JPH04124201A - タングステン合金粒およびその製造方法 - Google Patents
タングステン合金粒およびその製造方法Info
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- JPH04124201A JPH04124201A JP2243439A JP24343990A JPH04124201A JP H04124201 A JPH04124201 A JP H04124201A JP 2243439 A JP2243439 A JP 2243439A JP 24343990 A JP24343990 A JP 24343990A JP H04124201 A JPH04124201 A JP H04124201A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
この発明は、放射線遮蔽を目的とする直径５Ｉｌ１１１
以下のタングステン合金粉およびその製造方法に関する
ものである。
以下のタングステン合金粉およびその製造方法に関する
ものである。
〈従来の技術とその課題〉
医療技術の発展に伴ない、患部に集中的に放射線を照射
して、正常細胞をできるだけ傷付けないようにして治療
する技術が開発されている。
して、正常細胞をできるだけ傷付けないようにして治療
する技術が開発されている。
しかしながら、患部のみに有効に放射線を照射すること
は難しく、患部以外を如何にして遮蔽するかが問題とな
っている。
は難しく、患部以外を如何にして遮蔽するかが問題とな
っている。
従来は、この遮蔽材として鉛が用いられており、例えば
鉛を溶解して型押しにより患部の大きさに応じた遮蔽材
を作成する方法や、φ５＋ａｍ前後の鉛の球を切削によ
って作成し、これを枠の中に入れて使用する方法等が行
なわれている。
鉛を溶解して型押しにより患部の大きさに応じた遮蔽材
を作成する方法や、φ５＋ａｍ前後の鉛の球を切削によ
って作成し、これを枠の中に入れて使用する方法等が行
なわれている。
ところが、これらの方法で遮蔽材を得るには非常に手間
がかかり、コスト的に高価であるという欠点があると共
に、鉛を溶解することから作業環境が悪く、製造が困難
になりつつあるという問題がある。
がかかり、コスト的に高価であるという欠点があると共
に、鉛を溶解することから作業環境が悪く、製造が困難
になりつつあるという問題がある。
従って、鉛に代る衛生的でかつ種々の形状に対応できる
遮蔽材の開発が望まれていた。
遮蔽材の開発が望まれていた。
く課題を解決するための手段〉
本発明者らは、上記に鑑みて、衛生的で作業環境に問題
がなく、かつ低コストで遮蔽効果の大なる放射線遮蔽材
を得るべく検討の結果、タングステンを主成分とするφ
５ｎ＋ｍ以下のタングステン合金粉が好ましいことを見
出し、この発明に至ったものである。
がなく、かつ低コストで遮蔽効果の大なる放射線遮蔽材
を得るべく検討の結果、タングステンを主成分とするφ
５ｎ＋ｍ以下のタングステン合金粉が好ましいことを見
出し、この発明に至ったものである。
即ち、この発明はタングステン９０重量％以上を主成分
とし、該主成分に他成分としてニッケル、銅あるいは鉄
を加えた混合粉末な造粒、焼結してなる直径５ｍｒｍ以
下のほぼ球状を呈する放射線遮蔽用タングステン合金粉
およびその製造方法を提供するものである。
とし、該主成分に他成分としてニッケル、銅あるいは鉄
を加えた混合粉末な造粒、焼結してなる直径５ｍｒｍ以
下のほぼ球状を呈する放射線遮蔽用タングステン合金粉
およびその製造方法を提供するものである。
く作用〉
この発明で、タングステンを主成分とする合金粉に着目
したのは、該合金粉が従来遮蔽材とじて用いられている
鉛に比べて、約２倍の高い遮蔽効果を示すという遮蔽材
として優れた性質を有していることである。
したのは、該合金粉が従来遮蔽材とじて用いられている
鉛に比べて、約２倍の高い遮蔽効果を示すという遮蔽材
として優れた性質を有していることである。
しかし１、このタングステンを主成分とする合金粉は型
押し→焼結という工程を必要とし、手間がかかって生産
量が上がらないことや、形状を自由に作成することが難
しいなどの理由から、これまで遮蔽材としては用いられ
ていなかったのである。
押し→焼結という工程を必要とし、手間がかかって生産
量が上がらないことや、形状を自由に作成することが難
しいなどの理由から、これまで遮蔽材としては用いられ
ていなかったのである。
この発明では、タングステン９０重量％以上を有し、他
成分としてニッケル、銅あるいは鉄を加えた混合粉末を
用いて種々の方法により、直径５ｍｍ以下の合金粉を作
成することに成功し、この合金粉を袋、パイプまたは型
に入れることにより自由に形状を変えることのできる遮
蔽材を実現したのである。
成分としてニッケル、銅あるいは鉄を加えた混合粉末を
用いて種々の方法により、直径５ｍｍ以下の合金粉を作
成することに成功し、この合金粉を袋、パイプまたは型
に入れることにより自由に形状を変えることのできる遮
蔽材を実現したのである。
このように、タングステンを主成分とする混合粉末を用
いて直径５ｍｍ以下の小粒径の合金粉が作成でき、この
合金粉を遮蔽材として用いることにより、鉛を遮蔽材と
して使用していた時に問題であった衛生面も支障なく、
また粒状であることがら、袋、バイブ、箱などに詰める
ことができ、比較的容易に所定の形状の遮蔽物を作成す
ることができるのである。
いて直径５ｍｍ以下の小粒径の合金粉が作成でき、この
合金粉を遮蔽材として用いることにより、鉛を遮蔽材と
して使用していた時に問題であった衛生面も支障なく、
また粒状であることがら、袋、バイブ、箱などに詰める
ことができ、比較的容易に所定の形状の遮蔽物を作成す
ることができるのである。
また、鉛に比べて２倍程度の遮蔽効果を有することから
、よりコンパクトな遮蔽物を得ることができるのである
。
、よりコンパクトな遮蔽物を得ることができるのである
。
この発明で、タングステンを主成分とする混合粉末より
得られる合金粉の粒径を５ａｍ＋以下とするのは、それ
より粒径が大きいと遮蔽効果が悪くなるためであり、ま
た５ａ＋ｍ以下、特に０．５ｍａ＋程度が好ましい。
得られる合金粉の粒径を５ａｍ＋以下とするのは、それ
より粒径が大きいと遮蔽効果が悪くなるためであり、ま
た５ａ＋ｍ以下、特に０．５ｍａ＋程度が好ましい。
〈実施例〉
以下、実施例により、この発明の詳細な説明する。
実施例１
タングステン９１重量％および９４重量％にニッケルお
よび銅をニッケル／銅比が、４／Ｉ、 ２／１゜１／２
．１／１０となるようにそれぞれ配合し、ボールミルに
て２時間混合した後、これらの粉末にカンファー１．２
重量％、１．４重量％、およびメチレンクロライド３重
量％を加え、ヘンシェル型ミキサーにて２時間混合しな
がら真空ポンプにて乾燥した。
よび銅をニッケル／銅比が、４／Ｉ、 ２／１゜１／２
．１／１０となるようにそれぞれ配合し、ボールミルに
て２時間混合した後、これらの粉末にカンファー１．２
重量％、１．４重量％、およびメチレンクロライド３重
量％を加え、ヘンシェル型ミキサーにて２時間混合しな
がら真空ポンプにて乾燥した。
得られた造粒粉を篩分けして、１０〜２ｏメツシユの造
粒粉を分離し、この造粒物を粒同士のくっつきを防止す
る目的からアルミナ中で工４３０℃にて焼結した。
粒粉を分離し、この造粒物を粒同士のくっつきを防止す
る目的からアルミナ中で工４３０℃にて焼結した。
これによって粒径がφ０，５〜φ１のほぼ球状のＷ−Ｎ
ｉ−Ｃｕ合金粉が得られた。
ｉ−Ｃｕ合金粉が得られた。
かくして得られたＷ−Ｎｉ−Ｃｕ合金粉を厚み５０ｍｍ
の枠内に入れ、遮蔽効果を測定したところ、鉛に比較し
て３０％高い遮蔽効果が得られた。
の枠内に入れ、遮蔽効果を測定したところ、鉛に比較し
て３０％高い遮蔽効果が得られた。
枠内に入れても遮蔽効果が得られることがら、局部の用
途に応じた枠を作ることにより、これまで鉛を溶かして
その形状に作っていたのが、極めて容易に遮蔽物を作成
することが可能となった。
途に応じた枠を作ることにより、これまで鉛を溶かして
その形状に作っていたのが、極めて容易に遮蔽物を作成
することが可能となった。
実施例２
実施例１と同じ粉末を用い、それらの粉末に溶かしたパ
ラフィン１．４重量％を混合し、熱を加えながら均一に
なるまでＩＯ分間混合した。
ラフィン１．４重量％を混合し、熱を加えながら均一に
なるまでＩＯ分間混合した。
この混合物をステンレス容器に入れ、水冷にて冷却した
。
。
得られた固形物をハンマーにて粒径φ１以下になるよう
に粉砕し、篩分けにてｌＯ〜２０メツシュの造粒粉を分
離し、実施例１と同様にして焼結した。
に粉砕し、篩分けにてｌＯ〜２０メツシュの造粒粉を分
離し、実施例１と同様にして焼結した。
得られたＷ−Ｎｉ−Ｃｕ合金粉は粒形がφ５〜φ１であ
った。
った。
この合金粉をビニール袋に詰め、厚み５ｍｍとし、放射
線の遮蔽効果を調べたところ、鉛に比べて３０％高い遮
蔽効果があることがわかった。
線の遮蔽効果を調べたところ、鉛に比べて３０％高い遮
蔽効果があることがわかった。
〈発明の効果）
以上説明したように、この発明によれば、医療において
患部のみに放射線を照射する目的で、患部以外を遮蔽す
る遮蔽物の作成が非常に容易に行なえるという大きな効
果を有するのであり、しかも、遮蔽物として、これまで
作成困難であった大型品や複雑な形状品への対応も、そ
れぞれ所望の型を作成しておいて、その中にこの発明の
タンクステン合金粉を入れるだけで可能となるので、こ
の分野への利用も効果的であるということができる。
患部のみに放射線を照射する目的で、患部以外を遮蔽す
る遮蔽物の作成が非常に容易に行なえるという大きな効
果を有するのであり、しかも、遮蔽物として、これまで
作成困難であった大型品や複雑な形状品への対応も、そ
れぞれ所望の型を作成しておいて、その中にこの発明の
タンクステン合金粉を入れるだけで可能となるので、こ
の分野への利用も効果的であるということができる。
［
［
Claims (3)
- （１）タングステン９０重量％以上を主成分とし、該主
成分に他成分としてニッケル、銅あるいは鉄を加えた混
合粉末を造粒、焼結してなる直径５ｍｍ以下のほぼ球状
を呈する放射線遮蔽用タングステン合金粉。 - （２）タングステン９０重量％以上を主成分とし、該主
成分に他成分としてニッケル、銅あるいは鉄を加えた混
合粉末に有機バインダーおよび溶媒を加え、撹拌造粒後
焼結することを特徴とする放射線遮蔽用タングステン合
金粉の製造方法。 - （３）タングステン９０重量％以上を主成分とし、該主
成分に他成分としてニッケル、銅あるいは鉄を加えた混
合粉末に有機バインダー加えて固形物を得、該固形物を
粉砕後焼結することを特徴とする放射線遮蔽用タングス
テン合金粉の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2243439A JP2987911B2 (ja) | 1990-09-12 | 1990-09-12 | タングステン合金粒およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2243439A JP2987911B2 (ja) | 1990-09-12 | 1990-09-12 | タングステン合金粒およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04124201A true JPH04124201A (ja) | 1992-04-24 |
| JP2987911B2 JP2987911B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=17103894
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2243439A Expired - Lifetime JP2987911B2 (ja) | 1990-09-12 | 1990-09-12 | タングステン合金粒およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2987911B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100363395B1 (ko) * | 2000-04-17 | 2002-12-02 | 국방과학연구소 | 기계적 합금화와 이단계 급속소결에 의한 초미세결정립텅스텐 중합금의 제조방법 |
| JP2007195714A (ja) * | 2006-01-26 | 2007-08-09 | Minoru Uematsu | 放射線照射野形成材、放射線照射野形成ユニット、放射線照射野形成方法及び放射線遮蔽装置 |
| EP1955795A1 (en) * | 2005-11-28 | 2008-08-13 | A.L.M.T. Corp. | Tungsten alloy particles, machining process with the same, and process for production thereof |
| JP2010077523A (ja) * | 2008-08-25 | 2010-04-08 | Hyogo Prefecture | 遷移金属内包タングステン炭化物、タングステン炭化物分散超硬合金及びそれらの製造方法 |
| JP2010077524A (ja) * | 2008-08-25 | 2010-04-08 | Hyogo Prefecture | 遷移金属固溶タングステン合金粉末及びその製造方法 |
-
1990
- 1990-09-12 JP JP2243439A patent/JP2987911B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100363395B1 (ko) * | 2000-04-17 | 2002-12-02 | 국방과학연구소 | 기계적 합금화와 이단계 급속소결에 의한 초미세결정립텅스텐 중합금의 제조방법 |
| EP1955795A1 (en) * | 2005-11-28 | 2008-08-13 | A.L.M.T. Corp. | Tungsten alloy particles, machining process with the same, and process for production thereof |
| EP1955795A4 (en) * | 2005-11-28 | 2009-06-10 | Almt Corp | TUNGSTEN ALLOY PARTICLES, MACHINING PROCESS EMPLOYING THESE PARTICLES, AND METHOD OF MANUFACTURING THESE PARTICLES |
| US8025710B2 (en) | 2005-11-28 | 2011-09-27 | A.L.M.T. Corp. | Tungsten alloy grains, processing method using the same, and method for manufacturing the same |
| JP4916450B2 (ja) * | 2005-11-28 | 2012-04-11 | 株式会社アライドマテリアル | タングステン合金粒、それを用いた加工方法およびその製造方法 |
| TWI401124B (zh) * | 2005-11-28 | 2013-07-11 | Almt Corp | Tungsten alloy particles, a processing method using the same, and a method for producing the same |
| JP2007195714A (ja) * | 2006-01-26 | 2007-08-09 | Minoru Uematsu | 放射線照射野形成材、放射線照射野形成ユニット、放射線照射野形成方法及び放射線遮蔽装置 |
| JP2010077523A (ja) * | 2008-08-25 | 2010-04-08 | Hyogo Prefecture | 遷移金属内包タングステン炭化物、タングステン炭化物分散超硬合金及びそれらの製造方法 |
| JP2010077524A (ja) * | 2008-08-25 | 2010-04-08 | Hyogo Prefecture | 遷移金属固溶タングステン合金粉末及びその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2987911B2 (ja) | 1999-12-06 |
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