JPH04122773A - ナイロン46組成物 - Google Patents

ナイロン46組成物

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JPH04122773A
JPH04122773A JP2243456A JP24345690A JPH04122773A JP H04122773 A JPH04122773 A JP H04122773A JP 2243456 A JP2243456 A JP 2243456A JP 24345690 A JP24345690 A JP 24345690A JP H04122773 A JPH04122773 A JP H04122773A
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JP
Japan
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nylon
copper
compd
triazine
molded
Prior art date
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Pending
Application number
JP2243456A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatsugu Mochizuki
政嗣 望月
Shunichi Kiriyama
桐山 俊一
Kazuya Nagatomi
永冨 一也
Masaru Sugawa
栖川 勝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、耐熱性の改良された溶融成形用ナイロン46
組成物に関するものである。
(従来の技術) ナイロン46は、高融点で寸法安定性、耐磨耗性などの
優れた特性を有し、繊維、フィルムその他の成形物とし
て展開されつつある。
ナイロン46は、溶融重合だけでは高分子量化が困難で
あり、高分子量のポリマーを製造する場合。
溶融重合で得たプレポリマーを特殊な条件で固相重合す
る方法が採用されている(特公昭[1O−8248号公
報)。
しかし、ナイロン46は溶融状態での熱安定性がナイロ
ン6やナイロン66に比べて劣り、高分子量のポリマー
を用いても溶融成形する際に、熱分解によって分子量が
低下し、十分な強度特性を有する成形物を得ることは困
難である。
従来、ナイロン46に耐熱剤として沃化第一銅などの銅
化合物および沃化カリウムなどのハロゲン化アルカリを
添加することが行われており、成形物の耐熱性を向上さ
せるのには有効であるがこれらを添加してもナイロン4
6の溶融状態での熱安定性を向上させることはできなか
った。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、ナイロン46の溶融状態での熱安定性を向上
させ1強度特性などの優れた成形物を得ることのできる
溶融成形用ナイロン46組成物を提供しようとするもの
である。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記の課題を解決するものであり。
すなわち、相対粘度が2.8以上のナイロン46にトリ
アジン化合物0.1〜1.0重量%および銅化合物を銅
として20〜1000ppm含有させた溶融成形用ナイ
ロン46組成物を要旨とするものである。
以下9本発明について詳細に説明する。
本発明において、ナイロン46とはテトラメチレンアジ
パミド単位を80重量%以上含有するポリアミドを意味
し、20重量%以下の範囲で他のボリア合または混合し
たものを包含する。ナイロン46以外の成分が20重量
%を超えるとナイロン46の高融点1寸法安定性などの
優れた特性が損なわれる。
本発明におけるナイロン46は、96%硫酸を溶媒とし
て濃度1g/dβ、温度25°Cで測定した相対粘度が
2.8以上、好ましくは3.0以上のものであることが
必要である。相対粘度がこれより小さいものでは、成形
性や成形物の強度特性などが劣ったものとなる。
また1本発明におけるトリアジン化合物とじては次の一
数式山〜(3)で表される化合物が用いられる。
〜 / に こで一般式(1)或いは(2)中のRは水素。
ハロゲン または脂肪族飽和炭化水素基、R□! R2+ R3は
それぞれ独立に水素または脂肪族飽和炭化水素基I X
Iは水酸基、もしくは炭化水素基I X2はン化合物。
一般式(3)中のR4は1価の芳香核基+ R5は(n
+1)価の芳香核基+ReはOH,OR4,XR5(S
O3・−M)    アルキルアミ7基、アリ−h  
 八 ルアミノ基もしくは1価の炭化水素基、nは2〜3の整
数、XはO、S 、N H、N R7(R7は1価の脂
肪族基もしくは無くてもよい)1Mはアルカリ金属、ア
ルカリ土類金属もしくは水素であり。
mはMがアルカリ金属または水素の時1.Mがアルカリ
土類金属の時2で示されるトリアジン化合物である。
トリアジン化合物の具体例としては、2−メチル−4,
6−ジフェノキシS−トリアジン、トリフェニルシアヌ
レート、2−ヒドロキシ−4−フェノキシ−(p−(ソ
ディウムスルホ)フェノキシフ−8−トリアジン、2−
フェノキシ−4,6−ビス(p−(ソディウムスルホ)
フェニルツー8−トリアジンなどの化合物が挙げられる
トリアジン化合物の添加量は0.1〜1.0重量%とす
ることが必要である。この添加量が0.1重量%未満で
は添加効果が乏しく、一方11.0重量%を超えると成
形時に溶融粘度が上昇し、操業性や成形物の外観を損な
う。
ナイロン46にトリアジン化合物を添加する方法として
は、ナイロン46チップとトライブレンドする方法ある
いは予めマスターチップ化する事により実施できる。
また1本発明における銅化合物としては1塩化第一銅、
沃化第一銅1臭化第一銅などのハロゲン化銅、酢酸銅、
ステアリン酸銅などのカルボン酸銅塩、8−オキシキノ
リン銅なとの銅錯塩などを使用することができる。
特に好ましいものはハロゲン化銅であり、塩化カリウム
、沃化カリウム、臭化カリウム、臭化ナトリウムなどの
ハロゲン化アルカリや、2−メルカプトベンツイミダゾ
ールなどを併用するのが望ましい。
銅化合物の添加量は、銅として20〜1000ppmと
なるようにすることが必要である。この添加量が2op
pm未満では添加効果が乏しく、一方、 +ooopp
mを超えると添加効果が飽和するばかりでなく1成形物
の外観を損ねたりする。
ナイロン46に銅化合物を含有させる方法は、特に限定
されず、ナイロン46の重合時に添加したり溶融成形前
にトライブレンドしたりする方法を採用することができ
る。なお、ナイロン46組成物の特性を損なわない範囲
で必要に応じて顔料1耐光剤、酸化防止剤、ガラス繊維
、タルクなどの強化材などを含有させることができる。
本発明のナイロン46組成物は、溶融成形工程を経て成
形物とされるものである。溶融状態においてナイロン4
6とトリアジン化合物とが反応し、共存する銅化合物と
の相乗効果によってナイロン46の溶融状態での熱安定
性が向上するのである。通常は1本発明のナイロン46
組成物を溶融成形機に供給し1320°C程度以下の溶
融温度で、滞留時間10分程度以下で混合し、引き続い
て一般的な方法に従って、押出成形、射出成形などによ
り成形物とすればよい。
〔実施例〕
次に本発明を実施例によりさらに具体的に説明する。
実施例1〜2.比較例1〜3 ナイロン6成分を5重量%共重合したナイロン46コボ
リマーのチップ(相対粘度3.8)に第1表に示す量の
トリアジン化合物;トリフエノキシS−トリアジン、沃
化第一銅および沃化第一銅の6倍量の沃化カリウムを予
めトライブレンド法によって添加した組成物を溶融紡糸
した。
エクストルーダー型溶融紡糸機を使用し、紡糸温度を3
00℃とし、吐出量的90g/分で、70孔の紡糸口金
を用いて紡出した。紡出糸条を紡糸口金直下に設けた長
さ15cm、雰囲気温度280℃の加熱筒を通過させた
後、横型吹付装置を用いて20°Cの空気を0.8m/
秒の速度で吹き付けて冷却し、非水油剤を付与した後、
 400 m/分の速度の引取ローラで引取った。引き
続いて、引取ローラと90℃の第1延伸ローラとの間で
1.03倍の予備延伸を与えた後1第1延伸ローラと1
80°Cの第2延伸ローラとの間で3,7倍の第1段延
伸を行い、さらに第2延伸ローラと250°Cの第3延
伸ローラとの間で第1表に示した全延伸倍率(最大延伸
倍率の92%)となるように第2段延伸を行い、弛緩率
3%で捲き取り、 420d/701の延伸糸を得た。
得られた延伸糸を長さ45ニのステンレス製枠に0、0
5g/dの張力で捲き、内温を180°Cに設定した回
転試料台付オーブン中で200時間処理し、熱処理前の
延伸糸(原糸)に対する強力保持率を求めて耐熱性を評
価した。延伸糸(原糸)の特性値および熱処理後の強力
保持率を第1表に示す。
なお1強挿度は川S L IOHに準じて測定した。
第 表 実施例3〜5.比較例4〜7 ナイロン46のホモポリマーチップ(相対粘度3.8)
に第2表に示す量のトリアジン化合物;トリフエノキシ
S−)リアジン、沃化第一銅および沃化第一銅の6倍量
の沃化カリウムを予めトライブレンド法によって添加し
た組成物を射出成形した。
チップを3オンス射出成形機に供給し、シリンダー温度
300°C1金型温度+20°C1射出圧力650kg
/cm2y保持圧力450 kg/ cm2.射出時間
5秒。
冷却時間10秒の条件で厚さI/8インチのダンベル型
試験片を成形した。成形状態が安定した1oショット以
降の試験片を用い1150℃のオープン中で時間を変え
て各条件20個ずつ熱処理し、各条件毎に引張り伸度が
半減するまでの時間(半減期)を求めた。熱処理前の試
験片の特性値などと熱処理による引張り伸度の半減期を
第2表に示す。
なお9強挿度はASTM D 83gに準じて測定した
第2表 (発明の効果) 本発明によれば、ナイロン46を溶融成形して成形物を
製造する際の溶融状態における熱安定性が向上し、溶融
成形による分子量低下がなく1強度特性などの優れた成
形物を得ることのできる溶融成形用ナイロン46組成物
が提供される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)相対粘度が2.8以上のナイロン46にトリアジ
    ン化合物0.1〜1.0重量%および銅化合物を銅とし
    て20〜1000ppm含有させた溶融成形用ナイロン
    46組成物。
JP2243456A 1990-09-12 1990-09-12 ナイロン46組成物 Pending JPH04122773A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2243456A JPH04122773A (ja) 1990-09-12 1990-09-12 ナイロン46組成物

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JPH04122773A true JPH04122773A (ja) 1992-04-23

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JP2243456A Pending JPH04122773A (ja) 1990-09-12 1990-09-12 ナイロン46組成物

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JP (1) JPH04122773A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100789482B1 (ko) * 2004-05-10 2007-12-31 이엠에스-케미에 아게 열가소성 폴리아미드 몰딩 조성물
JP2008508409A (ja) * 2004-08-04 2008-03-21 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 高分子ポリアミドの製造方法

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KR100789482B1 (ko) * 2004-05-10 2007-12-31 이엠에스-케미에 아게 열가소성 폴리아미드 몰딩 조성물
JP2008508409A (ja) * 2004-08-04 2008-03-21 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 高分子ポリアミドの製造方法

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