JPH0412524A - X線露光用マスクの製造方法 - Google Patents

X線露光用マスクの製造方法

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JPH0412524A
JPH0412524A JP2115280A JP11528090A JPH0412524A JP H0412524 A JPH0412524 A JP H0412524A JP 2115280 A JP2115280 A JP 2115280A JP 11528090 A JP11528090 A JP 11528090A JP H0412524 A JPH0412524 A JP H0412524A
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JP
Japan
Prior art keywords
film
mask
silicon substrate
ray
etching
Prior art date
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Pending
Application number
JP2115280A
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English (en)
Inventor
Shunichi Kobayashi
俊一 小林
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、半導体集積回路の製造に用いるX線露光用の
マスクの製造方法に関するものであり、特に、0.3μ
m以下の寸法の微細パターンを高精度に転写可能なX線
露光用マスクの製造方法に関するものである。
(従来の技術) −gに、X線露光用マスクは、シリコンウェハの表面に
シリコンナイトライド(SiN)や、ボロンナイトライ
ド(BN)等のX線透過性を有する薄膜(メンブレン)
を形成し、このメンブレンの上にX線吸収体パターンを
形成してマスク構造体を構成し、支持強度を上げるため
に石英などでできた支持リングにこのマスク構造体を貼
着して構成したブリッジ型のマスクが使用されている。
このようなマスクの製造方法としては、例えば特開昭6
3−244737号公報に記載されている方法がある。
第2図は、従来の製造方法における順次の工程を示す断
面図である。
第2図(A)に示すように、シリコンウェハ11の両面
に、例えばシリコンナイトライド(SiN)やボロンナ
イトライド(BN)等のX線透過率の高い薄膜12a、
12bを応力を調整して形成した後、第2図(B)に示
すように、シリコンウェハ11の裏面に形成した膜12
bに、後に行うバックエツチング工程のマスクとなる窓
13を形成する。次に、第2図(C)に示すように、シ
リコンウェハ11の表面に形成した膜12aの表面に金
(Au)などからなるX線吸収体パターン14をパター
ニングした後、このX線吸収体パターン14を保護する
ために、第2図(D)に示すように、シリコンナイトラ
イド膜12a及び前記X線吸収体パターン14の上に保
護膜15を形成する。次いで、第2図(E)に示すよう
に、シリコンウェハ11の裏面に形成したシリコンナイ
トライド膜12bをマスクにして 例えば、水酸化カリ
ウム(KOH)  水溶液を使ったウェットエツチング
を行って、窓13に対応する部分のシリコンウェハ11
を除去する。更に第2図(F)に示すように、このマス
ク構造体を石英リング16に貼付してマスクを完成させ
る。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述したX線露光用マスクの製造方法に
は、次のような問題がある。
(1)シリコンウェハ11の両面に形成した膜12a、
12bは、両面で応力のバランスをとるように応力を制
御して形成しているが、裏面に形成したシリコンナイト
ライド膜12bにバックエツチング用の窓13を開口す
るため、この応力のバランスが微妙に崩れてしまう。こ
のため、シリコンウェハ110表面の平面度が悪くなり
、この上に精度良(X線吸収体パターン14を形成する
ことができなくなってしまう。
(2)ハックエンチングの工程中に、シリコンウェハ1
1に大きな応力がかかるため、シリコンナイトライド膜
12a表面に形成したX線吸収体パターンがこの応力に
よって歪んでしまう。
(3)シリコンウェハ11は0.6mm程度の薄い板で
あるため、ハックエツチングを施した後に、マスク全体
に反りが生じ、このため、X線吸収体パターンの位置精
度が悪くなってしまう。特に、シリコンウェハ11の裏
面に窓13が開口されている状態でバックエツチングを
行うため、この傾向が著しい。このマスクの反りを押さ
えるためには、マスクを治具で固定してバンクエツチン
グを行う必要がある。したがって、このための治具が必
要になると共に、マスクを治具に取り付ける工程が増え
ることとなる。
(4)上述したとおり、ハックエツチングを行う際に、
マスクが歪んでしまうため、マスク構造体を精度良く石
英リング16に貼り付けることができず、貼り付けの際
に余計な応力がかかってX線吸収体パターンに歪みが生
しることとなる。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために、本発明のシリコン基板の一
方の面にX線透過性を有する第1の膜を成膜する工程と
、前記シリコン基板の他方の面に前記第1の膜と応力の
バランスをとるように第2の膜を成膜する工程と、前記
第1の膜の表面にX線吸収体をバターニングしてマスク
構造体を形成する工程と、前記第2の膜の表面に前記マ
スク構造体を支持する支持リングを装着する工程と、前
記支持リングをマスクとして前記第2の膜及び前記シリ
コン基板をバックエツチングして前記第2の膜及び前記
シリコン基板の前記支持リングの開口部に対応する部分
を除去する工程とを具える事を特徴とするものである。
又、本発明のX線露光用マスクの製造方法は、前記第2
の膜として、エツチングレートが前記シリコン基板のエ
ツチングレートより小さく、前記第1の膜エツチングレ
ートより大きい物質を使用することを特徴とするもので
ある。
更に、本発明のX線露光用マスクの製造方法は、前記バ
ックエツチングをハロゲン化フ・ノ素ガス雰囲気中で行
うことを特徴とするものである。
(作用) 上述したとおり、本発明によるX線露光用マスクの製造
方法では、シリコン基板と第1及び第2の膜とを具える
マスク構造体を製造して、このマスク構造体に支持リン
グを装着した後、この支持リングをマスクに利用してバ
ックエツチングを行って、第2の膜およびシリコン基板
をエツチングするようにしている。従って、シリコン基
板の裏面に形成した第2の膜にバックエツチング用の窓
を開口することなく、第1の膜の表面にX線吸収体をパ
タ−ニングするようにしている。従って、X線吸収体を
バタンーニングする際に、シリコン基板の応力のバラン
スが保たれたままであり、従ってX線吸収体パターンを
平面度の良い第1の膜の表面に形成することができる。
このため、X線吸収体パターンを精度良く形成すること
ができる。
又、バックエツチング用の窓を開口していない平坦なマ
スク構造体を支持リングに装着するので、マスク構造体
と支持リングとを精度良く装着する事ができる。更に、
バックエツチングは支持リングを装着した後に支持リン
グをマスクとして行っているため、マスク構造体の支持
強度が増し、バックエツチング工程中にマスク全体に反
りが生じたり、マスク全体が歪んだりすることがない。
従って、バックエツチングを行う際に生じるX線吸収体
パターンの位置の変動を押さえることができる。
更に、第2の膜の窓開は工程が不要となるため、窓開は
工程の時に受けるマスク表面のダメージを防止すること
ができる。
第2の膜には、エツチングレートがシリコン基板のエツ
チングレートより小さく、第1の膜のエツチングレート
より大きい物質を使用して、バックエツチングを円滑に
行うようにする。
バックエツチングは、好ましくは、ハロゲン化フッ素ガ
ス雰囲気中でドライ方式で行うようにしており、従って
エツチング処理が簡単である。
(実施例) 第1図は、本発明のX線露光用マスクの製造方法の一実
施例の順次の製造工程を示す断面図である。
第1図(A)に示すとおり、シリコンウェハ1の表面に
は、メンブレンとしてX線透過性を有するシリコンカー
バイド(SiC)  膜2を成膜し、シリコンウェハ1
の裏面にはボロンナイトライド(BN)膜3を成膜する
。シリコンウェハ1は面方位(100)のものでも(1
11)のものでも良いが、表面に成膜したシリコンカー
バイドの品質を良好なものとするためには、面方位(1
00)のものを使う場合は、4°offのものが、面方
位(111)のものを使う場合は(110)方向へ7°
offのものが適当である。シリコンウェハ1の厚さは
、3インチ径のウェハの場合で少なくとも0.6鵬−以
上とする。メンブレンとして使用するシリコンカーバイ
ド膜2は、600’以上の温度下で成膜したものが好ま
しい、裏面に成膜するボロンナイトライド膜3(第2の
膜)は無欠陥なものとし、表面に成膜したシリコンカー
バイド膜2と応力を調整して形成する。この第2の膜の
材質は、本実施例ではボロンナイトライドを使用してい
るが、エツチングレートが、メンブレンとして使用する
膜(第1の膜)のそれよりも十分に大きく、シリコンウ
ェハlのエツチングレートとほぼ同しかあるいは小さい
ものであればよい。
次いで、第1図(B)に示すように、シリコンカーバイ
ド膜2の表面にX線吸収体4を通常の方法でパターニン
グする。X線吸収体4には、金(Au) 、プラチナ(
Pt) 、タングステン(K)、タンタル(Ta)等の
重金属の他、窒化タングステン(WN)等の窒化物を利
用することができる。パターニングは、ボロンナイトラ
イド膜3に窓を開けることなく、シリコンウェハ1にか
かる応力のバランスがとれた状態で行うため、真空チャ
ックあるいは静電チャックを容易に用いることができる
通常は、第1図(C)に示すように、このX線吸収体4
を保護するため、シリコンカーバイド、ポリイミド、シ
リコンナイトライド、5iON  等からなる保護膜5
を付ける。但し、この保護膜5はなくとも良く、X線吸
収体4は、保護膜5を付けた場合は、上述した材料のい
ずれを使用しても良いが、保護膜5を付けない場合は、
通常は、Au、 ptを使用する。次に、第1図(D)
に示すように、ボロンナイトライド膜の下面に石英リン
グ6を接着した後、第1図(E)に示すように、石英リ
ング6をマスクとしてハロゲン化フッ素雰囲気中でボロ
ンナイトライド膜3及びシリコンウェハ1の窓13に対
応する部分をバックエツチングして除去して、X線露光
用マスクを完成させる。
上述の実施例では、メンブレンとしてシリコンカーバイ
ドを使用したが、エツチングレートがシリコンウェハ及
び第2の膜のエツチングレートよりも小さく、X線透過
性を有するものであればよく、シリコンカーバイドの他
に例えばシリコンナイトライド等を使用することができ
る。
(発明の効果) 上述したとおり、本発明のX線露光用マスクの製造方法
によれば、シリコンウェハの両面に形成した膜の応力の
バランスが保たれた状態で、X線吸収体パターンを形成
するようにしているため、シリコンウェハ上にX線吸収
体パターンを精度良く形成することができる。また、マ
スク構造体に石英リングを取り付けた後にこの石英リン
グをマスクに使用してバックエツチングを行って、ボロ
ンナイトライド膜及びシリコンウェハを除去してブリッ
ジ構造を形成するようにしているため、バックエツチン
グの際のウェハ上に形成したX線吸収体パターンの変動
を押さえることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のX線露光用マスクの製造方法の一実
施例の順次の工程を示す図、 第2図は、従来のX線露光用マスクの製造方法の順次の
工程を示す図である。 1・・・シリコンウェハ 2・・・シリコンカーバイド膜 3・・・ボロンナイトライド膜 4・・・X線吸収体パターン  5・・・保護膜6・・
・石英リング 第1図 (A) 第2図 1’76

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、シリコン基板の一方の面にX線透過性を有する第1
    の膜を成膜する工程と、前記シリコン基板の他方の面に
    前記第1の膜と応力のバランスをとるように第2の膜を
    成膜する工程と、前記第1の膜の表面にX線吸収体をパ
    ターニングしてマスク構造体を形成する工程と、前記第
    2の膜の表面に前記マスク構造体を支持する支持リング
    を装着する工程と、前記支持リングをマスクとして前記
    第2の膜及び前記シリコン基板をバックエッチングして
    前記第2の膜及び前記シリコン基板の前記支持リングの
    開口部に対応する部分を除去する工程とを具える事を特
    徴とするX線露光用マスクの製造方法。 2、前記第2の膜として、エッチングレートが前記シリ
    コン基板のエッチングレートより小さく、前記第1の膜
    エッチングレートより大きい物質を使用することを特徴
    とするX線露光用マスクの製造方法。 3、前記バックエッチングをハロゲン化フッ素ガス雰囲
    気中で行うことを特徴とする請求項1に記載のX線露光
    用マスクの製造方法。
JP2115280A 1990-05-02 1990-05-02 X線露光用マスクの製造方法 Pending JPH0412524A (ja)

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