JPH04122708U - 湾曲面舗装用の締固め装置 - Google Patents

湾曲面舗装用の締固め装置

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JPH04122708U
JPH04122708U JP2887791U JP2887791U JPH04122708U JP H04122708 U JPH04122708 U JP H04122708U JP 2887791 U JP2887791 U JP 2887791U JP 2887791 U JP2887791 U JP 2887791U JP H04122708 U JPH04122708 U JP H04122708U
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亘 湯川
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日本道路株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 いかなる傾斜条件の所でも左右の車輪の転圧
面を正しく作用させ良好な仕上がり面を確保する。 【構成】 アンカー車5から繰出され、その繰出し量の
制御が可能なワイヤ9により支持された車体1に、左右
一対の車輪回動軸11を支点として傾動可能な支持フレ
ーム17に回転自在に支持され、駆動部21からの回転
動力が伝達される左右の車輪13,15を設け、前記車
輪回動軸11を支点として車輪13,15が傾斜する傾
斜角に対応して伸縮制御が可能で、かつ、それぞれ独立
して配設された油圧装置31の一端を前記支持フレーム
17側に、他端を車体1側にそれぞれに結合する一方、
左右の各車輪13,15の傾斜度を検出する検知センサ
S1,S2を設け、この検知センサS1,S2からの検
知信号に基づいて前記ワイヤ9の繰出し量を制御するこ
とを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は例えば、テストコースのように傾斜した湾曲面を転圧するのに適す る湾曲面舗装用の締固め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、傾斜した湾曲面を舗装する際には、例えばアスファルトフィニッシャで アスファルトを敷設した後に締固め装置を用いて締固めているもので、締固め装 置は、アンカー車から延長されたワイヤによって支持されたアンカー車と一緒に 並走しながら締固め作業を行なっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記した如く締固め装置は、アンカー車から延長されたワイヤによって支持さ れることで、傾斜面の転圧作業が可能となるが、これらのテストコース等の湾曲 面は、特殊な3次曲面を有するため、法尻部と法肩部の曲面の曲率半径が大きく 異なり、しかも進行方向に曲率半径が逐次変ることから、設計通りに正確な曲面 に転圧することはきわめて困難であった。特に、スチールローラは車輪が鉄製で あるため、車輪の転圧面がアスファルト混合物の敷均し面と完全に一致しない虞 れがあり、正確な舗装面を得ることことができない不具合があった。このために 、例えば、特開昭63−7405号公報記載の如く湾曲面に追従する転圧輪を備 えたものが公知となっている。
【0004】 しかしながら、前記公知のものは、リンク機構により、、湾曲面に対応して左 右の車輪が同じ量だけ同時に変位するタイプのため、例えば、平坦面から傾斜面 に続く緩和曲線区間において、一方の車輪が平坦面側に、他方の車輪が緩和曲線 区間側にかかる転圧条件の場合には、転圧角がそれぞれ異なるため、一方の車輪 は舗装面に対して正しく対応せず、良好な仕上面が得られない虞れがある。場合 によっては、その領域のみ別途仕上作業する必要があった。
【0005】 そこで、この考案にあってはいかなる転圧条件の場合でも正確な転圧作業が行 なえる湾曲面舗装用の締固め装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この考案にあっては、アンカー車から繰出され、 その繰出し量の制御が可能なワイヤにより支持された車体に、左右一対の車輪回 動軸を支点として傾動可能な支持フレームに回転自在に支持され、駆動部からの 回転動力が伝達される左右の車輪を設け、前記車輪回動軸を支点として車輪が傾 斜する傾斜角に対応して伸縮制御が可能で、かつ、それぞれ独立して配設された 油圧装置の一端を前記支持フレーム側に、他端を車体側にそれぞれに結合する一 方、左右の各車輪の傾斜度又は各車輪にかかる荷重を検出する検知センサを設け 、この検知センサからの検知信号に基づいて前記ワイヤの繰出し量を制御する。
【0007】
【作用】
かかる締固め装置によれば、独立して働く左右の油圧装置により左右の車輪は 、それぞれ独立した制御が可能となり、例えば傾斜面の異なる区間に左右の車輪 が位置しても各傾斜面に対応してそれぞれ正しく作用し良好な仕上面が得られる ようになる。
【0008】
【実施例】
以下、図1乃至図6の図面を参照しながらこの考案の一実施例を詳細に説明す る。
【0009】 図中1は締固め装置3の機体を示している。機体1は、締固め装置3と並走す るアンカー車5の油圧ウインチ7から繰り出されたワイヤ9によって支持され、 ワイヤ9は後述する検知センサS1,S2からの検知信号に基づいて繰出し量が 制御されるようになっている。
【0010】 機体1には車輪回動軸11を支点として傾動可能な左右一対の前方の車輪13 ,13と後方の車輪15,15がそれぞれ設けられている。
【0011】 前方の車輪13,13は図4,図5に示すように外周面が平らな転圧輪となっ ていて、支持フレーム17に軸支された車軸19を中心に回転可能となっており 、車軸19には支持フレーム17に装着セットされた油圧モータ等の駆動部21 からの回転動力が減速されて伝達されるようになっている。
【0012】 支持フレーム17の前後は、第1支持部材23,23により両端支持され、そ の支持部は図4において矢印方向に回動可能な前記車輪回動軸11となっている 。支持部となる前記車輪回動軸11は、車輪13の車軸19より下位に配置され ると共に車輪13の中心を通る車輪軸線a上に臨んでいる。
【0013】 第1支持部材23は、回転テーブル25に固着された第2支持部材27に対し てピン29を中心に左右(図4矢印方向)に回転自在に枢支されている。回転テ ーブル25は、縦軸線bを中心として回転自在に機体1に取り付けられ、ステア リング31によるステアリング操作によって回転し、所定の操舵角が得られるよ うになっている。
【0014】 また、第1支持部材23は、左右一対の油圧装置31,31によって前記車輪 回動軸11,11を支点として左右(図4矢印方向)に回動およびロック自在に 制御されるようになっている。
【0015】 油圧装置31は水平方向に伸縮可能なピストン31aとシリンダ31bとから 成り、ピストン31aは前記支持フレーム17から立上がる取付けブラケット3 3に、シリンダ31bは第1支持部材23から立上がる取付けブラケット35に それぞれ枢支されている。
【0016】 一方、後方の車輪15の油圧装置31にあっては図3に示すように上下方向に 伸縮可能なピストン31aとシリンダ31bとから成り、ピストン31aは支持 フレーム17から水平方向に延長された取付けブラケット37に、シリンダ31 bは機体1に固着された前後に長い強度メンバー39にそれぞれ枢支されている 。支持フレーム17は機体1に固着された取付部41に車輪回動軸11,11を 介して回動自在に枢支されている。
【0017】 なお、駆動部21については前方の車輪13と同一のため同一符号を符して説 明を省略する。
【0018】 油圧装置31は,第1,第2,第3,第4切換ポート部P1,P2,P3,P 4を備えた制御弁43を有し、第1切換ポート部P1は、シリンダ31bの第1 室31b−1に油圧ポンプ45からの油圧を送り込むことでピストン31aを伸 長させるよう機能する。第2切換ポート部P2は、シリンダ31bの第1,第2 室31b−1,31b−2をタンク47と連通させることで、車輪の傾きに対応 して第1,第2室31b−1,31b−2の油圧をタンク47へ逃しピストン3 1の伸縮を確保するよう機能する。第3切換ポート部P3は、油圧ポンプ45か らの油圧をタンク47へ戻し、シリンダ31bの第1,第2室31b−1,31 b−2の油圧の流れを止めることで、ピストン31aの動きを拘束してロック状 態を確保するよう機能する。第4切換ポート部P4は、油圧ポンプ45からの油 圧をシリンダ31bの第2室31b−2へ送り込むことでピストン31aを縮小 させるよう機能するもので、各切換ポート部P1,P2,P3,P4への切換は 手動操作によって制御される。
【0019】 なお、49は油圧ポンプ45からの圧力をタンク47へリリーフ弁を示してい る。
【0020】 一方、前後の車輪13,15の左右方向へ傾きを検知する検知センサS1,S 2は、油圧装置31に装着セットされ、ピストンのストロークを検知することで 、その検知信号が前記油圧ウインチ7を正転、逆転させるコントロールユニット (図示していない)に入力されるようになっている。これにより、油圧ウインチ 7は、検知センサS1,S2からの検知信号によって例えば、図1に示す如く、 左右の油圧装置31のストロークがL1<L2の場合には、ワイヤ9を繰出すよ う回転し、この回転はL1=L2となるまで続き、左右の車輪に偏った荷重が働 かないようになっている。
【0021】 このように構成された締固め装置3において、傾斜面上の機体1は、一緒に並 走するアンカー車5から繰出されたワイヤ9によって支持される。この場合、機 体1には傾斜角度θに比例して車体重量Wの分力Fが発生するが、ワイヤ9は車 輪13,15の傾きを検知する検知センサS1,S2からの検知信号によって油 圧ウインチ7は正転,逆転し、ワイヤ9の張力FaがFa=Fとなるよう制御さ れる結果、機体1には傾斜面に垂直な分力Pが作用し、機体1は通常の平坦地と 同条件の走行が可能となる。したがって、機体1の引張り過ぎがなくなり、片側 の車輪に偏った荷重が働くことがなくなる。
【0022】 一方、水平な平坦地領域αにあっては、制御弁43を第3切換ポート部P3と し油圧装置31をロック状態で使用する。また、湾曲面傾斜領域β、あるいは、 直線傾斜領域γにあっては制御面43を第2切換ポート部P2とし油圧装置31 をフリー状態で使用する。これにより、前方、後方の左右の車輪13,15は、 傾斜面に対応して正しく作用するようになる。
【0023】 なお、検知センサS1,S2は、傾きに対応して変化する左右の荷重により歪 みを検知して各車輪13,13,15,15の傾き度合いを検出するロードセル タイプであってもよい。
【0024】
【考案の効果】
以上、説明したように、この考案の締固め装置によれば、傾斜面の異なる領域 に対して左右の車輪を正確に作用させることができるため良好な仕上面が得られ るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案にかかる締固め装置全体の概要説明図
である。
【図2】締固め装置の側面図である。
【図3】締固め装置の背面図である。
【図4】締固め装置の正面図である。
【図5】締固め装置の前方の車輪側の概要平面図であ
る。
【図6】油圧回路図である。
【符号の説明】
1 車体(機体) 5 アンカー車 9 ワイヤ 11 車輪回動軸 13,15 車輪 17 支持フレーム 21 駆動部 31 油圧装置 S1,S2 検知センサ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンカー車から繰出され、その繰出し量
    の制御が可能なワイヤにより支持された車体に、左右一
    対の車輪回動軸を支点として傾動可能な支持フレームに
    回転自在に支持され、駆動部からの回転動力が伝達され
    る左右の車輪を設け、前記車輪回動軸を支点として車輪
    が傾斜する傾斜角に対応して伸縮制御が可能で、かつ、
    それぞれ独立して配設された油圧装置の一端を前記支持
    フレーム側に、他端を車体側にそれぞれに結合する一
    方、左右の各車輪の傾斜度又は各車輪にかかる荷重を検
    出する検知センサを設け、この検知センサからの検知信
    号に基づいて前記ワイヤの繰出し量を制御することを特
    徴とする湾曲面舗装用の締固め装置。
JP1991028877U 1991-04-24 1991-04-24 湾曲面舗装用の締固め装置 Expired - Lifetime JP2537271Y2 (ja)

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Citations (5)

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