JPH04124215A - 焼入方法 - Google Patents

焼入方法

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JPH04124215A
JPH04124215A JP24365690A JP24365690A JPH04124215A JP H04124215 A JPH04124215 A JP H04124215A JP 24365690 A JP24365690 A JP 24365690A JP 24365690 A JP24365690 A JP 24365690A JP H04124215 A JPH04124215 A JP H04124215A
Authority
JP
Japan
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quenching
temp
gas
gear
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP24365690A
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English (en)
Inventor
Koichi Ito
公一 伊藤
Toshiki Hiromura
廣村 敏樹
Ryuichi Uchino
内野 龍一
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は綱の焼入れ方法に関し、特に自動車用歯車及び
機械部品のように焼入後の歪みをきらう被処理物の焼入
れ方法に関するものである。
(従来技術) 従来自動車用歯車ではJIS、5Cr420゜SCM4
20等の材料に浸炭処理して焼入方法を行うもので、こ
の焼入方法としては、(1)油或いは塩浴中に急冷する
とか、又従来技術として(2)特開平2−101113
号公報に示すごとく、焼入れ温度に保持した被処理物を
マルテンサイト変態開始温度以上の高温冷却剤中に浸漬
して被処理物全体の温度を均一化し、その後に直ちにマ
ルテンサイト変態開始温度以下の低温冷却剤中に浸漬す
る2段階の焼入処理方法である。
(発明が解決しようとする課題) しかし前記(1)に示す方法は被熱処理物を均一に冷却
することが困難で、その結果焼入歪が大きくなり又前記
(2)に示す塩浴2段冷却方法は、被熱処理物の歪は低
減できるが、塩特に硝酸塩等は湯による洗浄、更に廃水
処理設備も必要となるという問題点がある。
本発明は自動車用歯車等の焼入方法に於いて、被熱処理
物の焼入による歪が小さく、かつ、廃水処理の必要のな
い焼入方法を技術的課題とするものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 課題を解決するために講じた技術的手段は次のようであ
る。すなわち、 所定の焼入温度に保持した被処理物を、マルテンサイト
皮態開始温度以上に先づガス冷却し、被処理物全体の温
度を均一化し、その後マルテンザイト変態開始温度以下
にガス冷却する焼入方法である。
(作用) 前記2段階方式の焼入方法のために特開平210111
、3号に比べて被熱処理物の歪が極めて少なくなり、更
に冷却方法として油又は塩浴を使用することなくガス冷
却にて行うために、廃液等の処理もまったく行う必要が
ないものである。
(実施例) 以下実施例について説明する。
本実施例について第1図に基づいて説明する。
第1図はFe−C状態図中にマルテンサイト開始線を示
したものである。
自動車用歯車としては−・般にJIS、5Cr420、
SCM420の材料が使用され、浸炭焼入処理にて高強
度化されるものである。
実施例として5Cr420.モジュール2.1゜外径約
200mmを用い930°Cでガス浸炭処理した後日6
0°Cの焼入保持温度としそこから焼入を行うものであ
る。
この焼入保持温度は第1図中のオーステナイト域であり
、歯車の表面は約1,00%、内部は材料そのままの0
.20 C%である。そこで300°C近辺にガス噴射
冷却し内部をマルテンサイト変態させる。
その後歯車をその温度に均一化させるこれを高温冷却過
程とする。
その後被処理品を約150°Cにガス冷却する以上の冷
却過程により特開平2−101113号と同様に歪みが
極めて小さくなる。
第1表に本実施例と従来例の冷却方法を示し、従来例1
は前記特開平2−101113で、従来例2は一般例で
ある。
実施例1はガスとして20°Cに冷却されたN2を用い
た、実施例2はガスとして20°Cに冷却されたAr、
とエヤーを用いた。
従来例1については冷却剤として塩(硝酸塩)を用いて
いる。この硝酸塩はガス浸炭処理中の炉気を乱すために
浸炭処理後−度大気中に被熱処理物を取り出した後冷却
するものである。これにより人気のために表面が酸化し
疲労強度の大幅な低下につながってくる。
又低温冷却過程で更に塩を使用するため、4内部まで冷
却されその後焼戻し工程を増加する必要がある。
高温冷却過程で実施例1及び2はN、、Arを使用して
おり、但し冷却速度を大とするために事前にそのガスは
クーラーにて20℃±2 ’Cに冷却しである。
これらガスは不活性ガスのため、炉気に多少なりとも混
入しても乱すことがなく、又噴射冷却させても酸化スケ
ール等の付着はない。
更に低温冷却過程でガスを使用する理由は後工程で冷却
剤(塩、油等)の洗浄が不必要となり、表面のみ冷却し
、内部は冷却させないようなシステマチックな操作を行
うためである。すなわち表面のみをマルテンサイト変態
をさせ、その後ガス冷却を止めることによって内部に未
だ所有する熱によって表面を焼戻しさせることが可能と
なるものである。
第  1  表 1及び2はいずれも従来例に対し良好なる結果となって
いる。
第  2  表 (発明の効果) 本発明は次の効果を有する。すなわち、本実施例による
焼入方法は焼入歪が小さく、油を使用しないために洗浄
等が不要となり、更に被熱処理物を焼戻しが不要である
【図面の簡単な説明】
1・図はFe−C状態図とマルテンサイト変態量線の図
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 所定の焼入温度に保持した被処理物を、マルテンサイト
    変態開始温度以上に先づガス冷却し、被処理物全体の温
    度を均一化し、その後マルテンサイト変態開始温度以下
    にガス冷却する焼入方法。
JP24365690A 1990-09-12 1990-09-12 焼入方法 Pending JPH04124215A (ja)

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