JPH0412329B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0412329B2
JPH0412329B2 JP60159473A JP15947385A JPH0412329B2 JP H0412329 B2 JPH0412329 B2 JP H0412329B2 JP 60159473 A JP60159473 A JP 60159473A JP 15947385 A JP15947385 A JP 15947385A JP H0412329 B2 JPH0412329 B2 JP H0412329B2
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JP
Japan
Prior art keywords
wall
underground
underground continuous
continuous wall
partition plate
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60159473A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6221922A (ja
Inventor
Shozaburo Okamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP15947385A priority Critical patent/JPS6221922A/ja
Publication of JPS6221922A publication Critical patent/JPS6221922A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は地中連続壁を利用した構築物の地下
壁の構築方法に関するもので、建物の地下部分の
外壁あるいは地中構造物の外壁等に適用される。
〔従来の技術〕
市街地等では土地の価格が高く、土地の有効利
用が望まれること、さらに耐火建築の奨励、駐車
場確保といつたことから、地下1〜3階の鉄筋コ
ンクリートビルが多く建設されるようになつてき
ている。
しかし、基礎工事等における振動、騒音の問題
や地盤沈下による近隣建物への影響といつたトラ
ブルが多く、これらを回避するため地中連続壁工
法が利用される。
地中連続壁工法は低振動、低騒音の施工が可能
であり、壁体としての剛性も大きく、また施工時
に他の構造物と近接して施工でき、土地の有効利
用が図れるといつた利点を有している。
このような地中連続壁工法としては、例えば多
軸のオーガーを用いて掘削し、モルタル等の硬化
材を注入しながら撹拌してソイルモルタル壁をつ
くり、硬化前に応力材としてH形鋼等を挿入する
といつた工法等があり、市街地を中心として施工
実績も増えている。
また、地中連続壁の本体構造物への活用として
地中連続壁の構築物の本体壁を組み合わせて側圧
に抵抗させる方法も開発されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、ソイルモルタル壁等の地中連続壁は本
体壁に比べると強度が十分でないため、そのまま
本体壁と一体化しても、剛性の向上といつた面で
の効果が小さい。
また、オーガーマシン等の掘削機械が用いるた
め、近接する建物、その他の障害物により敷地境
界から山止めの地中連続壁まで距離的な制約を受
け、また地中連続壁の壁厚分、本体壁がさらに敷
地内の内側へ来ざるを得ず、土地の有効利用とい
つた面でも改善の余地がある。
この発明は上述のような問題点の解決を図つた
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明の地下壁の構築方法では敷地の有効利
用を図るため、敷地境界線aに沿つてセメントあ
るいはモルタルなどの硬化材を用いて地中連続壁
1を施工する。地中連続壁1内には硬化前に、応
力材としての形鋼2を、そのウエブが地中連続壁
1の連続方向と直交するように所定間隔をおいて
建込む。各形鋼2には薄板からなる矢板状の仕切
板3が取り付けられており、この仕切板3で隣り
合う形鋼2の略中央を連結することで、地中連続
壁1が内側と外側に2分される。なお、このとき
仕切板3は形鋼2を所定間隔で建込むためのスペ
ーサーの機能も有する。地中連続壁1部分の硬化
後、地中連続壁1に囲まれた内部が構造物の構築
のために根切りされるが、この時、仕切板3を境
として地中連続壁1の内側部分をはつる。はつら
れた部分には鉄筋が配筋され、コンクリートの打
設により所要厚の本体壁5(構造物の地下壁部分
を構成する)が形成される。なお、鉄筋は隣り合
う形鋼2間の空間を通過するように配筋され、地
中連続壁1の残つた外側部分、形鋼2、仕切板3
および本体壁5が一体化される。また、本体壁5
は地中連続壁1の内側をはつつた後に形成される
ため、単に地中連続壁1の内側に本体壁5を構築
する場合と比べ、地中連続壁1の厚みの半分に相
当する量だけ敷地内外寄りに構築でき、その分、
限られた敷地の有効利用が図れる。
〔実施例〕
次に、図示した実施例について説明する。
第1図および第2図はこの発明の実施例として
柱列式のソイルモルタルの地中連続壁1を施工し
その内側に地下3階までの地下部分を有する鉄筋
コンクリート製の建物を構築する場合の地下壁を
示したものである。
ソイルモルタルの地中連続壁1には柱列を構成
する各円柱部分にH形鋼2を建込み、隣り合うH
形鋼2のウエブどうしをその略中央で矢板状の仕
切板3で連結してある。この実施例で、仕切板3
はH形鋼2の間隔の約1/2の長さであり、予めH
形鋼2のウエブ両面に溶接等により取り付け、H
形鋼2の建込みに際し、他端の鉤状の継手6を噛
み合わせて、地中連続壁1を内側と外側に2分し
ている。
そして、2分した地中連続壁1の内側の部分は
根切り時にはつる等して除去し、除去した部分に
建物の本体壁5を施工し、一体の地下壁を構成し
ている。
この状態でH形鋼2は応力材として側圧による
曲げ応力に耐え、また地中連続壁1と本体壁5間
にあつて応力を伝達する。
施工手順としては、まずオーガーマシン等によ
り敷地境界線aに沿つて柱列状の掘削を行なうと
ともに、モルタルを注入撹拌してソイルモルタル
の壁とする。このソイルモルタルの硬化前に、仕
切板3を取り付けたH形鋼2を順次建て込み地中
連続壁1を完成させる。地中連続壁1に囲まれた
内部の根切り時に、仕切板3を境として地中連続
壁1の内側の部分をはつり、H形鋼2を良く清掃
し、配筋後、コンクリートを打設して本体壁5を
含めた建物躯体のコンクリート工事を行なう。
なお形鋼2はH形鋼に限らず、T形鋼、山形鋼
Iビーム、その他特殊な断面形状のものでもよく
仕切板による連結方法も上記のものに限られな
い。また、地中連続壁1も、柱列式に限らず、ま
たモルタル壁、コンクリート壁、その他特殊な硬
化材を用いたものでもよい。
〔発明の効果〕 施工時は地中連続壁により、近隣の建物に影
響を与えず、低公害の施工が行なえ、躯体完成
後は地中連続壁の一部と本体壁が形鋼および仕
切板を介して剛性の高い地下壁を構成し、側圧
に対する抵抗力が大きい。
地中連続壁を敷地境界ぎりぎりまで施工でき
さらに仕切板を境としてすぐ内側に本体壁がく
るため、狭い敷地を最大限に有効利用すること
が可能となる。
地中連続壁中に建込んだ形鋼の一部が鉄筋コ
ンクリート製の本体壁中に納まるので、形鋼と
本体壁の合成効果が大きい。
矢板状の仕切板は薄肉であるため、形鋼とと
もに未硬化の地中連続壁内へ建込む際の建込み
をスムーズに行うことができ、また形鋼を所定
間隔で建込むためのスペーサーの働きをする。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す横断面図、
第2図はその−断面図である。 a……境界線、1……地中連続壁、2……形
鋼、3……仕切板、4……ソイルモルタル、5…
…本体壁、6……継手。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 敷地境界線に沿つて硬化材を用いた地中連続
    壁を施工し、前記地中連続壁の硬化前に、応力材
    としての形鋼をそのウエブが前記地中連続壁の連
    続方向と直交するように所定間隔をおいて建込む
    とともに、隣り合う前記各形鋼のウエブどうしを
    該ウエブの略中央に取り付けた薄板からなる矢板
    状の仕切板で連結することにより、前記地中連続
    壁を内側と外側に2分し、前記地中連続壁の硬化
    後、前記地中連続壁に囲まれた内部の根切り時
    に、前記仕切板を境として前記地中連続壁の内側
    の部分をはつり、前記仕切板の内側に前記隣り合
    う形鋼間の空間を通過する配筋を行つた後、コン
    クリートを打設して前記仕切板の内側に所要幅の
    本体壁を一体に形成することを特徴とする構造物
    地下壁の構築方法。
JP15947385A 1985-07-19 1985-07-19 構造物地下壁の構築方法 Granted JPS6221922A (ja)

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JPS6221922A JPS6221922A (ja) 1987-01-30
JPH0412329B2 true JPH0412329B2 (ja) 1992-03-04

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102677652A (zh) * 2012-06-01 2012-09-19 张永忠 水泥土成墙机

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5972319A (ja) * 1982-10-18 1984-04-24 Tekken Kensetsu Co Ltd ソイル柱列壁を利用した地下連続壁工法

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JPS6221922A (ja) 1987-01-30

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