JPH04124524U - 背もたれ兼用椅子 - Google Patents

背もたれ兼用椅子

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Publication number
JPH04124524U
JPH04124524U JP3971591U JP3971591U JPH04124524U JP H04124524 U JPH04124524 U JP H04124524U JP 3971591 U JP3971591 U JP 3971591U JP 3971591 U JP3971591 U JP 3971591U JP H04124524 U JPH04124524 U JP H04124524U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
seat back
support base
chair
pin
Prior art date
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Pending
Application number
JP3971591U
Other languages
English (en)
Inventor
光博 加島
伸道 塙
Original Assignee
カヤバ工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カヤバ工業株式会社 filed Critical カヤバ工業株式会社
Priority to JP3971591U priority Critical patent/JPH04124524U/ja
Publication of JPH04124524U publication Critical patent/JPH04124524U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通常の椅子として座ることができ、かつ立ち
上がった状態で身体を支えることもできる背もたれ兼用
椅子を提供する。 【構成】 支持台1に突設したピンに沿ってスライドす
るスライド溝5をシート2に形成し、シート2とシート
バック3をヒンジ結合する。シートバック3と支持台1
を伸縮自由な部材8、9で結合し、この伸縮を任意の位
置で選択的にロックするロック機構20を備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、小形船舶の運転席等に備える椅子の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
小型船舶の運転席に備える椅子として、シートと船体との間にダンパを介装し て船体の動揺や振動を吸収し、良好な乗り心地をが得られるようにしたものが知 られている。
【0003】
【考案の課題】
しかしながら、荒天時や波浪が大きい時など立ち上がった状態で運転操作を行 う場合には、このように工夫された椅子が役に立たず、かえって邪魔になること があった。
【0004】 本考案は、以上の問題点を解決すべくなされたもので、通常の椅子として座る ことができ、かつ立ち上がった状態で身体を支えることもできる背もたれ兼用椅 子を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を達成するための手段】
本考案は、床面に支持された支持台に側方へピンを突設し、このピンに沿って スライドするスライド溝をシートに略水平方向に形成し、シートとシートバック をヒンジ結合するとともに、シートバックと支持台を伸縮自由な部材で結合し、 この伸縮部材を任意の伸縮位置で選択的にロックするロック機構を備えている。
【0006】
【作用】
ロック機構を解除してシートバックを持ち上げるとスライド溝がピンに沿って スライドし、伸縮部材を伸長させつつシートバックとシートが起立する。任意の 起立位置でロック機構により伸縮部材の伸縮をロックすればシートとシートバッ クはその位置に支持される。
【0007】
【実施例】
図1〜図3に本考案の実施例を示す。
【0008】 図1において、1は船の床面に伸縮可能なシートダンパ10を介して支持され た支持台であり、この上にシート3が載置される。支持台1の前部には側方へ向 けてピン4が突設され、このピン4に沿ってスライドするスライド溝5がシート 3に固設した外枠6に前後方向に略水平に形成される。スライド溝5の両端には ピン4に回転自由に係合するノッチ5Aと5Bが形成される。
【0009】 外枠6の後端にはシートバック2の背面に固設したブラケット13の下端がヒ ンジ結合する。このブラケット13には中空のスライド部材9が一体に形成され る。
【0010】 一方、支持台1にヒンジ7を介して結合するガイドチューブ8がスライド部材 9の中空部を摺動自由に貫通する。このガイドチューブ8とスライド部材9とは 支持台1とシートバック2を伸縮自由に結合する部材として機能する。
【0011】 スライド部材9には図2に示すようなロック機構20が設けられる。ロック機 構20はスライド部材9に形成したホルダ18の内部に挿入されたロックピン1 4と、これをガイドチューブ8に向けて付勢するスプリング15と、ホルダ18 の外側に突出するロックピン14の基端に固着するハンドル16からなり、ロッ クピン14の先端がガイドチューブ6に縦方向に数多く形成したロック孔17の いずれかに侵入することで、スライド部材9のガイドチューブ8に対するスライ ドを任意の位置でロックする。
【0012】 次に作用を説明する。
【0013】 通常の椅子として使用する場合は、図1のようにピン4をノッチ5Bに係合さ せておく。また、スライド部材9はロック機構20によりガイドチューブ8の下 部に係止されている。
【0014】 この状態では、シート3は支持台1上に略水平に支持され、シートバック2は 後方へ若干傾斜した状態に保持される。なお、ハンドル16の操作でスライド部 材9のロックを解除し、スライド部材9をガイドチューブ8に沿ってスライドさ せることにより、図1の鎖線に示すようにシートバック2とシート3の角度を任 意に調整することができる。
【0015】 一方、背もたれとして使用する場合は、ロック機構20のハンドル16を引い てスライド部材9のロックを解除し、ノッチ5Bをピン4から外してスライド溝 5がピン4に沿って移動するようにシートバック2を引き上げる。これに伴い、 スライド部材9はガイドチューブ8に沿って上方へ摺動する。
【0016】 そして、図3に示すようにノッチ5Aをピン4に係合させ、ハンドル16を離 せば、スプリング15に付勢されたロックピン14がガイドチューブ8のロック 孔17に侵入し、スライド部材9はガイドチューブ8の上部に係止され、シート 3はシートバック2とともに起立状態に支持される。
【0017】 荒天時などに立ち上がって操船する場合にはこのようにして椅子全体を背もた れとして利用すれば良い。
【0018】 この状態においても、ロック機構20を操作してスライド部材9のロック位置 を変えることにより、シート3とシートバック2の角度を図3の鎖線に示すよう に任意に調整することができる。
【0019】
【考案の効果】
以上のように本考案は、支持台に突設したピンに沿ってスライドするスライド 溝をシートに形成するとともに、シートにヒンジ結合したシートバックをロック 機構を備えた伸縮自由な部材で支持台に結合したので、シートとシートバックを 任意の角度に起立させてロック機構でその位置に支持することができる。
【0020】 このため、小型船舶の運転席等に本考案を適用すれば、通常の運転席としての 機能に加えて傾斜角度の調整可能な背もたれとして利用でき、立ち上がって運転 する場合の運転者の疲労が少なくなるなどの好ましい効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す背もたれ兼用椅子の側面
図である。
【図2】ロック機構の縦断面図である。
【図3】背もたれ兼用椅子の背もたれの状態における側
面図である。
【符号の説明】
1 支持台 2 シートバック 3 シート 4 ピン 5 スライド溝 8 ガイドチューブ 9 スライド部材 20 ロック機構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面に支持された支持台に側方へピンを
    突設し、このピンに沿ってスライドするスライド溝をシ
    ートに略水平方向に形成し、シートとシートバックをヒ
    ンジ結合するとともに、シートバックと支持台を伸縮自
    由な部材で結合し、この伸縮部材を任意の伸縮位置で選
    択的にロックするロック機構を備えたことを特徴とする
    背もたれ兼用椅子。
JP3971591U 1991-04-30 1991-04-30 背もたれ兼用椅子 Pending JPH04124524U (ja)

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JP3971591U JPH04124524U (ja) 1991-04-30 1991-04-30 背もたれ兼用椅子

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JPH04124524U true JPH04124524U (ja) 1992-11-13

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JP3971591U Pending JPH04124524U (ja) 1991-04-30 1991-04-30 背もたれ兼用椅子

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5617477A (en) * 1979-07-23 1981-02-19 Nec Corp Pattern digitizing unit
JPS61172105A (ja) * 1986-01-06 1986-08-02 Takashi Mori 光ラジエータ
JPS63291741A (ja) * 1987-04-28 1988-11-29 シカム・ソシエタ・イタリアーナ・クシーニ・ア・モルレ・ソシエタ・ペル・アチオーニ 自動車のフロントシート

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5617477A (en) * 1979-07-23 1981-02-19 Nec Corp Pattern digitizing unit
JPS61172105A (ja) * 1986-01-06 1986-08-02 Takashi Mori 光ラジエータ
JPS63291741A (ja) * 1987-04-28 1988-11-29 シカム・ソシエタ・イタリアーナ・クシーニ・ア・モルレ・ソシエタ・ペル・アチオーニ 自動車のフロントシート

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