JP3136003B2 - 投射形表示装置 - Google Patents
投射形表示装置Info
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Description
表示を行う投射形表示装置に関する。
投射光学系によりスクリーン上に拡大投射する投射形表
示装置の開発が活発である。特に、ライトバルブに透過
形のアクティブマトリクス形液晶ディスプレイパネル
(以下、TFT・LCDと呼ぶ)を用いた投射形表示装
置(以下、プロジェクタと呼ぶ)が、色再現性、コント
ラスト等画質が優れ、手軽に迫力ある大画面が得られる
ことから注目されている。すでにHDTV表示が可能な
液晶プロジェクタが実現されている。
を示す原理図である。図32おいて、1は光源、2は光
源1から発生する赤外線、紫外線をカットするフィルタ
ー、3は光学フィルター、4は光源1の集光性を高める
集光レンズ、5はライトバルブ、6は投射レンズ、7は
スクリーンである。
に画信号を入力し画像を表示する。このライトバルブ5
に表示された画像を投射レンズ6によってスクリーン7
上に投影表示する。ここで、ライトバルブ5自体は発光
しないため、ライトバルブ5を後部光源1で照射し透過
した照射光が投射レンズ6に入射する。この結果、ライ
トバルブ5に形成された表示画像が投射レンズ6により
拡大投影するため大画面表示が可能である。
の解像度を上げるには、TFT・LCDの画素の高密度
化あるいは表示面積の大型化により画素数を飛躍的に上
げなければならず、LCDの配線抵抗の低抵抗化、TF
Tの駆動能力の向上、製造歩留の低下等製造が困難とな
る。さらに、LCDを駆動するドライバLSIの超高速
化など回路的にも困難となる。このため、従来より高解
像度化を図るために複数のプロジェクタからの投射画像
を互いに画素間を埋めるようにしてスクリーン上で重ね
合わせる投射光学系がとられていた(例えば、特開昭6
4−35479号参照)。
おいて、11,12は光源、21,22は光源11,1
2から発生する赤外線、紫外線をカットするフィルタ
ー、31,32は光学フィルター、41,42は集光レ
ンズ、51,52はライトバルブ、61,62は投射レ
ンズ、7はスクリーン、m1,m2は投射レンズ(プロ
ジェクタ)の光軸である。
52の画像は、スクリーン7上で重畳されて一つの画像
を形成する。このようなプロジェクタで複数のライトバ
ルブ51,52の画像がどのように重畳するかを図34
を用いて説明する。
る。図34において、画像A,B,C,Dはライトバル
ブであるTFT・LCDの概略図である。1つの画素は
光を透過する開口部と光遮蔽部からなる。従って、4個
の画像を約半画素ずらして開口部が他の画像の光遮蔽部
に重なるように投射すれば、縦横2倍の高精細な投射表
示が可能となる。
の画像をスクリーン上で重畳して最大限の解像度を得る
ためには、画像の全ての画素の開口部が他の画像の画素
の光遮蔽部に重畳させる必要がある。従って、全ての投
射画像のピントが合うことはもちろん、大きさが同じ、
歪がない、スクリーン上の回転方向が同じでなければな
らない。このため、図35に示すような投射レンズの光
軸に対してx軸、y軸、z軸、θx軸、θy軸、θz軸
の6軸でプロジェクタの投射位置を精密に調整する必要
がある。
するような精密な機械によるステージが用いられてい
る。プロジェクタは一般に数kg以上と重いため、大型
で、堅牢な、極めて重いステージが用いられ、重量が重
くなるという問題があった。
テップモータ等で調整するときには、高駆動能力のモー
タが必要となり、装置が大がかりになるという問題があ
った。
されたものであり、本発明の目的は、軽量で画素合わせ
の容易な調整系を有する高精細で高品質な投射形表示装
置を提供することにある。
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
にする。
(1)の手段は、投射レンズを持たない複数の投射形表
示モジュールと、該複数の投射表示モジュールの光を複
数のミラーにより1つの投射レンズに入射して複数の投
射表示モジュールからの投射画像を重畳合成し、1つの
スクリーンに拡大投射する手段とを有した投射形表示装
置において、前記投射表示モジュールと前記ミラーとの
間に光シフト素子を設けたことを特徴とする。
段の投射形表示装置において、前記ライトバルブにテス
トデータを表示し、該テストデータを検出して前記ライ
トバルブの所定の位置からのずれを算出する手段と、前
記位置ずれを前記光シフト素子により光学的に補正する
手段とを設けたことを特徴とする。
シフト素子を配置して光線の方向を可変すること、及び
ライトバルブに表示したテストデータからライトバルブ
の所定の位置からのずれを算出し、この位置ずれを光シ
フト素子により光学的に補正することにより、スクリー
ン上の同一領域に複数のライトバルブに表示されている
画像の画素合わせが容易に高精度に実現できる。この結
果、プロジェクタの高解像度化、高精細度化が、使用す
るライトバルブについては高密度化や大面積化すること
なく可能となる。さらに、投射画像の高品質化、高輝度
化、容易な調整が可能である。
細に説明する。
明するための模式構成図である。本参考例1は、前述の
図35に示すような投射レンズの光軸に対して、x軸方
向すなわちスクリーン面の左右方向と、z軸方向すなわ
ちスクリーン面の上下方向(紙面に対して垂直な方向)
の位置調整のための構成であり、位置調整のための光シ
フト素子として平板透明基板を用いたものである。以
下、説明を簡単にするために、x軸方向に限定して説明
する。
22は光源11,12から発生する紫外線、赤外線をカ
ットするフィルター、31,32は光学フィルター、4
1,42は集光レンズ、51,52はライトバルブ、6
1,62は投射レンズ、81,82はライトバルブ5
1,52と投射レンズ61,62の間に配置した平板透
明基板である。7はスクリーン、m1,m2は投射レン
ズの光軸である。
と同様の原理で投射レンズ61,62により拡大された
像がスクリーン7上に結像される。平板透明基板81,
82は、光軸m1,m2に対してz軸を中心に互いに逆
方向に回転する。従って、図1に示すように、平板透明
基板81,82を配置したときは、ライトバルブ51,
52からの光線は屈折して図1中の矢印の方向にシフト
する。従って、ライトバルブ51,52の中心は等価的
にそれぞれm11,m22にシフトしたことになる。こ
のとき、ライトバルブ51,52の画像は、投射レンズ
61,62(凸レンズと等価とする)の結像原理によ
り、スクリーン7上では各々矢印と逆方向に移動する。
スクリーン7上で結像される像の移動距離は、結像の原
理よりS倍(投射倍率)である。ここでSはm11,m
22のシフト量である。
明するための模式構成図である。本参考例2は、前記参
考例1と同様に、前述の図35に示すような投射レンズ
の光軸に対して、x軸、z軸方向の位置調整のための構
成であり、位置調整のための光シフト素子として平板透
明基板を用いたものである。以下、説明を簡単にするた
めに、x軸方向に限定して説明する。
は、それぞれ投射レンズ61,62の全面に配置してお
り、光軸m1,m2に対してz軸を中心に互いに逆方向
に回転する。平板透明基板81,82以外は、図1と同
様の構成である。平板透明基板81,82が図2のよう
に配置されているときは、投射レンズ61,62からの
光線は、屈折して図中の矢印の方向にシフトする。従っ
て、投射レンズ61,62の光軸は、等価的にそれぞれ
m11,m22にシフトしたことになる。このときの光
軸シフト量は、平板透明基板81,82による屈折だけ
で決まるSである。
明するための模式構成図である。本実施例1は、投射レ
ンズを持たない投射形表示モジュールと、複数の投射形
表示モジュールの光を複数のミラーにより1つの投射レ
ンズに入射して複数の投射画像をスクリーン上に重畳合
成する投射形表示装置に位置調整用の光シフト素子を用
いたものである。図3では説明を簡単にするため4台の
投射形表示モジュールを用いた例で説明する。
204は、前述の図32で説明した投射形表示装置で投
射レンズ6を取り除いた投射形表示モジュールである。
205は4面が全反射ミラーである四角錘型のミラーで
あり、対向する面の角度は90度である。206は投射
レンズである。80a,80b,80c,80dは光シ
フト素子であり、ミラー205とそれぞれの投射形表示
モジュール201,202,203,204との間に配
置される。
5以降で説明するので、ここでは省略する。
構成図であり、図3を横から見た図である。ミラー20
5は投射レンズ206の光軸上に対して直角に配置す
る。投射レンズ206の光軸はミラー205の頂点で交
差するので、ミラー205の頂点を交差し紙面に直角な
面は、投射レンズ206の光軸と等価な面となる。従っ
て、この面にライトバルブ51,52,53,54を配
置すればスクリーン207で重畳合成される。
の光シフト素子に使用する平板透明基板の作用を詳細に
説明するための光路図である。8は平板透明基板であ
り、光軸に対して角度θ1傾いているとする。また、厚
さをd、屈折率をn1とする。以下の説明では、sin
θ≒θが成立する近軸領域を用いる。
線は、法線1に対して角度θ1の入射角度を待ち、平板
透明基板8で屈折する。屈折した光線は、平板透明基板
8の入射面と出射面が平行であれば、入射方向と同一方
向であるが光軸よりSだけシフトして出射する。このと
きのシフト量Sは屈折の法則より式(1)となる。
z軸を中心に回転させればx−zの2軸で光軸をシフト
できる。
明するための模式構成図である。本実施例2は、前述の
参考例1,2及び実施例1の光シフト素子に片面が斜面
であるくさび形透明基板を2枚用いたものであり、前述
の参考例1,2及び実施例1と同様に図35に示すよう
な投射レンズの光軸に対して、x軸、z軸方向の位置調
整のための構成である。以下、説明を簡単にするため
に、x軸方向に限定して説明する。また、光学系の構成
は、図1、図2、図3と同様であるのでその説明は省略
する。
明基板であり、互いの斜面が図6のように間隔dの空気
層を挾んで平行になるように配置している。くさび形透
明基板9a,9bの斜面の角度は互いに等しくθ1とす
る。いま、くさび形透明基板9aの入射面、くざび形透
明基板9bの出射面が光軸に対して直角であるとし、光
線が光軸に平行に入射するとする。光線はくさび形透明
基板9aの斜面に法線1に対して角度θ1で入射し、角
度θ2で屈折して空気層に出射する。この出射した光線
は、くさび形透明基板9bに入射し、両斜面が平行であ
るので、角度θ1で再び屈折する。結局、くさび形透明
基板9bを出射した光線はくさび形透明基板9aへの入
射方向と平行に、かつ光軸に対してSだけシフトして出
射する。このときのシフト量Sは屈折の法則より式
(2)となる。
し、さらにy軸を中心に両基板を回転させれば、x−z
の2軸で光軸をシフトできる。
明するための模式構成図である。本実施例3は、前述の
参考例1,2及び実施例1の光シフト素子に斜面の角度
を可変できる2枚のくさび形透明基板を用いた構成例で
あり、前述の参考例1,2及び実施例1と同様に図35
に示すような投射レンズの光軸に対して、x軸、z軸方
向の位置調整を連続して任意に可変できる構成である。
以下、説明を簡単にするために、x軸方向に限定して説
明する。また、光学系の構成は、図1、図2、図3と同
様であるのでその説明は省略する。
であり、光学素子100aは、平板透明基板102a,
102b及び平板透明基板102a,102bと同じ屈
折率を有する透明液体103で構成され、2枚の平板透
明基板102a,102bで透明液体103を挾持し、
収縮自在な例えば蛇腹構造のシール材104で封止す
る。光学素子100bは平板透明基板102c,102
d及び平板透明基板102c,102dと同じ屈折率を
有する透明液体103とで構成され、透明液体103は
光学素子100aと同様にシール材104で封止されて
いる。
すように、互いの斜面が所定の間隔(d)の空気層を挾
んで平行になるように、さらに、斜面の角度は互いに等
しくθ1となるように配置する。平板透明基板102a
と102bは光軸に対して直角になるように固定する。
平板透明基板102aと102b及び102cと102
dは、シール材104を介して接続されるため互いの平
板透明基板を自由に作動させることができる。すなわ
ち、平板透明基板102bと102cは、各々の両端を
結合子105aと105bで連続し結合子105aを、
図7において、上下に移動させて平板透明基板102b
と102cの平行を保ちながら平板透明基板のなす角度
θ1を設定する。本光学素子を用いた光学的作用は、実
施例2で説明したくさび形透明基板を2枚用いて構成し
た実施例と同様である。すなわち、光学素子100aを
出射した光線は、光学素子100bへの入射方向と平行
にかつ光軸に対してSだけシフトし出射させることがで
きる。本実施例3においては、光軸に対する角度θ1を
駆動器108によって調整する方法を示している。
ム106、マイクロメーター107で構成される。図7
において、マイクロメーター107が左右方向に動作す
ると駆動アーム106を介して結合子105が上下方向
に連動し、接続された2枚の平板透明基板102b,1
02cは、平行を保ちながら光軸m11に対して角度が
変化する。このため、光線m11のシフト量をマイクロ
メーターピクの作動距離に応じてシフトすることができ
る。マイクロメーターの代替としては、圧電素子、パル
スモーター等も適用できる。
平行度を保持することが重要であり、両基板の間隔dは
保持してもしなくても良い。また、本実施例3では、平
板透明基板102a,102b,102c,102dと
透明液体103の屈折率は、同じとしたが、必ずしも正
確に同じにする必要はない。ただし、両者の屈折率に大
きな差があると、境界面で不要な光が反射して透過率を
減少させ、またゴースト、カラーシフトなどスクリーン
画像の画質低下を起こす原因になる。
に示すx軸、z軸方向の2軸を連続して任意に可変でき
る構成例を示す模式構成図である。図8において、駆動
器108a,108bは図7の駆動器108と同一構成
であり、駆動器108aと108bをx軸、z軸に配置
すれば、図7で説明した動作により光線のシフト方向を
X軸、Z軸方向独立して可変できる。駆動器108a,
108bの個々の動作については、図7と同様であるの
でその説明は省略する。
明するための模式構成図である。本実施例4は、前述の
参考例1,2及び実施例1の光シフト素子に片面が斜面
であるくさび形透明基板を用いた構成例であり、前述の
図35に示すような投射レンズの光軸に対して、θx
軸、θz軸方向の位置調整のための構成である。以下説
明を簡単にするために、θx軸方向に限定して説明す
る。また、光学系の構成は、図1、図2、図3と同様で
あるのでその説明は省略する。
と同様なくさび形透明基板であり、斜面と対向する面が
光軸に対して直角な面を持つ。斜面の角度は対向の面に
対してθ1とする。いま、くさび形透明基板10の入射
面が光軸に対して直角であるとし、光線が光軸に平行に
入射するとする。光線はくさび形透明基板10の斜面に
法線1に対して角度θ1で入射し、角度θ2で屈折して
空気層に出射する。この出射光が光軸となす角度θは屈
折の法則より式(3)となる。
たように、ライトバルブ51,52と投射レンズ61,
62の間に配置すると、ライトバルブ51,52の光軸
が等価的に角度θ曲がるので、θx軸を軸としてライト
バルブ51,52が回転したことになる。同様にして、
図2のように、くさび形透明基板10を投射レンズ6
1,62の出射面に配置すると、投射レンズの出射光が
θxで角度θ曲がるので、θx軸を軸としてライトバル
ブ51,52が回転したことになる。
させれば、角度θ1を可変にでき、また、y軸を中心に
回転させれば、斜面の向きがx−z面で変わることか
ら、プロジェクタ間のライトバルブのθx軸、θz軸の
あおりを調整できる。
説明するための模式構成図である。本実施例5は、前述
の参考例1,2及び実施例1の光シフト素子に斜面の角
度を可変できるくさび形透明基板を用いた構成例であ
り、前述の図35に示すような投射レンズの光軸に対し
て、θx、θzの2軸方向の位置調整のための構成であ
る。以下、簡単のためにθx軸方向に限定して説明す
る。
の図7で説明した光学素子、駆動器と同一構成である。
いま、平板透明基板(透明ガラス)102aの入射面が
光軸に対して直角であるとし、光線が光軸に平行に入射
するとする。光線は平板透明基板(透明ガラス)102
bの斜面に法線1に対して角度θ1で入射し、前述の図
9と同様に光軸に対して角度θで屈折して空気中に出射
する。平板透明基板102bは、駆動器108と接続し
ており、マイクロメーター107の動作に応じて斜面の
角度θを任意に可変できる。駆動器108をx軸、z軸
に設ければ、プロジェクタ間のライトバルブのθx軸、
θz軸のあおりを調整できる。
説明するための模式構成図である。本実施例6は、前述
の参考例1,2及び実施例1の光シフト素子に片面が斜
面であるくさび形透明基板を3枚用い、図6と図9の実
施例を組み合わせた構成例であり、前述の図35に示す
ような投射レンズの光軸に対して、x軸、y軸、θx
軸、θz軸方向の位置調整のための構成である。以下、
説明を簡単にするために、x軸、θx軸方向に限定して
説明する。また、光学系の構成は、図1、図2、図3と
同様であるのでその説明は省略する。
たくさび形透明基板と同一であり、互いに同一形状をし
ており、斜面の角度はθ1である。くさび形透明基板9
aと9bの斜面を図6のように間隔dの空気層を挟んで
平行に配置する。10は図9で述べたくさび形透明基板
と同一であり、角度θ3の斜面を持ち、くさび形透明基
板9bの出射面とくさび形透明基板10の斜面対向面が
隣接するように配置する。
11のように直角に配置されているとし、光線が光軸に
平行にくさび形透明基板9aに入射するとする。光線は
くさび形透明基板9a,9bでは、図7で説明したよう
に、入射位置に対してシフト量Sだけシフトして入射方
向と同じ方向に出射する。くさび形透明基板10に入射
した光線は、図9で説明したように角度θ(=(n1−
1)*θ3)だけ屈折して出射する。従って、くさび形
透明基板9aに入射した光線は、入射位置に対してSだ
けシフトし、かつ入射方向に対して角度θ屈折して3枚
のくさび形透明基板9a,9b及び10を出射すること
になる。このようなくさび形透明基板9a,9b及び1
0を、図1に示したように、ライトバルブ51,52と
投射レンズ61,62の間に配置し、9a,9bの基板
間dを可変とし、さらに、y軸を中心に回転させ、基板
10をx軸、y軸を中心にそれぞれ独立に回転させれ
ば、プロジェクタ間のライトバルブのx、z軸方向の位
置及びθx、θz軸のあおりを調整できる。同様にし
て、図2のようにくさび形透明基板9a,9b,10を
投射レンズ61,62の出射面に配置すると、投射レン
ズ61,62の出射光がx軸方向にSだけシフトし、θ
x軸で角度θ曲がるので、前述のような調整を行えばプ
ロジェクタ間のx,z軸方向の位置及びθx,θzのあ
おりを調整できる。
説明するための模式構成図である。本実施例7は、前述
の参考例1,2及び実施例1の光シフト素子に斜面の角
度を可変できるくさび形透明基板と両面の角度を可変で
きるくさび形透明基板を用いた構成例であり、前述の実
施例6と同様に図35に示すような投射レンズの光軸に
対して、x軸、y軸、θx軸、θz軸方向の位置調整の
ための構成である。以下説明を簡単にするために、x
軸、θx軸方向に限定する。また、光学作用は図11で
説明した構成と同一であるのでその説明は省略する。
れぞれ図7で説明した光学素子、駆動器と同一構成であ
る。100cは光学素子であり、光学素子100bの平
板透明基板102dが光軸に対して直角に固定されてい
るのに対して、平板透明基板102dを光軸に対して角
度を可変にできるようにしている。108bは平板透明
基板102cの光軸に対する角度を可変にするための駆
動器であり、平板透明基板102aは光軸に対して直角
に固定する。
が左右方向に動作すると、駆動アーム106を介して結
合子105aが上下に連動し、接続された2枚の平板透
明基板102b,102cは、平行性を保ちながら光軸
m1に対して角度変化する。駆動器108bのマイクロ
メーター107が左右方向に動作すると駆動アーム10
6が回転し、平板透明基板102bが光軸m1に対して
角度変化する。
基板102aに直角に入射すれば平板透明基板102
b,102cの角度に応じてSだけ光軸に対してシフト
し、さらに、平板透明基板102dの角度に応じて光軸
に対して角度θ屈折する。このようにして、プロジェク
タのx軸方向の位置及びθx軸のあおりを調整できる。
駆動器108a,108bをx軸、z軸に設ければ、プ
ロジェクタのx軸、z軸方向の位置及びθx軸、θz軸
のあおりを調整できる。
〜7の構成を説明するための模式構成図である。本参考
例3〜7は、前述の図33に示したような投射レンズを
持つ複数の投射形表示モジュールを用いて、複数の投射
画像をスクリーンに重畳合成する投射形表示装置におい
て、投射レンズの入射側及び出射側に異なる光シフト素
子を配置した構成例である。図13〜図17は説明を簡
単にするため1台の投射形表示モジュールを示してい
る。
軸の位置及びθx軸、θz軸のあおりを調整する構成例
である。また、以下の説明では、光学作用は、図5〜図
12の光シフト素子と同様であるのでその説明は省略す
る。
ンズ6の入射側に図9のくさび形透明基板10を投射レ
ンズ6の出射側に配置した構成例である。
9bを投射レンズ6の入射側に、図9のくさび形透明基
板10を投射レンズ6の出射側に配置した構成例であ
る。
9bの内、基板9aを投射レンズ6の入射側に、基板9
bを出射側に配置し、基板9bの出射側に図9のくさび
形透明基板10を配置した構成例である。
るくさび形透明基板を用いた光学素子100a,100
bを投射レンズ6の入射側に、図10のくさび形透明基
板を用いた光学素子100を投射レンズ6の出射側に配
置した構成例である。
きるくさび形透明基板を用いた光学素子100a,10
0cの内光学素子100aを投射レンズ6の入射側に、
100cを投射レンズ6の出射側に配置した構成例であ
る。
説明するための模式構成図である。本実施例8は、前述
の図5〜図12の実施例の光シフト素子に像回転素子を
付加した構成における像回転素子の構成例である。図1
8では説明を簡単にするため、図35に示すような投射
レンズの光軸に対してθy軸方向の位置調整だけについ
て説明するための構成例である。210は台形形状した
プリズムの像回転素子である。像回転素子210の長軸
方向を投射レンズの光軸方向に平行に配置する。210
aは像回転素子210の入射面であり、210bは出射
面である。210cは像回転素子の底面であり、入射面
210aから入射した光が全反射するようにコーティン
グされているか、もしくは底面210cで光線が全反射
するように入射面210aの角度が設定されている。入
射面210a及び出射面210bと底面210cとの角
度は同じである。従って、入射面210aへ光軸に対し
て平行に光線が入射すると、入射面210aで屈折し、
底面210cで全反射して、出射面210bから入射時
と同一方向で光線が出射する。このような像回転素子2
10に画像211が入射すると、底面210cで全反射
する。このとき画像211は上下反転される。出射面2
10bからは入射時と同じ方向であるが、像が上下反転
した画像212が出射される。像回転素子210を光軸
を中心に回転させれば、この回転角の倍の角度で画像2
12は回転する。従って、このような像回転素子を図5
〜図12の光シフト素子に付加すれば、プロジェクタの
θy軸の像回転を調整できる。
の構成を説明するための図である。本実施例9は、図
1、2、3の参考例及び実施例の投射形表示装置におい
て、スクリーンに位置調整用のテストパタンを表示し、
このテストパタンを検出してライトバルブの所定の位置
からのずれを算出して、光シフト素子のアクチュエータ
を制御することにより位置ずれの光学的補正をする構成
例である。
り、このスクリーン220の4辺にテストパタンを表示
するテストパタン表示領域220N,220S,220
W,220Eを設けている。
調整のためのアクチュエータを如何に駆動するかを説明
するための構成図である。説明を簡単にするために、投
射形表示装置が1台の場合で説明する。図20におい
て、222は投射形表示装置であり、223,225,
226,228は前述した光シフト素子を調整するため
のアクチュエータであり、それぞれx軸、z軸、θx
軸、θz軸の調整用光シフト素子のためのアクチュエー
タである。224,227はy軸、θy軸の調整用光学
ステージのためのアクチュエータである。投射形表示装
置222はスクリーン220に位置調整用テストパタン
を表示し、テストパタン表示領域220N,220S,
220W,220Eに表示されたパタンをイメージセン
サ221N,221S,221W,221Eで撮影す
る。229はイメージセンサ221N,221Sで撮影
されたテストパタンからN−S方向のピントを検出する
回路であり、検出結果をもとにアクチュエータ224,
226を制御する。
W,221Eで撮影されたテストパタンからW−E方向
のピントを検出する回路であり、検出結果をもとにアク
チュエータ228を制御する。231はイメージセンサ
221W,221Eで撮影されたテストパタンからx軸
方向のずれを検出する回路であり、検出結果をもとにア
クチュエータ223を制御する。232はイメージセン
サ221N,221Sで撮影されたテストパタンからz
軸方向のずれを検出する回路であり、検出結果をもとに
アクチュエータ225を制御する。233はイメージセ
ンサ221W,221Eで撮影されたテストパタンから
θy軸方向の回転ずれを検出する回路であり、検出結果
をもとにアクチュエータ227を制御する。
は、例えば、テストパタン領域に表示されたテストパタ
ンから画素の形状を抽出し、画素の縦と横のサイズを計
測する。この抽出された画素の形状が最小の大きさにな
るようにアクチュエータを制御することで行える。検出
回路231,232によるずれ検出は図21に示すよう
な方法で行える。
220Sに表示された十字パタンを示している。x軸方
向のずれは、図21(a)に示すように、220N(も
しくは220S)に表示されたパタンから検出する。す
なわち、テストパタンと予め設定した十字形の基準線の
横方向の線のずれ量Szを計測し、アクチュエータ22
3を制御する。y軸方向のずれは、図21(b)に示す
ように220W(もしくは220E)に表示されたパタ
ンから検出する。
準線の縦方向の線のずれ量Sxを計測し、アクチュエー
タ225を制御する。検出回路233による光軸を中心
とした回転ずれ(θy軸)は、220W,220Eに表
示された十字パタンの交点を結ぶ直線と基準線の横線と
の角度を計測し、アクチュエータ227を制御する。1
台の投射形表示装置の調整が終えたら、この投射形表示
装置の表示を基準として、前述した方法により投射形表
示装置間の位置調整を行える。なお、本発明に用いる位
置調整のアルゴリズムは図20,図21で説明した方法
に限定するものではない。
説明するための模式構成図であり、205,206,2
07は光シフト素子を具備したプロジェクタ、7はスク
リーンである。11,12,13は光源、21,22,
23は光源から発生する赤外線,紫外線をカットするフ
ィルター、31,32,33は光学フィルター、41,
42,43は集光レンズ、51,52,53はライトバ
ルブ、61,62,63は投射レンズ、81,82,8
3は平板透明基板である。
なる非常に横長い形状の大画面表示を提供するマルチプ
ロジェクションシステムの構成例を示す。スクリーン7
の領域Aには、プロジェクタ205の画面を投写し、領
域Bには、プロジェクタ206の画面を投写し、領域C
にはプロジェクタ207の画面を投写して横長の連続し
た大画面表示を行う。このため、スクリーン上の各領域
の継ぎ目部は、画素毎の合わせ、すなわち、プロジェク
タ間の位置調整を行う必要がある。
調整を行う場合を示す。例えば、プロジェクタ205の
画面をスクリーンに投写し、画面右端がスクリーンの領
域Bにまたがって投写された場合、次の方法で画素合わ
せを行う。プロジェクタ205の平板透明基板81を光
軸m1に対してある角度傾斜させ、光路をn1にシフト
する。すなわち、プロジェクタ205の投写画像は紙面
左方向へシフトし、画素合わせが実現できる。x軸、y
軸、θx軸、θy軸、θz軸の調整については、実施例
1〜9及び参考例1〜7に示す光シフト素子を適用して
実現できる。光学作用は図5〜図12の光シフト素子と
同様であるので以下の説明を省く。
を説明するための模式構成図であり、前記図35に示す
z軸方向を連続して任意に可変でき、かつシフト量Sを
任意に可変できる構成例である。駆動器108は、結合
子105、駆動アーム106、マイクロメーター107
で構成される。300a,300b,300cはY字形
の自在継手であり、Y字のなす角度βが任意に可変でき
る構成である。図中、マイクロメーター107が左右方
向に動作すると駆動アーム106を介して結合子105
が連続して上下方向に連動し、接続された2枚の平板透
明基板102b,102cは平行を保ちながら図中の支
点を中心に紙面に向かって前後に作動し光線(光軸)m
1に対して角度が変化する。このため、光線(光軸)m
11のシフト量をマイクロメーターの作動距離に応じて
シフトすることができる。図中、302は回転シャフト
を示し、光学素子100aと100bを連結してあり、
光学素子100aと100bの中心を境に互いに逆方向
のネジが形成されている。回転シャフトを回転させるこ
とによって光学素子100aと100bは互いに逆方向
に進む。すなわち、光学素子100aと100bを平行
に保ちながら間隔dを任意に可変することができる。こ
のことにより、シフト量を任意に可変することができ
る。
前記実施例3に示す通りである。
を示す図であり、(a)は側面図、(b)は(a)の正
面図である。本実施例11は、図7の実施例3において
光線方向をx軸、y軸方向にシフトさせるための2軸の
調整機構の他の実施例である。
02bと102cを平行に保つためのスペーサである。
平板透明基板102bと102cは、スペーサ400で
固定されている。401と402はスペーサ400の回
転軸であり、それぞれz軸、x軸の回転軸である。40
3は平板透明基板102aと102dを固定する支柱で
ある。404はスペーサ400を支え、x軸402を中
心に回転できる機構を持つ支柱である。405は支柱4
04を支え、支柱404をz軸を中心に回転できる機構
を持つ支柱である。支柱405の回転機構はスペーサ4
00を直接駆動していないので、支柱404を回転軸4
01を中心に回転させると、回転軸402に影響を与え
ることなくスペーサ400がz軸を中心に回転する。
404を回転させる機構を示す図であり、支柱404,
405に設けられている。406は駆動アームであり、
矢印の方向に力を加えると支点407を中心に回転す
る。408はスペーサ400に接続されており、回転角
度を保持するために必要なばねである。したがって、矢
印の方向に力を加えるとスペーサ400は回転軸401
を中心にして回転し、平板透明基板102bと102c
は平行を保ちながら、平板透明基板102aに対して傾
斜する。これにより、入射光線はx軸とz軸の2軸でシ
フトする。
を示す模式構成図でああり、参考例1,2及び実施例1
の光シフト素子に斜面の角度を可変できるくさび形透明
基板と両面の角度を可変できるくさび形透明基板を用い
た構成例である。
板102dの角度をx軸、z軸の両方を可変する構造で
あるが、図25は平板透明基板102a,102dの2
枚の角度を互いに異なる1軸方向に可変にして、θx、
θz軸のあおりを調整する実施例を示す。すなわち、平
板透明基板102dは紙面に対して垂直な方向に回転軸
501を中心に回転する。平板透明基板102aは紙面
に対して水平な方向に回転軸502を中心に回転する。
106cは駆動アーム、107cはマイクロメーターで
ある。マイクロメーター107cを左右方向に作動する
と駆動アームが上下方向に動作し連動して平板透明基板
102aが回転軸502を中心に回転する。駆動器10
8a,108bの動作及び光学作用については、実施例
7と同じであるので省略する。
を示す側面図、図27は、図26の一部の拡大図、図2
8は、図26の回転軸601,602からなる面での断
面図である。
実施例3において光線方向をx軸、z軸方向にシフトさ
せるための2軸の調整機構の他の実施例である。また、
図24の実施例11の構成と異なる点は、スペーサと平
板透明基板の回転軸を異なる位置にしているという点に
ある。
は平板透明基板102bと102cとを平行に保つため
のスペーサである。平板透明基板102bおよび102
cは、スペーサ600とは実施例11のように接着剤等
で固定されているのではなく、接触はしているがお互い
の面が滑るようにしている。この接触面の摩擦力を少な
くするには、例えば、図27のような構造がある。平板
透明基板102bと102cに接触するスペーサ600
の端面に金属球610を複数配列させて、平板透明基板
との接触面積を少なくして摩擦力を減らした構造であ
る。601と602はスペーサ600の回転軸であり、
それぞれz軸、x軸の回転軸(図28)である。
板102b,102cを保持する枠である。603は回
転軸602上にある軸606aと606bによりスペー
サ600を支え、さらに、軸606aと606bを軸に
スペーサ600を回転できる機構を持つ支柱である。し
たがって、スペーサ600は回転軸602を中心に回転
する。スペーサ600が回転すると、平板透明基板10
2b,102cは回転駆動力を受けるが、平板透明基板
とスペーサとは固定されていないので、回転軸602と
は異なる回転軸で回転する。
より支柱603を支え、平板透明基板102a,102
dを保持する。さらに、軸607を軸に支柱603を回
転できる機構を持つ支柱である。したがって、スペーサ
600は回転軸601を中心に回転する。このときも、
平板透明基板102b,102cは回転軸601とは異
なる回転軸で回転する。支柱605の回転機構はスペー
サ600を直接駆動していないので、支柱603を回転
軸601を中心に回転させると、回転軸602に影響を
与えることなくスペーサ600がz軸を中心に回転す
る。
心に回転させても、支柱603は回転しないので、スペ
ーサ600の回転軸601での回転は起こらない。スペ
ーサ600、支柱603の回転駆動は、例えば、図24
の(c)のような回転機構をそれぞれの側面に設置すれ
ばよい。実施例21はこのような構成であるので、平板
透明基板102bと102cは平行を保持しながら、平
板透明基板102aに対して2軸上で傾斜する。これに
より、入射光線はx軸とz軸の2軸でシフトする。
4cを支えるバネである。通常、枠、平板透明基板、透
明液体の自重により枠が下方向へずれる。バネ608,
609は、このずれを打ち消すために設けている。枠の
下方向へのずれは、透明液体103の容積が一定である
ので、スペーサ600の面に沿って垂直にずれる。この
ずれにより、シール材104は変形しスペーサ600の
回転軸602での回転駆動負荷が増加する。しかしなが
ら、この駆動負荷の増加が問題なければバネ608と6
09は必要ない。尚、実施例13では、θx、θz軸の
あおり機構は設けていないが、図25に示したような駆
動機構を平板透明基板102a,102dに設ければよ
いことは明らかである。
を示す側面図、図30は、図29の一部の拡大図、図3
1は、図29の回転軸からなる断面図である。
実施例3において光線方向をx軸、z軸方向にシフトさ
せるための2軸の調整機構の他の実施例である。また、
図26の実施例13の構成と異なる点は、実施例13の
スペーサが回転するのに対して、実施例14では平行移
動するという点である。
a,700b,700c,700dは平板透明基板10
2bと102cとを平行に保つためのスペーサである。
704b,704cはそれぞれ平板透明基板102b,
102cを保持する枠である。スペーサ700a,70
0b,700c,700dは枠704b,704cの4
隅に設けており、平板透明基板102bおよび102c
とは実施例11のように接着剤等で固定されているので
はなく、接触はしているが3次元座標内で自在に滑るよ
うにしている。この接触面の構造として、例えば、図3
0のような構造がある。
の接触面の拡大図である。スペーサ700aの端には7
08aのような先端が球状となっている取手が付いてお
り、この取手708aが枠704bに設けられている穴
の中を自在に回転する。このような構造がスペーサ70
0a,700b,700c,700dの両端に設けてい
る。701aと702aは枠704bの回転軸であり、
それぞれz軸、x軸の回転軸(図31)である。701
bと702b(図示していない)は枠704cの回転軸
であり、それぞれz軸、x軸の回転軸である。
6aと706bにより枠704bを支え、さらに、軸7
06aと706bを軸に枠704bを回転できる機構を
持つ支柱である。支柱703bも支柱702aと同様の
構造である。
2cはそれぞれ回転軸702a,702bを中心に回転
する。通常、平板透明基板の回転軸は回転駆動負荷が最
小となる点に設定される。
aにより支柱703aを支え、回転軸701b上にある
軸707bにより支柱703bを支える。さらに、軸7
07aを中心に支柱703aを回転でき、軸707bを
中心に支柱703bを回転できる機構を持つ支柱であ
る。
軸701aを中心に、平板透明基板102cは回転軸7
01bを中心に回転する。支柱705の回転機構は、ス
ペーサ700a,700b,700c,700dが直接
駆動していないので、支柱703aもしくは703bを
回転軸701aあるいは701bを中心に回転させる
と、回転軸702a,702bに影響を与えることなく
平板透明基板102b,102cがz軸を中心に回転す
る。
回転軸702aもしくは702bを中心に回転させて
も、支柱703a,703bは回転しないので平板透明
基板102b,102cのz軸での回転は起こらない。
枠704b,704c,支柱703a,703bの回転
駆動は、例えば、図24の(c)のような回転機構をそ
れぞれの側面に設置すればよい。
04bもしくは704cのいずれか一方でよく、同様に
支柱にも703aもしくは703bのいずれか一方でよ
い。
方向に回転すると、スペーサ700a,700bは、図
29で示したような矢印方向に、また700c,700
dはこれらと反対方向に移動し、枠704cに回転駆動
の力が伝播して枠704cは回転軸702bを中心に回
転する。このとき、回転半径となる回転軸と枠の端面と
の長さが枠704bと704cとで同じならば、スペー
サ700aおよび700bは、700cおよび700d
と平行を保持して移動する。
を中心に回転すれば、平板透明基板102bと102c
は平行を保持しながら平板透明基板102aに対して傾
斜する。
心に回転すると、枠704bが回転軸701aを中心に
回転する。スペーサ700a,700b,700c,7
00dの端点は、図30のように枠に対して自在に回転
できるので、枠704bの回転運動が枠704cに伝播
し、枠704bが回転軸701bを中心に回転する。こ
のような構成であるので、平板透明基板102bと10
2cは平行を保持しながら、平板透明基板102aに対
して2軸上で傾斜する。これにより、入射光線はx軸と
z軸の2軸でシフトする。
おり機構は設けていないが、図25に示したような駆動
機構を平板透明基板102a,102dに設ければよい
ことは明らかである。
的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変
更可能であることは勿論である。
ば、投射レンズとライトバルブの間に透明基板を配置
し、この透明基板の面を前記投射レンズの光軸に対して
可変とすることにより、プロジェクタの光路変更を透明
基板だけで6軸中4軸方向に対して行え、また、この透
明基板は極めて軽量であるので、調整用の光学ステージ
が極めて小型化軽量化をはかることができる。
これを駆動するモータ等を小型化でき、位置調整が容易
になるという利点がある。これらの位置調整機構を複数
のプロジェクタを重畳投射した高精細な大画面表示装置
及びマルチプロジェクションシステムに適用すれば、高
精細な位置調整を簡易に構成できる。
説明するための模式構成図、
説明するための模式構成図、
説明するための模式構成図、
を説明する構成図、
作用を説明する光路図、
説明するための模式構成図、
説明するための模式構成図、
の構成を説明するための模式構成図、
説明するための模式構成図、
を説明するための模式構成図、
を説明するための模式構成図、
を説明するための模式構成図、
を説明するための模式構成図、
を説明するための模式構成図、
を説明するための模式構成図、
を説明するための模式構成図、
を説明するための模式構成図、
を説明するための模式構成図、
を説明するための図、
を説明するための構成図、
を説明するための構成図、
を説明するための模式構成図、
成を説明するための模式構成図、
成を示す図、
成を示す模式構成図、
成を示す側面図、
成を示す側面図、
射形表示装置の概略説明図、
赤外線・紫外線カットフィルター、3,31,32,3
3…光学フィルター、4,41,42,43…集光レン
ズ、5,51,52,53…ライトバルブ、6,61,
62,63…投射レンズ、7…スクリーン、102…透
明ガラス、8,81,82,83,102a,102
b,102c,102d…平板透明基板、9a,9b,
10,91,92…くさび形透明基板、100,100
a,100b,100c…光学素子、103…透明液
体、104…シール材、105…結合子、106,10
6c,406…駆動アーム、107,107c…マイク
ロメーター、108,108a,108b,131,1
32,133…駆動器、m,m1,m2,m3,m4…
投射レンズの光軸、m11,m22…光軸に対してシフ
ト量Sだけシフトした光軸、S…m11,m22のシフ
ト量、300a,300b,300c…自在継手、30
2…回転シャフト、400…スペーサ、401,40
2,501,502…回転軸、403,404,405
…支柱、407…支点、408…ばね、600,700
a,700b,700c,700d…スペーサ、60
1,602,701a,701b,702a,702b
…回転軸、604b,604c,704b,704c…
枠、603,605,703a,703b,705…支
柱、606a,606b,607,706a,706
b,707a,707b…軸、608,609…バネ、
610…金属球、708a…取手。
Claims (2)
- 【請求項1】 投射レンズを持たない複数の投射形表示
モジュールと、該複数の投射表示モジュールの光を複数
のミラーにより1つの投射レンズに入射して複数の投射
表示モジュールからの投射画像を重畳合成し、1つのス
クリーンに拡大投射する手段とを有した投射形表示装置
において、前記投射表示モジュールと前記ミラーとの間
に光シフト素子を設けたことを特徴とする投射形表示装
置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の投射形表示装置におい
て、前記ライトバルブにテストデータを表示し、該テス
トデータを検出して前記ライトバルブの所定の位置から
のずれを算出する手段と、前記位置ずれを前記光シフト
素子により光学的に補正する手段とを設けたことを特徴
とする投射形表示装置。
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