JPH04124474U - 端子コネクタ配線チエツク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 遠隔距離にあるシリアル信号用電力ケーブル
の端末の多端子コネクタの配線チェックを単数の作業者
で行なえるようにした配線チェック装置 【構成】 端子コネクタ接続部４と選択スイッチ２とチ
ェックランプ３を外側面に設け、ブザー１１と電源１２
と配線手段とを内蔵する配線チェッカ１と１端部に端子
コネクタ接続部４に接続される端子コネクタ６を設け、
他端部に端子コネクタ８を設けたシリアル信号用電力ケ
ーブル７と、前記端子コネクタ８に挿入接続される折返
し端子コネクタ９とにより構成

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はケーブル心線の配線チェック装置に関するもので特に分散給電装置シ リアル信号用電力ケーブルのケーブル心線の配線チェック装置に関するものであ る。

【０００２】

【従来の技術】

従来、分散給電装置シリアル信号用電力ケーブルはフロア間をまたがり、離隔 距離があることからケーブル端末に各々人員を配置して、インタホーン等で連絡 を取り乍ら一線ごとにベル対照器にて心線対照を行なっていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来の心線対照は離隔距離のあるケーブル端末に各々人員を配 置して一線ごとにインタホーン等の通信手段で連絡をとりながらベル対照器で心 線対照を行なうので、配線チェックの人員を複数必要とするばかりでなくチェッ クのための時間もかかり不便であるという欠点を有していた。

【０００４】 本考案は前記欠点を解消し、フロアをまたがり遠隔距離のあるシリアル信号用 電力ケーブルの端末の例えば１５ピンコネクタを使用する配線チェックを単数の 作業者で容易に行なえるようなケーブル心線の配線チェック装置を提供すること を目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

前記目的を達成するため、端子コネクタ配線チェック装置を、分散給電装置シ リアル信号用電力ケーブルのケーブル心線の配線チェック装置において、端子コ ネクタ接続部４と選択スイッチ２とチェックランプ３を外側面に設け、ブザー１ １と電源１２と配線手段とを内蔵する配線チェッカ１と、１端部に端子コネクタ 接続部４に接続される端子コネクタ６を設け、他端部に端子コネクタ８を設けた シリアル信号用電力ケーブル７と、前記端子コネクタ８に挿入接続される折返し 端子コネクタ９とにより請求項１を構成したのである。

【０００６】

【作用】

本考案を前記の通り構成したので、折返しコネクタ９を端子コネクタ８に挿入 接続し、次に端子コネクタ６を配線チェッカ１のコネクタ装着部４に挿入し接続 して準備段階を終え、次に選択スイッチ２をチェックしたい線間表示に廻すこと により各線間の配線チェックを電子ブザー１１の鳴動及びチェックランプの点灯 の有無により配線の良，不良を単数の作業者により判定することができるのであ る。

【０００７】

【実施例】

本考案の一実施例を図面と共に説明する。図１は本考案の一実施例の構成斜視 図、図２は本考案の一実施例の接続図である。

【０００８】 図において、１は配線チェッカであって、図示のものは１５Ｐコネクタ配線チ ェッカである。２は選択スイッチであって、選択スイッチ２は２回路６接点のロ ータリＳＷである。３はチェックランプでＬＥＤが用いられる、４はコネクタ装 着部であって図は１５Ｐコネクタのメス型が形成されている。５，５は端子であ って、コネクタ線以外の線対照端子である。６，８は端子コネクタであって、図 は１５Ｐコネクタのオス型が形成されている。７はシリアル信号用の電力ケーブ ルであって、電力ケーブル７は例えば８０ｍ程度の距離を有する。９は折返し端 子コネクタであって、１５Ｐコネクタのメス型が形成されており、その外部はプ ラスチックカバーで被覆されている。１０は折返し端子コネクタ内の配線を示す 。折返し端子コネクタ９内の配線には図示するように、１回路にダイオードＳＲ −４が２ケ挿入されており、この挿入により、♯２，♯４，♯８，♯９，♯１１ 各端子からのチェック回路を一方向にするためと電子ブザー１１を１．５〜２Ｖ 弱の仕様タイプを利用したので、電圧降下を利用して電源コントロールをしてい るのである。１２は電源であり３Ｖの乾電池を用いている。

【０００９】 本考案の実施例は以上の構成と接続を有するものである。

【００１０】 次に本考案の動作手順を説明する。先づ折返し端子コネクタ９を矢印で示すよ うに端子コネクタ８に挿入し接続する。次に配線チェッカ１のコネクタ装着部４ に矢印で示すように端子コネクタ６を挿入し接続する。

【００１１】 図２に示す如く、選択スイッチ２をチェックしたい線間表示に廻すことにより 、各線間（第２ピン−第４ピン，第９ピン−第１１ピン）の配線チェックを電子 ブザー１１の鳴動及びチェックランプ３の点灯により可能としている。この時、 折返し端子コネクタ９が従来行なわれた人手による折返し操作の役目を果すこと になるので従来の方法に比べて、作業性及び稼働面において顕著な改善効果があ るのである。

【００１２】 なお以上説明した本実施例では、１５ピンコネクタの例を示したが、他の多端 子コネクタへの適用も容易に対処できるのは言うまでもない。

【００１３】 又本チェック装置には図示しないが通常の導通テストも可能である。

【００１４】

【考案の効果】

以上説明した請求項１の考案によれば （１）シリアル信号用電力ケーブルの線間の誤配線の有無を判定可能である。

【００１５】 （２）ブザー鳴動及びランプ点灯により、確実に配線チェックが可能である。

【００１６】 （３）小形軽量（実施例では約３０グラム）の配線チェッカで誰れでも容易に配 線チェックが可能である。

【００１７】 （４）通常の導通チェックにも使用可能である。

【００１８】 という作業性及び稼働面の向上に大きな効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の構成斜視図

【図２】本考案の一実施例の接続図

【符号の説明】

１ 配線チェッカ ２ 選択スイッチ ３ チェックランプ ４ コネクタ装着部 ５，５ 端子 ６，８ 端子コネクタ ７ シリアル信号用の電力ケーブル ９ 折返し端子コネクタ １０ 折返し端子コネクタ内の配線 １１ 電子ブザー １２ 乾電池

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 分散給電装置シリアル信号用電力ケーブ
   ルのケーブル心線の配線チェック装置において、端子コ
   ネクタ接続部（４）と選択スイッチ（２）とチェックラ
   ンプ（３）を外側面に設け、ブザー（１１）と電源（１
   ２）と配線手段とを内蔵する配線チェッカ（１）と、１
   端部に端子コネクタ接続部（４）に接続される端子コネ
   クタ（６）を設け、他端部に端子コネクタ（８）を設け
   たシリアル信号用電力ケーブル（７）と、前記端子コネ
   クタ（８）に挿入接続される折返し端子コネクタ（９）
   とにより構成されたことを特徴とする端子コネクタ配線
   チェック装置。