないレーザ光を得る
ことができる。
はスラブ1の両生面3a、3bで全反射され、スラブ1
のレーザ媒質全体をジグザグに伝搬するので、熱レンズ
効果の影響を受けず、拡がり角の少ないレーザ光を得る
ことができる。
ブリュースター万人出射では、入出射角度はブリュース
ター角度(Nd−YAGの場合θお=61.2°)によ
り決められる。すなわち、第4図に示すように、スラブ
1の両生面3a、3bに対して平行にレーザ光を入出射
する場合、スラブ1の端面2a、2bの傾斜角度θ、=
28.8°となる。
ター角度(Nd−YAGの場合θお=61.2°)によ
り決められる。すなわち、第4図に示すように、スラブ
1の両生面3a、3bに対して平行にレーザ光を入出射
する場合、スラブ1の端面2a、2bの傾斜角度θ、=
28.8°となる。
ブリュースター万人出射にする理由は次による。
屈折率N、の物質と屈折率N2の物質の界面に法線に対
しθ1の角度で屈折1$N1の物質から入射して、屈折
率N2の物質をθ2の角度で進む場合、S波とP波の反
射率Rs、Rpはフレネルの反射式によりつぎのように
なる。
しθ1の角度で屈折1$N1の物質から入射して、屈折
率N2の物質をθ2の角度で進む場合、S波とP波の反
射率Rs、Rpはフレネルの反射式によりつぎのように
なる。
5in2 (θ1−θ2 )
Rs=
sin’(θ1+02)
jan’((θ、−θ2 )
ここで、θ1と02の関係は、スネルの式;N、sin
θl =N2 S 1 nθ2の関係がある。
θl =N2 S 1 nθ2の関係がある。
空気からNd−YAGスラブ1に入射する場合、N1=
1、N2 =1.82で、入射角θ1に対する反射率R
p、Rsは第3図に表わされる。この図においてRp=
0になる入射角がブリュースター角(61,2’ )で
ある。
1、N2 =1.82で、入射角θ1に対する反射率R
p、Rsは第3図に表わされる。この図においてRp=
0になる入射角がブリュースター角(61,2’ )で
ある。
前述のようにブリュースター入出射する理由は、ブリュ
ースター角の時にP波の反射率Rρが0になり、スラブ
1の端面2a、2bにおける反射はS波のみにすること
かできること、およびスラブ1の両生面3a、3bに対
して入出射レーザ光を平行にすることかできるからであ
る。
ースター角の時にP波の反射率Rρが0になり、スラブ
1の端面2a、2bにおける反射はS波のみにすること
かできること、およびスラブ1の両生面3a、3bに対
して入出射レーザ光を平行にすることかできるからであ
る。
第3図においてS波の反射率RsとP波の反射率RPの
和は、入射角θ1−O(スラブlの端面に対し垂直方向
入出射)の時に最も小になるが、この入出射角度にした
場合、第4図の点if! L aのようにランプ4の端
に当ってしまう。
和は、入射角θ1−O(スラブlの端面に対し垂直方向
入出射)の時に最も小になるが、この入出射角度にした
場合、第4図の点if! L aのようにランプ4の端
に当ってしまう。
そのため1人出射光が第4図の光F#ILのようにスラ
ブの両生面3a、3bに対しできるだけ平行になるよう
にして長軸方向入出射させ、光路りか励起用ランプの端
に当らないようにし、しかもP波の反射率RpIfio
となるブリュースター万人出射が従来多く行われている
のである。
ブの両生面3a、3bに対しできるだけ平行になるよう
にして長軸方向入出射させ、光路りか励起用ランプの端
に当らないようにし、しかもP波の反射率RpIfio
となるブリュースター万人出射が従来多く行われている
のである。
ブリュースター万人出射の場合、P波の反射率は0とな
るが、S波の反射率Rsは約30%となる。そこで、通
常S波成分のレーザ光の有効な取り出しのために、スラ
ブ1の端面2a、2bに、M g F 2等の材料にて
反射防止コーティングが施される6反射防止コーティン
グを施した場合の反射率Rp、P、sは各々3%となる
。これか、スラブ入出射に伴う反射損失となる。
るが、S波の反射率Rsは約30%となる。そこで、通
常S波成分のレーザ光の有効な取り出しのために、スラ
ブ1の端面2a、2bに、M g F 2等の材料にて
反射防止コーティングが施される6反射防止コーティン
グを施した場合の反射率Rp、P、sは各々3%となる
。これか、スラブ入出射に伴う反射損失となる。
[発明が解決しようとする課題]
前述のように従来のスラブ形し−サ発振装置では、スラ
ブ1にレーザ光を長軸方向入出射させると、端面2a、
2bに反射防止コーティングを施しても、例えばM g
F 2を単層でλ/4=0.26μmコーティングし
ても、P波及びS波の反射率は各々約3%となり、すな
わち反射損失か2%〜3%あり、レーザ出力もこの影響
を受け、出力に限界があり、高出力化を達成できない原
因となっていた。
ブ1にレーザ光を長軸方向入出射させると、端面2a、
2bに反射防止コーティングを施しても、例えばM g
F 2を単層でλ/4=0.26μmコーティングし
ても、P波及びS波の反射率は各々約3%となり、すな
わち反射損失か2%〜3%あり、レーザ出力もこの影響
を受け、出力に限界があり、高出力化を達成できない原
因となっていた。
また、光のS波、P波を損失なくスラブ1にレーザ光を
入射および出射させるためには、第4図に点線で示すよ
うに、スラブ1の長軸に一定の角度をつけて入出射させ
ることになるが、第4図の点線で示すように、端面2a
、2bに対し法線近くの角度でスラブにレーザ光を入射
および出射させると、ランプ4の電極にレーザ光の光路
Laが当たってしまうという問題があった。
入射および出射させるためには、第4図に点線で示すよ
うに、スラブ1の長軸に一定の角度をつけて入出射させ
ることになるが、第4図の点線で示すように、端面2a
、2bに対し法線近くの角度でスラブにレーザ光を入射
および出射させると、ランプ4の電極にレーザ光の光路
Laが当たってしまうという問題があった。
すなわち、この角度が45°近くなると、スラブ1周辺
に配置したランプ4の端に設けられた電極にレーザ光か
当ってしまう。
に配置したランプ4の端に設けられた電極にレーザ光か
当ってしまう。
従って、本発明は、スラブにおける入出射時のレーザ光
反射損失が最少限になるようにし、出力の増大を図った
固体レーザ発振装置を提供することを目的とする。
反射損失が最少限になるようにし、出力の増大を図った
固体レーザ発振装置を提供することを目的とする。
本発明は、スラブに対するレーザ光の入射をスラブの端
面の法線方向から行うこと(以下、垂直方向入出射とい
う、)により、スラブにおける入出射の反射損失を低減
した固体レーザ発振装置を提供することを目的とする。
面の法線方向から行うこと(以下、垂直方向入出射とい
う、)により、スラブにおける入出射の反射損失を低減
した固体レーザ発振装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段]
本発明のスラブ形固体し−サ発振装置では、励起用ラン
プと板状レーザ媒質を有し、レーザ媒質の長軸方向に対
し傾けてレーザ光を入射および出射するようにし、平行
な2枚の高反射率ミラーかレーザ蝋質の端面に近接して
レーサ蝋質の長軸方向に配置されることにより、該ミラ
ー間にレーザ光を反射させる光路が形成され、レーザ媒
質の光路長が実質的に延長されている。
プと板状レーザ媒質を有し、レーザ媒質の長軸方向に対
し傾けてレーザ光を入射および出射するようにし、平行
な2枚の高反射率ミラーかレーザ蝋質の端面に近接して
レーサ蝋質の長軸方向に配置されることにより、該ミラ
ー間にレーザ光を反射させる光路が形成され、レーザ媒
質の光路長が実質的に延長されている。
高反射率ミラーには完全反射コーティングを施したもの
が使用される。
が使用される。
この構成により、レーザ媒質の長軸方向に対して傾けて
レーザ光を入射および出射する場合に、ランプの端にあ
る電極にレーザ光が当たるのを防ぐことができる。
レーザ光を入射および出射する場合に、ランプの端にあ
る電極にレーザ光が当たるのを防ぐことができる。
[作用]
光のS波、P波を損失なくスラブ1にレーザ光を入射お
よび出射させるためには、第1図に示すように、スラブ
1の長軸に一定の角度をつけて入出射させている。しか
し、この角度が45°近くなると、スラブ1周辺に配置
したランプ4の端に設けられた電極にレーザ光が当って
しまうので、2枚の端部反射ミラー8a〜8b、8c〜
8dをスラブ1の両端部に配置し、端部反射ミラー8a
〜8b及び8c〜8d間でレーザ光が反射する光1iL
か延長形成されることにより、レーザ光がランプ4の端
に当らないようになる。
よび出射させるためには、第1図に示すように、スラブ
1の長軸に一定の角度をつけて入出射させている。しか
し、この角度が45°近くなると、スラブ1周辺に配置
したランプ4の端に設けられた電極にレーザ光が当って
しまうので、2枚の端部反射ミラー8a〜8b、8c〜
8dをスラブ1の両端部に配置し、端部反射ミラー8a
〜8b及び8c〜8d間でレーザ光が反射する光1iL
か延長形成されることにより、レーザ光がランプ4の端
に当らないようになる。
本実施例では、従来のブリュースター角では入出射で2
〜3%反射損失かあったものが、その1/10である0
、2〜03%の反射損失になり、レーザ出力か向上する
。端部反射ミラー8a〜8dに高反射率ミラーを使用し
、さらにこの高反射率ミラーに多層誘電体膜の完全反射
コーティングを施して、反射率を99.8%にすること
により反射損失を少なくする。
〜3%反射損失かあったものが、その1/10である0
、2〜03%の反射損失になり、レーザ出力か向上する
。端部反射ミラー8a〜8dに高反射率ミラーを使用し
、さらにこの高反射率ミラーに多層誘電体膜の完全反射
コーティングを施して、反射率を99.8%にすること
により反射損失を少なくする。
[実施例〕
次に本発明のスラブレーザ形発振装置の作用を第1図に
基づき説明する。
基づき説明する。
第1図は、本発明のスラブ形レーザ発振装置の構成を示
す。
す。
Ndを添加したNd−YAG単結晶にて作成したスラブ
1の両端面2a、2bは互いに平行で、且つスラブの主
面3a、3bに対して一定の傾斜角度で切り出されてい
る。
1の両端面2a、2bは互いに平行で、且つスラブの主
面3a、3bに対して一定の傾斜角度で切り出されてい
る。
スラブ1の端面2a、2bの近くに端部反射ミラー8a
〜8dを設けて、レーザ光を端部反射ミラー8a〜8b
及び8C〜8d間で反射させ、スラブ1に入射および出
射する。
〜8dを設けて、レーザ光を端部反射ミラー8a〜8b
及び8C〜8d間で反射させ、スラブ1に入射および出
射する。
この場合、ランプ4の電極にレーザ光があたらないよう
に、端部反射ミラー8a〜8dの長さや端面角度を設計
する。端部反射ミラー8a〜8dは、例えば、スラブ1
の端面2a、2bから68mm、80mmの長さの違う
厚さ3mm、幅25mm高反射率ミラーを間隔12mm
でスラブ1の両端に置いた。
に、端部反射ミラー8a〜8dの長さや端面角度を設計
する。端部反射ミラー8a〜8dは、例えば、スラブ1
の端面2a、2bから68mm、80mmの長さの違う
厚さ3mm、幅25mm高反射率ミラーを間隔12mm
でスラブ1の両端に置いた。
また、端部反射ミラー8a〜8dでの反射損失を少なく
するため、高反射コートをミラー8a〜8dに刃組した
。
するため、高反射コートをミラー8a〜8dに刃組した
。
この端部反射ミラー8a〜8dは、レーザ光が2回反射
してスラブに入出射する。その時の角度はスラブ長軸方
向より33.06°傾いている。
してスラブに入出射する。その時の角度はスラブ長軸方
向より33.06°傾いている。
レーザ光の誘導放出の原理は、従来例において説明した
通りであり、本発明の構成にて全反射ミラー6で反射し
たレーザ光は端部反射ミラー8aで反射し、次に対面す
る端部反射ミラー8bでさらに反射し、端面2aに垂直
方向入射する。入射したレーザ光はスラブの主面3a、
3bで全反射をくり返して端面2bから垂直方向出射さ
れる。
通りであり、本発明の構成にて全反射ミラー6で反射し
たレーザ光は端部反射ミラー8aで反射し、次に対面す
る端部反射ミラー8bでさらに反射し、端面2aに垂直
方向入射する。入射したレーザ光はスラブの主面3a、
3bで全反射をくり返して端面2bから垂直方向出射さ
れる。
出射したレーザ光は、端部反射ミラー8C28dで反射
し、出力ミラー7に到達し、出力ミラー7から反射した
レーザ光は、再び光F#IL aを通るように各ミラー
がFI整されている。この光#IL a上をレーザ光が
往復する間に増幅され、増幅されなレーザ光の一部の出
力ミラー7から出射される。
し、出力ミラー7に到達し、出力ミラー7から反射した
レーザ光は、再び光F#IL aを通るように各ミラー
がFI整されている。この光#IL a上をレーザ光が
往復する間に増幅され、増幅されなレーザ光の一部の出
力ミラー7から出射される。
このように端部ミラー8a、8b、8C18dをスラブ
の端面付近に配置することによって、レーザ光をスラブ
1の端面2a、2bに垂直入出射することか可能となり
、端面2a、2bでの反射損失を低減できるようになっ
た。
の端面付近に配置することによって、レーザ光をスラブ
1の端面2a、2bに垂直入出射することか可能となり
、端面2a、2bでの反射損失を低減できるようになっ
た。
なお、端部反射ミラー8a〜8dには、反射率を高める
なめ、光学ガラス製の高反射ミラー上にT i O2や
M g F 2などの誘電体多層膜の完全反射コーティ
ングを施す。
なめ、光学ガラス製の高反射ミラー上にT i O2や
M g F 2などの誘電体多層膜の完全反射コーティ
ングを施す。
第2図に、端部反射ミラー8aの近くの構成を示しであ
る。スラブ1の端面2aに近接して端部反射ミラー8a
が上下に設けられ、その間に光路Laを形成している。
る。スラブ1の端面2aに近接して端部反射ミラー8a
が上下に設けられ、その間に光路Laを形成している。
光路Laの両端にあるレーザ光Ll、L2がラング4の
電極4aと干渉していないのことが示されている。
電極4aと干渉していないのことが示されている。
火里■ユ
第1図の構成にて、Nd−YAGスラブ1と共に反射率
100%の全反射ミラー6と反射率50%の出力ミラー
7にて共振器を構成した。さらにスラブ1の端面2a、
2b付近に端部反射ミラーを4枚8a〜8b配置し、レ
ーザ光をスラブ端面に対して大体垂直方向から(法線に
対して164°)入出射できるようにした。スラブは、
幅25mm、全長152mm、厚さ10mmとし、端面
角度は40.54°とした。
100%の全反射ミラー6と反射率50%の出力ミラー
7にて共振器を構成した。さらにスラブ1の端面2a、
2b付近に端部反射ミラーを4枚8a〜8b配置し、レ
ーザ光をスラブ端面に対して大体垂直方向から(法線に
対して164°)入出射できるようにした。スラブは、
幅25mm、全長152mm、厚さ10mmとし、端面
角度は40.54°とした。
端部反射ミラーは、端部反射ミラー8a、8dの長さ8
0mm、端部反射ミラー8b、8cの長さ68mmとし
、いずれも幅25mm、厚さ3mmで、光学カラス(B
K−7)から作った。なお、この表面には、誘電体多層
膜の完全反射コーティングを施して反射率99%を得た
。完全反射コーティングは、T i O2とS i O
2を交互に、またハT i O2トM g F 2を交
互4:l:15〜30層コーティングしたものであり、
コーティング厚みが入/2=0.53μmとなった。
0mm、端部反射ミラー8b、8cの長さ68mmとし
、いずれも幅25mm、厚さ3mmで、光学カラス(B
K−7)から作った。なお、この表面には、誘電体多層
膜の完全反射コーティングを施して反射率99%を得た
。完全反射コーティングは、T i O2とS i O
2を交互に、またハT i O2トM g F 2を交
互4:l:15〜30層コーティングしたものであり、
コーティング厚みが入/2=0.53μmとなった。
励起用ランプ4は、スラブ1の両生面3a、3b側に2
本、合計4本を使用した。
本、合計4本を使用した。
パルス電源により、ランプへの入力電力は10kw、パ
ルス幅7ミリ秒(ms)、<り返し数10ppsの条件
にて、レーザ出力260Wを得ることかできた。
ルス幅7ミリ秒(ms)、<り返し数10ppsの条件
にて、レーザ出力260Wを得ることかできた。
これは、第4図に示す従来例の構成で同一条件にて得た
レーザ出力200wに対し、顕著な利点である。
レーザ出力200wに対し、顕著な利点である。
なお、本発明構成の垂直方向入出射にてP波、S波の反
射率Rp、Rsを測定した結果、各々0゜3%であり、
これは従来例構成のブリュースター角入射の反射率Rp
、Rs各々3%に対し極めて小さくなっている。
射率Rp、Rsを測定した結果、各々0゜3%であり、
これは従来例構成のブリュースター角入射の反射率Rp
、Rs各々3%に対し極めて小さくなっている。
[発明の効果〕
本発明の構成にてミラー間でレーザ光を垂直方向入出射
させることにより、従来のブリュースター九人出射に比
べて、反射損失が3%から0.3%に減少し、その結果
レーザ出力は、従来のレー出力に対し、30%向上し、
レーザ発振効率を上げることかできた。
させることにより、従来のブリュースター九人出射に比
べて、反射損失が3%から0.3%に減少し、その結果
レーザ出力は、従来のレー出力に対し、30%向上し、
レーザ発振効率を上げることかできた。
第1図は、本発明の実施例のスラブ形レーザ発振装置の
構成を示す概略平断面図。 第2図は、第1図もスラブ形レーザ発振装置のスラブ端
部付近の構成を示す概略部分断面図。 第3図は、空気からNd−YAGスラブに入射する場合
のP波、S波の入射角と反射率の関係を示すグラフ。 第4図は、従来のスラブ形し−ザ発振装装置の構成を示
す概略平断面図。 (この頁以下余白) 図中、参照記号は次のものを示す。 1:レーザ媒質スラブ、 2a、2b=スラブ端面、 4:励起用ランプ、 5:反射箱、 6:反射ミラー 7:出力ミラー 8a、8b=端部反射ミラー
構成を示す概略平断面図。 第2図は、第1図もスラブ形レーザ発振装置のスラブ端
部付近の構成を示す概略部分断面図。 第3図は、空気からNd−YAGスラブに入射する場合
のP波、S波の入射角と反射率の関係を示すグラフ。 第4図は、従来のスラブ形し−ザ発振装装置の構成を示
す概略平断面図。 (この頁以下余白) 図中、参照記号は次のものを示す。 1:レーザ媒質スラブ、 2a、2b=スラブ端面、 4:励起用ランプ、 5:反射箱、 6:反射ミラー 7:出力ミラー 8a、8b=端部反射ミラー
Claims (1)
- 励起用ランプと板状レーザ媒質を有し、レーザ媒質の長
軸方向に対し傾けてレーザ光を入射および出射するよう
にした固体レーザ発振装置において、平行な2枚の高反
射率ミラーがレーザ媒質の端面に近接してレーザ媒質の
長軸方向に配置されていることにより、該ミラー間にレ
ーザ光を反射させる光路が形成され、レーザ媒質の光路
長が実質的に延長されていることを特徴とするスラブ形
固体レーザ発振装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2111846A JP2516698B2 (ja) | 1990-05-01 | 1990-05-01 | スラブ形固体レ―ザ発振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2111846A JP2516698B2 (ja) | 1990-05-01 | 1990-05-01 | スラブ形固体レ―ザ発振装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0412578A true JPH0412578A (ja) | 1992-01-17 |
JP2516698B2 JP2516698B2 (ja) | 1996-07-24 |
Family
ID=14571633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2111846A Expired - Lifetime JP2516698B2 (ja) | 1990-05-01 | 1990-05-01 | スラブ形固体レ―ザ発振装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2516698B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06119592A (ja) * | 1992-09-29 | 1994-04-28 | Shunzaburo Nakahara | 交通管理方法及びそれに用いるレーザースクリーン装置 |
JP2006310743A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-11-09 | Topcon Corp | レーザ発振装置 |
JP2008081948A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Toto Ltd | 衛生洗浄装置及びトイレ装置 |
-
1990
- 1990-05-01 JP JP2111846A patent/JP2516698B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06119592A (ja) * | 1992-09-29 | 1994-04-28 | Shunzaburo Nakahara | 交通管理方法及びそれに用いるレーザースクリーン装置 |
JP2006310743A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-11-09 | Topcon Corp | レーザ発振装置 |
JP2008081948A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Toto Ltd | 衛生洗浄装置及びトイレ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2516698B2 (ja) | 1996-07-24 |
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