JPH04123337A - 記録および/または再生を行なう装置 - Google Patents

記録および/または再生を行なう装置

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JPH04123337A
JPH04123337A JP24277490A JP24277490A JPH04123337A JP H04123337 A JPH04123337 A JP H04123337A JP 24277490 A JP24277490 A JP 24277490A JP 24277490 A JP24277490 A JP 24277490A JP H04123337 A JPH04123337 A JP H04123337A
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JP24277490A
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Takahiro Oguchi
小口 高弘
Kunihiro Sakai
酒井 邦裕
Toshimitsu Kawase
俊光 川瀬
Akihiko Yamano
明彦 山野
Akira Kuroda
亮 黒田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、メモリ効果をもつ記録媒体を用いこの記録媒
体に記録を行ない、および/またはその記録情報を再生
する、記録および/または再生を行なう装置に関する。
[従来の技術] メモリデバイスの大容量化を行なう方法として、半導体
固体メモリにおいては単位メモリセル構造の減少、光ま
たは磁気メモリにおいては記録波長の低減といったメモ
リ単位ビットの微小化を行なう方法があげられる。メモ
リ単位ビットの微小化という点で現在量も可能性を秘め
ているのは、走査型トンネル顕微鏡(STM)の原理を
用いたメモリであろう、STMは固体の表面状態を高い
分解能で分析できるため、これをメモリに応用して記録
媒体表面上に凹凸または電子状態の変化をnmの単位で
記録再生する方法がいくつか提案されている(特開昭6
3−161552号、特開昭63−161553号等参
照)。
また、大容量化を図るための別の手段として、メモリ単
位ビットに対して多重記録を行なうことがあげられる。
このような多重記録の方法として、例えば、光メモリの
単位ビット(〜1μm口)に波長多重ご己録を行なう、
フォトケミカル・ホール・バーニング効果を用いたメモ
リや、量子効果デバイスの1つである共鳴トンネルトラ
ンジスタを用いた多値メモリの提案などがなされている
すなわち、メモリ単位ビットの微細化と多値記録の両方
が具現化できれば、非常に大容量のメモリが実現できる
わけである。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、フォトケミカル・ホール・バーニング効
果は極低温を必要とされるため、実用化に際して大きな
制限を受けるという問題がある。
また、量子効果デバイスを用いた多値メモリに関しても
、共鳴トンネリングトランジスタなどを多数集積化して
大容量メモリを作製するには数多くのプロセスが必要で
、実用化するには未解決の技術的な課題が多く残ってい
る。
また、STMの原理を用いたメモリに関しても、実用上
大きな制約なく多値記録性を発揮させる方法が求められ
ている。
本発明の目的は、このような従来技術の問題点に鑑み、
情報の記録および/または再生を行なう装置および方法
において、装置の複雑な製造プロセスを必要としたり、
実用上の大きな制約を受けることなく単位記録部分に多
値情報を記録し、および/またはその情報を再生できる
ようにすることにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本発明では、探針を介して情報
を記録媒体に記録しおよび/または記録媒体に記録され
た情報を再生する装置において、記録媒体に記録情報に
応じて3種以上の状態が形成されるようにして記録を行
なう手段および/または3種以上の状態を検出して情報
を再生する手段を有するものを用いるようにしている。
記録媒体に記録された情報は、電気メモリ効果を生じな
い範囲の掃引電圧又は電圧パルスを導電性探針と記録媒
体間に印加して導電性探針と記録媒体間に流れる電流に
基づいて再生されるのが望ましい。
記録媒体として、電圧電流のスイッチング特性に対して
メモリ効果を持つ材料を用いるのが望ましいが、このよ
うな材料として、例えば、π電子系有機化合物があげら
れる。
記録媒体として有機記録媒体を用いる場合、有機記録媒
体は、通常、絶縁性を示すため、金属電極を有する基板
上に形成されるのが好ましい。
有機記録媒体を形成するには、具体的には蒸着法やクラ
スターイオンビーム法等の通用も可能であるが、制御性
、容易性そして再現性などを考慮すると、公知の従来技
術の中ではラングミュア−プロジェット法(LB法)を
用いるのが極めて好適である。そして、基板上に形成す
る電極の材料としては、このLB膜形成の際に表面が絶
縁性の酸化膜をつくらない導電材料、例えば貴金属やI
TOなとの酸化物導電体を用いることが好ましい。
[作用コ この構成において、記録時には記録すべき情報に応じて
、3種以上の状態となり、所望の情報が1己録される。
このようにして記録媒体に記録された情報は、3種以上
の状態として情報が記録されている各部分の導電率に応
じた電流変化として、再生される。
すなわち、装置の複雑な製造プロセスを必要としたり、
実用上の大きな制約を受けることなく単位記録部分に多
値情報が記録され、また、その情報が再生される。
[実施例] 以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係る情報記録再生装置の
構成を示すブロック図である。
同図において、1は導電性の探針、2は圧電体微動機構
、3は記録媒体、4は情報が記録された記録部分の一単
位である記録ビットである。記録媒体3は円盤状であり
、図示せぬモータにより角速度一定又は線速度一定で回
転されうるようになっている。
記録ビット4はらせん状又は同心円状に形成され、再生
時には、探針1が固定された圧電体微動機構2を図示せ
ぬリニアモータなどの駆動機構により、記録媒体3の半
径方向に直線的に駆動することにより任意の記録ビット
列へアクセスし、再生を行なう。そして通常、探針1と
記録媒体3の間には可変電源5により1■のバイアス電
圧を媒体3をアース側として印加し、両者の間を流れる
トンネル電流が一定(1pA)となるように制御回路8
が距離制御信号Cdを出力し、距離調整用圧電素子2a
を制御するように構成される。
記録媒体3は基板、下地電極および単分子累積膜から成
り、ヘキサメチルジシラン(HMDS)の飽和蒸気中に
一昼夜放置して疎水処理したガラス基板(コーニング社
製#7059)上に、下弓き層としてCrを真空蒸着法
により厚さ500人堆積させ、更にAuを同法により蒸
着(膜厚1000人)して下地電極を形成し、係る基板
を担体としてLB法によりスクアリリュムビス−6−オ
クチルアズレン(SOAZ)の単分子膜の累積を行なう
ことにより作製される。
次に、記録媒体の電気メモリ効果について説明する。
第3図は、有機記録媒体について印加電圧の大きさによ
り4種の導電率範囲の状態となることを確認するために
製作した実験用素子を示す斜視図である。この素子は、
基板15上にAu電極16を形成した電極基板上に前記
のような方法で有機記録媒体としてのπ電子系有機化合
物の単分子累積@18を形成しさらに上電極としてAJ
2電極17を形成したものである。すなわち、金属−絶
縁体−金属(M I M)構造の素子である。
この素子の上下電極16.17間に電圧を印加したとき
の電圧電流特性(Vl特性)を測定すると、第4図に示
すように、4種類の導電率の異なる状態、すなわち、O
FF状態、PRE状態、ON状態およびMID状態が観
測される。
更に、第5図に示すように、OFF状態(抵抗値が数M
Ω〜数十MΩ)、PRE状態(抵抗値がIKΩ〜数にΩ
)、ON状態(抵抗値が数十Ω)、MID状態(抵抗値
が数十にΩ〜数百にΩ)を、それぞれ特定の電気信号を
付与することにより任意に作成することができ、各状態
がメモリ性を有することが見い出されている。
このように本実施例では、探針と記録媒体間に異なる掃
引電圧、又は異なる電圧のパルス電圧を印加することで
、異なる印加電圧に対し、3種以上の導電率の異なるメ
モリ性を有する状態を出現させて、多値記録性を発揮さ
せるようにしている。
探針1は、白金を機械的に切断して尖鋭化したもの(先
端半径く0.1μm)を用いている。
次に、記録時の動作について説明する。
まず、制御回路8か、両者の間の距離が変化しないよう
に距離制御信号Cdを一定にホールドしたまま電源制御
信号Ceを介して探針1と記録媒体3の間のバイアス電
圧を6Vまで掃引した後、再びIVに戻すことにより、
探針1と記録媒体3間に10pAの電流が流れる状態と
する。これがOFF状態である。さらにこの状態で2〜
3Vまでバイアス電圧を掃引した後1vに戻すことによ
り、1nAの電流が流れる状態とする。これがMID状
態である。さらに、MID状態でバイアス電圧を負方向
に−7〜−10V掃引した後+15vに掃引し、そして
IVに戻すことにより100nAの電流が流れる状態と
する。これがON状態である。また、MID状態又はO
N状態のビットに対して、バイアス電圧を6Vまで掃弓
した後、1vに戻してやることでOFF状態になる。
各状態はメモリ性を有し、またそのビットは10nm程
度の分解能で書き込まれていることが57M観測で確認
されている。
即ち、探針1と記録媒体3の間のバイアス電圧の掃引を
変えることによりナノメートルオーダの記録波長で、電
気メモリ効果によりOFF。
MID、ONの3つの状態をもつビットの記録が行なえ
る。このようにして記録媒体3上に円心円状又はらせん
状に情報を記録する。
再生の際は、探針1と記録媒体3の間に電気メモリ効果
を生じないIVの電圧を印加しながら、トンネル電流の
変化を検出する。再生時に検出されるトンネル電流は、
OFF、MID、ONの各状態の記録ビットで電流レベ
ルが異なるため、閾値回路のような復調回路13を用い
て再生信号14を得ることができる。
マタ、上記の様な、OFF、MID、ON状態の作成は
パルス電圧を印加することによっても可能である。探針
1と記録媒体3の間に6■のパルス電圧を与えるとOF
F状態にすることができる。MID状態作成は、OFF
状態で2〜4vのパルス電圧を印加することにより可能
で、ON状態はMID状態で−7〜−10Vのパルス電
圧を印加した後、1.5v〜3vのパルス電圧を印加す
ればよく、MID又はON状態からOFF状態を作成す
るには6■程度のパルス電圧を印加すればよい。この時
のパルス幅は、10 n sec以上1m5ec以下で
ある。
第2図は、本発明の他の実施例を示す。本実施例では、
圧電体微動機構2として、円筒型圧電素子2a、2bを
有するものを用いている0円筒型圧電素子は、図示せぬ
リニアモータなどの駆動機構により、媒体上をアクセス
することができる。
記録媒体3は、その基板、下地電極を上述実施例と同様
に形成した電極基板上にLB法を用いてポリイミド単分
子膜を累積し、この膜を300℃で10分加熱を行なう
ことでポリイミドとしたものである。
この記録媒体3と探針1間に上述実施例と同様にIVの
バイアス電圧を印加し、1pAのトンネル電流が流れる
ように探針1をZ方向(上下方向)に駆動する圧電素子
2aを制御する。さらに、上述実施例と同様にしてバイ
アス電圧の掃弓又はパルス電圧の印加を行なうことによ
り、上述実施例と同様の結果を得ることができる。即ち
バイアス電圧の掃引又はパルス電圧の印加により、OF
F%MID、ON状態が得られ、かつ各状態のメモリー
性があることが観測される。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、記録および/また
は再生装置において、記録媒体に3f!以上の状態とな
るものを用いるようにしたため、装置の複雑な製造プロ
セスを必要としたり、実用上の大きな制約を受けること
なく、容易に多値記録性を発揮させ、メモリ記録密度を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に係る情報記録再生装置の
構成を示すブロック図、 第2図は、本発明の他の実施例に係る情報記録再生装置
の構成を示すブロック図、 第3図は、MIM素子の構成略図、そして第4図と第5
図は、第3図の素子に於いて得られる電気的特性を示す
特性図である。 1:探針、2:圧電体微動機構、2a:距m調整用圧電
素子、2b:位置調整用圧電素子、3:記録媒体、4:
記録ビット、5:可変電源、15:基板、16:下地電
極、17:上部電極、18二単分子累積腹層。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)探針を介して情報を記録媒体に記録しおよび/ま
    たは記録媒体に記録された情報を再生する装置において
    、記録媒体に、記録情報に応じて3種以上の状態が形成
    されるようにして記録を行なう手段、および/または3
    種以上の状態を検出して情報の再生を行なう手段を有す
    ることを特徴とする記録および/または再生を行なう装
    置。
  2. (2)記録媒体に記録された情報は、電気メモリ効果を
    生じない範囲の掃引電圧又は電圧パルスを導電性探針と
    記録媒体間に印加して導電性探針と記録媒体間に流れる
    電流に基づいて再生される、請求項1記載の記録および
    /または再生を行なう装置。
JP24277490A 1990-09-14 1990-09-14 記録および/または再生を行なう装置 Pending JPH04123337A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006250296A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Tokai Univ 非線形弾性機構及びロボット用関節機構
US7830775B2 (en) * 2006-02-13 2010-11-09 Seagate Technology Llc Writeable optical recording of multilevel oriented nano-structure discs

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006250296A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Tokai Univ 非線形弾性機構及びロボット用関節機構
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