JPH04124211A - 酸素製鋼炉の吹錬制御方法 - Google Patents

酸素製鋼炉の吹錬制御方法

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JPH04124211A
JPH04124211A JP24169890A JP24169890A JPH04124211A JP H04124211 A JPH04124211 A JP H04124211A JP 24169890 A JP24169890 A JP 24169890A JP 24169890 A JP24169890 A JP 24169890A JP H04124211 A JPH04124211 A JP H04124211A
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狛谷 昌紀
Chihiro Taki
滝 千尋
Satoshi Kodaira
悟史 小平
Satoo Hatanaka
聡男 畑中
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  • Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、銑鉄を用いる製鋼法の自動吹錬運転に関し、
精錬用酸素ガスの吹き込みパターン、媒溶剤・冷却材の
使用パターンを決定し、吹錬中の実績に応じてパターン
を修正し、出鋼可否判断をし、出鋼時に合金鉄の投入を
する方法に関する。
さらに詳細に述へれば、脱珪終了点・低炭期開始点の決
定法および冷却材の投入開始点の決定法に関する。
〔従来の技術〕 製鋼炉の吹錬制御を自動化しようとする希望は、製鋼技
術者か希求してきた技術であった。
酸素製鋼法における終q cc)の動的制碗ノ、法につ
いては、特公昭49−18332寸分iに示されたよう
に、脱珪期・脱炭期・低炭期に分けられた酸素の脱炭効
率の係数を使う方法か用いられている。
しかし、脱珪終了点・低炭期開始屯の決定法に関しては
、溶鋼の推定成分か特定値に達した時点とし、冷却材等
の副原料の投入開始点の決定法c二関しても経験に基づ
き決まる特定の時点としていlこ 。
本来、脱珪終了点・低炭期開始点や冷却材等の副原料の
投入開始点の適正なポイントが早過ぎたり遅過ぎたりす
るために、操業が始終不安定になったり;操業が不安定
化した後での回復や、類似の鋼種の繰り返し作業での学
習か遅い、といった問題かあった。
例えば、脱珪終了点を誤って遅く決定して作業を行った
場合には、脱炭期の活発なガス発生に相応しいパターン
かとれないために、噴出(スロッピング)の発生の危険
が高い。鉄鉱石投入開始点か早すぎる場合には、浴温度
か上がらず、媒溶剤の滓化不良か発生し、鉄鉱石投入開
始点か遅すぎる場合には、浴温度が丘かりすぎ、噴出の
発生危険か高まる。 また、例えば、低炭期開始点の推
定時期か実績よりも早すぎた場合には、吹錬時間が延長
し、遅すぎた場合には、スラグ中の(T。
Fe)の上昇による歩留り低下か起こるなと、不適正な
推定時期は、早すぎも遅すぎも害かある。
また、実際上、脱珪終了点の決定のために最も重要な情
報である装入溶銑の成分値の到着などが、副原料の投入
開始予定時に遅れることもあるなどのために、吹錬中に
、それ迄に得られた最新の情報により、予定された作業
の修正作業を行うことを可能にすることが、強く望まれ
ていた。
そして、これら脱珪終了点等の適正なポイントでの作業
を行うための対策として、吹錬開始後の情報(動的情報
)により動的制御をする方法があるか、副原料の投入予
定時期の変更とか、排ガス回収系の予定タイミングの変
更などは、複数の装置をシーケンスを追って制御しなけ
ればならないために、吹錬中に制御パターンの修正を数
多〈実施するの°は困難でもあった。
この動的制御の実施は、サブランスによる溶鋼の成分等
の測定により、終点成分と温度とに的中制御すること程
度しか、実用化されていないという問題かあった。
このような進歩の結果、上底吹き転炉吹錬の自動吹錬の
程度は、底吹きガスの種類と流量の制御か、90%(ヒ
ート%)程度できるのみてあった。この理由は、吹錬開
始時に選択した、目標終点を得るために最適と考えられ
た基本的な吹錬パターンであっても、吹錬途中での実績
により修正せざるをえぬか、この修正作業か煩雑のため
に、この修正作業を含んだ吹錬の全作業を自動吹錬する
までの技術が確立出来なかったためである。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、銑鉄を用いる製鋼法において、精錬用酸素ガ
スの吹き込みパターン、媒溶剤・冷却材の使用パターン
の決定法に関し、吹錬開始前に、噴出・滓化パラメータ
による評価を使用して決定する方法を提供する。
さらfこ、吹錬の途中段階において、その時点迄の実績
情Ivから判断して最も適正な、脱珪終了へ・低炭期開
始点の決定法および冷却材の投入開始点の決定する方法
を提供する。
〔発明を解決するための手段〕
(11本発明による吹錬反応遷移点の決定方法は、■ 
脱珪期終了点の決定法として、 (1)炉内Si量≧[S+]+2+ %の範囲では、(
炉内Si量の減少速度の計算式)=一定値(2) [S
 i ]、t+%≧炉内Si量≧[Sil+++%の範
囲では、 (炉内SI量の減少速度の計算式)− 定数×[炉内Si量1% ■ 冷却材の投入開始点(鉄鉱石の投入開始点)の決定
法として、 鉄鉱石の投入量を終点目標温度と初期装入条件・副原料
使用量等から求め、ついで、鉄鉱石の投入開始時の浴温
度T。、!を目標値にして、吹錬開始からの投入副原料
、吹き込み酸素、底吹きガス量等をもとに熱収支罎pを
行い、浴温度T ORtの値か、1380〜1450℃
となる点を、冷却材の投入開始点として法定する。
■ 低炭期開始点の決定法としで、 fcl=c+、、%の点を、ダイナミックモデルで作成
された経験式を用いて、計算されたスラグ量・吹込積算
酸素量等のパラメータをもとに、終点目標から逆算して
、式(りおよび式(2)により求める。
ΔGO2”(β/107)[In fL/(1−χK 
))−1,n (L/(1−XsN ] −γ・=−(
1)△G 02(N m ”/T ) β=aW、+b L−exp ((25−cm)/β )Xs” eXp
 ((25C+++/β )(変化点積算酸素量)”T
O+−ΔGO2XWS?・・・・・・(2) (変化点積算酸素量戸(N m ”) TO3二計算必要酸素員(N m ’)Wl、スラグ量
 (1(g/T) C5終点目標[C](+o″′%) W3.:溶鋼量(To口) (2)  本発明による吹錬制御値の変更点の決定方法
は、 吹錬制御値の変更点として、脱珪期終了点、低炭期開始
点、冷却材投入開始点を含む10〜20点を吹錬開始時
より制御変更予定点として設定し、 各点に、精錬パラメータをなす吹錬制御パラメータの制
御値の群である、 ■上吹きランスの高さの制御値、 ■上吹酸素流量の制御値、 ■底吹ガス流量の制御値、 ■媒溶剤・冷却材の使用の制御値、 ■炉内圧力の制御値、 ■スカート高さの制御値 を割付記録しておく。
精錬開始前に、先ず熱収支と滓化・噴出予測モデルによ
り副原料の使用量の決定を行い、次に全吹錬時間につい
ての精錬パラメータの基本型による反応ソユミレーシ3
ンを行い、上吹ランフ、高さと上吹酸素流量と底吹ガス
流1については滓化パラメータ・噴出パラメータとスラ
グ量レベルにより吹錬形態毎のマトリックスから−ぐタ
ーンを抽出し、精錬パラメータの設定値とする。この精
錬パラメータの設定値による反応、/ユミレーンヨンの
結果(時系列的な温度と鋼浴成分との変化および副原料
の投入)と、精錬パラメータの基本型からの調整理由と
ともに表示装置にスタティックモデル画面として表示す
る。
(3)  本発明によるm1llパラメータの適正さの
評価方法と適正さの監視・修正の方法は、 1−10秒の一定間隔毎に排ガスの流量と成分を実績値
として取込み、炉内現象の時期か同一になるようにトラ
ンスポーテイリョンラグを各々について補正して揃えた
データ群を作成する。
この排ガスのデータ群と、副原料添加データ群と、随時
サブランス等により得られる鋼浴直接測定データ群から
、物質収支と熱収支との実績による炉内鋼浴の温度と成
分、脱炭酸素効率DC/Do、、炉内酸化度O3″の時
系列的変化に基ついで、脱珪期終了遷移点・低炭期開始
遷移点を修正するとともに、滓化・噴出パラメータの算
出を行い、操業監視者の監視のために表示装置にそれら
の時系列的変化を表示し、精錬パラメータの適正さの監
視の方法とする。
滓化・噴出パラメータの異常・脱炭酸素効率DC/Do
、の時系列的変化の異常・炉内酸化度0、+1の時系列
的変化の異常については、大きな異常が発生する前に演
算装置により精錬パラメータの調整を行い、精錬パラメ
ータか常時適正であるよう補正する方法とする。
〔作用〕
本発明の吹錬制御方法によれば、脱珪期終了遷移点・低
炭期開始遷移点の正確な把握と、冷却材の投入開始点の
適正な実行が行われる。
この結果、脱珪終了からの活発なガス発生に対して、滓
化が適正でかつ噴出危険性の無い制御値が決定されてお
り、なおかっ、排ガスの情報により脱珪終了の予定時期
からのズレを監視し調整しているのて、噴出の発生かな
く、鉄鉱石の投入時期か適正なために噴出を防止しつつ
滓化促進かされ、また低炭期には、余剰なスラグ中T、
Feを生しさせない範囲で供給酸素速度を最大値に抑え
て、脱炭・脱燐・温度上昇のバランスのとれた高能率な
吹錬により、サンプリングのための倒炉無し・操作盤作
業者−人の出鋼か出来る。
〔実施例〕
本発明の方法を、300トン上底吹き転炉で実施した例
を、以下に説明する。
既設の、設備帽1実績管理機能を有する製鋼炉精錬fI
4II+装置に、第3図(a)に示す吹錬パターン設計
用演算機を接続した。この吹錬パターン設計用演算機の
機能として、第3図(B)に示す滓化噴出予測・迅速出
鋼判定・吹錬調整と、第3図(a、 )の図中に示す合
金鉄計算・データ加工(この中で、後述する滓化噴出パ
ラメータの計算をしている)を持たせた。第4図は本実
施例のガイダンスで用いられた表示の画面であり、第4
図(a)はスタティックモデル画面を示し、第4図(b
)は(迅速)出鋼判定画面を示し、第4図(c)は吹錬
パターン監視画面を示している。
第1図に、吹錬制御値の変更点の数を15点として粗鋼
の炭素含有量が0,10%以下の低炭素鋼の吹錬を行っ
た例を示す。第1図中、Aは脱珪期終了点を示し、Bは
冷却材投入開始点を示し、浴温度T。t、は1430℃
であり、Cは低炭期開始点を示し、溶鋼の炭素含有量(
c)=C,、、の点であり、C+++=O,5%、■か
ら@までの符号は吹錬制御値の変更点を示す。
Aの脱珪期終了点を決定した方法は、 (1)炉内Si量≧[S1]tt+ %の範囲では、(
炉内Si量の減少速度の計算式)=一定値(2) [S
 i 1.t+%≧炉内Si量≧[S 1 ] L1.
%の範囲では、 (炉内Si量の減少速度の計算式)= 定数×[炉内Si量]% とする方法で、[S i ]□l=0.Io%。
[S i L++= 0 、 02%としたが、[Si
l+t+ には0.06から0.10%が適用出来、C
3i1+++ には0.01から000396か適用出
来ることを溶銑処理の反応で確認して用いた。
Bの冷却材投入開始点の浴温度T。、を1430℃に定
めた理由は、吹錬の前半においては炉内の添加焼石灰C
aOの一部は未溶解で溶解分は2 Ca O−3i O
2と考えており、早期造滓による反応促進利益とスラグ
温度の上昇遅れによる反応遅延・それに続く噴出の発生
の不利益とを考慮して、2CaO・Sin、の融点であ
る1450℃とその融点か多元系で融点降下している実
際の融点1380℃近傍との間か望ましい冷却剤投入開
始温度と考えた。
Cの低炭期開始点を決定した方法は、 下記の式(1)および(2)において、経験に基づいて
a=1.44.b=66.8.c=48.8として、求
めた。
ΔGθ、;(β/107)[In fX、 /(1−X
、 )IIn (Xs/(iXs)) ]  y  −
−(1)ΔG01(N m ”/ T ) β=aW、+b Xt=exp f(25−cc)/  β )Xs−e
xp ((25C+z/β )(変化点積算酸素量)=
TO,−ΔGO2XWsT・・・・・ (2) (変化点積算酸素量): (Nm’) TOl、計算必要酸素量(N m ’)W8 ニスラグ
量(Kg/ T ) ct:終点目標EC](10−”% )Wl 溶鋼量(
T on) 経験により、脱炭の遷移点以降の脱炭反応効率が対数的
に変化すること、およびスラブ量の影響があることを見
出している。
Cの低炭期開始点の以降の吹錬制御値の変更点は、順に
C、、、=0.4 、0.3.0.2.0.1%として
いる。
第2図は、第6図に示す方法で、第4図(a)図の画面
を参照しながら設計された吹錬パターンの一例である。
吹錬制御値の変更点として、脱珪期終了点、低炭期開始
点、冷却材投入開始点を含む15点を吹錬開始時より制
御変更予定点として設定し、第4図(c)図中に点線で
描かれた低炭素剤吹錬の精錬パラメータの基本型に基つ
いで、その15点の制御変更予定点の各点に精錬パラメ
ータをなす吹錬制御パラメータの制御値の群である、■
上吹きランスの高さの制御値、■上吹酸素流量の制御値
、■底吹ガス流量の制御値、■媒溶剤・冷却材の使用の
制御値、■炉内圧力の制御値、■スカート高さの制御値 を割付記録しておく。
この精錬パラメータの基本型に基づいて、先ず熱収支と
滓化・噴出予測モデルにより副原料の使用量の決定を行
い、次に全吹錬時間についての反応シュミレーションを
行った。反応シュミレーションの滓化パラメータ・噴出
パラメータとスラグ量レベルにより、 上吹ランス高さと上吹酸素流量と底吹ガス流量について
は吹錬形態毎のマトリックスからパターンを抽出し、精
錬パラメータの設定値とした。第2図は、このようにし
て設定された精錬パラメータの中から■上吹きランスの
高さの制御値と■上吹酸素流量の制御値だけを示したも
のであり、第4図(a)図の画面には反応シュミレーシ
ョンの結果の全体(時系列的な温度と鋼浴成分との変化
および副原料の投入)と、精錬パラメータの基本型から
の調整理由とがともに表示しである。
なお、第4図(c)の実線と点線とは、予定線と実績線
とを同一画面に表示することも可能であり、この場合に
は、初期設定からの調整を即時に示すことにより監視者
の状況判断を明確にすることができるので、機械演算に
よる知識判定への信頼獲得に大きな効果かある。
ここに述べた滓化パラメータと噴出パラメータとは、第
5図に例示する方法で求める。滓化パラメータlが一番
滓化性が良く、滓化パラメータ5が滓化性が悪い。例示
したように、溶銑温度を5段階評価し、溶銑(Si)を
5段階評価し、スラグコーテイング量を5段階評価し、
その仙境石灰使用量等の5段階評価と一緒にして、滓化
パラメータの評価テーブルによって求めている。噴出パ
ラメータの例も第5図中に示した。
第7同各図に、本発明による精錬ノ(ラメータの適正さ
の評価方法と適正さの監視・修正の方法の一実施例を示
した。吹錬排ガスの流量と成分を排ガス煙道の測定点(
図示してない)から2秒毎に実績値として取込み、分析
の各成分毎に炉口通過から測定値到着迄のトランスポー
ティジョンラグが異なり、流量測定にも炉口通過から測
定値到着迄のトランスポーティジョンラグをもっている
ので、全ての実績データを炉口通過の時刻に正準化した
データ群を作成する。
この排ガスのデータ群と、副原料添加データ群と、随時
サブランス等により得られる鋼浴直接測定データ群から
、物質収支と熱収支との実績による炉内鋼浴の温度と成
分、脱炭酸素効率DC/DO!、炉内酸化度○、。の時
系列的変化が求まる。第7図(a)は、脱炭酸素効率D
C/Do、。
炉内酸化度On’の時系列的変化を横軸に積算酸素量を
とって図示したものである。
−例として、脱炭酸素効率DC/DO,の監視による脱
珪期終了の判断は、吹錬開始後DC/DO,か逐次増加
して、図中のa線を越えた時に判断出来る。例えばaの
値は0,90〜100に、g/Nm’をとればよい。
また、吹錬中期にDC/Do、かtを下回ったら噴出の
可能性か高くて吹錬調整を第7図(c)のテーブルによ
り行う。例えばtの値は0.80〜0. 90kg/N
m’  (但し、吹止予定の40008m’前まで)を
とればよい。
また、低炭期開始点の判断は、DC/Do、かbを連続
して複数回下回ったときに判断すればよい。
炉内酸化度Q、+1の時系列的変化の異常についても、
連続して低すぎる場合には滓化不良の信号として処理す
る。
第7図(b)は、このように異常による吹錬調整の演算
の流れを示す図である。
第7図(c)は、吹錬調整の決定を行う論理部分を示す
吹錬調整基準テーブルを示す図である。
すなわち、滓化パラメータと噴出パラメータとのマトリ
ックスで決まる選択テーブルか、図中の右側の表のよう
に決めておき、第2図にように設定した精錬パターンの
基準値を図中の右側の表の値だけ調整する。
このように、熱収支と物質収支と滓化パラメータと噴出
パラメータとを常時監視し、異常値か大きな異常になる
前に、演算装置により精錬パラメータの調整を行いこと
により、精錬パラメータか常時適正であるよう補正を行
う。
第8図は本発明の方法と従来の方法とのスロッピングの
発生の比較図である。本発明の方法による操業では、ス
ロッピングの発生が月間平均0.5%以下と低く、吹錬
が安定しているため、炉内容物の炉外への損失が少なく
、歩留りの向上に寄与しているとともに、モデルの終点
推定精度の向上にも効果がある。
第1表 転炉自動吹錬実施成功率(ヒート%) また、第1表に本発明により転炉の自動吹錬を試みて、
成功したヒートの比率を示す。従来の自動吹錬では、底
吹きガスの制御のみについて自動吹錬が成功していたが
、本発明の方法では、上吹ランス高さ制御・上吹酸素流
量制御・副原料と合金鉄の投入制御の全てにわたって自
動吹錬に成功している。副原料と合金鉄の投入制御の成
功率が93%である理由は、出鋼判定に接近したタイミ
ングで1ml?lの変更が決断された場合に、操業クル
ーが手動介入で合金鉄の投入量調整をすることがあるた
めである。この場合であっても、終点の炉内状況が良く
標準化されているために、トラブルの無い作業が行われ
ている。
第9図は本発明の方法と従来の方法との連続鋳造鋳造時
の溶鋼の燐CP)含育量の比較図であって、本発明の方
法による操業では、バラツキが従来法の80%に減少し
ており、著しい技術の進歩があることが示されている。
そして、規格外れなく行った操業の平均値が規格値に近
づいている(3,6→2.6%)ことは、吹錬に使用し
た媒溶剤の削減がなされたことを示している。
第10図は本発明の方法と従来の方法との転炉操業要員
配置の比較図であって、本発明の方法では、転炉の操業
要員が3名で可能であることを示している。
C発明の効果〕 本発明の方法によれば、噴出の危険が少なく、精錬の終
点条件がバラツキの少ない経済的な操業が出来、操業要
員も少なく出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法による吹錬反応遷移点と#御値変
更点の例を示す図、第2図は本発明の方法による吹錬制
御の例を示す図、第3図は本発明の実施例の装置構成を
示す図(第3図(a))と情軸の伝達を示す図((第3
図(b))、第4図は本発明の実施例の表示装置を示す
図、第5図は本発明の滓化噴出パラメータ算出の情報伝
達とルール群の実施例を示す図、第6図は本発明の滓化
噴出パラメータを利用した吹錬パターン設計の方法の説
明図、第7図は本発明の異常判定の説明図で、Wc7図
(a)は脱炭酸素効率DC/Do、。 炉内酸化度0.9の時系列的変化により異常を判断する
例を図示した説明図、第7図(b)は吹錬パターン調整
の方法の説明図、第7図(c)は吹錬パターン調整に用
いる吹錬形態別のマトリックステーブルの一例を示す図
、第8図は本発明の方法と従来の方法とのスロッピング
の発生の比較図、第9図は本発明の方法と従来の方法と
の連続鋳造鋳造時の溶鋼の燐CP)含有量の比較図、第
10図は本発明の方法と従来の方法との転炉操業要員配
置の比較図である。 図面の浄WF(内容に変更なし) 第7図(Q) 第7図(b) 月間平均溶銑(Si) (10−2%) 弔 図 規格 十2 素鋼(P) (io−3%) 第 γ 図 手  続  補  正  JF(方  式)2.12.
20 平成 年 月 日 特許庁長官  殿              1名、
。 ユ、−一 12 事件の表示 :特願平2−2416982 発明
の名称 :酸素製鋼炉の吹錬制御方法3 補正をする者
: 事件との関係  特許出願人 住所 東京都千代田区丸の内−丁目1番2号:平成 2
年11月27日 補正の対象 二図面の第3図(a)、第3図(b)、第
4図(a)、第4図(b)、第4図(c)、第5図、第
7図(a)、第7図(b)および第7図(c) 補正の内容 : 手 続 補 正 書 3補正をする者: 事件との関係

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酸素製鋼炉の吹錬制御方法の吹錬反応遷移点の決
    定方法において、 下記の(a),(b)および(c)の構成を特徴とする
    方法。 (a)本発明による吹錬反応遷移点の決定方法は、 [1]脱珪期終了点の決定法として、 (1)炉内Si量≧[Si]_(_2_)%の範囲では
    、(炉内Si量の減少速度の計算式)=一定値(2)[
    Si]_(_2_)%≧炉内Si量≧[Si]_(_1
    _)%の範囲では、 (炉内Si量の減少速度の計算式)=定数×[炉内Si
    量]% (b)冷却材の投入開始点(鉄鉱石の投入開始点)の決
    定法として、 鉄鉱石の投入量を終点目標温度と初期装入条件・副原料
    使用量等から求め、ついで、鉄鉱石の投入開始時の浴温
    度T_O_R_Eを目標値にして、吹錬開始からの投入
    副原料、吹き込み酸素、底吹きガス量等をもとに熱収支
    計算を行い、浴温度T_O_R_Eの値が、1380〜
    1450℃となる点を、冷却材の投入開始点として決定
    する。 (c)低炭期開始点の決定法として、 [C]=C_(_1_)%の点を、ダイナミックモデル
    で作成された経験式を用いて、計算されたスラグ量・吹
    込積算酸素量等のパラメータをもとに、終点目標から逆
    算して、式(1)および式(2)により求める。 ΔGO_2=(β/107)[ln{X_E/(1−X
    _E)}−ln{X_S/(1−X_S)}]−γ・・
    ・・・・(1)ΔGO_2(Nm^3/T) β=aW_S+b X_E=exp{(25−c_E)/β} X_S=exp{(25−c_(_1_)/β}(変化
    点積算酸素量)=TO_1−ΔGO_2×W_S_T・
    ・・・・・・・・(2) (変化点積算酸素量):(Nm^3) TO_1:計算必要酸素量(Nm^3) W_S:スラグ量(Kg/T) c_E:終点目標[C](10^−^2%)W_S_T
    :溶鋼量(T_o_n)
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021031684A (ja) * 2019-08-14 2021-03-01 日本製鉄株式会社 転炉吹錬制御装置、統計モデル構築装置、転炉吹錬制御方法、統計モデル構築方法およびプログラム
CN115341069A (zh) * 2021-05-14 2022-11-15 宝山钢铁股份有限公司 一种基于在线动态检测模型的转炉吹炼终点的钢液碳含量预测控制方法

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