JPH04122787A - 青色発光物質 - Google Patents

青色発光物質

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JPH04122787A
JPH04122787A JP24204090A JP24204090A JPH04122787A JP H04122787 A JPH04122787 A JP H04122787A JP 24204090 A JP24204090 A JP 24204090A JP 24204090 A JP24204090 A JP 24204090A JP H04122787 A JPH04122787 A JP H04122787A
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JP
Japan
Prior art keywords
crown
blue light
emitting substance
compound
light emitting
Prior art date
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Pending
Application number
JP24204090A
Other languages
English (en)
Inventor
Ginya Adachi
吟也 足立
Nobuyuki Higashiyama
東山 信幸
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Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
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  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、クラウンエーテルと希土類元素等からなる、
新規な青色発光物質に関するものである。本発明の新規
発光物質は、各種発光材料、デイスプレィ材料、増感材
料、照明材料、感光材料として、オプトエレクトロニク
ス分野での基本材料として極めて有用な物質である。そ
して、無機系発光物質が従来使用されている分野はもち
ろんのこと、フィルム状やシート等任意な形状に容易に
成形できる特徴を生かして、例えば大面積のデイスプレ
ィ等への利用が可能である。
[従来の技術] 希土類元素の発光を利用した、希土類元素キレートに代
表される希土類元素含有有機化合物発光物質に関しては
、β−ジケトン類等がレーザー材料として広く検討され
、各種の発光物質が開発されている。また、特開昭57
−18779号には、有機カルボン酸と希土類元素から
成る発光物質などが提案されている。しかしながら、こ
れらの発光物質の付活剤として用いられている希土類元
素は、赤色の発光色を示す3価のユウロピウムや緑色の
発光色を示すテルビウム等である。
一方、青色の発光色を有する、2価のユウロピウム(以
下、Eu(II)と記す)を利用した有機化合物発光物
質に関しては、その例が少ない。Eu (II )は、
クロロアパタイト3Sr2(PO4)2 ・CaC1:
 Eu (II )、バリウム、マグネシウムアルミネ
ー) BaMg2A1+eO□7:Eu(II)、カル
シウムクロロボレートCa2&0gC1: Eu(II
 )のように、無機化合物結晶中では安定に存在し、高
演色性ランプ等の蛍光体として実用に供されている。即
ち、無機化合物中ではEu (II )が安定に存在す
るが、これに対し、有機化合物中では、Eu(II)を
安定な付活剤として固定することが困難な為と考えられ
る。有機系のEu(II)化合物として、例えば、特開
昭56−104986号ではポリエーテルとEu(II
)を混合することで青色の発光物質を製造している。し
かしながら、この化合物は溶液状であり、不活性ガスの
容器に封入した状態では青色発光が得られるものの、酸
素と接触するとEu(II)が酸化されて3価となり、
青色の発光は得られない。これは、実用上極めて不安定
な発光物質と見なされる。
本発明者らは、安定なEu(II)を含有する有機化合
物について研究した結果、ポリ(メタ)アクリロイルオ
キシアルキルクラウンエーテルにEu (II )を包
接してなる新規な青色発光物質を見いだした(特開昭6
3−81190号)。また、当該有機化合物にEu(I
I )とアルカリ土類金属元素を包接してなる青色発光
物質を新たに合成した(特開昭63 + 223086
号)。
しかしながら、種々の利用分野において上記青色発光物
質を実用化する為には、さらにその発光強度及び寿命の
向上が望まれる。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は、ポリ(メタ)アクリロイルオキシクラ
ウンエーテルにEu (II )を包接してなる新規な
青色発光物質において、その発光強度を著しく向上する
ことと共に、その経時劣化を抑制することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、ポリ(メタ)アクリロイルオキシアルキルク
ラウンエーテルにEu(II)と亜鉛イオンを包接して
なる青色発光物質に関する。以下、本発明の詳細な説明
する。
本発明に用いられるポリ(メタ)アクリロイルオキシア
ルキルクラウンエーテルはクラウンエーテル重合体ある
いはクラウンエーテルとメタクリル酸メチルの様な共重
合体に代表されるような各種クラウンエーテル基を有す
るメタクリロイルオキシメチル化合物を重合することに
より得られる。
クラウンエーテルとしては、例えば、12−クラウン−
4,15−クラウン−5,18−クラウン−4、ジシク
ロへキシル−24−クラウン−8などが挙げられるが、
特に15−クラウン−5が好ましい。
重合方法としては、各種の方法が可能であるが、最も典
型的には上記クラウンエーテル化合物を室温で塊状重合
し、重合反応後ジエチルエーテル等で粗生成物を洗浄し
、重合物を単離精製する手法が挙げられる。
共重合物は、メタクリル酸メチル、スチレン等のモノマ
ーと、クラウン化合物とを、5〜20倍量のDMF等の
溶媒に溶解し、モノマー全量に対して、1120〜17
50重量比のアゾイソブチロニトリルを加え、脱気封管
後10〜20時間50〜70度に加熱して重合させ、ジ
メチルエーテル等で再結晶させることにより単離、精製
できる。
クラウン化合物とモノマーの混合比は通常1:3〜1:
20で、好ましくは1:5〜1:15が適当である。
次に、上記のようにして得られた重合物あるいは共重合
物とEu(II)化合物と亜鉛イオンを溶媒中で反応さ
せて本発明の発光物質を製造する。Eu(II)化合物
としては、Eu(II)の塩化物、臭化物、フッ化物、
硫酸塩、炭酸塩等が挙げられるが、溶解度の観点から塩
化物、臭化物が好ましい。亜鉛化合物としては、塩化物
、臭化物、硝酸塩、硫酸塩、炭酸塩、フッ化物等が挙げ
らるが、溶解度の点から塩化物、臭化物が好ましい。
溶媒は通常メタノール、エタノール、プロパツールなど
の低級アルコールやアセトンを使用するが、酢酸エチル
、アセトニトリルなども使用し得る。発光物質の合成の
際、溶媒中の溶存酸素により、Eu (II )はすみ
やかに酸化されるため、溶媒中の溶存酸素を除去すると
共に製造過程を不活性なガス雰囲気下で行なうことが好
ましい。重合物、Eu(II)化合物及び亜鉛化合物を
溶媒中反応させ、1日程度放置後、濾過により生成物を
回収し、室温付近にて減圧下乾燥、粉砕することにより
、発光物質が得られる。
本発明の発光物質は、発光強度等の点から、包接される
Eu (II )と亜鉛イオンのモル比は、1:1〜1
:50の範囲が好ましい。また、Eu(II)の濃度と
しては、0.05〜5.Owt%が好ましい。
上記のようにして得られた本発明の青色発光物質の発光
スペクトルの一例を第1図に示した。このスペクトルは
、本発明者らが先に開示したEu(II)のみを包接す
る発光物質と同様であり、良好な青色発光を示す。また
、その発光強度は、Eu (II )のみを包接した場
合に比較して、1.5〜3倍も向上した。発光強度が向
上したメカニズムは明らかではないが、Eu(II)単
独系の発光物質では、近接するクラウン現金てにEu 
(II )が包接されるために濃度消光を生じるが、こ
れに対して亜鉛化合物を導入した場合では、Eu (I
I )の環境を高分子中でEu (II )があたかも
低濃度で存在しているような状態に近づけて濃度消光を
防ぎ、発光強度が増加したものと考えられる。
本発明の発光物質を、大気中で紫外線励起による発光強
度の経時劣化を測定した。その結果、200日以上経て
もCaWOa:Pbに対する相対強度が20%を示すこ
とが判明し、亜鉛化合物の添加は酸化に対する劣化にも
効果が大きいことが示された。
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、
本発明はその要旨を越えない限り以下の実施例に限定さ
れるわけではない。
実施例1 メタクリロイルオキシメチル15クラウン5(MA15
C5と称す)とメタクリル酸メチル(MMAと称す)を
1:10のモル比で混合し、重合開始剤としてアゾイソ
ブチルニトリルを添加、60度で15時間塊状重合し、
共重合体(MA 15 C5−MMAと略す)を得た。
この共重合体をアセトンで膨潤させて粉砕し、真空乾燥
した。この白色粉末50〜80mgを第1表に示した濃
度に調製したEu(H)塩化物と塩化亜鉛のメタノール
溶液5 mlに溶解撹拌後、24時間放置した。この合
成は、Eu(II)の酸化を防ぐ為に、窒素雰囲気下で
実施し、またメタノールは凍結して脱気したものを用い
た。
次いで濾過により固体と液体を分離し、室温にて真空乾
燥して、粉末の本発明の発光物質を得た。
この発光物質を、240〜400 nmの最適波長の励
起光で大気中にて発光させた時の発光スペクトルは、第
1図に示すように良好な青色発光を示した。
また、標準物質(CaWO4: Pb )に対する発光
強度の測定結果を第1表及び第2図に示した。
比較例1 実施例と同様の操作にて合成したMA15C5−MMA
50〜80mgと第2表に示した濃度に調製したEu 
(II )塩化物50〜80mgをメタノール5 ml
に溶解撹拌、24時間放置した後、実施例と同様な後処
理を行ない発光物質を得た。この発光物質の発光強度を
表2及び第2図に示した。
第1表 4゜ [発明の効果] 本発明の発光物質は、良好な青色発光と高い発光強度を
示すと共に、経時劣化が小さい為に、工業的に有用であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、Eu” −Zn2+錯体とEu2+錯体の発
光スペクトル、 第2図は、生成物中のEuC12濃度に対する発光強度
の割合を示すグラフである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリ(メタ)アクリロイルオキシアルキルクラウ
    ンエーテルに2価のユウロピウムと亜鉛を包接してなる
    ことを特徴とする青色発光物質。
  2. (2)クラウンエーテルが15−クラウン−5であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項の青色発光物質。
JP24204090A 1990-09-12 1990-09-12 青色発光物質 Pending JPH04122787A (ja)

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