JPH04124243U - 液晶プロジエクター装置 - Google Patents

液晶プロジエクター装置

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JPH04124243U
JPH04124243U JP2924991U JP2924991U JPH04124243U JP H04124243 U JPH04124243 U JP H04124243U JP 2924991 U JP2924991 U JP 2924991U JP 2924991 U JP2924991 U JP 2924991U JP H04124243 U JPH04124243 U JP H04124243U
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JP
Japan
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liquid crystal
adjustment
axis
crystal display
projector device
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Application number
JP2924991U
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English (en)
Inventor
薫 中西
誠 ▲吉▼村
Original Assignee
シヤープ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 3枚の小型透過型液晶表示セル15からの画
像を合成し、スクリーン等に拡大投影する液晶プロジェ
クター装置において、小型透過型液晶表示セル15の固
定されている調整板16を挟んで固定フレーム12に設
けられているスプリング17…と調整用シャフト21…
によって、調整板16のX軸、およびY軸方向への調整
を行う。 【効果】 一枚の調整板16によって、小型透過型液晶
表示セル15のX軸、およびY軸方向についての調整を
行うことができる。したがって、液晶プロジェクター装
置の軽量化を図ることができると共に、生産コストを低
減することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、小型透過型液晶表示セルに出力した映像信号を光源・光学 系を用いて、スクリーン等の大画面に拡大表示するための液晶プロジェクター装 置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、3枚の小型透過型液晶表示セルから出された画像を合成投影する3板 式液晶プロジェクター装置においては、図3に示すように、小型透過型液晶表示 セル35がX軸、およびY軸方向の位置決め調整可能なステージ上に取付けられ ている。上記ステージには、固定フレーム32上にY軸方向にスライド可能なY 軸調整板33と、このY軸調整板33上でX軸方向にスライド可能なX軸調整板 34とが設けられ、このX軸調整板34上に小型透過型液晶表示セル35が固定 されている。
【0003】 固定フレーム32とY軸調整板33とにおけるX軸方向に平行な一方の縁部に は、Y軸方向に延びるY軸調整用移動シャフト38が設けられている。このY軸 調整用移動シャフト38は、その基端側が固定フレーム32の縁部にEリング3 9・39によって軸方向への移動が制限された状態で回転自在に取付けられてい る。また、Y軸調整用移動シャフト38の先端側に形成されている雄ねじ部38 aは、Y軸調整板33の縁部に設けられている雌ねじ部33aに螺合した取付け 状態となっている。
【0004】 一方、Y軸調整板33とX軸調整板34とにおけるY軸方向に平行な一方の縁 部には、上記Y軸調整用移動シャフト38と同様の形状を有し、X軸方向に延び るX軸調整用移動シャフト38’が設けられている。このX軸調整用移動シャフ ト38’は、上記Y軸調整用移動シャフト38の固定フレーム32およびY軸調 整板33への取付け状態と同様に、Eリング39’・39’によって軸方向への 移動が制限され、また、X軸調整用移動シャフト38’の雄ねじ部38’aは、 X軸調整板34の雌ねじ部34aに螺合されている。
【0005】 上記X軸調整用移動シャフト38’の雄ねじ部38’aが右ねじの場合、図4 に示すように、このX軸調整用移動シャフト38’を時計回りに回転させると、 X軸調整板34を図において左方向に移動することができ、逆にX軸調整用移動 シャフト38を反時計回りに回転させることにより、X軸調整板34を右方向に 移動することができる。すなわち、X軸調整用移動シャフト38’の回転により X軸調整板34のX軸方向への移動が可能となり、X軸調整板34に固定されて いる小型透過型液晶表示セル35も一体的に移動して、小型透過型液晶表示セル 35のX軸方向への位置決めが行われる。
【0006】 また、Y軸調整板33もX軸調整板34と同様の調整機構により、Y軸方向へ の移動が行われ、Y軸調整板33に固定されているX軸調整板34が一体的に移 動して、小型透過型液晶表示セル35のY軸方向への位置決めが行われる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の液晶プロジェクター装置における小型透過型液晶表示セ ル35の位置決め機構は、X軸調整用シャフト38’、およびY軸調整用シャフ ト38に対して、それぞれX軸方向とY軸方向とに個別の調整側と固定側とが必 要である。したがって、液晶プロジェクター装置としての重量が増すだけでなく 、生産コストが割高になるという問題が生じている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の液晶プロジェクター装置は、上記課題を解決するために、液晶表示セ ルが取付けられた調整板を固定フレーム内で位置決めするための位置決め機構が X−Yの各調整方向毎にそれぞれ設けられる液晶プロジェクター装置において、 上記各位置決め機構が固定フレームにおける調整板を挟んで相対向する二辺の一 方の辺から他方の辺に向かう突出長の可変な調整用シャフトと、この調整用シャ フトの先端部と調整板の縁部との当接状態が保持されるように、上記調整板に他 方の辺側から調整用シャフト側に向かう方向の押圧力を及ぼす付勢手段とからそ れぞれなることを特徴としている。
【0009】
【作用】
上記の構成においては、一枚の調整板が調整用シャフトと付勢手段との対から なる位置決め機構によって、X軸方向とY軸方向とにそれぞれ挾持されて、保持 されている。したがって、例えば、X軸方向の調整用シャフトにおける突出長を 変化させる操作を行う場合、調整板におけるY軸方向の両縁部がY軸方向の調整 用シャフト及び付勢手段の各先端に摺接しながらX軸方向に移動し、液晶表示セ ルのX軸方向への位置決めが行われる。同様に、Y軸方向の調整用シャフトによ り、Y軸方向の位置決めを行うことができる。
【0010】 このように、X軸、およびY軸方向の調整に関して、従来のように個々に固定 側と調整側とを設ける必要がなく、同一の固定フレームにX軸、およびY軸方向 の調整を行う調整用シャフトを設けることができると共に、同一の調整板におい てX軸、およびY軸方向の調整を行うことができるため、液晶プロジェクター装 置の部品点数が減少し、より簡単な構造にすることができる。
【0011】
【実施例】
本考案の一実施例について図1ないし図2に基づいて説明すれば、以下の通り である。
【0012】 初めに、本実施例の液晶プロジェクター装置における光源・光学系の構成を、 図2を参照して説明する。
【0013】 まず、光源1よりコールドミラー2に照射された光が、このコールドミラー2 に反射し、第一のダイクロイックミラー3に入射される。この光は、第1のダイ クロイックミラー3に反射し第2のダイクロイックミラー8に入射される光と、 第1のダイクロイックミラー3を透過した後、第3のダイクロイックミラー4に 入射される光とに分離される。そして、第2のダイクロイックミラー8に入射さ れた光は、さらに第2のダイクロイックミラー8に反射する光と透過する光とに 分離される。
【0014】 このようにして、3枚のダイクロイックミラー3・4・8により、R・G・B の3原色に分離された光は、それぞれ各原色ごとの信号で駆動している液晶表示 装置5・6・7に入射する。その後、液晶表示装置から出力された各3原色の映 像信号が再び3枚のダイクロイックミラー4’・8’・9を通して合成されて、 映写レンズ10に入射されフルカラーの映像としてスクリーン等に拡大表示され る。
【0015】 上記のような構成の液晶プロジェクター装置においては、液晶表示装置5・6 ・7から出力される映像信号を精度良く合成するために、液晶表示セルの位置決 めが行われる。
【0016】 次に、この液晶表示セルの位置決め機構を、小型透過型液晶表示セルを用いる 場合を例に挙げて、図1に基づいて説明する。
【0017】 略方形状の固定フレーム12には、小型透過型液晶表示セル15が固定されて いる調整板16を挟んで、X軸、およびY軸の各調整方向毎に、それぞれ相対向 する二辺の一方の辺には付勢手段としてのスプリング17…が、他方の辺には調 整用シャフト21…が取付けられている。スプリング17…は、所定の間隔で一 辺に各二ヵ所ずつ計四ヵ所に設けられ、固定フレーム12に固定されていない一 端が調整板16の縁部に当接しており、調整板16を調整用シャフト21に向か って付勢している。
【0018】 また、調整用シャフト21…は、固定フレーム12におけるX軸方向に延びる 辺には、スプリング17…と対向する位置に二ヵ所、Y軸方向に延びる辺には、 その略中央部に一ヵ所の計三ヵ所に、その先端部が調整板16の縁部に当接した 状態で取付けられている。この調整用シャフト21…は、略中央部から一端まで が雄ねじ部21a…として形成されており、他端を固定フレーム12の外側に突 出させた状態で、固定フレーム12に穿設されている雌ねじ部12a…に螺合さ れている。この調整用シャフト21を回転させることによって、調整用シャフト 21は取付けられている辺に対して垂直方向に突出長を変化させることができ、 調整用シャフト21の先端部と当接している調整板16のX軸、およびY軸方向 についての調整を行うことができる。
【0019】 つまり、雄ねじ部21aが右ねじの場合、調整用シャフト21を反時計回りに 回転させると、調整用シャフト21は固定フレーム12の内側への突出長が短く なり、調整板16を調整用シャフト21の取付けられている固定フレーム12の 辺に近づけるように移動させる。また、調整用シャフト21を時計回りに回転さ せると、上記突出長が長くなり調整板16をスプリング17に向かって移動させ ることができる。
【0020】 上記調整板16に固定されている小型透過型液晶表示セル15は、調整用シャ フト21の回転動作によって生じた調整板16の移動に伴って、X軸方向および Y軸方向に移動する。
【0021】 以上のように、本実施例の液晶プロジェクター装置においては、固定フレーム 12に取付けたスプリング17…と調整用シャフト21…とによって、X軸およ びY軸方向についての調整を一枚の調整板16に行うことができる。したがって 、液晶プロジェクター装置の部品点数を減少することができ、構造を簡単にする ことができるため、液晶プロジェクター装置の軽量化を図ることができると共に 、生産コストを低減することができる。
【0022】 なお、固定フレーム12に取付ける調整用シャフト21…の個数としては、X 軸、およびY軸方向について各一ヵ所ずつとした場合にも本考案の適用は可能で あるが、本実施例のように、X軸、Y軸方向について、合計三ヵ所とした場合、 さらにそれぞれに二ヵ所ずつ設けた場合等においては、前記従来の液晶プロジェ クター装置では調整が困難であったX−Y平面における回転方向についての調整 も、X軸、およびY軸方向の調整と同様に容易に行うことが可能である。したが って、小型透過型液晶表示セル15の位置決めを簡単にかつ高い精度で行うこと が可能となるため、液晶プロジェクター装置における液晶表示装置5・6・7か らの画像の合成をより高い精度で行うことができ、スクリーン等に拡大表示する 場合、その表示特性が向上する。
【0023】 また、本実施例の液晶プロジェクター装置においては、液晶表示セルの位置決 めの調整を行うための付勢手段として、スプリングを使用したが、同様に調整板 を片側に押し出す機能を有するもの、例えば板バネ、スプリングワッシャ、ある いはゴムチューブ等を使用する場合においても本考案の適用が可能である。
【0024】
【考案の効果】
本考案の液晶プロジェクター装置は、以上のように、液晶表示セルの取付けら れた調整板におけるX−Yの各調整方向毎の各位置決め機構が固定フレームにお ける調整板を挟んで相対向する二辺の一方の辺から他方の辺に向かう突出長の可 変な調整用シャフトと、この調整用シャフトの先端部と調整板の縁部との当接状 態が保持されるように、上記調整板に他方の辺側から調整用シャフト側に向かう 方向の押圧力を及ぼす付勢手段とからなるものである。
【0025】 これにより、X軸、およびY軸方向の調整を同一の調整板で行うことができる ため、液晶プロジェクター装置の構造をより簡単にすることができ、軽量化を図 ると共に、生産コストを低減することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における液晶プロジェクター
装置の小型透過型液晶表示セルの位置決め機構を示す概
略平面図である。
【図2】上記液晶プロジェクター装置における光源・光
学系の構成を示す模式図である。
【図3】従来の液晶プロジェクター装置における小型透
過型液晶表示セルの位置決め機構を示す概略平面図であ
る。
【図4】上記従来の液晶プロジェクター装置に用いられ
ている調整用シャフトの取付け状態を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
12 固定フレーム 15 小型透過型液晶表示セル 16 調整板 17 スプリング(付勢手段) 21 調整用シャフト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶表示セルが取付けられた調整板を固定
    フレーム内で位置決めするための位置決め機構がX−Y
    の各調整方向毎にそれぞれ設けられる液晶プロジェクタ
    ー装置において、上記各位置決め機構が固定フレームに
    おける調整板を挟んで相対向する二辺の一方の辺から他
    方の辺に向かう突出長の可変な調整用シャフトと、この
    調整用シャフトの先端部と調整板の縁部との当接状態が
    保持されるように、上記調整板に他方の辺側から調整用
    シャフト側に向かう方向の押圧力を及ぼす付勢手段とか
    らそれぞれなることを特徴とする液晶プロジェクター装
    置。
JP2924991U 1991-04-25 1991-04-25 液晶プロジエクター装置 Pending JPH04124243U (ja)

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JP2924991U JPH04124243U (ja) 1991-04-25 1991-04-25 液晶プロジエクター装置

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JPH04124243U true JPH04124243U (ja) 1992-11-12

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013007942A (ja) * 2011-06-27 2013-01-10 Casio Comput Co Ltd 光源装置、プロジェクタ、及び、光源装置の製造方法
JP2016110060A (ja) * 2014-09-08 2016-06-20 シチズンホールディングス株式会社 光学ユニット、光学装置及び光学装置の製造方法
WO2020174905A1 (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 パナソニックIpマネジメント株式会社 光学素子の位置調整機構およびレーザレーダ
JP2021018434A (ja) * 2019-07-16 2021-02-15 クリスティ デジタル システムズ ユーエスエイ インコーポレイテッド 光変調器画像調整のためのウェッジ機構

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